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和歌山県

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和歌山県(わかやまけん)は、日本の近畿地方に位置する県。県庁所在地は和歌山市。

日本最大の半島である紀伊半島の南西側に位置し、県南部には大規模な山地を有する。

891,620

(推計人口、2023年10月1日)

概要[編集]

令制国では、紀伊半島の由来ともなった紀伊国の大半に当たる。和歌山とは「万葉集」(つまり和歌)に詠まれるほど風光明媚な「和歌の浦」からの豊臣秀吉の命名による。江戸時代は初期には浅野家、のちに御三家の紀伊徳川家の領地(和歌山藩)であった。附家老として田辺に安藤家、新宮に水野家を置いた。古くから「木の国」と謳われたほど山林が多く(中山間地域の比率が7割超)、紀伊水道や熊野灘を挟んで変化に富んだ海岸線が続く。また、このような深山幽谷の地形から高野山開基による仏教寺院や熊野三山などの神社信仰が発達しており、その一方で中世から近代にかけては紀ノ川沿岸を中心に全国から見ても大規模な都市が形成されていた。

和歌山市を中心とする県北部は阪神工業地帯に属し、沿岸部には製鉄所や石油製油所などの重化学工業が盛んであるが、太平洋ベルトから外れた立地条件の悪さや平地が少ないことと自然保護政策の一環で確保できる工業用地の貧弱さ、そしてそれによる機械工業の不振から大阪府や兵庫県の様な過密都市圏の工業と比べると生産量は至って少ない。その他、県全域で果樹栽培を中心とする農業が盛んで、特に県中部でのみかん栽培や御坊市を中心とする花卉栽培、田辺市を中心とする梅などの特産品があり、他に小規模であるものの水産業、林業が盛んで、各地でのブランド育成が進んでいる(詳細は下記経済の項を参照)。近畿地方では唯一、ここ40年間の国勢調査(1970年 - 2010年)で人口減となっている県であり、他の2府4県がいずれも15% - 40%の高い伸びとなっている中で顕著な特徴となっている。和歌山市では大阪圏などへのストロー現象が深刻で人口減少が続いている一方で、岩出市など諸都市のベッドタウンとして顕著な人口増を続けている都市も見られる。

地理・地域[編集]

  • 日本、近畿地方
  • 隣接都道府県:大阪府 - 奈良県 - 三重県 - 兵庫県 - 徳島県
  • 総面積は4726km2、このうち山地が3832km2で、総面積の約81%を占める。
  • 紀伊山地は、中央に大峰山脈が南北には連なり、奈良県との県境を紀和山脈(陣ヶ峰:1106m、護摩壇山:1372m、安堵山:1184m)を経て果無山脈に続き、それから分かれて竜門・長峰・白馬・虎が峰などの山脈が北から南へ並行し、さらのその南に大塔山 (1122m) を中心とする山塊が半島の南端近くまで迫っている。
  • JR西日本の紀勢本線(きのくに線)が海岸沿いを走り、和歌山線が紀の川沿いを東西に走る。紀勢本線にほぼ併走する形で、国道42号が紀伊半島を取り囲んでいる。
  • 東牟婁郡北山村の全域と新宮市のうち熊野川町玉置口・熊野川町嶋津が飛地で、三重県と奈良県にはさまれた場所にある。
  • 潮岬は本州の最南端に位置し、太平洋から瀬戸内海へと続く海に面する。中央構造線と並行する紀の川沿いの中規模な平野を除きそのほとんどが山であり、道路・鉄道は海岸線に沿って走る部分が多い。
  • 中部南部は奈良県、三重県へと繋がる山塊にあり、内陸に向けて標高は高くなる。
  • 大きい河川は紀の川が平野を流れる以外、有田川、日高川、富田川、日置川、古座川、熊野川のいずれもが山間を非常に蛇行して流れ、険しいV字谷を形成する。地形は南の方がより急峻になっている。
  • よく発達した照葉樹林に覆われ、崖地ですら森林が発達する。しかしその多くは伐採されて、人工林になっている。それでも人家周辺の二次林的なシイ林なども含めれば、自然林が残っている地域である。近年では、山林でシカ、農村部でアライグマなどの食害が目立ち始めている。
  • 海は特に南部では黒潮の影響が強く、串本付近ではサンゴ礁に近い状況の地域がある。また、チョウチョウウオのような熱帯に棲む魚も、南部沿岸部では釣れることがある。詳細については紀伊半島を参照のこと。


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