東宝特撮映画の怪獣対策組織
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東宝特撮映画の怪獣対策組織(とうほうとくさつえいがのかいじゅうたいさくそしき)では、東宝製作の特撮映画に登場する怪獣対策を行う組織全般について述べる。
本項では、ゴジラシリーズに登場する組織を中心に解説する。
概説[編集]
『ゴジラ』を初めとする東宝怪獣映画群では、もともと怪獣を迎撃する組織が自衛隊以外の名称で登場することも少なくない。撮影にあたっては自衛隊の協力を得て実際の兵器の稼働シーンなどが撮影されているほか、東宝特撮映画独自の架空兵器も登場している。
「東宝自衛隊」[編集]
東宝特撮映画に登場する怪獣対策組織全般を指してこのように呼称されることがある。これはファンなどの間で使われるものであり正式名称ではないものの、この呼称が使用された例としては1991年に『宇宙船』でwaveのプラモデルを取り上げて「プラモデルで味わう東宝自衛隊AFV(戦闘車両)コレクション」の見出しで特集したり[1]、『モデルグラフィックス』136号 1996年3月号P.154において「戦え!平成東宝自衛隊」の見出しで特集が組まれたほか、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』に登場した自衛隊の装備をレジンシェフとうけけ団がレジンキャストキットとして商品化した「東宝自衛隊 L作戦セットA」[2]、「同 L作戦セットB」[3]、ゼネラルプロダクツがペーパークラフトとして商品化した「東宝自衛隊 メーザー殺獣光線車」などがある[4]。
防衛隊[編集]
『ゴジラ』(1954年)から『メカゴジラの逆襲』までの15作品で、およそ半数に登場する組織。
自衛隊法が発効されたのは第1作『ゴジラ』公開の1954年であり、制作当時はまだ自衛隊が存在しておらず、前身の保安隊だった。そのためにこの名称を使ったとみられ、第1作目では自衛隊ではなく海上保安庁がクレジットされている。以降、1970年代までの東宝SF映画では、日本の軍事組織として防衛隊もしくは防衛軍(後述)という名称で登場することもあった。防衛隊で使用される兵器は、ほとんど現実の自衛隊の装備そのままで、例外は24連装ロケット砲車(通称「ポンポン砲」)程度。架空兵器が登場するのは、主にAサイクル光線車のような必殺兵器や特殊潜航艇さつまのようにストーリー上の必然性がある場合のみに限られる。
自衛隊[編集]
日本に実在する現実の防衛(軍事)組織。前節のとおり1970年代までの東宝SF映画の多くは防衛隊等の架空の組織で登場していたが、『空の大怪獣ラドン』『大怪獣バラン』『モスラ』『キングコング対ゴジラ』『海底軍艦』『宇宙大怪獣ドゴラ』『フランケンシュタイン対地底怪獣』『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』『キングコングの逆襲』『ゴジラ対ヘドラ』などの作品では、劇中の呼称・脚本の表記・兵器の機体に書かれた文字は「自衛隊」となっていた。『ゴジラ』(1984年)以降のシリーズでは、一貫して自衛隊の名称で登場する。当初、防衛庁側の対応は広報映像を提供するなど小規模な協力だったが、同庁の広報課で対外広報を行っていた潮匡人によれば、1992年ごろからゴジラ映画に対して組織的な協力体制がスタートしたという[5]。
- 兵器
- 架空兵器が登場する割合は高く、メーサー戦車、自走高射メーサー砲、メーサー攻撃機など主力兵器が軒並み架空兵器に置き換わっている。これらの兵器のサイズは設定上実在兵器の倍近くあり、実在兵器も登場するがあまり目立たないものとなっている。1984年版『ゴジラ』では、対艦ミサイルの直撃でもゴジラにダメージすら与えられない。同作ではハイパワーレーザー車の操縦席がフロントガラス越しに映るカットがあるが、メーサー車のコクピット内の描写がされたのは『ゴジラvsデストロイア』が初めて。一方、『シン・ゴジラ』では、現実に自衛隊が配備・運用している装備がそのままの状態で作品に登場しており、SF的な性能を持つ架空兵器は登場しない。
- vsシリーズで特徴的な架空兵器としては、スーパーXシリーズがある。
- 組織
- 1984年版『ゴジラ』では、シリーズで初めてゴジラの名を冠したゴジラ非常緊急対策本部が登場して防衛庁長官や統合幕僚会議議長(いずれも当時の名称)などが参加する。この対策本部は首相官邸地下に設置されており、ゴジラ迎撃に出動したスーパーXも含め、基本的には核戦争や災害対策の備えをゴジラ対策に応用した形となっている。
- 続く『ゴジラvsビオランテ』では、常設の組織として国土庁に特殊災害研究会議Gルームが、防衛庁に特殊戦略作戦室が設立される。特殊災害研究会議には陸上幕僚監部調査部から人員が出向しており、ゴジラ出現後の迎撃作戦や情報統制では防衛庁が主体的に活動している。なお、特殊戦略作戦室では「特佐」なる架空の階級も使われている。
- その後の作品では、『ゴジラvsキングギドラ』では内閣安全保障室Gルーム、『ゴジラvsモスラ』では国家環境計画局Gルームが登場するが、いずれも防衛庁長官や幕僚などが登場し、そのまま自衛隊の指揮所のような扱いとなっている。
- 『ゴジラ2000 ミレニアム』では、詳細は明らかではないが、ゴジラと交戦経験が複数回あることが語られている[6]。
- 『シン・ゴジラ』では、最初の巨大不明生物(=ゴジラ)の上陸後に、各省庁等から人材を集めた「巨大不明生物特設災害対策本部(通称:巨災対)」が緊急的に設置された。巨災対の事務局長は内閣官房副長官(後に内閣府特命担当大臣)が当てられ、防衛省(自衛隊)を含む各省庁の官僚や学者が参加した。直接的な巨大不明生物対策(対ゴジラ作戦)では自衛隊が中心に作戦立案・実働が行われたが、巨災対は作戦の立案のみならず、科学研究・国民保護・政治面や外交面での政策立案や調整など広範囲にわたり活躍した。なお、実際の自衛隊の運用は、タバ作戦の場合は総理大臣→防衛大臣→統合幕僚長→統合任務部隊指揮官→タバ戦闘団長といった指揮系統で行われており、総理大臣・防衛大臣・統合幕僚長は首相官邸の会議室で、統合任務部隊指揮官は東京都練馬区の朝霞駐屯地で、タバ戦闘団長は多摩川河川敷の前方指揮所で指揮を執っている。ただし、ヤシオリ作戦では政治判断が必要になる場合に備えて、巨災対のトップが現地の指揮所まで出向いている。
- ゴジラに対する警戒
-
- 『ゴジラvsビオランテ』では、監督した大森一樹の発案で、早期ガン発見段階を元にしたゴジラ警戒態勢が設定されている。
- 第一種警戒態勢:G(ゴジラ)の活動が物理的以外の科学、地質、気象、精神などいかなる点でも1つ確認された場合。
- 第二種警戒態勢:Gの活動が声、動きなど物理的に確認された場合。
- 第三種警戒態勢:Gが出現した場合。
- 第四種警戒態勢:Gが日本の特定地域に上陸することが確実とされた場合。
- 『シン・ゴジラ』では、相模湾からの再上陸時には全国瞬時警報システム(Jアラート)や緊急情報ネットワークシステム(Em-Net)など既存の危機管理システムを利用して緊急情報を発信した。なお、鎌倉市全域に発令されたJアラートでは有事関連情報(国民保護に関する情報)のサイレン音で警報が流している。
- 『ゴジラvsビオランテ』では、監督した大森一樹の発案で、早期ガン発見段階を元にしたゴジラ警戒態勢が設定されている。
国連G対策センター[編集]
1992年、たび重なるゴジラの脅威から世界を解放するために発足[7]。本部は茨城県つくば市、筑波山のふもとに設置され、世界中の軍隊、科学者の英知がゴジラに対する対策や対応をすべて担っている。『ゴジラvsスペースゴジラ』ではG対策協議会、『ゴジラvsデストロイア』ではGサミットが開かれ、外部の専門家を集めて対策会議を行っている。
『ゴジラvsビオランテ』での日本政府のゴジラに対する警戒態勢レベルはそのまま引き継いでいるようである。
撮影はつくば文化会館アルスと東京工科大学八王子キャンパスの「研究棟A」で行われた。
名前 | 国籍 | 役職 |
---|---|---|
瀬川隆之 | 日本 | 元・防衛庁長官 国連G対策センター初代長官 |
国友満 | 国連G対策センター2代目長官 Gサミット議長 | |
加藤道也 | 長官秘書官 | |
レオ・アシモフ | アメリカ | ロボット工学博士 メカゴジラ開発チーム主任 |
アレキサンダー・マミーロフ | ロシア | ロボット工学博士 MOGERA開発チーム(Mプロジェクト班)主任 |
エリック・グールド | アメリカ | G対策協議会国連代表 |
フランク・レイノルズ | G対策協議会アメリカ代表 | |
マービン | 原子力エネルギー学者 Gサミットアメリカチーム | |
大久保晋 | 日本 | 進化生物学博士 G対策協議会メンバー |
権藤千夏 | G研究所生物工学教授 | |
三枝未希 | 超能力者 サイキックセンター主任 | |
小沢芽留 | 超能力者 Gサミット・アメリカ情報官 | |
山根健吉 | 東都大学生 Gサミット・オブザーバー | |
上田 | 内閣調査室室長 Gサミットメンバー | |
中村 | 生物学者 Gサミットメンバー | |
野村 | 科学技術庁審議官 Gサミットメンバー |
Gフォース[編集]
英語表記はG-Force。国連G対策センターに所属するゴジラ迎撃専門組織[8]。世界中から若く有能な人物を集めて組織された、ゴジラ抹殺を最大の目的とする精鋭部隊である[8]。
名前 | 階級 | 国籍 | 配属 |
---|---|---|---|
麻生孝昭 | 大佐 | 日本 | 陸上自衛隊出身 Gフォース司令官 |
兵藤巌 | 中佐 | スーパーXシリーズ開発チーム出身 Gフォース兵器開発主任→Gフォース副司令官 | |
加賀隆文 | |||
トム・小沢民生 | 少佐 | 日本系アメリカ | 戦闘指令室副官(空軍担当) |
加賀高之 | 日本 | 戦闘指令室副官(陸軍担当) | |
サミュエル・スコット | アメリカ | 戦闘指令室副官(海軍担当) | |
ジョン・コナー | |||
結城晃 | 日本 | 陸上自衛隊出身 MOGERA隊指揮官 | |
佐々木拓也 | 大尉 | 航空自衛隊出身 メカゴジラ隊隊長、パイロット | |
大川原隆 | 中尉 | 特殊部隊隊長 | |
鈴木勇三 | MOGERA隊セカンドチーム、スターファルコンテストパイロット | ||
藤田守 | 少尉 | 司令官副官 | |
キャサリン・バーガー | アメリカ | USエアフォース出身 メカゴジラ隊コ・パイロット兼オペレーター | |
ソニー・スコット | |||
マリサ・ロール | |||
リサ・ロバーツ | 指令室要員 | ||
手塚昌明 | 日本 | ||
唐木田明 | |||
坂野芳子 | |||
木村 | |||
村田 | |||
若月正人 | |||
曽根崎淳 | 航空自衛隊出身 メカゴジラ隊ガンナー | ||
新城功二 | MOGERA隊パイロット兼ガンナー | ||
佐藤清志 | MOGERA隊コーパイロット | ||
大野秀樹 | MOGERA隊セカンドチーム、スターファルコンテストパイロット | ||
上原誠 | |||
川北 | 特殊部隊副隊長 | ||
本多四郎 | |||
小田数郎 | |||
福田純二 | |||
橋本京香 | |||
有川香 | |||
大森恵理 | |||
唐沢 | |||
高山 | |||
日高 | |||
永原 | |||
惟原 | |||
三村 | |||
ジョニー・オーエン | イギリス | メカゴジラ非常勤メンテナンス要員 | |
アンディ・ジョンソン | フランス | ガルーダパイロット | |
青木一馬 | 准尉 | 日本 | ガルーダチーム所属ロボット技師 メカゴジラ2代目メンテナンス要員 |
今井博司 | メカゴジラチーム所属ロボット技師 メカゴジラ3代目メンテナンス要員 | ||
中野 | 曹長 | 特殊部隊隊員 | |
円谷英夫 | 軍曹 |
- 施設
- 本部施設および司令部は上部組織であるG対策センター敷地内にあり、固有の支部基地はない。
- 地上部分には隊員達の個室や、武道場といったスポーツセンター、座学講座のためのブリーフィングルーム、食堂、職員用の駐車場、管理施設といった設備があり、ゴジラ対戦訓練のための実戦シミュレーションルーム、回転コクピットボックス、さらに長官の部屋、作戦会議室、部隊長室がある[9]。
- 地下には対ゴジラ用戦闘マシンの複数のメインドック(ドック中には連絡シャトルや移動機能の付いた司令車がある)、サブドックにベビーゴジラ飼育・管理用の室内庭園を設置する場面もある。そして対ゴジラ作戦時に幹部やG対策センター長官らが集い指揮を執る戦闘司令室が置かれている。
- 司令室のモニターには、地球上のあらゆる場所でもゴジラを探知する「ゴジラ・サーチ・システム」が搭載され、表示される映像は探査衛星から発信されるリアルタイム立体ホログラフである[9]。これらのシステムは、『ゴジラvsモスラ』で国家環境計画局が試験運用していたシステムの正式採用型とされる[9]。
装備[編集]
- 隊員装備
- 本部施設内において一般隊員は、赤いパイロットスカーフ[7]やネクタイ付き[11]のグレーの制服、幹部は黒い高官用の軍服を着用し、式典時に前者は赤いベレー帽、後者は将官クラス用の帽子を被る。本部施設外では、一般隊員はTシャツなどの動きやすい軽装で、活動する際に黒いフライングジャケット・CWU-36/Pを羽織り、シンボルマークが刺繍された黒いスコードロンキャップも被る場合がある。
- 特殊兵器に搭乗し任務にあたる際には、戦闘服としてモスグリーンのフライトスーツ・CWU-27/Pを着込み、その上にパラシュートハーネスや耐Gスーツを装着し、戦闘用ヘルメット[注釈 2]を被る。
- 『ゴジラvsスペースゴジラ』では、隊員ではないものの、三枝未希と権藤千夏がそれぞれ黄色、赤を基調としたフード付きのバトルスーツを着用し[11]、バトルエリアへ向かう。
- 火器の使用はさほど多くなく、キャリコM110のカスタムモデルや、ベレッタM92FS、コルトAR15、TDS M72 LAW が『ゴジラvsスペースゴジラ』に登場する。
- 超兵器
- Gフォース潜水艦[10]
- 前線でゴジラに直接戦いを挑むGフォースの最大の戦力はガルーダ、メカゴジラ(これらは『ゴジラvsメカゴジラ』で使用)、MOGERA(『ゴジラvsスペースゴジラ』で使用)といった対ゴジラ用戦闘マシンである。メカゴジラと MOGERA はメカキングギドラのオーバーテクノロジーを応用した超大型ロボット兵器であり、書籍『ゴジラvsGフォース』において、アメリカがメカゴジラ、ロシアが MOGERA をそれぞれ建造した可能性が指摘される。
- 自衛隊から配備された兵器(92式メーサー戦車など)[8]や、Gフォースに参加・協力する国家から提供された戦車、戦闘機、護衛艦などの兵器群もある。塗装やエンブレムがGフォース仕様となっている。
- また、ゲーム『ゴジラ 列島震撼』では、日本国内に天つ風航空基地、野分航空基地(主に東日本を管轄)や群雲航空基地、時雨航空基地(おもに西日本を管轄)などの独自(オリジナル)の空軍基地、航空母艦「ゆうぎり」などを保有していることになっている[注釈 3]。「ゆうぎり」の艦載機はF-15となっている。
- 劇中での活躍
- デビュー戦『ゴジラvsメカゴジラ』では一度はゴジラを活動停止に追い込むもラドンの力を借り復活したゴジラにメカゴジラならびにガルーダを破壊され、『ゴジラvsスペースゴジラ』ではスペースゴジラ撃滅が優先されて肝心のゴジラとはまともに戦えず、最終登場作『ゴジラvsデストロイア』では、Gフォースの装備ではゴジラの核爆発を誘発する危険性があったため満足な迎撃もできないまま自衛隊に対ゴジラ防衛の全てをゆだねる結果になっており、デストロイアにとどめを刺すのも結局は自衛隊となっている。
- 福岡の戦闘で MOGERA が失われたあとに組織がある程度、縮小されたらしく、翌年のゴジラの体内炉心暴走という事態に対しては実質自衛隊に一任する。また、対G用海底軍艦建造計画も存在するも、縮小の際に白紙に戻されたもようである[要出典]。
- 漫画版の『ゴジラVSデストロイア』ではオキシジェン・デストロイヤーを再現するために、オキシジェン・デストロイヤーが使用された海底の泥を回収して基地で研究していた最中に誕生させてしまったデストロイアに襲われて壊滅する。
- アトラクション用の3D映画作品として制作された『怪獣プラネットゴジラ』にもGフォースが登場し、緑の惑星からワープして東京駅に出現したゴジラを、F-15・61式戦車・74式戦車・92式メーサー戦車・93式自走高射メーサー砲・ミサイル車が迎え撃つ(ただし、メーサー兵器は光線を撃たない)。
CCI(危機管理情報局)[編集]
『ゴジラ2000 ミレニアム』に登場する、内閣府内閣官房安全保障室直属の組織。局長は内閣官房副長官の片桐光男。
1998年に設立[15]。迅速で、独自の決裁権の行使でき[15]、日本国の内外で発生する、さまざまな危機[注釈 4]に対応する。本部は東京都霞が関1丁目の官庁街にある。
CCIとは、“Crisis Control Intelligence”の略[15]。
- CCI ゴジラ警戒体制[16]
- レベル1:ゴジラの確認。Gセンサーがゴジラを捕捉。
- レベル2:ゴジラの目視、目撃。
- レベル3:ゴジラの日本本土への上陸。
- 劇中での活躍
- 根室へのゴジラ上陸の際は、濃霧により自衛隊の出動が行われていない。その後、ゴジラの東海村上陸を察知し、それを阻むべく行動を開始する。対ゴジラ用に開発したフルメタルミサイルにより、東海発電所へのゴジラの進行阻止、および撃滅を図るが、突如飛来した巨大UFOによりゴジラが撃退されたため、結果的に発電所の防衛には成功するもののゴジラ撃滅は失敗に終わる。その後、地球侵略の意思を露わにした巨大UFOに対し、対ゴジラ用に開発されていたブラスト・ボムでの爆破を試みるが全く通用していない。巨大UFO及び搭乗者であったミレニアン=オルガはゴジラに倒されるが、なおも暴れ続けたゴジラにより片桐が殉職している。
特別G対策本部[編集]
『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』に登場する、日本独自のゴジラ対策機関。通称特G対。A.G.D.HQ(Anti Godzilla Defense HeadQuarters)とも呼ばれる。
1996年の首都・大阪への襲撃を機に、ゴジラ災害に対処するため1997年に防衛庁内に組織された[17][注釈 5]。クリーンエネルギー・ファクトリーの要職にあった杉浦基彦が本部長を務める。
- 組織構成
- 特G対はゴジラの行方を常に探索している「S1 (Search)」、生物としてのゴジラを研究している「S2 (Study)」、ゴジラ上陸時の避難誘導をシミュレーションしている「S3 (Shelter)」、対ゴジラ戦闘部門である「Gグラスパー」の4部門によって構成されている[18]。
- 施設
- 東京府湾岸部にある陸上自衛隊芝浦分屯地の施設の地下にある[18]。4年前まで物置だった地上の昭和初期風の古い建物は、地下本部とエレベーターで繋がる出入り口として機能し、地下に大型モニターと各部門が勤務する司令室のほか、科学班第一研究室、トレーニングルーム、医務室などが劇中で確認されている。
Gグラスパー[編集]
英語表記はG-GRASPER[注釈 6]。特G対所属の対ゴジラ戦闘部隊[17]。隊長の辻森桐子三佐以下、各自衛隊から志願、選抜された5名という少数精鋭で[17]、ゴジラの捜索・情報収集・侵攻阻止・撃退を実施する。
- 隊員装備
- 5名の隊員は、グレーのシャツとブルーのズボンとベストからなるユニフォームとネクタイを常時着用。グリフォン搭乗時にはブルーのパイロットスーツに着替えて、放射能耐久表示機付きのベストと、バイザー付きで放射線防護マスクも装着可能な白い戦闘用ヘルメット[17]、さらに専用の信号銃を装備する[17]。対ゴジラ任務以外で外部に赴く際には、黒のジャケットをユニフォームの上に羽織り、グリフォンのシルエットが刺繍されたキャップを被る。桐子が大阪でのG対策会議に参加した際には自衛官の制服を着用している[注釈 7]。
- 兵器・メカニック
- 万能戦闘機グリフォンや、ゴジラ自動追尾装置・SGS、そして新たに開発された対Gマイクロブラックホール砲「ディメンション・タイド」といった戦力を駆使し対ゴジラ作戦に挑む。また、外部に赴く際にはブルーの専用ワゴンも使用する。それ以外の兵器は所有していないが、奇岩島での「G消滅作戦」時には航空自衛隊のF-15編隊が参加している。
- 劇中での活躍
- ディメンション・タイドの開発には成功するが、その実験の際に生じた時空の歪みにより、現代にメガニューラが侵入する原因を作ってしまう。
- ゴジラとメガニューラの戦いの場の調査中に遭遇したゴジラに発信機を打ち込むことに成功する。対ゴジラ用に結成された組織だが、メガヌロンによって渋谷が水没した際はその調査も行っている。
- 奇岩島にゴジラを誘導し、ディメンション・タイドによる消滅を図る「G消滅作戦」を展開するが、ディメンション・タイドは調整不足により命中せずに終わる。その後お台場に上陸したゴジラに対し、再びディメンション・タイドでの攻撃を試みるが、メガギラスの出現、およびそれに伴う超高周波によりディメンション・タイドが故障、現場でゴジラの誘導にあたっていたグリフォンも不時着するに至る。最終的にディメンション・タイド、グリフォン共に復旧に成功。桐子の捨て身の作戦によりディメンション・タイドをゴジラに向けて発射することに成功し、ゴジラは消滅する。しかし、その後ゴジラの生存を示唆する情報を得て、再びゴジラ打倒に乗り出そうとする。
防衛軍[編集]
『怪獣総進撃』、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』に登場。ここでは『大怪獣総攻撃』の防衛軍について述べる。
- 自衛隊との相違点
- 劇中の日本にも現実世界と同様に平和憲法があり、日本とアメリカの間に日米安全保障条約ならぬ「日米平和条約」が結ばれており、さらに、出動するには閣議を開かなければならない。これらのことより、防衛軍は自衛隊とほぼ同じ位置づけのようである。
- ただし、現実世界では日本の戦闘機は配備されていない厚木基地から防衛空軍の戦闘機が出撃したり、准将という自衛隊には相当する階級の無い階級が使用されているように現実とは多少異なる。また、極力自衛隊の兵器を使用せず架空の兵器を登場させている。ただし、メーサーのようなオーバーテクノロジーを用いたものではなく、現実世界と同レベルの技術に基くものとなっている。
- 1954年、初のゴジラ襲撃時にはその火力をもってゴジラを撃滅したと世間には公表されているが、実際は有効なダメージを与えることはできておらず、最終的に「未知の毒化合物」によってゴジラは倒された。この事実が世間に知られれば防衛軍そのものの不要論へとつながってしまうため、ゴジラに対して無力だった過去は上層部の一部の人間しか知らない。
- 構成
- 陸海空の三部隊に分かれており、陸上部隊の防衛陸軍、海上部隊の防衛海軍、航空部隊の防衛空軍からなる。防衛空軍は厚木にF-7Jの基地がある。
- 各軍の兵器
- 防衛陸軍は推進式削岩弾D-03とその発射機大鵬が主力兵器である。それ以外の戦闘車両は現実の陸上自衛隊同様に、90式戦車や82式指揮通信車等も有している。防衛海軍は巡洋艦「DDH-147あいづ」「DDH-148あこう」、特殊潜航艇「さつま」を劇中で使用している。防衛空軍は戦闘爆撃機F-7Jを使用している。
- 対ゴジラ戦
- 世界最高水準の装備を保有していると推定される防衛軍だがゴジラには全く歯が立たなかった。当初は空軍の三雲勝将中将がゴジラ要撃司令官に任命され、指揮を執るが、防衛軍の先陣を切ってゴジラに誘導弾攻撃を加えるたF-7J編隊が全滅した後、三雲が軽い錯乱状態に陥ったため、実質的な指揮官は海軍の立花泰三准将に移り、巡洋艦「あいづ」に座乗し前線で陣頭指揮を執ることとなる。
- 横浜を首都防衛ラインと決め、モスラやギドラと共闘しようとしたが、D-03弾がゴジラに全く効かず陸上部隊が壊滅率90%以上という破滅的状況になったばかりか、横浜港に待機していた「あこう」がゴジラの熱線の直撃を受け爆破される。その巻き添えを受け「あいづ」も被弾する。その後立花自ら「さつま」でゴジラの体内に突入するという特攻まがいの攻撃を行い辛勝する。
特生自衛隊[編集]
『ゴジラ×メカゴジラ』および『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』に登場。
自衛隊の中でも対特殊生物戦闘専門の部隊として陸海空三軍とならぶ第4の部隊。「特生」とは「対特殊生物」の略称で、正式名称は「対特殊生物自衛隊」。劇中では「特自」とも呼ばれる。英文略記号は「JXSDF (Japan Counter-Xenomorph Self Defence Force)」。1966年、陸上自衛隊に66式メーサー殺獣光線車が配備され、ガイラ戦に投入された際、その高性能が専守防衛を超えているとの懸念が広がったため、メーサー殺獣光線車を運用する専門の部隊として結成された。このため特生自衛隊の有する戦力は、通常の防衛出動(軍事攻撃に対する戦闘)には使用できないことになっているが、逆に陸海空の支援を受けることは可能。自衛隊という名称によるリアリティとフィクション性をうまく組み合わせた組織といえる。
当初は司令部拠点を千葉県にある習志野駐屯地に置いていたが、3式機龍 (Type-3 Multi Purpose Fighting System) 完成後は東京都郊外の八王子駐屯地[注釈 8]に司令部を移転した。
- 兵器と部隊編制
- 隊員数は1999年時は4,072名、2004年時は4,068名で、主力兵器はメーサー殺獣光線車、73式小型車、3式機龍および専用輸送機「しらさぎ」など。実働部隊は「第一機動団」(特定の管轄区を持たずに機動的に出動する)のみであり、メーサー殺獣光線車を運用する第1メーサー群(第1 - 4メーサー隊で構成)、機龍を運用する機龍隊/第1機龍隊、ゴジラの動向に対する早期警戒を任務とする分析中隊、その他各種支援部隊が組織されている[21]。
- 特殊研究本部
- 『東京SOS』のラストシーンに登場。特生自衛隊の極秘機関。A2・DNA貯蔵庫にゴジラ、カメーバ、ガニメ、サンダ、ガイラ等の細胞からDNAを採取し培養し保管する[22]。
機龍隊/第1機龍隊[編集]
2003年2月に完成した3式機龍を運用するために、隊長である富樫三佐以下、特生自衛隊の選りすぐりの隊員たちで結成されたオペレーションチーム。AC-3しらさぎに乗って機龍の搬送及び操縦を行うことを使命とする。『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』では名称が「第1機龍隊」となっているが、第2以降の機龍隊は劇中では確認されていない。
- 訓練時に歌っている「機龍隊の歌」は、実際に自衛隊で歌われているものの替え歌となっており、指導を担当した自衛隊隊員からの提案で取り入れられた[23]。
- 隊員装備
- 隊員たちは駐屯地内では、制服としてつなぎを着用。上に黒いフライングジャケットを羽織り、機龍隊の刺繍が施されたスコードロンキャップを被ることもある。この制服は機龍整備班の整備士たちも着用している。
- 出動時には、暗めのグレーと黒色で配色された革製のパイロットスーツを着込み、この上に黒色の各プロテクターや専用の戦闘用ヘルメットを装着する[24]。
- 『東京SOS』では、中條義人が防護服を着用している[25][注釈 9]。
- 銃器類の装備は、家城茜が機龍のメンテナンスブースに入る際に使用したダーツ付きの強靭なワイヤーを発射するスピアガン[24]のみが確認されている。
地球防衛軍[編集]
『ゴジラ FINAL WARS』に登場(英語名:Earth Defence Force。略称:EDF)。
近未来「20XX年」、世界中で核実験や戦争が頻発したことにより、眠っていた多くの怪獣が目を覚まし世界各地に出現した。これに対抗するため国際連合により創設されたものが、この地球防衛軍である。彼らは空中戦艦や戦闘機隊、戦車部隊などの強力かつ最新鋭の装置や軍備を持ち、これらで怪獣による被害に対処する。組織としては、国境・民族の枠を越え、世界中に支部を持っており、本部は東京都臨海地区に置かれている。司令官は波川玲子。また、この中には「M機関」(後述)という特殊な部隊も存在する。
- M機関
- 地球防衛軍設立直後に世界中で発見された、通常の人類より優れた身体能力を持った人間(通称ミュータント)によって構成されているエリート部隊である。兵士の正式な人数は不明。彼らは通常の防衛軍隊員とは違い、下記の兵器の操縦・運用はもちろん、人知を超えた高い身体能力・格闘能力を持ち、メーサー銃やロケットランチャーなどの武器を自在に駆使し、生身で怪獣とも戦う、まさに戦闘のエキスパートであるといえる。
- 外見上の違いでは、通常勤務時用の軍服も存在するが、大抵常時それらを着用しているのは士官のみで、一般のミュータント兵は男女共々、常に上下黒のつなぎのジャンプスーツ、同じく黒のグローブ、ブーツ、そして胸や背中、手足に透明のプロテクターのあるバトルスーツ(戦闘服)を着用している点である。
- 地球を侵略しにやって来たX星人とは、体を構成している「M塩基」なるものが同じであり、そのため、X星人によって大半の兵士が操られてしまう。また、X星人と地球人のハーフであるミュータントの中には、何万分の1の確率で「カイザー」と呼ばれる最強の生物が存在する。劇中では主人公の尾崎真一と、X星人の統制官が「カイザー」である。
- 兵器
- 詳細は「スクリプトエラー: モジュール「See/core」はありません。」を参照
- 空中戦艦
-
- 地球防衛軍の主力兵器であり、ミサイルやメーサー等数多くの武器を装備している。1国に1隻配備されているが、下記のもの以外にも、世界各地で運用されていると思われる。
- 戦闘機
-
- ドッグファイター
- 上記の空中戦艦の中にも格納されている。
- ドッグファイター
- 地上戦力
-
- EDF戦車
- 90式メーサー殺獣光線車
- 日産・テラノ(4連装ミサイルランチャーを装備)
- ジープ・チェロキー(XJ)
- 日産・アトラスウォークスルーバン
- メーサーライフル
- AR-15自動小銃
- AT-4無反動砲
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ 三枝未希のものには彼女のテレパシーと連動してゴジラの第2の脳を探知するサーチアイが装着されている。
- ↑ ガルーダパイロット用は白ベースに緑のライン[12]、メカゴジラ隊クルー用は黒ベースに赤のライン[13][注釈 1]、MOGERA隊クルー用は深緑ベースにM状の黄色いライン[14]。
- ↑ これらの基地や空母の名称は、すべて大日本帝国海軍の駆逐艦の艦名と同一である。
- ↑ 大規模災害、侵略やテロからエネルギー問題まで[15]。
- ↑ この作品の劇中世界では1954年のゴジラ初襲来が原因で大阪に遷都しており、これに伴い「大阪府→大阪都」「東京都→東京府」になっている。
- ↑ 「grasp」は「捕捉」を意味する。
- ↑ 桐子の制帽は、映画『戦火の勇気』をイメージして特注された[19]。
- ↑ 劇中設定で、防衛庁科学技術研究所を特生自衛隊に移管。
- ↑ ヘルメットは機龍隊のものを改造、工具箱は市販のものを使用している[25]。
出典[編集]
- ↑ 朝日ソノラマ『宇宙船』1991年春号(No.56)、P86。
- ↑ [1]
- ↑ [2]
- ↑ [3]
- ↑ ゴジラ退治に、自衛隊は「防衛出動」できるか:日経ビジネスオンライン
- ↑ ミレニアム超全集 2000, pp. 48-49, 「ゴジラ2000ミレニアム完全攻略 新ゴジラ徹底検証」
- ↑ 7.0 7.1 7.2 VSメカゴジラ超全集 1993, p. 23, 「ゴジラVSメカゴジラキャラクター図鑑 G・FORCE コスチュームカタログ」
- ↑ 8.0 8.1 8.2 8.3 8.4 8.5 8.6 VSメカゴジラ超全集 1993, p. 21, 「ゴジラVSメカゴジラキャラクター図鑑 G・FORCE」
- ↑ 9.0 9.1 9.2 9.3 VSメカゴジラ超全集 1993, pp. 66-67, 「ゴジラVSメカゴジラ完全攻略 緊急特集 Gフォースの全貌に迫る!」
- ↑ 10.0 10.1 10.2 10.3 10.4 10.5 10.6 10.7 10.8 10.9 VSスペースゴジラ超全集 1994, pp. 70-71, 「ゴジラVSスペースゴジラ完全攻略 Gフォース戦力大研究」
- ↑ 11.0 11.1 11.2 11.3 11.4 VSスペースゴジラ超全集 1994, p. 87, 「G・FORCE隊員コスチューム」
- ↑ VSメカゴジラ超全集 1993, p. 16, 「ゴジラVSメカゴジラキャラクター図鑑 ガルーダ」
- ↑ VSメカゴジラ超全集 1993, p. 11, 「ゴジラVSメカゴジラキャラクター図鑑 メカゴジラ1」
- ↑ VSスペースゴジラ超全集 1994, p. 22, 「ゴジラVSスペースゴジラキャラクター図鑑 モゲラ1」
- ↑ 15.0 15.1 15.2 15.3 ミレニアム超全集 2000, p. 16, 「ゴジラを見守る人びと」
- ↑ ミレニアム超全集 2000, p. 19, 「ゴジラ2000ミレニアム映画ストーリーダイジェスト」
- ↑ 17.0 17.1 17.2 17.3 17.4 メガギラス超全集 2001, pp. 16-17, 「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦キャラクター図鑑 対ゴジラ戦闘部隊Gグラスパー」
- ↑ 18.0 18.1 メガギラス超全集 2001, pp. 44-45, 「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦完全攻略 特別G対策本部の全貌」
- ↑ メガギラス超全集 2001, pp. 66-67, 「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦のできるまで こだわりの小道具博覧会」
- ↑ 20.0 20.1 GMK超全集 2002, p. 33, 「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃完全攻略 金子修介監督インタビュー」
- ↑ 劇場パンフレット「特生自衛隊とは?〜その沿革と組織〜」
- ↑ GMMG超全集 2004, pp. 38-39, 「緊急告発 特生自衛隊は巨大生物の細胞を保管していた!!」
- ↑ 機龍超全集 2003, p. 47, 「手塚昌明監督インタビュー」
- ↑ 24.0 24.1 機龍超全集 2003, pp. 60-61, 「機龍隊&特生自衛隊コスチューム・装備カタログ」
- ↑ 25.0 25.1 GMMG超全集 2004, pp. 54-55, 「MAKING OF ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS 本編撮影」
参考文献[編集]
- 川北紘一(監修)『ゴジラVSメカゴジラ スーパーデータブック』講談社〈コミックボンボンスペシャル 89〉、1993年。モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 4061032895。
- てれびくんデラックス愛蔵版(小学館)
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- 『ゴジラ2000ミレニアム超全集』構成 草刈健一、渋川金次、小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2000年1月10日。モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-09-101471-9。
- 『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦超全集』構成 間宮“TAKI”尚彦、小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2001年1月1日。モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-09-101475-7。
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- 『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS超全集』構成 間宮“TAKI”尚彦、小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2004年1月1日。モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-09-101493-1。
- スタジオ・ハード『ゴジラvsGフォース 超兵器マニュアル』メディアワークス、1995年。モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 4-07-302698-4。
関連項目[編集]
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