長谷川陽子
長谷川陽子（はせがわ ようこ、英: Yoko Hasegawa, 1970年〈昭和45年〉[1]1月23日[2] - ）は、日本のチェロ奏者。[3][4]
東京都にて[5]音楽評論家の長谷川武久[6][7]の娘として生まれる。５歳の頃からピアノを始めたが、９歳から18歳までチェロを井上頼豊に師事。[8]1985年には桐朋女子高等学校音楽科に入学し、その年のうちに日本音楽コンクールで２位入賞。1986年には蓼科高原音楽祭賞を受賞し、その翌年には音楽之友社主催の「フレッシュ・アーティスト・シリーズ」でリサイタル・デビューを果たす。[5]1987年度のアリオン賞選考では向山佳絵子と共に奨励賞を受賞。[9]1988年には小林研一郎の指揮する日本フィルハーモニー交響楽団の「ニューイヤー・コンサート」に出演してオーケストラと初共演を果たし、[5]桐朋学園大学に入学。[10]村松賞と霧島国際音楽祭賞を受賞。[11]1989年にはジュゼッペ・シノーポリのオーディションに合格し、エドゥアール・ラロのチェロ協奏曲を演奏して好評を得た。[5]同年、文化庁派遣在外研修員としてフィンランドのシベリウス音楽院に留学してアルト・ノラスの許で研鑽を積み、[12]1992年に首席で卒業して帰国した。[13]1990年にはロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールで特別賞を受賞。[10]1991年にはモービル音楽賞[14]の奨励賞[15]新日鉄音楽賞のフレッシュ・アーティスト賞、[16]2010年には齋藤秀雄メモリアル基金賞[17]などを受賞。
脚注[編集]
- ↑ “CiNii 図書 - チェロの森”. 2024年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月17日閲覧。
- ↑ アーカイブ 2024年5月16日 - ウェイバックマシン
- ↑ 長谷川陽子 - Discogs
- ↑ “Profile｜長谷川陽子オフィシャルサイト”. 2021年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月19日閲覧。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 “長谷川陽子(チェロ)”. 長谷川陽子●ドヴォルザーク：チェロ協奏曲 OP.104 他 (ビクター音楽産業株式会社) (VICC-52). (1991). ASIN B00005GVJP.
- ↑ “音楽評論家の長谷川武久さん死去”. 朝日新聞. (2008年6月30日). オリジナルの2022年6月30日時点におけるアーカイブ。 2022年6月30日閲覧。
- ↑ 長谷川本人の言によれば、両親はアマチュアでバイオリンを教えていたが、あまり上手ではなく、ヴァイオリンは変な音がするから絶対嫌だと思ったという。(“長谷川陽子の藤井フミヤインタビュー | ECLIPSE”. 2024年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月16日閲覧。)
- ↑ “【チェリスト】長谷川 陽子”. 2024年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月16日閲覧。
- ↑ “＜アリオン桐朋音楽賞＞｜桐朋学園音楽部門”. 2024年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月16日閲覧。
- ↑ 10.0 10.1 “長谷川陽子（vc） - CDJournal”. 2024年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月16日閲覧。
- ↑ “せんくら2006 出演者プロフィール”. 2024年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月16日閲覧。
- ↑ “千住真理子(ヴァイオリン)、長谷川陽子(チェロ)、仲道郁代(ピアノ) | クラシック音楽事務所ジャパン・アーツクラシック音楽事務所ジャパン・アーツ”. 2024年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月16日閲覧。
- ↑ “教員プロフィール（長谷川 陽子）｜桐朋学園音楽部門”. 2024年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月16日閲覧。
- ↑ モービル音楽賞は、1971年に創設され、2001年にエクソンモービル音楽賞、2012年に東燃ゼネラル音楽賞、2017年にJXTG音楽賞、2020年にENEOS音楽賞にそれぞれ名称変更が為され、2023年に廃止となった。(池田, 卓夫 (2023年7月1日). “ＥＮＥＯＳが音楽賞など打ち切りの決断”. Σtoica. オリジナルの2024年5月17日時点におけるアーカイブ。 2024年5月17日閲覧。)
- ↑ “「ＪＸＴＧ児童文化賞」 歴代受賞者リスト （敬称略、＊は故人）”. 2024年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月16日閲覧。
- ↑ “第25回 新日鉄住金音楽賞 受賞者決定のお知らせ”. 2024年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月17日閲覧。
- ↑ “第9回 齋藤秀雄メモリアル基金賞 | SonyMusicFoundation｜公益財団法人ソニー音楽財団”. 2024年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月16日閲覧。
 
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