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名誉隊長

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名誉隊長(めいよたいちょう)とは、

類似の職名・称号として名誉総隊長、名誉隊員がある(本項で解説)。

名誉総隊長[編集]

登山隊における名誉総隊長[編集]

競技や活動等で複数チームの混合部隊を編制する場合、名誉職としての総隊長として名誉総隊長を選出することがある。日本中国1983年中国共産党総書記 胡耀邦の訪日を記念し、その翌年に日中友好を目的とした日中登山隊による西チベットにあるナムナニ峰登山を計画した際、日本側から中国スポーツ担当相の李夢華に名誉総隊長就任を要請したことが当時報道されている[1]

名誉隊長[編集]

ロシア帝国陸軍における名誉隊長[編集]

ロシア帝国ではプロイセン王族で同帝国の軍人であったフリードリヒ・レオポルト・フォン・プロイセンロシア帝国陸軍リバリ歩兵第6連隊名誉隊長に就任していた。1904年にはフリードリヒ・レオポルドが名誉隊長として同連隊の極東作戦への出発に対し激励を行ったことが当時読売新聞で報じられている[2]

登山隊における名誉隊長[編集]

登山隊における隊長の呼称の一つ。日本では1988年に日本、中国、ネパールの友好を企図して計画されたエベレスト友好登山では、先発隊と後発隊が組まれ、日本側の名誉隊長に当時元運輸大臣であった橋本龍太郎が選出されている[3]。その他、"ヒラリー"の呼び名でも知られるニュージーランド出身の元登山家エドモンド・ヒラリー1952年スイス・エベレスト探検隊によるエベレスト登頂から40周年を迎える1992年にエベレスト登頂40周年記念隊を編成し、自身も名誉隊長としてエベレスト再登頂を目指したことが当時報道された[4]

自然保護レンジャーにおける名誉隊長[編集]

2004年東京都多摩地域伊豆諸島の自然保護を担う東京都レンジャーを組織[5]。2005年、山梨県が自然保護や環境教育を担う富士山レンジャーを組織したが、両レンジャー組織の発足時にはいずれも登山家の野口健が名誉隊長として就任し、隊員への激励の挨拶を行っている[5][6]

イベントのイメージキャラクターとしての名誉隊長及び名誉応援隊長[編集]

イベントや啓発行事のイメージキャラクターとして著名人に名誉隊長を委嘱することがある。民間では朝日新聞社が1999年に伊能忠敬に因んだ「伊能ウォーク」という催しを行った際、俳優の加藤剛が名誉隊長を務めたのが好例であり[7]、行政の催しでは福岡県福岡市福岡県警察中央警察署が2013年に上映された映画『G.I.ジョー バック2リベンジ』に合わせ、同作品に出演した韓国人俳優イ・ビョンホンに対し、防犯啓発のための官民合同組織NCC(No! Crime in Chuou)の名誉隊長を委嘱したのをはじめ[8]2014年には京都府井手町が年々課題となる人口減少問題に対応すべく、芸能事務所 吉本興業が進める芸人の地方定住により地域振興のための社会貢献事業「あなたの街に住みますプロジェクト」を利用し、月亭太遊に町の名誉応援隊長を委嘱。出前落語などで地域振興を図る方策を打ち出したことが知られる[9]

災害ボランティアチームや山岳救助隊における名誉隊長[編集]

和歌山県ではオフロードバイク愛好家らでつくる災害ボランティアのための特定非営利活動法人「和歌山レスキューサポートバイクネットワーク」(WRB)が田辺市出身の俳優 小西博之を名誉隊長として迎えている他[10]長野県南アルプス一帯で組織されている南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会では長年山岳救助隊の隊長を務めた人物の職名として名誉隊長を定めており、過去24年に渡り隊長を務め仲間から高い信頼を集めたとされる西村和美が就任している[11]

シャンパーニュ騎士団における名誉隊長[編集]

また、名誉隊長はフランスのシャンパーニュ騎士団が定める勲章の等級またはその称号  オフィシエ・ドヌールの日本語訳でもある(またの邦訳を名誉将校とも)。2014年にはコメディアン映画監督北野武ら3名が同騎士団から叙勲され、"名誉隊長"に叙任。メダルと証書を授与された[12]。なお、北野は翌年、同騎士団最高位の名誉侍従(シャンベラン・ドヌール)を受章している[13]

名誉隊員[編集]

森林警備隊における名誉隊員[編集]

米国連邦政府では芸能人を隊と称する機関の名誉隊員に起用し、啓発活動を行うことがある。一例として、米国森林局が2013年に元カリフォルニア州知事で俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーを森林警備名誉隊員に起用したことが挙げられる。米国における森林破壊は同国の深刻な課題の一つであり、カリフォルニア州知事時代に地球温暖化対策法に署名したほか、後に全米で採用された乗用車の燃料経済性基準を導入したことなどが評価されたという[14]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. 「名誉総隊長に中国スポーツ大臣 ナムナニ峰登山」『毎日新聞1984年6月25日東京朝刊22頁参照。
  2. 「普國親王の出軍」『読売新聞1904年4月3日朝刊2頁参照。
  3. 「後発隊、北ベースキャンプに」『読売新聞』1988年3月30日朝刊30頁参照。
  4. 「初登頂者のヒラリー卿が名誉隊長 エベレスト登頂40周年隊編成」『朝日新聞』1992年11月11日朝刊30頁参照。
  5. 5.0 5.1 「「都レンジャー」自然保護へ出島 父島や高尾山へ /東京」『朝日新聞』2004年7月9日朝刊東京版31頁参照。
  6. [「富士山レンジャー始動=山梨」『読売新聞』2005年7月3日東京朝刊山梨2版36頁参照。
  7. 「加藤剛さんら「歩測」を語る 映画「伊能忠敬」公開PR=北海道」『朝日新聞』2001年10月19日朝刊北海道2版28頁参照。
  8. 「イ・ビョンホンさん 名誉隊長 中央署 官民合同の防犯組織=福岡」『読売新聞』2013年6月3日西部朝刊31頁参照。
  9. 「井手町応援!月亭太遊さん 名誉隊長 「出前落語」に意欲=京都」『読売新聞』2014年11月27日大阪朝刊京セ2版30頁参照。
  10. 「バイクのサンタがやってくる あす田辺や白浜の児童福祉施設=和歌山」『読売新聞』2015年12月5日大阪朝刊セ和歌版31頁参照。
  11. 「[旬の人]南ア北部遭難対協5代目救助隊長 宮下健吾さん47歳=長野」『読売新聞』2015年12月5日東京朝刊長野版29頁参照。
  12. 「シャンパーニュ騎士団:北野武監督らを名誉隊長に任命 /東京」『毎日新聞』2014年5月23日地方版/東京22頁参照。
  13. 「世界のキタノ 最高称号 仏シャンパン団体 欧州外で初 「恥ずかしい」」『読売新聞』2015年6月13日東京夕刊14頁参照。
  14. シネマトゥデイウェブサイト「シュワちゃん、森林警備名誉隊員に」参照。

参照文献[編集]

報道資料[編集]

  • 『朝日新聞』1992年11月11日朝刊
  • 『朝日新聞』2001年10月19日朝刊北海道2版
  • 『朝日新聞』2004年7月9日朝刊東京版
  • 『毎日新聞』1984年6月25日東京朝刊
  • 『毎日新聞』2014年5月23日地方版/東京
  • 『読売新聞』1904年4月3日朝刊
  • 『読売新聞』2005年7月3日東京朝刊山梨2版
  • 『読売新聞』2013年6月3日西部朝刊
  • 『読売新聞』2014年11月27日大阪朝刊京セ2版
  • 『読売新聞』2015年6月13日東京夕刊
  • 『読売新聞』2015年12月5日大阪朝刊セ和歌版
  • 『読売新聞』2015年12月5日東京朝刊長野版

関連項目[編集]

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