異世界はスマートフォンとともに。
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異世界はスマートフォンとともに。 | |
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ジャンル | 異世界ファンタジー、ハーレム |
小説 | |
著者 | 冬原パトラ |
イラスト | ねこたま。(Web版) 兎塚エイジ(書籍版) |
出版社 | ホビージャパン |
掲載サイト | 小説家になろう |
レーベル | HJノベルス |
連載期間 | 2013年4月8日 - |
刊行期間 | 2015年5月22日 - |
巻数 | 既刊14巻(2018年9月現在) |
漫画 | |
原作・原案など | 冬原パトラ(原作) 兎塚エイジ(キャラクター原案) |
作画 | そと |
出版社 | KADOKAWA角川書店 |
掲載誌 | 月刊コンプエース |
レーベル | 角川コミックス・エース |
発表号 | 2017年1月号 - |
巻数 | 既刊4巻(2018年5月現在) |
アニメ | |
原作 | 冬原パトラ |
監督 | 柳瀬雄之 |
シリーズ構成 | 高橋ナツコ |
キャラクターデザイン | 舛舘俊秀、関口雅浩 西田美弥子 |
音楽 | Love Smile Music JAPAN Rebrast |
アニメーション制作 | プロダクション リード |
製作 | ブリュンヒルド公国 |
放送局 | AT-X・BS11・TOKYO MX |
放送期間 | 2017年7月 - 9月 |
話数 | 全12話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ |
ポータル | 文学・漫画・アニメ |
『異世界はスマートフォンとともに。』(いせかいはスマートフォンとともに。In Another World With My Smartphone)は、冬原パトラによる日本のライトノベル。略称は「イセスマ」。2013年から小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載開始。また、2015年からHJノベルス(ホビージャパン)より既刊14巻(2018年9月現在)が書籍化されている。イラストはWeb版をねこたま。、書籍版を兎塚エイジが担当している。2018年3月時点でシリーズ累計100万部突破[1]。14巻の帯で140万部突破の告知をしている。
『月刊コンプエース』(KADOKAWA角川書店)にて、そとによる漫画版が2017年1月号から連載されている。2017年7月から9月までテレビアニメが放送された。
あらすじ[編集]
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- 第1巻
- 神様の不注意によって死んでしまった望月冬夜は神様によって異世界へ蘇らせてもらう。神様が罪滅ぼしにと蘇る前に、スマートフォンを異世界でも使用可能にしてもらった。異世界に降り立った冬夜はリフレットで絡まれていた双子の姉妹エルゼ・シルエスカとリンゼ・シルエスカを助ける。二人とパーティーを組みギルドの依頼をこなしていく中、ベルファストの王都へ手紙を届ける依頼を受ける。依頼の道中で立ち寄ったアマネスクで絡まれていた九重八重を助け、一緒に八重も王都へ行くことになった。その後の道中で襲われていたスゥシィ・エルネア・オルトリンデらを助けたが護衛の半数以上が倒れたこともあり、冬夜たちが王都まで護衛することになった。依頼の完了後に八重がパーティーに加わった。
- 月日が経ち旧王都に巣食う魔物討伐の依頼を受けるが地下に遺跡があるのを発見する。遺跡の仕掛けを解いたことにより中に眠っていたフレイズが復活してしまったが冬夜たちはなんとか討伐に成功。旧王都ということもありオルトリンデ公爵家に報告後、コピーした遺跡の写真を見せに行ったとき、公爵の兄であるベルファスト国王が何者かによって毒を盛られる事件が発生するが、冬夜の無属性魔法リカバリーによって一命をとりとめた。国王の命を救っただけでなく犯人を捕まえたこともあり娘のユミナ・エルネア・ベルファストは冬夜に対して結婚を申し込み、彼の元へ押しかける。その後、ユミナもパーティーに加わり召喚魔法を習うことにしたがこのときに召喚したのが後に琥珀となる神獣であった。
- 第2巻
- 暗殺未遂事件解決の謝礼としてベルファスト国王から爵位の授与を申し出られるが、冬夜が辞退すると、その代わりとして王都に屋敷と多額のお金が下賜される。冬夜はユミナの伝手で使用人を雇い、ユミナ、エルゼ、リンゼ、八重とともにリフレットから王都の屋敷に移り住んだ。
- ベルファスト王国はミスミド王国と同盟を結ぶことになり、ミスミド王国の大使・オリガの帰国にあわせて、会談の算段のために冬夜達はミスミド王国に赴く。ミスミド王国の王都に到着した夜のパーティーが開かれたが、手招きする熊のぬいぐるみについていくと、会場から少し離れた一室でツインテールのゴスロリ少女リーンと出会う。実は妖精族の長で600年以上生きているという。ミスミド王国でベルファスト・ミスミド両国王の会談が無事に執り行われると、冬夜達はベルファスト王国に帰国した。
- ある日屋敷に帰ると、リーンが訪れていた。リーン達はミスミド王国でフレイズの討伐を行ったが、ベルファストでも冬夜達がフレイズを倒したことを知り、その話を聞きに来ていた。また、リーンは冬夜が無属性魔法をすべて使えることを知っており、リーンは冬夜に「ゲート」で神国イーシェンにある古代遺跡へ連れて行って欲しいと頼む。リーンによると他人の記憶を読み取る無属性魔法「リコール」があり、読み取った人の記憶から「ゲート」でその場所に行けるという。冬夜は「リコール」で八重から神国イーシェンのオエドの記憶を貰い、冬夜は「ゲート」を開いた。
- 第3巻
- イーシェンを訪ねた冬夜達は徳川領に攻め込んでいた武田軍を撃退する。武田方の高坂政信から徳川への密書によると、領主の武田真玄は既に亡くなり、山本完助が武田を牛耳っているという。高坂の使者でくノ一の椿の手引きで冬夜とリーンが武田の本拠地に乗り込み、山本を討ち果たした。
- リーンが探している古代遺跡は海の中にあった。冬夜は水を操ることの出来る神獣・玄帝を召喚し、黒曜と珊瑚と名付け、黒曜と珊瑚の力を借りて古代遺跡にたどり着いた。指示通り魔力を流すとバビロンの遺産「庭園」に移転し、「庭園」の管理人・フランシェスカ(シェスカ)の条件に適合した冬夜はシェスカと「庭園」を譲渡された。ユミナ達を無属性魔法「ゲート」で呼び寄せて話していると、シェスカはマスター登録のために冬夜にディープキスをする。それを見たリンゼは、意を決して冬夜に告白し、キスをした。
- 冬夜が屋敷の自室で考えあぐねていると、ユミナが訪ねてきてリンゼのことをどう思っているかを尋ねる。好きで大切だが、ユミナのことも決められないのにどうしていいかわからない旨を伝えると、ユミナは2人でお嫁さんになることを提案し、冬夜は2人の想いを受け入れた。翌朝、冬夜はエルゼと八重からも告白される。神様と恋愛神に相談した冬夜は、4人に対して今は結婚しないが将来お嫁さんにもらうことを伝えた。
- 夜、シェスカからレジーナから伝言があることを告げられ、レジーナがアーティファクトで冬夜を未来視していたこと、フレイズの侵攻に遭い古代国家パルテノが滅亡したが突然フレイズが消えたこと、冬夜のために「バビロン」を残したことを知った。
- 翌日、結婚指輪を探しに街に出かけると、屋台で見たこともないコインで支払おうとして店主と揉めている少年・エンデに出会う。
- 第4巻
- 冬夜達がサンドラ王国にある古代遺跡に向かっているとき、砂漠で見つけた遭難者を冬夜が救助して「ゲート」でベルファスト王国の屋敷に避難させた。さらにフレイズの中級種を見つけて冬夜達は討伐しようとするも難航していたが、エンデが現れて簡単に破壊してしまう。エンデはエンデもフレイズも「フレイズの王」を探していることを告げて去って行った。
- 古代遺跡を見つけ、冬夜が指示通りに魔力を流すと、バビロンの遺産「工房」に転送され、管理人・ハイロゼッタ(ロゼッタ)の条件に適合した冬夜はロゼッタと「工房」を譲渡された。
- 冬夜はラビ砂漠で助けた娘達の働き口として読書喫茶「月読」をオープンさせる。冬夜が「月読」の本を仕入れるためにレグルス王国を訪れると、軍部が反乱を起こしていた。城内で兵士が少女を殺そうとしていたため、冬夜は兵士を麻痺させて救助した。助けた少女は第三皇女ルーシア・レア・レグルスであった。
- 皇帝の部屋にたどり着くと、バズール将軍がレグレス皇帝を殺害しようとしていた。冬夜は「ゲート」でルーシア達をベルファスト王国の屋敷へ避難させ、冬夜も撤退した。皇帝は瀕死の状態であったが、冬夜の魔法で回復し、ベルファスト国王との会談がもたれた。翌日、冬夜達は反乱軍とバズール将軍が操る悪魔の軍団を制圧し、将軍を強烈な臭いを放つヘドロスライムを入れたヘドロボックスに閉じ込めて倒した。
- 皇帝は冬夜にルーシアとの結婚を持ちかけ、ユミナ達も賛同する。ルーシアも結婚を望んでおり、冬夜は婚約を受け入れた。さらに、冬夜にユミナ王女、ルーシア皇女の結婚相手にふさわしい地位を確保するために、ベルファスト・レグルス両国から領土を譲渡されて、新たな国の国王となることが決められた。ブリュンヒルド公国の誕生である。
- 領地内の魔獣を討伐し、城が完成すると、リーンがブリュンヒルド公国駐在大使としてやってきた。また、ミスミド王国に赴いたときの大使の護衛の一人でミスミド兵だったレイン、そのときの隊長ガルンの妹のノルン(後のノルエ)、大使だったオリガの従兄弟のニコラがブリュンヒルドに仕えることになった。
- 第5巻
- リーンからフレイズが大樹海に現れてミスミド王国に救援要請があったことを聞く。冬夜達は大樹海に行ってフレイズを討伐し、冬夜は負傷したラウリ族を魔法で治療する。何故か族長の孫娘のパムに噛みつかれたが、リーンによると気に入られたという。
- ブリュンヒルドに戻ると、イーシェンの武田四天王その配下の者達をブリュンヒルドに仕官してきたため迎え入れる。椿から得た情報からエルフラウ王国にある転送陣に行き、条件に適合した冬夜はベルフローラ(フローラ)と「錬金棟」を手に入れた。
- ラミッシュ教国からやってきた司祭ネストから光の神・ラルスを崇めるラルス教を国教とすよう求められたが、ネストが神様(世界神)を邪神扱いしたことで冬夜は「ゲート」でネストを城外の川へ移転させる。同行して来ていた司祭フィリスが魔族や闇の者と言うだけで排除する教義への疑問を吐露すると、神様が現れて神のためにしていたことを人々のために行うよう諭した。ラミッシュ教国に帰ったフィリスが処刑されることを知った冬夜はフィリスを助けにラミッシュ教国へ行き、わざと囚われの身となる。フィリスを探し出すと、一緒に教皇が囚われていた。フィリスを擁護する教皇が、ラミッシュ教国が光の神・ラルスではなく闇の精霊の力で建国したという枢機卿以上の者しか知らない秘密を暴露してしまうと考えた枢機卿が教皇を弾劾し、閉じ込められたのだった。ぼろが来ていた闇の精霊の封印が破損して暴走を始めるが、冬夜は光の神に扮して制圧する。また光の神・ラルズは存在しないことを告げ、事前に示し合わせた教皇に神託を与えたように振る舞った。これを機にラミッシュ教の信仰の対象が光の神・ラルスから光に神に変わり、魔族や闇属性の排他主義は改められた。
- バビロンの遺跡の転送陣を探し出すため、冬夜は琥珀と黒曜&珊瑚の力を借りて翼の王である神獣・炎帝を召喚する。炎帝は既に琥珀らの主となっている冬夜の力量を見抜き、すぐに主従関係に同意して、紅玉と名付けられた。
- 第6巻
- 紅玉の眷属が見つけた転送陣からバビロンの遺産「格納庫」に転送された冬夜は、管理人フレドモニカ(モニカ)と「格納庫」が譲渡された。「格納庫」にはフレームギアが格納されていたが、エーテル鉱石(魔石)から抽出した燃料のエーテルリキッドがないため動かせない状態だった。冬夜は領地内で魔石を見つけてフローラにエーテルリキッドの精製を、ロゼッタにフレームギアの量産を任せた。
- 冬夜が人心地ついていると、突然スゥシィが現れて「わらわも妻にしてくれ」と求婚される。スゥシィにリーニエ王国第一王子ザブンとの縁談が持ち上がっていたのだった。オルトリンデ公爵はリーニエ王国の使者に冬夜への嫁入りを理由に縁談を断ったが、使者で第二王子のクラウドは、同席していた冬夜に母親のエリア王妃の救助を求めた。冬夜達は宰相に軟禁されていたエリア王妃を救出し、冬夜が召喚獣に宰相達を監視させていると、宰相とダキア王妃が国王にザブンへの王位継承を強要し、禅譲後に現国王を暗殺することを計画、さらにザブンが宰相とダキア王妃との間の子供であることが判明する。冬夜から真実を知らされたリーニエ国王は、クラウドに王位を譲り、様々な悪行が判明したザブン達は犯罪奴隷として奴隷商に売り渡された。その後、冬夜はスゥシィを婚約者として受け入れた。
- イーシェンの山中でフレームギアの量産に必要な鉱物を得た冬夜は、河原で倒れている少女を見つける。少女は右手右足を失い、背中には深い刀傷を負っていたため、冬夜は大回復魔法と無属性魔法「リカバリー」をかけて「錬金棟」へ運んだ。少女の手足は再生し、意識も戻ったが、記憶を失っていた。冬夜は綺麗な桜色の髪から彼女を桜と名付けた。
- 騎士王国レスティアに見つかった転送陣に冬夜が向かっていると、町がフレイズの集団に襲われていた。騎士団が対応していたが、住民を逃がすのに精一杯であった。冬夜はフレイズを討伐し、怪我人を回復魔法で治療したが、冬夜が話しかけていた少女騎士はレスティア騎士王国第一王女ヒルデガルド・ミナス・レスティアであった。
- 廃墟にあった転送陣から転送されるとドッキングしたバビロンの遺産「城壁」と「塔」で、条件に適合した冬夜は「城壁」と管理人プレリオラ(リオラ)、「塔」と管理人パメラノエル(ノエル)が譲渡された。ユミナ達を「ゲート」で呼び寄せて話していると、リオラの発言から、婚約者達は冬夜が9人娶ることを知った。
- 第7巻
- ある日、城に冬夜の姉の望月花恋と名乗る女性が訪れる。逃げた従属神を捕獲しにこの世界に降りてきた恋愛神だったが、従属神の神気を辿れないため、しばらく冬夜に世話になることになった。
- 突然天帝国ユーロンがハノック王国に宣戦布告し、侵攻する。冬夜は「ゲート」で侵攻軍を一旦追い払った後、ハノックからユーロン国境の1kmをブリュンヒルドに譲渡してもらい、ユーロン軍はブリュンヒルドの領土を通らないとハノックに進軍できないようにする。ユーロンから抗議文が届くが、捕らえたユーロンの工作員の自白により、ユーロン天帝からの命令でフレームギアの強奪のために冬夜の暗殺、ユミナ達の拉致などが並行して行われていることが判明する。遺憾の返信をする算段をしている時にユーロンに13000を超えるフレイズの大襲来が発生した。フレイズ殲滅に西方同盟各国も参加することになり、フレームギア210機で事に当たる。途中で上級種が出現して苦戦するが、なんとかフレイズの殲滅に成功する。しかし、上級種の放った光により天帝ごとユーロンの首都が消滅した。
- それからひと月後、レスティア騎士王国から先王のギャレンとヒルデガルドがユーロン崩壊の問合せと友好関係を結びにブリュンヒルドにやってきた。冬夜に一目惚れしていたヒルデガルドは、嫁会議で受け入れられ、ギャレンとの勝負に勝って結婚を認めれ、婚約者となった。
- 冬になろうとする頃、ラウリ族のパムがブリュンヒルドに現れた。10年に一度、大樹海のすべての部族が5人ずつで武勇を争う・剪定の儀が行われるが、10年後の剪定の儀でラウリ族が勝つために、冬夜との間の娘を作ることが目的だった。ひと月後に行われる剪定の儀でラウリ族に勝たせることでパムには冬夜との子供は諦めてもらうことになり、エルゼ、八重、ルーシア、ヒルデガルドが助っ人として出場する。パムを加えた5人は順調に勝ち上がり、ラウリ族が剪定の儀で優勝した。なお、剣神がある部族の助っ人になっていたが、恋愛神が冬夜の姉になっていることがわかると、自分も冬夜の二番目の姉・望月諸刃と名乗った。
登場人物[編集]
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東方大陸(元・表世界の国)[編集]
ブリュンヒルド公国[編集]
公王[編集]
- 望月 冬夜(もちづき とうや)
- 声 - 福原かつみ[2]
- 本作の主人公。世界神の眷属[注 1]。精霊王。
- 北国(太平洋側)生まれ。物語開始時点では15歳の男子高校生だったが、下校中に神様の手違いで神雷(じんらい)を落とされ死亡。非礼を詫びた神様によって本作の舞台である異世界に転生する。その際、所有していたスマートフォンを異世界でも使えるように頼む。また、「すぐ死んでしまっては生き返らせた意味がない」と身体能力などを底上げしてもらった結果、無尽蔵の魔力量、7属性魔法の全属性持ち、無属性魔法を使い放題というチート能力を持つことになる。
- レグルス帝国反乱事件後、ベルファスト王国とレグルス帝国より領土の一部を譲渡され、ブリュンヒルド公国を建国し公王に就任。同時に、冒険者ギルドで銀ランクに昇格し、それから僅かの間に金ランクに昇格する。
- トラブルに巻き込まれることが多いが、その度に神様の手で神器化されたスマートフォンと、持ち前のチート能力を駆使して解決している。全てのバビロンの遺産を発見した後、自分が異世界から来たことを婚約者達やバビロンシスターズに明かす。
- 前述のチート能力やフレームギア等、個人が持つには強大過ぎる力を持つが故に畏怖される事も多く、そう言った彼に関する情報を禄に知らずに害を成そうとした者達は、黒幕も含めて破滅に向かって転落する末路を辿っている。同盟を結んでいる国王達からは「野心家だったら、既に世界は征服されていた」、「その気になれば、国の一つや二つを簡単に滅ぼせる」[注 2]と評されており、同時に「人が良い人間」である事を幸運と安堵されている。
- 基本的に物怖じせず、流れに身を任せるタイプ。普段は温厚でお人よしな性格だが、婚約者を馬鹿にした者や敵対者には容赦がない(やりすぎて周りが引く程)。また、自分に向けられた好意には非常に鈍く、ストレートに告白されるまで気付かない。その割には他人の色恋沙汰には鋭く、何組かカップルを成立させている。
- 多忙な両親の代わりに面倒を見てくれた母方の祖父の影響を強く受けている。特技はピアノ。
- 武器は刀身部分が短剣から長剣に変形する黒竜の角を素材としたガンブレード・ブリュンヒルド。後に「工房」にてミスリルで複製したブリュンヒルドも使用する。
ヒロイン[編集]
仮の婚約者となっていたユミナは、冬夜に好意を寄せていたエルゼ、リンゼ、八重に一緒にお嫁さんになることを持ちかける。レジーナ・バビロンの遺産「庭園」を発見後、リンゼ、エルゼ、八重が冬夜に告白して受け入れられたことで4人が婚約者となった。その後、5000年前のレジーナの未来視により冬夜の嫁が9人であることが判明し、嫁会議では婚約者を9人とすることが既定路線となり、9人目の桜まで婚約者が増えていった。 冬夜は18歳になったら結婚すると約束するが、邪神への対策をしている最中にこの世界の1年が16ヶ月で、地球の時間では18歳になっていることが判明する。しかし安心して結婚出来る状況ではなかったため、邪神を討伐した後に結婚した。冬夜達の間には順位は存在しないが、世間では、ユミナが第一王妃、ルーシアが第二王妃、ヒルデガルドが第三王妃、以下スゥシィ、リーン、桜、リンゼ、エルゼ、八重の序列と考えられている。彼女たちの間では、婚約した順にユミナ、リンゼ、エルゼ、八重、ルーシア、スゥシィ、ヒルデガルド、リーン、桜となっている模様。
- ユミナ・エルネア・ベルファスト
- 声 - 高野麻里佳[2]
- ベルファスト王国第一王女。初登場時12歳。冬夜の婚約者達の会議、通称「嫁会議」議長[注 3]。
- 左が翠色、右が碧色のオッドアイで人の本質を見抜くことができる魔眼を持っている。父である国王がバルサ伯爵に毒を盛られ危篤状態であったが、冬夜の魔法によって救ってもらったことをきっかけに彼に一目惚れをする。結婚を申し込み、仮の婚約者となったが、「庭園」を発見後に正式に婚約者となる。
- 風、土、闇の三魔法属性を持つ。弓矢が得意。冬夜に銃を造ってもらってからはそちらを愛用。冬夜の神化に伴い眷属特性「未来視」に目覚める。
- 鍵開け(7つの特技のひとつらしい)で、冬夜の寝室に忍び込む茶目っ気も持つ。
- ルーシア・レア・レグルス
- レグルス帝国第三皇女。愛称は「ルー」。
- 双剣の使い手。同じ姫で同い年のユミナと特に仲が良い。
- 料理の才能があり、特に冬夜の好きな和食(イーシェン料理)に力を入れている。冬夜の神化により眷属特性「絶対味覚」に目覚める。
- レグルス帝国でクーデターが発生した際、反乱軍の兵士に殺されかけているところを冬夜に助けられて一目惚れをし、五人目の婚約者となる。
- ヒルデガルド・ミナス・レスティア
- レスティア騎士王国第一王女。愛称は「ヒルダ」。
- レスティア流剣術の使い手で、「姫騎士」と呼ばれている。普段は年相応の言葉遣いだが、王女時代は騎士隊を率いていた事があるためか、訓練時や公務の時は「姫騎士」モードになる。
- 同じ剣士である八重と特に仲が良く、いつも一緒に稽古をしている。剣技は魔法無しの冬夜を上回る腕前になっている。
- ヒロイン達の中でバストサイズが八重に次ぐ大きさである。
- 村を襲うフレイズに騎士団を引き連れて対処しているとき、住民を逃がすのに精一杯だったところを冬夜に助けられ一目惚れをする。公国に祖父とともに訪問した際に、七人目の婚約者となった。
- スゥシィ・エルネア・オルトリンデ
- 声 - 山下七海[2]
- ベルファスト国王のオルトリンデ公爵令嬢で、ユミナの従妹にあたる。初登場時10歳。愛称は「スゥ」。
- 祖母の影響で語尾に「〜のじゃ」が付き、一人称は「わらわ」と、少々大人びた話し方をする。光属性魔法の適性がある。
- 母であるエレン・エルネア・オルトリンデが5年前に患った大病の後遺症で失明してしまい、それを治す方法を調べていた祖母の屋敷からの帰り、王都へ向かう街道でバルサ伯爵が差し向けた召喚師が召喚した魔物に襲撃されているところを、たまたま近くを馬車で走っていた冬夜たちに助けられる。
- リーニエ王国のザブンとの縁談から起きた騒動を切掛に冬夜の六人目の婚約者となる。他の婚約者とは違い最年少であるために冬夜とは同居しておらず、オルトリンデ公爵邸から冬夜の造った転移鏡で足繁く通う。
- 父オルトリンデ公爵に似て好奇心旺盛で甘え上手。冬夜も嫁でありながら妹のように可愛がっている。
- リーン
- 声 - 上坂すみれ[2]
- ブリュンヒルド公国宮廷魔術師。闇属性魔法以外の六属性持ち。無属性魔法「プログラム」「トランスファー」「プロテクション」「ディスカバリー」が使える。
- ベルファスト王国宮廷魔術師、ミスミド王国宮廷魔術師、ミスミド王国・ベルファスト王国駐留大使、ミスミド王国・ブリュンヒルド公国駐留大使を経て現在に至る。
- 現ベルファスト王国宮廷魔術師シャルロッテの師匠であり元・妖精族の長。長い寿命のせいか自分の正確な年齢を覚えておらず、自称612歳。他の婚約者たちよりも遥かに長く生きているからか、恋愛感情で暴走することは少なく、また貞操観念も希薄なため、冬夜を悪気なく窮地に陥れることも少なくない。純情な一面もあり、他の婚約者達と違い歳が冬夜と大きく離れている事が少しコンプレックスとなっている。
- 通常の妖精族は肉体の成長が10代後半から20代前半で止まるが、リーンは何故か10代前半で成長が止まってしまい、小柄な身長のうえに少々起伏に乏しい少女の姿をしている。
- 200年間、熊のぬいぐるみであるポーラに無属性魔法である「プログラム」をかけ続けている。
- 奴隷船襲撃で冬夜と帰りが遅くなった際「嫁会議」にて問い詰められ、八人目の婚約者となる。
- 桜(さくら)
- イーシェンの山奥の川で冬夜が救った記憶喪失の少女。薄紅色の髪と菫色の瞳を持つ。彼女の髪色から冬夜が「桜」と名付ける。
- その正体は魔王国ゼノアスの魔王の娘。本名はファルネーゼ・フォルネウス。魔王族の証である王角(おうかく)を持たぬ忌み子であった為、桜の身を案じ存在しないことになっていた。
- しかし、10歳になった頃に王角が生え始め、魔力が兄妹の中で最も高くなる大きな変化を遂げる。
- ゼノアスでは魔力の高さで次期魔王が決まる為、これにより兄達の親族から無用な疑いを抱かれる事となり、第二王子の叔父セブルスの依頼を受けた「クラウ」に護衛のスピカ諸共襲撃され、右手右足を失う等の重傷を負わされる。それでも無意識の中で完全に座標を指定していない無属性魔法「テレポート」を使った為、イーシェンの山奥の川に転移し、そのまま気を失い倒れている状態で冬夜に発見される。
- 後数分発見が遅れていたら死亡していた可能性すらあった状態だったが、「錬金棟」の治療カプセルでの治療のかいもあって、手足は再生し刀傷も完治する。しかし、怪我を負わされた時のショックの所為か記憶を失っていた。冬夜のことは「王様」と呼んでいる(自己紹介時に名前とともに公王の肩書きも名乗った為)。
- 後にスピカと再会し、自分の無属性魔法「リコール」で相手の記憶を読み取る事が出来る事を冬夜が思い出し、記憶を取り戻すと同時に怪我を負った経緯を知る事となる。
- この時既に冬夜に愛情が芽生えており、嫁連盟から婚約の許可を貰った後に冬夜と共にゼノアスに帰国。魔王である父に自分の意思を伝える。
- 冬夜によってセブルスの犯行が判明し、彼の罪状を明らかにする為に庶子である自分の存在の公表と同時に冬夜との婚約も発表され、正式に9人目の婚約者となった。
- 水、闇、無の三魔法属性を持つ。あまり感情や表情を表に出さない。歌が上手く冬夜が歌って聴かせた曲は、一度聴いただけで覚え歌う事が出来る。さらに冬夜の神化により眷属特性「超聴覚」に目覚める。
- リンゼ・シルエスカ
- 声 - 福緒唯[2]
- リーフリース皇国コレットの町出身。
- リフレットの裏路地でチンピラに絡まれているところを、双子の姉のエルゼと共に冬夜に助けられた魔法使いの女の子。
- 髪型はショートヘアで、姉のエルゼより胸が大きい(ただし、極端に大きいわけでもない)。甘いもの好き。火・水・光の3属性の魔法を使える。冬夜の魔法属性の適性を調べた後、冬夜からの頼みで文字の読み書きを教える。
- 裁縫が得意で自室をぬいぐるみで埋め尽くしてしまうほどである。制作物としては、冬夜と9人の嫁ぬいぐるみ・ポーラレプリカ・琥珀着ぐるみ等多数。
- 人見知りなところがあり、おしゃべりが苦手だが、ヒロインの中で最初に冬夜にキスをするなど、時には大胆な行動に出ることもある。若干腐女子の気がある。
- 一緒に冒険するうちに冬夜に好意を抱き、彼に告白して二人目の婚約者となる。
- エルゼ・シルエスカ
- 声 - 内田真礼[2]
- リーフリース皇国コレットの町出身。
- リフレットの路地裏でチンピラに絡まれているところを、双子の妹のリンゼと共に冬夜に助けられた拳闘士の女の子。
- 髪型はロングストレートヘア。身体強化の無属性魔法「ブースト」を使える。口より先に手が出るストレートな性格でサバサバしているが可愛い物好きという一面(本人は似合わないと思っている)もある。
- 強運の持ち主のようで冬夜の教えた麻雀で5倍役満を上がったことがある。辛い物には異常に強く、料理する時はなんでも激辛にしてしまう癖がある(リンゼの話によれば実家ではキッチンには絶対立たせなかったとのこと)。
- 一緒に冒険するうちに冬夜に好意を抱き、彼に告白して三人目の婚約者となる。冬夜との恥ずかしい展開になると手が出る。
- 九重 八重(ここのえ やえ)
- 声 - 赤﨑千夏[2]
- 神国イーシェン・オエド出身。
- 冬夜たちがファッションキングザナックのオーナーであるザナックからの依頼で王都へ向かう途中、立ち寄った町でチンピラと揉めているところを冬夜たちに助けられた。
- 一人称は「拙者」、武士口調で喋る。実家は剣術道場で、流派は九重真鳴流。後に今までの冒険の経験と剣神による教練、そして冬夜達神々の加護によって、父や兄を超えるほどの剣技を体得する。
- 性格は真面目だが、どこかずれているところがある。感受性が高いのか涙脆い。大食らい。普段はサラシを巻いていてわからないが、実はヒロインの中で一番の巨乳。
- 一緒に冒険するうちに冬夜に好意を抱き、彼に告白して四人目の婚約者となる。
四神獣・召喚獣[編集]
- 琥珀(こはく)
- 声 - 甲斐田ゆき
- 冬夜が初めて闇属性魔法を使い召喚した召喚獣・その一。秋と金属・西方と大道を司るもの。
- 白帝と呼ばれる神獣であり、四神獣の一角。「獣の王」との異名も持つ。帝国のクーデター討伐戦で王の名にふさわしく獣型召喚獣達を統率して冬夜を助ける。口調から冬夜はオスだと思っていたが、実際はメスであったことが後に判明する[3]。
- 召喚された際、自分に対し冬夜が持っている魔力を注ぎ込み、最後まで立ち続けられたら主従契約を行うと約束をするが、いざ魔力を注ぎ込まれるとその莫大な魔力量に耐えられず気絶。冬夜の「キュアヒール」で回復すると約束通り主従契約を行い、王の横に並び立つ白き虎という字面から琥珀と名付けられる。
- 冬夜の膨大な魔力により常時顕現し続けているが、本来の姿である大型の白虎は周囲に対して恐怖を与えたり悪目立ちすると冬夜に指摘され、普段は小型犬サイズの子虎の姿を取っている(アニメ版とコミック版では猫のぬいぐるみ風の姿)。人語を用いた口頭での会話が可能だが、不用意に喋ると周囲を驚かせてしまうため冬夜とは念話で済ませることが多い。周囲に琥珀が喋る事を知っている者しかいない状況では口頭での会話も行っている。
- 黒曜&珊瑚(こくよう&さんご)
- 声 - 二又一成(黒曜)、松井菜桜子(珊瑚)
- 冬夜の召喚獣・その二。冬と水・北方と高山を司る者。
- 黒色の大蛇と大型の亀の二匹でワンセット。玄帝と呼ばれる神獣。「鱗の王」。水を操ることができる。帝国のクーデター討伐時に鱗型召喚獣達を統率して冬夜を助けている。
- 冬夜の魔力と琥珀の霊力を混ぜて召喚。主従契約の条件として二匹と戦って夕方まで立っている事が出来たら主従契約を行うという約束だったが、開始早々冬夜の無属性魔法「スリップ」に、同じく無属性魔法である「プログラム」のコンボを付与された弾丸を、ブリュンヒルドで足下に撃ち込まれたことで夕方まで延々と転ばされ続けある種のトラウマを植え付けられて降参。「スリップ」と「プログラム」を解除してもらい主従契約を結ぶ。
- なお、大型の亀に絡みつく黒色の大蛇が黒曜で、その黒曜が絡みついている大型の亀が珊瑚である。二匹とも話口調は女性口調だが、実際の性別は黒曜がいわゆるオネエ系のオスで、珊瑚はメスである。
- 琥珀と同じように常時顕現し続けており普段の姿は小型の蛇と亀と言った姿をとっている。また、移動の際は宙を浮かびながら移動し、桜の護衛に付いている事が多い。
- 紅玉(こうぎょく)
- 冬夜の召喚獣・その三。夏と炎・南方と湖畔を司る者。性別はメス。
- 炎帝と呼ばれる神獣。「鳥の王」。冬夜の魔力と琥珀、黒曜&珊瑚の霊力を混ぜ合わせて召喚される。落ち着いた性格であり唯一試練を行わないで主従契約を結び、紅玉と名付けられる。
- 外見は派手だが、普段はオウム程の大きさで城の中や公国内を飛び回っている事が多い。冬夜が召喚した鳥達を「バビロン」の入り口と思われる遺跡を発見させる為に調査に出しており、その鳥達の統括を行っている。
- 瑠璃(るり)
- 冬夜の召喚獣・その四。春と木・東方と大河を司る者。
- 蒼帝と呼ばれる神獣。「竜の王」であり「鱗の王」でもある。冬夜の魔力と琥珀、黒曜&珊瑚、紅玉の霊力を混ぜ合わせて召喚される。
- 琥珀とは半ば喧嘩友達のような関係であり、顔を合わせる度に口喧嘩を繰り広げている。召喚された際に、琥珀、黒曜&珊瑚、紅玉が常時顕現している事に気が付かず、琥珀の煽り言葉に乗せられ、冬夜と勝負を行って冬夜が勝ったら主従契約を行うと約束をするが、勝負開始早々に無属性魔法である「グラビティ」で押し潰される格好になり、その重圧に耐えかねて音を上げ主従契約を結び、身体の色からラピスラズリの和名である瑠璃と名付けられる。
- 瑠璃もまたメスであり、普段は大型の鳥程の大きさでいる事が多いが、時として本来の大きさに戻り冬夜を乗せて飛び回ったり、竜語の解らない冬夜の為に竜語の通訳を行う事もある。
- ニャンタロー
- アトス
- アラミス
- ポルトス
- ダイアナ
- 冬夜が乗馬代わりに呼び出したペガサス。騎士団団長レインの相棒となる。
- アン
- 冬夜が乗馬代わりに呼び出したペガサス。騎士団副団長ノルエ(ノルン)の相棒となる。
- ジョン
- 冬夜が乗馬代わりに呼び出したグリフォン。騎士団副団長ニコラの相棒となる。
- スノー
- 冬夜が呼び出したハツカネズミのような外見の召喚獣。新人冒険者のロップ達のお目付兼サポーター。
- シルバ
- ユミナが契約しているシルバーウルフ達のリーダー。おでこの十字模様が特徴。契約条件はお腹いっぱい食べさせてくれること。
- 冬夜達との初PTクエストで召喚され、討伐モンスターのキングエイプのおびき寄せと援護・攪乱に活躍する。
公国の関係者[編集]
- 高坂 政信(こうさか まさのぶ)
- ブリュンヒルド公国宰相。冬夜の相談役。
- 神国イーシェン出身で元・武田四天王の一人。完助が武田を支配していた時は、あえて従うふりをして配下の椿を使いに出して武田奪還の機会を窺っていた。後に、克頼のあまりの無能さに武田の未来はないと判断すると、椿らの身を案じて強引に解雇した。
- 政治力と判断力は冬夜が国政全般を委託する程高く信頼も厚い。良くも悪くも冬夜の破天荒さに振り回されている。
- ライム
- 声 - 西村知道
- ブリュンヒルド公国・望月家家令。
- オルトリンデ公爵家の家令であるレイムの兄。ベルファスト国王陛下の世話係だったが、息子に役目を譲り引退していた。冬夜がベルファスト国王から屋敷を拝領後に、ユミナの紹介で望月家の家令となる。
- ベルファスト王からの秘密裏のユミナの身辺警護も承知のようで、上手く差配している模様。
- ラピス
- 声 - 茜屋日海夏
- ブリュンヒルド公国メイド長・望月家メイド。黒髪のボブカット。
- 表向きはメイドギルド公認のメイドだが、正体はベルファスト王国の諜報部隊「エスピオン」の一員。秘密裏のユミナの身辺警護のため、望月家のメイドとなる。
- セシル
- 声 - 米澤円
- ブリュンヒルド公国・望月家メイド。明るい茶髪で、かなりの巨乳。
- ラピスと同じく表向きはメイドギルド公認のメイドだが、正体はベルファスト王国の諜報部隊「エスピオン」の一員。特技は投げナイフ。秘密裏のユミナの身辺警護のため、望月家のメイドとなる。
- セシル曰く、護衛のことがユミナにばれると王様とユミナとの間に国家規模の大変なことが起こるらしい。
- レネ
- 声 - 青山吉能
- ブリュンヒルド公国・望月家メイド。
- 王都でスリをして生計を立てていた孤児の女の子。8歳。
- 母親は自分を産んですぐに亡くなり、父親は冒険者をしていたが、一年前に魔獣討伐に向かって帰ってこなかった。冬夜の財布をスッた後、同業者に絡まれたところを冬夜に助けられる。その後、冬夜の計らいで、更生と監視を名目に望月家のメイドになる。
- 実は帝国初代皇帝から仕える「帝国十二剣」の一つリエット家の長女ステファニー・リエットの娘。
- 叔母のキャロラインと祖母のメアリーに出会い一族の一員として迎えたいという申し出もあったが、本人の意思でメイドを続けることになる。冬夜からもらった「ゲートミラー」で祖母と文通している。
- レネ自身には魔法の素質はないのだが、母の形見のペンダントはリエット家の血筋にしか発動しない、風魔法が宿っている魔道具でその力で魔法を行使できる。
- 同年代のスゥと仲良く、魔法修行など一緒に行う。ラピスとセシルから戦闘術も仕込まれている模様。
- フリオ
- ブリュンヒルド公国王宮庭師。
- クレアの夫。王国の望月邸では庭の管理と家庭菜園を営んでいた。望月家の庭師を経て現在に至る。
- クレア
- ブリュンヒルド公国王宮コック長。
- フリオの妻。冬夜の知識から様々な料理(冷やし中華・和食・お好み焼き等)を再現する。
- 望月家のコックを経て現在に至る。ルーや読書喫茶「月読」厨房担当のシアとミア等を料理指導もしている。
- トマス
- ブリュンヒルド公国ベルファスト大使館警備兵。ガッシリとした元・ベルファスト王国重歩兵。
- ハック
- ブリュンヒルド公国ベルファスト大使館警備兵。すらりとした元・ベルファスト王国軽騎兵。
- フィアナ・フォルネウス
- ブリュンヒルド公国・国営学校校長。
- 桜の母親。ファルネーゼ(桜)が暗殺されたと聞き、身を寄せていたフレンネル家にて心身衰弱しつつあったが桜との再会と冬弥の魔法により復調し、娘と共に魔王の反対を押し切りブリュンヒルドに移り住む。フェルゼン出身。
- 子供の教育の必要性を感じた冬夜が学校設立を企画したのを機に初代教員を頼む。
- ルナ・トリエステ
- ブリュンヒルド公国・国営学校職員。
- 紫の王冠「ファナティック・ヴィオラ」のマスター。王冠の代償で精神を侵食され意味不明な行動を取る「狂乱の淑女」と呼ばれる殺人狂。
- 気に入った冬夜を狙いブリュンヒルド城を襲撃するが投獄され、フレイズ侵攻終結後に冬夜によって「感謝が快感になる呪い」をかけられ解放される。
- 子供たちに好かれていたのをフィアナに気に入られ、国営学校職員に採用される。
- ミエット
- ブリュンヒルド公国・国営学校職員。若い女性。
- レイセール
- ブリュンヒルド公国・国営学校職員。エルフの男性。
- ポーラ
- 大きさが約50cmの熊のぬいぐるみ。
- リーンが200年に亘って無属性魔法「プログラム」を無数にかけ続けており、時にシャドーボクシングをしたり、冬夜が心の中でツッコミを入れるほどの表情豊かな動きを見せるなど、まるで生きているかのように動く。また、当初にかけた無属性魔法「プロテクション」の効果で、200年経っていると思えない良好な状態を保っている。
- 水による浸水や埃による汚れなどの影響を一切受けないため、海水浴にも水着(赤と白のボーダー柄)を着て参加している。
- リプル
- 「蔵」に納められていた額縁の魔法生物、【生命の額縁】。名前の由来はすんでいた城砦の名前(リプル城)から。
- 額縁が本体であり、入れた絵を自分の姿とし半実体化することができる。320年前にパルシェが誤って「蔵」の壁を壊したせいで雪山に落ちてしまい、登山家に拾われて骨董品として扱われていた。レグルス帝国のある領主の手に渡った時に、領主が亡くなった妻の肖像画を入れたため、その妻の姿となって夜な夜な歩いていた。それを妻の幽霊と勘違いした領主が狂気に走って「死者蘇生」の研究を始めて、大勢の人々を虐殺をしたため処刑される。
- その後も新たな領主達がリプルのせいで次々と不幸の死を遂げたため、次第に人々が領地から離れるようになり、代わりに盗賊達が住み着くようになったが、荒らされることを嫌ったリプルに追い払われていた。
- 冬夜に引き取られた彼女はブリュンヒルド城の警備システムとして、城内の各場所に飾られた額縁を行き来している。
公国の騎士団[編集]
晶材(後述)の剣と盾の標準装備から通称「水晶騎士団」と呼ばれる。冬夜の自費で賄われており、騎士団と言うよりは私兵団である。給料は安い反面、面接時にユミナとエリアス教皇の二人がかけた「ふるい」により心身共に実力がある者が集まっている。また非戦闘員も所属しており、主に開墾部隊として耕助を筆頭に作物を育てている。 後にフレームギアと剣神による教練により世界トップクラスの騎士団となる。
- レイン・ネザーランド
- 声 - 平山笑美
- ブリュンヒルド騎士団団長。
- 兎の獣人。赤毛で小柄な元・ミスミドの兵士。騎士団第二期募集時に「ネザーランド」の姓を与えられる。また、ノルエとニコラに推され団長になる。
- ミスミドへ向かう道中で一緒だった際に冬夜が黒竜を倒した時、本当に凄い人だと感動してリーンに頼み騎士になるべくノルエ、ニコラと共にブリュンヒルドへやってくる。中性的な外見の女性で、リーンから明かされるまで冬夜に男性と勘違いされていた。
- 搭乗機体は白騎士(シャインカウント)。
- ノルエ・シベリア
- ニコラ・ストランド
- 馬場 信晴(ばば のぶはる)
- 声 - 浜田賢二
- ブリュンヒルド騎士団ご意見番。
- 神国イーシェン出身で元・武田四天王の一人。巨漢の髭の老人。豪快だが四天王最年長らしく落ち着いた判断もできる。
- 完助によって山県と内藤とともに牢に閉じ込められていたが、冬夜たちに救出される。冬夜のことは「小僧」と呼んでいる。
- 建国直後は、山県とともにレインたちの稽古のために訪れて三人を扱いている。
- 世界祭の武術大会で本選まで残る実力者。
- 山県 政景(やまがた まさかげ)
- 声 - 伊藤健太郎
- ブリュンヒルド騎士団戦闘教官。
- 神国イーシェン出身で元・武田四天王の一人。全身傷だらけで目付きが鋭い。兄貴肌の好漢だが猪突猛進気味。冬夜のことは「大将」と呼んでいる。
- 内藤 正豊(ないとう まさとよ)
- 声 - 岸尾だいすけ
- ブリュンヒルド公国騎士団農林・建設関係の長。
- 神国イーシェン出身で元・武田四天王の一人。穏やかな顔をした人。逆に周りから心配されるほど落ち着きを持っている。
- 冬夜曰く、内藤がいなかったら今のブリュンヒルドはここまで成長しなかったと言わしめるほどの内政の辣腕家である。
- レベッカ
- ブリュンヒルド騎士団騎士。
- ラビ砂漠で助けられた姐御肌な女冒険者。褐色の肌。男っぽい口調。
- 冬夜に助けられた当初はベルファスト王国の王都で、冒険者と冬夜が営んでいる読書喫茶「月読」の警備という二足のわらじを履いていた。
- 冬夜がブリュンヒルド公国の公王に就任し騎士団を立ち上げた際にローガンと共に応募をし、試験に合格し晴れて騎士となる。
- ローガン
- ブリュンヒルド騎士団騎士。
- ラビ砂漠で助けられた男の冒険者。戦斧使い。
- レベッカと同じく、冬夜に助けられた後は、レベッカと共にベルファスト王国の王都で、冒険者と読書喫茶「月読」の警備をしながら王都で暮らしている。
- ブリュンヒルド公国で騎士団の騎士を募集してると知るとレベッカと共に応募をし、試験に合格し晴れて騎士となる。
- ラクシェ
- ザムザ
- ルシェード
- ブリュンヒルド騎士団騎士。魔王国ゼノアス出身。
- ヴァンパイア族の青年。ヴァンパイア族は長命のため魔王国ゼノアスではそれなりの地位らしいがルシュードは実家から独立したいと思い騎士団に志望する。血が苦手。
- ミュレット&シャレット
- ブリュンヒルド騎士団騎士。魔王国ゼノアス出身。
- 魔族・ラミア族の双子。高坂麾下で主に書類整理や文書作成などを担当する。実家帰省時に親から子供はまだかと心配されている(ラミア族は卵生らしい)。
- スピカ・フレンネル
- ブリュンヒルド騎士団騎士。フェルゼン出身でファルネーゼ(桜)の護衛をしていたダークエルフ。
- ブリュンヒルド公国の城下町で、魔族しか罹らない病「魔硬病」を患い半ば行き倒れているところを桜に発見され、そのまま宿屋「銀月」へ運び込まれる。記憶が戻っていないながらも桜自身が黒曜&珊瑚を通して冬夜に念話を送り、彼を呼び出し病気の事をかいつまんで説明をし、早急に冬夜の無属性魔法「リカバリー」での治療が必要だと話し、「銀月」の一室で寝ているスピカの元へ連れて行き「リカバリー」での治療を頼み、無事に「魔硬病」は完治する。
- その後、「魔硬病」から救ってくれた事を感謝し、冬夜に対して忠誠を誓い、家名を伏せた状態でユミナの審査に合格しブリュンヒルド騎士団に入団する。後に、桜がファルネーゼだと知ると、感涙にむせびながら自分の家名を明かす。
- フレンネル家は盾を使う武術を得意としており、剣神様曰く、スピカは盾神の加護を受けてるらしい。
- ランツ・テンペスト
- ブリュンヒルド騎士団騎士。第二次募集で採用される。
- 騎士王国レスティア出身。警邏隊に配属される。真面目で実直な青年。「銀月」のミカと仲がいい。
- 世界祭では、冬夜の命令で「銀月」のお手伝いを任せられる。
- カロン
- アシュレイ
- ブリュンヒルド騎士団騎士。第二次募集で採用される。獅子族の女獣人。
- バルス
- ブリュンヒルド騎士団騎士。第二次募集で採用される。有翼人。
- ディンゴ
- ブリュンヒルド騎士団騎士。第二次募集で採用される。魔族・ワードッグの青年。
- リフォン
- ブリュンヒルド騎士団騎士。第二次募集で採用される。魔族・アラクネーの少女。
- 椿(つばき)
- 声 - 小林ゆう
- ブリュンヒルド騎士団諜報機関長。
- 神国イーシェン出身で元・武田四天王、高坂政信配下のくノ一。忍術が使える。
- リーンがセクハラしたくなるほどのプロポーションの持ち主。
- 完助から武田を奪還するために密使として徳川の元に訪れ、冬夜とリーンを連れて館に戻って馬場たちを救出する。その後、武田に未来は無いと判断した高坂に解雇され、一族を連れてブリュンヒルド公国にやってくる。
- 猿飛 焔(さるとび ほむら)
- 霧隠 雫(きりがくれ しずく)
- 風魔 凪(ふうま なぎ)
公国の城下町[編集]
- ミカ
- 声 - 原紗友里
- リフレットの宿屋「銀月」の看板娘。年齢は20歳前後。赤毛のポニーテール。料理がうまい。冬夜から王都引越時に地球の料理道具と料理レシピを譲られる。姉御肌。
- 後にブリュンヒルド公国にスカウトされ国営で宿屋「銀月」の2号店の店主となった。かなりの繁盛店。
- フルール
- ザブンに奴隷にされていた女性。
- 冬夜に助けられる。後にブリュンヒルド公国の宿屋「銀月」2号店で働くことになる。
- 料理上手らしく、「銀月」の厨房を任されている。
- レリシャ・ミリアン
- 冒険者ギルド、ギルドマスターの一人。エルフの女性。
- ブリュンヒルド公国に冒険者ギルドを開設をし、ギルドマスターとして本拠地を設ける。
- 即決即断な優秀なギルドマスターで冬夜からの信頼も厚い。
- エルフラウ王国の女王様の姪らしい。
- ソニア・パラレム
- 竜人族の女性冒険者。「発勁」の使い手である武闘士。幻惑を打ち破る魔眼の持ち主。
- 蓮月とともに武者修行している時、大樹海でルルシュ族に世話になったことからルルシュ族として「剪定の儀」に参戦する。エルゼと戦い、熾烈な殴り合いの末、惜しくも敗れる。
- その後、ユーロンで恩人であるジェスティの父親の仇を取るべく、蓮月とともにジェスティに協力する。敵討ちを成し遂げた後は、ブリュンヒルドに腰を落ち着かせている。
- 蓮月(れんげつ)
- イーシェン出身の冒険者。スキンヘッドの棒術使い。ソニアと同じく「発勁」も使える。
- ルルシュ族に世話になったことからソニアとともに「剪定の儀」に参戦する。ルーシアと戦い勝利を収めるが、それを根に持った冬夜に【スリップ】を掛けられる。
- ジェスティの敵討ちの後は、ブリュンヒルドに腰を落ち着かせている。
- ロップ
- ダンジョン島に挑戦しにきた新人冒険者。素直な少年戦士。奴隷船襲撃時に冬夜に協力する。
- その後も冬夜からいろいろサポートしてもらい、冒険者ランクも順調にランクアップしている。
- フラン
- ダンジョン島に挑戦しにきた新人冒険者。元気娘な少女戦士。ロップのパーティーメンバー。
- クラウス
- ダンジョン島に挑戦しにきた新人冒険者。委員長タイプの少年アーチャー。ロップのパーティーメンバー。
- イオン
- ダンジョン島に挑戦しにきた新人冒険者。ポヤポヤした少女魔法使い。ロップのパーティーメンバー。
- 屋島 伊太郎(やしま いたろう)
- 出来立てのブリュンヒルドの関所の番人。
バビロンシスターズ[編集]
「空中要塞バビロン」の管理端末としてレジーナ・バビロン博士の作り出した魔法生命体と機械の融合体。博士の人格がベースになっており、冬夜曰く「まともなのがいない」。マスター登録の条件として、全属性持ちであること。シスターズの提示する試練を乗り越えること。口腔粘膜からのDNA採取(主にディープキス)である。
未来から来た子供達[編集]
未来のブリュンヒルドで時元震が発生、巻き込まれた冬夜の子供達8女1男の姉妹・兄弟+1人のフレイズ人間が時江のナビにより現世に来る。冬夜の子供達は無属性魔法が使える。ここでは登場順に紹介する。年齢は初登場時のもの。
- アリステラ
- ラーゼ武王国に転移して来た、エンデとメルの娘。通称は「アリス」。6歳。
- フレイズの核状態ではなく人間と同じように産まれてきた特徴がある。エルゼを「先生」と呼ぶ。メルの薔薇晶棘も使える。
- 冬夜の息子が好きで、将来は冬夜の息子の嫁になることを望んでいる。口が軽い。
- 八雲(やくも)
- ロードメアに転移して来た、八重の娘。11歳。未来での金ランク持ち。
- 冬夜にとっては長女で最初の子供に当たり、【ゲート】が使える。修行好きなのは八重似である。
- 冬夜の子供の中で一番最初に転移してきたが、冬夜達の元へ向かわずにそのまま武者修行に出て行方知れずに。途中、レスティアに現れた若竜の棘竜を討伐した。
- クーン
- 転移先は不明、いつの間にか銀月の店員となっていたリーンの娘。10歳。
- 冬夜にとっては三女に当たり、【ミラージュ】、【モデリング】、【エンチャント】、【プログラム】が使える。リーン譲りのいたずら好きだが、魔工学に興味を示しフレームギアの専用機(ヴァルキュリア)を見て興奮している。
- ポーラそっくりのゴレム『パーラ』を製作している。
- フレイガルド
- ヘルガイアに転移して来た、ヒルダの娘。通称は「フレイ」。11歳。未来での金ランク持ち。
- 冬夜にとっては次女にあたり、【ストレージ】と【パワーライズ】が使える。【ストレージ】には冬夜が造った【アポーツ】などの魔法が付与された武器が百以上収められており、臨機応変に武器を変えて戦う戦闘スタイル。語尾に「~んだよ」と付けて話すのんびりとした様子だが、ヒルダ譲りの騎士道精神に溢れ、正義感は強い。クーン曰く「姉妹弟の中で怒らせたら一番怖い」とのこと。なぜか食いしん坊。
また、web版479話時点でこの他にエルゼの娘・エルナ、リンゼの娘・リンネ、桜の娘・ヨシノ、ルーシアの娘・アーシアの名前が出ている。
ベルファスト王国[編集]
王族[編集]
- トリストウィン・エルネス・ベルファスト
- 声 - 中田譲治
- ユエル・エルネア・ベルファスト
- 声 - かかずゆみ
- ヤマト・エルネス・ベルファスト
- アーサー・エルネス・ベルファスト
- 1000年前に旧王都から今の王都へ遷都した人物。元黒の王冠のマスターで白の王冠の現在のマスター。
- アルフレッド・エルネス・オルトリンデ
- 声 - 楠大典
- ベルファスト王国の公爵。元外交官。国王の弟。スゥの父。
- 娘と同じく好奇心旺盛。新しい物好き。身分や種族に囚われない公明正大さを持つ。同盟国の人達とは仲が良く、ブリュンヒルド公国の遊戯室を溜まり場にしたり野球で争ったりと平和な時は楽しく過ごしている。
- エレン・エルネア・オルトリンデ
- 声 - 矢野亜沙美
- エドワード・エルネス・オルトリンデ
- オルトリンデ公爵家嫡男。スゥの弟。
- 無属性魔法「リカバリー」の使い手だったスゥの祖父の名前を受け継ぐ。
王都関係者[編集]
- シャルロッテ
- 声 - 桑原由気
- レイム
- 声 - 西村知道
- オルトリンデ公爵家の家令。兄・ライムと共に王家に代々仕えてきた。
- スゥが祖母の屋敷からの帰りの王都へと向かう街道で、バルサ伯爵が差し向けた召喚師に召喚された魔物の襲撃に遭い、その際にスゥを庇い矢を胸に受けてしまい瀕死の重傷を負うが、冬夜の無属性魔法「アポーツ」と光魔法「キュアヒール」によって命を助けられる。
- レオン・ブリッツ
- 声 - 安元洋貴
- リオン・ブリッツ
- 声 - 斉藤壮馬
- レオン将軍の次男。王国第一騎士団所属。
- 性格は真面目。冬夜から様々な形態に変化する小剣をもらう。後に、ミスミド王国の元大使だったオリガと結婚する。
- 両家の家風と信条により、結婚資金や新居購入資金獲得のために盗賊退治など奮闘する。
- ラウル
- ベルファスト王家専属医師。冬夜からバビロンの医療知識を提供されている。
- ニール・スレイマン
- ベルファスト王国騎士団副団長。
- 銀髪で王国を愛する厳しくも優しい性格。冬夜の武器ブリュンヒルドに興味をもち、様々な形態に変化する武器を作ってもらう。試しでリオンにスタンモードで麻痺させた冬夜に呆れつつも、自分も冗談でリオンに麻痺させようとするなど、お茶目な一面もある。
- ウィル
- ベルファスト王国第一騎士団団員。ラビ砂漠で冬夜が助けた冒険者見習いの少年。
- ウェンディと恋仲。ベルファスト王国騎士団副団長ニールに気に入られる。
- カルロッサ・ガルン・ソードレック
- バルサ
- 声 - 石井康嗣
- ベルファスト王国の伯爵。見た目がヒキガエルに似ている。
- 亜人嫌いで、ミスミド王国と同盟を結ぼうとする国王の暗殺を企み、あわよくばユミナと自分の近親者と結婚をさせ、裏からベルファスト王国を操ろうとしていた。国王に毒を盛りミスミド大使のオリガに暗殺を擦り付けようとしたが、冬夜によって国王は助かった上に冬夜の罠に嵌って自ら犯行を明かしてしまう。逃げ出したところを「スリップ」で倒された上にオリガに腹を蹴られて気絶(漫画、アニメ版ではスリップのみで昏倒)。その後、本人は処刑され、親族も国外追放に処された。また、スゥに召喚師の刺客を差し向けたことも自供した。
- セベク
- ベルファスト王国の男爵。
- 孤児院への基金管理を担当していたが、レネなどの浮浪児が多いことや羽振りが良くなったことから、支援金を横領していたことが発覚する。
- ライジェル
- ベルファスト王国の侯爵。
- 1000年遡ればベルファスト家の血を引いている由緒ある家柄なのだが、裏で様々な悪事に手を染めており、息子をユミナと結婚させて王国を牛耳ろうと画策していた。亜人嫌いでもあり、理由もなく国王の政に反対するため、バルサ伯爵と並んで鼻つまみ者だった。だが、ユミナから息子共々淀んだ本質を見抜かれていたため、重要な政務には就いていなかった。
- ユミナの婚約者である冬夜のことを知り、婚約の解消と取り潰された子飼いで親戚のバロー子爵家の復讐もかねて冬夜を殺人の濡れ衣を着せて陥れようとしたが、逆に国王の前で悪事が暴露され失脚、死罪となる。
- アレクサンダー
- ライジェルの息子。二十歳なのだが、肥満体でハゲ頭の風貌。
- 父親と同様の悪党で城下から目をつけた女性を攫う等の悪事を働いていた。ユミナの自分を見る時の目が気に入らず、結婚した暁には虐げようと目論んでいたため、冬夜の怒りを買って彼の殺気を受けて気絶。父共々逮捕され、鉱山送りとなる。
- バロー子爵の次男
- 本名不明。騎士団所属だが家柄だけが取り柄の典型的な馬鹿息子。
- 普段から同僚の若手騎士たちと市民に乱暴狼藉を働いており、それを実家がもみ消していた。訓練場に訪れていた冬夜に絡み、エルゼを侮辱する発言をした為に冬夜の怒りを買って殴り倒され、仲間たちも叩きのめされる。彼がユミナの婚約者だとは知らなかった事もあり、ニールとリオンの忠告を聞かず、その報復に雇った傭兵達と夜襲を仕掛けるも冬夜によって返り討ちに遭い、更にその場に現れたユミナを見て自分達のしでかした事の重大さを悟ると同時に脅しを掛けられ気絶。このことでバロー子爵家を含むいくつかの家が取り潰される。
読書喫茶「月読」[編集]
- プリム
- ベルファスト王国の王都に在る冒険者ギルドの受付嬢。
- 読書喫茶「月読」の常連。BL趣味。
- スラス
- 読書喫茶「月読」の受付。茶髪のショートヘア。人当たりがよく明るい性格。
- ベルエ
- 読書喫茶「月読」の受付。茶髪のふんわりロングウェーブ。人当たりがよく明るい性格。
- シア
- 読書喫茶「月読」の厨房係。ミアの姉。黒髪。コック長のクレアさんからの指導済み。
- ミア
- 読書喫茶「月読」の厨房係。シアの妹。黒髪。コック長のクレアさんからの指導済み。
- シルヴィ
- 読書喫茶「月読」のリーダー。テキパキ働く、頼りがいあるお姉さん。メイド長ラピスからの指導済み。
- マリカ
- 読書喫茶「月読」のウェイトレス。ちょっぴりドジな元気娘。メイド長ラピスからの指導済み。
- ウェンディ
- 読書喫茶「月読」の最年少ウェイトレス。おとなしい性格だけど、何事もそつなくこなす。メイド長ラピスからの指導済み。
- ウィルの恋人。
リフレットの町[編集]
- アエル
- 声 - 吉岡茉祐
- リフレットの喫茶店「パレント」のオーナー。「銀月」のミカの友人。冬夜からアイスクリームの作り方を教わり、その後ロールケーキの作り方も教わる。冬夜が王都へ引っ越す際に地球のお菓子のレシピと調理道具を譲ってもらう。
- 世界祭を前に2号店をブリュンヒルドに出店。その際に冬夜からたい焼きのレシピと量産型の金型をもらう。女神様達も絶賛する繁盛店。
- なお名前は著者が在住している宮城県仙台市に実在する施設アエルに由来する[4]。
- ザナック・ゼンフィールド
- 声 - 鈴木琢磨
- 冬夜が異世界で初めて出会った人物。リフレットの服飾店「ファッションキングザナック」のオーナー。
- リフレットの町を目指して街道を歩いていた冬夜を馬車で追い抜きざまに見掛け、彼が着ていた制服の縫製の良さに気づき声を掛ける。その勢いのまま彼が着ていた制服を買い取るとまで言い出し、そのままリフレットの自分の店まで連れて行き、そこで制服と勢いに任せて下着まで買い取ろうとしたが、下着だけは冬夜に断固阻止され、仕方なく下着以外の制服上下、Yシャツ、ネクタイ、果ては靴下まで含め、彼に似合う服と金貨10枚で買い取る。後に冬夜がスマートフォンで収集した地球の服を、無属性魔法「ドローイング」で紙に転写した物を譲り受け、それを元に多種多様な服と水着を制作している。
- ドラン
- 声 - 金光宣明
- ミカの父親で「銀月」店主。将棋好き。宿屋のお手伝いをしてくれる未亡人のタニアさんといい感じの仲らしい。
- 冬夜が作った将棋で町興しを考えて居たが、彼の発案で宿にゲート経由で温泉を引いて貰い、その温泉の効能(冬夜がリカバリーの効果付与)などもあって宿の売り上げより温泉の入浴料での売り上げの方が多くなり、将棋での町興しは有耶無耶になってしまったと思われたが、世界祭の後にリフレッドでも大会が開催されることになっている。世界祭では将棋大会準優勝の実力者。
- バラル
- 声 - 堂坂晃三
ミスミド王国[編集]
- ジャムカ・ブラウ・ミスミド
- 声 - 稲田徹
- ミスミド王国国王。雪豹の獣人。無属性魔法「アクセル」の使い手。
- 自由奔放で戦い好きな性格で、政務を放り出しては戦士団の訓練に参加して戦士たちをぶちのめしたり、予算を考えずに国上げての武闘大会を開こうとしたり、お忍びで城下町に下りてチンピラ達を懲らしめたりなどをしており、その度にグラーツや家臣たちから小言を言われ続けている。
- 同盟国の人達とは仲が良く、ブリュンヒルド公国の遊戯室を溜まり場にしたり野球で争ったりと平和な時は楽しく過ごしている。
- ティリエ・フラウ・ミスミド
- ティア・フラウ・ミスミド
- レムザ・ブラウ・ミスミド
- アルバ・ブラウ・ミスミド
- グラーツ
- 声 - 川津泰彦
- オルバ・ストランド
- オリガ、アルマ姉妹の父。狐の獣人の壮年の男性。
- かなり大きな交易商会を営んでおり、商売に繋がる話には敏感で、冬夜が思いついた(地球に元から在った将棋を始め自転車やベーゴマ、野球用具などを復元した)物を、ブリュンヒルド公国に開いた支店を窓口に、他国にも在る支店を介して売り上げを伸ばしており、その一部をアイディア料として冬夜に支払っている。
- 無属性魔法ゲートに似た効果をもつ魔道具(移動制限1人のみ、使用制限1日1回)で様々な国を行き来している。
- アニメ版には未登場。
- オリガ・ストランド
- 声 - 井上喜久子
- ミスミド王国の元大使。狐の獣人の女性。自称「永遠の17歳(本当は21歳)」。
- バルサ伯爵によって国王暗殺の濡れ衣を着せられそうになるが、冬夜によって疑いを晴らされる。
- レオン将軍の次男であるリオンと恋仲になり、後に結婚する。
- アルマ・ストランド
- 声 - 井上ほの花
- オリガの妹。ユミナと同い年。狐の獣人の少女。
- 王都で迷子になっていたところを冬夜たちと出会い、無事にオリガの元に連れて行ってもらう。
- 姉の恋路に興味津々。冬夜に懐いており、ユミナと仲が良い。
- ガルン
- 声 - 村田太志
- エリス
- 現宮廷魔術師。見た目は二十代に見える妖精族の女性。
- リーンを慕っており、冬夜との婚約を頑なに反対し、冬夜に試練と称して勝負を挑むも完敗し、妖精族の長老達がリーンの婚約を祝福したため、渋々リーンとの婚約を認めた。
- ソルム
- 声 - 小田柿悠太
神国イーシェン[編集]
- 白姫(しらひめ)
- 徳川 家泰(とくがわ いえやす)
- 声 - 玄田哲章
- イーシェン九領主のひとり。
- 羽柴家打倒後は、イーシェン領主のまとめ役。
- 九重 重兵衛(ここのえ じゅうべい)
- 声 - 黒田崇矢
- 九重 七重(ここのえ ななえ)
- 声 - 大原さやか
- 九重 重太郎(ここのえ じゅうたろう)
- 声 - 井上雄貴
- 綾音(あやね)
- 声 - 小田切優衣
- 山本 完助(やまもと かんすけ)
- 声 - 津田健次郎
- 武田を操る闇の軍師。闇属性の魔法が使える。
- 左目は隻眼で眼帯を付けており、そこに不死の力を得ることが出来るアーティファクト『不死の宝玉』を埋め込んでいる。『不死の宝玉』を使って死体を操り鬼の面を付けた「鬼面兵」を大量に作り上げて徳川に侵攻した。本陣であるツツジガサキの館に潜入した冬夜たちと対峙するが、「アポーツ」によって『不死の宝玉』を奪われた上に破壊された後、干からびて塵となって消え去った。『不死の宝玉』によって本来の完助の人格は無くなっており、『不死の宝玉』を破壊された後に冬夜とリーンに礼を言う(アニメ版では礼を言っていない)。
- 武田 真玄(たけだ しんげん)
- 武田の領主。家臣からは「御屋形様」と呼ばれている。すでに亡くなっていたが、完助によって鬼面兵にされ、彼の護衛役となっていた。冬夜たちの前に立ちふさがり、主君に刃を向ける行為を嫌う馬場たちを躊躇わせたが、「何の恩義もない」という理由で冬夜によってあっさり面を破壊されて停止。『不死の宝玉』破壊後は完助と同じく塵となって消滅する。
- 武田 克頼(たけだ かつより)
- 新しい武田の領主。無茶な統治が徒になり、民心及び家臣達の忠誠離れにより改易される。
- 織田 信永(おだ のぶなが)
- 明智 満秀(あけち みつひで)
- 羽柴 秀義(はしば ひでよし)
- 福島 政則(ふくしま まさのり)
- 加藤 某(かとう なにがし)
- 伊達 正宗(だて まさむね)
- 片倉 弧十郎(かたくら こじゅうろう)
リーフリース皇国[編集]
- リグ・リーク・リーフリース
- ゼルダ・リーム・リーフリース
- リリエル・リーム・リーフリース
- リディス・リーク・リーフリース
- シモンズ
- 海賊狩りに出航したリーフリース海軍マクレーン号の副船長。裏世界へ漂流してパナシェス王国のバルクルの港に海賊として捕縛されていた。
- すべての船員と共に冬夜の無属性魔法「ヒュプノシス」で記憶を消された上で助け出され、マクレーン号ごとリーフリース皇国へ無事に帰される。
コレットの町[編集]
- ジョセフ
- エルゼ・リンゼの叔父。農園経営者。
- 王侯貴族相手だと怯えた様子を見せる。
- ラナ
- エマ
- アロン
- シーナ
- アレン
- クララ・キララ
- アラン
- リノ
レグルス帝国[編集]
- ゼフィルス・ロア・レグルス
- ルクス・ロア・レグルス
- レグルス帝国皇太子。ルーシアの兄。
- 皇太子だが、地味で銀髪以外特徴がない。クーデターが勃発した際、敵兵に追い詰められていたところをたまたまゲートで買い出しに来た冬夜に助けられる。しかし、皇太子と知らなかったため、手当てを受けた後近くの民家に放置されてしまったが、無事にロメロのところへ退避している。
- サラ・レア・レグルス
- レグルス帝国皇太子妃。ルーシアの義姉。
- エリシア・レア・レグルス
- レグルス帝国第二皇女。ルーシアの姉。
- 留学先のフェルゼン王国でブランジェ国王と婚約する。魔法工学を研究している。
- キャロライン・リエット
- ステファニー・リエット
- 通称ステフ。レネの母でありキャロルの姉。故人。
- 父親に反発した末に家を飛び出した後、冒険者の男性と夫婦となりレネを出産するがほどなくして病死。
- メアリー・リエット
- リエット家の当主。ステファニーとキャロラインの母で、レネの祖母。
- ロビンソン
- リエット家の執事。
- 白髪頭にカイゼル髭で、60歳を超えているとは思えないほどの筋肉隆々で二メートルはある大男。
- ガスパル
- バズール
- ロメロ
- 帝国西方軍司令の将軍。
- 悪魔召喚による他国への侵攻策に一番反対していた。クーデターが勃発した際、皇太子のルクスを匿う。
ラミッシュ教国[編集]
- エリアス・オルトラ
- ラミッシュ教国女教皇。60歳を越える高齢ながら教国を支える。優しい顔立ちをした老婦人。真偽を見抜く魔眼の持ち主で、青と翠のオッドアイ。
- 信仰心は篤かったが、枢機卿になった時に真実を知って愕然とし、実在しない神を信仰することに悲観になっていた。神様と出会ったフィリスを庇ったためにゼオンとキュレイに陥れられフィリスとともに地下牢に監禁されるも冬夜に助けられ、事なきを得る。その際に神様と出会っており、世界同盟の中では冬夜が神々の関係者である事を知っている唯一の人物である。
- 神様の事を「あの方」と呼び、冬夜の事は、神様の「御使い」または、「使徒」と認識しており、「様」付けで呼んでいる(実際は冬夜は神様の眷属であるのだが、その事は彼女には伝えていない)。同盟国の人達とは仲が良く、ブリュンヒルド公国の遊戯室が溜まり場となっている。野球は観戦側。
- フィリス・ルギット
- 教国からブリュンヒルドに遣わされた女性司祭。冬夜と同じくらいの年齢で紫色のボブカット。
- 闇に関するものを全てを悪と決めつけるラルス教に疑問を抱いていたが、冬夜と出会った際に神様とも出会い宗教観が変わる。ラミッシュの教義に異を唱え処刑されそうになるが冬夜に助け出された。後に最年少枢機卿となる。
- ゼオン
- オールバックにちょびヒゲの枢機卿。どこかの某独裁者に似ている男。
- 姉のキュレイとともに教皇の座を狙う野心家。キュレイや一派の聖騎士たちとともに正義の名の下に神の名を騙って寄付やお布施を要求して私腹を肥やす悪事を働いていた。教義に異議を唱えたフィリスをヴァンパイアだと嫌疑を掛けて処刑しようと目論み、彼女を庇ったエリアスを弾劾して薬で眠らせて幽閉。闇の精霊が倒された後、冬夜によって国民の前で今までの悪事を暴かれてキュレイや聖騎士たちとともに破門、牢獄送りとなる。
- キュレイ
- ゼオンの姉。ゼオンと同じく枢機卿。厳しい顔つきをした老婦人。
- 弟のゼオンと共に教皇の地位を狙い、冬夜が訪れた時はエリアスと偽って対面した。闇の精霊が倒された後、冬夜によって国民の前で今までの悪事を暴かれて牢獄送りとなる。
- ネスト・レナード
- 教国からブリュンヒルド公国に遣わされた司祭。実はカツラを被っている。
- ブリュンヒルド公国の国教をラルス教にするように迫ったが、神様を侮辱したことで冬夜を怒らせ、カツラを残して城から「ゲート」によって追い出される。
- ラミレス
- 1000年前にラミッシュ教国を建国した人物。
- 光の神官と言われているが、実際は闇属性の召喚術師。闇の精霊を使って光の神・ラルスをでっち上げて人々に信仰させ、国を築き上げたが、闇の精霊に支配されてしまい、首都のイスラの地下で封印されていた。この事実は枢機卿以上は知っているが、国が混乱するのを恐れてひた隠しにしている。しかし、すでに封印にガタがき始めており、都では彼によって人々が生命力を奪われて干からびる事件が発生していた(国内ではヴァンパイアの仕業とされていた)。ついに封印が解かれて禍ツ神のような異形な化け物となって暴れるが、冬夜によって倒されて闇の精霊は消滅し、残された彼の骨は灰となって消滅する。
リーニエ王国[編集]
- クラウド・ゼフ・リーニエ
- リーニエ王国の第二王子。その後の新国王。
- 子供の頃からザブンにこき使われ、耐え忍んできた。まっすぐな性格で、母親思い。冬夜の転移魔法の噂を聞き、ザブンの使者としてベルファスト王国に訪れた際、冬夜に母親を助ける手助けを請う。
- その最中にザブンが偽王子であり、自分が正統な王位継承者だった事が判明。真実を白日の下にさらし、父シュラフから王位を継ぐ。
- 同盟国の人達とは仲が良く、ブリュンヒルド公国の遊戯室を溜まり場にしたり野球で争ったりと平和な時は楽しく過ごしている。
- 同年代のレスティア騎士王国現国王ラインハルトとは特に仲が良い。
- シュラフ・ゼフ・リーニエ
- エリア・ゼス・リーニエ
- クープ
- アンジェ
- クープ侯爵がエリア王妃の安全を守るために忍び込ませたメイド。
- 正体は武闘士であり、兵士を一瞬で倒すほどの実力を持つ。
- ザブン
- リーニエ王国の第一王子。
- 痩せぎすでマッシュルームカットの容貌。母親のダキアに過剰に甘やかされて育ったため非常に傲慢な上に面白半分で人の命を奪う非道な性格。商家から金を無理矢理奪って贅沢三昧したり多くの女性を毒牙にかけたり無理矢理攫って奴隷にするなど狼藉の限りを尽くしていた。そのため、30歳を過ぎても王位を継げずにいる。とあるパーティーで自分を笑ったスゥに恨みを抱き、結婚という名目で国に連れて来て奴隷にしようと目論みクラウドを使者として送り込むが、逆にこれを利用され破滅する事となる。
- 本人も知らなかったが、実は国王の実子では無くワルダックとダキアの不義密通の子供、つまり偽王子。冬夜にその事実を突きつけられるが、自分が失墜した事が理解できず自分勝手な暴言を吐き続けたせいで冬夜の怒りを買い、ブリュンヒルドで手足を数発撃たれて気絶。傷はその場で治癒されるも、意識を失っている内に投獄される。
- その後、死刑以上の刑罰として奴隷の立場となり、サンドラの採掘場で強制労働の日々を送る事となった。
- ワルダック
- リーニエ王国を牛耳っていた宰相。
- ブルドッグみたいな顔をしている。エリア王妃を監禁し国王を脅迫していた奸臣で、自分の子であるザブンを第一王子に仕立て上げ王家乗っ取りを企むが、その事実を暴かれ奴隷の地位に落とされる。
- 真の狙いはパルーフ王国を倒し、初のパルニエ島統一を成した英雄になる事であったが、軍事以外の全てを蔑ろにしていた為に戦争を起こしても勝てる確率は低かったと冬夜は見ている。
- ダキア
レスティア騎士王国[編集]
- ギャレン・ユナス・レスティア
- レスティア騎士王国先王(後の先先王)。ラインハルトとヒルデガルドの祖父。婿養子。
- 冬夜を除く唯一の金ランクの冒険者。女性の尻を触ることを生き甲斐としている。尻を触るためにメイド長ラピスから気配を悟られず後ろを取るなど腕は鈍ってない。
- レイド・ユナス・レスティア
- エステル・ミナス・レスティア
- ラインハルト・ユナス・レスティア
- レスティア騎士王国第一王子(後の国王)。ヒルデガルドの兄。
- 回復能力が付与された聖剣レスティアを所持。冬夜に即位祝いとして聖剣レスティアそっくりの晶剣を送られる。
- 同年代のリーリエ現国王のクラウドとは特に仲がよい。
- 世界祭武闘大会の準優勝者。
天帝国ユーロン[編集]
- 天帝
- ユーロンを治める元首。本名は不明。
- フレームギアを手に入れるために「クラウ」を差し向けるが失敗。隣国のハノック王国からオリハルコンやミスリルなどの資源が見つかると、それを奪うべく一方的な主張で侵攻を開始するが、冬夜たちに阻まれてしまう。フレイズの大襲来で上級種のフレイズの光弾によって首都ごと消滅した。息子が三人いたが、大襲来で長男と次男が死亡したため三男が天帝に就いた。三男はフレイズの大襲来は冬夜の仕業と各国に言いふらしていたが、相手にされず。すぐに他の一派に暗殺されてしまう。
- チェイ・ジャオファ
- 元冒険者くずれの盗賊。遺跡から発掘された天帝の証「玉璽」を発見者である冒険者のジェスティの父親を殺して奪い天帝として名乗りを上げ、さらに『黄金結社』から提供された鉄機兵を使って他勢力を次々と傘下に収めていた。ユーロンをまとめた後は他国への侵攻も考えていた。冬夜たちと対峙し、ボーマンが搭乗していた鉄機兵が現れると、その隙に逃走を図るが、ジェスティに討たれる。
- ジェスティ・パララックス
- ジャオファに殺された冒険者の息子。敵討ちをするために蓮月とソニアと協力してジャオファを狙っていた。ジャオファと対峙した際、逃走する彼を追い掛けて敵討ちを成し遂げる。
ロードメア連邦[編集]
- オードリー・レリバン
- リミット・リミテクス
- フォルク・ラジール
- エドガー・ボーマン
- ロードメアの魔工学博士。眼鏡を掛けた背の低い小太りの男で、二十四歳なのだが四十歳手前に見えるほど老けており、しかも頭髪はかなり薄い。
- 発見したデボラの魔学書を研究し、そこからウッドゴーレムを改良した武装ゴーレムを作ったことで若き天才と持て囃されていた。デボラを信奉し、フレイズの襲来もこれで防げると豪語していたが、模擬戦で重騎士(シュバリエ)に歯が立たず完敗する。その負けた悔しさと武装ゴーレムの研究が打ち切られる恐れからまわりの制止を振り切って武装ゴーレムに改造を施した結果、暴走して首都を半壊させる大惨事を引き起こす。自分の責任では無いと喚くが聞き入れてもらえる筈が無く、更に暴走したゴーレム達がエルゼのゲルヒルデ1機に一掃された事を教えられショックを受ける。
- その責任からすべての役職からの解任と博士号を剥奪され、10年以上の鉱山送りとなるが、『黄金結社』の手引きで脱獄し、盗難されていたフレームギアの部品を元にガルゼルドとともに鉄機兵を作り出す。ユーロンで変装して潜入していた冬夜と出くわし、正体に気付かないまま搭乗した鉄機兵で襲い掛かるも返り討ちに遭い、捕らえられて断頭台の露と消える。
大樹海[編集]
- パム
- 大樹海に住む女性のみの戦闘部族、ラウリ族族長の孫娘。
- 冬夜の嫁の一部が落ち込む程の巨乳の持ち主。当初は共通語を話せなかったが、後に話せるようになる。
- 大樹海に出現したフレイズによって部族の村を襲撃されているところを冬夜に助けられる。冬夜を気に入り、彼の首筋に噛み付いて「誓いの牙」(「この男は自分の物」というサイン)を立てた。フレイズの襲撃で「剪定の儀」に出場する戦士達が死亡したため、今回は諦めて次の「剪定の儀」のために冬夜との子を産もうとしていた。後に行われた「剪定の儀」で、冬夜の婚約者達が助っ人として入った事で優勝し、樹王の民の長となる。
- バルム族
- 大樹海に住む男性のみの戦闘部族。
- 部族の特徴からパムのラウリ族と長年反目し続けている。「剪定の儀」では、リベット族と戦うが、彼らの毒によって力を発揮できず敗れる。
- リベット族
- 毒の扱いに長ける新興部族。
- 大樹の精霊を手に入れることを目論み、「剪定の儀」では、毒を使って対戦相手を弱らせて倒す戦法を駆使して決勝まで勝ち進めるが、毒を物ともしないラウリ族(冬夜の婚約者達)にあっさり完敗。巨獣化したウッドゴーレム達を使って強引に奪おうとしたが、冬夜達のフレームギアによって倒される。その後、全員捕らえられて、後にパムの口から「大樹海の裁きを受けた」と語られる。
フェルゼン王国[編集]
- ブランジェ・フロスト・フェルゼン
- レオルド・フロスト・フェルゼン
- アモンド
- ルドー
- イーゼス
- ガルゼルド・ゴールディ
- 「黄金結社」を復活させ禁断魔法・「聖域(サンクチュアリ)」を発動させんと目論んだが、無限スリップ弾からの冬夜謹製「ヘドロボックス二号」のコンボで倒され、廃人になる。
魔王国ゼノアス[編集]
- ゼルガディ・フォン・ゼノアス
- ゼノアス魔王国の国王。桜の父。娘限定の親バカ。
- 桜からぞんざいに扱われていることからよく冬夜に泣きつくが、王としては真面目に行動している。
- 世界祭ではニャンタローとひと悶着あったり、朗読会に参加したは良いが、子供達を泣かしてしまうなど、娘の評価は右肩下がりの模様。
- ファロン・フォン・ゼノアス
- ゼノアス第一皇子。ゼルガディ曰く、「一本気な性格であるが悪く言えば頭が悪い。卑怯な事を嫌うから暗殺等唆せば唆した者の首が(物理的に)飛ぶ」との事。一応次期魔王候補。
- 桜から「頭悪そう」と初対面からいきなりぞんざいに扱われる。選り好みする様でウェブ版464話時点で婚約者がいない。桜曰く「典型的なヘタレ。望み薄」。
- ファレス・フォン・ゼノアス
- ゼノアス第二皇子。ゼルガディ曰く、「本の事しか頭にない上、暗殺等大それた事をするくらいなら王位を捨てる程煩わしいことは極力避ける性格」との事。本人も「食事を忘れる程」とも公言しており、その性格がセブルスの焦りを生み、桜暗殺未遂につながる。桜との初対面ではセブルスの暴走に対し謝罪している。
- 意外にもゼルガディの行動を口で制する等、落ち着きがあり、桜も前述の二人とは違い普通に接している。あまり結婚願望がなくブリュンヒルドの図書館に憧れを持っている。
- シリウス・フレンネル
- スピカの父。ダークエルフ。魔王の護衛隊長。常識人で、魔王の桜に対する暴走をフォローしている。
- スウェラ・フレンネル
- セブルス・アルノス
- 大商家アルノス家の嫡男。第二皇子ファレスの叔父。
- 次期魔王の叔父として権力を握ることを狙っていたが、桜がファレス以上の魔力を持った上に当のファレスが王位に興味が無いことに焦り、ユーロンの「クラウ」を雇い桜を襲撃させる。
- 冬夜の仕掛けた罠に嵌まり「語るに落ちる」を地で行く形で犯行を自供してしまい失脚。セブルスは処刑、アルノス商会は婿養子が跡を継ぐことになる。
- 彼の起こした事件は桜と冬夜の出会いと婚約、それによるゼノアスの鎖国の解除にまで繋がる事となり、皮肉にも国の歴史を大きく動かす結果となった。
パルーフ王国[編集]
- エルネスト・ディン・パルーフ
- リュシエンヌ・ディア・パルーフ
- ドノバン・レンブラント
- レイチェル・レンブラント
イグレット王国[編集]
- レファン・レトラ
- トトラ・ルフ
- リリカラ・ルフ
- ロチャ・ルフ
ハノック王国[編集]
- カルロ・オル・ハノック
- ライラック・エル・ハノック
- ミルネア・エル・ハノック
ライル王国[編集]
- バルストラ・ドゥルガ・ライル四世
エルフラウ王国[編集]
- フォルトゥーナ・ティエラ・エルフラウ
- エルフラウ王国の現女王。金髪のエルフ。初代国王の妻。国王の死後フラウ族の推薦により女王の座に就く。
- 小さな諍いはあったようだが、人が良い民族性と周りを支えてくれる臣下のおかげて、千年以上つつがなく国を治めていた。
- 巨獣討伐の報酬に冬夜に「命の祝福」という魔道具(女性が身に付けると、男女の間に子が出来易くなる)を譲渡する。
- ギルドマスターのレリシャは姪にあたる。
- アレクセイ
- 巨獣スノラウルフ討伐部隊の隊長。
- 父親がギルド職員で金ランクの冬夜の凄さをよく聞かされていたらしい。
サンドラ王国[編集]
- アブダル・ジャーバ・サンドラ三世
- サンドラ王国国王。オーク似の風貌。
- 大樹海の部族を奴隷として攫った事でブリュンヒルド公国と対立するが、開戦わずか15分で敗北が確定し、奴隷にしていた女冒険者に復讐され首を斬られ死亡する。
- その後ゾンビ王として王子や王女、臣下たちと共に復活したが、冬夜の手によりアンデッドの天敵攻撃である回復魔法や聖水・浄化魔法によってまたも殲滅。サンドラ三世だけは、「普通の攻撃だけでは死者が浮かばれない」として肉食魚に捕食されながらこの世から姿を消す。
- ジャベール
- サンドラ王国の奴隷商人。
- ブリュンヒルド公国管轄のダンジョンがある小島でならず者冒険者を使って新人冒険者達を捕らえて奴隷にしようとしたが、冬夜とリーンに成敗される。
パレリウス王国[編集]
- セントラル・パレリウス
- アレリアス・パレリウスの末裔で、パレリウス島の代表者である女性。パレリウス家は結界を壊し、外界と交流する道を選ぶ。
- その後、パレリウス島が他国から正式に国として認められ、パレリウス女王となる。
- ディエント・サウス
- モルガン・イースト
- サジッタ・ノース
- ミリー・ウエスト
ホルン王国[編集]
- トナム・ダ・ホルン
- ホルン王国前国王。カムラ第一王子の死の一週間後に死去。
- カムラ第一王子の進言を認めず、顔を合わせれば怒鳴り合いの毎日で、両者の仲は年々険悪になっていた。
- カムラ・ダ・ホルン
- ホルン王国第一王子。雨の中、馬車ごと崖下へ転落し事故死。享年21歳。
- ホルン王国発展の為に他国から人を招いて教えを請い積極的にその文化を取り入れるべきだと父に進言していた。
- クオ・ダ・ホルン
- ホルン王国第一王子の第一子。1歳にして新国王に即位。
- ガノッサ・ダ・ホルン
- ホルン王国王弟。シュバイン・アダンテに代わりホルン王国宰相となる。
- シュバイン・アダンテ
- ホルン王国元宰相。クオ幼王の母方の祖父。
- トーレン・ハノイ
- ホルン王国四侯爵の一人。東の大領地を管理し「東海侯」と呼ばれる。
- ナバイト・チェルミン
- ホルン王国四侯爵の一人。南の大領地を管理し「南泉侯」と呼ばれる
- ホークス・マニウス
- ホルン王国四侯爵の一人。北の大領地を管理し「北山侯」と呼ばれる。
- セイリア・スイール
- ホルン王国四侯爵の一人。西の大領地を管理し「西森侯」と呼ばれる。
ノキア王国[編集]
- ルウム・ラド・ノキア
- ノキア王国国王。カナザ軍務卿の召喚したスペクター・ガラベラムに取り憑かれていた。
- レフィア・ラダ・ノキア
- ノキア王国第一王女。ルウム国王と共に寝所へ幽閉されていた。
- パフィア・ラダ・ノキア
- ノキア王国第二王女。冬夜に政略結婚を申し出るが、実際にはカナザ軍務卿を倒す助力を得に来た。
- 剣の腕もある程度あり、魔法も自力で合成魔法を生み出すほどではあるが、どちらも今一歩という腕前。
- ファロ・ヤンチェ
- ノキア王国外交官。パフィア第二王女と共にブリュンヒルド公国へ特使として訪れる。
- ドライフ・チャオマ
- ノキア王国大使。カナザ軍務卿の召喚したスペクターに取りつかれ、ブリュンヒルド公国にパフィア第二王女の身柄を要求する。
- カナザ・ノートリス
- ノキア王国軍務卿。ノキア北方に位置する遺跡で「エルクスの遺産」を手に入れ、ノキア王国の支配を企てる。ヒルダに斬りかかるも晶剣によって剣は折れ、八重に鎧は砕かれ、エルゼに吹き飛ばされた所をパフィアの【プラズマストーム】でとどめを刺される。更にリンゼの企てにより牢獄の中で男色ユニコーンに迫られ、悲鳴を黙殺される最期を遂げる。
- ゼベータ
- 「エルクスの遺産」の収納球1番に封印されていたスペクター。カナザ軍務卿に憑依術を教える。
西方大陸(元・裏世界の国)[編集]
聖王国アレント[編集]
- ガラウド・ゼス・アレント
- 聖王国アレントの聖王。いかつい顔に白い髭、60近い年齢ながらとてもその衰えを見せない偉丈夫。
- アリア・ティス・アレント
- アレント聖王の孫娘。レティシアの姉。ザードニア新国王フロストと婚約する。
- レティシア・ティス・アレント
- アレント聖王の孫娘。アリアの妹。ダウバーン新国王アキームと婚約する。
- ペドロ・サンチョ
- モナ・サンチョ
プリムラ王国[編集]
- ルディオス・プリムラ・パレリウス
- ベロア
- エヴリ
トリハラン神帝国[編集]
- ハロルド・ラ・トリハラン
- ルーフェウス・ラ・トリハラン
- リスティン・レ・トリハラン
- ゼロリック
- マール
- ララ&リリ
- モーロック・ラピトス
パナシェス王国[編集]
- ラベール・テル・パナシェス
- パナシェス王国国王。
- ロベール・テル・パナシェス
ガルディオ帝国[編集]
- ファルシオン・リグ・ガルディオ
- アスティリア・リム・ガルディオ
- ランスレット・リグ・ガルディオ
- ガルディオ帝国新皇帝。真面目そうな印象を与える好青年。ランスロー宰相とファルシオン元皇帝の妹の息子で、元の名はランスレット・オルコット。
- ルクレシオン・リグ・ガルディオ
- ランスロー・オルコット
レーヴェ地方(レーヴェ王国)[編集]
- マクシミリアン・グラン・レーヴェ
- 大佐
- レーヴェ王国の十二将軍の一人。隻眼の偉丈夫。
- 古代機体(レガシィ)ゴレム・「獣皇機」シリーズの一体、「レオパルド」のマスター。本名はドルフ・ランディナー。
- 中尉
- 軍曹
魔工国アイゼンガルド[編集]
- ギブラム・ザイン・アイゼンガルド
- 魔工国アイゼンガルドの魔工王。白髪のオールバックと片眼鏡、両腕がゴレムのように機械化した老人。
- 本体は脳が移植されている決戦兵器ゴレム「ヘカトンケイル」。冬夜、八重、ヒルダのフレームギアによって撃沈される。
- ギエン・グリード
ストレイン王国[編集]
- マルガリタ・トゥエンテ・ストレイン
- ストレイン王国女王。碧眼で眼鏡をかけている。
- 黒蝶(パピヨン)のシルエットの仲介で冬夜達と面会し、表世界からの漂流者について相談する。
- ベルリエッタ・トゥエンテ・ストレイン
- ストレイン王国第一王女。
- 魔工機械が趣味でいつも城内の個人工房に籠っている。同じ趣味のトリハラン神帝国ルーフェウス皇子と婚約。
- セレスティア・トゥエンテ・エルナンデス
- ストレイン王国女王の姪。パナシェス王国第一王子ロベールの婚約者。
魔人国ヘルガイア[編集]
- アルフォード・キュラ・ヘルガイア
- 魔人国ヘルガイア魔人王。ヴァンパイアロード。
- 魔人族が人間に虐げられていたことから国交を断絶していたが、表世界との融合で隣国になったイグレット王国と国交を行うことになった。
- クローディア・ミラ・ヘルガイア
- 魔人国ヘルガイア王妃。ヴァンパイア。イグレットの城で海賊たちの逃走に巻き込まれる。
ラーゼ武王国[編集]
- ギムレット・ガル・ラーゼ
- ラーゼ武王国国王。竜の力を受け継ぐドラゴニュートという種族。
- 二世界会議で武流叔父と戦いたいと申し出たが不在だった為、ミスミド国王と戦うことになる。
- ザンベルト・ガル・ラーゼ
- ラーゼ武王国第二王子。ドラゴニュート。ラーゼ流武闘術の使い手。
- パナシェス王国第一王子ロベールと共に世界会議参加の書状をブリュンヒルド公国に持ってくる。
- この国で一番強い者と戦いたいと申し出るが、武流叔父(武神)に二連続で秒殺される。その後もエンデ、エルゼ、冬夜に秒殺される。
炎国ダウバーン[編集]
- ジャハラデ・ビーア・ダウバーン
- 炎国ダウバーン国王。ザードニア国王とは犬猿の仲。
- アキーム
- 炎国ダウバーン王子。王位を継いで国王となる。
- ロッソ・ポイニクス
- 炎国ダウバーン宰相。
- グレン
- 炎国ダウバーンの将軍。平民からの叩き上げ。短い黒髪に榛色の目、顎に傷。歴戦の戦士のような雰囲気の持ち主。
- ジャハギル
- 炎国ダウバーンの将軍。
氷国ザードニア[編集]
- ジュナス・レム・ザードニア
- 氷国ザードニア国王。ダウバーン国王とは犬猿の仲。
- フロスト
- 氷国ザードニア王子。王位を継いで国王になる。
- コールディ
- 氷国ザードニア騎士。剣の使い手で、「ザードニアの氷剣」と呼ばれている。
神界[編集]
- 神様(望月 神之介)
- 声 - 立木文彦
- 数多くの世界を創造、管理している世界神。手違いで冬夜の頭上に神雷を落とし死亡させてしまったため、お詫びも兼ねて身体能力の底上げとスマートフォンの神器化を伴って異世界へと転生させる。
- 眼鏡をかけた好々爺という印象をしており、何かにつけて冬夜を構い、アバター姿で顕現したり、または人化して冬夜の祖父と言う立場で望月 神之介(もちづき しんのすけ)と名乗り顕現することもある。本当の孫の様に冬夜を可愛がっており、冬夜もお祖父ちゃんっ子であるため、自分で考えて答えが出ない問題があると手土産を持って神界へ相談に訪れている。
- 冬夜を眷属認定しており、そのサポートと神界から無断で下界に降りた従属神の捕獲のため、複数の下級神と一人の上級神(恋愛神:花恋、剣神:諸刃、農耕神:耕助、狩猟神:狩奈、音楽神:奏助、酒神:酔花、武神:武流、時空神:時江)を人化させて冬夜のいる世界に送り込む。後に邪神化した従属神を討伐した際に冬夜を上級神と認め(神格のみであり、立場そのものは下級神の一番下)、冬夜の今いるこの世界の管理を彼に任せること、いずれこの世界を神々の保養地としたいことを彼自身に語っている[注 4]。
- 従属神(邪神)
- 神の中でも最も位が低く、何も役目をもらえない従属神の一人。冬夜曰く「ニート神」。
- 従属神の立場に嫌気を差し、勝手に下界に降りてきてしまい、イーシェンで瓢箪に化けて猿の秀義を操りイーシェン支配を企んでいた。後にフレイズの支配種ユラの協力でフレイズの亜種「魂食い」を使役して、世界に恐怖を撒き散らそうとしていたが、またもや冬夜に撃退されたその時、「魂食い」に取り込まれ邪神の種子となってしまう。
- 従属神(指導員)
- 前述の邪神の元・指導員。本来は下級神の資格があるのだが、監督不行き届きの贖罪として冬花(後述)の守護者としてシベリアンハスキーの小犬となる。
- 破壊神
カミサマーズ[編集]
冬夜の親族として地上に降りる。
- 望月 時江(もちづき ときえ)
- 時空神にして上級神。冬夜の祖母として地上に降りる。
- フレイズの侵攻によってボロボロにされた世界の結界を修復する為にブリュンヒルド公国に滞在する。編み物が得意。
- 望月 花恋(もちづき かれん)
- 声 - 堀江由衣
- 恋愛神。冬夜の姉として地上に降りる。
- 他人の恋バナが大好きで相談にも乗るが、裏では恋愛に付きモノの、お約束事のあれこれを演出したりしている。「〜なのよ」と語尾につくのが口癖。
- 仕事柄、他人の心を読むのに長けており、冬夜が彼女に対して失礼な想いを抱いた際には十中八九報復している。最近、昇神試験に失敗した。
- 望月 諸刃(もちづき もろは)
- 剣神。冬夜の2番目の姉として地上に降りる。
- ブリュンヒルド騎士団の剣術顧問。冬夜でも軽く倒される程強い(魔法無しの剣のみ全力勝負で3分でボコボコにされる)。
- 大樹海で行われた「剪定の儀」に一つの部族に混ざって試合に参加していた。
- 望月 耕助(もちづき こうすけ)
- 農耕神。冬夜の叔父として地上に降りる。マイペース。
- ブリュンヒルド公国で農地開拓に精を出す。世界祭では自慢の野菜で屋台を出している。騎士団開墾部隊のラクシェを気にかけている。
- 望月 奏助(もちづき そうすけ)
- 望月 狩奈(もちづき かりな)
- 望月 酔花(もちづき すいか)
- 酒神。耕助の次女として地上に降りる。幼女なのに酒好き。酒に対する執着心が凄い。
- ブリュンヒルド公国の城下町に在る酒場で飲んでばかりいる。(アルコールを摂取してないとやばいことになる病気だと皆には説明してある。)
- 望月 武流(もちづき たける)
- 武神。耕助の弟として地上に降りる。
- エンデと初めて出会った際にボコボコにしており、その時に気に入る。地上に降りた理由の一つに「強さとは何かをその身に刻み込む為」エンデを弟子にする。格闘術の神様と知ったエルゼも弟子になる。『闘気法』を二人に教える。剣神とは互角。
結晶界(フレイジア)[編集]
- メル
- フレイズの支配種。女性型。元フレイズの女王。エンデと共に駆け落ちの如く世界を渡り歩く。
- 核の状態で休眠していた。人間の心臓に取りつく彼女の核をしらみ潰しに探すためにフレイズ達は殺戮を行っていた。
- 産まれてきたベルファスト王国第一王子ヤマトに取りついていた為、冬夜のアポーツで摘出され覚醒する。
- エンデと共に別の世界へ行こうと思っていたが、冬夜の餌付けによりこの世界に残ることを決意。
- リセ
- フレイズの支配種。女性型。ネイと姉妹。
- 他の支配種と距離を保ち、メルとエンデの行く末を見守る傍観者。冬夜の餌付けによりこの世界に残ることを決意。
- ネイ
- フレイズの支配種。女性型。リセと姉妹。
- メルの結晶界への帰還を願っていた。エンデのことを嫌っているが拳骨一発で取り敢えず納めた。ある意味食い意地が貼っていて、冬夜の餌付けでこの世界に残ることを決める。
- ギラ
- ゼノ
- フレイズの支配種。男性型。ギラの兄で同じ戦闘狂。
- フレイズの将軍。至高の存在である「王」を自分で破壊したいという歪んだ欲望をもつ。
- 偽騎士(フェイクス)に乗り込み、エンデとメルの乗る竜騎士と闘う。最後はメルとの一騎打ちで自滅に近い形で倒される。
- レト&ルト
- ユラ
精霊界[編集]
- 火の精霊
- 水の精霊
- 六大精霊の一人。
- 風の精霊
- 大地の精霊
- 光の精霊
- 闇の精霊
- 砂の精霊
- 人間に関心がない。
- 亜鉛の精霊
- ミノタウロスに似た精霊。
- 嵐の精霊
- 雪の精霊
- 氷の精霊
その他[編集]
- エンデ
- 声 - 内田雄馬
- 白い髪に白いマフラー、黒いジャケットに黒いズボンとモノトーンでかためた謎の少年。
- 途轍もない戦闘能力を持ち、冬夜達の知らない魔法を使用する。フレイズを探して倒しまわっており、冬夜に情報を渡すこともある。その正体は冬夜が現在住んでいる世界より高位の世界に住んでおり、下の世界を生き来出来る能力を持って生まれた人間である。本名はエンデミュオンと言い、自身を「渡る者」「異世界転移者」「シフトウォーカー」「異邦人(エトランゼ)」と称している。
- 搭乗機体は高機動型フレームギア竜騎士(ドラグーン)。フレイズに関する情報提供の報酬という形で冬夜から譲渡された機体。初期のカラーは「赤」だったが、「エーテルリキッド」の補充が不要な新型にするため、また、機体のメインカラーがリンゼ機と被るからと言う理由で新型に改装。エンデの服装の色である「モノトーン」に変更された。
- メルと一緒に違う世界へ行こうと考えていたが、冬夜の餌付けにより断念させられる。
- デボラ・エルクス
- 5000年前にパルテノで実在した女性魔法工芸師。
- 一流の魔法工芸師でレジーナ・バビロンに強い敵愾心を抱いていたが、その腕前は彼女に遠く及ばず、強力だがそれに比例するほどの欠点を持つアーティファクトばかりを作っていた。
- 竜王
- 自らを『竜王』と名乗る竜人族の男性。
- デボラが開発した魔獣を操り力を限界まで上げる『支配の響針』を発見し、それを使って竜達に掟に縛られぬ自由を与えようと目論む。ドラゴネス島に訪れて『支配の響針』で若竜達に力を与え、老竜達を殺させてドラゴネス島を支配し、各地にいる若竜達を勧誘して『支配の響針』を与えて暴れさせていた。ドラゴネス島に現れた冬夜達と対峙するが、冬夜に『支配の響針』は大勢を操ることが出来ないことを指摘されたことで、それを知った若竜に裏切られて上半身を喰われて死亡した。
- ポルンガ
- ニア・ベルモット
- エスト・フローティア
- ユニ
- ユーリ
- エルカ・パトラクシェ
- ノルン・パトラクシェ
- シルエット・リリー
- ザビット・グラント
- 白銀(しろがね)
- 男色ユニコーン
- 本来は普通のユニコーンよりも潔癖で、少しでも男の影を持つ女性を拒絶する程だったが、その性格の悪さが冬夜の逆鱗に触れたことで【プリズン】内にて召喚され、男らしい姿をした精霊達に囲まれて三日間過ごす羽目になり、女を一切寄せ付けずムキムキの筋肉を持つ男だけに擦り寄っていくという男色化を果たしてしまう。
- 望月 冬一郎(もちづき とういちろう)
- 冬夜、冬花の実父。漫画家。丁寧な言葉で話す。
- 望月 綴(もちづき つづり)
- 冬夜、冬花の実母。絵本作家。口調が粗っぽい。
- 望月 冬花(もちづき ふゆか)
- 冬夜の転移後に産まれた妹。まだ赤子である。
- 日村(ひむら)
- 冬夜の中学の同期・冬一郎のアシスタント。
- 冬夜の転移後の生活を夢に見た後で漫画にし、望月夫妻に見せている。珊瑚と黒曜を仲間にした辺りまで描いている。冬夜自身はこの漫画を打ち切って欲しいと思っている。
- 冬夜の祖父
- 顔の広い人物で、総理大臣から暴力団にまで関係を持っていたが、冬夜が中学生の時に他界。
用語一覧[編集]
- スマートフォン(スマホ)
- 冬夜が異世界に渡る際に、役に立つ情報を引き出せるという理由で神様に頼んで使えるようにしてもらった携帯電話。
- 冬夜が所持しているスマートフォンは元の世界のWebサイト等の閲覧はできるが書き込みやメールの送受信等の干渉は不可能。通話も神様に限られている。充電は魔力で行う。周囲に人がいる状況でスマホを使う際は、便利な魔法の道具(アーティファクト)、または無属性魔法のようなものとごまかしていた。スマホに様々なエンチャントやプログラムを施すことによって、本来の用途以上に万能性を増している。
- 後にバビロン博士のアナライズにより、スマートフォンが量産され、冬夜の婚約者達やブリュンヒルド関係者、各国の代表者等に配られた。
- 冒険者ギルド(ギルド)
- 冒険者に依頼を仲介している。ランクがあり、黒から紫、緑、青、赤、銀、金と上がっていく。後に冒険者アカデミーが開設され、受講生の為の新設された。
- 上位ランクほど難しい仕事を受けることが出来る。特定の条件を満たした場合の称号(竜殺し・巨獣殺し等)があり、自分より上位ランクの依頼でも称号の条件で受けられる依頼もある。なお、金・銀ランクは掲示が無く、本人に対する直接依頼が主になる。
- 依頼を完了すれば報酬がもらえるが、もしも依頼に失敗した場合、違約料が発生することがある。さらに数回依頼に失敗し、悪質だと判断された場合、ギルド登録を抹消というペナルティも課せられる。
- 物語当初はギャレンが唯一の金ランクであり、後に冬夜が昇格した。
- 魔法
- 個人の魔力、属性を引き出し、魔法名と効果をイメージして放出する技術。習得には魔法書かスクロール(巻物)、他の魔法使いによる教授が必要。火、水、風、土、光、闇、無の7つの属性があり、適性のない属性の魔法は使うことができない。また、魔法のイメージがはっきりしない場合も発動しない。
- 無属性魔法は個人魔法と呼ばれ、同じ魔法を使える者は滅多に居ない。無属性魔法は。無属性の者がある時にふと頭に魔法名と効果が浮かび上がり、使えるようになる。
- 属性が多い者は希少であり、リンゼの3属性でも凄いといわれるほど。5000年の間で全属性持ちはレジーナ・バビロンと望月冬夜の二人だけである。
- 魔眼
- ユミナの人の本質を見抜く魔眼、エリアス教皇の真偽を見抜く魔眼、焔の千里眼等、特殊な能力を宿した目を持っている体質。無属性魔法の一種とも言われている。
- フレイズ
- この世界に突然どこからか現れ、人間や亜人を殺戮する水晶の魔物。下級種、中級種、上級種、支配種の存在が確認されている。最低1個から数個の「核」を内包しており、魔力吸収とミスリル等の武器でも傷をつけるのが難しい硬さを誇る身体で覆っている。5000年前に文明を崩壊させたが、この時は突然姿を消した。約1000年前のベルファスト王都遷都にも関わっていた。
- 人間や亜人を抹殺する目的は不明だったが、後に人間の心臓に取り付く「フレイズの王」の「核」を探す為だと判明する。
- 変異種
- 前述のフレイズが邪神(前述)の力により変異したもの。全身がくすんだ黄金色をしている。そのため、核の位置が目視により確認できず、同型のフレイズの位置から推測して破壊する必要がある。
- フレームユニット
- 「工房」の管理人・ロゼッタが開発したフレームギア操縦訓練用シミュレータ。
- フレームギア
- 5000年前にバビロン博士により開発された対フレイズ用の搭乗用人型戦闘兵器。
- 新型の設計は設計図のみができておりそれまで「蔵」の中に保管されていたが、冬夜が「蔵」を発見した事で実用化される。後に覚醒したバビロン博士がスマホ経由で見た地球のロボット物のアニメに触発されユミナたちの専用機が作られる。
- レギンレイヴ:冬夜専用機(多様戦万能型)
- ブリュンヒルデ:ユミナ専用機(狙撃戦特化型)
- ヴァルトラウテ:ルーシア専用機(遊撃戦換装型)
- ジークルーネ:ヒルデガルド専用機(白兵戦重装型)
- オルトリンデ [注 5]:スゥシィ専用機(防衛戦武装型)
- グリムゲルデ:リーン専用機(殲滅戦砲撃型)
- ロスヴァイセ:桜専用機(集団戦支援型)
- ヘルムヴィーゲ:リンゼ専用機(空中戦可変型)
- ゲルヒルデ:エルゼ専用機(格闘戦突撃型)
- シュヴェルトライテ:八重専用機(白兵戦軽装型)
- 竜騎士(ドラグーン):エンデ専用機(高機動型)
- 白騎士(シャインカウント):レイン専用機(黒騎士と同型機)
- 青騎士(ブルームーン):ノルエ専用機(黒騎士と同型機)
- 黒騎士(ナイトバロン):ニコラ及び各国指揮官用
- 紅騎士(レッドリンクス):エスト専用機(黒騎士と同型機)
- 重騎士(シュバリエ):一般騎士用
- ゴレム
- 元は裏世界でおこった二つの古代王国の大戦争で生まれた、人に従い人の代わりに戦う機械仕掛けの自動人形。
- 太古の遺産である「古代機体(レガシィ)」と、それを解析、複製してグレードダウンした量産型である「工場製(ファクトリー)」がある。
- オーバーギア
- バビロン博士とエルカ技師がフレームギアの技術を用いて作り上げた機械獣型のゴレム用強化ユニット。ゴレムと直接シンクロしてその特性を引き出して増幅する、いわばゴレムのパワードスーツ。
- アーティファクト
- 現存の魔道具とは異なる、古代文明の遺産、魔道具のこと。作中で出てくるのはレジーナ・バビロン、デボラ・エルクスの二人の発明が多く、大概がトラブルの原因となっている。
地理・国家[編集]
- 西方同盟・東西同盟・世界同盟
- ブリュンヒルド公国建国に合わせてベルファスト王国、レグルス帝国、ミスミド王国、リーフリース皇国と「西方同盟」を組んだのが始まり。その後、徐々に参加国が増え、東方のレスティア王国が同盟に入った時に「東西同盟」に、そして表世界のほとんどの国が同盟に入ったのをきっかけとして「世界同盟」と改められた。同盟国は月に1度程度ブリュンヒルド公国で同盟会議を行うこととなっているが、その後に「親睦を深める」と称しブリュンヒルド城の遊戯室や野球場で遊ぶ事が常態化している。
表世界[編集]
元々冬夜達が活躍していた世界。世界の変革後に裏世界の東側に並ぶ形で融合し、「東方大陸」と呼ばれる。
- ブリュンヒルド公国
- ベルファスト王国、レグルス帝国の間に位置する東京23区の約3分の2ほどの新興国。公王は望月冬夜。
- 冬夜に王女であるユミナ、ルーシアの婚約者にふさわしい地位を確保するために、それぞれの国から領土を譲渡されて建国した。また、もともと豊かな土地ではあったが、魔獣も多く、ベルファストとレグルスをつなぐ交易路は南に迂回して作られていたため、ベルファスト王国とレグルス帝国には、その地域の危険排除を冬夜にさせるという思惑があったことが伺える。
- 後に、ギルドからサンドラ王国より南にある地下迷宮のある島を譲渡され、「ゲート」でつないでいる。
- 初期の国民はイーシェンの元武田の民たちで、その後、徐々に移住者が増えていった。
- バビロン
- レジーナ・バビロンの発明で浮遊する島。レジーナが未来を見るアーティファクトによって冬夜の妻が9人であることがわかったため、「庭園」、「工房」、「錬金棟」、「格納庫」、「図書館」、「城壁」、「塔」、「蔵」、「研究所」の9つに分割して行動させていた。
- ベルファスト王国
- 冬夜が異世界に降り立った最初の国。ブリュンヒルド公国を建国するまで拠点としている。
- 冬夜がやって来た初めの頃は一部の腐敗した貴族が起こした悪事の為に様々な事件が発生しており、これを解決してきた事で冬夜は王家と深い関わりを持つ事になる。
- 読書喫茶「月読」
- 冬夜がラビ砂漠で助けた女性達の働き口として始めた店。リンゼが特殊な趣味の本を置いてからは益々女性に反響を呼び繁盛している。
- ミスミド王国
- ベルファストより南方、ガウの大河を隔てた場所に位置する獣人等の亜人が建国した新興国。獣人が国王を務めているが、7種族の長は対等とされる。
- 神国イーシェン
- 戦国(安土桃山)時代の日本を彷彿させる国。小競り合いはあるものの比較的安定している。
- リーフリース皇国
- ベルファストより西隣に位置する王国。ベルファストとは王家ぐるみで付き合いが元々ある。
- レグルス帝国
- ベルファストより東隣に位置する世界でも有数の大国。クーデターを期にルーシアが婚約者になり、ブリュンヒルドが建国される。
- ラミッシュ教国
- 光の神・ラルスを崇めるラルス教を信仰する宗教国家。後に「イスラの奇跡」と呼ばれる事件が起こり、信仰が「光の神・ラルス」から「光の神」へと変わることとなる。
- リーニエ王国
- リーフリースの北にあるパルニエ島を二分する南方の国。パルーフとは小競り合いが続いていたが後に解消。
- レスティア騎士王国
- 約300年前に「蔵」から落とされた「治癒の剣」=「聖剣レスティア」を拾った初代騎士王が戦乱を平定し建国。金ランクのギャレンはここの元国王である。
- 天帝国ユーロン・ユーロン地方
- 「天帝」と呼ばれている元首が治める大国。自分本位に戦争を仕掛けたり、身勝手な屁理屈を並べる人間が多いため周辺国との関係は特に悪い。フレイズの大襲来を受けて「天帝」ごと首都が消滅。それから各地で権力争いが起こって無政府状態となり、「ユーロン地方」と呼ばれるようになる。
- クラウ
- ユーロンの諜報部隊。京劇のような仮面を被っており、捕らえられそうになった場合、証拠隠滅のために自爆する。ユーロンが無政府状態になった後は残党が各国で暗躍していたが、最終的に冬夜たちによって壊滅する。
- ロードメア連邦
- 中央州、丘陵州、山岳州、湖水州、河川州、平原州、鍛治州の7州で構成される合衆国。それぞれの州に州総督と呼ばれる知事がおり、すべての州を束ねる全州総督という役職がある。後にロードメア共和国と呼ばれる。
- フェルゼン王国
- 剣技の「レスティア」、魔法の「フェルゼン」と謳われ、魔法技術が発展している国。
- 魔王国ゼノアス
- 国民のほとんどが魔族で構成された国。魔族が迫害されがちなため、国政で鎖国状態になっていた。冬夜と桜(ファルネーゼ)の婚約もあってか鎖国は解除され、後に世界同盟に加盟する。
- パルーフ王国
- リーフリースの北にあるパルニエ島を二分する北方の国。リーニエとは小競り合いが続いていたが後に解消される。
- イグレット王国
- 表世界(西方大陸)の南西に位置する島国。テンタクラーの被害により食糧難に陥り、ブリュンヒルドに救援要請を行った。
- エルフラウ王国
- レグルス帝国の北に位置する氷雪国。1200年前に亡国からの流浪の一族フラウ族と初代国王にして冒険者エル・カルテレードに建国される。
- サンドラ王国・サンドラ地方
- 大樹海の南にある砂漠の国家。奴隷制度がある数少ない国で、奴隷の首輪を大量生産、操作するアーティファクトによって国を保っていた。冬夜によって解放された奴隷達が反旗を翻され崩壊する。
- パレリウス王国
- 5000年前にフレイズに住処を追われ逃げ延びていたパレリウス家(レジーナが認める程の科学者)やその縁者の子孫達が暮らす島。巨獣が数多く存在していた為、冬夜が介入した後に国家となる。国王はパレリウスの巫女を務めていたセントラルが着く。
裏世界[編集]
5000年前のアレリアス・パレリウスが残した「門」を、冬夜が発動させた先にあった別世界。冬夜達の世界の地図を左右反対にした地形をしており、冬夜は「裏世界」と呼んだ。通常の方法では行き来できなかったが、世界の変革後に表世界の西側に並ぶ形で融合し、「西方大陸」と呼ばれる。
既刊一覧[編集]
小説[編集]
冬原パトラ(著)・兎塚エイジ(イラスト)『異世界はスマートフォンとともに。』、ホビージャパン〈HJノベルス〉、既刊14巻(2018年9月現在)
巻数 | 発売日 | ISBN |
---|---|---|
1 | 2015年5月22日 | ISBN 978-4-7986-1018-4 |
2 | 2015年8月22日 | ISBN 978-4-7986-1065-8 |
3 | 2015年11月21日 | ISBN 978-4-7986-1117-4 |
4 | 2016年2月20日 | ISBN 978-4-7986-1172-3 |
5 | 2016年5月21日 | ISBN 978-4-7986-1229-4 |
6 | 2016年8月23日 | ISBN 978-4-7986-1279-9 |
7 | 2016年11月24日 | ISBN 978-4-7986-1329-1 |
8 | 2017年3月23日 | ISBN 978-4-7986-1415-1 |
9 | 2017年6月22日 | ISBN 978-4-7986-1471-7 |
10 | 2017年9月22日 | ISBN 978-4-7986-1532-5 |
11 | 2017年12月22日 | ISBN 978-4-7986-1597-4 |
12 | 2018年3月22日 | ISBN 978-4-7986-1651-3 |
13 | 2018年6月22日 | ISBN 978-4-7986-1713-8 |
14 | 2018年9月22日 | ISBN 978-4-7986-1773-2 |
漫画[編集]
そと(漫画)・冬原パトラ(原作)・兎塚エイジ(キャラクター原案)『異世界はスマートフォンとともに。』、KADOKAWA角川書店〈角川コミックス・エース〉、既刊4巻(2018年5月現在)
巻数 | 発売日 | ISBN |
---|---|---|
1 | 2017年6月24日 | ISBN 978-4-04-105769-8 |
2 | 2017年7月24日 | ISBN 978-4-04-106100-8 |
3 | 2018年2月26日 | ISBN 978-4-04-106547-1 |
4 | 2018年5月25日 | ISBN 978-4-04-107165-6 |
テレビアニメ[編集]
2017年3月、テレビアニメ化が発表され[5]、2017年7月より9月までAT-X、BS11、TOKYO MXにて放送された[2]。
スタッフ[編集]
- 原作 - 冬原パトラ[6]
- キャラクター原案 - 兎塚エイジ[6]
- 監督 - 柳瀬雄之[6]
- シリーズ構成 - 高橋ナツコ[6]
- キャラクターデザイン - 舛舘俊秀、西田美弥子、関口雅浩[6]
- プロップデザイン - 出口花穂、金原知美、横山彰利、やまだたかひろ
- 色彩設計 - 渡辺亜紀[6]
- 美術監督・美術設計 - 柴田聡[6]
- 撮影監督 - 白鳥友和
- オフライン編集 - 小峰博美
- 音響監督 - 伊藤巧[6]
- 音楽 - Love Smile Music JAPAN / Rebrast
- 音楽制作 - エグジットチューンズ[6]
- プロデューサー - 末田裕美、笠松竜二、濱田啓路、二瓶茂人、岩浪泰幸、百田英生
- アニメーションプロデューサー - 村田淳司
- アニメーション制作 - プロダクション リード[6]
- 製作 - ブリュンヒルド公国
主題歌[編集]
- オープニングテーマ「Another World」[2]
- 作詞・作曲 - 島崎貴光 / 編曲 - 大久保薫 / 歌 - A応P
- エンディングテーマ「純情エモーショナル」[2]
- 作詞・作曲 - buzzG / 編曲 - やしきん / 歌 - エルゼ(内田真礼)、リンゼ(福緒唯)、八重(赤﨑千夏)、スゥシィ(山下七海)、ユミナ(高野麻里佳)、リーン(上坂すみれ)
- メイン歌唱 - エルゼ(第1話、第5話)、リンゼ(第2話、第11話)、八重(第3話、第9話)、ユミナ(第4話、第8話)、スゥシィ(第6話、第10話)、リーン(第7話、第12話)
各話リスト[編集]
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1章 | 目覚め、そして異世界。 | 高橋ナツコ | 柳瀬雄之 | 大薮恭平 | 関口雅浩 | 舛舘俊秀 |
第2章 | 初旅、そしてサムライ。 | 渡邊大輔 | どじゃがげん | 佐土原武之 | 服部益実、Park Jae Seok 鈴木伸一、飯飼一幸 | 西田美弥子 |
第3章 | 将棋盤、そして地下遺跡。 | 高橋ナツコ | 横山彰利 | 日下直義 | 西田美弥子、出口花穂 | 舛館俊秀 |
第4章 | 婚約、そして押し掛け。 | 渡邊大輔 | 大薮恭平 | 関大 | Kim Yong Sik、Choi In Sub Lee Zio、Park E Ri Lee Juhyeon | 西田美弥子 |
第5章 | スライムキャッスル、そして新機能。 | 高橋ナツコ | 柳瀬雄之 | 大薮恭平 | 関口雅浩 | 舛館俊秀 |
第6章 | 引っ越し、そしてドラゴン。 | 大久保昌弘 | 大久保富彦 | 西田美弥子、出口花穂 | 西田美弥子 | |
第7章 | 獣人の国、そして監視者。 | 渡邊大輔 | 大薮恭平 | 土屋浩幸 | 永井泰平、服部益実 | 舛館俊秀 |
第8章 | 日々の暮らし、そしてイーシェンへ。 | 高橋ナツコ | 羽原久美子 | 鈴木芳成 児谷直樹 | Park E Ri、Choi In Seop Seo Seunghye | 西田美弥子 |
第9章 | オエド、そして不死の宝玉。 | 篠沢侑斗 高橋ナツコ | 大薮恭平 | 関口雅浩 | 舛舘俊秀 関口雅浩 |
|
第10章 | 海、そしてバカンス。 | 大久保富彦 | 西田美弥子、出口花穂 | 西田美弥子 | ||
第11章 | ぱんつ、そして空中庭園。 | 大久保昌弘 | 大石美絵 | 村山靖 | 永井泰平、服部益実 泉保良輔 | 舛舘俊秀 関口雅浩 |
第12章 | 決断、そしてスマートフォンとともに。 | 高橋ナツコ | 柳瀬雄之 | 西田美弥子、関口雅浩、出口花穂 |
放送局[編集]
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [7] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2017年7月11日 - 9月26日 | 火曜 20:30 - 21:00 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり |
2017年7月13日 - 9月28日 | 木曜 1:00 - 1:30(水曜深夜) | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 |
木曜 22:00 - 22:30 | TOKYO MX | 東京都 |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2017年7月14日 - 9月29日 | 金曜 0:00(木曜深夜) 更新 | |
金曜 12:00 更新 | ||
2017年7月15日 - 9月30日 | 土曜 0:00(金曜深夜) 更新 |
|
BD / DVD[編集]
巻 | 発売日[8] | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD | DVD | |||
1 | 2017年9月20日 | 第1話 - 第3話 | QWXE-20001 | QWBE-20001 |
2 | 2017年10月4日 | 第4話 - 第6話 | QWXE-20002 | QWBE-20002 |
3 | 2017年11月1日 | 第7話 - 第9話 | QWXE-20003 | QWBE-20003 |
4 | 2017年12月6日 | 第10話 - 第12話 | QWXE-20004 | QWBE-20004 |
反響[編集]
岡田斗司夫は本作品をぬるくて全くストレスがなく、いくらでも見ることができるが、頭にとっての栄養バランスが悪くジャンキーであると評した[9]。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ “『異世界はスマートフォンとともに。』がシリーズ累計100万部を突破”. ラノベニュースオンライン (2018年3月22日). 2018年4月2日閲覧。
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 “『異世界はスマートフォンとともに。』メインキャラの声優が発表!”. アニメイトタイムズ (2017年5月23日). 2017年5月23日閲覧。
- ↑ “「小説家になろう」異世界はスマートフォンとともに。#189 支配の響針、そして青竜。”. 2017年8月20日閲覧。
- ↑ “冬原パトラ@winterpatoraの2017年7月13日付けのツイートを参照”. Twitter. 2017年8月25日閲覧。
- ↑ 『異世界はスマートフォンとともに。』のTVアニメ化決定! 監督は柳瀬雄之 - マイナビニュース 2017年4月3日閲覧。
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4 6.5 6.6 6.7 6.8 6.9 “『異世界はスマートフォンとともに。』TVアニメ化決定!”. アニメイトタイムズ (2017年3月21日). 2017年4月3日閲覧。
- ↑ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2) (PDF)”. 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2018年10月24日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2018年10月24日閲覧。
- ↑ “異世界はスマートフォンとともに。”. きゃにめ. ポニーキャニオン. 2017年7月13日閲覧。
- ↑ “アニメ『異世界はスマートフォンとともに。』の良いところは“頭を使わないで見れる快適さ?””. ドワンゴ (2017年8月24日). 2018年5月12日閲覧。
外部リンク[編集]
- 異世界はスマートフォンとともに。 - 小説家になろう
- Lua エラー モジュール:Twitter 内、8 行目: attempt to index field 'wikibase' (a nil value)
- 異世界はスマートフォンとともに。| HJノベルス公式Webサイト
- コミック 異世界はスマートフォンとともに。| ComicWalker コミックウォーカー
- TVアニメ「異世界はスマートフォンとともに。」公式サイト
- Lua エラー モジュール:Twitter 内、8 行目: attempt to index field 'wikibase' (a nil value)
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