ルーシー・ミリジアン
ルーシー・ミリジアン(Lucy Mirigian、1906年8月15日 - 2021年2月12日[1])は、アメリカ合衆国のスーパーセンテナリアン。現在のトルコ[注釈 1]・エルズルム出身、アメリカ・カリフォルニア州在住であった長寿の女性。
来歴[編集]
1906年8月15日、オスマン帝国のエルズルムにルシグ・サルキジアンとして生まれる。10代の頃に腸チフスで学校を中退せざるを得なくなった。それ以降は働き、そこで教育を受けた[2]。アルメニア人虐殺の前に同地を離れ、アメリカに移住する。それから死去まで、ずっとカリフォルニア州で暮らしていた。またこのころに片目を失明し、それからは片目は義眼である[2]。1936年にサンフランシスコでアショド・ミリジアンと結婚し、ソニア・ルー・ミリジアン(1940年1月5日生まれ)とガロ・アラン・ミリジアン(1946年1月18日生まれ)の二人の子供を設ける。子供はどちらも教育者になった。1976年3月に2人は離婚する[1]。サンフランシスコ、フレズノでアルメニア語を教えていた[2]。多くの友人から「ルーおばさん」と呼ばれていた[2]。2020年10月22日にミニー・ウィッカーが114歳90日で死去したため、カリフォルニア州最高齢の人物となった。
2021年2月12日、114歳181日で死去した[3]。当時ヘスター・フォードに次いで2番目の高齢で、アメリカ大陸では4番目、世界では8番目の高齢であった。また、1906年生まれのアメリカ人はテルマ・サトクリフただ一人となった。
アルメニア出身人物として唯一の検証されたスーパーセンテナリアンである。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ 1.0 1.1 “Lucy Mirigian” (英語). Gerontology Wiki. 2021年10月22日閲覧。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 “Honoring A Long Life: Lucy Mirigian Turns 105 – Asbarez.com” (英語). 2021年10月22日閲覧。
- ↑ Rubenstein, Steve (2021年2月13日). “San Francisco's oldest resident dies at age 114” (英語). San Francisco Chronicle. 2021年10月22日閲覧。
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