名誉本部長
名誉本部長(めいよほんぶちょう)とは、本部と称する機関が定める名誉職の一つ。名誉役員の一種。
都道府県における名誉本部長[編集]
都道府県における名誉本部長としては宮崎県で、県と宮崎県経済農業協同組合連合会(JA宮崎経済連)がみやざきブランド推進本部を設立しており、名誉本部長には宮崎県知事が就任している。2014年3月1日には宮崎市内のホテルで、河野俊嗣を名誉本部長として「みやざき春の食まつり」を開催し、共催団体である宮崎県漁業協同組合連合会とともに地域振興・観光振興を行っている[1]。
市町村における名誉本部長[編集]
市町村における名誉本部長としては、杉並区が1959年当時区内で問題となっていた蚊やハエの駆除に市民と一体となって進めようと、区内各町会の町会長に持ち回りで名誉本部長への就任を依頼し、行政と地域がともに駆除活動が行った例がある[2]。また、東日本大震災の翌2012年、熊本県水俣市が東北の被災地の青少年を激励しようと、福島県いわき市の磐城軟式野球スポーツ少年団、宮城県石巻市の関小ガッツスポーツ少年団、岩手県陸前高田市の高田野球スポーツ少年団の3チームを招待し、市長の宮本勝彬を名誉本部長として「桜・湯根カップ 学童軟式野球大会」を開催している[3]。
公益法人における名誉本部長[編集]
公益法人でも名誉本部長が置かれることがある。主な例としては、公益財団法人日本体育協会が定める日本スポーツ少年団に名誉役員の職の一つとして、名誉本部長を定めており、同少年団の本部長から委員会に対し、同少年団の事業に顕著な功績のある人物を名誉本部長として推挙できる旨の規定を定めている[4]。
政治団体における名誉本部長[編集]
政治団体としては、山形県選出の衆議院議員であった加藤紘一の後援会長で酒田商工会議所元会頭で顧問、和嶋茂雄が1999年の統一地方選挙対策本部の名誉本部長に就任し、自由民主党の選挙動向などが当時報道されている[5]。
脚注[編集]
参照文献[編集]
報道資料[編集]
- 『朝日新聞』1999年3月25日朝刊山形版
- 『毎日新聞』1959年7月12日東京朝刊都内板
- 『読売新聞』2012年4月1日西部朝刊熊北版
- 『読売新聞』2014年3月2日西部朝刊宮崎版
- 日本体育協会ウェブサイト「日本スポーツ少年団設置規程 (PDF) 」
関連項目[編集]
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