名誉相談役
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名誉相談役(めいよそうだんやく)とは企業及び財団、その他の法人・社団の栄誉職または称号。名誉役員の職名の一つ。相談役を退いた者などが就任する職名。或いは法人等の役員の役職名としても用いられる。
名誉相談役[編集]
企業における名誉相談役[編集]
日本ラグビーフットボール協会などのスポーツ団体、電通をはじめ、ナムコ、バンダイナムコゲームス、マツダなどの企業、平河総合戦略研究所などの研究団体などに設置例がある。 大正・昭和期の実業家で三井総領家第11代当主 三井八郎右衛門 (第16代)が三井不動産の名誉相談役を務めているのをはじめ[1]、三菱倉庫の松村正直[2]、電通の成田豊[3]、イオンの二木英徳らが就任している[4]。名誉職であるため、会社の実務に携わらないものの、財界人として社会的に発言する機会も多々見られる。一例として、2016年6月23日のイギリスの欧州連合離脱是非を問う国民投票で、イギリスのEU離脱が決定的となったことを受け、日立製作所名誉相談役の川村隆が懸念を表明したことはその例である[5]。
名誉アドバイザー[編集]
各種団体における名誉アドバイザー[編集]
名誉相談役と類似した職名として、名誉アドバイザーがある。明治期から昭和期にかけての銀行家で元住友信託銀行会長 今村幸男が関西日英協会の名誉アドバイザーを務めていたのはその例である[6]。
脚注[編集]
- ↑ 日外アソシエーツ編集部編『20世紀日本人名事典そ~わ』(日外アソシエーツ、2004年) 2424頁参照。
- ↑ 「松村正直氏(三菱倉庫名誉相談役、元社長)死去」『読売新聞』2009年7月20日東京朝刊38頁参照。
- ↑ 電通の成田豊は2002年に会長、2004年から最高顧問に就任し、2010年からは実権のない名誉相談役となっている。「成田豊氏死去 元電通社長」『読売新聞』2011年11月21日東京夕刊14頁参照。
- ↑ なお、二木英徳は2016年11月、川西市の彫刻家 サブロウ・コスギ(小杉三朗)制作の千姫の座像を姫路市に寄贈したことが当時報道され、姫路城西の丸化粧櫓に展示が決まったことが話題となった。「西の丸に千姫座像 川西の彫刻家制作 イオン名誉相談役贈る=阪神」『読売新聞』2016年11月8日大阪朝刊阪神版29頁参照。
- ↑ 「英「EU離脱」多数 「潰れる日本企業も」川村隆・日立名誉相談役」『読売新聞』2016年6月25日東京朝刊8頁参照。
- ↑ 日外アソシエーツ編集部編『20世紀日本人名事典あ~せ』(日外アソシエーツ、2004年)325頁参照。
参照文献[編集]
文献資料[編集]
- 日外アソシエーツ編集部編『20世紀日本人名事典あ~せ』(日外アソシエーツ、2004年) ISBN 4816918531
- 日外アソシエーツ編集部編『20世紀日本人名事典そ~わ』(日外アソシエーツ、2004年) ISBN 4816918531
報道資料[編集]
- 『読売新聞』2009年7月20日東京朝刊
- 『読売新聞』2011年11月21日東京夕刊
- 『読売新聞』2016年6月25日東京朝刊
- 『読売新聞』2016年11月8日大阪朝刊阪神版
関連項目[編集]
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