レナード・ペナリオ

レナード・ジョゼフ・ペナリオ（Leonard Joseph Pennario, 1924年 7月9日^[1] - 2008年 6月27日^[2]）は、アメリカのピアノ奏者。^[3]

ニューヨーク州バッファローの出身。幼時よりピアノを学び、エルウッド・フィッシャーから手ほどきを受けた。７歳の時には地元のデパートで演奏している。10歳の時にウィリアム・ダニエルズ記念奨学金を受け、^[4]11歳の時に一家でカリフォルニア州に移って２年間オルガ・スティーブの許でピアノを学んだ^[5]。その後、ガイ・マイヤーの弟子となり、イザベル・ヴェンゲーロヴァにもピアノを師事。^[6]エルンスト・トッホに作曲、リュシアン・カイエに管弦楽法も教わった。^[7]12歳の時にはエドヴァルド・グリーグのピアノ協奏曲をダラス交響楽団と共演して成功を収めたが、これは独奏者の急病による代役としての出演であり、曲を知らなかったにもかかわらず、６日で習得して演奏したものである。1943年から1946年までアメリカ空軍に所属。入隊したその年にはアルトゥール・ロジンスキの指揮するニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団の演奏会に出演してフランツ・リストのピアノ協奏曲第１番を演奏し、その後も中華人民共和国、インドやビルマなどで慰問演奏を行った。第二次世界大戦後はミクローシュ・ローザと親交を結び、ソナタやピアノ協奏曲を献呈されている。1950年からキャピトル・レーベルに録音を行うようになった。1961年からヤッシャ・ハイフェッツとグレゴール・ピアティゴルスキーとピアノ三重奏で共演して好評を博す。演奏活動の傍らで1965年からブリッジにも熱中し、1980年にライフマスターの称号を得た。1989年には中華人民共和国でコンサートを開いたが、1991年には北京で行われたブリッジの大会の参加者として再度訪中し、優勝している。^[8]パーキンソン病に罹患したため、1990年代後半には演奏活動を断念している。2005年にはカリフォルニア州ラホヤに隠遁。