文学
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文学(ぶんがく、英語: literature)は、言語によって表現された芸術のこと。詩、小説、戯曲、脚本、随筆、評論などの総称である。
また、それらを研究する学問(文芸学を参照)。文芸(ぶんげい)ともいう。
原初的な文学は口承文芸であったが、写本による書物の流通を経て、やがて印刷技術が普及するにつれて活字印刷による文学作品の出版が主流になった。現在では電子書籍やインターネットを利用した電子メディア上で表現されるものもある。
名称について[編集]
西洋での「文学」に相当する語(英: literature、仏: littérature、独: Literatur、伊: letteratura、西: literatura)は、ラテン語のlittera(文字)及びその派生語litteratura(筆記、文法、教養)を語源とし、現在では主に以下の意味を持つ。
- 言語によって作られ、審美的な側面を持つ筆記または口述の(科学的な作品や教育的な作品などとは異なる)芸術作品の総体: 1764年初出
- そのような作品を創作し、研究する活動: 19世紀前半以降
- 審美的な側面の有無にかかわらず、ある主題に関係した出版物の総体: 1758年、ドイツ語Literaturから
中国・日本での「文学」の語は古代より書物による学芸全般を意味したが、今日のような言葉による審美的な創作を意味するようになったのはliterature(英)、littérature(仏)の訳語として「文学」が当てられた明治時代からである。初期の翻訳としては、1857年ジョゼフ・エドキンズによって『六合叢談』の中で著された論説文「希臘為西国文学之祖」や、1866年香港に遣わされたドイツ宣教師Wilhelm Lobscheidによる英語・広東語・中国語辞典『English and Chinese Dictionary』が挙げられ、英語から中国語への翻訳が、著作を通して日本に入ってきた。