石川県の主な被害地震

石川県の主な被害地震（いしかわけんのおもなひがいじしん）では、過去に発生し、石川県に被害を及ぼした主な地震を一覧でまとめる。

西暦	地域（名称）	規模（M）	主な被害
1640年11月23日	加賀大聖寺	6¹⁄₄～6³⁄₄	家屋の損潰多く、人畜の死傷も多かった。金沢では堀溝の水を道にゆり上げた^[1]。
1725年6月17日	加賀小松	≒6.0	城の石垣・蔵等、少々破損。１日に地震69回、金沢で同日4～5回の地震あり^[1]。
1729年8月1日	能登・佐渡	6.6～7.0	珠洲郡・凰至郡で損・潰家791、蔵の潰16、死5、山崩れ31ヵ所計1733間。輪島村では総戸数593のうち28軒潰れ86軒半潰。能登半島先端で被害大。佐渡・与板で強く感ず。金沢で被害なきもよう^[1]。
1799年6月29日	金沢地震	6.0±¹⁄₄	金沢城下で家屋全壊２６棟、能美・石川・河北郡で家屋全壊９６４棟、死者は全体で２１人^[2]。
1815年3月1日	加賀小松	≒6.0	加賀小松城で破損が多かった。金沢では被害はなかった^[3]。
1833年12月7日	庄内沖地震	７ 1/2±1/4	凰至郡輪島に地震に続いて津波があり、全壊２７１軒、半壊５４軒、死者４７名に及びお救米が出された。
1855年3月18日	飛騨白川・金沢	６ 3/4±1/4	金沢城内で石垣・堀崩れ、土蔵少損。
1891年10月28日	濃尾地震	8.0	加賀では全潰２５、半潰８０、大聖寺には被害があったが、金沢は無事であった。
1892年12月9日	能登地震	6.4	羽咋郡高浜町で地割れ、家屋・土蔵に破損。
1892年12月11日	能登地震	6.3	羽咋郡火打谷村では家屋・土蔵に破損。また、堀松村末吉では全潰2、死1、傷5、家屋破損多しという^[1]。
1896年4月2日	能登半島	5.7	局所的な地震。蛸島村で土蔵倒潰２。家屋破壊15、土蔵壁落11。禄剛崎の燈台破損。その近くで土蔵壁に亀裂。飯田町で道路に小亀裂^[1]。
1930年10月17日	大聖寺地震	6.3	6時32分にＭ5.3、6時36分にＭ6.3の地震。大聖寺・吉崎・小松付近で煙突の破損、落壁、石灯籠・墓石の転倒あり。付近で砂丘による崖崩れ・亀裂あり。とくに佐美山の崖崩れは大きく長さ150ｍにわたった。小松町などで噴水。吉崎や橋立の漁夫は海震を感じた。片山津で死１。
1933年9月21日	七尾湾地震	6.0	七尾湾沿岸が最も強く、鹿島郡の被害は死3、傷55、家屋の倒潰2、傾斜12、破損131、土蔵の倒潰2、傾斜44、破損275、その他の建物の倒潰8、傾斜8、破損56。道路及び鉄路の亀裂101ヶ所、崩壊13、煙突倒潰75であった。
1944年12月7日	昭和東南海地震	7.9	石川県で、住家全壊3棟^[4]。
1948年6月28日	福井地震	7.1	石川県で、死者41人、負傷者453人、家屋全壊802棟。
1952年3月7日	大聖寺沖地震	6.5	石川県で死７、傷８、建物半壊４、破損８２、焼失９棟、床下浸水３０、非住家被害７、田畑冠水６０町歩（６０ha）、橋梁破損７、堤防決壊２、山（崖）崩れ５、道路損２。
1961年8月19日	北美濃地震	7.0	石川県で死者４、負傷７、道路損壊５、山くずれ５、家屋半壊１。
1983年5月26日	日本海中部地震	7.7	石川県で、負傷者３名、建物損壊・浸水9戸、漁船被害6隻。
1993年2月7日	能登半島沖地震	6.6	石川県で、重傷１名・軽傷28名、建物全壊1棟・半壊１棟・一部破損２０棟、道路破損１７箇所、山・崖崩れ１箇所、トンネル落盤１箇所。
2000年6月7日	石川県西方沖	6.2	石川県で、負傷者２人、窓ガラス破損等。
2007年3月25日	能登半島地震	6.9	石川県で、死者1人、重傷88人、軽傷250人、住家全壊686棟、半壊1740棟、一部損壊26956棟など。