ベルンハルト・クレー
ベルンハルト・クレー(Bernhard Klee, 1936年[1]4月19日[2] - )は、ドイツの指揮者、ピアノ奏者。[3]
チューリンゲン州シュライツ出身。[4]10歳の時にヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのオペラ《フィガロの結婚》を見て音楽家の道を志すようになり、1948年から1955年までライプツィヒのトーマス教会少年合唱団に所属し、その後はケルン音楽院に進学してエルゼ・シュミッツ=ゴーアにピアノ、マウリツ・フランクに室内楽、ギュンター・ヴァントに指揮法を師事。またフリッツ・シュティードリーにも指揮法を学んだ。1957年にはケルン市立劇場のオットー・アッカーマンの許でコレペティートルとして働き、翌年にはベルン市立劇場に移った。[5]1959年にはケルン市立劇場に戻ってヴォルフガング・サヴァリッシュの助手を務め、[2]1960年には同歌劇場でモーツァルトの《魔笛》を指揮してデビュー。[6]その後もヘルベルト・フォン・カラヤンやカール・ベームの助手として研鑽を積んだ。[7]1962年から1963年までザルツブルク、1963年から1965年までオーバーハウゼン、1965年から1966年までハノーファーの各都市歌劇場で活動し、[4]1966年から1973年までリューベック歌劇場の音楽総監督を務めた。[7]1969年にはハンブルク歌劇場の引っ越し公演に帯同する形でエディンバラでイギリス楽壇に初登場し、1972年にはコヴェント・ガーデン王立歌劇場にも登場した。[6]1972年、1974年、1976年の各年には来日してNHK交響楽団の定期演奏会に登場。[2]1974年にはエイヴリー・フィッシャー・ホールでニューヨーク・フィルハーモニックを指揮してアメリカ・デビュー。[8]1976年から1979年までハノーファー放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、1977年から1987年までデュッセルドルフ交響楽団の音楽監督をそれぞれ務め、1991年から1995年までハノーファー放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に再任。[4]1985年から1989年にかけてBBCフィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者。[7]1992年から[9]1997年まで[10]ラインラント・プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者。
註[編集]
- ↑ “Bernhard Klee”. 2024年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月15日閲覧。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 近藤, 憲一「Klee クレー, ベルンハルト」『指揮者のすべて』音楽之友社、1996年、140頁。モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 9784276960220。
- ↑ ベルンハルト・クレー - Discogs
- ↑ 4.0 4.1 4.2 “Bernhard Klee (Conductor) - Short Biography”. 2012年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月20日閲覧。
- ↑ “» GEBURTSTAGE IM APRIL 2021Online Merker”. 2024年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月13日閲覧。
- ↑ 6.0 6.1 “Search Results for Bernhard Klee - Oxford Reference”. 2024年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月13日閲覧。
- ↑ 7.0 7.1 7.2 “Bernhard Klee | Conductor | Tennant Artists”. 2024年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月13日閲覧。
- ↑ Schonberg, Harold C. (1974年4月20日). “Music”. New York Times. オリジナルの2024年10月13日時点におけるアーカイブ。 2024年10月13日閲覧。
- ↑ アーカイブ 2023年3月6日 - ウェイバックマシン
- ↑ アーカイブ 2023年3月6日 - ウェイバックマシン
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