13日の金曜日 (1980年の映画)
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『13日の金曜日』とは、1980年に公開されたアメリカのホラー映画。ショーン・S・カニンガム監督による13日の金曜日シリーズの記念すべき第1作目。忌まわしい過去を持つキャンプ場でキャンプ指導員たちが血祭りに上げられていく惨劇を描いたホラー映画の金字塔。1980年代に世界的現象ともなったスプラッター映画ブームの元祖ともなった作品であり、トム・サヴィーニの特殊メイクのインパクトが高く、のちに多くの続編と模倣作を生み出した。なお、トム・サヴィーニはジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』で脚光を浴びた人物であり、スタントマンや役者としても活躍していたのだが、特殊メイクの世界では第一人者といってもよく、スプラッタやホラー作品での人体破壊表現を確立したといっても過言ではない。
概要[編集]
『ハロウィン』の流れを汲むスプラッターホラーで、1980年に1作目が公開されて大ヒットを記録、シリーズ化された。1作目は正体不明の犯人に登場人物が次々と殺されていくサスペンスホラーだったが、次作以降は殺人鬼の息子が新たな殺人鬼として、惨劇を繰り返していく。[1]
ストーリー[編集]
1957年の13日の金曜日。ニュージャージー州ブレアーズタウンのクリスタルレイク付近のキャンプ場にて、一人の少年が溺れて消息不明になった。それから数年の間、クリスタルレイクのキャンプ場にて奇怪な事件が多発し、遂にはキャンプ指導員の男女二人が何者かに殺害された事件が発生。キャンプ場は閉鎖せざるを得なくなった。さらに数十年経った1980年。殺人事件の起こったクリスタルレイクのキャンプ場が再開され、数人の指導員候補生達がキャンプ場に訪れる。しかし、そのキャンプ場には一連の怪事件を起こした犯人が潜んでおり、指導員候補生達を次々に襲っていった。しかし、最後の生存者となったアリスの反撃により、殺人鬼は死亡。しかし、殺人鬼の息子は生きていると、アリスは確信していた。
登場人物[編集]
ボーヒーズ夫人/パメラ・ボーヒーズ(Mrs. Pamela Voorhees)
本作の主人公でキャンプ場の監視員候補生を殺害する殺人鬼。48~49歳の白人女性。かつて、クリスタル湖キャンプ場の料理人だった。オレンジを基調とするチェック柄のシャツの上に水色のセーターを着て黒いズボンを履いている。凶器としてマチェーテやアックス(斧)、腰に提げた鞘に収納しているナイフ、矢を用いる。忍者を彷彿させる隠密行動に長けており、ベッドの下に長時間潜んで上に横たわる男性の喉を矢で貫く等して殺害する。また、遺体も隠しため、最後の一人となったアリス以外に身の周りで連続殺人事件が起こっていることに気付いた者はいなかった。また、人間の遺体を勢いよく放り投げるほどの怪力を披露している。殺人の際には「殺して!ママ!」という幻聴を聴いている。以上のように恐ろしい人物として描写されているが、元は先天的に複数の障害を持つ息子のジェイソンに対して愛情を惜しみ無く注ぐ母親であった。しかし、1957年に息子がクラスメイトのいじめと監視員達の怠慢のせいで湖で消息不明となったことを機に精神に異常をきたし、復讐を願う幼い息子の人格を持つ多重人格者となった。正常な思考ができなくなった結果、息子と同じ悲劇を起こさせない為という独り善がりな正義感、そして職務怠慢の監視員に対する復讐心、もうひとつの人格である息子の願いに支配され、監視員2人の殺害、放火、湖の汚染等を行い、キャンプ場を閉鎖させるべく暗躍する。その結果、キャンプ場は閉鎖され、悲願は達成された。しかし、1979年にスティーブが始めたキャンプ場再開の活動を知り、それを阻止するべく6月13日金曜日にクリスタル湖に集まった監視員候補生達を次々に殺害していく。最終的にスティーブを含めた7人の監視員を殺害することに成功するが、最後の一人となったアリスに反撃され、自分のマチェーテで首を切断されて死亡した。続編では息子のジェイソンの幻覚として登場する。また、彼女の首は生きていたジェイソンによって回収され、森の中に建てられた小屋の部屋に保管される。
22年前にクリスタル湖で溺れ行方不明となった少年。顔面に先天的な奇形を患っている。生年月日は1945年6月13日。パメラの息子であり、元は優しい女性であったパメラが殺人鬼と化した要因。湖で彼が溺れた際、当時の監視員達は性行為に夢中で気が付かず、そのまま行方不明となってしまった。作中では殺人鬼やアリスの幻覚として登場する。続編では実は生き延びていたことが判明し、母親を殺された復讐のため、殺人鬼となる。
アリス・ハーディー(Alice Hardy)
もう一人の主人公。クリスタル湖キャンプ場の監視員候補生の一人である若い女性。絵の才能があるとスティーブに評されている。処女ではなく、スティーブと肉体関係を持つ。また、マリファナを吸う等、不良少女な一面もある。いわゆるファイナル・ガールであり、殺人鬼を倒し最後まで生き延びる。しかし、続編の冒頭で殺人鬼の息子にアイスピックをこめかみに刺され死亡。
アニー(Annie)
監視員候補生の若い女性。子供好き。序盤は主人公のように描写されているが、1979年6月13日の連続殺害事件における最初の犠牲者となる(ミスリード)。ヒッチハイクでクリスタル湖を目指すが、不運にも運転手が殺人鬼であり、森に連れていかれ喉をナイフで撫で切りにされ死亡。その後、遺体は殺人鬼の車の助手席に座っていた。
ビル(Bill)
監視員候補生の若い男性。リーダー的存在。終盤まで生き延びるが、発電機の様子を見に行ったところで殺人鬼に喉を掻き切られ死亡。更に遺体は矢でドアに磔にされた。
ジャック・バーレル(Jack Burrell)
監視員候補生の若い男性。マーシーとは恋仲。マーシーとの性行為の後、彼女がトイレに行った直後、ベッドの下に潜んでいた殺人鬼に矢で喉を貫かれ死亡。
マーシー・カニンガム(Marcie Cunningham)
監視員候補生の若い女性。ジャックとは恋仲。ジャックとの性行為後、トイレで用を足した直後に、殺人鬼に斧を顔面に叩き込まれ死亡。
ブレンダ(Brenda)
監視員候補生の若い女性。アリス、ビルとストリップモノポリーで勝負する。その後、子供の声に誘われて射的場まで行くが、そこで殺人鬼に襲われ、死亡。後に遺体は錯乱状態になったアリスが逃げ込んだ管理小屋の窓に投げ込まれる。
ネッド・ルーベンシュタイン(Ned Rubenstein)
監視員候補生の若い男性。ムードメーカー。殺人鬼が小屋に入っていくのを目撃し、調べに行ったところを殺害され、アニーに続き二人目の犠牲者となった。後にジャックとマーシーが性行為をしていた二段ベッドの上の段に放置されていた。
スティーブ・クリスティ(Steve Christy)
クリスタル湖キャンプ場の責任者である中年男性。キャンプ場創始者の息子。アリスとは肉体関係をもつ。キャンプ場再開の為にアリスら若者達を集め、率先して作業を行う。殺人鬼とは顔見知りで、再会した直後に殺害された。
ティアニー部長(Sergeant Tierney)
警察官(巡査部長)の中年男性。スティーブとは顔見知り。殺人鬼に遭遇することはなかった。唯一生き残ったアリスを保護した。
クレイジー・ラルフ(Crazy Ralph)
本名不明。クリスタル湖キャンプ場が、「呪われたFUCK」であることを執拗に主張する老年の男性。本作では殺人鬼に遭遇することはなかったが、続編にて殺人鬼の息子に有刺鉄線で首を絞め殺されてしまう。
エノス(Enos the Truck Driver)
ヒッチハイクしていたアニーを途中まで乗せた中年男性。クリスタル湖キャンプ場にまつわる不穏な事件を聞かせた。殺人鬼に遭遇することはなかった。
- バリー(Barry)&クローデッド(Claudette)
1957年に殺人鬼に殺された若いカップル。当時のクリスタル湖キャンプ場の監視員であり、ジェイソンが溺れた際は性行為に夢中で気付かなかった。ちなみに、殺される直前まで、いちゃついていた。
地上波放送履歴[編集]
回数 | テレビ局 | 番組名 | 放送日 |
---|---|---|---|
初回 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | 1983年8月21日 |
2回目 | 1985年3月17日 | ||
3回目 | TBS | 月曜ロードショー | 1986年8月25日 |
4回目 | テレビ東京 | 木曜洋画劇場 | 1989年8月3日 |
スタッフ[編集]
- 監督:ショーン・S・カニンガム
- 特殊メイク:トム・サヴィーニ
キャスト[編集]
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
ボーヒーズ夫人 | ベッツィ・パーマー | 来宮良子 |
アリス | エイドリアン・キング | 小山茉美 |
ビル | ハリー・クロスビー | 曽我部和行 |
ジャック | ケヴィン・ベーコン | 村山明 |
マーシー | ジャニーヌ・テイラー | 横沢啓子 |
ネッド | マーク・ネルソン | 古川登志夫 |
ブレンダ | ローリー・バートラム | 高島雅羅 |
アニー | ロビー・モーガン | 鵜飼るみ子 |
スティーヴ | ピーター・ブローワー | 富山敬 |
ティアニー | ロン・キャロル | 石森達幸 |
ラルフ | ウォルト・ゴーニー | 千葉耕市 |
トラック運転手(エノス) | レックス・エヴァーハート | 藤本譲 |
ジェイソン | アリ・レーマン |
- その他の吹替:花咲きよみ、中原茂、小林由利、牧章子、有本欽隆、山田明寛
- 演出:春日正伸、翻訳:宇津木道子
- 日本語吹替 - 初放送1983年8月21日 テレビ朝日 『日曜洋画劇場』 ※スペシャル・エディション版DVD&BDに収録されたが、音源素材の都合上、欠落がある。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
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