テイワット
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国と地域[編集]
モンド[編集]
- 風の国。旅人が最初に訪れる国で、メインストーリー「風を捕まえる異邦人」に登場する。
- 「自由」を象徴とした国で、風神バルバトスを神とする。ファデュイの執行官「淑女」(シニョーラ)の担当地域。
- モチーフはドイツを中心とする中央ヨーロッパ。(ドラゴンスパイン→アルプス山脈、風車→オランダ等)
- 千年も自由の都を守った巨竜は、自由に戸惑い始める。 自由の神に命じられた自由は、本当の自由であると言えるのか。
文化[編集]
- 酒が有名で、多くの国民は酒を好む[3]。
- また自由の国であり規則が少なく、吟遊詩人なども多い[4]。
- ただしその一方で、自由を奪った旧貴族を末代まで差別するなどの一面もある。
- 年に1度「風花祭(ウィンドブルーム祭)」「バドルドー祭」が開催される[5]。
地域[編集]
星落ちの谷[編集]
望風海角から囁きの森まで広く広がっている。
望風山地[編集]
- かつてモンドに来る暴風を観測していた場所。
望風海角[編集]
星落としの湖[編集]
- 神像を護る湖
囁きの森[編集]
- モンドにある森。
シードル湖[編集]
- モンドを囲む淡水湖。
モンド城[編集]
- 西風騎士団が管理する、シードル湖に位置する城。
千風の神殿[編集]
- 星落ちの谷にある古代の円形競技場。
星拾いの崖[編集]
- 複雑に入り組んだ崖。
風唸りの丘[編集]
風立ちの地[編集]
- かつてモンドを貴族から救った西風騎士団 初代団長 ヴァネッサが天空の島へ登ったとされる地。
鷹飛びの浜[編集]
ダダウパの谷[編集]
- 3つのヒルチャール集落がある地域。ヒルチャールの大釜もある。
誓いの岬[編集]
マスク礁[編集]
- 深境螺旋がある島。かつてはとんがり帽子山という山だったが、風神バルバトスによって海に沈められた。
蒼風の高地[編集]
清泉町[編集]
- カッツェレイン一族が住んでいる。
アカツキワイナリー[編集]
- ディルックがオーナーを務めるワイナリー。
- モンドの主要産業であるワインを製造し、国内外へ販売している。
- 清泉町とアカツキワイナリーを結ぶ道のことを酔漢峡と呼ぶ。
奔狼領[編集]
- 北風の狼「ボレアス」又は「アンドリアス」が存在している。
明冠山地[編集]
風龍廃墟[編集]
- 旧モンドがあった地域。現在は人が住んでおらず、廃墟となっている。
- 特定任務のクリア後、征討領域「追憶:暴風のように吠える龍」として秘境が解放される。
明冠峡谷[編集]
ドラゴンスパイン[編集]
- モンドと璃月の境にある雪山。国としてはモンドに所属している。Ver.1.2で実装された。[6]
- 積雪の道
- 雪葬の都・旧宮
- 龍眠の谷
- 雪葬の都・近郊
- 星蛍の洞窟
- 寒天の釘
ドーンマンポート[編集]
- モンド北部にある港。Ver.3.5現在未実装。
神[編集]
- 風神バルバトスを神として信仰している。しかし統治は行っておらず、聖職者以外は信仰心が薄く、自身が七神最弱である事を認めている。バルバトスは現在、吟遊詩人「ウェンティ」として活動している。なお、神の心は「淑女」シニョーラに略奪された。
- 「風向きは変わるもの。」
- 「いつか、光射す方へと吹いてくる。」
- 「これからは、ボクの祝福と共に、もっと自由に生きていこう。」
璃月[編集]
- 岩の国。旅人が2番目に訪れる国で、メインストーリー「久遠の体との別れ」にて登場。「契約」を象徴とする国で、岩神モラクスを神とする7国最大の経済大国である。ファデュイの執行官「公子」「淑女」の担当地域。
- モチーフは中国。
- 衆目の中で、契約の神は殺された。 その最期の時に、彼は全てを終わらす契約を結ぶのだろう。
文化[編集]
- 「契約」を重視し、帝君に忠誠を誓う人物が多い国家。事実上は七星が統治している。
- 年に1度「海灯祭」「月逐い祭」が開催される。
地域[編集]
碧水の原[編集]
石門[編集]
- モンドと璃月の境界地域。川を境目に国境となっている。
無妄の丘[編集]
- 多くの霊が眠る地。心霊スポットにもなっている[7]。
軽策荘[編集]
- 璃月北部の集落。家具生産が盛んである他、飛雲商会の書庫もあり、行秋は重雲を連れてよく本を読みに来ている[8]
荻花洲[編集]
望舒旅館[編集]
- 巨木の上に作られた旅館。モンドから璃月港までを結ぶ街道の途中に存在する。交通の要所として、観光客や商人や旅人でにぎわっている。
地中の塩[編集]
かつて塩の魔神へウリアが統治していた地域。
瓊璣野[編集]
帰離原[編集]
- 3700年前に「帰離集」として建国し、1000年前まで岩王帝君の統治と魔神、仙人、仙獣の庇護の下で民が生活していた都市。
- 1000年前の大洪水によって修復不可能なほどの壊滅状態になり、民は璃月に避難した。[9]
漉華の池[編集]
明蘊町[編集]
瑶光の浜[編集]
珉林[編集]
翠決坡[編集]
絶雲の間[編集]
- 璃月を守る仙人が住む土地。一般人は入ることができないが、「禁忌滅却の札」を所有することで入ることができる。
慶雲頂[編集]
奧蔵山[編集]
華光の林[編集]
琥牢山[編集]
南天門[編集]
天穹の谷[編集]
雲来の海[編集]
天衡山[編集]
岩王帝君が外の災厄や戦火から璃月港を守るために作った高い山。
璃月港[編集]
- 璃月最大の都市で、「玉京台」「緋雲の丘」「チ虎岩」の3つの地域がある。経済の中心地で、今の璃月「璃月七星」や、スネージナヤの銀行「北国銀行」などがある。
孤雲閣[編集]
- 岩王帝君が巨大な岩を投げ、数々の魔神達を鎮圧した時に残した伝説の石峰。噂によると、感性の鋭いものは夢の中で海底から流れてくる鼓動が聞こえる。
黄金屋[編集]
- テイワット唯一の造幣局で、岩王帝君が精製したモラを管理している。
- 魔神任務第一章終了後、岩王帝君の霊廟として御遺体を安置している。
- 特定任務のクリア後、征討領域「追憶:黄金と孤影」として秘境が解放される。
群玉閣[編集]
- 璃月七星の「天権」こと凝光が持つ浮遊亭。オセル撃退の最終手段として一度落とされるも、のちに再建される。
- 特殊な石の力で浮遊している他、攻撃が可能な装置を備える。
- マップ上ではワープポイント扱いとなっている。
璃沙郊[編集]
遁玉の丘[編集]
霊矩関[編集]
青墟浦[編集]
層岩巨淵[編集]
- 璃月の鉱石地。Ver.2.6で実装。
- 数千年前に巨大な星が落ちたことで出来た鉄鉱で、貴重な鉱石が多く産出される。
- 地下は特殊な環境となっており、独特な植物も発生している。
- アビス教団により転移の地と制定されたり、ファデュイが契約により守護する土地でもある。かつて国が存在した。
- スメールと璃月の境界地域でもある
- 採樵の谷
- 伏鰲の谷 かつて摩耗により暴走し、人々を襲った若陀龍王とそれを止める岩王帝君が激戦を繰り広げた末にできた跡地。
- 丹砂崖
- 天工峡
- 琉璃峰
- 地上鉱区
- 巨淵洞口
層岩巨淵・地下鉱区[編集]
かなり広大な地下空間で、スメールの地下まで広がっていると思われる。
その証拠に、地上を通って行く正規ルート以外にも地下鉱区内のとある場所とスメールのアビティアの森がつながっており、そこから出入りすることができる。
- 臨時本坑
- 巨淵主鉱区
- 巨蛇岩穴
- 地下湿原
- 無名遺跡
- 嶮しき石堂
- 蛍光隘路
スメール由来であると思われるキノコを中心に、地下で独自に発展した生態系を形成している。
基本スメールでしか見られないキノコンや星茸が見られる。
翹英荘[編集]
- 茶葉が取れ、奉茶儀式を行う璃月北西に位置する地域。
- 翹英荘付近には沈玉の谷という茶の木が生えている場所がある。
- フォンテーヌと璃月の境界地域でもある。
- Ver.3.5現在未実装。
遺瓏埠[編集]
- 伝統的な飾りを作る職人がいる地域。場所は不明。
- Ver.3.5現在未実装。
神[編集]
- 岩神モラクスを神としている。年1回民にその姿を表し、その年の動向を決めていた。ただし、「摩耗」によって神としての存在を辞退し、死亡したとする事によってその役目を終えた。現在は「鍾離」として往生堂にいる。なお、神の心は氷神との「全てを終わらせる契約」によって、璃月での一件を見届けた後手放した。神の心は「淑女」に手渡された。
- 「この大陸の全ての金銭は俺の血肉。」
- 「こんな形で俺は、人間の労働、知恵、未来を保証する。」
- 「これが俺の人間への信頼。金銭に背くことは、俺の血を汚すと同然だ。」
仙人[編集]
- 絶雲の間に住まう、魔神のような存在。
- 契約により璃月を見守るものもいれば、契約を結ばずに璃月の雑踏の中に溶け込んでいる者もいる。
夜叉 [編集]
岩王帝君と璃月を守る契約をした仙衆夜叉は、2名が摩耗により相打ちで死亡、1名が発狂して死亡、1名は層岩巨淵を
封じるため自ら犠牲となった。現在残るのは金鵬大将(降魔大聖)である魈のみ。
帰終[編集]
- かつて璃月を治めていた魔神。塵の魔神。
- 岩王帝君と共に帰離原(帰終と鍾離の名から取った地名)を収めていたが、魔神戦争により死亡した。
稲妻[編集]
- 雷の国。旅人が3番目に訪れる国で、メインストーリー「千手百眼の浮世」で登場する。「永遠」を象徴とする国で、雷神バアルを神とする鎖国中の国。テイワット南東に位置する島国で、所属はテイワットであるものの陸続きではない。
- Ver.1.6で実装された「魔神任務第二章・プロローグ」にて、北斗や楓原万葉と共に稲妻へ出発する任務が行われた。目狩り令に対抗する「抵抗軍」が稲妻幕府と内戦状態にある。ファデュイ執行官「淑女」「召使」「散兵」の担当地域。
- モチーフは日本。
- 将軍は不滅で、幕府の鎖国も永遠なるもの。 永遠を求める神は、人々の眼からどのような永遠を見出したのか。
文化[編集]
- 大きく分けて3つの文化が存在する。
- 最も大きな文化は鳴神島を始めとする、雷電将軍に忠誠を誓う文化である。
- 国民の多くは雷電将軍に忠誠を誓っているが、その統治に疑問がある場合「御前試合」に勝つ事で意見する事が許される。
- しかし、敗者は雷電将軍が達した最高の剣術「無想の一太刀」によって即処刑となる。
- 刀や花火など独特の文化の職人が存在し、稲妻幕府による支援を受けている。
- 海祇島を拠点とする文化では、魔神戦争に敗れたかつての魔神「オロバシ」を信仰対象とする[10]。
- オロバシを斬った雷電将軍とは長きに渡る軋轢があり、目狩り令の発令後は反乱を起こし、目狩り令に対抗する人物を反乱軍に引き入れた。
- 鶴観にかつて存在した文明は、雷鳥を信仰する文明である。
- 古代の文明が天理によって滅ぼされた後、鶴観は霧に覆われた土地となる。
- その後鶴観に来た人間によって文明が誕生するも、ある事がきっかけで雷鳥によって滅ぼされる。
- モンドや璃月と違い、全域を雷電将軍が直接統治する。
外交[編集]
- ストーリー開始時点で稲妻海域は雷雨に覆われており、通常の船で往来することは困難である。また、たとえその海域を超えても外国人は離島で足止めされ、通行証がなければ入ることはできない。そのような状態のため外国船はほぼ立ち入ることができず、外交をほぼ全て絶っている状態である。ただし、例外としてスネージナヤの一部の船のみが公式に入国を許可されている。
- 「天下人の章・第二幕」を完了することで稲妻の鎖国は終了され、外交は再開される。またこのクリア後、ユーザーは稲妻から他のエリアへボート等で渡ることが可能となる(クリア前は強制送還される)
地域[編集]
鳴神島
- 稲妻の中心となる島。稲妻城や鳴神大社、3奉公や離島など稲妻の重要拠点が集中している。
離島
- 外国人の入国審査所であり、許可が降りていない外国人の隔離場所でもある。また、フォンテーヌ出身の久利須によって、異郷人組合の「万国商会」が建てられている。
稲妻城
- 稲妻城・天守を中心とする城下町。稲妻の特産品を販売する店が並ぶ、稲妻で最も栄えている土地。目狩り令によって集められた神の目を嵌め込む「千手百目神像」がある。
稲妻城・天守
- 雷電将軍、そして「影」(雷神バアルゼブル)が住む城。
- 御前試合に負け、無想の一太刀によって亡くなった「淑女」シニョーラ、楓原万葉の親友などの没地でもある。
- 特定任務のクリア後、征討領域「追憶:紅蓮の真剣試合」として秘境が解放される。
荒海[編集]
- 古代遺跡がある場所。
鳴神大社
- 稲妻最大の神社で、影向山山頂に位置する。500年前の「漆黒の群勢」が侵攻した際、突如『神櫻』が芽生き、その御光で漆黒の群勢を弱体化させて稲妻の勝利に貢献したという逸話がある。
- 祀っている神は雷電将軍こと「御建鳴神主尊大御所様」である。
神無塚[編集]
- 神に挟まれた「神のいない土地」という意味。流浪者が佇んでいる他、長い時間戦地としても使われていた。
たたら砂
- 御影炉心を中心とした山がある地域。現在は一時的に生産が停止中である。
- 地下は一部が浸水しており、建物は御影炉心を囲うよう空中に浮いている。また南部地下には放浪者がかつて封印された邸宅「借景ノ館」[11]が建てられている。
- かつては栄えたものの、ファトゥス「博士」の実験で御影炉心が設置されたことにより死傷者が多数発生し[11]、数年前の事故で再び封鎖され人がいなくなった。
名椎の浜
- たたら砂とヤシオリ島を繋ぐ浜。
- 「名椎」とは「神の手に優しく触れられる」という意味を持つ。ただし戦地として多くの死者が生まれ、幕府から離れた野伏衆もいる。
九条陣屋
- 天領奉行「九条家」が珊瑚宮軍と戦う拠点。
無想刃狭間
- かつて雷電将軍がオロバシを斬った際に出来た谷。有害な雷元素の霧に覆われ、立ち入るとダメージを受ける。
海祇島[編集]
- Ver.2.1で実装された新地域。魔神オロバシを「海祇大御神」として祀る神社が存在し、オロバシの意志を引き継いで珊瑚宮家が代々保護している(鳴神大社との定期連絡などを目的とした鳴神分社も存在する)。珊瑚宮心海は海祇島の「現人神の巫女」であり、抵抗軍を率いる存在でもある。
セイライ島[編集]
- Ver.2.1で実装された新地域で、大きな山を中心とする地域。かつて神社が存在したが、魔神が切られたことで放棄された。中央部は雷元素が強く、通常立ち入る事はできない。
- 神社のある一部地域のみ、その影響を受けていない。
- 「セイライ丸」 赤穗百目鬼の旗艦の残骸。その一部は赤穗一行と共に金リンゴ群島に吹き飛ばされた。
鶴観[編集]
- Ver.2.2で実装された新地域で、濃い霧に覆われた神聖な島。研究者や小説家などが立ち入ろうとするも、霧で道に迷い中に入ることはできない。そこには古代文明の遺跡と、かつてそこにいた人の霊が居る。
- モチーフはアイヌの文化である。
淵下宮[編集]
- Ver.2.4で実装された新地域で、海祇島の地下にある。現代の珊瑚宮の民がかつて住んでいた場所で、「白夜国」がかつて存在した。淵下宮の下は奈落であり、落下した場合落ち続ける(実際のゲームでは強制ワープとなる)。また、ごく稀に奈落でオニイトマキエイに似た原生生物が回遊する姿が見れる事もある。
神[編集]
- 雷神バアルを神としている。雷神は「バアル」と「バアルゼブル」という双生の神であり、バアルは名を「眞(まこと)」、バアルゼブルは「影(えい)」という名を持つ。バアルは表で統治を行い、影は影武者としてバアルに協力していた。
- しかし、500年前のカーンルイアの滅亡でバアルは死亡してしまい、以降はバアルの影武者であったバアルゼブルが稲妻を統治することとなった。
- そこで影は政策や奉行衆への指示などのため、自身の代わりとして作った人形「雷電将軍」に稲妻の統治を任せ、影は「摩耗」から自身を守り、永遠という目標のために一心浄土で瞑想を続けている。
- なお、両者は世間からすれば一体の神であるため雷神バアルの死は民には知らされていない。
- 神の心は一心浄土へ入る際、八重神子に渡されている。その神の心は、旅人の命と引き換えに「散兵」スカラマシュへと渡された。
「此の身こそ、いと尊き存在。」
「天下を泰平せし者。」
「臣民に夢を与えると誓いましょう。未来永劫、不変の『永遠』を。」
雷電将軍と「散兵」[編集]
- 影がカーンルイアで眞を失い、自身の代わりとなる人形を作る前に、試作品として現在「散兵」スカラマシュと呼ばれる人形を造った。
- 当初の計画では彼を廃棄する予定だったが、影はそれを残酷と思い、力を封印して手放した。その後彼は自身の意思に沿って稲妻をさまよっていたが、ファデュイに目を付けられて封印が解かれ、今の「散兵」となった。
- 神の心を手に入れて以来、「散兵」はファデュイとの連絡を絶っている。そしてファデュイ執行官第11位「公子」は、「散兵」を探しに稲妻へ上陸した。
オロバシ[編集]
- 海神島の珊瑚宮で信仰される神。かつてバアルゼブルが斬ったものの、その後もその神の信仰を認めている。その遺体は強い影響力を持っており、刀や邪眼の材料として使われている。
カパッチリ(雷鳥)[編集]
- 鶴観にかつて存在した文明が信仰していた雷鳥。雷鳥に生贄を貢ぎ物を捧げることで、その加護を受けられると鶴観の民は思っていた。
- しかし雷鳥は信仰を求めておらず、加護を行っていたわけでもなかった。あるひ雷鳥は歌を練習する少年の声を聞き、それに魅了され彼と友人になった。
- その後雷鳥と唯一の友人であった少年が生贄とされ、それを知った雷鳥は鶴観の民を滅ぼした。その罰として雷電将軍はセイライ島で雷鳥を処罰した。
スメール[編集]
- 草の国。旅人が4番目に訪れる国で、メインストーリー「虚空劫灰のプラーナ」に登場する。
- 「知恵」を象徴とした国で、クラクサナリデビを神とする。ただし先代草神を現在も信仰する派閥もある。
- モチーフはエジプト・インドを中心とする東南アジア、南アジア、中東周辺。
- 知恵は知恵の神の敵。知恵は無知の海に浮かぶ餌。 学城の学者が成した愚行に、神の知恵は異論を唱えなかった。
歴史[編集]
神の死と教令院の誕生[編集]
- 500年前、当時の草神マハールッカデヴァータがカーンルイアで死亡した。
- 賢者たちはマハールッカデヴァータの遺産と神の心からアーカーシャを作った。またマハールッカデヴァータの死を裏付ける新たな草神「クラクサナリデビ」を見つけ出し、保護という名目でスラサタンナ聖処に監禁した。
- また当時「ロザリン・クルーズチカ・ローエファルタ」(後の「淑女」)が教令院に留学していた。
直近[編集]
- リサが教令院に留学し「200年に一人」の優等生と呼ばれるも、「知識を得ることの代償」を知りモンドに戻った。
- コレイの両親がファデュイに「魔鱗病」治療のためコレイを預ける。そこで「博士」によって魔鱗病を抑えられるも、同時に実験対象として残虐な扱いを受けた。この際両親がコレイを助けようとしてファデュイに殺害された。
- ティナリが教令院のアムリタ学院を卒業後、教員として働く事に誘われるも、それを断った。
- 「大マハマトラ」セノがティナリと友好を深め、リサの要望で保護したコレイをレンジャーとしてティナリに預けた
文化[編集]
- 草神の心を使った装置「アーカーシャ端末」により人々の知恵や夢が制御されている。スメール人は夢を見ないと言われているが、それはアーカーシャによるもの。
- スメール教令院が統治しており、知識が資源として一括管理されている。
- 砂漠の民を祖とした、どの国にも属さない傭兵団「エルマイト旅団」がテイワット各地で活動している。
地域[編集]
アビディアの森[編集]
- ティナリ率いるレンジャーが森林を保護している。
- 層岩巨淵からスメールに入国すると、まずこの場所にたどり着く。
ガンダルヴァ村[編集]
- レンジャーの拠点。
チンワト峡谷[編集]
- スメールシティ周辺のエリア。地下に正機の神を作った巨大工場「淨琉璃工房」が存在。
スメールシティ[編集]
- スメール最大の都市。大昔にマハールッカデヴァータが草神の権能で瞬く間に芽吹かせた大樹「聖樹」の上に築いた都市。テイワットで最も重要な研究機関「スメール教令院」があり、住民にのみ「アーカーシャ端末」を配っていたが、今では外国人にも配るようになった。人々が集まるグランドバザール、店が立ち並ぶトレジャーストリート、「エルマイト旅団」の拠点・レグザー庁、草神の住む場所・スラサタンナ聖処など教令院以外にもさまざまな施設が存在している。
ヤザダハ池[編集]
ローカパーラ密林[編集]
マウティーマ稠林[編集]
アルカサルザライパレス[編集]
- 旅商人「ドリー」の家。建築家「カーヴェ」がそれを建てた後、多額の借金を抱えることとなった。
チャトラカム洞窟[編集]
アルダラビ河谷[編集]
ヴィマラ村[編集]
- アビディアの森とアルダラビ河谷の間にある静かな村。
デーヴァーンタカ山[編集]
オルモス港[編集]
- スメール最大の商港であり、スメールの海の玄関口。教令院から離れた場所に位置し、スメールシティとは違い、あまり教令院の影響が及んでいないため、スメールシティよりも雰囲気が軽い。
アシャヴァンレルム[編集]
アパーム叢林[編集]
パルディスディアイ[編集]
- 教令院が管理する植物園。
ヤスナ幽境[編集]
キャラバン宿駅[編集]
- スメールの砂漠地域の入口となる街。スメールの砂漠化を防ぐという名目で壁が設置されている。
ダーリ遺跡[編集]
ヴィシュッダ辺土[編集]
アシュヴァッタ神殿[編集]
失われた苗畑[編集]
かつてのヴァナラーナ[編集]
かつて「森の聖霊」アナンナラが多く居たと言われていた聖域。マハールッカデヴァータが死去して以来忽然と姿を消し、現在は枯木と不毛の大地と化している。
ヴァナラーナ[編集]
アアル村[編集]
- 砂漠地帯の村。500年前の地脈異常の際に多くの砂漠の民が避難して出来た村であり、僅かながらスカーレットキング文明の名残りがある。村に侵入する魔物などを討伐するガーディアン(守護兵)が存在し、キャンディスもガーディアンの1人。
- また、教令院が神の意識との接続の儀式に失敗するなどで廃人になった学者をグラマパラ(狂学者)と称して「追放」という形で廃棄している。
神[編集]
- 3人の神、草神「マハールッカデヴァタ」、砂漠の神「キングデシェレト」、そして花神によって長らく統治されていた。しかしキングデシェレトと花神はそれぞれ死亡し、マハールッカデヴァタも500年前に行方不明となった。
- 500年前、七神としては最も最近に神が代替わりした。その神の名前はブエル。
- 草神の心はある装置として使われており、現在の神は神の心を持っていない。
- 現在スメールを統治するブエルは賢者が探し出した神で、スメール人からは主にクラクサナリデビと呼ばれる。ただし一部の信仰者以外からはほとんど信仰されておらず、アーカーシャ端末にも最低限の情報しか記載されていない。
- ブエルは最初のアーカーシャとして存在していたが、当初は人間の子供程度の知能しかなく、教令院に「保護」と言う名目で事実上監禁されていた。基本的に森林の民はアーカーシャを残したマハールッカデヴァタを、砂漠の民はキングデシェレトを信仰していた。
- ファトゥス「博士」が教令院に「神を作る」計画を提案し、世界樹の枯渇問題などで悩んでいた上層部はそれを承認した。雷神バアルゼブルが創造した人形である「散兵」を媒体に、雷神の心を利用して「正機の神」を作った。しかし後一歩のところで旅人によって制止された。
- その後旅人とブエルがマハールッカデヴァタの残留意識に触れ、彼女の結末を見た。彼女は禁忌の知恵による世界樹の汚染によって自らも穢れるも、世界樹から自身を削除できないという法則を知っていたため、同じ本質のブエルを創造した。そしてブエルの手によって自らを削除させた。
- この歴史改変により、旅人を除くすべての人間と神はマハールッカデヴァタに関する一切を忘れ、マハールッカデヴァタの行いはブエルの行いとして認識されることとなった。
「長い長い夢を見ていたわ…」
「人々は手をつなぎ、円を描くようにくるくると回っていた。賢者と愚者、舞人と勇士、人形と神像…」
「みんなの喜びの踊りの中には、宇宙のすべてが秘められている。『命』はいつも目的で、『知恵』こそが手段なの。」
世界樹[編集]
- この世界の一切が記録されており、神にアクセス権限が与えられている。
- スメールの地下深くに存在し、世界樹の中身を書き換えると人の認識も書き換えられる。
- 基本的には草神にしか書き換えられないものの、神の力とアクセス権があれば他の者でも書き換えられる。
- 改変が生じた場合、できる限り元の状態を保つよう記憶が改竄される。出来事や結末に変化はなく、あくまで過程のみに変化が生じる。そのため特定の人物を削除した場合はその人物がとっていた行動は他者が行ったことになる。
- 知識は特定の機器によって持ち出すことができ、「缶詰知識」と呼ばれる。アーカーシャ端末経由で取り込むことで誰でも簡単に知恵を獲得できるものの、発狂する恐れがあるため教令院によって禁止されている。
スメール教令院[編集]
- セノが所属、リサが卒業、ロザリン(シニョーラ)が留学するなど、複数のキャラクターと関わりがある場所。ティナリが卒業した「生論派」、アルハイゼンが属する「知論派」など六つの学派がある。各地へ研究者を送っている。どの学派の学生も最初は基礎学科を履修する。
- また、行政機関としても機能しており、大賢者と賢者達により運営されている。
- マップ上ではスメールシティに位置する。
アーカーシャ端末[編集]
- マハールッカデヴァータの遺産(神の心)を元に教令院が開発したツールで、頭で思い浮かべるだけで簡単に知恵が手に入る。人によってアクセスできる情報には制限があるが、「缶詰知識」を使うことで知恵を手に入れることができる(スメールでは違法である)。
- 人の夢を奪うことが可能で、最近では夢を搾取するため外国人にも配布されている。着用は義務ではないものの、スメールシティーのほとんどの人はそれを着用している。
スメール六大学派[編集]
- 生論派
- 学院はアムリタ学院。代表色は緑。生物学、生態学、医学などの学科がある。
- 教令院で最も古い学派。なおかつ六大学派最大の規模を誇る。
- 生物や医療、農業や畜産業について研究している。
- 知論派
- 学院はハルヴァタット学院。代表色は黒。言語学、符文学などの学科がある。
- 言語と文字を世界の核心や本質と捉える学派。
- 古文の解読や新しい文字の創作などをしている。
- 明論派
- 学院はルタワヒスト学院。代表色は青。天文学、占星術などの学科がある。
- 主に星空について研究している学派。
- 空の観察や難しい計算などをする。
- 素論派
- 学院はスパンタマッド学院。代表色は赤。錬金術、元素学、地脈学などの学科がある。
- 元素を理論の核心とする学派であり、主に元素反応の研究をしている。
- 各地の地脈を視察する必要があるため、遊学者「ダリオッシュ」が多い。反応に関する実験や野外出張などをする。
- 因論派
- 学院はヴァフマナ学院。代表色は黄色。歴史学、社会学などの学科がある。
- 知識の出処と構成、そしてその本質について探究する学派。
- 本を暗記したり、デマを打ち消したりしている。
- 妙論派
- 学院はクシャレワー学院。代表色は白。建築学、機関術などの学科がある。
- 駆動装置の研究と製造を行う学派。装置の製造には各方面の知識が必要になるため、とても総合的な学派となる。
- 家の建築や謎の解読をしたりしている。
フォンテーヌ[編集]
- 水の国。旅人が5番目に訪れる国で、メインストーリー「罪人の円舞曲」に登場する。
- モチーフはフランス、イギリス。
正義の神は、法廷の茶番の一切を愛し、神々への審判さえも求めた。
されど、そんな彼女も知っている。天理を敵に回してはならないことを。
- 「正義」を象徴とした国。純水精霊の出身地。
- 水神フォカロルスを最高審判官とする審判官達による統治制国家であり、国家により研究資金が分配され、成果を上げるとより多くの資金が配当されるが、研究に失敗すると罪に問われ「審判」が下される。
- スチームバード新聞社があり、各国に記者を派遣している。
- 刺繍の文化がある[12]
- 近年は被写体を映像として映す「撮影機」が発明され、テイワット各地で「映画」を撮ろうと旅行する者も現れるようになる。
ペトリック街[編集]
- 花火を見ることができる。
ナタ[編集]
- 炎の国。旅人が6番目に訪れるで国で、メインストーリー「灼烈の反魂の魂」に登場する。
- モチーフは主に中南米とアフリカ。
争いの規律、生きとし生けるものの中に刻まれ、敗者は戦火の灰に、勝者は再び燃え盛る。 戦争の神がこの秘密を旅人に教えたのは、相応の理由があるからだ。
- 「戦争」を象徴とした国。
- 火山があり、温泉がある。
スネージナヤ[編集]
- 氷の国。旅人が7番目に訪れる国で、メインストーリー「神に愛されぬ雪国」に登場する。
- モチーフはロシア。
- ファデュイの本拠地であり、各国に外交圧力を強めている。所有者の命を代償に神の目に近い力を発現する「邪眼」を作成するなど、非常に高い技術を持っている。また、冒険者協会や北国銀行の本部も存在する。
- 彼女はもう人に愛されない神。彼女はもう人を愛さない神。 人々が彼女に仕えるのは、天理に反逆の旗を掲げると信じたため。
神[編集]
- ダインスレイヴによると、彼女はもう人に愛されず、人を愛さない神である。
- 彼女は氷神でありながら、ファデュイ執行官が忠誠を誓うファデュイのトップでもある。
- 風神バルバトスとは500年前から関係を絶っている。
地域[編集]
スネージナヤパレス[編集]
- ファデュイの拠点。
北国銀行本部[編集]
- 璃月港などにある北国銀行の本部。
- ファデュイとの関係は機密情報とされているが、ファデュイへ資金提供を行なっており、逆にファデュイは残忍なやり方で借金の取り立てなどを行っている。
冒険者協会本部[編集]
- テイワット各地にある冒険者協会の本部。
海屑町[編集]
- 「公子」タルタリヤことアヤックスの出身地。少なくとも当時は平和だった。
ファデュイ[編集]
- ファデュイとは、氷神に忠誠を誓い、純白の世界の実現という目標を掲げる団体(表向きには外交団体だが、事実上の軍隊である)
- 目的のためであれば手段は問わず、時に残虐な手段を使い任務を行う。
- 構成員は国外からも募集しており、執行官直々の推薦[13]もあれば一般公募[14]も行っている。また孤児院の子供も将来の戦力として利用しており、虐殺により孤児を産むことで兵士を確保している例もある[15]。
※が付くキャラは現在ファデュイで活動していない。
女皇陛下[編集]
- 氷の女皇。スネージナヤ(氷の国)の神でありながら、ファデュイを率いる存在でもある。
ファデュイ執行官 第1位「道化」ピエロ[編集]
かつて空or蛍、ダインスレイヴと共に行動していた。 カーンルイアの宮廷魔術師であった。
ファデュイ執行官 第2位「博士」ドットーレ[編集]
- 地下闘技場(所在地不明)で研究を行うファデュイ執行官。璃月で遺跡守衛の研究をしていた[16]。
かつて教令院に属していたが追放された。 断片という自身の複体を有していた。
ファデュイ執行官 第3位 「少女」コロンビーナ[編集]
ファデュイ執行官 第5位「雄鶏」プルチネラ[編集]
- 担当場所は未だ不明。公式PVに登場した他、タルタリヤの紹介文に”「雄鶏」プルチネラからの忠告”としてセリフがある。
ファデュイ執行官 第6位「散兵」スカラマシュ ※[編集]
- 稲妻を担当するファデュイ執行官。稲妻で雷神に創造された[17]人形。稲妻で雷神の心を入手し、「博士」によってスメールの神になろうとした。
- 世界樹から自身を削除したことで「ファトゥス第6位」は数百年空席だったこととなり、「散兵」という名前や地位は歴史から消えた。
ファデュイ執行官 第7位「傀儡」サンドローネ[編集]
- 放浪者のボイス「『傀儡』について…」で、自身より一位下であったことが言及されている[18]。
ファデュイ執行官 第8位「淑女」シニョーラ ※[編集]
- 各国をわたるファデュイ執行官。各国で素早く仕事をこなしていくも、稲妻で御前試合によって死亡した。
ファデュイ執行官 第9位 「富者」パンタローネ[編集]
- 現在も璃月を狙う執行官。金銭に対し特別な理解があり、執行官の中でも特に資産が多い。
ファデュイ執行官 第11位「公子」タルタリヤ[編集]
- 璃月を担当していたファデュイ執行官、スネージナヤ出身。
ファデュイ執行官 順位不明「召使」アルレッキーノ[編集]
- 孤児院を経営するファデュイ執行官。稲妻各地にスパイを送り込み、海祇島に毒を撒いて戦争をさせようとしていた。
ファデュイ執行官 順位不明「隊長」カピターノ[編集]
モンドの北風騎士ファルカ大団長と同等以上の実力を持っている。
カーンルイア[編集]
- 神を持たない国。旅人が◾️番目に訪れる国で、メインストーリー「まだ見ぬ夢」に登場する。
- 高い技術力を持っていたが、500年前に神々によって滅ぼされた。旅人の片方が封印された時に滞在していた国。元国民の一部はアビスの魔物となり、魔術を利用して元素力を扱っている。
- テイワット各国に遺跡やギミックを残しており、深境螺旋やワープポイントもこの文明によるものである。
- ダインスレイヴ、ガイア、「道化」の出身地である。
- 黒蛇騎士(シャドウハスク)は元カーンルイア人で、神による呪いで記憶を失い魔物となった。しかし本能的に、元カーンルイア人であるヒルチャールの最期を看取っている。
- 人には人の誇りがある。我々は神に選ばれし者から零れ落ちた残滓ではない。 世界の外から我々は世界を拒否する力を得た。
地域[編集]
カーンルイア宮廷[編集]
- ダインスレイヴが守れなかったカーンルイアの宮廷。
果ての花の海[編集]
- 旅人が向かう最終地点。インテイワットが一面に咲く空間。
- 今、天地に踏み切った者よ。貴様の旅は終わりを告げようとするが、貴様はまだ最後の扉を開けていない。
- その旅の意味を理解しているのならば、前に出よ。 俺を倒せ、道を開けろと命令しろ。俺なんかよりも、貴様が彼女を救うのに相応しいと証明してみせろ。
- そして、全ての運命を新たに紡げ。
天空の島(セレスティア)[編集]
- 神と死者が住む場所。7つの神の座がある。テイワットの上空にあり、一部の地域からはその姿を見ることができる。神の目をもつ英雄「原神」は、死後神になる資格を与えられる。
金リンゴ群島[編集]
- どの国も属さない幻の群島。Ver.1.6の限定マップ。正式名称は「霧海群島」。通常の人間はたどり着くことができない海域にある。
- Ver.2.8では大幅に改築され復活する。万葉、辛炎、フィッシュル、モナがイメージされた建築物が存在する。
歴史[編集]
- 数百年前、モンドの船が難破し、数世代に渡りこの島で暮らしていた。
- 100年ほど前、稲妻の海賊「赤穂百目鬼」の船が難破し、その海賊が住民と共に脱出を試みた。
- しばらく前、クレーの母であるアリスがこの島に上陸し、クレーのためのギミックを設置した。
地形[編集]
- 全体的に小さな孤島が分散しており、島間はワープポイントかウェーブボートを通して移動する。島ごとにモンドや璃月、稲妻の特産物がある他、稲妻のボスである「魔偶剣鬼」や、ドラゴンスパインにいる敵「保護装置」などが存在する。風神バルバトスがモンドを整形する中で切り落とした土地もあり、そこにいたリスが王国を築いている。
エリア[編集]
ボロボロ島[編集]
フタフタ島[編集]
プリン島[編集]
楓原万葉の夢「ありし日の春庭」
モンド、璃月、稲妻風の地形が左右に用意されており、盆栽の石を組み換えることで対応する地形に変化する。
ストーリーでは、ファデュイと「国崩」の策略により一心伝が途絶えた後、数世代かけて楓原家が没落していく様子が描かれていた(光華容彩祭で語られたエピソードの続きとなっている)
また後半では楓原万葉の旅が描かれており、ギミックや戦闘により友人との出会いや御前試合での別れ、目狩り令から死兆星号に乗るまでの半生が表現されている。
なお、秘境全体が楓原屋敷(3編のみ離島や死兆星号)となっており、地形操作に使われる盆栽は曽祖父が手紙を残した盆栽である。
ハラハラ島[編集]
ファデュイ拠点[編集]
- 無名の島。Ver.1.6では魔偶剣鬼がいた。
闇の外海[編集]
- テイワットの外にある、陸を含めた地域を指す。
- 七神の統治から外れた地域で、2000年前の戦争終結で負けた神が逃げた先でもある。
- 現在実装されているのは淵下宮。
他の世界[編集]
- 遠い昔、双子の旅人が誕生して旅をしていた世界。
- テイワットでの旅を終え、次の世界へ行こうとしたときに天理によって封印された。
- SONYとのコラボキャラであるアーロイや、(自称)幽夜浄土出身のフィッシュルもテイワット外出身である。
- また、アルベドの伝説任務では、外の世界から来た花の種を咲かせることに成功した。
滅びた国[編集]
旧モンド[編集]
- 現在の風龍廃墟。暴風の君主(デカラビアン)が治めており、現在の風神バルバトスがウェンティ(元の体の持ち主)と共にデカラビアンを倒したことで統治が終わった。
- クレーの母アリスが、建物の一部を爆弾で破壊した。
フィンドニール[編集]
- 現在のドラゴンスパイン。
- かつては雪山ではなく、戦争を恐れた民が避難した山だった。
白夜国[編集]
- かつて淵下宮に存在した国。カーンルイアと交流があるほか、ウィジャップの研究や人工太陽の作成など、高度な科学技術を有していた。
- 珊瑚宮家の祖先は彼らである。
層岩巨淵の地下[編集]
- 名称不明。カーンルイアに似た建築物がある。
スカーレットキングの王国[編集]
- 名称不明。スメールの砂漠にかつて栄えた文明。
- かつては超科学文明を有していたが、スカーレットキングの死をきっかけに大災厄により文明が衰え王国は滅んだ。
- この棄民がエルマイト旅団となり、一部の過激派はスカーレットキングの復活を目論んでいる。
歴史[編集]
大きな出来事[編集]
6000年以上前から約2000年前にかけて魔神戦争が勃発。魔神戦争に勝った魔神が七神となり、自らの理念で国を統治し始める。
この時魔神戦争の勝利を祝い、風神バルバトスの誘いにより初代七神が璃月に集まって宴を開いた。
魔神戦争に敗北した神は死亡、または闇の外海に逃亡し独立した国家を作る者もいた。また一部の魔神は七神の許可を得て共生していたが、摩耗による発狂や侵略行為による処刑などで死亡している。
500年前、天理の指揮の元七神が集結し、神を持たない国家「カーンルイア」を滅ぼす。
この戦争により雷神バアル及び草神マハールッカデヴァータが死亡したほか、カーンルイア人は不死の呪いをかけられた。また同時期に氷神は風神との関係を断ち、ファデュイを設立した。
モンド[編集]
旧モンド時代[編集]
- 年数不明、狼の魔神こと「北風の王」アンドリアスが竜巻の魔神・デカラビアンに宣戦布告し、その影響でモンド一帯は長らく吹雪に見舞われる。モンドの先住民は避難地としてフィンドニール(現在のドラゴンスパイン)に避難都市フィンドニールを建国するも、のちに突如として都市は壊滅する。長きに渡るデカラビアンとの闘争の果てにアンドリアス死亡。死の間際に改心し、モンドの聖霊達との契約でその魂はモンドの地(現在の奔狼領)に定着する事となる。
モンドの誕生[編集]
- 2600年前、ある少年が風の聖霊や東の四風守護・トワリンと共に、デカラビアンによる統治が行われていた旧モンド(現在の風龍廃墟)で反乱を起こした。その少年は戦死したが、聖霊がその少年の姿で風神バルバトスとなり、自由の都として現在のモンドを建国した。
- かつてモンドは山岳地帯の多い地域であり、マスク礁にはとんがり帽子山というテイワットで最も高いと言われる山が在ったが、バルバトスが風神の力を用いて山々を斬り飛ばして海に沈めて平地にしてしまい、とんがり帽子山も現在のような小島にした。
- 2000年前、冒険者にして登山家のレーナルトは自身の老いを悟り冒険者を引退。後世の冒険者を補助するための道具として滑空器具「風の翼」の基礎設計を遺し、やがて後世達により完成された風の翼はテイワット中の冒険者に活用される事となる。
旧貴族の支配[編集]
- 1600年前、貴族「ローレンス家」が数百年間支配していたモンドに魔龍ウルサが襲来するも、モンドに降臨したバルバドスと奴隷剣士の少女ヴァネッサが退治する(なおウルサは死亡しておらず、ゲーム開始の数年前にファデュイ執行官「博士」の手によって討伐された。)
- 貴族達の圧政に民衆が苦しむ中、バルバトスとヴァネッサ、そして貴族制度を良しとしないローレンス家分家のクロイツリード・ローレンスをはじめとする良心派貴族が貴族制度廃止の運動(古代戦争(ヴァネッサの叛乱))を興し、長く続いた貴族支配の時代は終焉を迎える。
- 以後は自治団体と、『獅牙騎士』ヴァネッサが設立した西風騎士団によりモンドは統治・管理される事となる。
- それまでのローレンス家の圧政の怨恨から、現在でもローレンス家は多くのモンド人に差別的な扱いを受ける事となる。
カーンルイア戦争の影響[編集]
- 500年前、カーンルイア戦争中に魔龍ドゥリンがモンドを襲った。魔龍ドゥリンはアルベドの創造主である錬金術師「レインドット」により創造されモンドに放たれた。モンドは大きな被害を受けるもののバルバトスは降臨せず、当時の西風騎士団員である「『幼き狼』ルースタン」「『血染めの騎士』エレンドリン」の2人が立ち上がるも死亡した。その後バルバトスが降臨し、ドゥリンをドラゴンスパインで討伐した。この際バルバトスの降臨が遅れた事により恋人であるルースタンが死亡し、また多くの仲間が犠牲になったことにより、後に「淑女」となる女性ロザリン・クルーズチカ・ローエファルタがこの世界からすべての魔物を焼き尽くすことを決心する。人々は彼女を魔女と呼び、また様々な噂や憶測から差別を行うも、彼女はそれを無視して魔物を焼き払い続けた。しかし次第に魔力が制御できなくなり、ついに自身の炎によって自らも燃え尽きそうになる。そんな時、ファデュイ最初の執行官「道化」と出会う。彼は「永遠に純白で汚れのない王国」の妄念を語り、またファデュイに入れば彼女の魔力を制御できる氷元素の邪眼を渡すと交渉した。彼とスネージナヤの女皇(氷神)、そしてロザリンの目的が一致した事で彼女はファデュイへと加入し、「淑女」シニョーラとしての人生を歩んだ。
- 同時期、8人の大魔女が自身達の力を試そうとバルバトスに戦いを挑むも、戦い自体に意義が無いとして大魔女達を説得し、ならばと浮遊島を提供する。大魔女達は浮遊島に空中庭園を作り上げて「魔女会」を結成し、以後は時代毎に大魔女の銘を継承した者達が空中庭園で会議を開く事となる。
直近の出来事[編集]
- 数年前、モンドの名士でアカツキワイナリーのオーナーであるクリプス・ラグヴィンドが息子と共に魔物の襲撃に遭った。「邪眼」の力を使う使う事で魔物の討伐には成功するも、その反動により死亡した。が、西風騎士団はこれを受けてクリプスの死因を秘匿した。クリプスの一人息子で当時西風騎士団に所属していたディルック・ラグヴィンドは、父の死因を隠蔽した西風騎士団に絶望し退団した。そして家督を継ぎアカツキワイナリーのオーナーになった彼の尽力により、経営が傾きかけたアカツキワイナリーを立て直す事に成功する。
- モンドに突如としてアルベドなる青年が現れ、数々の奇跡を起こしたことにより、それまで軽んじられていた錬金術への考え方がテイワット中でが改められる。アルベドはのちに首席錬金術師兼調査小隊隊長として西風騎士団に籍を置く事となる他、絵画をはじめとする文芸に置いても有名となり、やがてテイワット中で彼を「白亜の申し子」と呼ぶようになる。
- 半年前、西風騎士団団長のファルカが遠征へ向かう。現在は代理団長としてジン・グンヒルドがモンドを管理している。そして同時期、テイワット中で有名な大魔女で「テイワット観光ガイド」の著者でもある「万能の魔女」アリスも一人娘のクレーをアルベドと西風騎士団に預けて旅に出た。クレーは平時は西風騎士団で生活しているが、時々手製の爆弾で派手に爆発させる事から「火花騎士」「逃げ回る太陽」「反省室の主」と呼ばれるようになる。
- 数ヶ月前、風神バルバトスがウェンティという名前でモンドに再臨する。ただし、ほとんどのモンド人は彼が風神であることを知らず、吟遊詩人として名を挙げている。
風を捕まえる異邦人[編集]
- 突如トワリンがモンド各地を暴れ回る事態が発生、同時期にアビス教団やファデュイが暗躍するなど事態は深刻化する中、モンドに身内を探すために旅人が訪れる。トワリンと止めるために活動しているウェンティの話を聞いた旅人は彼の協力をする事となり、紆余曲折の末にトワリンの暴走を止める事に成功、その功績を讃えられて旅人は西風騎士団より【栄誉騎士】の称号を得た。
- ストーリー終盤、ウェンティと共に大聖堂を出た主人公は、ファデュイ執行官「淑女」と出会う。「淑女」はウェンティこと風神バルバトスから神の心を奪い、強く蹴りを入れモンドを去った。
- その後回復した旅人は、身内を探すべく次なる地の璃月へと旅立ったのだった。
その後[編集]
- モンドと璃月にある隕石が降り注いだ。その隕石に触れたものは長い眠りにつき、また雪山に登ろうとする夢を見た。その隕石を調査する依頼を受け、旅人は仲間と共にモンド・璃月を調査した。調査中、稲妻の流浪人を名乗る1人の少年と出会う。その正体はファデュイ執行官「散兵」(ざんひょう)であり、隕石調査の傍らで旅人を殺害する任務のために派遣されていた。しかし彼自身も隕石に触れ、他の人間とは異なる夢を見た。夢の中で「偽りの空」について悟ると、「道化」に真相を確認するため帰還した。
- ローレンス家の末裔は、貴族としての地位を取り返すためファデュイと結託した。しかし旅人と彼の娘により計画が止められ、西風騎士団によって逮捕された。
璃月[編集]
建国[編集]
- 約6000年前に龍と麒麟の子・鍾離こと「魔神モラクス」が降臨(誕生)し、神との契約の下に岩神となる。
- 3700年前に人間達との契約の下に統治者「岩王帝君」となり、さらに民を連れて塵の魔神・帰終の都に合流し、大きくなった都市は二人の名前を取って「帰離集」と名付けられる。のちに層岩巨淵で強い意思を持つ岩元素生物を発見したモラクスが身体と眼を与えて若陀龍王が誕生し、モラクスと契約を交わして眷属にして盟友となる。
- また、モラクスは自身の力を使って黄金を精製、人間との契約の下でテイワットではじめて物理的対価として、モラクスの名を取って「モラ」が誕生し、のちにテイワット中に貨幣価値が浸透する。
- とある魔神が夜叉達を洗脳して暗躍している事を知ったモラクスはその魔神を討伐して夜叉達を庇護下に置く。特に力のある5人の夜叉に「仙衆夜叉」の称号と、「金鵬大将」「騰蛇大元帥」「火鼠大将」「螺巻大将」「心猿大将」の名と、大地に蔓延る魔物討伐の命を与える。
- 約2000年前、大地を巡って渦の魔神・オセルを中心とする魔神達が離反して「魔神戦争」が勃発、帰終や塩の魔神・へウリアをはじめとする仲間の魔神や仙人や仙獣、さらに多くの民を失いながらもオセルを孤雲閣の海底に封印し魔神戦争は終結する。
- そして死霊と、土葬による遺体の腐敗が原因で疫病が蔓延。原因を発見した医師は火葬の葬儀屋「往生堂」を創設し、土葬は廃止され疫病は撲滅される。
- この時からモラクスは、時代毎に往生堂の客卿・鍾離として市井に姿を表すようになる。
璃月の誕生[編集]
- 約1000年前、時代と共に帰離集が発展し変わっていく中で若蛇龍王は自身の力の源である地脈を鉱山開発で荒らされた上に、天理の一つである「摩耗」により自我も擦り切れ破壊のみを切望する獣へと変貌していき、それを見たモラクスは止むを得ず若蛇龍王を封印する。
- しばらく経ち未曾有の大洪水で帰離集は壊滅し、モラクスと仙人、仙獣達は民を引き連れて帰離集を放棄し、数十日間の旅路の果てに璃月湾へ到着、そこに湾岸都市を築いて国名を「璃月」と改め、帰離集も旧都跡として「帰離原」と改められる。その際に黄金を用いて建築模型を作り、民に新たな建築技術を教えた。
カーンルイア戦争から現代まで[編集]
- 500年前、層岩巨淵に隕石が落下し、深層部より魔物の群勢が現れたため、モラクスは夜叉をはじめとする仙人と千岩軍を率いて掃討作戦を展開した。
- 五人の夜叉が前線で活躍するも、終わらぬ戦いの中で摩耗していき、伐難と弥怒は相打ちで死亡、応達は発狂し後に死亡、浮舎は敵味方の区別が付かなくなり魔物と化した。金鵬である魈は戦いの中で暴走寸前まで至るも、風神バルバトスの笛と神の目により死は免れた。
- 最終的には、仙人である「浮舎」と、人間である「伯陽」が自ら犠牲となり、魔物の根源である深層部を封じた事で戦いは終わる。
- 多大な犠牲を払い群勢を掃討するも、のちに璃月全土で災害と疫病が蔓延、それを憂いた窯の魔神・マルコシアスが自らの力と知能を犠牲に土地を鎮魂、清浄化し、災害は収まり疫病は沈静化される。また、この時に亡くなった民や英雄の鎮魂の意味を込め、年に一度「海灯祭」や「月逐い祭」が行われるようになる。力を使ったマルコシアスはとある山寺にて長い眠りに付き、月日は流れて現代、お供物の匂いに目覚め、そこで香菱と出逢い、「グゥオパァー」の名を与えられて彼女と共に生活する事となる。
- 仙人と魔物の軍勢との「仙魔大戦」の際、薬草取りの少女・七七が戦火に巻き込まれ、その際に神より神の目を授かり、「救苦度厄真君 」としてその莫大な力を以って魔物の軍勢を壊滅させ仙魔大戦を終結させるも自身も力の酷使で死去する。それを憐れんだ仙人達は彼女を蘇生させようと仙力を注いだが制御できずに暴走し、理水畳山真君は仕方なく彼女をキョンシーにして琥珀に封印した。時は経ち現代、偶然人に発見された七七は往生堂で火葬されそうになるも、偶然が重なり自力で琥珀の封印を解き逃走、その時に出逢った薬舗「不卜廬」の店主白朮が彼女を引き取り、不卜廬の店員として現代に生きる(?)事となる。
- 武侠の一派「古華派」の1人が絹をはじめとする名産品をテイワット各地へ交易する事を思い付き「飛雲商会」を設立。その義侠心から他の商会から好印象を持たれて交易が成功し、短期間で飛雲商会は璃月有数の大商会となる。
- 約100年前、魈はモラクスより交通要所である碧水の原一帯の守護の命を与えられる。そして人々から「降魔大聖」として崇められるようになる。
- 以後は岩王帝君と仙人・仙獣の庇護の下、璃月港はテイワット大陸随一の商業、貿易の中心都市となり、テイワット唯一の造幣局「黄金屋」が設営され、岩王帝君の次の地位である「天権」こと凝光をはじめとする「璃月七星」により璃月は運営・管理される事となる。
- 妖魔退治を生業とする方士一族の分家の男が妻の病を治したいがために妖魔に唆されて1人娘の申鶴を生贄に差し出すも、娘は忍ばせていた宝刀で妖魔を打ち倒す。その後数日間妖魔の残留思念と対峙していた所を留雲借風真君に救い出され、申鶴は留雲借風真君の下で修行する事となる。一方で妖魔に唆された事に気付いた男は妻と娘の申鶴を失った事に後悔して自刃した。
- ある日、飛雲商会の当主の次男である行秋は、書籍を読み耽っている姿に父親から鍛錬のためと古華派の道場に通わせるも、古華派の落ちぶれっぷりに行秋は古華派を立て直す事を決意。特に行秋が考案した口訣は師範代を感動させるに至り、のちに古華派はかつての隆盛を取り戻す事になるがそれは未来の話。
「迫る客星」[編集]
- 永きに渡り璃月を統治したモラクスは、市井で聞いたとある言葉をきっかけに岩王の座を退く事を決意。その前に自身が居なくとも璃月は存続できるかと試練を与える事を決意し、年に一度岩王帝君の啓示を聞く「迎仙儀式」の場で自らの死を偽装する。指導者の死に民衆が混乱する中、偶然訪れた旅人に出逢い、往生堂の客卿・鍾離として旅人と共に神や仙人の葬儀「送仙儀式」の準備をする。
- 璃月各地を回り、送仙儀式の準備が進む中、ファデュイの執行官「公子」が岩王帝君の遺体から「神の心」を奪うべく暗躍するも、岩王帝君の死が偽装だと悟るとおびき出すための強硬手段として孤雲閣に眠るオセルの封印を破り、現代にオセルが蘇った。旅人と璃月七星、そして仙人・仙獣達はオセルを倒すべく奮闘し、凝光の空中宮殿「群玉閣」を封印の触媒としてオセルの頭上より落下させ、オセルは再び封印された。
- そして一部始終を見届けたモラクスは岩王の座を降りる事を決意し、兼ねてより取り引きを持ちかけた執行官「淑女」に神の心を渡す。そして璃月七星と仙人達に自身の生存を伝え、以後は「夢枕に出る」という方法で連絡する事となる。一連の騒動の後、凝光は「神の統治の終焉」、そして「人の統治の始まり」を宣言した。
後日談[編集]
- 「公子」タルタリヤは通常であれば罰を受けるものの、スネージナヤの外交特権やファデュイ執行官の地位により処罰はなしとされた。そんなタルタリヤを追って、彼の弟であるテウセルがスネージナヤから渡ってきた。「独眼坊」こと遺跡守衛をイマジナリーフレンドとする彼と共に、旅人とタルタリヤは「博士」の遺跡守衛工場へと向かった。
- 一方璃月では、鉱夫が相次いで失踪する事件が起きていた。旅人は鍾離たちと共に鉱夫を探し出し、彼らが「若陀龍王」によって操られていることを知る。岩王帝君に創造されるも「摩耗」によって狂い、層岩巨淵を荒らしたため封印された。その怨嗟によって復活した龍王は、再び封印された。
- 次の目的地である稲妻に行くため、旅人は北斗が船長を務める死兆船号へと向かう。そこで出会った稲妻の流浪人「楓原万葉」は所有者のいない神の目を持っており、それを賭けて決闘大会が行われていた。北斗に誘われた旅人は、報酬を稲妻行きに変更するという条件付きで試合に参加し、無事に勝利する。その傍ら、楓原万葉は旅人が神の目なしで元素力を扱える事を見抜き、彼が持つ神の目を光らせようと依頼するも失敗する。彼の持つ神の目はある故人のものであり、雷電将軍の統治に反対して亡くなった人物のものであることが語られた。
風立ちし鶴の帰郷[編集]
- しばらく経ったある日、凝光は武装船隊「南十字」の船長で知人の北斗より璃月周辺の海域に異常があると報告を聞き、オセルの妻である魔神・跋掣が報復に璃月港を襲撃すると判断、迎撃するために群玉閣の再建を決意し、旅人達の協力もあり群玉閣は再び璃月上空に姿を現す。そして姿を現した跋掣に群玉閣からの砲撃、そして地上からの千岩軍の砲撃に南十字船隊「死兆星号」からの砲撃と猛襲を与え、さらに留雲借風真君に育てられた女性・申鶴の助力もあって跋掣は傷つき、海底に追い払う事に成功した。
深淵に響くレクエイム[編集]
- 休業中の層岩巨淵にヒルチャールが集まり、地下に行った後2度と戻らない現象が起きていた。依頼を受けた旅人は、層岩巨淵内部に向かった。層岩巨淵の中で、転移の網を辿って偶然辿り着いたダインスレイヴと会い、アビスの根源を追うこととなる。
- そこにはヒルチャールの最後を守る魔物化した騎士がいた。彼らは元カーンルイア国民であるヒルチャールを守り、例え不死の呪いの果てに魔物化しても本能的に彼らを守っていた。
- 層岩巨淵内部のヒルチャール集落では、最期を迎えたヒルチャールたちが横たわっていた。そこに添えられた花「インテイワット」に触れた瞬間、旅人は自らの妹(もしくは兄)の記憶に触れる。
- アビス教団を追った旅人たちは、不死の呪いを解く装置の前でアビス教団員を発見する。呪いを解く事は大きな身体的苦痛を伴い死亡する危険性もあった。アビス教団員がその装置を起動させ、ダインスレイヴを含め多くの元カーンルイア人が苦しむ中、黒蛇騎士「ハールヴダン」が自らの身体を犠牲に装置を止める。
- ダインスレイヴは「末光の剣」としてハールヴダンの魂に触れ、カーンルイアが滅亡していないと伝えた。
険路怪跡[編集]
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- 層岩巨淵の最深部を探索中、地面が突然崩落し璃月・稲妻の数名とともに未知の場所に落ちた。出口が封じられ幽閉された中、偶然にも仙人、降魔大聖の「魈」に出会う。魈は人探しをするためすぐに去っていくが、その後呼んでも反応がなく[注釈 1]行方不明となる。
- 彼を探しながら出口を見つけようとする一行は、ある秘境で見つけた空間の裂け目から、魈の幻影との接触に成功。一瞬会話に成功するものの、すぐに途切れてしまう。
- 調査の結果、かつて層岩巨淵最深層には生物に幻惑を観せ、また時間の流れが歪(いびつ)な「時空の歪み」が存在し、500年前の大戦の際にこの歪みを利用して魔物を封印しようと、仙人が作った封印式法器「大威儀盤」で封印した事が明らかになる。一度歪みに取り込まれると脱出不可能と思われたが、文献にあった方法を元に再起動させると脱出する事ができる事も判明する。
- 最終的には、法術を継ぐ家系である夜蘭が大威儀盤を動作させ、仙人である魈が力を注ぎ続け脱出を試みる。この地で死んだ多くの魔神の怨念が襲い掛かるも、夜蘭、煙緋、そして旅人が応戦する。しかし最も強い仙人である魈でさえ力を使い果たし、最後の力を振り絞り皆を地上へと送り込む。意識を失いながら地下へと落ちていく魈は、この地で死ぬ事を覚悟するも、岩王帝君が救い出し無事に地上へと戻った。
稲妻[編集]
淵下宮[編集]
- 2000年前、原生生物に怯えながらも棄民達が細々と生きていた深海の隠れ里「淵下宮」に、魔神戦争に敗れ「闇の外海」に逃げ延びていた魔神オロバシが訪れ、深海で出会った彼らとの交流の末に庇護者となることを選んだ。オロバシ棄民達を苦しめてきたアビサルヴィシャップをはじめとする原生生物を倒し、「闇の外海」で得た力を投げ打って地上に島を作り上げ、民を光ある地へと導いた。これがオロバシ島のはじまりである。そして民が地上に出る際に淵下宮は放棄され、淵下宮に関する歴史や知識は封印され、彼らの子孫で地上で最も多くの情報を残す珊瑚宮関係者の間でも一部の間でしか継承されずにいた。のちにオロバシが民を率いて稲妻に宣戦布告し侵攻してきたため雷神バアルゼブルこと「影」によってオロバシは神無塚で討伐され、オロバシ島の民を憂いた双子の姉で雷神バアルこと「眞」は彼らを庇護下に置き、島を「海祇島」と改める。そして終戦後、眞を統治者として、そして影を影武者として稲妻幕府を創立する。この戦争で九条家の先祖にして盟友が1人の大天狗「笹百合」が戦死した。
鶴観[編集]
- 1000年前、友人を生贄にされた事で鶴観島の神だった雷鳥が島民を滅ぼす事態が発生。影は真相を知るも、もはや収束できる事態ではないと已む無くセイライ島の天雲峠で雷鳥を討伐したが、雷鳥が島民にかけた呪いはどうする事もできなかった。そこで浅瀬神社を建てる事により雷鳥の怨念を封印する。また、雷鳥が斃れた際の波動により、斃れた場所を中心に膨大な磁場による地脈異常で地盤が浮遊し、現在のような地形になった。
漆黒の厄災[編集]
- 500年前、眞は突如単身カーンルイアに赴き、そして死亡した。その後影はあくまで眞の「影」として、自身の複製である人形「雷電将軍」を制作して政(まつりごと)を務めさせ、自身の意識を眞の遺品である刀「夢想の一心」へと移した。
- そして稲妻に侵攻した「漆黒の軍勢」との戦争の折に盟友の1人で鬼族の英雄『虎牙の千代』こと「御輿千代」も魔物に一旦飲み込まれつつ勝利したが、その時に魔物の瘴気を受けて精神汚染した上に天理「摩耗」により自我を失い人々を襲うようになったため、もはや元に戻す事が出来ず影が成敗した。
- そして鳴神大社の宮司で、盟友が1人の仙狐「狐斎宮」も「漆黒の軍勢」から稲妻を護るために大規模結界を展開していた際に「漆黒の軍勢」の意識体に飲まれて行方不明になり、6人弟子の1人の「八重神子」が鳴神大社の宮司となり、残る5人も狐斎宮の帰還を信じて自ら石化して待つ者や、狐斎宮を探すべく各地へ旅する者など方々の道へ四散した。
- 戦争が泥沼化する中、鳴神大社に突如芽吹いた「神櫻」から発する御光により「漆黒の軍勢」の勢力が弱まったのも相成り、多大な犠牲を払った末に「漆黒の軍勢」を退ける事に成功する。それ以降、通常業務は雷電将軍が行い、影は一心浄土で瞑想を続けた。そして影は八重神子に神の心を託して自ら雷神の座を降りた。
- 当時社奉行当主の柊弘嗣は将来テイワット諸国との交易の時代が来る事を見据え、友人だった狐斎宮の占った離島の地で出島を築く。狐斎宮は彼に邪を祓う法器を贈り、嗣はそれをレンズ部分の材料として写真機を作り、友情の証として鳴神大社へ返す。その写真機はのちに壊れるが、法力の宿ったレンズは残留思念が視れる事から「追憶のレンズ」として旅人の手に渡る事となる。
- 仙狸で狐斎宮の好敵手と自称する五百蔵は、狐斎宮からかくれんぼ対決を提案され、長きに渡って鎮守の森に隠れていたがなかなか探しに来ようともせず、業を煮やして彼女の所持品である白辰のクシを盗み出しておびき出そうとした所、陰陽師の惟神晴之助に封印されてしまう。のちにこの事を知り、実は狐斎宮が五百蔵を戦火に巻き込ませないよう嘘をついたと悟った影は五百蔵に「隠神保生司正」の銘を与えて庇護下に置き、以後は鎮守の森の守護者として任命した。
- 陰陽師の惟神晴之助は漆黒の厄災の時に、親友でもあり想い人でもあった狐斎宮を救えなかった無念から璃月に渡って仙術を学び、帰還後は稲妻幕府に仕える一方で、未だに稲妻を蔓延る魔物の掃討に備えて陰陽寮の設立と式神に改良を加えた「式大将」の研究に没頭する。しかしのちに影の率いる討伐大隊が稲妻全土の魔物を駆逐し、平和が訪れた事を悟った晴之助は幕府を去って何処へと消えた。
セイライの旧事[編集]
- 500年前、鳴神大社の巫女だった浅瀬響は、自分の元に来たある魔物を討伐する。その正体は戦争で漆黒に飲まれ化け物になった想い人、鬼族の霧切高嶺である。彼とは戦前に賭けをしており、武器を賭け生きて帰る事を約束する。魔物となってもなおその意思から彼女の元へと戻り、結果賭けた武器によって討伐された。
- のちに故郷のセイライ島に戻り浅瀬神社の宮司になり、そこで鬼族の少年である赤穂百目鬼に高嶺の面影を見て世話を焼くようになる。そして月日は流れ、成人した赤穂百目鬼がセイライ島を解放国家とするために海賊を結成して幕府に叛乱を企てることを知る。赤穂百目鬼を救いたい一心で、進軍する幕府軍の船を沈めるために大天狗の法術を使って雷鳥の怨念を解き放った。その後セイライ島はその怨嗟により、天候異常で雷鳴轟く危険地帯となる。
- この時に響は死去するも、赤穂百目鬼は生き延び響の分まで生きると誓う。彼は金リンゴ群島に吹き飛ばされるも現地民と共に脱出し、無事に稲妻へと帰国した。
「国崩」[編集]
- 雷電将軍を製作する前、複数の試作品が作られた。その試作品として後の「国崩」が製作される。彼は神の心の威圧に耐えきれず夢の中で涙を溢し、それを見た「母」である影は失敗作だと判断した。最初は殺害する予定だったものの、涙を流す姿を見てそれを残酷と思い、セイライ島のある秘境前に身分証とともに封印した。
- 力不足によって捨てられたと感じた彼は、のちにそれを1つめの裏切りとした。
- しかし「未知なるエラー」によって蘇生し、稲妻を数百年彷徨う事となる。当時のたたら砂で副官をしていた「桂木」と、彼の知人で「雷電五箇伝」が一派「丹羽伝」当主の「丹羽久秀」は彼を保護した。そしてたたら砂の刀職人と共に時間を過ごす事となる。
- 桂木の真似をして刀を打ったり、当時の目付「御輿長正」(御輿千代の義理の子)や他の労働者達と「大たたら長正」を鍛造し、その完成を祝って皆で剣舞をした。しかし彼の出征が判明すると、長正は彼を殺そうとする。事前にその身分を知っていた桂木は彼を逃すも、その責任を取って処刑される。その時使った刀は、現在「桂木斬長正」と呼ばれる大たたら長正である。
- 時を同じくしてたたら砂の御影炉心が暴走する事態が発生し、「国崩」は行方不明になった丹羽に代わって炉心の暴走を止める。大役を果たした彼に丹羽の従者は、丹羽から彼に「心」を渡すと枯れた心臓を手渡すも、その心臓が丹羽のものであり、丹羽は長正に逆賊として成敗され、この世に居ないと知った彼は激怒してその心臓を地面に叩きつけた。
- たたら砂では同僚を家族同然に扱う風習があり、彼も例外なく桂木や長正を家族や友人と呼んでいる。しかしその一件は、彼にとって2度目の裏切りとなる。
- たたら砂を脱出した彼は、稲妻を流浪することとなる。多くの人間の心に触れた事で、彼は彼が持たない「心」を渇望する。
- その後彼はたたら砂の家屋である子供と生活することになる。しかしある日彼がスミレウリを持って子供の元へ向かうと、そこには亡骸となった子供が彼を模擬した人形を持って倒れていた。
- 子供は彼とある約束をしており、それが果たされなかったことで彼はそれを3つ目の裏切りとした。
- また、道中ある巫女からは将軍と自身からの救援を約束される。彼は天守閣に向かうも、結果として彼はまだ影を恨んでいるため解決はしていないと思われる。
- その後神や人へ信頼をなくした彼は、人間の感情を捨て人の世の一切を否定し嘲笑う、今のような性格となってファデュイに加入する。そこで改造を施され、影がかけた制限が解除され強化された。またこれまでの流浪の経験により、自らは神も人も運命も捌けない「超越者」であると悟った。
- 桂木が斬られた事を知った彼は、長正が目付を務める「雷電五箇伝」を復讐として滅ぼす。圧倒的な武力で3家計を滅ぼし、4家計目である「一心」流派を追い詰めた際、一心伝を継ぐ「楓原慶憲」が楓原家の親戚筋の「丹羽久秀」の子孫である事を知り攻撃を止める。その際、彼は自ら自分に名づけ「彼女に告げよ、我が名は国崩である」と語った。
- この襲撃により楓原義憲は家業を諦め楓原家は没落、また離反者が多く出た事から神里家も罰を受けた。しかし八重神子の転機により、神里家は没落の危機から脱した。
- 稲妻で神の心を手に入れた彼は失踪した。ファトゥス「公子」により失踪として捜索されるも、実際には「博士」と共にスメールで計画を目論んでいた(詳細はスメール項に記載)
- 彼は神の心に嫌悪や失望を抱くも、何らかの代替品を手に入れる事が示されている。
近代[編集]
- 八重神子は鳴神大社の宮司を務める傍ら、兼ねてより文学に興味があった事から出版社「八重堂」を創業、テイワット各地の小説を収集・販売するだけには留まらず、娯楽小説のコンテスト「小説家になろう!」を定期的に開催するなど積極的に活動する事になる。
- 数年前のある嵐の夜、離島近くの海岸でモンドからの船が沈没して1人のモンド人の青年が打ち上げられる。彼は音信不通となった稲妻人の父親を探しに稲妻を訪れたが、父親の足跡が途絶え、やがて路銀も尽きて路頭に迷った所を社奉行当社の神里綾人に出逢い、彼の話を聞いた綾人はそれならばと彼こと「トーマ」を神里家の家司として招き入れる。
- 数年前、行秋がアルベドの挿絵で「沈秋拾剣録」という小説を書いた。璃月ではあまり評判が良くなかったが、稲妻では大ヒットした。
- 1年前、幕府は突如鎖国令と目狩り令を発表した。また、ほぼ同時期より雷元素の神の目が発生しなくなった。それに反対するある1人の青年が、雷電将軍に決闘試合を申し込み、敗北したことで斬られた。その際、1人の少年が遺品の「神の目」を奪い逃走した。
- その後目狩り令によって「荒滝一斗」の神の目が接収された他、「宵宮」(神の目を偽造して逃れる)、「トーマ」(主人公)が取り返し逃亡するなど、複数のプレイアブルキャラが目狩り令の対象とされた。
- あまりの雷電将軍をはじめとする稲妻幕府の暴挙とも言える行為に憤慨した反幕府派と【現人神】こと「珊瑚宮心海」をはじめとする海祇島が同盟を結び抵抗軍を結成。稲妻各地で紛争が勃発する。
千手百目の浮世[編集]
- 旅人に御前試合を申し込まれ、ファデュイ執行官「淑女」はそれを受けた。敗北した「淑女」は雷電将軍によって処刑された。最後の瞬間、彼女は自らの過去と二度と会えなかった人物の顔を思い出した。
- 一方で勝利した旅人は生きて天守閣を出る事を許されるも、天守閣の出口で雷電将軍に襲いかかられる。しかし抵抗軍のメンバーと共にきた楓原万葉は、彼が持っていた故人の親友の神の目が光った事で、雷電将軍の無想の一太刀に相対した。その故人の願いは無想の一太刀に相対することであり、その願いに共鳴して神の目に光が宿った。
- 最強の一太刀である無想を返された雷電将軍は、襲い掛かる旅人を再び一心浄土に連れ込む。雷電影を前にして八重神子の計画を思い出した旅人は、彼女にもらった御守りから八重神子を呼び出す。
- 八重神子は影を説得し、結果として雷電将軍は目狩り令を廃止する事となる。
後日談[編集]
- 雷電将軍は無想の一太刀が返された事で正常な判断ができなくなり、また影が永遠について考え直す時間を必要としたため「休息」という名目で雷電将軍を機能停止させる。影は旅人の誘いを受け、数百年ぶりの稲妻が大きく変化していたことに衝撃を受ける。
- 最近では、九条家がファデュイと結託して雷神を騙そうとしていたことが判明し、九条家は三奉公としての信用を失った。九条家お取潰しの憂き目に目を付けた鷹司家は幕府内の勢力を広げようと九条家嫡男の鎌治に取引を持ちかけるも影が現れ失敗、鎌治は九条家嫡男としてのけじめを付けるために影に御前試合を申し込む。そして鎌治は影に敗れるものの、鎌治の姿に笹百合の意志が引き継がれているのを見届けた影は九条家の処遇を保留する事とし、九条家はお取潰しの危機から脱する事ができた。
- 抵抗軍を庇護していた海祇島と幕府との戦後処理が行われていたが、長年に渡る遺恨もあり、兵の一部では和平を良しとしない者もいた。和平協議中にファデュイの残党による妨害工作があったが珊瑚宮のとっさの計らいで難を逃れる。結果として商業をはじめとする交流は再開したものの、長く廃れていた鳴神分社の再建と天領奉行の海祇島駐屯再開は保留となる。協議後、兵達を諭した珊瑚宮は今後ファデュイが暗躍する事も考慮し、治安維持にと秘密軍隊を結成した。
- 「散兵」が行方不明となり「淑女」が死亡した上でもなおファデュイの一部はヤシオリ島付近での調査を続けている。目狩り令終了後も稲妻情勢を悪化させようとしており、その裏では執行官「召使」が手を引いている。また離叛疑惑のある「散兵」を探すため、「公子」も稲妻に派遣された。
- ある小説家の依頼により鶴観島を訪れた旅人はそこで知り合ったルーという少年に出会う。ルーは千年前から雷鳥の呪いを解くために尽力していた霊であり、旅人も雷鳥の呪いを解くために行動する。そして雷鳥の残留思念を聴き、ルーは雷鳥の遺した羽根を用いてセイライ島を訪れ、かつての親友のために歌を歌う。歌を聴いた雷鳥の怨念は浄化され、鶴観の民はようやく赦されて昇天し、ルーも旅人に感謝して天へ昇った。
- 海祇島は淵下宮と霊脈で繋がっている影響で、数百年に一度、淵下宮最深部に在る珊瑚の石枝を手に入れて海祇御霊祭の義で奉納・鎮魂しなければ海祇島は聖土(白砂)化する。ちょうどその時期が訪れたものの、戦後処理で代表者を選抜する余裕が無かったため、巫女の露子は旅人に珊瑚の石枝を取りに行ってくれるよう依頼する。紆余曲折の末に珊瑚の石枝を持って帰る事に成功するも、儀式を執り行っても聖土化が進行したため、珊瑚宮心海は淵下宮に異常が発生したと察した。軍より調査隊を送ったものの、負傷者が増えるばかりで解明できなかったため、心海は旅人に原因解明を依頼、様々な出来事を解決して聖土化を防ぐ事に成功した。
- 鳴神大社のおみくじ担当「玄冬林檎」は、ファデュイ執行官「召使」の部下に送られたスパイ「リュドヒカ・シュナエフィッツ」であった。彼女は「召使」が経営する孤児院の出身であるものの、巫女の仕事を続けるために嘘の報告をして時間を稼いだ。事実上離叛とされる行為が上司にばれ、死ぬか海祇島に毒を撒くかを迫られた。しかし旅人の策略によりリュドヒカは「死んだ」事にされ、玄冬林檎として生きる事となる。
- 没収した刀工家系の末裔である「楓原万葉」は、光華容彩祭に招かれ稲妻に帰国する。自然消滅したと思われていた「雷電五箇伝」だが、没落の要因を知った神里綾人の策略により楓原万葉もその真相を知る事となる。彼は国崩が雷電五箇伝を滅ぼした理由こそ知らないものの、彼が再び陰謀を目論んでいないのであれば復讐するつもりはないと語った。後日、万葉は「『無想の一太刀』を返した者」として稲妻中で知られる事となり、また綾人により雷電五箇伝の真相を知った影と九条鎌治は楓原家の再建を布告する。万葉は曾祖父から続いた汚名を晴らす事ができたと感謝する一方、各地を見聞して鍛治技術を見極めるまでは家督は継がないと保留する事にした。
影と将軍の対立[編集]
- 考えを変えた「影」と、規則に従い動く「雷電将軍」が対立する事となる。しかし彼女らの体は1つであるため、かつて影が持ち帰った眞の意識空間で長きに渡る戦いが始まる。
- 中の時間で500年が経過した後、雷電将軍は影を認め、その規則を修正する事となる。
- そして紆余曲折の末に自身も前を進む事を決意して鎖国を廃止、テイワット諸国への開国宣言をする。
スメール[編集]
建国[編集]
- 2000年前の魔神戦争の折、1人の男が厄災に見舞われたスメールを救いたいと、森林の民に信仰された魔神「マハールッカデヴァータ」に願い、「夢の試練」を受けて成し遂げ、マハールッカデヴァータより「賢者」の祝福と知識を授かった男はその知識を以って厄災を解決し、のちにスメール教令院を設立して初代大賢者となる。
- 1000年前、マハールッカデヴァータと、砂漠の民に信仰されていた「スカーレットキング(キングデシェレト)」の2人の魔神が草神の座を巡って争い、スカーレットキングは斃れてマハールッカデヴァータが初代草神となる。
- その際にマハールッカデヴァータの親友の花神が祝福の舞を踊り、以後スメールでは毎年「花神誕祭」が行われるようになる。
草神の死、そして次代の草神の誕生[編集]
- 500年前、古国カーンルイアが滅び、その戦争でマハールッカデヴァータが亡くなった[19]。当時カーンルイアとスメールは友好関係にあり、カーンルイアの技術とスメールの知識で開発した超弩級遺跡守衛2体をはじめとする遺跡守衛を配備し、スメール各地に出没した「漆黒の群勢」に応戦し勝利する。しかしカーンルイアが滅んだ事により指示系統を失った遺跡守衛は制御不能になったため拘束封印する事で事なきを得、超弩級遺跡守衛も無理な設計が祟って機能停止したためそのまま放逐される事となる。同時期、砂漠の地で地脈異常が発生し、マハールッカデヴァータは各地に神殿を設け、鎮静化を図るべく力を注ぎ込み成功するも、マハールッカデヴァータも力を使い果たして息を引き取った。
- この時モンドよりロザリン・クルーズチカ・ローエファルタが教令院に留学していたが、モンドの厄災を聞き教令院を中退。恋人のルースタンを亡くすなどの悲劇に見舞われて激情に駆られるまま暴走し、のちにファトゥス「道化」に誘われてファトゥス「淑女」になる。
- マハールッカデヴァータは亡くなる前に「神の心」で動作せし携帯機器「アーカーシャシステム」を遺し、以後はスメール全土に供給される事となる。
- この時には行政機関としても機能していた「スメール教令院」の大賢者をはじめとする賢者達は、次の草神として「クラクサナリデビ」を選抜する。しかし先代草神の威光が大きく、また人前に姿を見せないクラクサナリデビの存在感が薄い事から、以後はマハールッカデヴァータを「草神」と、クラクサナリデビを「花神」と呼ぶようになった。
- 当時のクラクサナリデビは「知恵の神」の名には相応しくなく、一般的な子供程度の知能しか持ち合わせていなかった。そのため保護という名目でクラクサナリデビを幽閉し、アーカーシャを通じて教令院が統治を行っている。
- この頃より瘴気に汚染された「死域」がスメール各地で発生し、不治の病「魔鱗病」も確認されるようになる他、古くより森に住む精霊「アランナラ」が忽然と姿を消した。他にも成人になったら夢を見なくなったという現象が発生したが、教令院は理性と知性の象徴として当然だと結論付けてしまい、以後はスメール人の成人は夢を見なくて当然と思うようになった。また、この頃より知識を保存して他者に記憶させる道具「缶詰知識」も開発されたが、過度な使用は脳の情報過多で廃人になり得ることから教令院は缶詰知識の流通を禁じた。
- カーンルイア戦争時に砂漠の民30人は傭兵団「三十人団」を結成。やがて組織として大きくなった事から「エルマイト旅団」と名を改める。
ザンティク[編集]
- 十数年前、1人の学者が教令院に入門する。妙論派に所属するザンティクは、機械仕掛けの身体に自我を持たせる「機械生命」の研究に執着し、やがて暴走して生物実験を行うようになり、妙論派の範疇はもちろん倫理すら無視した研究に教令院はその学者を追放し、その研究論文は後世への戒めとして破棄されず資料室に厳重に封印される。その後学者はファデュイの執行官「道化」と出会い、彼に誘われるままファデュイの執行官「博士」として籍を置き、名をドットーレと改める。その後は機械生命を実現するためありとあらゆる研究を続け、魔鱗病に侵されているコレイをはじめとする非検体を使って人体実験も行うようになる。のちにセノによりコレイは救出されるも、両親は娘を救おうとして返り討ちに遭って死亡していたため、知人のティナリに治療も兼ねてコレイを託す事となる。
4人の天才[編集]
- 数年前、教令院にティナリとセノ、そしてモンドから留学生としてリサが入門する。3人は瞬く間に頭角を表し、将来的に賢者の地位が約束されるも、教令院の実態と知識を得る事への代償を知り辞退、リサはモンドに帰国し西風騎士団に入団、ティナリは教令院で得た知識を活用したいとアビディアの森のレンジャー隊に入団し、セノもスメールの安寧にその身を捧げるとマハマトラに入団した。
- 時を同じくしてアルハイゼンが入門する。古今東西の20種類の言語に精通している彼に、将来的に賢者の地位が推薦されるも、自由を求める彼は推薦を辞退。ならばと協議の末に書記官長の地位に就く事となる。
近代[編集]
- 近年、突如として政治の方針を変え、テイワット各地の貿易商からは対価が釣り合わないと撤退する者も出てきている。また、エルマイト旅団もスカーレットキングの復活を唱える派閥が現れ派閥間で摩擦が生じ、近年怪しい者達が出入りしているなど不穏な動きを見せている。
- 現代の草神は知識を「資源」として統一管理しており[20]、知恵を敵としている[21]。
- 教令院のある学者がカードゲーム「七聖召喚」を発明。幾多の手札の組み合わせ次第で千差万別の戦略が組める事から瞬く間にスメール中で流行する。国外にも展開しようと考えていた矢先、ちょうど稲妻が鎖国を廃止した事もあり、八重堂と提携して販路を広げ、娯楽小説「七聖王」も執筆した甲斐もあり、稲妻でも成功を収める事となる。
創神計画[編集]
- ファトゥス第2位「博士」が、教令院の雷神の心と「散兵」を持って教令院に設備を貸すよう申請した。元々追放者であった彼には誰も耳を貸さなかったが、マハールッカデヴァータ亡き後の教令院の学術が飛躍的突破を果たせず、死域の原因であり地脈の原点でもある「世界樹」の枯凋問題を解決できずに苦悩していた事を看破していた博士が「神」を作る計画について話すと賢者たちは協力した。
- 散兵の「機械人形」である身体を基に「躯体」を開発し、神の心からエネルギーを抽出し、アーカーシャ端末を通して「コア」にする... また全知全能とするために、大量の神の缶詰知識を取り込ませる。魔神任務3章4幕ではまだ完成していないものの、散兵が世界樹と接続され過去が記録されるなど既に神に近づいた。
新たな「神」の誕生[編集]
- 巨大な機体に管で身体を繋ぎ、雷神の心を搭載した事で、人造神「正機の神」七葉寂照秘密主が誕生した。
- 「国崩」の名を捨てた「散兵」は、缶詰知識によってマハールッカデヴァタになろうとしていた。自我を失ってもいいのかと問われるも、自身の人生を「無意味な過程」と切り捨て、本来生まれた目的に達するつもりだと語った。
- 正真正銘の神となった彼は、乗り込んできた旅人と対峙する。まだ缶詰知識を注入していないものの、その実力は神に匹敵するものであり、旅人の力だけでは突破できなかった。
神の器[編集]
- 旅人が彼の神の心を取り出そうとするも失敗し、そのまま「散兵」がブエルの神の心を取り外そうとする。しかしこの戦いはブエルによって戦闘開始時に作られた、缶詰知識を作るための夢境であることが判明する。168回の戦いを輪廻した後、その攻略方法が缶詰知識として旅人に授けられ、また主要な攻撃装置である新型アーカーシャ端末の動作も行った。
- 168回の戦闘データとスメール人の脳と知恵の缶詰知識を得た旅人は、新型アーカーシャ端末を利用して正機の神を倒した。そしてブエルは、そこから雷神の心を取り出した。
- 正機の神の「コア」____ 「散兵」は、器として造られた本能的渇望と、過去の経歴の影響により、神の心への顕著で強烈な執念がある。雷神の心の回収に抵抗するも、彼と正機の神を繋ぐ管が邪魔をして、なす術もなく神の心を奪われた。
- その際に身を乗り出したため、正気の神を動作させ、同時に「散兵」を生かす管が破損した。彼は意識を失いながら、頭部を下に自由落下で地面に落ちた。
- 一方ブエルはその様子を無言で見つめながら雷神の心を抽出し、取り出し終わると旅人と共にマハールッカデヴァタの記憶を解読した。
輪廻[編集]
- 死闘が終わり、雷神の心を利用して旅人達は過去の世界樹の世界へ赴き、そこにはナヒーダと同じ姿の少女が居た。少女は自身をマハールッカデヴァータと名乗り、自身が500年前に世界樹を救おうとした際に「禁忌の知識」に汚染され、それが原因で死域や魔鱗病が発生した事、そして世界樹の枝を折って「輪廻の儀式」によりナヒーダを創造した事を告白する。そして世界樹を救うためにはマハールッカデヴァータという存在そのものを世界から消滅させる以外手段が無いと告げ、ナヒーダに世界樹の未来を託して自身の存在を消滅させた。
- この時点で世界全体の記憶が改変され、あらゆる場面においてマハールッカデヴァタという単語が消滅した。マハールッカデヴァタの功績は全てブエルの功績と看做され、またブエルの称号もクラクサナリデビからマハークサナリとなった。
神の心[編集]
- 現実世界に戻った後、旅人は「博士」によって意識を奪われる。そしてブエルと2人きりになった「博士」は彼女と接触を測る。
- 「正機の神」の助力をしなかった理由を問われた博士は、それが自身の実験のひとつに過ぎないと語り、被験体に干渉するべきではないからだと語った。
- そして「雷神の心」の取引として、他の「博士」の義体を全て廃棄(自爆)することで雷神の心を手に入れた。
- また知恵の神でさえ知らない、世界樹によって隠された世界の真相___ 「偽りの空」に関する知恵を草神に授け「草神の心」も回収した。
後日談[編集]
- 騒動が終わり、大賢者アザールと六代賢者の内4名が逮捕され、創神計画に反対し幽閉された2名の賢者は解放された。マハールッカデヴァータの存在が消滅した世界ではブエルが初代草神として改変され、長年に渡って草神を幽閉して実権を掌握した罪として、教令院追放を言い渡す。アザールと元4賢者は草神の慈悲深さに改心し、研究者としてアビディアの森でティナリの指導の下で修行する事となった。
- 空席となった大賢者の座を、ナヒーダは今回の功労者である書記官のアルハイゼンに任命するも、自由を求めたいアルハイゼンはこれを辞退。協議の末に次期大賢者を選出するまでの間、一時的にアルハイゼンが大賢者代行となった。スメールから魔鱗病が根絶され、雇い主のドニアザードが完治した事を機に、ディシアは今回の件をきっかけに見聞を広めたいと雇用契約を解約して旅に出る事を決意。アルハイゼンから学者の素質があると教令院学者の地位を得た事もあり、調査員として旅に出る事となった。
- 砂漠地帯では草神の指導の下で支援活動が行われ、大賢者秘書のセタレは学問を広めたいと教令院を辞め、村々に学校を設置する事を決意する。キングスカーレットを信仰し、今回の功労者でもあるエルマイト旅団のラフマンも協力を申し出、大古の祭司・カサーレのような賢者が出現する事を楽しみにしている。
- 後日、セノの大マハマトラ復帰の祝いを兼ねたパーティーの中で、ナヒーダが旅人に憑依し、皆に感謝の言葉を述べた。マハールッカデヴァータの存在が消滅した世界の中で、テイワット外から来た「降臨者」ゆえか唯一彼女の事を覚えていた旅人は、彼女の事は決して忘れないと心に誓う。
- 数日後、ナヒーダに呼ばれた旅人は、行方不明の身内の事についての報告を受ける。世界樹を通じて捜索するも、世界樹を以ってしても居場所が掴めなかったが、ファデュイの情報では降臨者は旅人兄妹以外に、天理、そしてもう2人の降臨者が居る事を告げた。
伽藍に落ちて[編集]
- 意識を失ったままの「散兵」は、ナヒーダが保護していた。かつて「神になった」存在として有用な特質が残ったため、目を覚ました彼に世界樹から旅人の肉親を探すよう命じた。
- 彼は囚人としてそれに従い、監視役である旅人と共に世界樹を探っていると、とある「無名のデータ」を見つけた。
- それは数百年前のたたら砂での記憶であり、稲妻のたたら砂に所属する「丹羽」とフォンテーヌのエンジニア「エッシャー」の会話だった。丹羽が当時のたたら砂における炉心問題をエッシャーに問い詰めたところ、エッシャーは丹羽を殺害し、自身が「博士」であることを明かした。
- 当時たたら砂では、傾奇者と呼ばれる人形が丹羽を含む人間と暮らしていた。そこへエッシャーがフォンテーヌの技術として炉心を導入するも、そのトラブルにより死傷者が多数発生した。炉心を止めるため幕府に協力を仰ぐも、幕府へと向かった者は誰1人として帰って来ず、最高責任者である丹羽が炉心を止めるため内部に入る事になっていた。しかし丹羽は博士によって殺害され、その死は失踪として偽造された。その後傾奇者が炉心内部へと入り、浄化装置によってその暴走を止めた。その浄化装置には心臓が嵌め込まれており、博士は丹羽の遺体から心臓を抉りそこに入れた。しかしそれは失踪した丹羽が部下を殺して残した「贈り物」だと説明され、丹羽に裏切られたと思った傾奇者はそのままたたら砂を出た。
- 数百年丹羽が裏切っていたと思っていた傾奇者_______スカラマシュは、「博士」が裏切ったと知ると、今はスメールにいない彼に対し怒り狂った。
- 彼が落ち着いた頃、再び旅人が話しかけると、彼はやはり世界樹に肉親に関する情報はないと答えた。しかし「道化」から聞いた話から旅人の降臨などに関する情報を提供した。情報の代償として、彼は一つの質問をした。「 この世界で、「歴史」が変わったことはあるかい?」と。旅人の沈黙は彼に答えを与えることとなり、彼は世界樹に飛び込んだ。歴史から自身を削除することで、丹羽が殺される運命を書き換えようとした。
- 実際に歴史改変に成功し、旅人以外は彼に関する情報を忘れた。旅人は歴史への影響を確認しに稲妻に向かった後スメールに戻ると、スカラマシュにあった。
- この世界での彼は「放浪者」と名乗っており、出生以降すべての記憶と運命が異なる存在だった。旅人は彼を連れてナヒーダの元へ行き、彼を忘れたナヒーダに事情を説明し、バックアップからナヒーダとパイモンが記憶を取り戻した。そしてそこから夢境を生成し、放浪者に「前世」の自分を見せた。
- たたら砂での幸せな時間、子供との短い時間、ファトゥス「散兵」としての時間、そして「造神計画」… 自身の過去を覗き、そこに含まれる罪も知った彼は、それでもそれを受け入れる決断をした。ナヒーダが彼に記憶を返し、幾つもの記憶が彼に流れ込んだ。そして記憶の中にある七葉寂照秘密主が彼を攻撃しようとした。動けない彼の代わりに旅人が戦うも、絶体絶命の危機に陥った。
- その刹那、彼は風の音を聞いた。その香りはたたら砂のものであり、かつて彼が感じたものだった。いくつもの過去の彼が繋がり、彼はその過去を受け入れること選んだ。
- 次の瞬間、彼の目の前に光が降り注ぎ、七葉寂照秘密主の攻撃を防いだ。それは風の「神の目」だった。彼はそれを手に取ると、自身の過去を倒した。
- その後夢境を離れた彼らは、ナヒーダと話し合った上で和解することとなった。世界樹にあった情報はナヒーダが仕組んだものであり、彼を利用する前に代価を支払ったと説明した。そして彼はファデュイから離れ、旅人とナヒーダの味方となることを選んだ。
- 全てが終わった後、ナヒーダの提案で旅人から新たな「名前」を授かることとなる。母から名前を与えられなかった彼は「名前は人生で最初の贈り物」と考えており、旅人に送られた名前を名乗ることとなった。
- 最後旅人が部屋に戻ると、旅人の脳内に謎の女性の声が聞こえた。それは世界樹が書きかわったことすら認識しているが、正体がわからないまま声は聞こえなくなった。
帰元ノ庭[編集]
- 缶詰知識の不法流通について調査依頼を受けた旅人は、同じく独自調査をしていたセノと共同調査をする事となり、流通組織の背後にスカーレットキング文明の技術で、他者の命と引き換えに死者を蘇らせる禁忌の神殿「帰元ノ庭」が絡んでいる事を知る。調査の結果、かつてセノの相棒でマハマトラのカリスマ的存在のタージ・ラドカニが主導している事を知り、発見された地下神殿へと向かう。タージは一人息子のムルタダが帰元ノ庭の調査をしたため自らの手で逮捕したが絶望のあまりに自死した事、子供の頃からタージを理解してやれなかったために死に追いやったと後悔して組織に入ったと告白したが、セノは彼の嘘を見破り、本当は帰元ノ庭を永久に封印するため、組織を壊滅させるために命を賭してスパイになったと告げてセノに調査結果を託し、神殿を爆破して流砂の中に沈んだ。4日後、セノをはじめとするマハマトラの一斉捜査が行われ、教令院学者や大商人、傭兵団など計300人以上が逮捕・投獄される。そのほとんどはセノの手により逮捕されたものであり、スメール各方面を震撼させた。
夢の世界 [編集]
ナヒーダの決断でアーカーシャが停止した事により、スメール成人の夢を搾取する必要が無くなり、スメール成人も夢を見るようになる。人々は見た夢を語る「モーメント・オブ・ドリーム」を開催するようになり、ナヒーダも「夢占い」という形で参加するようになり、参加者に助言をするようになった。しかしある日、スメール各地で眠りから覚めない現象が発生し、旅人はナヒーダと共に昏睡者を通して夢の世界に入った。そこには違法でアーカーシャ端末に侵入した際にアーカーシャを停止したため、アーカーシャに閉じ込められた学者・モセイスが、過去に他界した彼女のエミルを再現するために「夢の世界」を想像し、そして近親者を亡くした者達の「会いたい」という「夢」をアーカーシャの動力源にするべく夢を見せていた事が判明する。昏睡者達は夢の世界を壊さないでくれと懇願するが、ナヒーダは、それは夢から覚めるのを待つ者達を不幸にさせていると説得。昏睡者が夢から覚めた事により、夢の世界を制御をしていたエミルが消滅し、モセイスは彼女の下に逝くと崩壊する夢の世界に留まった。しかしナヒーダは彼の行いを許さず、彼の意識体を缶詰知識に封印して現実世界に戻り、昏睡状態にあるモセイスことベノニの肉体に移して罪を償わせた。
スネージナヤ[編集]
500年前、カーンルイア戦争集結以降、氷神は風神との連絡を絶った。
時期不明: スネージナヤの全国民は、「共通の強大な敵と、逃げ場のない長い夜が来る最後の決戦が訪れる」という警告を受け入れる。この決戦の準備のため、ファデュイが設立される。
文明[編集]
- テイワットの多くの地域で共通とされる文明について記述する。
言語[編集]
- ヒルチャールや一部の国を除き、基本的に共通言語を利用する。ただし、国ごとに字体は大きく異なる。
- カーンルイアや白夜国、鶴観などでは、テイワットとは異なる言語が使われる。
- 発音はユーザーの言語設定に依存するが、テイワット各地で見られるテキストはテイワット独自の文字とされる。
- ヒルチャールはヒルチャール語を話す。例えばmosi mitaは「嬉しい」という意味である。ガイア、ウェンティはヒルチャール語を話せ、エラ・マスクはヒルチャール語を研究している。アビスの魔術師もこの言語に精通し、ヒルチャールを操ることができる。ウェンティやガイアもヒルチャール語を理解できる。
- また、さらに別言語としてカーンルイア語も存在する。遺跡やアビス、またチュートリアル表示のプレースホルダーはカーンルイア語で書かれている。
- 鶴観や白夜国では、異なる言語が利用される。鶴観は主に名詞においてテイワット標準語と異なり、白夜国の文字はシステム上読む事ができない。
経済[編集]
- テイワット大陸全体で「モラ」が通貨とされている。その製造は璃月にのみ許可されていたが、モラクスの死亡によって生産が止まっている[22]。
- モラは通貨以外に触媒にもされており、(システム面ではなく実際に)武器強化に使われているようである。
文学[編集]
- 書籍としては、単に事実や歴史を述べたものだけでなく、娯楽小説も存在する。
- 例えば「お願いっ!私の仙狐宮司」では、ポンコツな雷電将軍とその眷属によるフィクションが描かれている。
- 行秋こと枕玉が書いた小説「沈秋拾剣録」は、所謂ラノベ小説の文化がない璃月では人気が出なかったものの稲妻では大人気小説となり、サイン会が開かれた[23]。
法律[編集]
- 法律は国ごとに制定されている。例えば、稲妻では神の目を幕府が収集する、「目狩り令」がある。モンドには政府がないものの、事実上の政府である西風騎士団が法律を作っており、治安が保たれている。
- 稲妻では政治に意見することが基本的に許されず、雷電将軍の意志により全てが決定されるが、「御前試合」に勝利すれば意見することは許される。ただし敗者は最強の剣術「無想の一太刀」を浴びせられ処刑される。
- スメールでは学術に関する規定があり、禁忌を侵したものは教令院から永久に追放される。またフォンテーヌではより厳しい法があり、裁かれた者は重い罰を受ける事となる。
- スネージナヤは各国で治外法権を持っており、例えば「公子」は璃月で逮捕されなかった。稲妻では柊家によりそれが認められたが、雷電将軍が「淑女」を処刑したり結託の判明後はその権利が撤回されるなど完全ではない。
信仰[編集]
- 基本的には七神への信仰が行われる。
- 神の人間の関係は国によって異なり、何世紀も人の前に現れない風神[24]もいれば、直接国家を統治する雷神[25]もいる。
- 神の力は人々の信仰によって変化するが、神の目の発生条件は必ずしも信仰とは限らない。
- 七神以外への信仰として、風神同等の扱いを受けていた「時の執政」や珊瑚宮で信仰されている魔神「オロバシ」(死亡済み)、鶴観で信仰されていた「雷鳥」(死亡済み)などがある。また魔神戦争前の古代のテイワットでは、月の女神が信仰対象だった。
- ヒルチャールは、神ではなく元素自体への崇拝を行なっている。
- 神への信仰は人によって度合いが異なり、バーバラや九条裟羅の様な信仰心が強い人物がいる一方で、ロザリン・クルーズチカ・ローエファルタやロサリアやダインスレイヴなど神を信仰しない者もいる。
- トワリンや八重神子などは神の眷属であり、魈を含む純系の仙人も事実上眷属の役割を果たしている。一方で神が創造した禍津御建鳴神や若陀龍王、トワリンが神と敵対したり、創造後に再起不能にして捨てた国崩(スカラマシュ)が再起するなど、必ずしも神の意志が側近の者を制御できるわけではない。
- スメールでは主に先代草神が信仰され、現代草神の信仰は一部に留まっている。スメール教令院の賢者は現代草神クラクサナリデビを幽閉しており、先代であるマハールッカデヴァータ(死亡済み)の遺産により統治を行っている。また砂漠ではエルマイト旅団の過激派によりスカーレットキング(死亡済み)も信仰されている。
科学技術[編集]
- テイワットで確立されている科学技術には錬金術、電動機、ロボット、 昇降機、電灯、方術や邪眼などがある。
- 例えば錬金術では、様々な物質の合成や変換が行える。さらに上位の錬金術では、生命さえも創造できる。キャラクター「アルベド」や魔龍「ドゥリン」はこの錬金術によって創造された。
- ロボット技術はカーンルイア製の自律装置「遺跡守衛」を始めとする多くの遺跡機械が存在する。これらはファデュイ執行官「博士」がその量産に成功しており、人間を自律装置に変える技術も確立している。おもちゃとして簡単な動作をするロボットも存在し、元素生物の元素をエネルギー源として動作する。
- またキャラクター「スカラマシュ(放浪者/国崩)」及び「雷電将軍」は、雷神バアルゼブルに創造された機械人形である。上記の自律装置とは違い、意志を持ち人に近い形で造られているが、その出生は機械人形(ロボット)である。
- 特にスカラマシュは教令院と「博士」による改造を経て、筐体の巨大化と神の心の搭載により人造の神の開発に成功している。さらに機械人形でありながら生来より意志や感情を持っており、神の目を獲得している。
- 方術は璃月及び稲妻で使われるもので、キャラクター「重雲」 「申鶴 」及び「夜蘭」の家系、また稲妻の野伏衆が利用する。璃月の方術は仙人によるもので、稲妻の方術は 符術 と呼ばれ、璃月の術をもとに「惟神晴之介」という人物によって確立された。
- 方術や符術のように神の目以外で元素力を扱う方法は、スネージナヤでも確立されている。
- 例えば神の目の模造品である「邪眼」を始め、雷蛍を操る雷蛍術師や、銃やポンプやハンマーに自然の元素力を蓄えたり、ヒルチャールやアビスと同じ方法で元素を操る手法などである。
- スメールでは人の脳に干渉し、人々に知恵を与えると同時に夢を搾取できる装置がある。またアーカーシャを通じて任意の知恵を手に入れる方法として、「缶詰知識」と呼ばれるものも存在する。
- スメール教令院では様々な研究が行われており、その中には天理に背く危険な研究も含まれる。そのため教令院は規則を定め、マハマトラと呼ばれる警察組織によってそれらを取り締まっている。
地脈・元素[編集]
テイワットの特徴的な要素として、「元素」という概念が挙げられる。
元素とは物質の属性の事で、現時点では雷、風、水、炎、氷、岩、そして草元素が存在する。
元素は自然発生する場合や、神の目や人間以外の生物により発生することがある。
地脈とは元素の根元であり、テイワットの全てを繋ぐ概念的なネットワークである[26]。
その状態によっては「地脈異常」と呼ばれる現象が発生する事がある。地脈異常が発生している場合、神の目を持つ者や生物に反応した様々な異常現象が発生する。ゲーム内では秘境で発生する。
またテイワットにおける事象は全て地脈によって記録されており、地脈異常によってその記憶が幻影として放出される事がある。その幻影は当時の状況を保持しており会話も可能である[27]。しかしそれらは短時間で消え、また直接魂に干渉する事はできない。
記録される具体的なものとして、人間、妖(例: 有楽斎[28])、人形(例: スカラマシュ[29])などの記憶あり、また経験や金銭、聖遺物(遺品)なども記録される。地脈は魔物によって荒らされる事で溢れることがあり、天然樹脂を使う事でそのエネルギーを吸収できる。
スメールの学者「プルシナ」は、プルシナスパイクという装置で理論上地脈エネルギーを安定させる装置を開発した。
家系・組織[編集]
テイワット各国における重要な地位を持つ家系の一覧
モンド[編集]
西風騎士団[編集]
事実上の政府(小さな政府に似た統治方法)を行う騎士集団。主にモンドの防衛を行う。
グンヒルド家[編集]
モンドの貴族家系の一つ。女性である初代当主「グンヒルド」がデカラビアンの挑戦に勝ったことで風神の加護を受けており、かつてヴァネッサのローレンス家討伐を支援した。
「モンドを守る」という家訓のもと、跡継ぎである「ジン」も西風騎士団の代理団長としてモンド人に信頼を置かれている。
ラグヴィンド家[編集]
モンドの貴族家系の一つ。現在では「アカツキワイナリー」としてモンド名物のワインを製造している。
エーモンロカ家[編集]
かつてモンドに居た貴族家系の一つ。現代では滅びていると思われるが、それ以外の詳細は不明。
ローレンス家[編集]
かつてモンドを支配し、奴隷であった「ヴァネッサ」の反乱により制裁を受けた旧貴族。既に貴族としての地位はないものの、辛うじて家は継がれている。
現代でも多くのモンド人の恨みを買っているが、それでもなお家系には貴族の地位を取り戻そうとする者もいる[30]。
マスク家[編集]
ヒルチャールの研究を行う一族。ある程度ヒルチャール語を理解できる。
璃月[編集]
璃月七星[編集]
璃月の統治を行う商業集団。岩王帝君の逝去までは彼の意向に従って統治を行い、岩王帝君の逝去後は自ら璃月の統治を行なっている。
仙衆夜叉[編集]
かつて璃月を守った5人の夜叉。業障により2人が同志打ち、1人が発狂、1人は魔物を封じ込めるため自己犠牲によって死亡し、岩王帝君と風神バルバトスの加護によって金鵬大将のみが生き残った。
飛雲商会[編集]
璃月有数の大商会で、かつて隆盛を誇った武侠の一門「古華派」が前身。行秋の父親が現当主で、行秋の兄が次期当主になる予定。
- 古華派
- 飛雲商会の前身である武侠の一門。かつては隆盛を誇っていたが現在は見る影もなく落ちぶれており、現状は飛雲商会が資金援助している事で存続している状態。行秋は古華派の立て直しを図っている。
方士一族[編集]
テイワット大陸に蔓延る妖魔を退治する事を生業とする一族[31]。重雲は本家の次期当主であり、申鶴は分家筋で重雲の叔母にあたる[31]。
往生堂[編集]
2000年前に土葬の遺体の腐敗から疫病が蔓延している事を発見した医師が開業した火葬の葬儀屋。胡桃は77代目堂主であり、鍾離は時代毎に客卿として就任している。
雲家[編集]
1000年の歴史を持つ鍛造家系。有名劇団「雲翰社」も経営しており、雲菫はその現座長である。
稲妻[編集]
稲妻幕府[編集]
下記の家系により稲妻を統治する組織。
雷電家[編集]
双子の神である「雷電眞」(雷神バアル)及び「雷電影」(雷神バアルゼブル)の家系。稲妻建国後から500年前までは、彼女ら2人を合わせて「雷電将軍」と読んでいた[32]。
雷電影が創造した人形の1人「雷電将軍」はその地位を継いでいる[33]ほか、放棄された人形であり流浪を続ける「国崩」(スカラマシュ)がいる[33]。
なお、バアルとバアルゼブルは双子関係にあるもののその出生は不明である。「雷電将軍」(御建鳴神命)は固有の名前を持っておらず、「国崩」の本名も不明である[29]。
「雷電将軍」は幕府において絶対的な決定権を持っており、すべての決定は雷電将軍により行われる。
九条家[編集]
三奉公「天領奉行」の家系。稲妻の軍事政策や治安維持を担当する。かつての影の盟友であった大天狗「笹百合」を先祖としている。
ストーリー開始時は「九条孝行」が当主であり、魔神任務2章3幕後に彼は逮捕され「九条鎌治」が新たに当主を務める。
鷹司家[編集]
九条家分家で代々九条家の補佐を務めている。当主は「鷹司進」。弟に「鷹司勇」が居たが数年前に毒殺されている。魔神任務第三章では親族で納銭方の「鷹司朝秀」が登場。進の行動に難色を示している一方で九条鎌治の事はその才能を認めている。
神里家[編集]
三奉公「社奉行」の家系。刀の鍛造や祭りなどの伝統文化に関わっている。数百年前にファデュイの策略に嵌り、監督不届きから将軍の罰を受けかけるも、八重神子の言葉により没落は免れる。
Ver.2.5では八重堂との協力により「光華容彩祭」を開催し、開国した稲妻の復興と伝統行事の復活、また裏では雷電五箇伝没落の真相を楓原万葉に伝えた。
現代では「神里綾人」が当主を務める。
柊家[編集]
三奉公「勘定奉行」の家系。稲妻の外交と外国人の管理を担当する。
当主の「柊慎介」がファデュイ執行官「淑女」と交渉しており、魔神任務2章3幕中までスネージナヤ国民の優遇措置を取っていた。目狩り令廃止後は諸々の罪を問われて逮捕されて失脚し、一人娘の「柊千里」が家督を継いだ。
松浦家[編集]
勘定奉行の家老。代々柊家の補佐をしている。
楓原家[編集]
元雷電五箇伝「一心伝」の一家系。「国崩」の件で家業を諦め[23]、そこから4世代後に没落した[34]。後継である「楓原万葉」は私財を売って寄付し、国外を流浪して過ごしている[23]。
丹羽家[編集]
元雷電五箇伝「一心伝」の一家系。かつて楓原家、赤目家と共に一心三作を作った[35]。仁義に厚く焼き入れに長けた技術を持つ家系[34]。後継者の父・桂木が「失踪」したため、子は楓原家の養子となり当主として跡を継ぐ。「国崩」はその事実を知った後、雷電五箇伝への攻撃を止める[23]。
なお、子孫には失踪したと伝えられているが、実際には善意による汚職で御輿長正に処刑されている[36]。この件により「国崩」が御輿長正を恨み、稲妻での事件のきっかけとなった。
赤目家[編集]
元雷電五箇伝「一心伝」の一家系。祟り神の影響により刀鍛造に影響を受け、僅か3代で一心伝の地位を剥奪される。その後楓原家の配下になるも、ファデュイと「国崩」の策略により罪を犯しスネージナヤへと逃亡、赤目の名を捨てた[37][38]。
天目家[編集]
現代まで残る唯一の雷電五箇伝の家系。「国崩」が楓原家の祖先を知り攻撃を辞めた事で偶然没落を免れた。
御輿家[編集]
代々稲妻幕府に仕える与力の家系。元々は鬼族の家系だったが、500年前に影の盟友が1人の「御輿千代」が「摩耗」により暴走して影に刃を向けた事に実子の「御輿道啓」は自ら責任を取り御輿家を出奔し、当時御輿家に迎えていた人間の養子の「御輿長正」が家督を継ぐ事となり、以後は人間の家系になる。
御輿長正は御輿家の汚名返上のため稲妻幕府に入り、たたら砂で働いた。御輿千代の行いから信頼はされていなかったが、「丹羽桂木」や「名無しの傾奇者」(スカラマシュ)達と剣舞を振舞うなどの関わりはあった模様[36]。ある件から桂木を処罰し、その後は刀鍛造を離れたと思われる。
現在は2人兄弟で兄「御輿源一郎」はその内気な性格から家督を継ぐ資格が無いと自ら弟「御輿源次郎」に家督を譲り、自身は稲妻城下の「目付の源」を経営している。
岩蔵家[編集]
出奔した御輿道啓はその後影向山で隠居生活をしていた。その途中天狗の少女に出逢って剣術を学び、免許皆伝して名を「岩蔵道胤」と改める。またこの際天狗の力により鬼の血を薄めていた模様。
その後天領奉行(九条家)の岩蔵流剣術指南役として代々仕える事となる。代々継承者は「胤」の名も継ぎ、現宗主は「岩蔵光造(光胤)」。目狩り令の折に光造は「義」を選んで自身の神の目を献上したが、免許皆伝者を含む門下生の大半は「情」を選んで下野したため、岩蔵流は剣術道場としては閉門状態にある。
スメール[編集]
スメール教令院[編集]
スメールシティを拠点とするスメールの事実上の政府であり、学術研究を行うための学校である。 大賢者を指導者としており、現大賢者はアザーレ。 6大派閥に分かれ、国内外のあらゆる知恵が集まっている。
マハマトラ[編集]
スメール教令院に所属する法の執行官の部署(いわゆる警察組織に該当する)。スカーレットキングの祭司で法の執行官でもあるマハマトラが前身であり、スカーレットキングが斃れた後に砂漠の民を庇護下に置いたマハールッカデヴァータにより編入された。特に監督官の地位を持つ者を「大マハマトラ」と呼び、身体能力や武術はもちろん、知識や人柄、そして法への忠誠心など厳格な条件を要求される。大マハマトラはスカーレットキングの祭司の名残で、「法の番犬」の象徴でもあるジャッカルの兜を被る。
エルマイト旅団[編集]
テイワット各地で活動している傭兵団。500年前のカーンルイア戦争の折にスメール西方の砂漠の民30人で結成した「三十人団」が前身。現在もエルマイト旅団の上層部30人は「三十人団」の肩書きを持っている。スメールシティに拠点として「レグザー庁」が在り、三十人団の1人で顧問のアスファンドはディシアの祖父。
フーマイ家[編集]
スメール有数の大富豪。1人娘のドニアザードのボディーガードも兼ねてディシアをはじめとするエルマイト旅団と雇用契約をしている。
特産品[編集]
- テイワット全土で夕暮れの実やミント、スイートフラワーなどが収穫できるほか、地域ごとに特産物が存在する。例えばモンドでは風車アスターやググプラムなど、璃月の石珀や絶雲の唐辛子など、稲妻ではウミレイシや緋櫻毬などが特産品であり、それぞれ料理や育成素材として使われる。
モンド[編集]
- イグサ
- ヴァルベリー
- ググプラム
- セシリアの花
- ドドリアン
- 蒲公英の種
- 風車アスター
- 慕風のマッシュルーム
- 風晶蝶
ドラゴンスパイン(モンド領)[編集]
- 冷凍鮮肉
- 星銀鉱石
※生命力を吸収した龍牙
- 氷晶蝶
璃月[編集]
- ハスの花托
- 星螺
- 清心
- 馬尾
- 石珀
- 絶雲の唐辛子
- 夜泊石
- 瑠璃袋
- 瑠璃百合
- 霓裳花
- 岩晶蝶
層岩巨淵[編集]
- 星茸
- 老岩
稲妻[編集]
- スミレウリ
- 海草
- ウミレイシ
- 緋櫻毬
- 晶化骨髄
- 血石華
- 鳴草
- 天雲草の実
- 珊瑚真珠
- オニカブトムシ
- ユウトウタケ
- 雷晶蝶
スメール[編集]
- 星茸
- ハッラの実
- ザイトゥン桃
- スメールローズ
- ヴィパリャス
- ルッカデヴァタダケ
- パティサラ
- サウマラタ蓮
- カルパラタ蓮
- 草晶蝶
砂漠エリア[編集]
- 聖金虫
- 赤念の実
- 砂脂蛹(千尋の砂漠エリア)
フォンテーヌ[編集]
ナタ[編集]
スネージナヤ[編集]
カーンルイア[編集]
- インテイワット
金リンゴ群島(期間限定)[編集]
- 蒲公英の種(ハラハラ島)
- 星螺(プリン島)
- ウミレイシ
- 余韻のホラガイ
三界道饗祭(期間限定)[編集]
- 淵海鉱石
- 常世の荚
- 珊瑚蝶
BOSS[編集]
この項目では色を扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。 |
名前を覚えるべき強敵(ウィークリーボス)は青太字で表記する。
モンド[編集]
- 無相の雷
- 無相の氷
- 無相の風
- 急凍樹
- トワリン
- 北風の狼・ボレアス(アンドリアス)
璃月[編集]
- 無相の岩
- 爆炎樹
- 純水精霊・ローデシア
- エンシェントヴィシャップ・岩
- 「公子」タルタリヤ
- 若陀龍王
- 遺跡サーペント[39]
稲妻[編集]
- 無相の炎
- 無相の水
- 恒常からくり陣形
- 雷音権現
- 魔偶剣鬼
- 黄金王獣
- 「淑女」シニョーラ(ロザリン・クルーズチカ・ローエファルタ)
- アビサルヴィシャップの群れ(アビサルヴィシャップ・噛岩/呑雷)
- 禍津御建鳴神命(雷電将軍)
スメール[編集]
- 迅雷樹
- マッシュラプトル
- 半永久統制マトリックス
- 兆載永劫ドレイク
- 「正機の神」七葉寂照秘密主
- 無相の草
- 風蝕ウェネト
フォンテーヌ[編集]
ナタ[編集]
スネージナヤ[編集]
カーンルイア[編集]
金リンゴ群島[編集]
- 魔偶剣鬼(Ver.1.6)
名前を覚えるべき強敵[編集]
Lua エラー package.lua 内、80 行目: module 'Module:Message box/configuration' not found 「名前を覚えるべき強敵」とは、特にメインストーリーにおいて重要な戦闘で、テイワットにおける旅人の功績として称えられるきっかけとなる戦闘でもある。また、テイワットにおいて比較的重要な位置付けである存在の敵も多い。
「公子」[編集]
ファデュイ執行官第11位「公子」タルタリヤとの戦闘。岩王帝君の亡骸から「神の心」を回収するため黄金屋に来た「公子」と、それを阻止するために来た旅人が対峙して戦闘を行った。
戦闘後は「禁忌滅却の札」によって封印されていた魔神を呼び起こし、事前の計画通り璃月港を水没させようとした。
魔王武装[編集]
彼の魔王武装は彼が14歳の時___ まだ彼がアヤックスと名乗っていた時に手に入れたものである。
少年だった彼は深淵に堕ち、そこでスカークという人物に出会い武術を習った。
彼はそこで3ヶ月を過ごすも、現実世界では3日しか経っていなかった。
「淑女」[編集]
ファデュイ執行官第8位「淑女」シニョーラとの戦闘。九条家とファデュイの結託を知った九条裟羅が天守閣へ乗り込み、その後を追って旅人が天守閣に入った。
そこには雷電将軍と、見覚えのある姿の女性____ モンド、璃月で神の心を持ち去った「淑女」がいた。お尋ね者だった旅人が無断で天守閣に立ち入った事で境地に陥るも、咄嗟の判断で「御前試合」を申し込んだ。そして雷電将軍がそれを許可し、「淑女」がその挑戦を受けて御前試合を行った。
試合に敗北した「淑女」は、まもなく雷電将軍による処刑が行われて即死した。
ロザリン・クルーズチカ・ローエファルタ[編集]
旅人の剣は邪眼の堅氷を突き破り、繭からはかつて世界を燃やそうとした女性が現れた。
魔龍ドゥリンによって愛する人を亡くし、世界を憎み、世界を灼きつくさんとしたとある少女の成れの果て。
「正機の神」七葉寂照秘密主[編集]
ファトゥス第6位「散兵」スカラマシュが乗り込んだ機械人形___ 「七葉寂照秘密主」との戦闘。
教令院6大流派と「博士」の知恵によって「神」となった彼には旅人の実力のみでは敵わず、缶詰知識とナヒーダが新たに生み出した新型アーカーシャ端末の助力により戦う。
国崩[編集]
放浪者[編集]
禍津御建鳴神命[編集]
「永遠」に対する考えを改め、前に進もうとする影の前に立ちはだかる人形の雷電将軍。
「永遠」に仇なすもの、たとえそれが影であっても切り伏せるようにプログラムされていた雷電将軍は、眞が遺した意識空間の中で影と500年(意識空間における)にわたって戦い続けてきた。八重神子の助力を経て旅人が意識空間にやってきた際に、決着の時を悟り、「禍津御建鳴神命」の姿に変わり、500年続いた戦いを終わらせる。
風魔龍トワリン[編集]
邪龍の毒血に汚染され、正気を失っていく中でバルバトスに見捨てられたと誤解し、憎悪したが故にアビス教団に利用されてしまった風神の眷属。
若陀龍王[編集]
かつて岩王帝君がある岩元素生物と会い、彼と契約して龍の形に彫った。岩王帝君は人と暮らすことを許されるも、後に摩耗により人を襲い、契約を破ったとして封印された。
北風の狼・ボレアス(アンドリアス)[編集]
モンドの四風守護のうちの「北風の狼」。旧モンド時代に当時の支配者デカラビアンと戦って死亡した。死の間際に風神バルバトスとモンドを守護する契約をし、現在はその魂を奔狼領に置いている。
旅人は「試練を受ける」という名目でアンドリアスと戦う。
システム[編集]
基本的にテイワットは陸続きであり、(稲妻を含め)ロード無しで全マップを行き来できる。
ただし淵下宮、金リンゴ群島、塵歌壺、層岩巨淵・地下鉱区は別マップ扱いとなり、ワープもしくは特定手段でしか移動できない。
実装履歴[編集]
Ver.1.0: モンド/璃月
Ver.1.2: ドラゴンスパイン(モンド)
Ver.1.6: 金リンゴ群島
Ver.2.0: 鳴神島(稲妻)、神無塚(稲妻)、ヤシオリ島(稲妻)
Ver.2.1: セイライ島(稲妻)、海祇島(稲妻)
Ver.2.3: 鶴観(稲妻)
Ver.2.4: 淵下宮
Ver.2.6: 層岩巨淵(璃月)
Ver.2.8: 金リンゴ群島(2022)
Ver.3.0: スメール(森林エリア)
Ver.3.1: スメール(砂漠エリア)
Ver.3.4: スメール(千尋の砂漠エリア)
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ 魈は璃月内で旅人が呼ぶと、すぐに駆けつける。
出典[編集]
- ↑ (日本語) 【原神】公式PV『テイワット』メインストーリーチャプターPV-「足跡」 2021年6月27日閲覧。
- ↑ “原神——冒険に満ちたブランニューワールドへ”. genshin.mihoyo.com. 2021年6月27日閲覧。
- ↑ @Genshin_7 (2020年3月14日). "【モンドの美酒について】" (ツイート). Twitterより2022年3月27日閲覧。モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。
- ↑ “原神——冒険に満ちたブランニューワールドへ”. genshin.hoyoverse.com. 2022年3月27日閲覧。
- ↑ “『原神』Ver.1.4「風花の招待」予告PV公開―モンドの祭典「ウィンドブルーム祭」開幕!メインストーリー「魔神任務」もついに更新” (日本語). インサイド. 2022年3月27日閲覧。
- ↑ (日本語) 【原神】公式PV『テイワット』メインストーリーチャプターPV-「足跡」 2021年7月9日閲覧。
- ↑ 原神 デートイベント「重雲」
- ↑ 原神 月逐い祭
- ↑ (日本語) 【原神】ストーリームービー「世にある至味」 2021年10月2日閲覧。
- ↑ 『珊瑚宮民間信仰に関する初調査』原神(ゲーム内書籍)。
- ↑ 11.0 11.1 魔神任務間章「伽藍に落ちて」
- ↑ 原神 辛炎 ボイス「誕生日…」
- ↑ 原神 蒼白の炎
- ↑ 原神 タルタリヤ(ストーリー)
- ↑ 原神 特別なおみくじ
- ↑ 原神 空鯖の章 第1章
- ↑ 原神 魔神任務 2章3幕「千手百目の浮世」
- ↑ (日本語) 【原神】放浪者と他キャラクターの関係【Genshin Impact】 2023年1月4日閲覧。
- ↑ “聖遺物:翠緑の影 - genshin_テキスト保管庫 - Seesaa Wiki”. 2022年4月21日閲覧。
- ↑ 原神 魔神任務2章3幕「千手百目の浮世」
- ↑ (日本語) 【原神】公式PV『テイワット』メインストーリーチャプターPV-「足跡」 2022年4月21日閲覧。
- ↑ 魔神任務「久遠の体との別れ」より。
- ↑ 23.0 23.1 23.2 23.3 光華容彩祭, 原神
- ↑ (日本語) 【原神】序章第三幕 終盤ストーリーノーカット。ウェンティvsシニョーラ! 2022年4月14日閲覧。
- ↑ (日本語) 【原神】ストーリームービー「臣民に夢を与えると誓おう」 2022年4月14日閲覧。
- ↑ 原神 ロード画面
- ↑ 原神 天下人の章 第2幕
- ↑ 原神 仙狐の章 第1幕
- ↑ 29.0 29.1 原神 華館夢醒形骸記
- ↑ 原神 エウルア伝説任務
- ↑ 31.0 31.1 原神 重雲(ボイス)
- ↑ 『研澄真影打ち珍説』原神(ゲーム内書籍)。
- ↑ 33.0 33.1 原神 魔神任務2章3幕
- ↑ 34.0 34.1 原神 サマータイムオデッセイ
- ↑ 原神 波乱月白経津
- ↑ 36.0 36.1 “スカラマシュの全情報書き写し” (日本語). giarchive.github.io. 2022年12月4日閲覧。
- ↑ 原神 籠釣瓶一心
- ↑ 原神 紅葉の章 第1幕
- ↑ 原神(げんしん)攻略班. “【原神】層岩巨淵(そうがんきょえん)の最新情報|ゲームエイト” (日本語). Game8(ゲームエイト)- 日本最大級のゲーム攻略wikiサイト. 2022年3月11日閲覧。
外部リンク[編集]
- Lua エラー モジュール:Twitter 内、8 行目: attempt to index field 'wikibase' (a nil value)
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