東池袋自動車暴走死傷事故
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東池袋自動車暴走死傷事故 | |
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場所 | 東京都豊島区東池袋の交差点 |
座標 | |
標的 | 自動車、歩行者など |
日付 | 2019年4月19日12時25分ごろ (UTC+9) |
死亡者 | 2人 |
負傷者 | 9人(加害者を除く) |
管轄 | 警視庁 |
東池袋自動車暴走死傷事故(ひがしいけぶくろ じどうしゃぼうそうししょうじこ)は、2019年4月19日に東京都豊島区東池袋で発生した自動車暴走死傷事故。
概要[編集]
2019年(平成31年)4月19日12時25分頃、東京都豊島区東池袋の交差点において通商産業省(現経済産業省)の元外局職員で無職の男性(87歳)の運転していた車が暴走して多重衝突事故を惹起。毎日新聞によると男性の運転者と同乗者を含む8人が重軽傷を負い2人が死亡したと報道。死亡した2人は母娘で24日に告別式が開かれた[1]。
車を運転していた男性は赤信号を2回無視しており、ブレーキをかけた形跡もないことがドライブレコーダーの記録から判明している[2]。男性は事故直後に息子に電話をかけ「アクセルが戻らなくなり、人をひいた」と説明した[3][4]。一方、警視庁は調査の結果、車に不具合は見つからずエアバッグは正常に作動していたとする[3][4]。当初は男性とその同乗者(1人)を含む負傷者8人・死者2人と報道されていたが、24日になって警視庁は新たに別の母娘が軽傷を負っていた事実が判明したことを明らかにした。そのため、運転者男性を含めて死傷者は計12人となった[5]。
事故当時の様子[編集]
加害者が運転していた自動車のドライブレコーダーには、事故前後の様子が録画されていた。警視庁によると事故現場付近の左カーブの辺りで加害者の妻が「危ないよ、どうしたの」と声をあげ、加害者は「あー、どうしたんだろう」と応じた直後に車道左側、金属製の柵[6]、縁石に衝突。周辺の防犯カメラの映像によると、そのままパニックとなって時速100km/h近い高速で交差点に進入。ごみ清掃車両と衝突し横転させて、回転。交差点周囲の多数の自転車、歩行者などを巻き込んだと見られる[7][8][9]。
遺族の会見[編集]
24日、死亡した2人の遺族の男性が記者会見を開いた。まず事故現場の献花台に溢れるほどの花を手向けた人、亡くなった2人に寄り添い心を痛めた人の温かい心に感謝を述べた後、「最愛の妻と娘を突然失い、ただ涙することしかできない」と絶望と苦しい心境を吐露した。2人の写真を公開した経緯については「今回の事故での(2人のような)被害者と私のような悲しむ遺族を今後絶対に出してはいけないとも思いました。そのために、私は(2人の)画像を公開することを決断しました」と説明した[10]。
事故の波紋[編集]
本事故については、運転者が現行犯逮捕されず、報道で容疑者と呼称されなかったことから議論が起きたと朝日新聞デジタルは伝えている[11]。また同紙によると呼称について「社会的影響力のある公職に就いていたことを伝えるためだ。」ともされた[12]。
車を運転していた人物が元官僚だったこと、警視庁が逮捕を見送って任意捜査としたことなどから、インターネットでは本事故を起こした男性について「"上級国民"だから逮捕されないのか」との書き込みが相次ぎ、拡散されたと産経新聞は報じた[13]。捜査関係者は「逮捕しないのは、事故を起こした人物も負傷して入院しており刑事訴訟規則が要請する『逃亡や証拠隠滅の恐れがある場合』との逮捕の要件を満たさないため」であり「元官僚だったというのは事故発生からしばらくたった後に判明したことで、ネット上の批判は当たらない」と説明している[13]。また、同月21日に神戸市で発生した市営バスによる交通死亡事故では運転者が現行犯逮捕された事例ともネット上では対比されていると朝日新聞デジタルは報じている[11]。
このような議論が生じたことについて、慶應義塾大学教授の大石裕は「男性が元官僚であったため、警察やマスコミなどがかばい合っているという見方へと発展し、批判が大きくなったのではないか」と述べた[11]。
脚注 [編集]
- ↑ “夫「大切な2人失ってつらい」 池袋暴走、母娘の告別式”. 毎日新聞. 2019年4月24日閲覧。
- ↑ “赤信号を2回無視、ドライブレコーダーが記録 池袋事故”. 朝日新聞. 2019年4月20日閲覧。
- ↑ 3.0 3.1 “車に不具合は見つからず=男性、運転ミスか-母子死亡の暴走事故・警視庁”. 時事通信. 2019年4月20日閲覧。
- ↑ 4.0 4.1 “ブレーキ痕なく、アクセルペダルの障害もなし 池袋事故”. 朝日新聞. 2019年4月20日閲覧。
- ↑ “新たに30代母と2歳女児の軽傷が判明 死傷者は計12人に 池袋暴走事故”. 毎日新聞. 2019年4月24日閲覧。
- ↑ “池袋暴走、ドラレコに音声 男性「あー、どうしたんだろう」同乗の妻の問いに”. 毎日新聞. 2019年4月24日閲覧。
- ↑ “時速100キロ近くで暴走か 池袋10人死傷” (日本語). 日本経済新聞 電子版. 2019年4月25日閲覧。
- ↑ “10人はねられ女児ら2人死亡 87歳が運転 池袋事故:朝日新聞デジタル” (日本語). 朝日新聞デジタル. 2019年4月25日閲覧。
- ↑ “ブレーキ痕なく、アクセルペダルの障害もなし 池袋事故:朝日新聞デジタル” (日本語). 朝日新聞デジタル. 2019年4月25日閲覧。
- ↑ “「悔しくて悔しくて仕方がない」池袋暴走事故、妻と娘を亡くした夫が会見”. AbemaTIMES. 2019年4月24日閲覧。
- ↑ 11.0 11.1 11.2 “(Media Times)任意捜査、報道では「元院長」 池袋母子死亡事故の運転者”. Media Times(朝日新聞デジタル). 朝日新聞社 (2019年4月27日). 2019年4月29日閲覧。
- ↑ “「なぜ容疑者と呼ばない」臆測生んだ メディアの課題は”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2019年4月26日). 2019年5月2日閲覧。
- ↑ 13.0 13.1 “捜査関係者「ネット上の批判は把握している」池袋暴走 - 産経ニュース”. 産経ニュース. 産業経済新聞社. pp. 1 - 2頁 (2019年4月23日). 2019年4月24日閲覧。
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