東京メトロポリタンテレビジョン
東京メトロポリタンテレビジョン株式会社(とうきょうメトロポリタンテレビジョン、英: TOKYO METROPOLITAN TELEVISION BROADCASTING CORPORATION)は、東京都を中心とした首都圏を放送対象地域として、テレビジョン放送事業を行う特定地上基幹放送事業者。株式会社エフエム東京(TOKYO FM)の持分法適用会社である。東京都のローカル局として地域密着型の番組を放送している。
愛称はTOKYO MX。(略称:MX)呼出符号は「JOMX-DTV」。
キャッチコピーは、「つなげるテレビ。」。
概要[編集]
東京都内のほぼ全域(島嶼部の有人島も含む)あるいは、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県の中で東京スカイツリーから半径50km以内の地域を放送エリアとするローカル放送局である。この地域以外にも、ケーブルテレビで視聴可能な地域を持つ。
1993年4月30日、東京都でテレビ東京に次いで6番目の地上波民間放送テレビ局として設立。1995年11月1日、地上アナログテレビジョン放送を開始。2003年12月1日、地上デジタルテレビジョン放送を開始。2006年前後からは、日本国内で絶大なシェアを持つキー局の番組編成を考慮して、日本のアニメを多数放送することで、「アニメといえばTOKYO MX」というイメージを作り、視聴習慣の定着を狙う戦略を採用している。
なお、全国独立放送協議会に加盟している独立放送局で、群馬テレビ・とちぎテレビへ『5時に夢中!』が同時ネットされるなど、一部番組のネットワーク ・番組販売による他局との取引関係はあるが、東名阪ネット6・5いっしょ3ちゃんねるなどには参加していない。
開局当初は東京都域テレビ局としてのカラーを出すために、他の在京キー局に見られる特定新聞社の影響力を抑えていた。ただし、現在でも他局ほど親密ではないが、東京新聞を発行する中日新聞社が株主に名を連ねており、スポットCMも流れている。
2012年に開局15周年を迎えたことを契機に、大幅な改革に乗り出している。地上デジタル放送への完全移行により、事実上キー局と横並びになり、東京ローカルながらも経営・編成・番組制作における質の向上や拡大が必然となったためである。以降は、既存の番組のリニューアルや出演者の刷新、報道における東京都の情報強化などを推し進めている。
愛称・略称[編集]
略称には呼出符号の「JOMX-TV」に由来した「MX」を使用しているが、記者会見やインタビューなどでは「東京MXテレビ」と言っている。
会社設立当初は、社名の「Tokyo Metropolitan Television」の各語の頭文字を採った「TMT」を使っていたが、開局時には「MXTV」または「MXテレビ」、さらに「東京都のテレビ局」であることをアピールする目的で「東京MXテレビ」と言う愛称が付けられた。そして、千代田区麹町の半蔵門メディアセンターに本社を移転した2006年7月27日からは現在の「TOKYO MX」と言う呼称を使用している。これと同時に、マスコットキャラクターの「ゆめらいおん」が誕生した。
また2009年5月からは、地上デジタル放送のリモコンキーIDである「9ch」をアピールする目的で「キュ〜ト!9ch(きゅうちゃん)」というキャッチコピーを使用しており、アナログ放送が終了する頃までステーションブレイク等のCM内で頻繁に見られた。
2019年4月からキャッチコピーを「つなげるテレビ。」に変更。
本社所在地[編集]
- 東京都千代田区麹町一丁目12番地
支局[編集]
- 東京都立川市錦町1丁目10番25号Y.S錦町ビル7F