畠世周
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読売ジャイアンツ #45 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 広島県呉市 |
生年月日 | 1994年5月31日(30歳) |
身長 体重 |
186 cm 82 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2016年 ドラフト2位 |
初出場 | 2017年7月6日 |
年俸 | 2500万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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畠 世周(はたけ せいしゅう、1994年5月31日 - )は、広島県呉市出身のプロ野球選手(投手)。右投左打。読売ジャイアンツ所属[2]。
経歴[編集]
プロ入り前[編集]
呉市立川尻中学校の軟式野球部から近大福山高等学校に進学した。入学時の球速は133km/hであったが、3年時には142km/hを計測するまで成長した[3]。チームのエースを務めた3年次は広島県ベスト16の成績を残した[4]。4回戦の広島新庄高等学校戦では後に巨人でチームメイトとなる田口麗斗(田口は当時2年生)と対戦。田口が先発で7回1安打無失点と好投したのに対し、リリーフした畠は2回を7失点と力を出せず、チームも0-12で敗退した[5]。
近畿大学に進学し、大学通算46試合に登板、13勝13敗、防御率2.03、216奪三振を記録。2016年10月20日に行われたドラフト会議で、読売ジャイアンツに2位指名を受けた。11月15日、契約金7000万円、年俸1200万円で契約(金額は推定)[6]。ドラフト後に右肘の遊離軟骨除去手術を行った[7]。担当スカウトは益田明典[8]。
巨人時代[編集]
2017年は右肘手術の影響でキャンプを三軍で迎える。4月30日に二軍で初登板し、5回無失点だった[9]。7月6日の広島東洋カープ戦で一軍デビューし、4回4失点[10]。7月19日の中日ドラゴンズ戦で7回1/3を7安打2失点でプロ初勝利を挙げた[11]。その後も先発ローテーションに定着し勝ち星を重ねた。しかし、9月30日の阪神タイガース戦では初回に2番打者の上本博紀の頭部に死球を当ててしまい、当時のNPB一軍公式戦史上最速となる「試合開始から4球目での危険球退場処分」という記録を残した[12]。また、対戦打者数でも風張蓮と並ぶ最速タイ[13][注 1]。翌日10月1日の阪神戦で5回から2番手として登板。最初の打者は打ち取るも、前日危険球を投じた上本と、続く糸井嘉男に二者連続でソロ本塁打を打たれた。その後は無失点に抑え7回までを投げ3回2失点で降板したがチームはこの試合に敗れ11年ぶりにBクラスが決定した[15][16]。シーズン全体では13試合に登板し、6勝4敗と勝ち越して防御率も2.99と良好だった。オフに、1200万円増の推定年俸2400万円で契約を更改した[17]。
2018年は、2月のキャンプ中に腰を痛め、三軍での調整となった。治療と調整が長引き、三軍での実戦復帰が8月11日、二軍合流が9月4日と大きく出遅れた[18]。9月11日に一軍シーズン初昇格。手薄なリリーフ陣を補うため、この年は先発では一切投げず、中継ぎに専念した。9月23日の阪神タイガース戦で5番手として登板。チームが逆転勝ちを収め初勝利。10月9日の阪神タイガース戦でも2番手として登板し勝利投手となった。CSファーストステージのヤクルト戦で7回の1イニングを無失点に抑える。ファイナルステージの広島戦では第2戦に7回から登板するも2イニング目の8回に二死走者なしから打ち込まれ1回2/3を4失点と打ち込まれ逆転負けを喫した[19]。オフに、480万円減の推定年俸1920万円で契約を更改した[20]。背番号が31に変更されることも発表された[21]。
2019年は、開幕から先発ローテーションに入るも、2試合続けて5回を持たずに5失点以上で降板したこと[22]から4月15日に二軍降格。4月30日に中継ぎとして一軍に復帰したが、5月6日に二軍で再調整となった[23]。7月18日に3年前同様の右肘の遊離軟骨除去手術を受け[24]、再度一軍に昇格することはできなかった。オフには、290万円減の推定年俸1630万円で契約を更改した[25]。
2020年、春季キャンプ中の2月29日に右肩の肉離れで一軍から離脱することが発表された[26]。7月31日の広島戦でシーズン初登板・初先発を果たしたが、1点リードで迎えた5回に會澤翼に頭部死球を与え、2度目の危険球退場となった[27]。8月には3試合に先発するも3連敗を喫し、8月23日に登録を抹消された[28]。9月20日に再登録されると[29]、以降はローテーションを守った。11月1日のヤクルト戦でプロ初完封勝利を記録した[30]。最終的には、すべて先発で12試合に登板し、4勝4敗、防御率2.88を記録。11月25日のソフトバンクとの日本シリーズ第4戦に先発するも、柳田悠岐と甲斐拓也にそれぞれ2ランを打たれ、2回途中で降板した[31]。オフには、570万円増の推定年俸2200万円で契約を更改した[32]。背番号が45に変更されることも発表された[32]。
2021年は4月14日の中日ドラゴンズ戦で初勝利[33]。6月からはリリーフに転向し、自己最多となる52試合に登板した[34]。またシーズンを通して横浜DeNAベイスターズとの相性の良さを見せた[35]。オフには1430万円増となる推定年俸3630万円で契約更改した[36]。
2022年は27試合に登板し、3勝0敗1セーブ、防御率3.14を記録[37]。11月25日、330万円減となる推定年俸3300万円で契約を更改した[37]。
2023年は3月23日に右肘関節鏡視下クリーニングの手術を受け[38]、同年は一軍登板なしに終わった[39]。11月29日、800万減となる推定年俸2500万円で契約を更改した[39]。
選手としての特徴[編集]
グラブを頭上に掲げ、これを下ろす反動で右腕を高く跳ね上げる縦振りの投球フォームが特徴[40]。プロ2年目の2018年に三軍で速球が自己最速となる156km/hを記録[18]。変化球はスライダー[41]、カットボール[42]、カーブ[43]、フォーク、チェンジアップを駆使する[44]。
人物[編集]
- 世周という名前には「世の中が自分にとってプラスに回るように」という意味がある[3]。
- 田口麗斗とは遠い親戚関係に当たる[45]。
- 2017年から地元・呉市の「くれ観光特使」を務める[46]。
- 筋金入りのBanG Dream!ファン(バンドリーマー)として知られており、推しのバンドはRoseliaで、登場曲をRoseliaによる楽曲にしているほどである[47]。2021年は、劇場版「BanG Dream! Episode of Roselia I:約束」の公開時期に差し掛かっていたことから、オリジナル曲の「約束」となった。
- 涼宮ハルヒシリーズのファンでもあり、「涼宮ハルヒの直観」が発売した際には応援コメントも寄せている[48][49]。
詳細情報[編集]
年度別投手成績[編集]
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 巨人 | 13 | 12 | 0 | 0 | 0 | 6 | 4 | 0 | 0 | .600 | 288 | 72.1 | 53 | 9 | 23 | 0 | 2 | 72 | 1 | 0 | 27 | 24 | 2.99 | 1.05 |
2018 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1.000 | 41 | 9.2 | 10 | 0 | 2 | 0 | 0 | 10 | 1 | 0 | 3 | 3 | 2.79 | 1.24 | |
2019 | 5 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 76 | 15.2 | 26 | 2 | 5 | 0 | 1 | 14 | 0 | 0 | 14 | 12 | 6.89 | 2.07 | |
2020 | 12 | 12 | 1 | 1 | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | .500 | 265 | 65.2 | 47 | 5 | 23 | 0 | 4 | 49 | 1 | 0 | 22 | 21 | 2.88 | 1.07 | |
2021 | 52 | 9 | 0 | 0 | 0 | 4 | 3 | 1 | 11 | .571 | 390 | 96.2 | 83 | 13 | 25 | 1 | 4 | 97 | 2 | 1 | 37 | 33 | 3.07 | 1.12 | |
2022 | 27 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 5 | 1.000 | 122 | 28.2 | 22 | 3 | 14 | 2 | 0 | 22 | 1 | 0 | 11 | 10 | 3.14 | 1.26 | |
2024 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 10 | 3.0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3.00 | 0.33 | |
通算:7年 | 119 | 36 | 1 | 1 | 0 | 19 | 12 | 2 | 19 | .613 | 1192 | 291.2 | 242 | 33 | 92 | 3 | 11 | 267 | 6 | 1 | 115 | 104 | 3.21 | 1.15 |
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績[編集]
年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2017 | 巨人 | 13 | 0 | 8 | 1 | 1 | .889 |
2018 | 9 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | |
2019 | 5 | 0 | 4 | 1 | 0 | .800 | |
2020 | 12 | 1 | 10 | 0 | 1 | 1.000 | |
2021 | 52 | 3 | 15 | 0 | 0 | 1.000 | |
2022 | 27 | 2 | 6 | 0 | 0 | 1.000 | |
2024 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
通算 | 119 | 6 | 45 | 2 | 2 | .962 |
- 2024年度シーズン終了時
記録[編集]
- 初記録
- 投手記録
- 初登板・初先発登板:2017年7月6日、対広島東洋カープ14回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、4回4失点で勝敗つかず[50]
- 初奪三振:同上、1回裏に菊池涼介から空振り三振
- 初勝利・初先発勝利:2017年7月19日、対中日ドラゴンズ15回戦(ナゴヤドーム)、7回1/3を2失点[51][52]
- 初ホールド:2018年9月12日、対東京ヤクルトスワローズ22回戦(東京ドーム)、8回表に2番手で救援登板、1回無失点
- 初完投・完封勝利:2020年11月1日、対東京ヤクルトスワローズ22回戦(東京ドーム)、9回7奪三振無失点
- 初セーブ:2021年9月12日、対広島東洋カープ18回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、9回裏に3番手で救援登板・完了、1回無失点
- 打撃記録
- 初打席:2017年7月6日、対広島東洋カープ14回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、2回表にクリス・ジョンソンから三塁ゴロ
- 初安打・初打点:2017年9月17日、対横浜DeNAベイスターズ最終戦(東京ドーム)、5回裏に加賀繁から中前適時打[53]
背番号[編集]
- 28(2017年 - 2018年)
- 31(2019年 - 2020年)
- 45(2021年 - )
登場曲[編集]
- 「Zenzenzense (English ver.)」RADWIMPS(2017年)
- 「brave heart」宮崎歩(2017年9月 - 同年終了)
- 「Butter-Fly」和田光司(2018年)
- 「六兆年と一夜物語」Roselia(2019年 - )※登板時
- 「シュガーソングとビターステップ」UNISON SQUARE GARDEN(2019年 - )※打席時
- 「oath sign」LiSA(2020年9月)
- 「約束」Roselia(2021年4月 - )
- 「めざせポケモンマスター」松本梨香(2021年4月 - )
- 「This game」鈴木このみ(2022年 - )
- 「Summers Still Burning」 川口レイジ(2024年 - )
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ テンプレート:Cite web ja
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- ↑ 3.0 3.1 テンプレート:Cite web ja
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- ↑ 18.0 18.1 テンプレート:Cite web ja
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- ↑ 32.0 32.1 テンプレート:Cite web ja
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- ↑ 37.0 37.1 テンプレート:Cite web ja
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- ↑ 39.0 39.1 テンプレート:Cite web ja
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- ↑ SPECIAL |『涼宮ハルヒ』シリーズ | 角川スニーカー文庫
- ↑ 涼宮ハルヒの公式さんはTwitterを使っています 「【#涼宮ハルヒの直観 発売記念】 SOS団の100人応援コメント第6弾を公開! プロ野球選手・読売ジャイアンツの畠 世周さんのコメントを紹介します! https://t.co/M6V9Kbooa7 https://t.co/AUlsOS6J9Q」 / Twitter
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関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 個人年度別成績 畠世周 - NPB.jp 日本野球機構スクリプトエラー: モジュール「WikidataCheck」はありません。
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 選手プロフィール - 読売ジャイアンツ
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 畠世周 (h.seishu) - Instagram
テンプレート:読売ジャイアンツの選手・スタッフ テンプレート:読売ジャイアンツ2016年ドラフト指名選手
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