現実主義勇者の王国再建記
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現実主義勇者の王国再建記 | |
---|---|
ジャンル | 異世界ファンタジー |
小説 | |
著者 | どぜう丸 |
イラスト | 冬ゆき |
出版社 | オーバーラップ |
掲載誌 | 小説家になろう pixiv |
レーベル | オーバーラップ文庫 |
連載期間 | 2014年9月25日 - |
刊行期間 | 2016年5月24日 - |
巻数 | 既刊16巻(2021年12月現在) |
漫画 | |
原作・原案など | どぜう丸(原作) 冬ゆき(キャラクター原案) |
作画 | 上田悟司 |
出版社 | オーバーラップ |
掲載サイト | コミックガルド |
レーベル | ガルドコミックス |
発表期間 | 2017年7月10日 - |
巻数 | 既刊8巻(2021年12月現在) |
アニメ | |
原作 | どぜう丸 |
監督 | 渡部高志 |
シリーズ構成 | 雑破業、大野木寛 |
キャラクターデザイン | 大塚舞 |
音楽 | 立山秋航 |
アニメーション制作 | J.C.STAFF |
製作 | どぜう丸・オーバーラップ /現国製作委員会 |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 第一部:2021年7月4日 - 9月26日 第二部:2022年1月9日 - |
話数 | 第一部:全13話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ |
ポータル | 文学・漫画・アニメ |
『現実主義勇者の王国再建記』(げんじつしゅぎゆうしゃのおうこくさいけんき)は、どぜう丸による日本のライトノベル。略称は「現国」[1]。小説の他にも、漫画化・アニメ化など様々な展開が行われている。
概要[編集]
概要[編集]
『現実主義勇者の王国再建記』は、どぜう丸による日本のライトノベル。略称は「現国」[1]。小説の他にも、漫画化・アニメ化など様々な展開が行われている。
異世界転移作品の一つ。現実世界にいた主人公が、異世界に勇者召喚されて、召喚した王国から王位を譲位され、そして国の再建を押し付けられるという展開から始まる物語である。政治思想家マキャベッリの君主論を愛読する現実主義な青年が、国王として富国強兵策を行っていく。
よくある勇者となって魔物達と戦う物語ではなく、王国運営する物語ではある為、食料問題、衛生管理、反逆者や腐敗貴族問題、敵国の首都占領、奴隷問題、医療の発展、難民問題、科学などの国改造、他国との外交、怪獣や感染症の対策などの内政が描かれている。
web小説の場[編集]
作者のどぜう丸が「小説家になろう」で連載していたWEB小説が関連全作品のベースになっている。しかし、感想に対する返信で実在する歌詞の替え歌をつぶやいたのが著作権法違反と見なされたため削除。現在はpixiv小説に一部を除いた作品が掲載されている。
題名は時系列における状況の変化に合わせて改題されている。文庫版は巻数が短いのに題名を変えるのはどうかという理由でそのまま続刊されている。
発行部数・漫画・アニメ[編集]
2014年9月25日から小説家になろうで連載される。
2016年2月からは、小説家になろうではなくpixiv小説で連載され、物語の節目ごとに改題しながら更新を継続している。
2016年5月より書籍版オーバーラップ文庫から刊行中[1]。イラストは冬ゆき。。
メディアミックスとして、2017年より上田悟司による漫画版がオーバーラップのWebコミック配信サイト「コミックガルド」で連載中[2]。
2021年7月からはテレビアニメが製作されている[3][4]。
2021年10月13日に第1部の全13話(1話~13話)を収録した「現実主義勇者の王国再建記」Blu-ray BOXが発売される。
2021年12月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数は200万部を突破している[5]。
2021年1月8日からテレビアニメ第2部が放送される。
2022年4月13日に第2部の全13話(14話~26話)を収録した「現実主義勇者の王国再建記」Blu-ray BOX Ⅱが発売予定。
ストーリー[編集]
本編構成[編集]
タイトル・WEB小説[編集]
前述の通り、小説家になろうで掲載されていたが、現在はpixiv小説に一部を除いて掲載されている。pixiv小説、なろう小説では題目が変わっており、文庫本では題目が統一されている。
2022年現在も更新中[6]。詳細は作者のどぜう丸のサイトにて。
文庫名 | 収録巻 | pixiv小説・なろう小説 |
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現実主義勇者の王国再建記 | 文庫1巻~文庫4巻 | 現実主義勇者の王国再建記 |
現実主義勇者の王国再建記 | 文庫5巻~文庫10巻 | 現実主義勇者の王国改造記 |
現実主義勇者の王国再建記 | 文庫11巻~文庫15巻 | 現実主義勇者の大国建造記 |
現実主義勇者の王国再建記 | 文庫16巻~ | 現実主義勇者の帝国建立記 |
文庫本とweb小説の違い[編集]
- 文庫10巻番外編など、文庫本にしかない話もある。
- 収録話の順番が違う場合もある。文庫12巻の「獅子は獲物を狙う」は、WEB小説だと『蒼海疾駆の章』の後に構成されているが[7]、文庫版だと12巻幕間話1に収録されている。
「現実主義勇者の王国再建記」編[編集]
- 文庫本:1巻 - 4巻、アニメ:第1部(第1話 - 第13話)・第2部(第14話 - )、漫画:1巻 -
- 作中年月:大陸暦1546年4月~12月32日
現実世界で天涯孤独となったソーマが超大陸ランディアにあるエルフリーデン王国に勇者召喚される。そこから王位を譲位され、王国再建する物語である。
支援金捻出、人材集め(唯才令)、都市整備、食糧問題の解決(料理番組、食糧調達、道路工事、新都市建設など)、土砂災害時の救助活動、内乱、それに乗じた隣国からの侵入、戦争勝利による都市占領、都市返還交渉や秘密同盟の外交、隣国の内乱とそれによる併合要請、奴隷問題、難民問題などが描かれる。
プロローグ[編集]
- 文庫本:1巻(第1話)、アニメ:第1部(第1話)、漫画:1巻(第1話 - )
- 作中年月:大陸暦1546年4月
現代日本に住む相馬一也は、自身の大学の合格発表を見届けるようにして亡くなった最後の肉親である祖父が遺した、「家族を持ち、その家族をなにがあっても守り抜く」ことを約束し、新たな生活をはじめるはずだった。
「おお、勇者よ! よくぞ我が呼びかけに応えてくれた」
目の前には、そう言った赤いマントを羽織り、王冠載せた『王様』にしか見えない男性と、『王妃様』らしき女性。周りには沢山の兵士たちや、文官らしき人も居る。
RPGのオープニングに出てきそうな、お城の風景だった。
国王のアルベルト・エルフリーデンや、宰相のマルクスは、此の世界や国について説明した。
此の超大陸ランディアには様々な国があり、人間以外にも獣人、エルフ、ドワーフ、半竜人(ドラゴニュート)などの種族が居ること。
十年ほど前、大陸の北の果てに魔界と言われる空間が出現し、魔物が大量に湧きだし、大陸北方の国々を大混乱に陥らせた。各国は討伐軍を編成し魔界へ乗り込んだが、討伐軍は壊滅した。魔界には知能が低い魔物と、知能があり強力な戦闘力を誇る魔族が居るらしく、此の被害は魔族によるものだった。
そして、未確認ながらも魔界には魔族たちを統べる魔王の存在も囁かれている。この戦いの後、主力軍を失った各国に魔物を防ぐ余力はなく、現在の魔界勢力は大陸の三分の一を占めるまでに至った。此れを魔王領と言う。戦線が拡大し、魔物の数が分散したことで戦線を維持できるようになり、現在は膠着状態にあること。
此処、エルフリーデン王国は国力に乏しく、食糧難に陥っていた。しかし、大陸一番の領土を誇るグラン・ケイオス帝国は魔王領と国境を面していない国に対し、戦争支援要請をしている。勿論、王国に支援金など払えないこと。
支援金を払えない王国に対して帝国は、『勇者召喚の儀で召喚した勇者を引き渡すものでも良い』と言いだし、王国は勇者を召喚したこと。
そして召喚されたのが相馬一也(ソーマ・カズヤ)だったと言うこと。
帝国に引き渡されると不安に感じたソーマは富国強兵案を言いだし、王国に『勇者を引き渡させない選択』を取らせようと、アルベルトとマルクス、ソーマの三人で三日二晩に渡って会談をした。
数日後、アルベルトの口から発せられた「我、エルフリーデン王国第十三代国王アルベルト・エルフリーデンはここに退位し、王位を召喚されし勇者ソーマ・カズヤに譲る! また我が娘リーシア・エルフリーデンとソーマ殿の婚約を、ここに、重ねて発表する!」
王国再建、1週間戦争、フリードニア王国建国[編集]
- 文庫本:1巻 - 4巻、アニメ:第1部(第2話 - 第13話)・第2部(第14話 - )、漫画:1巻(第2話 - )
- 作中年月:大陸暦1546年5月~12月32日
大陸暦1546年、国王となったソーマは、リーシアと共に国を立て直すために、まず有能な人員をかき集めるところから始める。人材集めで仲間になったのは、王国一の武を誇るダークエルフのアイーシャ・ウドガルド、怜悧な頭脳を持つハクヤ・クオンミン、大食いのポンチョ・イシヅカ・パナコッタ、歌姫のジュナ・ドーマ、動物と意思疎通できる少女トモエ・イヌイだった。彼らと共に、食糧難の解決、新都市建設、王国中の道路建設、神護の森で起きた災害救助などを行う[8]。
そんな中、三公のゲオルグ・カーマイン、カストール・バルガスがソーマに反逆を起こす。これを機に、アミドニア公国軍が侵攻してくるも、ソーマはこの三勢力を退ける。3つの場所で同時に戦いが行われていたので三正面戦争、あるいはその短さから1週間戦争と呼ばれる[9]。
この戦いでアミドニア公国首都ヴァンを占領していたが、グラン・ケイオス帝国の介入で返還する。しかし、これを機にグラン・ケイオス帝国とエルフリーデン王国の上層部同士で秘密同盟を結ぶ。これ以降、帝国女皇のマリア・ユーフォリア、帝国陸軍総帥のジャンヌ・ユーフォリアはソーマ達にとって盟友となる。1週間戦争の報奨で、アイーシャ、ジュナがソーマの婚約者となる[10]。
その後、新たに公王となったユリウス・アミドニアが先代より続けた圧政、ルナリア正教皇国の介入、アミドニア公女ロロア・アミドニアによって、アミドニア公国で内乱が起きる。ユリウスは追放され、アミドニア公国は最終的にエルフリーデン王国に併合することになり、エルフリーデン及びアミドニア連合王国(通称フリードニア王国)が建国される。これを機にロロアがソーマの婚約者となる[11]。
「現実主義勇者の王国改造記」編[編集]
- 文庫本:5巻 - 10巻
- 作中年月:大陸暦1547年1月~大陸暦1548年4月
フリードニア王国となって初めて迎える新年の挨拶から始まる。
啓蒙活動(教育番組など)、軍備増強、花嫁育成講座、宗教国家との外交、宗教との付き合い方、竜国への外遊、龍との契約、付き合いのない極寒国との外交、三国医療同盟結束、魔物大量発生による被害、他国への援軍派遣、以前敵対した者との共闘、将来強大な敵となる王との出会い、将来有望な者のスカウト、穿孔機の共同研究、結婚式・戴冠式などが描かれる。
啓蒙活動、外国3カ国との交流[編集]
- 文庫本:5巻 - 7巻
- 作中年月:大陸暦1547年1月~8月
大陸暦1547年、フリードニア王国となって初めて迎える最初の年、ソーマは啓蒙活動、軍備強化などを行う。同時期にルナリア正教皇国の聖女メアリ・ヴァレンティが派遣され、ルナリア正教を国教化して欲しいと依頼される。これに対し、ソーマ達は破戒司教ソージ・レスターを派遣してもらい、国内の全宗教を国教化、春告祭のイベントを開催する[12]。
その後、ソーマはこの世界について知る為、他国に外遊することになる。まずは星竜連峰に行き、龍であるナデン・デラールと出会い、婚約者に迎える。その時、黒い立方体により、星竜連峰で嵐が来るが、ソーマ達によって収まる[13]。
星竜連峰から帰国後、次はトルギス共和国に行き、そこで共和国元首の息子であるクー・タイセー達と出会う。そこで共和国と国交を結び、帝国も交えて三国医療同盟を結成する。また父ゴウランの意向でクーが幼馴染でもあるタル、レポリナを連れて、フリードニア王国に行くことになる[14]。
東方諸国連合の魔浪[編集]
- 文庫本:8巻 - 9巻
- 作中年月:大陸暦1547年9月~大陸暦1548年1月
魔王領から日ごとに魔物が大量発生し、魔物が押し寄せて各国が襲撃されていた。これが魔浪と呼ばれる現象だった。
魔王領に隣接しているグラン・ケイオス帝国、東方諸国連合、ノートゥン竜騎士王国では魔浪による被害を受けていた。帝国は西・北で従っている国々を守り、竜騎士王国は自国の竜騎士で凌いでいた。
グラン・ケイオス帝国の要請、フリードニア王国は東方諸国連合のラスタニア王国とチマ公国に援軍を出すことになった。
同時期に1週間戦争で敵対した元アミドニア公子ユリウス・アミドニアから、自らの首と引き替えでも構わないので、ラスタニア王国への援軍を要請されていた。
ラスタニア王国主都ラスタでは籠城状態で、ユリウスの指揮、フリードニア王国にいた難民ジルコマ、ラスタニア王国兵士長ローレンの武勇で凌いでいたが、備蓄も無くなりつつあった。寸前のところでソーマ達フリードニア王国軍が到着し、ソーマとロロアは、ユリウスと1年ぶりの再会を果たし、和解する。また、シィル・ムント王女率いるノートゥン竜騎士王国の援軍が加わり、ラスタニア王国での魔浪を治める[15]。
ラスタニア王国を後にし、フリードニア王国軍はチマ公国に向かう。そこで東方諸国連合の1つ、草原遊牧国家マルムキタンの王であるフウガ・ハーン、その妹のユリガ・ハーン、チマ家のイチハ・チマと出会う。チマ公国では早々に魔物に勝利し、フウガの本音を聞いたソーマは改めて警戒すべき人物となった。この戦いの報奨でイチハを、フウガの意向でユリガをフリードニア王国に連れて行くことになった[16]。
戴冠式・合同結婚式[編集]
- 文庫本:10巻
- 作中年月:大陸暦1548年1月~4月
大陸暦1548年、フリードニア王国では、戴冠式・結婚式を挙げて、ソーマは正式に国王に、リーシア、アイーシャ、ジュナ、ロロア、ナデンは王妃となる。一方、ラスタニア王国でもユリウスとティアの結婚式が行われていた[17]。
場所 | 花婿 | 花嫁1 | 花嫁2 | 花嫁3 | 花嫁4 | 花嫁5 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1組目 | フリードニア王国 | ソーマ・カズヤ | リーシア・エルフリーデン | アイーシャ・ウドガルド | ジュナ・ドーマ | ロロア・アミドニア | ナデン・デラール |
2組目 | ポンチョ・イシヅカ・パナコッタ | セリィナ | コマイン | ||||
3組目 | ルドウィン・アークス | ジーニャ・マクスウェル | |||||
4組目 | ハルバート・マグナ | カエデ・フォキシア | ルビィ | ||||
5組目 | ラスタニア王国 | ユリウス・アミドニア | ティア・ラスタニア | ||||
6組目 | ジルコマ | ローレン・フラン | |||||
7組目 | 草原遊牧国家マルムキタン | フウガ・ハーン | ムツミ・チマ |
「現実主義勇者の大国建造記」編[編集]
- 文庫本:11巻 - 15巻
- 作中年月:大陸暦1548年4月~大陸暦1550年9月
定礎活動(東西リアル歌合戦、魔物学シンポジウムなど)、傭兵国家との交流、帝国との直接会談、九頭龍諸島連合との緊張状態、怪獣による被害、二国の緊張状態からの共闘、海洋同盟の結束、東方諸国連合統一戦争(反対・中立派の駆逐、裏切り、亡命など)、新たな王国建国、未知の病原体発生とそれによる主要国首脳会議などが描かれる。
定礎活動、直接会談[編集]
- 文庫本:11巻 - 12巻章末話
- 作中年月:大陸暦1548年4月~12月
トモエ、イチハ、ユリガは王立アカデミーに入学し、ダークエルフのヴェルザ、ロロアファンのルーシーと友達となる。その頃のフリードニア王国では、東西対抗歌合戦、魔物学シンポジウム、オバケ祭りなどが行われていた[18]。
傭兵国家ゼムの国王からの招待を受けたが、傭兵を信用しないソーマは断るつもりだった。しかし、ゼムの使者が、1週間戦争で自害したゲオルグ・カーマインの娘であるミオ・カーマインであり、彼女の真意を知る為、ソーマらは傭兵国家ゼムに行く。武術大会で優勝したミオの真意は、父・ゲオルグがなぜ反乱を起こしたのかを再調査願いだった。ソーマはそのことを確約し、ミオは帰国することになった。武術大会終了後、マリアら帝国の上層部との会談をし、九頭龍諸島連合に軍を派遣することを話す。その時の貸しとしてマリアは縁起でもない約束をソーマとする。ソーマの帰国後、一部脚色された上で公表され、ゲオルグの名誉は回復する[19]。
親子島沖海戦(オオヤミズチ退治戦)、海洋同盟の発足[編集]
- 文庫本:12巻章末話 - 13巻
- 作中年月:大陸暦1548年12月~大陸暦1549年2月
フリードニア王国と、南の九頭龍諸島連合で小競り合いが発生し、戦争する噂が流れる。実は九頭龍諸島連合では、怪物オオヤミズチによる被害で、九頭龍王シャナ公認でフリードニア王国で密漁せざるを得ない状況になっていた。九頭龍王シャナの娘であるシャ・ボン、双子島の島主であるキ・シュンがフリードニア王国に訪問し、各島で独立心の強い九頭龍諸島連合が一致団結できない為、フリードニア王国に協力をお願いする。
フリードニア王国と九頭龍諸島連合の艦隊が向き合い、開戦寸前になった。しかし、裏でつながっていたソーマとシャナが諸島連合各島の一致団結を図ったことにより、フリードニア王国と九頭龍諸島連合で協力し、オオヤミズチを退治する(オオヤミズチ退治戦、または親子島沖海戦)。
この責任を取ってシャナは九頭龍王を退位し、シャボンは九頭龍女王に、キシュンは宰相になる。これを機に、フリードニア王国、九頭龍諸島連合、トルギス共和国の間で海洋同盟を結ぶ[20]。
東方諸国連合統一戦争、ハーン大虎王国建国[編集]
- 文庫本:14巻
- 作中年月:大陸暦1549年5月~大陸暦1550年1月
フウガ率いるマルムキタン勢力が魔王領(魔物の領域)を少しずつ解放していた。これにより、フウガを最高指導者とした東方諸国連合統一国家を求める声が大きくなっていく。それに反対する勢力、中立派がいたが、フウガ派は駆逐する。これに伴い、ユリウス達ラスタニア王国の一部関係者ら40名、イチハの姉であるサミ・チマはフリードニア王国に亡命する。
ルナリア正教皇国でも、フウガに従うか反発するかで動乱が起こる。この動乱から逃れる為、メアリ・ヴァレンティ率いる神官、聖女候補の少女の80名は事前準備していたソーマやシィル達ノートゥン竜騎士王国によって、フリードニア王国に亡命する。
こうしてフウガ派は東方諸国連合を統一し、ハーン大虎王国を建国する。セバル平原でフウガ派と反フウガ派の衝突、東方諸国連合の統一を急ぐハシムの中立派国王の謀殺、ユリウス達亡命時の竜騎士王国とフウガ達精鋭部隊の衝突、これらを称して東方諸国連合統一戦争、あるいは東方諸国連合統一の戦いと呼ばれる[21][22]。
ユリウスはソーマに仕えることになり、ソージは大司教となって正教皇国から切り離して王国ルナリア正教として動き、メアリもソージの補佐役となる。
姉・ムツミの依頼でフリードニア王国にサミを送り届けたニケ・チマは、クーにスカウトされる。そのニケを連れたクーは、タル、レポリナと共に、共和国に戻る[23]。
精霊王の呪い[編集]
- 文庫本:15巻
- 作中年月:大陸暦1550年1月~9月
大陸暦1550年、ガーラン精霊王国から依頼を受けたハーン大虎王国はガーラン精霊王国の父なる島を奪還し、大虎王国の支配領域にしたが、精霊王の呪いと呼ばれる原因不明の病が流行る。これに対し、ソーマは、超大陸ランディアの主要6カ国であるフリードニア王国、グラン・ケイオス帝国、ハーン大虎王国、トルギス共和国、九頭龍諸島連合、ノートゥン竜騎士王国でバルム・サミットと呼ばれる首脳会談を行い、魔虫症の対処するように動く[24]。
「現実主義勇者の帝国建立記」編[編集]
- 文庫本:16巻 - (WEB小説でも2022年現在も更新中)
- 作中年月:大陸暦1552年4月~
精霊王の呪い発生時から2年後から始まる。揺らいでいる帝国(2大派閥、急な制度廃止、災害、属国二国の独立運動など)、それに端を発した2大勢力の衝突(大虎ケイオス戦争)、裏切り、海洋同盟の武力介入、停戦協議、敗戦した帝国の後処理、同君連合の誕生などが描かれる。
大虎ケイオス戦争、グラン・ケイオス帝国からユーフォリア王国に[編集]
- 文庫本:16巻
- 作中年月:大陸暦1552年4月~8月
大陸暦1552年、精霊王の呪い発生から2年間は、人類宣言、海洋同盟、フウガ派の三勢力が足並みを揃えたことで平穏だった。
フリードニア王国では、他国との交易、技術開発、軍備強化などを進めていた。九頭龍諸島連合では中央集権化が進んで、九頭龍諸島王国となった。トルギス共和国ではクーの結婚式が行われていた。ノートゥン竜騎士王国では竜騎士を運び屋として運営する。ハーン大虎王国は、傭兵国家ゼムを同盟に加えて、力を蓄えていた。
グラン・ケイオス帝国では、上層部の間で現状維持派と強硬派に分かれ、奴隷制度廃止、災害、属国二国(フラクト連邦共和国、メルトニア王国)の独立運動などで揺らいでいた。
ソーマはフウガの意向(実際はユリガやリーシア達王妃によって王国と争わない為に煽られたこと)によって、ユリガと婚約することになる。
内政官僚を得る為に、ハーン大虎王国、ルナリア正教皇国、傭兵国家ゼムの3カ国が帝国に侵攻する(大虎ケイオス戦争[22])。
帝国東部はジャモーナ城塞でジャンヌやギュンター軍が防いでいたが、帝国北部の強硬派の裏切りで、帝都ヴァロアがフウガ軍に包囲され、国家滅亡の危機に陥ったが、ソーマ率いる海洋同盟が帝国に加勢したことで停戦する。
この結果、ハーン大虎王国は領土拡大、内政官僚と支配地域の領主となれる人材確保する。
グラン・ケイオス帝国は解体され、ユーフォリア王国となり、海洋同盟に加わる。これに伴い、マリアは退位しソーマと婚約する。ユーフォリア女王となったジャンヌは、ハクヤと婚約する。
フリードニア王国とユーフォリア王国は別々の国でありながら、一つの国として動くことになった。人々はこの二つにして一つの国を、グラン・フリードニア帝国と称され、ソーマをフリードニア皇帝と呼ぶようになる[21]。
登場人物[編集]
登場人物仕分け[編集]
作中では併合、侵略などで国の情勢も変わる。以下の表は、登場キャラクターの順番に準じた国の順番を表示。この表にある国名を押せば、その国のキャラクターを表示可能。
文庫1巻~3巻 | 文庫4巻~13巻 | 文庫14巻~15巻 | 文庫16巻 | 陣営 |
---|---|---|---|---|
エルフリーデン王国[8] | フリードニア王国[11][12] | 海洋同盟[20][21] | ||
アミドニア公国[8] | ||||
グラン・ケイオス帝国[9] | ユーフォリア王国[21] | 人類宣言[9]→海洋同盟[21] | ||
ルナリア正教皇国[12] | 中立[11]→フウガ派[23] | |||
星竜連峰[12][13] | 中立[13] | |||
トルギス共和国[13][14] | 海洋同盟[20][21] | |||
東方諸国連合[15] | ハーン大虎王国[23] | フウガ派[23][21] | ||
ノートゥン竜騎士王国[15][24] | 中立 | |||
傭兵国家ゼム[16][19] | 中立[19]→フウガ派[21] | |||
九頭龍諸島連合[19][20] | 九頭龍諸島王国[21] | 海洋同盟[20][21] | ||
ガーラン精霊王国[24] | 中立 |
以下の表は作中の主要国家、または陣営に準じた順番で表示。上の表と同じく、以下の表にある国名を押せば、その国のキャラクターを表示可能。
太字はランディア大陸の主要国家。グラン・ケイオス帝国はユーフォリア王国となってから、海洋同盟に加入[24][21]。
文庫1巻~3巻 | 文庫4巻~13巻 | 文庫14巻~15巻 | 文庫16巻 | 陣営 |
---|---|---|---|---|
エルフリーデン王国[8] | フリードニア王国[11][12] | 海洋同盟[20][21] | ||
アミドニア公国[8] | ||||
グラン・ケイオス帝国[9] | ユーフォリア王国[21] | 人類宣言[9]→海洋同盟[21] | ||
トルギス共和国[13][14] | 海洋同盟[20][21] | |||
九頭龍諸島連合[19][20] | 九頭龍諸島王国[21] | |||
東方諸国連合[15] | ハーン大虎王国[23] | フウガ派[23][21] | ||
ルナリア正教皇国[12] | 中立[11]→フウガ派[23] | |||
傭兵国家ゼム[16][19] | 中立、人類宣言[19]→フウガ派[21] | |||
ノートゥン竜騎士王国[15][24] | 中立 | |||
星竜連峰[12][13] | ||||
ガーラン精霊王国[24] |
エルフリーデン王国/フリードニア王国エルフリーデン地方[編集]
主人公ソーマが召喚された国。大陸の南東に位置する中規模国家。人口約200万人。王都パルナム。国土面積だけでいえば魔王領を除き人類国家第二位だが、資源に乏しく国土面積ほどの国力はない。人間族の王を頂点に様々な種族が共存している多種族国家。「人類宣言」非加盟国。モデルはイタリア。
異世界から召喚された勇者によって、種族差別を嫌った者達が誰にも隷属しないために手を取り合い、建国された有力国家であった。しかし、グラン・ケイオス帝国に触発された先々代王の無理な拡張政策により、エリシャ以外の王族が併呑された者たちの怨恨などで激化した継承権争いで全滅したという血塗られた歴史を持つ。
魔物による被害はないが、食糧難や財政難、経済不況、難民の流入、侵攻を企てるアミドニア公国やトルギス共和国の脅威、グラン・ケイオス帝国との関係悪化など、問題を数多く抱えている。財政難のためグラン・ケイオス帝国からの戦争支援金供出要請に応えることができず、代替案として「秘儀により召喚された勇者の身柄・所有権の帝国への譲渡」を提示され、勇者召喚の儀を執り行った。[25]
大陸暦1546年時点で、不作、不況、不正、難民などの諸問題にさらされていたが、ソーマによる人材集めなどの政策で大きく解決し、アミドニア公国併合により、フリードニア王国エルフリーデン地方となる[25]。
国王・婚約者[編集]
- ソーマ・カズヤ/相馬一也/ソーマ・A・エルフリーデン/ソーマ・E・フリードニア
- 声 - 小林裕介[26]
- 本作の主人公[27]。勇者→エルフリーデン王国暫定国王[8]→フリードニア王国暫定国王[11]→フリードニア王国国王[17]、フリードニア皇帝[21]。
- 現代日本から異世界へと召喚された勇者。闇系統魔法を使用できる。将来の夢は地方公務員。現実主義的な性格だが、家族に対しては損得勘定を抜きにして考えることも。両親はおらず、祖父母に育てられ、最後の肉親である祖父を亡くす[8]。
- 天涯孤独となった中、異世界のエルフリーデン王国に勇者召喚される。帝国に売り飛ばされないようにする為、保身を図る。各種資料を読ませてもらった上で、支援金を支払えることが可能で、それにより稼いだ時間で富国強兵政策を行い、帝国と交渉できる国家にするという提案をした結果、アルベルトに王位を譲位され、リーシアと婚約される。国家運営を軌道に乗せるところまでやって、あとは王国の者たちに任せるつもりだったが、神護の森での災害救助、1週間戦争を経て、真剣に国王としてやっていくことを決意する[8][9]。
- 唯才令などで人材集めをして、国の基盤を固め、食糧難などの問題を解決する[8]。1週間戦争やアミドニア公国内乱を経て、フリードニア王国を建国する[11]。その過程でアイーシャ、ジュナ、ロロアとも婚約し、グラン・ケイオス帝国のマリア、ジャンヌと秘密同盟を結ぶ[10][11]。
- 大陸暦1547年~大陸暦1548年は、啓蒙活動、将来グラン・ケイオス帝国が方向転換、または新たな強国が現れた時の為に軍備増強[12]、帝国やトルギス共和国と医療・技術同盟締結も行い、トルギス共和国のクーとも親交を深める[14][16]。東方諸国連合の魔浪時は、帝国の要請に従い、ラスタニア王国やチマ公国に援軍を派遣し、魔物を殲滅する[15][16]。また、1週間戦争で敵対したユリウス、竜騎士王国王女シィルと友誼を結ぶ[15]。チマ公国で出会ったマルムキタン国王フウガが将来大陸統一に乗り出すと警戒する[16]。帰国後、正式に国王即位する。ソーマ・A(アミドニア)・エルフリーデンと改名[17]。
- 国王即位後は、東西リアル歌合戦、魔物学シンポジウム、オバケ祭りの開催、傭兵国家ゼムを訪問する[18][19]。その後、九頭龍諸島連合の王シャナと組み、オオヤミズチ退治戦を行い、クー、シャボンと協力して、フリードニア王国、トルギス共和国、九頭龍諸島連合との間で海洋同盟を結ぶ[20]。精霊王の呪い発生時は、大陸主要6カ国でバルムサミットを開き、事態収拾させる[24]。
- 大虎ケイオス戦争時は、フウガの意向でユリガと婚約することになり、海洋同盟に動かないよう釘を刺される。しかし、ゼムでマリア交わした約束により、海洋同盟を武力介入させ、停戦する。マリアと婚約後は、ソーマ・E(ユーフォリア)・フリードニアと改名する[21]。
- 年齢
- 勇者召喚時は現実世界年齢だと満18歳(数え年で19歳)[8]。
- ただし、異世界は1週間8日なので、それで換算するとジュナより年下(それが判明したのは大陸暦1547年の花嫁育成講座時)。
- 18歳(大陸暦1546年時点)→19歳(大陸暦1547年時点)→24歳(大陸暦1552年時点)[12]。
- 君主論
- マキャベッリの君主論や現代知識を参考に改革を行っているが、これらの知識を得ることは現代人なら決して難しくないこともあり、そこに関して過度に自慢したり誇ったりすることは基本的にない[8]。
- 生きた騒霊たち(リビング・ポルターガイスツ)
- ソーマが勇者召喚されたときに得た固有能力。
- 異世界での魔法体系では闇属性に該当する。物体に意識をコピーして操る能力で、軽ければ軽いほど自由自在に操ることができ、更に俯瞰的に見ることが可能。意識をコピーする関係上、同時に別の行動をすることも本体が休憩している最中に独立して活動することも可能。有効距離は100mだが、媒介するものを人形にすることでそれを突破することが可能。その特性上書類仕事などに非常に有効であり、国王就任直後の各種財源確保はこの力で乗り切ったといってもいい。また人形による有効距離の拡大は汎用性が高く、木彫りの動物を使って普通では入れないところを探ったり、精密な人の腕を模した「コーボー・アーム」によって遠出しながらも書類仕事を行ったり、王都に連絡するなど、できることがどんどん増えている。特撮番組の変身シーンじみた真似までやったことも[8][12]。
- 戦闘において
- 自分の住んでいたところのゆるキャラ「ムサシ坊や君」を模した着ぐるみや人形を使って戦うことができる。無駄に金を使って(王としての私的に使える範囲内であり、贅沢をしないソーマまだからこそできる金だが)最高峰の素材を使って作られており、地味に高性能。本人が戦うよりはるかに強いのだが、周りにさらに上回る実力者もいるためあまり使わないものの、 大型の着ぐるみに入ってパワードスーツのように使ったり、中型の人形を複数運用して多角的に戦うこともできる[9]。
- 国王として
- 国王としては人材狂い、勇者王と呼ばれる。彼が王として唯一誇っていることは人材運用。事実、後年で最も戯曲化された偉業は最初期の人材集め(唯才令)である[8]。
- リーシア・エルフリーデン
- 声 - 水瀬いのり[26]
- エルフリーデン王国王女→エルフリーデン王国暫定国王の婚約者[8]→フリードニア王国暫定国王の婚約者[11]→フリードニア王国第一正妃[17]。
- 水系統の氷魔法の使い手。武器はレイピア。アルベルトとエリシャの娘。17歳(大陸暦1546年時点)→23歳(大陸暦1552年時点)[28]。戦闘能力は当然ソーマより上であり、前線で戦闘を行うことも。士官学校を卒業後、陸軍に所属していた。陸軍大将ゲオルグに師事しており、彼を敬愛している[9]。
- ソーマと最初に婚約した関係で立ち位置が第一正妃であり、ソーマの嫁達を束ねるリーダー的存在となる。ロロア、ナデン、マリアを嫁にするときはリーシアに最終判断を仰ぐ[11][13][21]。ソーマの意思を無視して、ユリガも嫁申し出する際の相談相手となっていた[21]。付き合いの長さもあってソーマの暴走しやすい所、弱点を見越して指示を出す[15]。反面、第一正妃でありエルフリーデン王家の血を継いでいることが重なっているため、権威的にナンバー2であることから、国外での活動ではソーマとともに行動できないことが多々ある(傭兵国家ゼム、九頭龍諸島連合など)[15][19][20]。
- 軍人になりたくて士官学校入学する。姫のすることじゃないとゲオルグに反対されていた。だが士官学校卒業後は、ゲオルグの手元に置かれて、督戦、各地の慰問や兵士の激励などの仕事を任されていた[9]。そんな中、地方巡査の任務についていたが、ソーマの婚約者とされ、簒奪を疑い、急ぎパルナム城に戻る。アルベルトやソーマから事情を聞き、ソーマに王の資質を見出したことを機に、彼を支援することを決心した[8]。
- ソーマの嫁としては、ソーマの強さを引き出す嫁である。反面ソーマより年下(異世界換算すると同い年[12])なので、自分の前では弱いところを見せまいと虚勢を張ると分かっているので、立ち振る舞いが大人びているジュナに励まして欲しいとお願いすることも[8]。
- 1週間戦争も乗り越え、アイーシャ、ジュナのことは戦友であり、敵国の公女だったロロアとは姉妹のような関係になっている[12]。普段泣きもしないが、旧貧民街の難民キャンプで、難民の子供を誘拐しようとした奴隷商一味と戦う時、戦えないソーマが前に出た時は涙声になって怒った。大陸暦1546年12月31日にソーマにプロポーズされる[11]。
- 翌年(大陸暦1547年)、パルナム城に来たナデンとも親睦を深め、彼女の婚約を許可する。また嵐が来た星竜連峰で竜たちの指揮を執る。星竜連峰での嵐解決後は体調崩し、フリードニア王国に残る[13]。ヒルデに診てもらったところ、双子を妊娠していた[14]。アルベルトの旧領に戻り[15]、大陸暦1547年12月21日に双子のシアン、カズハを出産する[16]。
- ソーマの国王即位時、正式にフリードニア王国第一正妃となる[17]。
- 傭兵国家ゼムの大武術大会、九頭龍諸島連合との小競り合いではシアン達の為、フリードニア王国に残る[19][20]。 精霊王の呪い(魔虫症)対処では、バルム・サミットに参加し、マリアと交流を深める[24]。
- ソーマ達と共にトルギス共和国で行われるクーの結婚式に参加し、その後のスキーを楽しんだ。その合間、ユリガの相談を受けて、ソーマの嫁達と共にユリガと婚約させる代わりに、大虎王国がフリードニア王国と争わないように危機感を煽らせていた。大虎ケイオス戦争後、敗戦国の女皇となり、重責を背負うマリアを甘やかして欲しいとソーマに頼む。ヴァロワに到着し、2年振りにマリアと再会し、ソーマに嫁ぐことを許可した[21]。
主要家臣[編集]
- アイーシャ・ウドガルド/アイーシャ・U・エルフリーデン
- 声 - 長谷川育美[26]
- 国王の護衛役→東風侍→フリードニア王国第2正妃。
- ダークエルフの女性。ソーマの唯才令で集まった1人。ダークエルフ族長ボーダンの娘。外見年齢19歳前後[8][28]。
- 風魔法の使い手。エルフリーデン王国(後のフリードニア王国)最高クラスの戦闘能力を持つ大剣使い。「武」の才能をもち、故郷の「神護の森」における窮状を訴えるために武闘会に出場し優勝を果たす。戦闘時は大剣を使用する[8]。
- ソーマの唯才令で重罰覚悟で直訴をし、そこから来たソーマの言葉に感銘を受けて忠誠を誓い、惚れ込む[8]。ただし、当初の威厳が飛んでおり、ソーマからの認識としては「愛玩動物(ペット)っぽい」で、エクセル主催の花嫁育成講座で聞いた人たちはみな納得した[12]。
- 故郷である神護の森での災害が起きた際、ソーマの補佐をする[8]。
- 1週間戦争時のカストール戦ではソーマ、リーシアと連携して、勝利する。アミドニア公国軍との戦いではリーシアの護衛につく[9]。
- ジャンヌが交渉時、ソーマに帝国に来て欲しいと暴言(暴言許可を得た上で)を聞いた際は、剣に手をかけていた。ソーマがペットに注意するような形でしており、アイーシャの扱いは雑になっていた。1週間戦争後の報奨時では、正式に国王直属の東風侍となる。これまでは押しかけ護衛(ソーマのポケットマネーで雇用した傭兵)だったが、騎士扱いとなり国から俸給が出る形となった。更に父・ボーダンの願い、リーシアの説得により、ソーマと婚約する[10]。
- カストール、カルラの裁判、アミドニア公国併合時での表彰などで護衛をする。同じくソーマの婚約者となったロロアとも気が合っている[10][11]。
- 大陸暦1547年の春告祭に参加時は、学生服を着て変装していた[12]。
- 星竜連峰でソーマが連れて行かれた時は、狼狽・暴走し、その跡が後に農業用のため池に使用されることになった。また、ソーマを連れて行った星竜連峰の使者にも斬りかかっていたが、ソーマを連れてきたナデンには感謝しており、特にナデンがソーマと婚約することについては反対しなかった[13]。
- トルギス共和国への外遊時は、ソーマの護衛を務める。途中、リーシアから妊娠報告の手紙が届いた際、帰国しようとしたソーマを止める。クーとは早食いで競い合い、結果は、早食いだとクーが勝つが、量ではアイーシャが勝った。新たなダンジョン出現時は、戦闘分析でソーマに助言し、共和国組と共闘する。 王国帰国後、結婚の挨拶でソーマやナデンと共に、神護の森にいるボーダンに会い行く[14]。
- 東方諸国連合の魔浪時では、ラスタニア王国戦からチマ公国戦まで、ソーマに同行する。
- ラスタニア王国戦では、魔物の生態を知る為、リザードマン1体を捕獲する。敵対していたユリウスとはティアと婚約する前まで、警戒していた。ルドウィン達フリードニア王国軍本隊到着時、ソーマ自ら先遣隊を連れて行ったことをルドウィンに咎められ、リーシアから共犯として説教決定したら、ロロア、ナデンと共にしばらくリーシアに会いに行くのをやめようと話していた。ジルコマとローレンを見て、ソーマに褒めてもらいたいと苛立つき、リザードマン達を薙ぎ倒していった。ラスタニア王国戦終了後の宴会では、ソーマに甘えていた[15]。
- チマ公国戦では、フウガと出会い、彼の戦闘力は自分以上だと警戒する。途中、トモエやイチハに絡んだ男達をアイアンクローで威圧し、チマ公国戦の合間にフウガと手合わせしていた。チマ公国戦終了後の懇親会で、ソーマに言い寄る各国首脳陣を、ジュナ、ナデンと共に牽制する[16]。
- ソーマの国王即位時、フリードニア王国第二正妃となり、アイーシャ・U(ウドガルド)・エルフリーデンと改名、王護衛役も兼務する[17]。
- 新婚初夜でソーマと過ごす。アイーシャの部屋は、全体的には質素で壁に盾などの装備品が掛けられている。いつもの軽装鎧を掛けてあるマネキンの頭には、猫耳カチューシャが乗っかっていた。ソーマの趣味で作ったクマのぬいぐるみが枕元に置かれていた。東西リアル歌合戦では、クー、ハルバートのコンビと戦う[18]。
- 傭兵国家ゼムに行く際、ソーマに同行する。帝国との会談で、マリアと食関係で意気投合する[19]。
- 九頭龍諸島連合に行くソーマに同行する[20]。
- 精霊王の呪い発生時は、竜騎士王国に行くソーマに同行する[24]。
- クーの結婚式でトルギス共和国に来た際、リーシアの娘・カズハの面倒を見ていた。大虎ケイオス戦争では、リーシアの護衛につく[21]。
- 東風侍の由来は、三国志に出てくる曹操の親衛隊長・許楮のあだ名「虎痴」からとったもの。本家は「虎のように強いが阿呆」という意味なので、「東風」という字を当てた[10]。
- ジュナ・ドーマ/ジュナ・ソーマ
- 声 - 上田麗奈[26]
- エルフリーデン王国海軍海兵隊長カナリア→フリードニア王国第1正妃。
- 人間族の女性。ソーマの唯才令で集まった1人。水系統魔法の使い手。歌声喫茶ローレライで働く[8]。
- 18歳~19歳(大陸暦1546年時点)→20歳(大陸暦1547年時点、ソーマより1つ年上の為)→25歳(大陸暦1552年時点)[8][12][28]。
- 東方諸国連合との国境線に近い小さな港町の出身。現代日本の曲でもすぐに覚えるなど歌唱力および踊りの才能をもっている。またその美貌も当代随一[8][9]。
- 実は海軍大将エクセルの孫娘の一人。ローレライ、蛟龍族の血を引いている。エクセル配下の海軍にも所属しており、海軍内で唯一、奇襲戦・上陸戦を想定している特殊部隊“海兵隊”のリーダーカナリア。武勇だけでなく諜報にも秀でる[8][9]。エクセルの息子(ジュナの父親)の1人がラグーンシティで商家を営み、ローレライを祖先に持つドーマ家に婿入りし、生まれたのがジュナであった[10]。
- 急な王位交代劇を怪しんだエクセルによって、ソーマに王としての資質があるか見極めるための密偵として王都パルナムに派遣され、人材集めのイベントをきっかけにソーマに近づいた[9]。ソーマの唯才令で歌を披露し、登用される。王様のブリンチでポンチョと共に司会、歌声喫茶ローレライを営業などを行い、その傍らプロジェクトローレライを進める[8][9][10]。後に王国随一の歌声を持つ第一歌姫(プリマ・ローレライ)として国民から慕われる[10]。歌声喫茶ローレライでの出来事があった後、ソーマに自身の正体を教え、エクセルとのパイプ役となる[8][9]。
- 1週間戦争では、海兵隊を率いて、アミドニア公国軍を奇襲する[9]。公都ヴァン占領時、プロジェクト・ローレライの一環で、娯楽番組に歌姫として参加する。その功績とエクセルの助言で、ソーマの婚約者となる。ただし、ジュナの場合は第一の歌姫として人気も高く、もし婚約を発表した場合、王都で暴動が起きる可能性があるので先送りとなる。歌姫が集まり、路線を継承できる人材が育ったら、迎えにあがることになった[10]。
- 翌年(大陸暦1547年)、啓蒙活動の一環で始めた教育番組で、ボーイッシュな姿でジュナお姉さんとして参加する。これは、ソーマの私情も挟んでおり、国民の反発を少なくする為でもあった。その後、エクセルやカストールがいる海軍基地に行くソーマに同行する。エクセル主催の花嫁講座では、ソーマの評価は、容姿や歌声だけでなく心根も綺麗、美しいとのこと。仲間の中ではいつも一歩引いた場所から、全体を見ている理想の女性とのこと。ただし、大人過ぎて甘え下手な面もあると評している。またソーマが現実世界年齢でなく、作中の世界で計算すると年下であることが判明すると、珍しく取り乱していた[12]。
- 東方諸国連合の魔浪時は、ラスタニア戦後に到着し、最終兵器を利用してエクセルを帰国させる[15]。その後、チマ公国に行くソーマ達に同行する[16]。
- ソーマの国王即位時、フリードニア王国第一側妃となり、ジュナ・ソーマと改名[17]。
- 東西リアル歌合戦では、歌手として参加する[18]。 ソーマ達が傭兵国家ゼムに行く際、九頭龍諸島連合の情報収集を行う[19]。
- 九頭龍諸島連合に行く頃、妊娠していたがソーマのことが心配なのでそのことを隠し、オオヤミズチ退治戦でエクセルと共に指揮を執る[20]。
- その翌年(大陸暦1550年)、エンジュ・ソーマを出産する[24]。
- 大陸暦1551年から大陸暦1552年の間、息子・カイトを出産し、クー達の結婚式の際、ソーマ達家族で共和国に行く[21]。
- ハクヤ・クオンミン
- 声 - 興津和幸[26]
- エルフリーデン(フリードニア)王国宰相→フリードニア王国宰相兼ユーフォリア王国宰相、ユーフォリア王国王配。
- 「法」の才能を持つ青年。ソーマの唯才令で集まった1人。24歳(大陸暦1546年時点)→30歳(大陸暦1552年時点)[29]。国法を暗唱し、天文学から地質学まであらゆる学問を収めている傑物。
- 元は叔父からの他薦であったが、一見して分かりにくいポンチョの才能を見極め、歓迎するソーマの対応を見て心変わりし改めて、ソーマの覇業を支えると申し出る。マルクスに預けられ、宰相の座を渡され、黒衣の宰相と呼ばれる参謀として活躍しソーマを支える[8]。
- 政治方面でも軍事方面でも優秀な才覚を保有し、またソーマが語る君主論などの偉人がつ立てた知識や言葉も、真摯に受け止め参考にできる柔軟性も保有。基本的に口うるさい立場でソーマの威厳維持など小言や交渉や会議において冷酷よりな意見をいうが、ソーマ自身がそういう立場の者がいることの必要性やあえてそう言う意見や認識を提示させていることを理解し、またハクヤもソーマにとって威厳が欠ける在り方が必要であることを感じているため、関係は良好。自身もトモエに請われて勉学を教えるなど、ソーマからは意外と甘い所もあるとみられている[9]。
- 1週間戦争後、ヴァン返還の交渉をしに来たジャンヌとは君主に振り回される身として意気投合し、親交を深める[10]。 1週間戦争では、アミドニア公国軍を誘い出したり、ソーマの能力を利用して、国境線周辺の民を避難させるなど、その頭脳を発揮する。その傍ら、トモエの教育係となる[9]。
- 翌年、貴族から来るソーマに来るお見合い願いを跳ね除ける為、星竜連峰やトルギス共和国へ外遊させるようお願いする[13][14]。
- 東方諸国連合の魔浪時は、王国に残っていた。途中、エクセルをラスタニア王国に派遣し、またラスタニア戦が終わってもすぐ帰国しないことを見越して、ジュナを派遣する[15]。
- ソーマ達の帰国後、チマ公国から来たイチハ・チマ、マルムキタンから来たユリガ・ハーンを教え子に加える[16]。
- その後、魔物学シンポジウムを開き、イチハと共に魔物辞典を発行する[18]。
- 傭兵国家ゼムでは、グラン・ケイオス帝国上層部と直接会談をする為、ソーマに同行する。会談後はジャンヌの苦悩を聞いてあげた[19]。
- 精霊王の呪い発生時は、トモエ、イチハ、ユリガ、ヒルデ、ブラッド達と共にガーラン精霊王国に行く。そこでシュウキンやエルルとも合流し、事態収拾に取り組む[24]。
- 大虎ケイオス戦争前、フリードニア王国のことを考えると帝国は見捨てた方がいいという結論に至るが、ジャンヌを見捨てることになるため、苦悩する。しかし、ソーマからマリアの意向を知り、海洋同盟を帝国に武力介入させ、その指揮を行う。停戦後、ジャンヌと婚約する。フリードニア王国宰相代理は弟子であるイチハを推薦する[21]。
- トモエ・イヌイ
- 声 - 佳原萌枝[26]
- エルフリーデン王国難民→エルフリーデン王国王女→フリードニア王国王女兼王立アカデミー生徒→フリードニア王国侍中候補。
- 妖狼族の少女。ソーマの唯才令で集まった1人。10歳(大陸暦1546年時点)→16歳(大陸暦1552年時点)[8][21]。動物の言葉を理解し会話する才能がある。その才で、魔族との会話も可能(闇系統魔法)[14]。
- 元は北方に住んでいたが、事前に危機を知らせてくれた魔族のコポルトによって、魔王領拡大の影響から逃れた。故郷を追われ、難民としてエルフリーデン王国に住んでいた。
- この事を下手に知られると国際情勢が混乱すること確定で彼女を暗殺するものまで出かねないこともあり、国内でも機密事項にした上で、登用後は護衛を兼ねて王宮に住まわせるため前王夫妻の養子となり、リーシアの義妹となる[8]。そして、家族ごと城内に退避させられている[10]。
- 各種動物と直接交渉することで調教の手間を大幅に省き、原生生物相手でも繁殖条件を早急に把握することも可能。これによりゼルリンの繁殖による食料[8]や医療面[11]での貢献、ライノサウルストレインによる運搬面の大幅改善[8]、ポンチョと共に猩々との交渉によるアミドニアの食糧難改善[10]などに多大な貢献を果たしており、のちに賢狼姫と呼ばれることになる[23]。
- 1週間戦争の翌年、ソーマ達と共に星竜連峰、トルギス共和国に行く[13][14]。
- 東方諸国連合での魔浪では、ラスタニア王国、チマ公国に行く。そこで友となるイチハ、ユリガと出会う[15][16]。
- ソーマの即位後は、イチハ、ユリガと共に王立アカデミーに入学し、ヴェルザ、スールーとも親交を深める[18]。
- オオヤミズチ退治戦前は、ソーマやイチハ達と共に、九頭龍諸島へ行き、オオヤミズチの感情を読み取る[20]。
- 精霊王の呪い発生時では、イチハ、ユリガ、ハクヤ、エルル達と共に、事態収拾に取り組む[24]。
- 王立アカデミー卒業後は、背、髪も伸び、身体付きも段々と女性らしいものへと変化している。勉学の傍ら、ジュナから礼儀作法や美しく見える挙措などを習っていたこともあってか、佇まいだけで、見る人を圧倒する可憐さも備えていた。能力を利用して生き物の生育環境を整える仕事をし、マルクス引退後の後任として侍中を務める[21]。
- ポンチョ・パナコッタ/ポンチョ・イシヅカ・パナコッタ
- 声 - 水中雅章[26]
- エルフリーデン王国食料問題担当大臣[8]→エルフリーデン王国農林大臣[9]→フリードニア王国農林大臣[12]。
- ポッテ村出身の寸胴体型で気弱な人間族の男性。ソーマの唯才令で集まった1人。27歳(大陸暦1546年時点)→33歳(大陸暦1552年時点)[8]。
- 「食」の才能をもち、食材の生息地や自生地に加え、現地人にだけ伝わる郷土料理の調理法にも詳しい。ソーマよりイシヅカの氏を授かり、食糧問題担当大臣に任命される[8]。
- 後に農林大臣として王国の食を支え、王国民からも食の神様、食神イシヅカ様と称される[9]。その名前は、アミドニアの食糧難も解決したことで、三国医療同盟結成まで交流が乏しいトルギス共和国にも轟いていた[14]。
- 食い意地が張っており様々な食を楽しむために散在までしていることから周りから馬鹿にされており、当人も気弱なためその評価に反論はしなかった。しかしそれゆえに食糧難の即効性のある対応策(エルフリーデンではあまり知られていない食用可能な動植物)に対する知識は絶大で、ソーマやハクヤからも一目置かれている[8]。
- 食糧難エルフリーデン王国(後のフリードニア王国)農林大臣を任命され、補給部隊に彼がいるという事実だけで士気が上がるほどになる[9]。その才能から、ソーマからは召喚前の自分の世界の料理の再現を頼まれており、ソーマが製造方法を知らない調味料も、断片的な情報から再現することに成功するなど、専門分野において優れている[11]。
- ラーメンの再現をしていた際、セリィナがポンチョが作るB級グルメの虜となり、それ以来補佐をお願いし、そのお礼にセリィナに新作を食すという凸凹コンビに近い立場となっている[8]。1週間戦争後、帝国の山間部に住む民族から猩々を使ってリリー根団子を回収することを教わり、ヴァンで食糧難解決の為、トモエとセリィナと共に、リリー根団子の配給ができるようにする[10]。
- ワイストの準備が整うまで、新都市ヴェネティノヴァの知事に任命される。縁談の話が大量に舞い込んできたときは、セリィナによって自惚れた女性達は跳ね除けられていた。セリィナによって、B級グルメの魅力に取り憑かれたコマインの仕官を許可され、後日お見合いの際、2人が控えることになった[14][15]。
- 東方諸国連合の魔浪時は、ポンチョが兵糧輸送を担当することになり、セリィナ、コマイン、フリードニア王国軍本隊と共に、ラスタニア王国へ行く[15]。
- 帰国した翌年、セリィナ、コマインと結婚し、その後マリン、マロンを儲ける[18][24]。
- オオヤミズチ退治戦後、オオヤミズチの死体処理の指揮を執る[20]。
パルナム城の関係者[編集]
- 詳細は#パルナム城を参照
軍事関係者[編集]
- 王国の軍事構成[8][25]
- 三公に率いられた陸海空軍、王家直属の禁軍、貴族の私軍がある。
- 空軍
- 飛竜騎兵。知性がなく、前足部分が翼となっている飛竜(ワイバーン)に騎乗して飛び、火薬樽を落とすなどして爆撃などを行う。戦力は1千騎兵(飛竜騎兵1騎は陸軍100人に相当するので、陸軍計算だと10万となる)。
- 海軍
- 戦艦を大型の海洋生物に牽かせている。海上では魔法が使用しにくくなるため、主要な攻撃手段は大砲である。上陸戦用に海兵隊もいる。戦力は1万。
- 陸軍
- 近接武器、騎馬、弓矢、魔法を駆使して戦う。攻城戦用の大砲もある。装備は軍服か甲冑のどちらかである。軍服は機動力に優れ、甲冑は軍服よりも防御力を強化できるため、使用する者の好みや兵科によって異なる。戦力は4万。
禁軍[編集]
国王直属の軍隊。有事の際、近衛騎士団長が指揮する。戦力は4万強[8]。
- ルドウィン・アークス/ルドウィン・M・アークス
- 声 - 古川慎
- エルフリーデン王国近衛騎士団長[8]→フリードニア王国国防軍副総大将[10][11]。
- 近衛騎士団長時代、有事の際は禁軍を指揮する[8]。27歳(大陸暦1546年時点)→33歳(大陸暦1552年時点)[11][28]。
- 必要なら勝ちが決まった状態でもあえて命を懸ける度胸もあり、またソーマを立てるために相対的に頭の固いふりも演ずることができるやり手[8]。
- 1週間戦争では、禁軍総大将として采配を振るうが、必要とあらば総大将自ら突撃して、あとで副官のカエデに怒られている[9]。1週間戦争後、フリードニア王国国防軍副総大将となり、将来はフリードニア国防軍総大将となる予定[10][11]。
- 幼馴染でもあるジーニャに対しては惚れた弱みもあって弱く、研究費用の援助のために高給取りでありながら、食堂では一番安いメニューばかり食べたり、竜の骨を勝手に持ち出されたり、振り回されている。優秀な彼女を確保したかったソーマの推薦で婚約する[11]。
- 翌年(大陸暦1547年)、ジーニャの相方メルーラの保護者でもあるソージとは気が合う[13]。
- 東方諸国連合の魔浪では、ラスタニア王国、チマ公国に援軍派遣時、実質的な総大将として軍を率いる[15][16]。また、ユリウスとは、1週間戦争時の実力で互いに認め合っていた[15]。
- 帰国後、ジーニャと結婚し、ルドウィン・M(マクスウェル)・アークスと改名する[17]。
- 東西リアル歌合戦では、守備軍大将を務める[18]。
- 大虎ケイオス戦争では、エクセル達と共に軍を率いる[21]。
- ハルバート・マグナ
- 声 - 八代拓
- エルフリーデン王国陸軍→エルフリーデン王国禁軍→フリードニア王国国防軍特殊降下部隊竜挺兵(ドラトルーパー)突撃隊長
- 陸軍閥名門であるマグナ家の嫡男。愛称はハル。火系統魔法の使い手。19歳(大陸暦1546年時点)→25歳(大陸暦1552年時点)[8][28]。
- 士官学校時代から飛び抜けた戦闘力を有しており、リーシアからも一目置かれていた[8]。
- 功名心や陸軍に対する意識から三公側につこうとしたが、休日に出くわしたソーマに各種問題点を突かれ断念。その後、それに対する謝罪を名目に、グレイヴがソーマに伝えた1週間戦争にかかわる重要情報を知ったこともあり、幼馴染のカエデの副官として、禁軍所属の突撃隊長を務める[8]。
- 正体を知らずに舐めた口をきいてきたことが逆によかったのか、ソーマからはタメ口で会話するようにと命じられ、気心の知れた仲となる[8]。この関係で共和国元首の息子であるクーともタメ口で話す仲となる[14]。
- 1週間戦争で、赤鬼ハルという異名ができ、突撃隊長として活躍[9][16]。戦後の年末、紅白歌合戦の準備をする[11]。
- フリードニア王国国防軍が組織された後、フリードニア王国国防軍竜挺兵(ドラトルーパー)隊長となる[12]。
- 星竜連峰では、ソーマがいなくなったことで暴走したアイーシャを止める為に苦労する。その後、嵐の対処を行う。ただし、ルビィからの頼みとはいえ、竜騎士の契約を交わしていないルビィの背に乗るという、ハル自身も知らなかったとはいえ、星竜連邦の価値観からすると不貞になる行動をしてしまう。カエデの説得もあり、ハルバートと竜騎士の契約を交わすことになった[13]。
- トルギス共和国に行くソーマの護衛として同行し、新たなダンジョンが見つかった際、クーと共闘する。ボーダンの依頼で、神護の森に行くソーマ、アイーシャ、ナデン、ルビィに同行する。その時に災害救助した少女ヴェルザと再会する[14]。ヴェルザの好意にも気づかず、家臣の申し出も子供の戯言だと信じなかった(これについてはカエデとルビィから彼の鈍感に呆れていた。これにより、ハル本人の意思を無視して、上司・同僚・部下を嫁で固めて増殖を防ぐこととなった)[17]。
- 東方諸国連合の魔浪時では、ラスタニア王国やチマ公国に行き、フウガと出会う[15][16]。
- 翌年(大陸暦1548年)、独身最後の旅をして、家に戻る。その後、カエデ、ルビィと結婚する[17]。
- オオヤミズチ退治戦では、ルビィと共にドラトルーパーを率いる[20]。
- 大虎ケイオス戦争では、ソーマ達と共にヴァロワへ赴く[21]。
- カエデ・フォキシア
- 声 - 高野麻里佳
- エルフリーデン王国禁軍の土系魔導士[8]→エルフリーデン王国禁軍参謀[8]→フリードニア王国国防軍参謀[11]。赤い眼鏡をかけた妖狐族の少女。18歳(大陸暦1546年時点)→24歳(大陸暦1552年時点)[8][28]。ハルバートの幼馴染。ショートボブの金髪の上に、三角形の耳が特徴的である。口調は敬語で「~なのです」と話す[8]。
- フォキシア家は九頭龍諸島の流れを汲む家系。結婚式では家に伝わる伝統衣装を着た[17]。
- ハルとは相思相愛で手綱を握る立場でもあるが、考えなしに突っ走る彼をいつも心配し、ルビィの婚約騒動、ヴェルザがハルに惚れこんだりと、苦労している。それとは関係無くルビィとは仲が良い[8][13][17]。
- 作戦立案能力に優れている[15]。王都パルナムにある歌声喫茶ローレライの常連客で、そこでソーマと知り合う。後日、本質を見抜く慧眼をソーマに見出だされ、ルドウィンの参謀となる[8]。
- 1週間戦争では、土系魔法を駆使して勝利に導く[9]。戦後の年末、紅白歌合戦の準備をする[11]。
- 翌年、秘密基地でハルバートと共に訓練をし、途中来たジュナと握手する[12]。
- 星竜連峰では、ハルバート、カルラと共に暴走したアイーシャを止めようと苦労する。嵐鎮圧の為とはいえ、ハルバートがルビィに乗ったことは不貞行為となる。マグナ家にとってもメリットが大きいので、ルビィを第2夫人とすることを許す[13]。
- トルギス共和国でも護衛としてソーマ達に同行する[14]。
- 東方諸国連合の魔浪時では、ソーマ達と共に援軍を率いる[15][16]。ラスタニア王国戦では、ユリウスと共に作戦を決める[15]。
- 帰国後、ヴェルザが家臣の申し出をしてきた際、これ以上嫁を増やすのだけは断固阻止するため、彼の意思を無視して、ヴェルザを部下として据えるべく手をまわし、上司・同僚・部下の三つの視点での警戒網の設立を目論んでいる。ハルバートと結婚し、第1夫人となる[17]。
- その後は、東西リアル歌合戦前に妊娠し[18]、産休中も九頭龍諸島連合に行くハルバートを気にかけていた[20]。
- 後に息子ビルを出産し、ビルがもう少し大きくなってから復帰する模様[24]。
- ジーニャ・マクスウェル/ジーニャ・M・アークス
- 声 - 小原好美
- エルフリーデン王国禁軍の科学者兼土系魔導士→フリードニア王国科学者。超科学者。22歳(大陸暦1546年時点)→28歳(大陸暦1552年時点)[11][28]。
- 代々アークス家がマクスウェル家のパトロンだった関係上、ルドウィンとは幼馴染み[11]。
- 悪意は無いが、突飛な発明で周囲を巻き込んでしまうマッドサイエンティスト。典型的な天才肌のため、兵器開発部門の画一化された雰囲気に馴染めずダンジョンに籠もっていた。
- 魔力を蓄える事が出来る呪術鉱石の研究をしており、研究の重要性を認識したソーマに薦められてルドウィンと婚約する。王都近くに建設した専用の研究所へと移り、研究開発に勤しんでいる[11]。
- 新たに仲間となったメルーラと様々なことを検証しており[13][16]、トルギス共和国出身の職人タル、帝国の穿孔姫トリルも加えて、穿孔機の研究する[16][17]。
- 大陸暦1548年、婚約者のルドウィンと結婚し、ジーニャ・M(マクスウェル)・アークスと改名する[17]。魔物学シンポジウムでは、魔物ダンジョン起源説について話す[18]。
- メカドラ強化計画では、研究女子仲間と共に、穿孔機をつける[19][20]。
- 共和国に帰国するタルを、共和国国境線まで見送る[23]。その後、メルーラ、メアリ、ソージ、ソーマと共に科学と宗教から分かる知識の摺り合わせを行う。精霊王の呪い発生時では、魔素=ナノマシン説に至り、研究を進めていた[24][21]。
三公[編集]
陸海空軍の大将として、エルフリーデン王国の軍権を握る3人の公爵。それぞれが自治領をもつ。人間族の国王が人間族優位の政策を採らないように監視するための制度。ソーマと敵対関係であったが、エクセルは彼に王の資質があると分かると最初から従い、王家への忠誠心が強いゲオルグは自ら反乱軍の中心となって不正貴族を潰そうとしていた[9]。
- ゲオルグ・カーマイン/カゲトラ
- 声 - 楠大典[30]
- エルフリーデン王国陸軍大将→フリードニア王国国王直下諜報部隊黒猫隊長。
- ライオンの顔を持つ獣人族[9]。ミオの父[19]。前王アルベルトとは幼い頃からの親友[9]。
- 歴戦の名将であり、烈火のごとき采配で敵から恐れられている。種族差別のないエルフリーデンの国風を愛していることもあって忠誠心は非常に強い。王国内でも圧倒的な人望を集めており、長寿のカストール、エクセルからも一目置かれ、また、陸軍にいる部下、ハルバート、娘のミオ、王女であるリーシア達からも慕われていた。ゲオルグ自身も、リーシアのことを娘のようにかわいがっており[9]、このことでミオが嫉妬した翌日、稽古時間を少し長引かせる[19]。
- しかし、アルベルトがソーマに王位を譲渡してからは、ソーマが追放した不正貴族を匿うなど敵対姿勢を明確にする[8][9]。
- エクセル同様ソーマのことは王として認めていたが、アルベルトから王位退位の経緯を聞き、不正貴族の血族、隠し資金を危険視していた。自分を旗頭に不正貴族達を一ヶ所に集め、一網打尽にさせる為に反逆した。また、隠し資産は、貴族たちに傭兵を集めさせることで散在させ、捕虜にした傭兵の身代金を払わせることで、王国の国庫に集めさせるという二段構えの作戦であった[9]。事前に自身の妻と娘ミオと縁を切った上で、国外に逃す[19]。グレイヴ達一部の部下を、表向きはゲオルグに対する不信感で離脱したことにして、ソーマのところに合流させる[8]。
- 1週間戦争では、不正貴族が傭兵や私兵を雇い入れており、内乱を起こしたが、ソーマと空軍が到着次第、降伏する。不正貴族軍を除く全ての将兵達はゲオルグの命令に従っただけとし、陸軍は罪を不問とさせた[9]。
- 戦争後、反逆罪で牢獄に投獄された。反逆の真意はあったものの、戦争の遺族感情、傭兵国家ゼムなどの外交問題から、公表するわけにいかず、処刑されることになっていた。国に殉ずる為とはいえ、公開処刑されることになった。しかし、これを嫌がったソーマに毒酒を勧められ、自害する。表向きは死亡したことになっているが、ソーマ直属の諜報部隊黒猫の隊長カゲトラとして生きている[10]。
- 翌年、ルナリア正教皇国の諜報員と戦う[12]。東方諸国連合の魔浪時では、情報収集を行い、チマ公国で部下の報告中に放たれた矢を斬った[15][16]。 帰国後、ソーマの依頼でアルベルトの領地へ行く。ソーマ達の結婚式・戴冠式に参加する[17]。
- 傭兵国家ゼムの武術大会では、ミオが優勝し、ゲオルグがなぜ反乱を起こしたのか、フリードニア王国へ再調査して欲しいと願い出る。その際、ソーマの命令でミオと戦い、勝利を譲る。また、カーマイン夫人とも再会する。公表前の死亡したゲオルグは、忠義に厚い武将だったが老いて増長した反逆者というレッテルを貼られていたが、ゲオルグ・カーマインの反乱に対する再調査を公表(ミオからの同意も得て一部脚色した上で)したことで、敵も味方も欺いてみせた報国の士となり、名声は回復した[19]。
- エクセル・ウォルター
- 声 - 堀江由衣[30]
- エルフリーデン王国海軍大将[8]→フリードニア王国国防軍総大将[10][11]。
- 海賊を先祖に持つ蛟龍族。艦隊戦だけでなく政治にも通じている女傑。水系魔導士[8]。
- 見た目は20代中盤だが500年以上生きているため、建国期から王国を見ており、初代国王をも知っている。長い寿命の間に何度か大恋愛をしているので、子孫が多い[9]。
- したたかなのだが、茶目っ気のある性格をしており、隙あらばソーマにモーションを掛けてソーマの婚約者達に発破をかけることも。反面、自分がつつかれることには抵抗があるのか、ジュナは最終兵器として彼女が夫(ジュナの祖父)に宛てた恋文を持ち出したこともある[15]。
- 王位継承の争乱では、三公軍まで関われば内戦となる為、カストール、先代カーマイン公と共に、配下の軍を抑えていた。エリシャ以外の王族が全滅した際、エリシャに王位を継ぐようお願いする。しかし、エリシャからは断られ、アルベルトを王とする提案を受け入れる[17]。
- アルベルトが突然ソーマに王位譲位したと聞き、ジュナに依頼してソーマが国王としての資質があるかどうか、探りを入れさせる。そのジュナから、王の資質があると報告を受け、ソーマを王と認める。最終勧告以前からソーマに臣従していたが、最終勧告前まではゲオルグの不穏な動向を監視し、カストールをギリギリまで説得する為、その事実を伏せ、カストール、ゲオルグと歩調を合わせていた。1週間戦争では、ワイストと共にアルトムラでアミドニア公国軍を足止めし、アミドニア公国への宣戦布告時に、ゲオルグの反乱は作為的であったことを悟る[9]。
- 1週間戦争後の報奨贈呈時、ジュナが自らの功績でカストール、カルラの助命を願い出ようとしたが、それを止め、ソーマに好意を抱いていたジュナの背中を押す。エクセル自らは功を返上し、カストール、カルラの助命を願い出る。これにより、ソーマ自らがカストール達を裁くことになる。裁判の結果により、カストールはエクセルが預かることになった[10]。同時にフリードニア王国国防軍総大将となる[10][11]。
- カストールを海兵として鍛え上げて、島型空母の艦長として育て上げる。国防海軍の本拠地ラグーンシティにて新兵器の視察にきたソーマとジュナを迎える[12]。その合間、ジュナ達ソーマの花嫁達に花嫁育成講座を開く[12][17]。
- 東方諸国連合の魔浪では、ラスタニア王国に救援の助っ人として現れる。川の水を持ち上げて柱を作りアーチ状にするなど、卓越した魔法の才を披露する。チマ公国まで付いて行くつもりだったが、ジュナに最終兵器を出されて帰国する[15]。
- 翌年、ソーマとジュナの結婚式・戴冠式に参加する[17]。
- 魔法の実験のために開催された東西対抗歌合戦では、攻城側の総大将を務めるが、途中参戦して、ナデン、ルビィと戦う[18]。
- 九頭龍諸島で起きたオオヤミズチ退治戦では、王国艦隊の指揮官として参戦する[20]。
- 大虎ケイオス戦争では、ルドウィン達と共に軍を率いる[21]。
- カストール・バルガス
- 声 - 福山潤[30]
- エルフリーデン王国空軍大将[8]→フリードニア王国国防海軍島型空母ヒリュウ艦長[12]。
- 赤い半竜人(ドラゴニュート)。妻はエクセルの娘アクセラ。豪放磊落な熱血漢。飛竜(ワイバーン)騎兵で構成される空軍を保有[8]。飛竜騎兵隊の運用にかけては王国で右に出る者がいないほどで、過去100年ほどのエルフリーデン王国に関わる大戦では常に飛竜騎兵隊の先頭に立ち、突撃隊長として外敵を薙ぎ払ってきた。武勇はアイーシャと互角に渡り合えるほどであり、王国でも屈指の実力者である。ただし、領地経営は苦手で、妻アクセラや家宰トルマンに任せている[9]。
- 50年前(大陸暦1496年)、エクセルに恋していたが玉砕された。それが忘れられなかったのか、年齢の近いアクセラと結婚した[8]。
- 三公の中では、ソーマに対する疑心暗鬼が最も強く、王位を簒奪し、リーシアに婚姻を迫り、国を乗っ取ったと誤解していた[8]。最終勧告では、アルベルトがなぜ自分達に相談もなく、王位を譲渡したのか、困惑していたが、戦友であるゲオルグが野心に憑りつかれたと信じられず、友誼に殉ずるつもりでゲオルグにつく。ただし、自分1人だけで決めたので、紅竜城邑の手勢100騎のみとし、他の空軍は中立を守らせ、連座制を恐れ、アクセラ、カルルとの縁を切る。1週間戦争で、紅竜城邑でソーマ、アイーシャと戦うも、リーシアの不意打ちに敗れる[9]。
- 戦争後、エクセルが自らの功績と引き替えに裁判が開かれ、100年間エルフリーデン王国の防衛に携わっていた功により、命は助けられ、エクセル預かりとなる[10]。
- その後はエクセルから海兵として育て上げられ、ソーマから島型空母ヒリュウ艦長を任される。同時に、国王としての素質があるソーマをご主君として認める。エクセルの教えを受けたことで、自分が戦うことしか考えていなかった以前に比べ、戦後処理など様々なことに考えを巡らせるほど、思慮深くなっている[13]。
- 東方諸国連合の魔浪が起きていた頃、密漁していた九頭龍諸島の船舶を拿捕する[16]。その功績からソーマにより、アクセラからカストールに会いに行くことが許可されている。ハルバートの相談に乗っていた時、訪問してきたアクセラと再会する[17]。
- オオヤミズチによる影響で、九頭龍諸島連合との戦争の噂が流れていた頃、ソーマと接触を図ろうとするシャボン、キシュンを保護する[19]。その後、オオヤミズチ退治戦では、空母ヒリュウ艦長として加わる[20]。
三公軍[編集]
- グレイヴ・マグナ
詳細は#グレイヴ・マグナを参照
- カルラ・バルガス
詳細は#カルラ・バルガスを参照
トルマン
- 詳細は#トルマンを参照
ベオウルフ・ガードナー
- 詳細は#ベオウルフ・ガードナーを参照
前国王・前王妃[編集]
- アルベルト・エルフリーデン
- 声 - 麦人[31]
- ソーマに王位を禅譲した前エルフリーデン王。リーシアの父。エリシャの夫[8]。ゲオルグとは幼い頃からの友人[17]。
- よく言えば野心なく温厚、悪く言えば覇気なく臆病な人物。人に愛されることで国家を運営するタイプで、善良な人物は支えてあげたいと思い、奸臣の類はちょろいあいてだと思うため、積極的に排除されにくい。穏やかな人柄で国民から敬愛されており、ソーマ曰く平時においては名君と称される可能性があった[8]。
- 元は王国山間部に住む貴族である。王家の血筋は王妃にあるため、王位継承権は妻にある。ただし、王位継承の争乱で傷ついた王国を癒す時間を稼ぐ為、エリシャから王位を委任される[11][17]。
- 不況、不作、魔王領出現による難民流入、アミドニア公国の圧力、グラン・ケイオス帝国から、国家予算並みの戦争支援金要請、または勇者召喚して帝国に送る事を要請されるなど、エルフリーデン王国の衰退に苦労していた。グラン・ケイオス帝国からの要請を拒みきれず、王家に伝わる勇者召喚の儀を行いソーマを召喚した。召喚したソーマから、富国強兵策を提案され、2日間ソーマやマルクスと対話する。その翌日、退位し、ソーマに王位を譲り、リーシアと婚約させる[8]。
- 別の未来では、ソーマに国王の座を丸投げすることは躊躇して宰相に抜擢した。十分要職でありソーマはその世界線でも改革を行っていたが、気弱なアルベルトに認可を必要としていたため、国王の座を丸投げされたときほどは進まなかった。結果としてゲオルグからも信頼され、陸軍所属だったリーシアとも恋仲になったソーマだが、不正貴族たちの抵抗や突き上げが大きくなり、国が二分化されることを憂慮し、リーシアの説得も無視して、ソーマを罷免してしまう。これが原因で王国民からの信用を失う。また、アミドニア公国との戦争が勃発したのを機に、不正貴族たちにより、ソーマ、リーシア、ゲオルグが、死体こそ発見できなかったが、ほぼ確実に討ち死にされた状況となった。挙句パルナム城が炎上する事態になってしまう[11]。
- 最終的にエリシャの能力で、この情報を受け取ったアルベルトは、勇者召喚直後のソーマを国王にすることを決定また、ゲオルグには包み隠さず、その事実を告白し、ゲオルグは不正貴族潰しを行う[8][11]。 ソーマに王位を譲った訳を話した後、山間部の旧領で隠居することになった[11]。
- リーシア妊娠時は、彼女を療養する為、旧領に招待する[15]。リーシアが出産時は、ソーマ以上に狼狽しており、エリシャの睡眠薬で寝ていた[16]。
- ソーマやリーシア達の結婚式と戴冠式に参加し、戴冠の儀を行う[17]。
- その後は時々パルナム城に来てはシアン達の世話をする[18][24]。
- エリシャ・エルフリーデン
- 声 - 井上喜久子[31]
- エルフリーデン王国前王妃。先々代エルフリーデン国王の娘(第三正妃の子)[8][10]。
- その魔法は予知であり、これにより様々な危険から逃れた[11][17]。
- 温和な性格でいつもニコニコしている。10代後半でリーシアを産んだため、まだ40歳手前である[17]。ソーマが王位を継ぐことには肯定的で、婚約者にされて戸惑うリーシアにソーマと対話するよう促す[8]。 闇系統魔法の使い手で、能力は過去の対象に自分の記憶を送ること。先々代エルフリーデン国王死亡後の王位継承の争いでは、能力を活かして、暗殺が頻発した王位継承争いを生き抜き、婿をアルベルトに選んだ。リーシアを身籠った頃、王位継承の争いでエリシャ以外の王族が全滅する。アルベルトの山間部領に来たエクセルから王位継承を依頼されるが、次代までのつなぎにする方が王国のためになるので、アルベルトに委任する[17]。
- ソーマが勇者召喚された後、ソーマに王位を譲らなかった世界での記憶をアルベルトに送ることで、ソーマの政策が円滑に進むようにした[11][17]。
- アルベルトがソーマに真実を語った後、アルベルトと共に、山間部の旧領に隠居する[11]。リーシア妊娠時は、彼女を療養する為、旧領に招待する[15]。リーシアが出産時は、ソーマを落ち着かせ、彼以上に狼狽していたアルベルトには睡眠薬を盛って、部屋に閉じ込めた[16]。
- ソーマやリーシア達の結婚式と戴冠式に参加し、ソーマ家の幸せを願う[17]。
- その後は時々パルナム城に来てはシアン達の世話をする[18][24]。
その他国民・配下[編集]
その他エルフリーデン王国(文庫1巻~4巻第1章登場)時代の国民は以下を参照。
アミドニア公国/フリードニア王国アミドニア地方[編集]
エルフリーデン王国の西に位置する公国。人口は約100万人。公都ヴァン。人間族を中心とした国家。アミドニア公王家が統治しており、質実剛健な気風で軍人の力が強い。
先々代エルフリーデン国王との戦争により国土の約半分を奪われており、王国への復仇と国土の奪還を国是とする。鉱物資源は豊富だが、痩せた土地が多く、エルフリーデン以上の深刻な食糧難を抱えている。「人類宣言」加盟国。モデルはドイツ。
大陸暦1496年、先々代エルフリーデン国王の拡大政策のせいで国土の半分を奪われる。当時王国だったが「エルフリーデンに領土を奪われた状態では王国とは呼べない」とした当時の王により公国と改名。
大陸暦1546年、1週間戦争でエルフリーデン王国に敗戦する。その後、先代から続いた圧政、ルナリア正教皇国の介入により、北西部で民衆の反乱が起きる。ユリウスの反乱鎮圧後、ロロア派の一斉蜂起で、ユリウス派が追放される。その後、ルナリア正教皇国、トルギス共和国が軍を出す。アミドニア公国全土の要請でエルフリーデン王国に帰属し、フリードニア王国アミドニア地方となる[25]。
- ガイウス・アミドニア八世
- 声 - 稲田徹[31]
- アミドニア公国の公王。ユリウスとロロアの父。土系統魔法の使い手[8]。
- 類稀な武勇を誇り、力で全てを勝ち取ろうという考えを持つ。先々代エルフリーデン国王の国土拡大政策によって奪われた領土を取り返す機会を狙っている。ロロアやコルベールといった有能な人材を有していたが、武闘派ゆえにその能力を活かしきれなかった[8][9]。
- 外交面ではグラン・ケイオス帝国と手を結び、ゼムの傭兵と契約し、弱腰だったアルベルト統治下のエルフリーデン王国を威圧し、トルギス共和国やルナリア正教皇国に対しては武威を示すことで、アミドニア公国を維持しており、ソーマや共和国元首ゴウランからも一目置かれている[10]。
- エルフリーデン王国復仇だけではなかったが、妻である王妃が亡くなって以降、復仇しか残ってしまい、ロロアとの関係もこじれてしまう[17]
- 1週間戦争では、ソーマと三公の諍いにつけ込む形で暗躍した。ソーマに謀反したゲオルグの要請を受け、軍を率いて王国内のアルトムラに攻め込むが、これはゲオルグの偽の謀反計画を利用した、ソーマとハクヤの罠だった。エクセルとワイストによって時間稼ぎを喰らい、王国全軍を軍門に降らせたソーマに宣戦布告される[9]。
- 公都ヴァンに急いで戻ろうとするも、ジュナ率いる海兵隊の奇襲に奇襲に遭う。ヴァン周辺に到着するも、王国軍は万全の体制で待ちかまえており、公国軍は追い詰められる。相手の最優先目標が自分であることを見抜き、それを逆手にとってユリウスを脱出させる。王国禁軍を出し抜いてソーマをあと一歩で殺せる寸前まで追い詰める。最期はソーマ本陣へと突撃し、戦死する。死亡後の遺体はアミドニア公国に返還される[9]。
- 市井の民からは畏怖されていたが、1週間戦争から1年経った頃も、武を重んじる軍人からは敬愛されている。
- ロロアによって両国の融和が図られていたこと、ソーマも内心ガイウスのやり方が正しいとは思っていないが、武勇に秀でた彼なりに公国民の幸せを願っていることは分かっていたので、否定しなかった。
- これにより、戦いに敗れた者は悪く言われるのが普通だったが、ガイウス慰霊祭で彼の名誉も上がっていた[14]。
- ガイウス慰霊祭[14]
- ガイウス含む戦死した兵士達の1周忌という形で、慰霊祭を行いたいとアミドニア地方から署名が集まった。
- ロロアやコルベールもやるべきか戸惑ったが、ソーマはアミドニア公国民だけでなく、先の戦争で亡くなった人々全般にも広げ、名称もそのままで開催許可を得る。 ソーマの意向を聞いたロロアは、灯篭流しなどを企画し、華のあるお祭りイベントにした。
ユリウス・アミドニア
- アミドニア公子。詳細は#ユリウス・アミドニアを参照
- ロロア・アミドニア
- アミドニア公女。詳細は#ロロア・アミドニアを参照
- ギャツビー・コルベール
- 声 - 山下誠一郎
- アミドニア公国財務官[19]→アミドニア公国財務大臣[9]→フリードニア王国財務大臣[11]。コルベール家三男[19]。
- 公子ユリウスとは主家・家臣の関係だが友人でもある。公女ロロアとも経済を理解し合う間柄で、親しくしている[9]。
- 軍事国家ゆえに舐められやすい文官でありながら、必要であれば国王であるガイウス、敵国の武官であるゲオルグにも物申せる胆力の持ち主[9][19]。
- アミドニア公国の財務官時代、エルフリーデン王国軍とアミドニア公国軍の武力衝突で、エルフリーデン王国側のゲオルグ、ミオと対面する。近隣の船が武力衝突で壊れてしまった為、その弁償をお願いする。この時にゲオルグから、コルベールのような人物を、領地経営が苦手なミオの婿に来てもらいたいと一目置かれていた[19]。
- アミドニア公国財務大臣となった後、主君であるガイウスに、エルフリーデン王国侵攻を考えるよう進言するも聞き入れてもらえず、蹴られる[9]。アミドニア公国財務大臣を解任される。その後、ロロアと行動を共にする[9][10]。セバスチャン、ヘルマンと共に、ロロアのアミドニア公国併合に協力。フリードニア王国建国後は、フリードニア王国財務大臣に任命される。大金に慣れてない歌姫のマネージャー役を任せられたりするなど、フリードニア王国の財務大臣になってからも苦労人体質となっている[11]。ただし、財務官としての腕は、ロロアと共に資金繰りに目処をつかせたので、ソーマからも一目置かれる[12]。
- ロロアがユリウスのいるラスタニア王国に行く時は、財政面の管理を任される[15]。
- 傭兵国家ゼムでミオと再会する。ミオが王国帰国後、領地運営に苦戦していた為、ランデルに派遣させられる。その後、ミオから求婚される毎日を送る[19]。
- フリードニア王国に帰国したユリウスと再会し、そのユリウスから助言を受けたミオから改めて求婚され、婚約する[23]。
- 大虎ケイオス戦争では、招集を受けたミオに、カーマイン領を任される。その後、パルナム城でソーマやロロア達と予算の打ち合わせをしていた[21]。
- セバスチャン・シルバディア
- 声 - 中野泰佑
- 公都ヴァンの商店「銀の鹿の店」経営者。灰色髪で、紅茶の香りが似合いそうな紳士風の中年男性[9]。
- 元はロロアの祖父ヘルマン配下の軍人であり、地形をものともしない敏捷性と、銀髪であったことから、銀鹿(シルバーディア)と呼ばれた物見の名手[32]。
- 主君であるロロアのことは「子狸のような愛くるしい御得意様」と称していおり、もしロロアが王位に就いていたら、アミドニア公国は住みやすい国になっていただろうと評している[9]。
- お忍び休暇で来店したソーマ、ジュナ、トモエの相手をする。トモエにプレゼントしようとしたソーマに助言をする。その時にソーマがエルフリーデン国王であることに気付いており、見た目は平凡な青年だが、人の意見に素直に耳を傾けることができ、身内を大事にしていると評している[10]。 コルベール、ヘルマンと共に、ロロアのアミドニア公国併合に協力する。アミドニア公国併合後(大陸暦1546年)に娘・フローラが生まれる。また、パルナムで銀の鹿の店・2号店をオープンさせた。その時に風変わりな奴隷商ジンジャー・カミュを知り、ロロアに教える[33]。
- ユリウスの結婚時は、ロロアの依頼で結婚祝いを送る[32]。
- 娘・フローラと、生まれたレオン、ディアスを微笑ましく見ていた[24]。
フローラ・シルバディア
- セバスチャン・シルバディアの娘。フリードニア王国建国時(大陸暦1546年)に誕生する[11]。大陸暦1550年時点で4歳になり、生まれたレオン、ディアスを見ていた[24]。
- マルガリタ・ワンダー
- 声 - 東内マリ子
- アミドニア公国の女将軍[10]→フリードニア王国の女歌手[33]。男性を立てる貞淑さを女性の美徳とするアミドニアにおいて将軍の地位にまで上り詰めた女傑。人柄は公明正大で、国民からの信頼も集めていた[10]。実は子持ちで夫は文官[34]。背丈は二メートル近くあり、着込んだ軍服の上からもわかるほど逞しい体格をしている。ただし、主君のロロアからはマルちゃんと呼ばれており、頭が上がらない[33]。
- 1週間戦争終結後、ヴァンを守備していた将兵達が退去する中で、エルフリーデンが約定通り住民に危害を加えないか監視する為、最後まで残っていた。その後ソーマが用意した音楽番組に国民の士気高揚を狙って死罪覚悟で参加するが、それを読んでいたソーマによって逆にアミドニアの思想に自由を与える方法として利用される。その時の歌唱力もあってソーマは彼女を歌手としての価値を見出されており、ユリウスとの交渉で捕虜のアミドニア将校数名と引き換えになる形て登用される[10]。
- アミドニア公国が併合された後も、芸能活動に参加しており、ロロアの発案に巻き込まれている[33]。
- 歌手として活動している間も武人としての鍛錬を欠かしていない。ソーマ率いるフリードニア王国軍が東方諸国連合へ援軍に行く際、ルナリア正教皇国に備える為、ソージと共に行動する[15][34]。
- ヘルマン・ノイマン
- 声 - 堀総士郎
- アミドニア公国南西部の城塞都市ネルヴァの領主。亡きアミドニア公妃は娘。ガイウスの岳父で、ユリウスとロロアの祖父[33]。レオンとディアスの曾祖父[24]。
- オーエンとは同じ老将であり、また若い者への負けず嫌い気質もあり、ライバルのような関係である[34]。
- トルギス共和国の進軍を何度も阻んできた百戦錬磨の猛将として、年老いた今もアミドニア公国内で一目置かれている[33]。
- ロロアが過程で孤立することを見越し、セバスチャンに協力するよう手を回していた[35]。
- ロロアの案に乗ってアミドニア公国併合計画に協力する[33]。
- 東方諸国連合の魔浪時では、傭兵国家ゼムを警戒するため、オーエンと共に西部国境線に軍を構えていた[34]。
- ロロアの結婚式時では、ソーマにガイウスの過去を話す。戴冠式では、アミドニア公位継承の儀を行う[32]。
フリードニア王国(エルフリーデン及びアミドニア連合王国)[編集]
大陸の南東部を占める王政の国家。人口は300万人程度と推測される。王都パルナム。多種族国家[25]。
大陸暦1546年11月、アミドニア公国全土の要請で、エルフリーデン王国の国王ソーマ・カズヤがアミドニア公国を併呑したことによって誕生した[11]。
大陸暦1548年4月、ソーマ達の戴冠式が行われる[17]。
国王・王妃[編集]
ソーマ・A・エルフリーデン/ソーマ・E・ユーフォリア
- 国王。詳細は#ソーマ・カズヤを参照
リーシア・エルフリーデン
- 第一正妃。詳細は#リーシア・エルフリーデンを参照
アイーシャ・U・エルフリーデン
- 第二正妃。詳細は#アイーシャ・ウドガルドを参照
ジュナ・ソーマ
- 第一側妃。詳細は#ジュナ・ドーマを参照
ロロア・アミドニア
- 声 - M・A・O[30]
- アミドニア公女[8]→フリードニア王国第三正妃[17]。
- 4人目の本作ヒロイン。二つお下げの愛くるしい少女。口調は関西弁。ガイウスの娘。ユリウスの妹。
- 抜群の経済センスによって公国を財政面から支えている才女。国民の安寧、財政重視のスタンスのため、軍事第一主義のガイウスやユリウスとは距離を置いており、コルベール、セバスチャンと行動を共にしている[8][9]。ユリウス曰く計算高いが情が絡むと優柔不断になる[15]。
- 国民の安寧を重視した結果、商人の情報網を駆使して同時多発的に反乱を起きるよう調整し、ユリウスを追放する。最終的にアミドニア公国をソーマに押し付け、自身はソーマと婚約する。ロロアにとって、ソーマはガイウスの仇でもあるが、ガイウスの遺体を丁重に扱ってくれたので、遺恨はない。それをお構いなしに、リーシア達エルフリーデン王国出身者とも打ち解けている[11]。ただし、ルナリア正教皇国のことは、アミドニア公国北西部の民を扇動させたので嫌っている[11][12]。
- 翌年(大陸暦1547年)、啓蒙活動の一環で始めた教育番組で、ジュナお姉さんのアシスタントとして参加する。エクセル主催の花嫁講座にも参加していた[12]。
- トルギス共和国では、ソーマ達と同行する[14]。 東方諸国連合の魔浪時、ユリウスからラスタニア王国へ援軍派遣をソーマにお願いするよう手紙が来ていた。ソーマ達に同行し、ユリウスと再会し、和解する。同時に年下の義姉となったティアと親交を深める。ラスタニア王国で起きた魔浪鎮圧後はパルナム城に帰還[15]。
- ユリウスの結婚時は、セバスチャンに頼んで結婚祝いを送る。ソーマが国王即位時、フリードニア王国第三正妃となる[17]。
- 東西リアル歌合戦の司会を、クリスと共に行う[18]。 傭兵国家ゼムに行くソーマに、ミオと面識のあるコルベールを連れて行くといいと助言する[19]。
- 九頭龍諸島連合への派兵時は、ユリウスと連絡を取る為、王国に残る[20]。 東方諸国連合統一戦争時に妊娠し、フリードニア王国に亡命したユリウスやティアと再会する[23]。翌年、レオンを産む[24]。
- トルギス共和国でクーの結婚式に参加し、スキーや温泉を楽しむ[21]。
ナデン・デラール/ナデン・デラール・ソーマ
- 星竜連峰に住むただ一匹の龍。人間形態だと、黒髪・黒ワンピースの少女で、鹿角が生えており、黒い尻尾があり、背も低めで、スタイルも平均以下。外見年齢15歳。竜族の特性で寒いのは苦手[13]。
- 龍状態にあるヒゲは、その場所の向こう1週間の天気が分かるくらい敏感である。嵐が来るなら感じ取れる。王国移住後、この才を買われて、玉音放送でお天気お嬢ちゃんを務める[13][14]。
- 帝国の蚤の市で簡易受信機を見つけ、自分の能力を利用して、グラン・ケイオス帝国の音楽番組「ミュージック・ポート」を見ていた。星竜連峰と帝国が敵対関係だったが、穏やかそうな美人のマリアと仲良くしてもいいと感じていた。その為、マリアに対する印象は歌って踊れる女皇様である[13]。
- 翼がない、飛ぶことができなかったことで蔑まれていた為、パイとティアマト以外の竜のことを嫌っていた。正体を隠しながら星竜連峰にやってきたソーマと出会う。ソーマの「龍は滝を登ることで天に昇る」という言い伝えをヒントに、泳ぐ形で飛ぶことができるようになる。その最中、王都に行った時にソーマの正体を知り、婚約者となる。星竜連峰の嵐が収まった後、ルビィとの関係も改善する[13]。
- 東方諸国連合の魔浪時は、ソーマ達と共にラスタニア王国、チマ公国へ行く[15][16]。 ソーマの国王即位時、フリードニア王国第二側妃となり、ナデン・デラール・ソーマに改名[17]。
- 東西リアル歌合戦では、ルビィと共にエクセルと戦う[18]。
- 武術大会時では、ソーマ達と共に傭兵国家ゼムへ行き、マリアと対面する[19]。
- 九頭龍諸島で起きたオオヤミズチ退治戦では、ソーマと共に転覆した船の救助を行う[20]。
- パイがフリードニア王国に来訪時は、パルナム城内の「お食事処イシヅカ」でルビィ、パイと共に同窓会をする[23]。
- 精霊王の呪い(魔虫事件)では、パイと連絡を取り、バルム・サミットが開催できるよう取り計らう[24]。
- 大虎ケイオス戦争では、マリア達帝国を守る為、ソーマ達と共に帝都ヴァロワへ先行する。戦争後は、マリアの慈善活動でお供することに[21]。
ユリガ・ハーン
- 東方諸国連合の草原遊牧国家マルムキタン王女。天人族。13歳(大陸暦1547年時点)→18歳(大陸暦1552年時点)[16]。
- 水色の遊牧民風の装束を身に纏い、活力漲る目が印象的で、紺色の髪を結んだ少女。性格はちょっと気の強く、リーシアやナデンに近いタイプ。護衛を付けても撒いて自由行動するお転婆で、フウガの妹ということで周囲も甘いのでフウガも手を焼いていた[16]。
- 東方諸国連合の魔浪時、フウガにわがまま言ってチマ公国に来て、ソーマ、後に友となるトモエ、イチハと親睦を深める。東方諸国連合の魔浪が収まった後、フウガの意向でフリードニア王国に行く。 王立アカデミーに通うまで、ハクヤが教育係となる。リーシアに対しては自分と同じ空気を感じて緊張する[16]。
- マルムキタンの客人として、フリードニア王国の戴冠式・結婚式に出席する[17]。 トモエ、イチハと共に王立アカデミーに通い、ルーシーとヴェルザと出会う。魔物学シンポジウムが始まる時期に、魔導サッカーに興味を持ったり、オバケ祭りにも参加する[18]。 九頭龍諸島でのオオヤミズチの討伐に向かうソーマやトモエらに無断で付いてくる。トモエやイチハに聞いても教えてくれないので、ゴンドラの荷物に紛れ込んで付いていったが、船の貨物室に詰め込まれていた。その場はソーマが一緒に謝ってくれたので、事なきを得る。九頭龍諸島から帰還後は、無断欠席の罰として、毎日授業終了後2時間、講師が付きっきりでの補習(2週間は休日返上)を受けることになった。 本来密航、密入国までやると国際問題レベルの大事件となり退学となるが、ソーマらの温情で、密航・密入国の事実自体揉み消したので、無断欠席だけ問題となった[20]。
- 東方諸国連合統一の動乱では、フウガがイチハの兄・ゴーシュに命を狙われ、返り討ちにしていた。イチハもユリガも、お互い敵意はなく、友人関係に暗雲は来なかった[23]。 義父をハシムの策略で殺されたサミ・チマのことも気にかけていた。潜血魔蝕虫症(通称:魔虫症)への対処時は、フウガの妹であることを利用して大虎王国側を牽制する役で、トモエ、イチハに同行する。その際、シュウキンと再会する。8月半ばにガーラン精霊王国父なる島の城塞都市ミンでフウガと再会する。 フリードニア王国帰還後は王立アカデミー夏季休暇中の課題に取り組み、夏祭りにトモエ、イチハ、サミ、ルーシー、ヴェルザと参加する[24]。
- 王立アカデミー卒業後、在学中魔導サッカーで一目置かれており、チーム『パルナムブラックドラゴンズ』からスカウトが来ており魔導サッカー選手として活躍した。
- 大虎ケイオス戦争前、フウガの意向でフリードニア王国第四正妃候補となる[21]。
マリア・ユーフォリア
- 声 - 金元寿子[30]
- グラン・ケイオス帝国女皇[9]→フリードニア王国第三側妃[21]。ユーフォリア三姉妹の長女[16]。19歳(大陸暦1546年時点)→25歳(大陸暦1552年時点)。美貌とカリスマ性の持ち主であり、広大な領土と多数の人口を抱える帝国を自らの求心力によって治めている[9]。
- 先代皇帝の長子であり男児が居なかったため、父の急逝に伴い弱冠14歳で即位した[9]。帝国の人を笑顔にしたい一心で、人類宣言の提唱者となり、魔王領の脅威に対して人類全体での共闘を呼びかけ、理想を掲げている。弱者救済政策で人望を集め、心優しい性格と美しい容姿から帝国の聖女と呼ばれ、多くの臣民に敬愛されている[9][19][21]。ルナリア正教皇国からの聖女認定の打診を拒否したため、以降敵視されている[12]。
- 人類宣言非加盟国であるエルフリーデンが、魔王領防波堤の恩恵を受けながら、戦争支援金供出の義務を果たさないことに対する他の加盟国の反発を危惧し、エルフリーデンに対し「戦争支援金の支払い」もしくは「秘儀により召喚された勇者の身柄・所有権の帝国への譲渡」を要請し、「エルフリーデンは帝国を支援した」という体裁を作らせようとした。しかし、「勇者召喚の儀」が成功し、ソーマが召喚されると、無関係の異世界人を巻き込み二度と故郷へ帰れなくさせてしまったことを後悔する[10]。
- 1週間戦争後、ユリウスからの依頼を受け、非がアミドニア側にあることは承知の上で、政策の要である「人類宣言」の威信を守るため、領土返還交渉の使者として陸軍総帥ジャンヌを自身の名代として派遣する[9]。ヴァン返還交渉終了後に帰国したジャンヌと、勇者とは何なのか話し合う[10]。
- フリードニア王国建国後、ソーマとは盟友となる[11]。フリードニア王国を参考に玉音放送で音楽番組などを制作、国民の要望に応え歌姫(ローレライ)として番組に出演し「歌って踊れる女皇」になる[13]。 王国・帝国・共和国の三国による医療同盟を締結する[14]。魔浪の発生により、放送会談でソーマに対し「秘密同盟」に基づく東方諸国連合への援軍派遣を要請する[15]。
- その後、研究で失敗するトリルを駐フリードニア大使に任命、ソーマに二国間の共同研究を打診する[16]。
- 翌年(大陸暦1548年)、帝国内では、サンドリアの父を騙した詐欺師と裏で繋がっていた有力貴族を処分した[17]。その後、魔物学シンポジウムを視聴する[18]。
- ギムバールの提案により、傭兵国家ゼムでソーマと会談する。そこでソーマ達が九頭龍諸島連合に艦隊を派遣することを聞き、更に九頭龍諸島連合(各島の指導者達)に和平の仲介を依頼される。僅かな情報からソーマ側の思惑を看破し、依頼を受け入れる。会談後は、アイーシャと食関係で意気投合する。密談時、将来帝国を割れる状況下になった時、割力た帝国の片側との正式な同盟の締結を確約させる[19][21]。
- フリードニア艦隊と九頭龍諸島艦隊の共闘が両国王によって宣言された同時刻、ヴァロワ城政務室にてジャンヌと「フリードニアによる九頭龍諸島への艦隊派遣」の裏事情を話す。魔王領解放により名声を得ているフウガに触発された一部家臣から、魔王領への派兵を進言されているが断っている[20]。
- ガーラン精霊王国からの使者ゲルラ・ガーランから「父なる島」解放の助力を要請されるが、民族差別を禁じる「人類宣言」を掲げているため他種族を蔑視する方針の国と協調することは出来ず、拒否する。精霊王の呪い発生時は、バルム・サミットでソーマ、フウガ達国家主席と会談する。リーシアとも親交を深める[24]。
- 大陸暦1552年はハシムの策略などで、グラン・ケイオス帝国が揺らいでおり、大虎ケイオス戦争で、国家滅亡の危機に陥るも、ソーマ達海洋同盟によって免れる。マリア本人は精神的に限界だったが、ソーマの励ましによって事無きを得る。グラン・ケイオス帝国解体後は、女皇を退位し、ユーフォリア王位をジャンヌに譲る。マリアはソーマと婚約し、フリードニア王国第三側妃候補となる[21]
王子・王女[編集]
シアン・エルフリーデン
- リーシアとソーマの息子。大陸暦1547年12月21日に誕生[16]。リーシアに似た色の髪が特徴。引っ込み思案な性格。 エルフリーデン王家の血筋として将来この国を担うので、大母(祖母)のエリシャ、母のリーシアと系譜が分かるようにする為、シアンと名付けられた[16]。
- 専属侍従であるカルラに懐いており、初めて名前を憶えたのが、両親の名前でなくカルラの名前だった[16][19]。
- 九頭龍諸島王国のシャランとは、親同士の取り決めで婚約者となっており、対面時はボンヤリ眺めるだけであった。トルギス共和国に行った際(大陸暦1552年、5歳前後)は、マイペースに雪玉を転がして遊んでいた。露天風呂では誰かの背中をゴシゴシするのがマイブームとなっている[21]。
カズハ・エルフリーデン
- リーシアとソーマの娘。大陸暦1547年12月21日に誕生。リーシアに似た色の髪が特徴。お転婆な性格。 ソーマの名前はカズヤだが、王位継承時になくなってしまうので、それに連なる名でカズハという名をつけた[16]。
- 専属侍従であるカルラに懐いており、初めて名前を憶えたのが、両親の名前でなくカルラの名前だった[16][19]。
- シャラン姫と対面時は、カズハの方が興味津々であった。アイーシャのことはアイママと呼んでいる。トルギス共和国に行った際は、雪玉をカズハと競い合うように大きくして転がして遊んでいた。露天風呂でもテンション上がって、アイーシャをハラハラさせた[21]。
エンジュ・ソーマ
- ジュナとソーマの娘。次女。大陸暦1550年1月に誕生[24]。ジュナ似だが、髪の色は若干濃いめの可愛らしい女の子。
- 名前は大母(祖母)・エクセルと母・ジュナからとって名付けられた。
- 第一の歌姫(プリマ・ローレライ)の血を受け継いでいるためか、泣き声が大きい[24]。
- トルギス共和国に行った際は、マイペースに雪玉を転がして遊んでいたシアンのマネをして、後ろをついていった[21]。
レオン・アミドニア
- ロロアとソーマの息子。次男。大陸暦1550年2月~7月の間に誕生。髪の色は濃い焦げ茶色[24]。
- トルギス共和国に行った際は、雪玉をカズハと競い合うように大きくして転がして遊んでいた[21]。
- ロロアの考えでは、自分とソーマの子なら王位に興味がないので、ロロアとソーマの間に子供が生まれたら、自分が裏で仕切る商会を継がせたいとのこと。また、男の子なら、セバスチャンの娘・フローラのところに入り婿という形がいいと語っていた[11]。
カイト・ソーマ
- ジュナとソーマの息子。3男。ジュナに印象深い「海」のイメージから名付けられた[21]。
幹部・大臣[編集]
ハクヤ・クオンミン
- フリードニア王国宰相。詳細は#ハクヤ・クオンミンを参照
トモエ・イヌイ
- フリードニア王国侍中候補。詳細は#トモエ・イヌイを参照
ポンチョ・イシヅカ・パナコッタ
- フリードニア王国農林大臣。詳細は#ポンチョ・イシヅカ・パナコッタを参照
ユリウス・アミドニア/ユリウス・ラスタニア
- 声 - 野島健児[31]
- アミドニア公子[8]→アミドニア公王[10]→ラスタニア王国客将[15]→ラスタニア王国次期国王[17]→フリードニア王国軍師[23]。
- ロロアの兄。20代中盤(大陸暦1546年時点)[8]。白の軍師[23]。流血公子[21]。
- 非情な決断も躊躇わずに下せる合理的な性格の持ち主。父ガイウスと同じく武官肌。ただし、全くの非情ではなく、友人であるコルベールがガイウスに斬られそうになった際、さりげなく間に入って止めることも[9]。
- 1週間戦争が始まる1年前、エルフリーデン王国軍とアミドニア公国軍の武力衝突で、エルフリーデン王国側のゲオルグ、ミオと対面する。この時にゲオルグからも一目置かれていた[19]。
- 1週間戦争では、ガイウスの発案で勝負が決する前に戦場を離脱[9]。全責任をガイウスに被せて帝国の支援を受けて、ヴァンを返還される[10]。しかし、ルナリア正教皇国よる扇動、更にロロアの策略で、アミドニア公国で内乱が起き、追放される[11]。
- 追放された後はグラン・ケイオス帝国に逃げたが、支援の見込みもないことを悟り、放浪の末、東方諸国連合のラスタニア王国に辿り着き、そこでティア、ジルコマ、ローレンと出会い、ユリウス自身も変わる[12][15]。
- エルフリーデンの内情を読み違えソーマに偽の文書で出し抜かれたこともあり、客将でありながら自ら行商人を呼んで周辺国の情報を集めており、大国の群を率いていた経験もあって、魔浪においてはラスタニア王国軍の指揮官として活動。更にソーマやロロアに援軍派遣を依頼する。その後、先遣隊を率いたソーマとロロアと再会し、和解する。同時に、ティアと婚約する。ソーマの判断によりフリードニア軍の本体が到着するまでの間、ラスタニアとフリードニアの混成軍の総指揮官として尽力し、ノートゥン竜騎士王国王女シィルとも友誼を結ぶ[15]。 戦後はティア姫と結婚。同時にフウガ・ハーンや東方諸国連合の情勢を、ソーマに情報提供している[17]。
- 東方諸国連合統一戦争では、外遊の名目でラスタニア国王夫妻とティアを、ノートゥン竜騎士王国経由でフリードニアへと逃がす。自身はラスタニアに残り、ジルコマと共に王族以外の脱出者の陣頭指揮を執り、竜騎士王国の奮闘もあってフリードニア王国に亡命する。ソーマ、ロロア、ティア、コルベール、ミオと再会し、フリードニア王国現場軍師に就く。また、ミオの求婚にOKしないコルベールを見て、ミオに助言し、婚約に導く[23]。
- 精霊王の呪い発生時は、バルムサミットに行くソーマ、リーシア達と行動する[24]。
- 大虎ケイオス戦争時は、ハクヤの命令でルナリア正教皇国の国境線にミオと共に軍を出す[21]。
ギャツビー・コルベール
- フリードニア王国財務大臣。詳細は#ギャツビー・コルベールを参照
イチハ・チマ
- 東方諸国連合チマ公国のチマ家の5男(末っ子)→フリードニア王国家臣兼王立アカデミー留学生→フリードニア王国宰相代理。
- 東方諸国連合の麒麟児。10歳(大陸暦1547年時点)→15歳(大陸暦1552年時点)[16]。
- 線が細く、病弱で絵を描く内向的な少年。チマ兄弟の末っ子で、兄ゴーシュ、ナタにいびられており、その時に守ってくれる姉ムツミのことは慕っている[16]。
- 東方諸国連合の文化もあって軽んじられていたが、独自に魔物の体系化を行っており、それを知ったソーマはチマ家で最も才のある存在とまで絶賛する。同時にトモエ、ユリガと出会い、友となる[16]。
- 結婚式・戴冠式にはチマ公国マシュー・チマ公の名代として参加する[17]。
- 王立アカデミー入学後、ヴェルザ、スールーとも友人となる。その合間、自身が主導で魔物部位識別法(魔識法)の研究を進めており、魔物学シンポジウム以降、チマ家の余り物という不遇の評価は消え去り、イチハの名声は上がる[18]。 立場は他国の留学生だったが、ソーマ、ハクヤ、トモエに、王立アカデミー卒業後、この国に仕えないか勧誘され、ソーマの臣下になることを承諾する。また、魔物部位識別法(魔識法)の研究を進めるにあたって有効となる為、トモエが魔物と話したことがある事実を聞く[19]。
- 九頭龍諸島連合では、トモエと共にオオヤミズチ対策の為、情報収集を行う[20]。
- 東方諸国連合統一戦争時、父・マシューから手紙が来たのだが、子供の心配より戦況の知らせだったのだが、そういう人と割り切っていた。兄・ゴーシュがフウガの命を狙ったが、返り討ちにされており、イチハとユリガは、お互い敵意はなく、友人関係に暗雲は来なかった[23]。ナタやゴーシュのせいで、交流がなかったとはいえ、ムツミと同じ姉の1人で、フリードニア王国に亡命してきたサミのことを気にかけており、交流を深める[23][24]。
- 潜血魔蝕虫症(通称:魔虫症)への対処時はトモエ、ユリガと共にガーラン精霊王国に行く。父なる島の城塞都市ミンでフウガと会う。フリードニア王国帰還後は王立アカデミー夏季休暇中の課題に取り組み、夏祭りにトモエ、ユリガ、サミ、ルーシー、ヴェルザと参加する[24]。
- 王立アカデミー卒業し、大虎ケイオス戦争後はフリードニア王国宰相代理となる[21]。
国防軍[編集]
幹部[編集]
エクセル・ウォルター
- 国防軍総大将。詳細は#エクセル・ウォルターを参照
ルドウィン・M・アークス
- 国防軍副総大将。詳細は#ルドウィン・アークスを参照
グレイヴ・マグナ
- 声 - 山本兼平
- 陸軍閥の名門マグナ家の当主であり陸軍将校。ハルバートの父親。ベオウルフと並んでゲオルグの両輪とされた人物。
- 新王ソーマに反発するゲオルグに不信感を持ち(実際はゲオルグの指示で)陸軍を離脱、嫡男ハルバートを王都へ呼び戻す[8]。ハルバートの件で、王城に訪問した際、ゲオルグの真意を話す[9]。
- 1週間戦争時はソーマ側につき、陸軍を率いる。その功績で、ランデル及びその周辺領土を与えられ、フリードニア王国国防陸軍大将となる[9][10][15]。
- ソーマがラスタニア王国派遣の人員配置では、ルナリア正教皇国側の国境線を守備する[15]。
- ハルの結婚式前にハルバートが独身前の旅に行くことを勝手に許可したので、エルバに怒られる。その罰としてしばらく義娘たちとの接触を禁じられ、自室に引き籠っていた[17]。
- ランデルなどカーマイン旧領の一部を任されていたが、ランデル城には住まずに城下に館を構えて、政務を行う時だけ登城している。ゲオルグへの敬愛は今でも薄れておらず、オーエンからミオのことを聞いたときは、彼女の身を案じていた。ミオが王国に帰国後、カーマイン家再興され、ランデルとその周囲の領地をミオに与えることを承諾し、後見人となる[19]。
- 九頭龍諸島連合との小競り合い時は、東方諸国連合との国境線を警備する[20]。
トルマン
- 声 - 柳田淳一
- バルガス家の家宰。エルフリーデン王国空軍[9]→フリードニア王国国防空軍大将[10][15]。
- 領地経営が苦手なカストールに代わり、アクセラと共にやっていた。家宰を任されるだけあって、物事を冷静に見る目がある[9]。
- 1週間戦争時はカストールの命令で、中立に入る。カストール敗北後は一時的な空軍大将となり、空軍内の反対意見を一喝で黙らせ、ランデル戦やアミドニア公国軍との戦いに参加する[9]。
- 1週間戦争後、カルルがバルガス家を継いだ際、アクセラと共に補佐する。軍統一により、国防空軍大将となる[10][12]。
- カストールのことは御館様、再会後は艦長と呼んでいる。1週間戦争から約1年後、パルナム城でカストールと再会し、アクセラ達の近況、彼女からの伝言を伝える。東方諸国連合へ援軍派遣配置では、空軍部隊半数を補給物資の運送を任せられる[15]。
- 九頭龍諸島連合との開戦が近いと噂される中、島型戦艦ヒリュウに配備する飛竜(ワイバーン)騎兵の編成を相談する為、カストールを訪問する。その後、カストールに誘いで哨戒任務につき、その最中にシャボンとキシュンを保護する[19]。
カエデ・フォキシア
- 国防軍参謀。詳細は#カエデ・フォキシアを参照
部下[編集]
ハルバート・マグナ
- 国防軍特殊降下部隊竜挺兵(ドラトルーパー)突撃隊長。詳細は#ハルバート・マグナを参照
カストール
- 島型空母ヒリュウ艦長。詳細は#カストール・バルガスを参照
ルビィ/ルビィ・マグナ
- 赤の竜。人間形態だと赤髪縦ロールの少女[13]。
- よくナデンのことを飛べないドラゴン、ワームと馬鹿にする。ただし、ナデンに突っかかる理由は、独自性を持っているのが羨ましいからである。星竜連峰で嵐が来た際、カギとなるナデンがいないのをルビィのせいにされ、他の竜にいじめられた。
- ナデンに助けられた後、ハルバートやカエデと共に嵐の対処を行う。ただし、その過程で竜騎士の契約を交わしていないハルバートを背に乗せるという、星竜連邦の価値観からすると不貞になる行動であった。
- ハルバートはそれを知らず、ルビィ自身はそれも踏まえて覚悟の上だったが、カエデの説得もあり、ハルバートと竜騎士の契約を交わすことになった。この1件でナデンとも関係改善した[13]。
- 東方諸国連合の魔浪時は、ハルバート達と同行し、共に魔物と戦う。ラスタニア王国でパイと再会する[15]。チマ公国でフウガと会った際、彼に引き摺られそうになったハルを一喝する[16]。
- 結婚後、ハルバートの第2夫人となる[17]。
- 東西対抗歌合戦では、ナデンと共にエクセルと戦う[18]。
- 九頭龍諸島でのオオヤミズチ退治戦では、ハルと共に奮闘する。その後の宴でハルが羽目を外さないよう、監視して尻に敷いている[20]。
- フリードニア王国にパイが来訪時、パルナム城内の「お食事処イシヅカ」でナデン、パイと同窓会をする[23]。
- ヴァロワ戦では、マリア達帝国を守る為、ハルやソーマ達と共に帝都ヴァロワへ先行する[21]。
ヴェルザ・ノルン
- スールの娘。ダークエルフの少女。王立アカデミー学生[18]→フリードニア王国国防陸軍兵[21]。11歳(大陸暦1547年時点)→16歳(大陸暦1552年時点)[17]。
- 神護の森で起きた自然災害時、ハルバートに救助され、彼を慕う[8][14]。ソーマの護衛で、神護の森に来たハルバート、ルビィに会い、家に招待する[14]。
- ハルバートの結婚式前、マグナ家の家臣に加えて欲しいとカエデやルビィに対して直談判しに行く(ハルバートにも伝えたが、子供の戯言だと信じず、カエデとルビィも呆れていた)。ヴェルザ本人はハルバートの妻になりたいと話す。カエデから条件として「王立アカデミーか士官学校のどちらかを卒業すること」提示される[17]。
- 王立アカデミー入学後、トモエ、イチハ、ユリガ、スールーと友となる[18]。
- 九頭龍諸島連合にお忍びで行ったユリガに対しては、ハルのところに行きたかったこともあり、説教していた。また、ユリガのハルよりも兄の方がすごいと自慢しようとしたとき、威圧する[20]。大陸暦1550年8月の夏祭りに、トモエ達と参加する[24]。
- 王立アカデミー卒業後は、マグナ家との繋がりから陸軍へと入り、ハルバートの秘書官のような立場となっている[21]。
ミオ・カーマイン
- ゲオルグ・カーマインの娘[16]。武器は双剣。ゲオルグに鍛えられたこともあり、戦闘能力は高い。アイーシャとも剣戟を交わせる。20歳のソーマより少し年上[19]。
- ただし、歌は下手。全体主義で規律にうるさい士官学校の校歌斉唱で、口パクを許されるほど。領地経営も苦手だった。恋愛においては、肉食思考で回りくどいのは嫌い。
- 大陸暦1545年、エルフリーデン王国軍とアミドニア公国軍の小競り合いで、アミドニア公子ユリウス、のちに婚約者となるコルベールと対面する。
- 1週間戦争でゲオルグが反乱を起こす直前、母と共に縁を切られる。ゲオルグを止めようとしたが、不意打ちを喰らって意識を失い、気付いたときは国外へと出ていた。ただし、ゲオルグが反乱を起こした理由までは知らなかった。ゲオルグと敵対したソーマ達王族に対しては特に遺恨はなかった[19]。
- 傭兵国家ゼムの武術大会に参加しており、ギムバールからの依頼で王国に書状を送る[16]。
- ソーマ達が傭兵国家ゼムに来た際、案内役となる。アイーシャと手合わせで戦ったり、コルベールと再会し旧交を温める。武術大会で優勝し、ゲオルグがなぜ反乱を起こしたのか、フリードニア王国へ再調査願いを出す。カゲトラとの戦いで、カゲトラの正体がゲオルグであることを知る。その後はソーマに同行し、帝国皇女のマリアと王国国王ソーマの会談に参加する。
- フリードニア王国となった故郷に帰国し、リーシアと対面する[19]。
- その後、ゲオルグの名誉が回復され、更にカーマイン家も再興され故郷のランデルとその周辺の領地を与えられた。貴族地位としては中流騎士として復活し、騎士は全て国防軍所属となるので、国防陸軍で働くことになった。しかし苦手分野の領地運営に苦戦していた為、ソーマにお願いしてコルベールを派遣させる。その後はビー殿と呼び、領地運営に優れたコルベールに求婚する。ただし、求婚理由の1つが政務なので断られていた[19]。
- 翌年(大陸暦1549年)、コルベールの熱心な指導で政務処理能力は普通になっていた。ユリウス達ラスタニア王国関係者が亡命時、コルベールに同行して、ユリウス、ティアと会う。結婚したリーシアやティアのことを羨ましいと感じ、更にユリウスの助言で、コルベールに改めて求婚し、婚約する[23]。
- 海洋同盟が帝国加勢時、国防陸軍主体で軍を動かすということもあり、陸軍の将兵たちに顔が利くミオが招聘され、ユリウスの副将として付けられた[21]。
王城関係者[編集]
王族(前国王・前王妃)[編集]
アルベルト・エルフリーデン
- 前エルフリーデン国王。詳細は#アルベルト・エルフリーデンを参照
エリシャ・エルフリーデン
- 前エルフリーデン王妃。詳細は#エリシャ・エルフリーデンを参照
ガイウス・アミドニア八世
- 前アミドニア公王。詳細は#ガイウス・アミドニア八世を参照
パルナム城[編集]
- マルクス
- 声 - 青山穣
- エルフリーデン王国宰相→エルフリーデン王国侍中→フリードニア王国侍中。
- 前王アルベルトを支えた宰相。壮年のハーフエルフ。アルベルトの側近において唯一有能側[8]。
- アルベルトが王位を譲った後も続投しソーマを支えていたが、ハクヤが頭角を現してからは彼に宰相の座を譲り、自身は侍中として王城内の庶務を取り仕切る。縁の下の苦労人[8]。
- 先々代王のエルフリーデン時代も知っていることから、エクセルと協力し、お世継ぎ問題に気を張っている[12]。リーシア妊娠時は、感動のあまり、滂沱の涙を流した[14]。
- その翌年は、ソーマの戴冠式に参加する[17]。
- トモエが王立アカデミー卒業後は、侍中を彼女に引き継ぐ為、王城内の行事準備の仕方などを教える[21]。
- セリィナ
- 声 - 貫井柚佳
- リーシア付きの侍従。王城内の侍従を束ねる侍従長[8]。ポンチョの第1夫人[17]。
- かわいい女の子をイジるという性癖持ちであり、リーシア、後に部下となるカルラからも恐れられている[11]。また、ジルコマに好意を抱いているローレンのこともいじる[15]。
- その反面一族の在り方を壁面通りに受け取りすぎており、従者としての感情以外を過剰に切り捨て気味で、また他人に頼ることを苦手としているなど精神的に不器用な側面もある[17]。
- ソーマの命令で、ラーメンの再現を邪魔にならないように研究していたポンチョの活動が変な怪談話となっていた際に、ポンチョが作るB級グルメの虜となる。それ以来押しの弱いポンチョの補佐をしつつ返礼として新作を食すという凸凹コンビに近い立場となっている[8][10]。 ポンチョに縁談の話が大量に舞い込んできたときは、ポンチョのお見合いで楽に籠絡できると自惚れた女性達を跳ね除けていた(本人はポンチョの顔を見ただけで逃げ帰る失礼な人という認識)。書類提出に来たコマインに対しても、誤解して睨む。ただし、誤解が解けた後は、同じB級グルメの魅力に取り憑かれたコマインと意気投合し、彼女の仕官を許可する[14][15]。
- 東方諸国連合の魔浪時は、ポンチョが兵糧輸送を担当することになり、ポンチョ、コマイン、フリードニア王国軍本隊と共に、ラスタニア王国へ行く[15]。
- 大陸暦1548年、ポンチョと結婚する。翌年、妊娠し、マリンを出産する[18][24]。
カルラ・バルガス/ミス・ドラン
- 声 - 愛美[36]
- エルフリーデン王国空軍兵→フリードニア王国王族所有の犯罪奴隷兼侍従→フリードニア王国侍従。
- 空軍大将カストールの娘。エクセルの孫娘の一人。リーシアの親友。火系統魔法の使い手。燃えるような赤髪、金色に輝く瞳が印象的な美少女で、レッドメタリックな重装の鎧を着ている。 両親と同じく半竜人(ドラゴニュート)であり、個人戦闘力はカストールに次ぐ空軍ナンバー2。その美貌ゆえに言い寄る貴族・騎士の子弟は多いが、「自分より弱いヤツは夫にしない」と豪語して、返り討ちにしている[8][9]。
- 当初はソーマが王位簒奪をし、リーシアを手籠めにしていると誤解していた[8]。ただし、リーシアからの手紙で誤解は解けており、カストールからもアクセラの元に戻るよう説得されたが、ゲオルグを信じる父につき、1週間戦争でソーマに反逆する。カストール敗北後は、隷属の首輪をつけられ、アミドニア戦でソーマと共にガイウス八世を倒す[9]。
- 戦争後、エクセルが自らの功績と引き替えに裁判が開かれる。裁判の結果、カストールだけ命を助けても見聞が悪いので、死罪は免れ、王族の奴隷身分に落とされる。同時にソーマから、自分が道を謝った時の心中役を命じられる。奴隷の仕事は無いので、侍従となり、セリィナの部下となる[10][11]。その後、フリードニア王国となってからはソーマ、リーシア、オーエンと共に難民キャンプへ行く[11]。
- セリィナの策略で、ソーマ肝入りの情操教育番組において、露出度の高い格好で悪の女幹部ミス・ドラン役をやらされた上に大人気となってしまう[12]。
- 星竜連峰に行くソーマ達に同行するも、暴走したアイーシャを止める為、ハルバート、カエデと共に苦労する[13]。
- リーシア妊娠中はアルベルトの旧領にいる彼女に付き添い[15]、出産後のリーシアと双子のシアンとカズハと共に帰還する[16]。その後は、シアン、カズハの専属侍従となる[17]。
- 東西リアル歌合戦では、ここでもミス・ドランの格好にされ、暴れることになり、苦労人立場となった[18]。
- ミオの意向で、ゲオルグの真意をある程度脚色して開示する事態になった際は、同情意見もあって奴隷から解放可能になったが、あえて固辞している。シアンとカズハにも懐かれており、二人が初めて呼んだ名詞は「パパ」でも「ママ」でもなくカルラの名前。ある意味十分納得できる立ち位置にはいたのだが、これにはソーマ達から強くうらやましがられている[19]。
- トルギス共和国に行くシアン達の面倒を見る[21]。
カーマイン夫人
- ゲオルグ・カーマインの妻。ミオの母。
- ゲオルグの計らいで、ミオと共に傭兵国家ゼムにいた。ゲオルグのことは、妻として信じ、受け入れるだけと特に遺恨を持っていなかった。ゼムの武術大会後は、王国に帰国し、カゲトラとなったゲオルグに会えるようにしたい為、パルナム城に行きたいと希望する。そして、パルナム城内託児所の保育士を務め、トモコの同僚となる[19]。
パナコッタ家[編集]
ポンチョ・イシヅカ・パナコッタ
- 詳細は#ポンチョ・イシヅカ・パナコッタを参照
セリィナ
- 詳細は#セリィナを参照
コマイン
- 声 - 広瀬ゆうき
- 狩猟民族の難民。ネイティブ・アメリカン風の少女。ジルコマの妹。17才(大陸暦1546年時点)→21歳(大陸暦1550年時点)[11][28]。
- ジルコマと共に、魔王領拡大により国を逐われ、エルフリーデン王国へと逃れてきた難民たちのまとめ役になっていた。「故郷への帰還を諦めるなら、この国の民として受け入れる」というソーマの提案を受け入れた難民たちを、北へと戻った兄に代わりまとめており、新都市ヴェネティノヴァの看板娘として人気になっている[11][14]。
- 書類提出で、湾岸都市ヴェネティノヴァの知事であったポンチョを訪問した時、セリィナにお見合い相手と誤解されて、睨み合う。ポンチョが作るB級グルメの魅力によって胃袋を掴まれ、ポンチョに仕えることに[14]。
- 東方諸国連合ラスタニア王国への援軍では、ソーマの計らいで、ジルコマと会う為、兵糧輸送を担当するポンチョの補佐としてセリィナと共にお供する。ラスタニア王国到着時、ジルコマと、後に義姉となるローレンと共に魔物と戦う。ラスタニア王国の魔浪を治めた後、帰国する[15]。
- 帰国後、ポンチョにアプローチし、セリィナも結婚できるよう取り計らう。ポンチョと結婚し、第2夫人となり、マロンを出産する[17][18][24]。
- 夏祭りでは、ジルコマ、セリィナ、ローレン達と共に参加していた[24]。
マロン
- コマインとポンチョの娘。大陸暦1550年頃に誕生。 マリンとほぼ同時期に生まれた。誕生日も近いので、同じような語感の名前が良いということになって命名した。ポンチョ譲りの丸顔でまるで双子のようだが、マロンの方がやや赤みがかった肌をしている[24]。
マリン
- セリィナとポンチョの娘。マロンとほぼ同時期に生まれた。大陸暦1550年頃に誕生。 誕生日も近いので、同じような語感の名前が良いということになって命名した[24]。
イヌイ家[編集]
トモエ・イヌイ
- 詳細は#トモエ・イヌイを参照
トモコ・イヌイ
- 声 - 石井未紗
- トモエの実母。妖狼族の難民。
- ロウが生まれてすぐ夫が病死し、魔物によって故郷をおわれた後は難民として、フリードニア王国に流れ着く。
- トモエが家臣として雇われた後、家族でパルナム城に暮らす。ソーマの計らいでパルナム城内託児所の保育士を務める[10]。
- イヌガミに懐いているロウ、またトモエが明るくなったのを微笑ましく見ていると語り、イヌガミとお茶する仲になる[16]。
ロウ・イヌイ
諜報部隊「黒猫」[編集]
カゲトラ
- 黒猫隊長。詳細は#ある人物を参照
ベオウルフ・ガードナー/イヌガミ
- 声 - 竹内良太
- 狼の顔を持つ獣人族。ゲオルグの片腕としてグレイヴと双璧をなす陸軍将校。新王ソーマに反発するゲオルグに従っている[9]。ゲオルグに殉じ、自害する[10]。
- 表向きは死亡したことになっているが、ソーマ直属の諜報部隊黒猫の副隊長イヌガミとして生きている[13]。
- 護衛対象のトモエに対しては、娘のように接しており、半分親バカな一面もある[14][16]。その家族のトモコ、ロウとも親交を深める[16]。
技術者(研究女子会)[編集]
ジーニャ・マクスウェル
- フリードニア王国科学者。詳細は#ジーニャ・マクスウェルを参照
メルーラ・メルラン
- 金色の髪に赤い瞳が特徴的なハイエルフ。外見年齢は20代だが、実年齢だと100年以上生きている。ガーラン精霊王国出身の研究者。姿を消せる能力を持つ[12]。
- 好奇心旺盛で外の世界に興味を持ち、祖国(ガルラが国王になる前)を出奔し、付与魔術をはじめ様々な魔法文化に触れており、魔法関連のエキスパートとなった。ルナリア正教皇国の「月の碑」を見る為、本教会に潜入する。潜入がバレて逃亡した最中、ソージに匿ってもらっていた。 ソージと共にフリードニア王国移住後、ジーニャとコンビを組む。ジーニャからはメルメルと呼ばれたり、ツッコミ役となったりと、彼女に振り回される[12][13]。
- ジーニャとメルーラのレッツ検証では、勇者のずた袋、勇者召喚の間を検証する[13][16]。
- 王国、帝国、共和国の穿孔機共同研究する際、ジーニャ、タル、トリルと共に研究を進める。その傍ら、ジーニャとルドウィンの結婚式に参加する[16][17]。
- その後、東西リアル歌合戦が始まる前、魔法の専門家としてソーマ達と意見交換する。魔物学シンポジウムやオバケ祭りに参加していた[18]。
- 研究女子会では、トリルからメカドラに穿孔機を付けたいと言われたが、タルと同じく実用派として消極的だったが、意見交換していく中、竜と機械に囚われすぎなのではと意見し、メカドラ強化計画に協力する[19]。 タル達トルギス共和国組が帰国する際、ジーニャ、トリル達と共に見送る[23]。
- 精霊王の呪い発生時(大陸暦1550年)では、精霊王の呪いを解明する為、ハイエルフである自分の血液などの提出を求められる。その時にフリードニア王国に来たゲルラを看取った。その後、ソーマやヒルデ達と情報交換する[24]。
タル・オズミ
- トルギス共和国の職人。詳細は#タル・オズミを参照
トリル・ユーフォリア
- グラン・ケイオス帝国(ユーフォリア王国)の穿孔姫。詳細は#トリル・ユーフォリアを参照
神護の森(ダークエルフの里)[編集]
ダークエルフ族が住まう森。
アイーシャ・ウドガルド
- 詳細は#アイーシャ・ウドガルドを参照
ボーダン・ウドガルド
- 声 - 江越彬紀
- ダークエルフの里の長。アイーシャの父親。排他的なダークエルフ族では先進的な考え方の持ち主で、開放派筆頭でもある[8]。
- 1週間戦争で報奨で、アイーシャを娶って欲しいとソーマに頼む[10]。
- 結婚の挨拶の際、アイーシャを大事にし、先立つソーマを送れるよう、楽しい記憶と新たな家族を与えるようお願いする[14]。
- ロブトール・ウドガルド
- 声 - 坂泰斗
- ダークエルフの里の長の弟。ダークエルフ族の保守派筆頭[8]。
- スール・ノルン
- 声 - 小林千晃
- ヴェルザの父。カノン砲から放たれる砲弾を弓矢で撃ち落す使い手。風魔法を矢に付与させる[9]。
- ソーマの護衛で神護の森に来たハルバート、ルビィを迎え入れる。ヴェルザにされるがままのハルバートに心の中で、手綱を握らないと振り回されると語る[14]。
ヴェルザ・ノルン
- 詳細は#ヴェルザ・ノルンを参照
貴族[編集]
アークス・マクスウェル家[編集]
ルドウィン・M・アークス
- 詳細は#ルドウィン・アークスを参照
ジーニャ・M・アークス
- 詳細は#ジーニャ・マクスウェルを参照
マグナ家[編集]
ハルバート・マグナ
- 詳細は#ハルバート・マグナを参照
カエデ・フォキシア
- 詳細は#カエデ・フォキシアを参照
ルビィ
- 詳細は#ルビィを参照
ヴェルザ・ノルン
- 詳細は#ヴェルザ・ノルンを参照
グレイヴ・マグナ
- 詳細は#グレイヴ・マグナを参照
エルバ・マグナ
ビル・マグナ
- ハルとカエデの息子。妖狐族。大陸暦1549年~大陸暦1550年1月頃に誕生。赤い髪と狐耳が特徴[24]。
カーマイン家[編集]
ゲオルグ・カーマイン
- 詳細は#ゲオルグ・カーマインを参照
ミオ・カーマイン
- 詳細は#ミオ・カーマインを参照
ギャツビー・コルベール
- 詳細は#ギャツビー・コルベールを参照
カーマイン夫人
- 詳細は#カーマイン夫人を参照
バルガス家[編集]
カストール・バルガス
- 詳細は#カストール・バルガスを参照
カルラ・バルガス
- 詳細は#カルラ・バルガスを参照
トルマン
- 詳細は#トルマンを参照
アクセラ・バルガス
- カストールの妻。エクセル・ウォルターの娘。カルラ、カルルの母[8]。
- 一本角を持つ半竜人。父は半竜人だが、若くして病死している。姪のジュナとも交流がある[12]。
- アクセラが少女だったころ、エクセルがアクセラに懸想した男性を誘惑し、言い寄っては玉砕する同級生を見ており、母の行いに手を焼いていた[12]。
- 政務を苦手とするカストールに代わり、領地経営を代行している。カストールが王に反逆する際は、連座を恐れたエクセルの助言に従って夫と離縁し、幼い息子と共にウォルター家に預けられていた。戦後は若くして家督を継いだカルルの補佐をしている[10]。
- 東方諸国連合の魔浪時、トルマンにカストールへの伝言をお願いする。カストールのことは待っているが、遅いようであればソーマに断りを入れて会いに行くつもりでいる。その時、だらしない生活をしていたら、エクセルと一緒に説教すると伝言で釘を刺して、カストールを冷や汗状態にした[15]。
- カストールが九頭龍諸島連合の船を拿捕した功によって、アクセラがカストールを訪ねる許可を得た。それによって、カストールと約2年振りに再会する[17]。
カルル・バルガス
- カストールの息子で、エクセルの孫。両親や姉と同じく半竜人[8]。
- 父が王に反逆する際は、母と共に祖母エクセルに預けられていた。1週間戦争後は家名の継承を許され、バルガス家に戻る。バルガス領がほぼ廃されたため、領有を許されたのは居城のある「紅竜城邑」のみ[10]。
その他貴族[編集]
ワイスト・ガロー
- 詳細は#ワイスト・ガローを参照
ピルトリー・サラセン
- 声 - 石谷春貴
- 貴族のサラセン家当主。真面目な熱血漢の好青年。
- バルガス公の裁判後はピルトリー自身の望みで、危険任務につきたいということで、グラン・ケイオス帝国内に行き、エルフリーデン王国(後のフリードニア王国)大使館の特別大使に任命された[10]。
- 代官や官僚を探す為、奴隷商のジンジャーのところに来たが、奴隷姉妹であるアンズとシホの美しさと聡明さに惚れて、2人を娶った。そして帝国に行く[11]。
- アンズが懐妊した時、ハクヤの勧めで王国のサラセン家に一時帰国する。残ったシホが王国との取次を行うことになる。その時にジャンヌから、ハクヤに葡萄酒1本差し上げて欲しいと依頼される。そんなハクヤからも葡萄酒のお返しに高級グラスをジャンヌに渡すよう依頼され、帝国に戻る[13]。
- 東方諸国連合の魔浪時、シホが懐妊時は一時王国に戻ることになる。その挨拶でジャンヌと会っていた時、トリルと出会う[16]。
- 恩人であるジンジャーのプロポーズにも一役買う[17]。
- 大虎ケイオス戦争では、ソーマから帰国命令が出ておらず、必ず帝都を守ると信じていた為、帝国に残っていた。宝珠放送を操る魔導師の指揮などをして、ソーマやマリアを助ける[21]。
- オーエン・ジャバナ
- 声 - 伊丸岡篤
- 貴族のジャバナ家当主で、灰色の髪、髭を蓄えた筋骨隆々の老人[10]。風の魔法を使う[16]。
- ピルトリーと共に、カストールの処刑に反対した。君主にも正論が言える人間であることを評価され、裁判以降にソーマの教育係兼ご意見番兼武術師範になった[10]。
- ソーマが難民キャンプに行く際、冒険者風の軽鎧を着て、リーシア、カルラと共に同行する。途中、悪徳奴隷商による誘拐騒動が起こった時は、カルラと共に冒険者の加勢をする[11]。
- 東方諸国連合の魔浪時では、傭兵国家ゼムを警戒するため、ヘルマンと共に西部国境線に軍を構えていた。ただし、ヘルマンとは武人で老将であり、若い者への負けず嫌い気質もあり、ライバルのような関係になっていたので、暇を持て余して2人で模擬戦を行うのが日課となっていた。その時に来たゼムの使者がミオであることに気付く[16]。
- ミオを知っている人物として、ソーマが傭兵国家ゼムに行く際、同行する。王国のあまりの変わり様に戸惑うミオを窘めていた[19]。
放送番組関係者[編集]
歌姫関係者[編集]
- クリス・タキオン
- 声 - 七瀬彩夏
- ハーフエルフの元吟遊詩人。王国のニュースキャスターとして採用された[10]。
- お天気お嬢ちゃんで採用されたナデンと共に天気予報を行う[14]。
- 東西リアル歌合戦では、ロロアと共に司会を務める[18]。
- ゲオルグ・カーマインの反乱に対する再調査の報道も行った[19]。
- パミーユ・キャロル
- 声 - 岡咲美保
- 子人族の歌姫。可愛い歌を担当する。子供のような見た目だが成人している(18歳前後のジュナより年上)[10]。
- 年末では紅白歌合戦に参加する[11]。教育番組ではムサシ坊や君の声優を行う[12]。東西リアル歌合戦では医療班に付き、音楽による回復魔法への効果の有無について実験する。オバケ祭りでは、黒を基調したゴスロリ服装、包帯、眼帯を付けて、呪いの人形の格好になって参加した[18]。
- ナンナ・カミヅキ
- 九頭龍諸島出身の猫人族。天真爛漫で元気いっぱいの歌姫[10]。15歳前後(大陸暦1546年時点)→21歳(大陸暦1552年時点)。
- 約5年前(大陸暦1541年頃)、九頭竜諸島からエルフリーデン王国に移住した。それ以降は海辺の村で暮らしていた。ソーマやジュナのスカウトでプロジェクトローレライ(娯楽番組)に参加する[10]。年末では紅白歌合戦に参加する[11]。
- 東西リアル歌合戦ではシルバンのテーマ・ソングを歌って参加する。その後のオバケ祭りでは、小悪魔風の衣装を着て参加する[18]。
- 九頭龍諸島でのオオヤミズチ退治戦では、ジュナと交互で九頭龍諸島の大漁歌を歌い、連合艦隊の士気を上げる[20]。
コマリ・コルダ
- 春色のドレスに身を包んだ歌姫。純朴そうな少女[11][18]。15歳(大陸暦1546年時点)→17歳(大陸暦1548年時点)。伸びのある歌声を持っており、素直で練習熱心で化ける逸材だと言われており、ジュナからも推挙されている。コマリ自身はジュナのことを目指す理想と同時に、越えるべき巨大な壁でもある。
- ジュナの喫茶店「ローレライ」で研修中だったが、年末の紅白歌合戦でデビューする[11]。
- ジュナが共和国外遊の際、教育番組の司会はシエナと共に任される[13]。
- 東西リアル歌合戦では、春色ドレスを着ている。攻城側で参加する。オバケ祭りでは、和服ドレスを着て、鬼女に扮して参加する[18]。
アックス・シュタイナー
- 歌騎士(オルベウス)ユニットYAIBAのリーダー。 アミドニア地方ヴァン出身の人間族。涼しげな目元が印象的なイケメン。
- 年末の紅白歌合戦に参加する[11]。東西リアル歌合戦、オバケ祭りに参加する[18]。
コテツ・ブライ
- 歌騎士(オルベウス)ユニットYAIBAの1人。 虎の獣人族。
- 黄色と黒の縞模様の髪が特徴的な熱血漢。運動神経がよく、ダンスのキレはメンバーの中でもずば抜けている。
- 年末の紅白歌合戦に参加する[11]。東西リアル歌合戦、オバケ祭りに参加する[18]。
ククリ・キャロル
- 歌騎士(オルベウス)ユニットYAIBAの1人。パミーユ・キャロルの双子の兄。 子人族。
- ユニット内ではショタ枠だが、実際は最年長。 年末の紅白歌合戦に参加する[11]。
- 東西リアル歌合戦、オバケ祭りに参加する[18]。
教育・特撮番組関係者[編集]
イワン・ジュニーロ
- フリードニア王国初の特撮ヒーローシルバンの中の人。 フリードニア王国では十指に入る有力貴族[12][16][18]。
- 20代半ば(大陸暦1546年時点)の男性で、父親譲りの高身長に逞しい身体つきである。太い眉、ギラギラした目、輝く白い歯と、妙に濃い顔立ちの青年。見た目や音を起こす幻影魔法を持っている。ソーマが有力貴族の晩餐会に参加時、シエナを婚儀に進めるモルトフと幻影魔法で戦う。それを見たソーマによって、フリードニア王国初の特撮ヒーローとしてスカウトされる。教育番組で体操のお兄さんとなり、ミス・ドランを演じているカルラと盛り上げている[12][16]。
- 東西リアル歌合戦ではモルトフと参加したが、ミス・ドランの格好をさせられたカルラの暴走で吹っ飛ばされる[18]。
シエナ・ジュニーロ
- イワンの妹。深窓の令嬢といった可憐の少女。 16歳(大陸暦1546年時点)→17歳(大陸暦1547年時点)。
- フリードニア王国では十指に入る有力貴族の娘。有力貴族の晩餐会に参加後は、シルバンのサポートヒロインとして、兄・イワンと共に特撮番組に出演している[12]。
- ジュナが共和国外遊の際、教育番組の司会はコマリと共に任される[13]。
モルトフ・ジュニーロ
- イワンの父。フリードニア王国では十指に入る有力貴族。逞しい肉体の中年男性。
- 見た目や音を起こす幻影魔法を持っている。ソーマが有力貴族の晩餐会に参加時、縁戚関係になるようシエナを推す。それに怒ったイワンと幻影魔法で戦う。イワンがスカウトされた後、ソーマの計らいで放送番組の制作監督となった[12]。 途中でブラック団の悪鬼大帝を演じることになる[16]。
- 東西リアル歌合戦ではイワンと参加したが、暴れたカルラに吹っ飛ばされる[18]。
教育・学問・研究機関[編集]
ジンジャーの専門学校[編集]
元はジンジャーの奴隷商店から始まった。奴隷に落ちないように職業斡旋所(ジンジャーの職業訓練所)ができて、後に専門学校となる[12]。
ジンジャー・カミュ
- 声 - 内山夕実
- 奴隷商→ジンジャーの訓練所所長→ジンジャーの専門学校校長。
- 王都パルナムに店を構えている奴隷商の少年。17歳(大陸暦1546年時点)→23歳(大陸暦1552年時点)[11]。
- 祖父が亡くなった後、祖父が奴隷商であることを知る。奴隷の大半はお金が必要で身売りした財産奴隷の為、全員売れるまで奴隷商をやっていた。奴隷に対しては虐待せず、十分な食糧、新しい衣服を与えるだけでなく、筆記と計算を教えて、奴隷の付加価値を与えた。ソーマの計らいで貴族・騎士への評価方針が戦での手柄から領地の統治能力に変わったことで、読み書きと計算のできる奴隷を欲する貴族・騎士に奴隷を売った。 残りの奴隷がサンドリアだけになった後、ソーマの計らいで職業訓練所の初代所長となる[11]。
- ジンジャーの訓練所は、ジンジャーの専門学校となる。そんな中、ポンチョ、セリィナ、サンドリアと共に農業分野の研究棟で、ジーニャから引き継いだ農業研究について話し合う。タル、クー、レポリナ、サンドリアとダンジョン学科について話した[12][14]。
- ソーマ、マリア、ハクヤ、ジャンヌ、ピルトリーの計らいで、帝国の悪人達を処罰してもらい、父親と再会したサンドリアと結婚する[17]。
- 東西リアル歌合戦では、歌と魔法の調査に取り組む[18]。
サンドリア/サンドリア・カミュ
- 声 - 鈴代紗弓
- 洗熊族(アライグマ)の少女の奴隷。18歳(大陸暦1546年時点)→24歳(大陸暦1552年時点)。洗熊族らしく、外見が似ている妖狸族と間違われると不快感を表す[11]。
- 元はグラン・ケイオス帝国出身の商店主の娘だが、父親が悪人に騙されて借金を背負う。その悪人は地方有力者と繋がっており、泣き寝入りするしかなく、店と家族を守る為に売られて奴隷となった[11][17]。
- ジンジャーとは、彼の祖父が亡くなった後の遺産整理時に出会い、奴隷・所有者の関係だった。ジンジャーに店主だった彼の祖父のこと、奴隷商事情を説明し、彼の方針で店にいる奴隷全員売れるまで存続することになった。他の奴隷達に筆記と計算を教える[11]。
- ジンジャーが職業訓練所の所長となってからは、奴隷から解放され、秘書兼侍従として仕えている[11][12]。
- ソーマ、ハクヤ、ピルトリー、マリア、ジャンヌの計らいで父親と再会、その後ジンジャーと結婚する[17]。
- 大陸暦1550年に妊娠・出産し、夏祭りに参加する[24]。
モールス・ブッチー
- 労働歌謡研究会会長。学士服を着た海象族。 祖父の代でトルギス共和国からフリードニア王国に移住する。低音ボイスで聞き惚れるくらい良い声している。歌がどのような魔法に影響するのか調査し、その結果をソーマに伝える[18]。
王立アカデミー[編集]
フリードニア王国王都パルナムにある最高教育機関。様々な学問を習得の場であると共に、王国に属する貴族の子女たちが貴族として必要な教養を学ぶ場所。
以前は貴族子女の社交の場という性質が強く、お茶会ばかりしていた。しかし、ソーマの影響で能力重視に変わったことで、才能の有無に関わらず人材を求めるようになった。
学生[編集]
トモエ・イヌイ
- フリードニア王国国王の義妹。詳細は#トモエ・イヌイを参照
イチハ・チマ
- 東方諸国連合のチマ公国チマ家5男(末っ子)。詳細は#イチハ・チマを参照
ユリガ・ハーン
- 東方諸国連合の草原遊牧国家マルムキタン王女。詳細は#ユリガ・ハーンを参照
ヴェルザ・ノルン
- 神護の森に住むダークエルフ。詳細は#ヴェルザ・ノルンを参照
ルーシー・エヴァンズ
- 詳細は#ルーシー・エヴァンズを参照
コスノー研究室[編集]
トート
- 王立アカデミーに所属するコスノー教授の研究室研究員[13][18]。
- ゴム質素材の代替品開発に関わっており、人気放送番組である名も無き英雄たち(ネームレス・ヒーローズ)でも取り上げられていた。現在は生物由来の素材について研究している[13]。 ラスタニア王国から持ち帰ったリザードマンの死骸を調査し、魔物学シンポジウムでリザードマンに生殖器官がないことを伝える[18]。
モモ
- 王立アカデミーに所属するコスノー教授の研究室研究員[13]。
マチス・コスノー
- 王立アカデミー教授。研究室長[13]。
医療関係者[編集]
ヒルデ・ノーグ
- 声 - 中原麻衣
- 三つ目族の女医者。フリードニア王国医学界の二大巨頭の一角[11]。
- 細菌を見ることができる特殊な目を持つ種族であり、そこに由来する高度な薬学技術と弊害ともいえる潔癖症を持つ。相手の身分を気にせず、辛口な性格。 職業訓練所に通う子供たちの健康診断を無償で行っている[11]。 医療分野発展後は、ヴェネティノヴァで開業医をはじめたり、ランデル医学校に招かれて度々講義している。ブラッドとの間に子供ができ、大陸暦1547年に妊娠・出産する。その合間、妊娠中だったアンズやリーシアを診ていた[14][15][16]。
- 寄生虫による感染患者を治療時、回復魔法は使えない(光系統の魔法は外傷のみ有効だった)はずだが、治ってしまい動揺する(病を魔法で癒すことができると知られると宗教的権威を得ることになり、ルナリア正教皇国が黙っていない。その患者はブラッドが薬が効いたのだと説明した)。ソーマ、リーシア、ハクヤ、ブラッドと相談した結果、ヒルデが特別な力を持つのではなく、医学的知識と体の構築を熟知しているからできたことだと仮定された。情報収集・漏洩防止で護衛をつけられることになる。魔法医療技術者確立するまでこのことは秘匿することになる[18]。
- その後は妊娠中のジュナ、ロロア、ティアを診る[20][24]。ガーラン精霊王国で精霊王の呪い発生時では、魔虫症の対策を行う[24]。
ブラッド・ジョーカー
- 声 - 濱野大輝
- 人間族の外科医。真っ白でボサボサの髪の毛が特徴的。白い外套を纏った男性。反逆の医者[11]。
- 医療制度改革において、ヒルデと両翼を担っていおり、医学界の二大巨頭の一角である。中二病じみた態度と口調だが、医師としての心構えと技術は本物。 神に縋らずとも、人は人の力で人を癒すことはできるを持論にしている。各国の戦場を渡り歩き、身元不明の戦死者の遺体を引き取って解剖して、様々な種族の身体構造を調べ上げ、麻酔と手術を駆使して独自の外科医療を確立させた。また三つ目族の知識にも偏見を持たずに吸収し、微生物の存在や抗生物質の効果も熟知し、その技術に取り込んでいる。
- ソーマとは、国民健康保険制度を作る事、王国一番の鍛冶師に医療道具一式を作らせる取引をして協力することになった。異端児扱いされていたが、王国の重役の病気完治させたことで、世間の評価も良くなった。
- 普段は講義をヒルデに押し付けて、外で患者を治療している。妊婦の急患が来た時、ヒルデと共に帝王切開して、フクを取り上げる[11]。
- 医療分野発展後は、ヴェネティノヴァで開業医をはじめたり、ランデル医学校に招かれて度々講義している。ルディアが生まれた後はすっかり父となり、丸くなっている[16]。
- ヒルデが寄生虫による感染患者を回復魔法で治した際、ソーマ達上層部に相談する。情報収集・漏洩防止で護衛をつけられることになり、魔法医療技術者確立するまで回復魔法のことは秘匿することになる[18]。
- ガーラン精霊王国で精霊王の呪い発生時では、魔虫症の対策を行う[24]。
ルディア
湾岸都市ヴェネティノヴァ[編集]
フリードニア王国東部にある湾岸都市。「く」の字型に曲がっている王国の海岸線の角部分に、国内の物流を活性化させるための拠点として、ソーマの意向で建設された。
二層構造で、海に面した海抜の低い方の層(下層)には漁港・市場・公園が置かれている。海抜の高い方の層(上層)には住宅街、知事館などが密集して設置されている。
上層と下層を繋ぐ坂道に商店街、職人街が設置されている。元難民も住んでいる[11]。知事はポンチョ[14]。
- ワイスト・ガロ―
- 声 - 前田弘喜
- アルトムラ領主。元海軍所属で、エクセルの部下でもあった。かつてアミドニアから奪い取った穀倉地帯を含む周辺地帯を治めている[9]。
- 1週間戦争時、ソーマやエクセルの指示で、弱腰になって「開城させます」という空約束を繰り返してガイウス率いるアミドニア公国軍を足止めした。その功績で新都市ヴェネテノヴァの領主となる予定[10][11]。ワイストの準備が整うまでは、ポンチョが新都市ヴェネティノヴァの知事となっていた[14]。
- ウルップ
- 声 - 佐々健太
- 海辺に住む老人。
- 湾岸都市ヴェネティノヴァ建設の際、ここは海神の領域で家を建てたら津波で呑み込むと反対した。その話を聞いたソーマは、地震によって起こる津波だと解釈し、海神の領域(以前津波で流された領域)を聞き、そこから離れた場所に湾岸都市の位置を変えた。更にソーマから、国家公務員の語り部に任命され、地震と津波の注意を語ることになる。
- 約30年後(大陸暦1576年頃)、ウルップやソーマの予測通り、湾岸都市の建設予定地だった場所は地震と大津波に襲われることになったが、語り部の「海神伝説」を聞いていたことにより、地元の人的被害は少なかった。これにより、子孫からウルップは伝説の翁と語り継がれ、ヴェネティノヴァの海浜公園に王と翁の石像が建造される[8]。
パナコッタ家[編集]
- #パナコッタ家を参照
元難民[編集]
ジルコマ
- 狩猟民族の難民。コマインの兄。#ジルコマを参照
コマイン
- 狩猟民族の難民。ジルコマの妹。#コマインを参照
フク
- 難民集落で生まれた猫耳獣人族の少年。大陸暦1546年12月中頃に生まれた。 ソーマが名付け親となる。母親とフリードニア王国で暮らしていた。父親は行方不明だったが、ラスタニア王国でジルコマにより見つかった[11][14]。
アミドニア地方(旧アミドニア公国)の出身者[編集]
詳細は#アミドニア公国を参照
ルナリア正教皇国からの移住者[編集]
メアリ・ヴァレンティ
- ルナリア正教皇国聖女→フリードニア王国ルナリア正教ナンバー2。
- ルナリア正教の聖女。18歳(大陸暦1547年時点)→21歳(大陸暦1550年時点)[12]。
- ソーマとの婚約が発表されていたリーシア・アイーシャ・ロロアの三人を足した外見を持つ。
- 元孤児であり、その上で聖女として純粋培養されたことが重なり『聖女』という役割を背負って生きることを受け入れ誇りにすら思っている。
- フリードニア王国にルナリア正教を国教にする為、派遣される。ソーマの提示した条件により、ソージが派遣された後、ルナリア正教皇国に戻る[12]。 ソーマによって王国の全ての宗教が国教化されたときは、王国内が宗教間対立で無秩序になると予想し、無計画な政策であると内心で非難していた。しかし、王国ルナリア正教のトップであるソージが寛容だったことも手伝って、国民達が互いに相手の信仰を尊重し合う状態になったことに驚き、反面、同じ宗教を信仰している自国では上層部が二派に分かれ対立していることに対し疑問を持つようになる[12][16]。
- ルナリア正教皇国にて動乱が起こる予感を感じ、ソージに王国への亡命願いをする[16]。
- ルナリア正教皇国がフウガと盟約を結ぶことになった際、ソージ、竜騎士王国、ソーマの計らいで、聖女と神官を連れてフリードニア王国に亡命し、王国ルナリア正教の大司教となったソージを補佐する[23]。その後、ジーニャとメルーラ、ソージ、ソーマと共に科学と宗教から分かる知識の摺り合わせを行う[24]。
ソージ・レスター
- ルナリア正教皇国司教→フリードニア王国ルナリア正教大司教。
- ルナリア正教の司教。逞しい身体つきをした40代の人間族。1人称は「拙僧」。
- 毎晩酒場を渡り歩くなどの評判は悪いが、枢機卿の何人かを買収している為、擁護されている。 元々は冒険者だったが、ダンジョン内で大けがを負ったときに司祭に世話になり、その流れで自らも司教となった来歴を持つ。そのため良くも悪くもルナリア正教の信徒としては異端よりであり、生真面目なタイプには嫌われがち。また冒険者としては斥候であったことから、危険察知能力が高い。
- ルナリア正教皇国の思惑を外したいソーマの意向で、フリードニア王国に派遣される[12]。
- ソーマが東方諸国連合に援軍派遣の際、マルガリタと共にルナリア正教皇国を警戒していた。そんな中、メアリと再会し、亡命依頼を受ける[16]。魔物学シンポジウム、オバケ祭りの合間、亡命計画を進行する[18]。
- メアリ達ルナリア正教皇国関係者が亡命後、王国ルナリア正教の大司教となる[23]。その後、ジーニャとメルーラ、メアリ、ソーマと共に科学と宗教から分かる知識の摺り合わせを行う[24]。
メルーラ・メルラン
- ガーラン精霊王国出身の研究者。詳細は#メルーラ・メルランを参照
東方諸国連合ラスタニア王国からの移住者[編集]
総人口2万人ほどの王政の小規模国家。小国のため王城はなく、王族は中心都市ラスタに構えた王館と呼ばれる邸宅に居住している。西の隣国ノートゥン竜騎士王国とは、東方諸国連合成立以前から同盟を結んでいる[15]。東方諸国連合統一戦争で、一部関係者がフリードニア王国に亡命・移住する。ハーン大虎王国が建国され、ラスタニア王国は消滅する[23]。
ユリウス・ラスタニア
- ラスタニア王国次期国王。詳細はユリウス・アミドニア参照。
ティア・ラスタニア
- ラスタニア王国の王女。16歳(大陸暦1547年時点)→21歳(大陸暦1552年時点)。
- アミドニア公国を追われてラスタニアに流れたユリウスに好意を寄せ、彼の変化のきっかけの一つともなる。アミドニア王家の毒蛇としての素質を見せても一途に慕い、ユリウスと婚約する[15]。 ロロアより年下だが、義姉(あね)ちゃんと呼ばれており、お互い同時期に出産しており気が合っている[15][24]。
- 大陸暦1548年3月3日、ユリウスと結婚する[17]。
- 東方諸国連合統一の戦いでは、ユリウスの意向で、一家共々フリードニア王国に亡命する。亡命後は、警備上の関係で、ユリウス、両親、ジルコマ達ラスタニア関係者共々、王都パルナムの貴族街にある屋敷に住む。その後ユリウスと再会する[23]。
- 大陸暦1549年9月~大陸暦1550年の間にディアスを出産する[24]。
ディアス・ラスタニア
- ユリウスとティアの息子。大陸暦1550年に生まれる。髪の色は淡いベージュ色[24]。
ジルコマ
- 狩猟民族の難民。コマインの兄。ネイティブ・アメリカン風の男性。24歳(大陸暦1546年時点)→28歳(大陸暦1550年時点)[11][28]。
- 魔王領拡大により国を逐われ、エルフリーデン王国へと逃れてきた難民たちのまとめ役になっていた。「故郷への帰還を諦めるなら、この国の民として受け入れる」というソーマの提案に馴染めない武闘派の難民たちを率いて、北へと戻る[11]。
- 東方諸国連合のラスタニア王国が義勇兵に募集していたので、それに参加する。そこで元アミドニア公子のユリウス、ティア達ラスタニア王家、後に妻となるローレンと出会う。その最中、北を逐われる際に散り散りになった者たちの情報も集めており、フクの父親もそれで見つけた[12][14]。
- ラスタニア王国の魔浪戦では、義勇軍リーダーにも関わらず、前線に出る為、ユリウスの頭を悩ませている。フリードニア王国軍の援軍が来た際、コマインと再会する。その際、ローレンと婚約する[15]。翌年(大陸暦1548年)に結婚し、その後は4人の子供に恵まれる[17][23]。
- 東方諸国連合統一戦争では、ユリウスと共にラスタニア王家以外の脱出者を指揮し、フリードニア王国に亡命する。亡命後は、王都パルナムにあるラスタニア王家の屋敷に住み込みで働いたり、夏祭りに参加する[23][24]。
ローレン・フラン
- ラスタニア王国兵士長。23歳(大陸暦1547年時点)→26歳(大陸暦1550年時点)。ジルコマに好意を抱いていた[15]。
- ラスタニア王国の魔浪戦では、ユリウス、ジルコマ達と共に魔物と戦う。その際、兵士長であるが前線に出ては、ユリウスの頭を悩ませている。フリードニア王国軍本隊到着時、セリィナがジルコマとの子供何人欲しいかと質問して、3人は欲しいと語る。そして、ジルコマと婚約する[15]。翌年(大陸暦1548年)に結婚し、1人出産して、年子で双子を出産する。そして大陸暦1549年9月時点で1人妊娠していた[17][23]。
- 東方諸国連合統一戦争時では、ユリウスとジルコマの意向で、ティア達ラスタニア王家を護衛する為、子供も連れて、フリードニア王国に亡命する。亡命後は、王都パルナムにあるラスタニア王家の屋敷に住み込みで働き、その合間、4人の子供を連れて、夏祭りに参加する[23][24]。
その他国民[編集]
ゴンザレス
- 山岳救助隊の隊長。元は山賊だったが、一部山道を占有して、そこを通る行商人から通行料を取る変わりに、その道中の護衛役を引き受けており、近隣集落からも信頼を得ている。その経緯から、ソーマの計らいで山岳救助隊に任命される[13]。
- 精霊王の呪い発生時(大陸暦1550年)では、大虎王国とフリードニア王国の国境付近の街道で、限界だったゲルラと会う。そしてゲルラをパルナムに行けるよう取り計らい、潜伏期間で1週間は自宅待機し、無事であった[24]。
ルーシー・エヴァンズ
- 王立アカデミー学生。エヴァンズ商会代表の娘。 13歳(大陸暦1548年時点)→17歳(大陸暦1552年)。
- 経済センスに長けたロロアに心酔しており、髪型や口調(商人スラング)を真似ている。ロロアのことを女神様かと言っては、トモエらに王妃様ですとツッコミを入れられる。トモエの友人として非公式で王城に招待されたとき、念願叶ってロロアと対面する[18][20]。
- 王立アカデミー卒業後は、実家のパーラーを継ぎつつ、度々王城に顔を出してはロロアとイベント事の企画を練っている[21]。
サミ・チマ
- 東方諸国連合チマ公国のチマ家の3女。ヨミ・チマの双子の妹。 17歳(大陸暦1547年時点)→20歳(大陸暦1550年時点)。読書家であり、理系の知識が豊富。優れた魔導士でもある[15][16]。ナタやゴーシュ達武闘派の兄を毛嫌いしていたので武人に対して苦手意識がある。そのせいで、弟・イチハとは、フリードニア王国に亡命するまであまり接点がなかった。また自分一人で屈強な武人の前に立つのを嫌う。
- 東方諸国連合の魔浪後は、ロス王国国王ハインラントの養子となった。武人でありながら穏やかだった義父・ハインラントのことは実父より慕っていた。
- 東方諸国連合統一戦争では、兄・ハシムからフウガ派か中立を選べと指示に従い、ハインラントの方針で中立を選ぶ。しかし、中立派となったことで、ハインラントがハシムによって殺される。その後、抗議の声明を出し、主都を囲む防壁の門を閉ざした。ヨミ、ロンバルトの開城説得にも応じなかったが、弟・ニケによって気絶させられる。ムツミの願いで、フリードニア王国に亡命する[23]。
- 亡命後はパルナム城の大書庫の司書になったり、夏祭りに参加していた。また接点のなかった弟・イチハとも親睦を深める。 ハシムのことは恨んではいるが、ムツミのことはゴーシュ達から守ってくれたこともあり、慕っている。フウガのことは恨みがないと言えないが、ユリガについては血の繋がった兄に振り回されそうな感じで親近感を覚えていた[24]。
グラン・ケイオス帝国/ユーフォリア王国[編集]
グラン・ケイオス帝国
大陸の西側を占める国であり、最大版図・最強戦力を誇る超大国。人口400万人以上。帝都ヴァロワ。多種族国家。魔王領と最も多く国境線を接しており、魔族に対する人類側の盟主となっている。
魔王領の脅威に対し人類を団結させるため、「対魔族人類共闘宣言」(通称:人類宣言)を提唱し、非加盟国であるエルフリーデン王国にも戦争支援金の供出を要請した[25]。
なお、「人類宣言」の主要三箇条(内容)は以下の通り。
- 一つ、人類同士の争いによる、武力による国境線の変更を認めない
- 二つ、各国内の諸民族の平等な権利と自決権を尊重する
- 三つ、魔王領から遠方の国は、防波堤となる魔王領近接国を支援すること
- ユーフォリア王国
大陸暦1552年、グラン・ケイオス帝国解体後に建国された国。建国時は海洋同盟に加入[21]。
マリア・ユーフォリア
- グラン・ケイオス帝国女皇→フリードニア王国第三側妃候補[21]。詳細は#マリア・ユーフォリアを参照
- ジャンヌ・ユーフォリア
- 声 - 石川由依[30]
- グラン・ケイオス帝国皇女、帝国陸軍総帥[9]→ユーフォリア王国女王[21]。妹将軍[12]。ユーフォリア三姉妹の次女[16]。17歳(大陸暦1546年時点)→23歳(大陸暦1552年時点)[9]。
- 金髪の長髪をポニーテールにして、軍服、白銀の鎧、マントを着ている。風属性雷魔法の使い手。帝位継承権第一位の皇女でありながら、女マナスと呼ばれる程の軍才があり、総帥として陸軍全軍を統括している[9][21]。
- 理想主義のマリアと違い、現実主義者。武人らしく生真面目な性格[10]。自由奔放なマリアやトリルに手を焼いていた[16]。マリアの治政を足元で支えている。姉を敬愛しているが、女皇として重責や孤独を抱えていることを心配している[19]。
- ハクヤとはヴァン返還交渉以降から親交を深め、ピルトリーを介して、ワイン関係のプレゼントを贈り合う仲となる[10]。
- 幼少期は、父や外務大臣の外交に自分からついて行くほど活発な性格で、当時のエルフリーデン王アルベルトと帝国外務大臣の会談に無理矢理同行した際は、王女リーシアと手合わせをして外務大臣に泣かれている[10]。 1週間戦争後、帝国側の交渉役として公都ヴァンに赴く。交渉前にソーマ、ジュナと出会い、故郷である現実世界に帰れなくなったソーマに謝罪し、勇者召喚の条件は王国が支援金を捻出できない場合の帝国なりの気遣いであったことを話す。交渉時では、アミドニア公国に完全に非があり、ジャンヌ自身も気が乗らなかったが、人類宣言としての面子を守る為、ヴァン返還を求める。ユリウスを退出させ、両国で食糧事情、魔王領及び魔族・魔物などの情報共有をしてから、ヴァン返還の交渉をする。同時にソーマも姉と同じく政務室で寝起きしている話でハクヤと意気投合する。帰国後、マリアに秘密同盟などの交渉内容を報告し、勇者とは何なのか話し合う[10]。
- その後、秘密同盟に伴う交渉では、ハクヤと料理、玉音放送を利用した番組制作などの国内情勢を話す[12]。ソーマやピルトリー達の依頼で、サンドリアの父を騙した詐欺師と裏で繋がっていた有力貴族を処分し、帝国代表のマリアに代わってサンドリアに謝罪した[17]。
- 傭兵国家ゼムでは、ソーマとマリアの会談に参加する。ソーマの九頭龍諸島への艦隊派遣に反発する。ジャンヌだけ事情を察せられず、マリアの力になれない自分に憤る。ハクヤにそのことを話し、ハクヤと親交を深める[19]。
- 精霊王の呪い発生時では、バルム・サミットでマリアに同行する。同時にユリウスと再会し、旧交を温める[24]。
- 大虎ケイオス戦争では、軍才・武勇を駆使して、帝国陸軍20万を率い、ジャモーナ城塞にてフウガ軍主力35万(大虎王国・ゼム・正教皇国の連合軍)を迎え撃つ。帝都ヴァロワがフウガ軍により包囲され、友人のルミエール、同じ帝国軍を率いるクレーエの裏切り、マリアの飛び降りに愕然とする。海洋同盟の武力介入により、マリアも含め帝国は存亡の危機を逃れ、ハクヤと再会する。マリアの思惑、これからの帝国について話し、ハクヤからプロポーズを受け、婚約する。ヴァロワ停戦条約後は、グラン・ケイオス帝国からユーフォリア王国に縮小したため、敗戦の責任を取って退位したマリアに代わりユーフォリア女王として即位する[21]。
トリル・ユーフォリア
- グラン・ケイオス帝国皇女。穿孔姫。技術者。 ユーフォリア三姉妹の三女(末妹)。15歳(大陸暦1547年時点)→20歳(大陸暦1552年時点)[16]。
- マスクウェル家のジーニャを尊敬している[16]。独自の視点でいわゆるドリルに近い概念に思い至り、不完全な形ながらそのために必要なモーターに近い技術を形にしており、技術者としては優秀だが、研究室に籠りっぱなし、実績がない、帝国皇女としての責務をほとんど果たしていなかったため、家臣達からの評判は悪い。その追及から逃がす目的もあり、姉である女皇マリアによって空席だった駐フリードニア大使に任命される。それに伴い、ジーニャ、メルーラ、タルと共に穿孔機の共同研究を進める[16][17]。
ギュンター・ライル
- グラン・ケイオス帝国陸軍副将。筋骨逞しい強面の大男で、見た目通りに口数が少ない所と、見た目に反してシャイな性格の人物。 ユーフォリア姉妹に忠誠を誓っている。
- 帝国の盾といわれる魔装甲兵団の指揮官。帝国が誇る魔装甲兵団の中でも優れた使い手であり、大斧使いのナタ相手に剣と盾で戦えるなど、戦闘力は高い。 また想定外の非常時においても冷静に状況を判断できるなど、個人としても指揮官としても有能。
- 相手がジャンヌであっても、しっかり声を上げて諫めることも、背を押すこともできる好漢でもある。
- 傭兵国家ゼムではフリードニア王国首脳陣と直接会談する際、マリアやジャンヌの護衛として赴く。武将チームであるオーエン、クレーエと意気投合する。また同じ護衛役のアイーシャに声を掛けようとしたが、緊張して硬くなっていた[19]。
- 精霊王の呪い発生時では、バルムサミットにマリア達の護衛として赴く[24]。
- 大虎ケイオス戦争では、ジャモーナ城塞で、ジャンヌと共に帝国軍20万兵を率いて、大虎王国・ゼム・正教皇国軍相手に奮闘する[21]。
クレーエ・ラヴァル
- グラン・ケイオス帝国空軍の主力グリフォン部隊の隊長。#クレーエ・ラヴァルを参照。
ルミエール・マルコー
- グラン・ケイオス帝国文官のトップ。#ルミエール・マルコーを参照。
ハクヤ・クオンミン
- ユーフォリア王国宰相。#ハクヤ・クオンミンを参照。
トルギス共和国[編集]
大陸南部にある極寒の国。雪原の五種族と呼ばれる獣人族が多い。各種族・各部族から代表が派遣される族長会議で合議のもとに国家を運営している。その族長会議により軍権などが委託される元首が選任される。世襲する際には族長会議の任命が必要[25]。
大陸暦1547年、フリードニア王国、グラン・ケイオス帝国との間で三国医療同盟を結ぶ[14]。
クー・タイセー
- トルギス共和国元首の息子→トルギス共和国元首。
- 雪猿族の少年。16歳→21歳(大陸暦1552年時点)[14]。タルに対して恋心を抱いているが、微妙に素直になれずタルの前で別の少女に声をかけて気を引こうしている。レポリナの好意には気付いている為、レポリナにはその冗談をしない。 反面、タルに対する依頼内容(国家肝入りの医療政策に必須な医療器具の製造依頼)からソーマが国政に関与できる立場であることを見抜き、トルギスの国情から北上政策以外に国を豊かにする道を探すべきと考えているなど、為政者としての資質を十分持っている。正体を隠していたソーマ達と出会って仲良くなって以来、ソーマを「兄貴」と呼び、正体を知ってからも砕けた態度で接する。
- 三国医療同盟結成後、ゴウランの意向で約3年間、フリードニア王国でソーマの食客として滞在することになる。そこでソーマの統治術を学ぶことになり、更にソーマの許可を得てジンジャーの専門学校にも通う[14]。
- 東方諸国連合の魔浪時は、クー達と同行し、魔物と戦う[15]。この時に、フウガ・ハーンを見て、警戒する。王国と帝国が行う穿孔機の共同研究で、共和国も加えられるようにソーマに直談判する(1時間にわたって拘束して、破格の条件を引き出す)[16]。
- ソーマ達の結婚式前、共和国の未来について3人で話していた途中、クーにプロポーズされる。その後、クーと婚約し、その条件としてレポリナとも婚約することをお願いした[17]。
- 東西リアル歌合戦に参加する[18]。その後、クー、タル、ニケと共に、共和国へ帰国する[23]。 ゴウランから跡を継ぎ、トルギス共和国元首となる[24]。
- その2年後、タル、レポリナと結婚する。大虎ケイオス戦争では、レポリナ、ニケと共に共和国軍を率いて、傭兵国家ゼム南部を攻める[21]。
タル・オズミ
- クーの幼馴染でもある職人。雪熊族の少女。16歳(大陸暦1547年時点)→21歳(大陸暦1552年時点)[14]。 職人として優れた技術を持ち、亡き祖父から教わった心構えで、職人には自分が作るものがどんな風に使われるのかを知る責任を持つ。 幼い頃は、人見知りの泣き虫で、クーやレポリナの陰に隠れていた。クーの行動などもしっかり裏の理由まで読んだうえでスルーし、阿呆な発言にはしっかり塩対応などをしているが、恋心はしっかりと抱いている。
- 三国医療同盟結成後、注射針作成と、フリードニア王国の技術に興味がある為、クー、レポリナと共に王国に滞在する。その間は鍛冶の指導場所であるジンジャーの専門学校に通う[14]。 クーが東方諸国連合から帰国後、彼の依頼で、穿孔機の共同研究に参加する[16]。
- ソーマ達の結婚式前、共和国の未来について3人で話していた途中、クーにプロポーズされる。その後、クーと婚約し、その条件としてレポリナとも婚約することをお願いした[17]。
- 大陸暦1549年、クー、タル、ニケと共に、共和国へ帰国する[23]。帰国してから約3年後、クーと結婚する[21]。
レポリナ
- 優れた弓の使い手でもあるクーの従者。白兎族の少女。 17歳(大陸暦1547年時点)→22歳(大陸暦1552年時点)。[14]。
- モコモコのダッフルコートを着ている。実家は狩人の家系。視界の悪い森の中でも、持ち前の耳を利用して音の方角を感知することができる。 タルの工房に行くクーに同行し、ソーマ達と出会う。その時も国家元首同士の会談を取り付ける為、クーにゴウランのところまで報告させられる等で振り回される。
- 未発見ダンジョンが出た際、魔物討伐でソーマ達王国組と共闘する。三国医療同盟結成後、クー、タルと共にフリードニア王国に滞在する。その間、クーと共に冒険者登録もして、依頼を受けて小遣い稼ぎもしている[14]。
- 東方諸国連合の魔浪時は、クー達と同行し、魔物と戦う[15]。王国に帰還後は、クーの成長を目の当たりにして迷うタルに助言する[16]。
- クーに好意を抱いていたが、自分から嫁にもらってほしいは言えず、傍にいるだけで満足だった。しかし、ソーマ達の結婚式前、タルが婚約条件としてレポリナも一緒に婚約して欲しいと願い出た為、クーと婚約する[17]。
- 東西リアル歌合戦に参加し、リーシアに追いかけられる[18]。
- 大陸暦1549年、クー、タル、ニケと共に、共和国へ帰国する[23]。
- 帰国してから約3年後、クーと結婚し、大虎ケイオス戦争は、クー、ニケと共に共和国軍を率いて、傭兵国家ゼム南部を攻める[21]。
ニケ・チマ
- 東方諸国連合チマ公国のチマ家の4男→トルギス共和国元首の家臣。
- 線の細い美少年[16][23]。16歳(大陸暦1547年時点)→21歳(大陸暦1552年時点)。優れた槍の使い手で、愛用の槍を担いでいる。飄々としており、父・マシューの謀略の才を最も受け継いだ長兄・ハシムでも、その考えを読み取れない[23]。
- 弟・イチハが物心ついて、チマ兄弟の中で無能のレッテルを貼られるまでは、ナタとゴーシュ達武闘派の兄にいびられていた。槍の才に目覚め、実力上げてからは何も言われなくなったが、チマ家自体に思い入れはなかった[23]。
- ただし、ニケを庇っていた姉・ムツミのことは慕っている。理想の女性は、ムツミのように気立てが良くて凛とした人を挙げており、シスコンな面もある[23][21]。
- 東方諸国連合統一戦争で、家臣に行った国がフウガ派になる際、暇を出され、チマ公国に戻る。マシューと親子最後の会話をして、セバル平原の戦いでハシムに協力し、途中で別れる。 その後、ムツミからの依頼でサミを護る為、ロス王国に潜入していた。フウガ派に抗おうとするサミを気絶させ、ロス王国の兵士達に、ヨミ、ロンバルトに降るよう説得する。ヨミとロンバルトと別れた後、ムツミの指示でサミをフリードニア王国に亡命させる。その後、クーにスカウトされて共和国に移住する[23]。
- 大陸暦1552年、クーの結婚式を取り仕切る。大虎ケイオス戦争では、クー、レポリナと共に共和国軍を率いて、傭兵国家ゼム南部を攻める[21]。
ゴウラン・タイセー
- トルギス共和国元首。クーの父[14][16]。
- 三国医療同盟結成後、マリアやソーマといった若い国王たちが国を発展させていることから、時代の流れを悟る。約3年間、クーをフリードニア王国に滞在させる。その間、族長会を掌握し、クーの為に下地を造ろうと動く[14]。穿孔機の共同研究の交渉をクーに任せる[16]。その後、元首の座をクーに譲る[24]。
九頭龍諸島連合/九頭龍諸島王国[編集]
東の海にある島国の連合国家。政争などで大陸を逐われた人々が、島々に流れ着き、それらの島々が緩く連合することによって誕生した。モデルは江戸と唐の文化を混ぜた形[25]。
海の縄張り、島の独立維持で争うこともある。そんな成り立ちもあってか、この国の人は気性が荒く、島ごとの独立心が強い。オオヤミズチの影響で、漁場を失った漁民たちがエルフリーデン王国近海にまで行って漁を行うようになったため、王国との間に軋轢を生むことになる。
シャ・ボン/シャボン
- 九頭龍諸島連合の王シャナの娘→九頭龍諸島連合女王[20]→九頭龍諸島王国女王。九頭龍女王。
- エメラルドグリーンのふわふわとした髪の人間族の少女。18歳(大陸暦1549年時点)→21歳(大陸暦1552年時点)[19]。
- オオヤミズチの影響で、フリードニア王国と九頭龍諸国連合が一触即発状態となった為、ソーマと接触を計ろうとする[19]。その後はソーマのオオヤミズチ情報収集に協力する。フリードニア王国艦隊・九頭龍諸島艦隊の連合艦隊によるオオヤミズチ討伐後、父シャナより王位継承する[20]。
- 精霊王の呪い発生時では、ソーマ達と協力し、事態収拾に取り組む[24]。
- 王位継承後から大陸暦1552年春までの間に中央集権化を進め、国名を九頭龍諸島連合から九頭龍諸島王国へと変更。シャナ、キシュンの協力もあり、諸島全体を統べる九頭龍女王としての立場を確固とした。また各島が別個に保有していた海上戦力を統合し、一つの意思のもとに動く『女王艦隊』として再編した。
- 大虎ケイオス戦争では、ハクヤの指示で『フウガ軍の軍用艦船、工廠で建造中の軍艦の破壊』の為、大虎王国東の港湾都市軍事施設に無数の船団率いて攻める[21]。
キ・シュン/キシュン
- 双子島の島主→九頭龍諸島連合宰相→九頭龍諸島王国宰相。
- 白狐獣人族の青年。腰に大小の九頭龍刀を差している物部(フリードニア王国で言う騎士)[19]。
- オオヤミズチの被害下の九頭龍諸島を救うため、ソーマと接触を計るシャボンに、護衛として付き添う。シャボンがソーマの怒りを買った際、座り込みをしてまで怒りを解こうとした。その後、ソーマ達に協力することになった際、双子大島でオオヤミズチの情報収集、拠点提供などをする。
- オオヤミズチ退治後は、摂政(宰相)となり、シャボンを補佐している[20]。
- 大陸暦1550年~1552年の間にシャボンと結婚し、女児と男児を一子ずつもうけている。海洋同盟の武力介入時は、艦隊を率いるシャボンを補佐する[21]。
シャ・ナ/シャナ
- 九頭龍諸国連合の王→双子島の島主。九頭龍王。シャボンの父。人魚族[19][20]。
- オオヤミズチの被害により、フリードニア王国での密漁を容認して、軍艦もつけていた。ただし、大陸暦1547年にカストールが九頭龍諸島の艦隊拿捕後、王国に使者を送り、オオヤミズチ退治計画などを伝えて、それ以降、密かにソーマと繋がっていた。
- 大陸暦1549年、九頭龍島の館に島主達を招集した。そこで王国艦隊の進路を伝え、後日、艦隊を率いる。
- オオヤミズチ戦では、王国と九頭龍諸島連合の艦隊と会わせ、オオヤミズチが来るまで、ソーマと舌戦をして時間稼ぎをする。その間、配下にオオヤミズチを誘い出させ、救難信号を出し、これにより九頭龍諸島連合とフリードニア王国の艦隊を共闘させる。
- オオヤミズチ退治後、フリードニア王国との緊張状態を招いた責任を取って退位する。退位後は双子島の島主となる[20]。
- 大虎ケイオス戦争では、孫のシャランとシャロンを預かり面倒を見ていた[21]。
シャ・ラン/シャラン
- シャボンの娘。九頭龍諸島王国第一王女。ソーマの第一子シアンの許嫁。 大陸暦1550年~1552年の間に生まれる[21]。
シャ・ロン/シャロン
- シャボンの息子。九頭龍諸島王国第一王子。 大陸暦1550年~1552年の間に生まれる[21]。
シマ・カツナガ
- ヤエズ島の島主。九頭龍一の武辺者と謳われる物部(もののふ)。シャナからも頼りにされている。オオヤミズチ退治戦ではハンマーを使う[20]。
東方諸国連合/ハーン大虎王国[編集]
ハーン大虎王国[編集]
大陸暦1550年に東方諸国連合のマルムキタン王であるフウガ・ハーンが建国した一大王国。東方諸国連合の統一と魔王領の奪還で国土を広げ、フウガの夢に共感した者たちや一旗揚げようとする者たちを集めて拡大を続けている王国[23]。
大陸暦1552年、大虎ケイオス戦争でグラン・ケイオス帝国に勝利する[21]。
フウガ・ハーン
- 東方諸国連合の草原遊牧国家マルムキタン2代目国王[16]→ハーン大虎王国国王[23]。大虎王[24]。
- 天人族。26歳(大陸暦1547年時点)→32歳(大陸暦1552年時点)。ユリガの兄。武器は斬岩刀と呼ばれる偃月刀[16]。
- 圧倒的な武技と行動力を持ち、そこに合致する人柄もあってマリアに匹敵するカリスマ性を持ち合わせた男。強さはフリードニア王国最強の一角であるアイーシャよりも上。
- 東方諸国連合のマルムキタン国王の息子だったが、父親であるライガが死んで王位を受け継いだ。ライガ死亡を機に反逆を企てた氏族を滅ぼした[23]。
- 単身で魔王領に行った時、魔物の群れと戦っていた飛虎ドゥルガに助太刀した。それ以降意気投合してドゥルガと一緒にいる。その時に「魔族は魔王領の奥地にしか存在しない」ことを悟る[16]。
- 東方諸国連合の魔浪時は、チマ公国を援護する。その時にソーマと出会う。この戦いの報奨で、ムツミを婚約者にし、ユリガをソーマに預ける[16]。
- 国内にいる反フウガ派の残党を駆逐し、ムツミと結婚する。更に魔王領を少しずつ解放して人を集めることを始める[20]。
- 東方諸国連合統一戦争では、反対勢力を駆逐し、ハーン大虎王国を建国する[23]。
- ハーン大虎王国建国後、ガーラン精霊王国の要請で父なる島を開放するも、シュウキンが精霊王の呪いにかかる。ハクヤとハシムの駆け引きに一喝し、ソーマに頭を下げ、事態収拾に取り組む[24]。
- 大虎ケイオス戦争では、ルミエール達を取り込み、ユリガをソーマと婚約させる[21]。
ムツミ・チマ/ムツミ・ハーン
- チマ公国チマ家の長女[15]→草原遊牧国家マルムキタン王妃[17]→ハーン大虎王国王妃[23]。虎の妻、虎の伴侶[21]。
- 20歳(大陸暦1547年時点)→25歳(大陸暦1552年時点)[16]。東方諸国連合内の諸侯から家臣ではなく妻に望まれるほどの美人。チマ家では、ナタやゴーシュにいびられていたサミ、ヨミ、ニケ、イチハを守っていた為、慕われている[23]。
- チマ公国で起きた魔浪終結後、フウガの妻となり、マルムキタンの古参からも信頼を得ていく[16][17]。
- 武力に限らず大きな力を持った大人物の妻になることを望んでいる。本人の気質は真っ直ぐであるものの、謀略家の娘であるため策略と無縁でいられないことを歯痒く思っている[15][23]。
- 東方諸国連合統一戦争では、父・マシュー達と対立することはあっても、フウガにつく。その一方、ニケにお願いして、サミをフリードニア王国に亡命するよう取り計らう。ハーン大虎王国建国後、ハーン大虎王国王妃となる[24]。
- 精霊王の呪い発生時では、バルムサミットでソーマにサミの近況を聞き、気にかけていた[24]。
- 大虎ケイオス戦争では、フウガ、ガイフクと共に軍を率いて、更に北部の帝国強硬派と合流して帝都を包囲する。その後の停戦協議ではフウガと共に参加する[21]。
ハシム・チマ
- チマ公国のチマ家の長男→ハーン大虎王国参謀。虎の知謀。
- 25歳(大陸暦1547年時点)→30歳(大陸暦1552年時点)[15]。
- マシューの謀略の才を最も受け継いでいることもあり、チマ家の兄弟姉妹で最も優秀と目されている男。悪い意味でのマキャベリズムを体現する人物でもあり、悪手にしかならないなら手段は選び、理が勝るなら、卑劣な手段を躊躇なく行える辣腕の持ち主[23]。
- 東方諸国連合統一戦争で、フウガに仕え、虎の知謀と呼ばれるほどの辣腕をふるい、反対派・中立派を駆逐する。更にナタを取り込むが、内心では馬鹿と呼んでいる[23]。
- ガーラン精霊王国の父なる島解放時では、大虎王国に取り込む。また精霊王の呪いに対処するソーマを警戒していた[24]。
- 大虎ケイオス戦争では、モウメイ、ナタ、ガテン、カセンと共に軍を率いてジャモーナ城塞を攻める。更にルミエール達グラン・ケイオス帝国の強硬派を取り込み、勝利に導く[21]。
シュウキン・タン
- 草原遊牧国家マルムキタン(ハーン大虎王国)将兵[23]、ガーラン精霊王国「父なる島」総督。虎の剣。
- 天人族。フウガの右腕を務める勇将。26歳(大陸暦1547年時点、フウガと同い年)→31歳(大陸暦1552年時点)。フウガの幼馴染み兼親友でもある。彼が王位を継ぐ前は友として気安く接していた。しかし、フウガが王となってからは臣下に舐められないよう、臣下の礼をとっていた[16][23]。
- ガーラン精霊王国では、父なる島解放の為、ロンバルト、ヨミ、エルルと共に軍を率いて解放する。大虎王国が父なる島を取り込んだ後は、ガーラン精霊王国「父なる島」総督となる。しかし、ガーラン精霊王国での病原体によって病に侵される。大陸主要6カ国が手を組んだことで医療システムが充実し、ユリガとヒルデによって一命を取り留める[24]。
- 精霊王の呪いで問題解決に尽力してくれた恩がある為、グラン・ケイオス帝国やフリードニア王国との戦争には消極的だった。その為、大虎ケイオス戦争では、フウガの恩情とハシムの判断により後方の部隊に位置し、輜重や補給線を守っていた[21]。
モウメイ・リョク
- 草原遊牧国家マルムキタン(ハーン大虎王国)歩兵隊長[23]、傭兵国家ゼム国王代理(大陸暦1552年以降)[21]。虎の槌。
- 人間族。フウガ、シュウキンの悪童仲間[23]。
- 武骨な見た目に反してきちんと学を修めており、主要なフウガ配下の中では最も見た目と中身が一致しない人物。大柄で大槌(ハンマー)を使う。フウガ以上の巨漢のため、テムズボックには乗れず、足腰のしっかりしたソウゲンヤクに乗る。
- 東方諸国連合統一戦争でも歩兵として活躍し、カセンと部隊を率いる。その後はナタがよく絡んでくるので、相撲かレスリングのような取っ組み合いをよくしている[23]。
- 大陸暦1552年には、傭兵国家ゼムで開催された大武術大会でフウガに次ぐ準優勝だったため、フウガの名代として実質的な統治を任される。ギムバールの統治を踏襲し、勢力に組み込んで間もないゼムを上手く治めた。大虎ケイオス戦争では、ハシム、ガテン、ナタ、カセンと共に軍を率いてジャモーナ城塞を攻める[21]。
ガテン・バール
- 草原遊牧国家マルムキタン(ハーン大虎王国)将兵。虎の旗[21]。
- 人間族。フウガ、シュウキンの悪童仲間[23]。目立ちたがり屋で、派手好きな伊達男。性格は飄々としている。鉄鞭が武器。 フウガ軍の主要な武将の中で一番歳若いカセンをよくからかって遊んでいる。
- 東方諸国連合統一戦争では、シュウキンと共に、シャーン王国将兵のナタと戦う。竜騎士との戦いでは牽制に専念していた[23]。
- 大虎ケイオス戦争では、ハシム、モウメイ、ナタ、カセンと共に軍を率いてジャモーナ城塞を攻める[21]。
カセン・シュリ
- 草原遊牧国家マルムキタン(ハーン大虎王国)弓兵隊長[23]。虎の弩(いしゆみ)[21]。
- 天人族。フウガ、シュウキンの悪童仲間[23]。13歳(大陸暦1543年時点)→22歳(大陸暦1552年時点)[23][21]。
- 騎射の名手で、シュウキンに次ぐ知謀の士。フウガ軍の主要な武将の中で一番歳若い為、ガテンによくからかわれている[23]。
- 大虎ケイオス戦争では、ハシム、モウメイ、ナタ、ガテンと共に軍を率いてジャモーナ城塞を攻める[21]。
ガイフク・キイン
- 草原遊牧国家マルムキタン(ハーン大虎王国)将兵。妖狼族で、海千山千の老将。虎の盾[21]。
- フウガの父である先代ライガの頃からハーン家に仕えている。ゴーシュの暗殺の矢からフウガを庇った[23]。
- 大虎ケイオス戦争では、フウガ、ムツミと共に軍を率いて、更に北部の帝国強硬派と合流して帝都を包囲する。その後の停戦協議では護衛として参加する[21]。
ナタ・チマ
- チマ家の次男→シャーン王国将軍→ハーン大虎王国将兵。斧を扱う剛力の戦闘狂。虎の戦斧[21]。
- 22歳(大陸暦1547年時点)→27歳(大陸暦1552年時点)。 弟ゴーシュと同じ武闘派で、自分の力を過信し、イチハ達弟妹を見下す傾向がある[16]。
- 読書が趣味のヨミやサミ、才を示さなかった頃のニケやイチハを蔑んでいたため、ムツミと違って弟妹からは全く慕われていない。自分の能力を発揮する飛躍のときを待ち望んでいた。 東方諸国連合統一戦争では、シャーン王国将軍だったが、ハシムの説得でフウガ軍に加わる。その後、モウメイとは相撲かレスリングのような取っ組み合いをよくしている[23]。
- 大虎ケイオス戦争では、血気に逸り、開始直後に自分から最前線へと出張り、魔装甲兵団の兵士を数人倒す。しかしギュンターとジャンヌによって、電撃を食らう[21]。
ヨミ・チマ
- 東方諸国連合チマ公国のチマ家次女→レムス王国王妃→ハーン大虎王国の魔導士。
- サミ・チマの双子の姉。 17歳(大陸暦1547年時点)→22歳(大陸暦1552年時点)。 読書家で知識が豊富。優れた魔導士[16]。
- 自分達をいじめてたナタやゴーシュとは仲が悪く、そのせいでイチハとはあまり接点がなかった。ただし、守ってくれたムツミのことは慕っている。チマ公国の魔浪後はレムス王国に仕官し、若き国王ロンバルトの求婚を受け、妻となる。
- 東方諸国連合統一戦争ではハシムの指示に従い、フウガに味方する。その後、義父・ハインラントを殺されて抗うサミを説得しに来る[23]。
- 翌年(大陸暦1550年)、ロンバルト、シュウキン、エルルと共にガーラン精霊王国の父なる島を解放する[24]。
ロンバルト・レムス
- レムス王国国王→ハーン大虎王国の将兵。
- 誠実な人柄。ロス王国国王ハインラントとは盟友である[23]。
- チマ公国の魔浪後はヨミを妻にする。武人としてフウガに憧れており、早くから支持を表明した。
- 東方諸国連合統一戦争では、ハシムの指示に従ったヨミの意見で、フウガに味方する。その後、義父・ハインラントを殺されて抗うサミを説得しに来る[23]。
- 翌年(大陸暦1550年)、ヨミ、シュウキン、エルルと共にガーラン精霊王国の父なる島を解放する[24]。
アン
- ルナリア正教皇国の聖女。
- 童顔でショートカットの黒髪少女[24]。虎の聖女[21]。
- 聖女教育により信仰心以外は何も持たない。その為、メアリが亡命の誘いをしても乗らなかった。フウガの精神的な好みからは外れているが、その立ち位置や在り方から不憫に思われている[23]。
- 大虎ケイオス戦争では、宣戦布告時にルナリア正教徒を扇動させ、ルナリア正教皇国軍を率いる[21]。
クレーエ・ラヴァル
- グラン・ケイオス帝国空軍グリフォン部隊隊長→ハーン大虎王国グリフォン部隊隊長。
- ロン毛で少し化粧をした男性。武器はレイピア。 病的なまでのロマンチストであり、同時に聖女マリアを狂信的なまでに信奉し敬愛している。
- 傭兵国家ゼムではフリードニア王国首脳陣と直接会談する際、マリアやジャンヌの護衛として赴く。初登場から暴走して、ジャンヌから拳骨を喰らう。ナデンから電流火花を飛ばされても全然気にせず、距離を詰める。武将チームでギュンター、オーエンと気が合う。またナデンとは、ソーマの出会い話を聞く[19]。
- 精霊王の呪い発生時では、バルムサミットでマリアとジャンヌを護衛する[24]。
- 2年後(大陸暦1552年)にフウガ軍が、帝国と大虎王国との間にあった魔王領に軍を進めた際、マリアに魔王領奪還命令を出して欲しいと願い出るが却下される。
- 大虎ケイオス戦争では、北部のフウガ軍を迎撃命令を出された。ただし、このことで決戦の場から外されたことで裏切られたと感じ、涙を流して取り乱していた。そんな中、ルミエールの説得と自身の歪んだ忠誠心から、聖女マリアの敵となる為、ハーン大虎王国に寝返る[21]。
ルミエール・マルコー
- グラン・ケイオス帝国の文官→ハーン大虎王国の内政官僚。
- 帝国の文官で、ジャンヌの友人でもある女性。童顔気味だが、眼鏡の似合う理知的な美人。
- 魔王領への積極的な関与を望む強硬派。無力・無気力でいることを己に許さない人物であり、熱意をもって前進することを良しとする。反面その性格と来歴から、武官に理解がある文官というより、文官として活動する武官とでもいうべき精神を持っており、帝国における文官のタカ派のリーダー格とでもいうべき存在になっている。
- 元は武官志望だったが、訓練中のけがの後遺症で断念し文官に転向した。 魔王領解放によって名声を高めるフウガを「帝国の聖女」マリアの立場を脅かす存在として危険視しており、度々魔王領への派兵を進言するがその都度却下され不満を募らせていた。
- 大国経営のノウハウを持った多数の内政官僚が欲しいフウガ側と、魔王領に対し積極的な大国で働きたい彼女の思惑が合致した結果、フウガ軍の帝国侵攻前から内通し(帝国内の放送の間長を教える等)、北へ派遣されたグリフォン部隊の指揮官クレーエ他、帝国北部諸侯を説得して寝返らせ帝都ヴァロワを包囲した。
- マリアを見限ったつもりが、自分が見限られていたときは憤慨した[21]。
東方諸国連合[編集]
この地域は中小国家が乱立していて、併合と分裂を繰り返してまとまりのない地域だったが、魔王領出現によって一つの共同体として成立した連合国家。そのため建国から10年程度[25]
ラスタニア王国[編集]
詳細は#東方諸国連合ラスタニア王国からの移住者を参照
チマ公国[編集]
マシュー・チマ
- チマ公国の主でもあるチマ家の家長。
- 普段はウェダン城ではなく、城下町にある館で政務を行っている。
- 国家の窮地を逆手にとって発言力を高める布石を打ち[16]、またフウガの野望が魔王領どころか世界全土に向き東方諸国連合を塗りつぶすことを悟る[23]など、謀略において卓越した才覚を持つ。 実の子供や親兄弟すら必要なら切り捨てる冷酷さを持つと同時に、自らがその側に立つこともその一環として受け入れられる人物。
- 東方諸国連合統一戦争では、シャムール、ビトーと並ぶ反フウガ派だったが、ハシム、ナタ、ガビに裏切られ、敗北する。最期はシュウキンと会い、ナタとニケの動向を聞き、ムツミとハシムに手紙を渡すよう依頼する。シュウキンが降伏するよう説得するが、ムツミとハシムの立場を悪くすると断り、最期はマシュー自身が討つようにと頼み、シュウキンに討たれ、死亡する。 ムツミへの手紙には、立場を悪くしたことへの謝罪、自分の生涯に満足したこと、ハシムを恨まないようにと書かれていた。ハシムへの手紙は、これからフウガの覇業を支える上で登用すべき人材が書かれていた[23]。
ハシム・チマ
- チマ公国のチマ家の長男。#ハシム・チマを参照。
ナタ・チマ
- チマ家の次男。#ナタ・チマを参照。
ムツミ・チマ/ムツミ・ハーン
- チマ公国のチマ家の長女。#ムツミ・チマを参照。
ゴーシュ・チマ
- チマ家三男。弓の腕前は天下一品。 18歳(大陸暦1547年時点)→享年20歳(大陸暦1549年)[15]。
- 次兄ナタと同じく武断派で、自身の実力を過信する傾向にある。力自慢である為、イチハ、ヨミ、サミ、ニケにキツくあたっていた。 東方諸国連合チマ公国の魔浪時はガビ王国に仕官する。東方諸国連合統一戦争では、独断専行でフウガを討とうとするが、返り討ちにされ死亡。
- ゴーシュが死んでも、ムツミ以外特に悲しむ兄・弟・妹はいなかった。それどころか、ゴーシュを討ったフウガに対しても、イチハ達は特に恨むこともなかった[23]。
ヨミ・チマ
- 東方諸国連合チマ公国のチマ家の次女。#ヨミ・チマを参照。
サミ・チマ
- 東方諸国連合チマ公国のチマ家の3女。#サミ・チマを参照。
ニケ・チマ
- 東方諸国連合チマ公国のチマ家の4男。#ニケ・チマを参照。
イチハ・チマ
- 東方諸国連合チマ公国のチマ家の5男(末っ子)。詳細は#イチハ・チマを参照
草原遊牧国家マルムキタン[編集]
初代国王ライガ・ハーンが草原を統一して建国した中規模国家[16]。
フウガ・ハーン
- 東方諸国連合の草原遊牧国家マルムキタン2代目国王。#フウガ・ハーンを参照。
ユリガ・ハーン
- 東方諸国連合の草原遊牧国家マルムキタン王女。詳細は#ユリガ・ハーンを参照
シュウキン・タン
- 天人族。フウガの右腕を務める勇将。#シュウキン・タンを参照。
モウメイ・リョク
ガテン・バール
カセン・シュリ
- 天人族。フウガ、シュウキンの悪童仲間。#カセン・シュリを参照。
ガイフク・キイン
ライガ・ハーン
- 草原遊牧国家マルムキタン初代国王。フウガとユリガの父。大陸暦1543年に死去[23]。
その他[編集]
ロンバルト・レムス
- レムス王国国王。#ロンバルト・レムスを参照。
シャムール・シャーン
- シャーン王国国王。東方諸国連合チマ公国の魔浪時は、チマ家次男のナタ・チマを獲得。 マシュー、ビトーと並ぶ反フウガ派だったが、自身が総大将を務めたセバル平原の戦いで戦死する[23]。
ビトー・ガビ
- ガビ王国国王。東方諸国連合チマ公国の魔浪時はチマ家三男のゴーシュ・チマを獲得。
- 東方諸国連合統一戦争でマシュー、シャムールと並ぶ反フウガ派だったが、フウガに寝返る[23]。
- ハシムの策謀により、ガーラン精霊王国での魔物討伐戦で死亡する[24]。
ハインラント・ロス
- ロス王国国王。レムス王国国王であるロンバルトとは長年友好的な関係を築いている。
- 東方諸国連合チマ公国の魔浪時は、チマ家三女サミを獲得し、養子として迎え入れる。武人でありながら穏やかな人物で、サミからは実父以上に慕われていた。
- 東方諸国連合統一戦争では、サミの説得で、反フウガ派に属する友好国との対立を忌避し、中立の立場をとった。しかし、帝国やフリードニアと肩を並べるために東方諸国連合の統一を急ぐハシムの策略で、謀殺される[23]。
傭兵国家ゼム[編集]
フリードニア王国とグラン・ケイオス帝国の間にある国[25]。モデルは血の輸出と呼ばれた頃のスイス。
ギムバール・ド・ゼム
- 傭兵国家ゼム国王。傭兵王。前王を打ち破り、武力至上主義の国の王になったが、武勇一辺倒ではない人物。強さが何より尊ばれる国を治めているが、傭兵を優遇することなく民衆寄りの統治をしている。
- ゼムの大武術大会に、ソーマを招待し自国の傭兵の強さを見せつけ相互不可侵の言質を取り、フリードニアと帝国の会談を用意して二国間の関係を推し量った[19]。
- 大陸暦1552年の大武術大会で、フウガに敗れて国王を退いて、隠居する[21]。
ミオ・カーマイン
- ゲオルグ・カーマインの娘。詳細は#ミオ・カーマインを参照
カーマイン夫人
- ゲオルグ・カーマインの妻。詳細は#カーマイン夫人を参照
モウメイ・リョク
- 傭兵国家ゼム国王代理。詳細は#モウメイ・リョクを参照
ルナリア正教皇国[編集]
傭兵国家ゼムの北にある宗教国家[25]。
メアリ・ヴァレンティ
- フリードニア王国にルナリア正教を国教にする為、派遣された聖女。詳細は#メアリ・ヴァレンティを参照
ソージ・レスター
- 司教。逞しい身体つきをした40代の人間族。詳細は#ソージ・レスターを参照
メルーラ・メルラン
- 金色の髪に赤い瞳が特徴的なハイエルフ。詳細は#メルーラ・メルランを参照
アン
ゴルド
- 枢機卿。ソージからの賄賂を貰っていた。ソージからは正教皇国で自由に行動する為に利用していたに過ぎず、人間的な尊敬はゼロである。不正な蓄財や姦淫などの罪で、ルナリア正教皇国の急進派によって粛清される[16]。
バルト
- ルナリア正教司教。魔物研究反対派。魔物学シンポジウムでは、いたずらに踏み込めば取返しのつかないことになるのではないかと警鐘を鳴らす[18]。
ノートゥン竜騎士王国[編集]
星竜連峰と竜騎士の契約を交わした国家。
シィル・ムント
- ノートゥン竜騎士王国王女[15]→ノートゥン竜騎士王国女王[24]。
- 20歳(大陸暦1547年時点)→25歳(大陸暦1552年時点)。小麦色の肌にベリーショートの金髪が特徴的なボーイッシュな女性。人間族。見た目通りの男口調で、丁寧語は苦手[15]。
- 大陸暦1547年5月~10月の間に、ノートゥン竜騎士王国の王女であるシィル・ムントと契約を結び、白竜パイの伴侶となる。
- 一騎当千の竜騎士で、凄まじい連携を誇るフウガと飛虎ドゥルガ相手に渡り合うほどの優れた武勇を持つ[23]。
- ただし、武勇が活かせない学問分野の話を振られると困惑顔になる[24]。
- 東方諸国連合の魔浪時では、自国の魔浪を解決後、竜騎士200騎を率いて、ラスタニア・フリードニア連合軍を援護する。そこでソーマやユリウス達と知り合い、友誼を結ぶ[15]。
- 東方諸国連合統一戦争では、ユリウス達ラスタニア王国関係者をフリードニア王国に亡命させる為、フウガ達精鋭兵と戦う。ユリウス達が竜騎士王国に入ったことで停戦する。フリードニア王国に来訪後、ソーマの依頼でメアリ達ルナリア正教皇国関係者の亡命を手助けする[23]。
- ガーラン精霊王国で起きた魔虫症対処時では、大陸主要6カ国会談が行われることになった際、父である竜騎士王国国王から王位を譲られる。バルムサミットで書記を務める[24]。
パイ・ロン/パイ・ロン・ムント
- 白竜。人間形態だと白いワンピースの少女。ナデンの親友。翼のないことで蔑まれたナデンのことを心配しており、ナデンの飛ぶ姿を見た時は涙を流した[13]。
- 大陸暦1547年5月~10月の間に、ノートゥン竜騎士王国の王女であるシィル・ムントと契約を結び、男になる。このことで一人称は「ボク」に変わる。
- 東方諸国連合での魔浪ではラスタニア・フリードニア連合軍を援護する[15]。
- ユリウス達ラスタニア王国関係者がフリードニア王国に亡命する際、フウガと飛虎ドゥルガと戦う。その時、左目に傷を負ったが、失明を免れる。フリードニア王国に来訪時はパルナム城内の「お食事処イシヅカ」でナデン、ルビィと同窓会をする[23]。
- 精霊王の呪い(魔虫事件)では、ソーマやナデンの依頼で、バルム・サミットが開催できるよう取り計らう[24]。
星竜連峰[編集]
聖母竜ティアマトが治める竜(ドラゴン)の自治領[25]。
ティアマト
- 星竜連峰の長でもある聖母竜(マザードラゴン)。 サファイアのような瞳、山羊のような角、さらさらとした体毛が特徴的な美しい白銀の竜。 母竜信仰の最高神として、信仰の対象にもなっている[13]。
- 下界に不干渉を原則としているが、たまたま散歩をしているという体裁でナデンとルビィの結婚式を祝いに来るなど子煩悩な人柄を持つ[17]。同時に自分達より上の存在がいることを示唆しながら、それを詳しく説明することが不可能であることをにおわせるなど、この世界の謎について大きく関与している存在。
- ティアマトという存在が地球のゲームで竜として扱われている程度の知識があったソーマは、彼女の存在からこの世界の在り方や来歴について大きく認識を改めることになるなど、大きな影響力を持つ[13]。
- 大陸暦1547年に、星竜連峰にソーマを招待する。嵐が収まった後、ルビィの一件で謝罪にきたハルバートのことは、導かれた縁だと咎めもせず、ルビィのことをお願いした[13]。
ナデン・デラール
- 星竜連峰唯一の龍。詳細は#ナデン・デラールを参照
パイ・ロン
- 白の竜。詳細は#パイ・ロンを参照
ルビィ
- 赤の竜。詳細は#ルビィを参照
サフィア
- 青の竜。人間形態だと短い青髪の少女。ルビィの取り巻き[13]。
エメラダ
- 緑の竜。人間形態だと長い緑髪の少女。ルビィの取り巻き[13]。
黒い立方体
- 星竜連峰に出現した巨大な立方体。ティアマトに自分を壊してもらおうと、ドラクルを壊そうと嵐を起こした。この時、ソーマにしか言葉が分からず、ソーマが叫んだ声を聴き、対応言語を確認し、機能を停止した。北へ行くようにと言い、姿を消した[13]。
ガーラン精霊王国[編集]
大陸から見て北西部にある二つの大きな島を領土としているハイエルフ至上主義を掲げる国家[24]。
鎖国対策を取っており、大陸暦1550年の精霊王の呪い発生まで外交がなかった[24]。
ガルラ・ガーラン
- ガーラン精霊王国の国王。ゲルラの双子の兄。エルルの父親。 物腰柔らかく発想も柔軟で、深謀遠慮を秘めた国王である。
- 母なる島で魔物を殲滅したゲルラと別れ、国に残る。 魔虫症の治療法確立によって、母なる島をまとめて、母なる島の患者と輸血を提供するための健常なハイエルフを父なる島に送り、エルル、シュウキン、ハクヤ達と緊密に連絡を取る態勢を構築する。 ガーラン精霊王国に来たソーマ達フリードニア王国上層部を迎え入れ、弟・ゲルラの遺体を返還される。
- 精霊王の呪い(魔虫症事件)を経て、ガーラン精霊王国の変革や、海洋同盟との外交を行う意向を示している[24]。
ゲルラ・ガーラン
- ガルラの双子の弟。武勇に精通している。レイピアを武器として扱い、ガーラン精霊王国内で近接攻撃系の戦士の中でもトップクラスの実力者。
- 精霊王国の父なる島奪還のための支援をフリードニア王国に要請する。その見返りとして、海洋同盟との交易を認め、メルーラを赦免しフリードニア王国への帰属許可、海洋同盟参加の三条件を出した。だが、メルーラはソーマの臣下でガーラン精霊王国に言われる筋合いはなく、ガーラン精霊王国はハイエルフを頂点とした種族差別の国であり、海洋同盟参加も断られる。
- その後はグラン・ケイオス帝国にも行ったが、こちらも会談内容が変わらず、自主族優位を改めない為、断られる。
- 最後にハーン大虎王国に援軍願いを出して了承された。母なる島でも魔物を殲滅し、兄・ガルラと別れる。父なる島は魔物から解放されたが、ハーン大虎王国に取り込まれてしまい、怒って去って行った。
- ゲルラもまた精霊王の呪い(魔虫症)にかかっており、王都パルナムを目指していた。フリードニア王国とハーン大虎王国の国境付近でゴンザレスと会ったときは、骨と皮の状態であり気力だけで命を繋いでいた。フリードニア王国ならば、治療薬を作れると確信し、自分の死後の人体解剖依頼を要請しに来た。
- ゴンザレスの計らいで、パルナムの滞在施設に着き、ソーマと話す。手の施しようもなく、日に日に衰弱し、最期にメルーラと会話して静かに逝った。
- 死亡前にヒルデからの聞き取り、ブラッドが解剖したことによって、魔虫症の症状、血管に虫がいることなど、多くのことが判明する。
- ゲルラの遺体は、ソーマのガーラン精霊王国訪問時に返還される[24]。
エルル・ガーラン
- ガーラン精霊王国王女。ガルラの娘。見た目年齢は約17歳だが、実年齢はそれよりはるか上である。
- お転婆娘で、人懐っこく、誰に対しても気さくに接せられる性格。筋肉好きでもある。メルーラの影響もあってか、選民思想の強いハイエルフの中では比較的開放派の考えを持つ。
- 物腰柔らかいガルラとは仲は良い。
- 大陸暦1550年にガーラン義勇軍を率いて、シュウキンとヨミ達大虎王国軍と共に、父なる島を魔物から解放する。その後、大虎王国によって傀儡政権の王となる。シュウキンと親交を深め、魔虫症に感染したシュウキンを看病する。シュウキンの魔虫症が治った後、ハクヤ、トモエ、イチハ、ユリガ、ヒルデ、ブラッド、シュウキンと共に事態収拾に取り組む[24]。
メルーラ・メルラン
- ガーラン精霊王国出身の研究者。国内では英雄視されている。詳細は#メルーラ・メルランを参照
冒険者[編集]
- ユノ・ミナヅキ
- 声 - 朝井彩加
- 冒険者パーティーのシーフ。ソーマが自分の魔法の練習もかねて冒険者として活動している際にパーティが同行することになった[8]。
- ソーマが進める教育番組で、ムサシ坊や君を見たのをきっかけに、ソーマとムサシ坊や君の関連性を疑っていた[12]。
- ソーマが自ら正体を明かして以降は、冒険者という独自の視点から、王国についての意見が聞けることもあり、ハルバートのようにタメ口で会話できる気安い仲となる[14]。
- オバケ祭りにも参加する[18]。
- ディス
- 声 - 千葉翔也
- 冒険者パーティーの剣士[8]。
- ジュリア
- 声 - 佐伯伊織
- 冒険者パーティーの魔導士[8]。
- フェブラル
- 声 - 青木優太
- 冒険者パーティーの神官[8]。
オーガス
- 声 -
- 冒険者パーティーの拳闘士[9]。
魔王領、魔族[編集]
魔族とは、魔王領に存在する魔物とは異なる存在。壊滅した連合軍の生き残りの発言などから「ディバルロイ」という単語が逐一出ており、この名を持つ存在が魔王ではないかという推測が成されているが、詳細は不明[10]。人間と同様に戦略や戦術に則った作戦活動を行うことが可能であり、魔王領出現後の連合軍壊滅はこちらによるもの。反面それ以降は表立って活動することは無く、フウガの魔王領侵入によって、魔王領の奥に魔族がいると推測される[16]。
コポルト(名称不明)
- 声 - なし
- 魔族のコポルト。トモエの集落が魔物の群れに襲われる前日、『同じ臭いを持つ者が襲われるは忍びない。早く逃げよ』と伝えた。おかげでトモエ達はエルフリーデン王国に逃れる[8]。
既刊一覧[編集]
小説[編集]
- どぜう丸(著)・冬ゆき(イラスト) 『現実主義勇者の王国再建記』 オーバーラップ〈オーバーラップ文庫〉、既刊16巻(2021年12月25日現在)
- 2016年5月25日発売[8]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-111-3
- 2016年9月25日発売[9]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-148-9
- 2017年2月25日発売[10]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-191-5
- 2017年6月25日発売[11]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-226-4
- 2017年10月25日発売[12]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-272-1
- 2018年2月25日発売[13]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-314-8
- 2018年6月25日発売[14]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-363-6
- 2018年10月25日発売[15]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-405-3
- 2019年2月25日発売[16]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-451-0
- 2019年6月25日発売[17]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-511-1
- 2019年10月25日発売[18]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-561-6
- 2020年4月25日発売[19]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-646-0
- 2020年9月25日発売[20]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-740-5
- 2021年4月25日発売[23]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-891-4
- 2021年6月25日発売[24]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-937-9
- 2021年12月25日発売[21]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-8240-0065-1
漫画[編集]
- どぜう丸(原作)・冬ゆき(キャラクター原案)・上田悟司(作画)『現実主義勇者の王国再建記』 オーバーラップ〈ガルドコミックス〉、既刊8巻(2021年12月25日現在)
- 2018年2月25日発売[37]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-321-6
- 2018年8月25日発売[38]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-391-9
- 2019年2月25日発売[39]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-458-9
- 2019年10月25日発売[40]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-564-7
- 2020年4月25日発売[41]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-655-2
- 2020年11月25日発売[42]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-794-8
- 2021年6月25日発売[43]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-86554-950-8
- 2021年12月25日発売[44]、モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-8240-0075-0
テレビアニメ[編集]
2021年7月から9月まで第一部がTOKYO MXほかにて放送された[45]。ナレーションは速水奨[46]。2022年1月からは第二部が放送中[4][47]。
スタッフ[編集]
- 原作 - どぜう丸[26][4]
- キャラクター原案 - 冬ゆき[26][4]
- 監督 - 渡部高志[26][4]
- 脚本 - 雑破業、大野木寛[26][4]
- キャラクターデザイン - 大塚舞[26][4]
- プロップデザイン - 中原れい
- 美術監督 - 瀬川孟彦
- 美術設定 - 山本恵
- 色彩設計 - 石川恭介
- 撮影監督 - 福世晋吾
- 編集 - 近藤勇二
- 音楽 - 立山秋航[26][4]
- 音響監督 - 明田川仁[26][4]
- 音響効果 - 小山恭正[26][4]
- 音響制作 - マジックカプセル[26][4]
- 音楽制作 - キングレコード[26][4]
- プロデュース - WOWMAX [26][4]
- チーフプロデューサー - 須藤孝太郎、黄晶磊(第一部)、原田直樹
- プロデューサー - 小荒井梨湖、繆蘭芳、吉田翔平、菊川幸夫、小澤文啓
- アニメーション統括プロデューサー - 松倉友二
- アニメーション制作プロデューサー - 岡田耕二
- アニメーション制作 - J.C.STAFF[26][4]
- 製作 - どぜう丸・オーバーラップ/現国製作委員会
主題歌[編集]
オープニング・エンディング[編集]
- 「HELLO HORIZON」[48]
- 水瀬いのりによる第一部オープニングテーマ。作詞は岩里祐穂、作曲・編曲は白戸佑輔。
- 「カザニア」[49]
- 愛美による第一部エンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はタルタノリキ。
- 「REAL-EYES」[4]
- 水瀬いのりによる第二部オープニングテーマ。作詞はRUCCA、作曲・編曲はElements Gardenの藤間仁。
- 「LIGHTS」[4]
- 愛美による第二部エンディングテーマ。作詞は愛美、作曲は佐藤樹とKon-K、編曲はKon-K、ストリングス編曲は岸田勇気。
挿入歌[編集]
- 「Give a reason」
- ジュナ・ドーマ(上田麗奈)による第3話挿入歌。作詞は有森聡美、作曲は佐藤英敏。
- 「ワタリドリ」
- ジュナ・ドーマ(上田麗奈)による第12話挿入歌。作詞は吉田詩織、作曲は金子麻友美、編曲は久下真音。
- 「原野の風」
- パミーユ・キャロル(岡咲美保)による第12話挿入歌。作詞は吉田詩織、作曲はANDW、編曲は久下真音。
- 「ゴルドアの谷を越えて」
- マルガリタ・ワンダー(東内マリ子)による第12話挿入歌。作詞はどぜう丸、作曲・編曲は夢見クジラ。
各話リスト[編集]
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 | |||||||||||||||||
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第一部 | ||||||||||||||||||||||||
1話 | まず勇者より始めよ | 雑破業 | 渡部高志 | 宮崎修治 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。 | 2021年 7月4日 |
|||||||||||||||||
2話 | ただ才あらば用いる | 高田耕一 | 粟井重紀 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 藤井昌宏 | 7月11日 | ||||||||||||||||||
3話 | 臣をして忠臣たらしむことなかれ | 羽多野浩平 | 田中瑛 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 7月18日 | |||||||||||||||||||
4話 | 食指、動く | 渡部高志 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
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| 7月25日 | |||||||||||||||||||
5話 | 衣食足って、栄辱を知る | まついひとゆき | 小野田雄亮 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 8月1日 | |||||||||||||||||||
6話 | 智者は時にそむいて利を捨てず | 石山タカ明 | 堀内直樹 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
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| 8月8日 | ||||||||||||||||||
7話 | 古老、曰く | 冨永恒雄 | 田中瑛 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 藤井昌宏 | 8月15日 | ||||||||||||||||||
8話 | 森、鳴動す | 杉島邦久 | 深瀬重 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 8月22日 | |||||||||||||||||||
9話 | 縦横、成らず | 大野木寛 | 岩崎良明 | 粟井重紀 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 8月29日 | ||||||||||||||||||
10話 | 兵は楽しむ所にテンプレート:Ruby/styles.cssページに内容がありません。 | 大畑清隆 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 9月5日 | |||||||||||||||||||
11話 | テンプレート:Ruby/styles.cssページに内容がありません。 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 9月12日 | |||||||||||||||||||
12話 | 囲師には必ずテンプレート:Ruby/styles.cssページに内容がありません。 | 杉島邦久 | 小野田雄亮 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 9月19日 | |||||||||||||||||||
13話 | 百戦百勝は善の善なる者に非ず | 渡部高志 | 堀内直樹 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| - | 9月26日 | ||||||||||||||||||
第二部 | ||||||||||||||||||||||||
14話 | 虎の威を借るアミドニア | 大野木寛 | まついひとゆき | 粟井重紀 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 大塚舞 | 2022年 1月9日 |
|||||||||||||||||
15話 | テンプレート:Ruby/styles.cssページに内容がありません。 | 杉島邦久 | 金澤由季 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 藤井昌宏 | 1月16日 | ||||||||||||||||||
16話 | 苛政は寅よりも猛し | 頂真司 | 神谷望夢 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 大塚舞 | 1月23日 | ||||||||||||||||||
17話 | 士は己を知る者の為に死す | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
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| 藤井昌宏 | 1月30日 | |||||||||||||||||||
18話 | 杯中の蛇影 | 杉島邦久 | 粟井重紀 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 大塚舞 | 2月6日 | ||||||||||||||||||
19話 | 奇貨おくべし | 頂真司 | 清水一伸 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 藤井昌宏 | 2月13日 | ||||||||||||||||||
20話 | 西施のひそみにならう | まついひとゆき | 金澤由季 | テンプレート:Hlist/styles.cssページに内容がありません。
| 大塚舞 | 2月20日 |
放送局[編集]
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [50] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2021年7月4日 - 9月26日 | 日曜 1:30 - 2:00(土曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 | ||
2021年7月9日 - 9月28日 | 火曜 1:50 - 2:20(月曜深夜) | 北海道テレビ | 北海道 | 初回は金曜1:30 - 2:00(木曜深夜)に放送 |
2021年7月31日 - 10月23日 | 土曜 20:30 - 21:00 | アニマックス | 日本全域 | BS/CS放送 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [50] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2022年1月9日 - | 日曜 1:30 - 2:00(土曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 | ||
2022年1月13日 - | 木曜 1:50 - 2:20(水曜深夜) | 北海道テレビ | 北海道 | |
2022年1月22日 - | 土曜 19:30 - 20:00 | アニマックス | 日本全域 | BS/CS放送 |
インターネットではFODにて地上波と同時に独占配信が実施される[47]。
BD[編集]
巻 | 発売日[51] | 収録話 | 規格品番 |
---|---|---|---|
I | 2021年10月13日 | 第1話 - 第13話 | KIZX-470/2 |
II | 2022年4月13日予定 | 第14話 - 第26話 | KIZX-518/21 |
Webラジオ[編集]
ソーマ・カズヤ役の小林裕介とトモエ・イヌイ役の佳原萌枝によるWebラジオ『現実主義言者の王国再声記 HOW A REALIST PERSONALITY RADIO THE KINGDOM 〜現国ラジオ〜』が、2021年7月9日よりYouTubeにて毎週金曜12時に配信[52]。
出典[編集]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 “現実主義勇者の王国再建記”. オーバーラップ. 2021年6月25日閲覧。
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- ↑ “現実主義勇者の王国再建記 7(漫画)”. オーバーラップ. 2021年8月30日閲覧。
- ↑ “現実主義勇者の王国再建記 7(漫画)”. オーバーラップ. 2021年12月25日閲覧。
- ↑ 45.0 45.1 “ONAIR 第一部”. TVアニメ「現実主義勇者の王国再建記」公式サイト. 2021年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月12日閲覧。
- ↑ “小林裕介&水瀬いのりが新たな異世界へ、現代知識で活路を切り開く「現実主義勇者の王国再建記」”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年7月2日). 2021年7月18日閲覧。
- ↑ 47.0 47.1 47.2 “ONAIR 第二部”. TVアニメ「現実主義勇者の王国再建記」公式サイト. 2021年12月10日閲覧。
- ↑ “水瀬いのり、10thシングル「HELLO HORIZON」7月21日発売決定!TVアニメ『現実主義勇者の王国再建記』OPテーマ!”. リスアニ!WEB. エムオン・エンタテインメント (2021年4月4日). 2021年4月4日閲覧。
- ↑ “愛美 早くも次回作のリリース決定!7月28日ニューシングル「カザニア」発売!7月より放送のTVアニメ『現実主義勇者の王国再建記』EDテーマに決定!”. リスアニ!WEB. エムオン・エンタテインメント (2021年4月11日). 2021年4月11日閲覧。
- ↑ 50.0 50.1 テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2) (PDF)”. 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2018年10月24日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2018年10月24日閲覧。
- ↑ “Blu-ray”. TVアニメ「現実主義勇者の王国再建記」公式サイト. 2022年1月8日閲覧。
- ↑ “RADIO”. TVアニメ「現実主義勇者の王国再建記」公式サイト. 2021年6月4日閲覧。
外部リンク[編集]
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