ランウェイで笑って
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ランウェイで笑って | |
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ジャンル | 少年漫画 ファッション |
漫画 | |
作者 | 猪ノ谷言葉 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊少年マガジン |
レーベル | 講談社コミックス |
発表号 | 2017年26号 - |
発表期間 | 2017年5月31日[1] - |
巻数 | 既刊6巻(2018年8月現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『ランウェイで笑って』(ランウェイでわらって)は、猪ノ谷言葉による日本の少年漫画。ファッションを題材としており、ファッションデザイナーを志望する少年と、低身長ながらもトップモデルを目指す少女の姿を描く[2]。『週刊少年マガジン』(講談社)において、2017年から連載中。
あらすじ[編集]
モデル事務所「ミルネージュ」の社長令嬢・藤戸千雪は、パリ・コレクションにファッションモデルとして出演することを目指しているが、低身長のためミルネージュのオーディションに合格できずにいた。そんなある日、千雪は、高校のクラスメイト・都村育人がファッションデザイナー志望だと知り、彼に服の制作を依頼する。そして、彼が作った服を着てオーディションに臨み、合格を勝ち取る。また育人も千雪の父から才能を評価され、柳田一というデザイナーの下で働くことになる。
育人が柳田の下で働き始めた翌日、東京コレクションが開催される。柳田のブランド「HAZIME YANAGIDA」もこのコレクションに参加するが、そこでモデルが1人出演できなくなるというトラブルに見舞われる。この事態を受けて千雪が代役を務めることになり、育人は柳田から服の直しを任される。育人はこれに応え、HAZIME YANAGIDAも成功を収める。
東京コレクション終了後、新しいスタッフとして長谷川心と綾野遠の2人がHAZIME YANAGIDAに加わる。その一方、育人は服飾芸華大学の学園長から誘いを受け、服飾芸華大学のファッションショーに参加する。育人は予選を突破するが、遠から資金不足を指摘される。そのため、育人は本選に備えて、HAZIME YANAGIDAに加えて遠の下でも働くことを決意する。
登場人物[編集]
- 都村 育人(つむら いくと)
- 本作の主人公。ファッションデザイナー志望の高校3年生。母子家庭の長男で[3]、ほのか・葵・いち花という3人の妹がいる。
- 服を見ただけで、その服のパターンをほぼ正確にイメージできる力を持つ[4]。
- 藤戸 千雪(ふじと ちゆき)
- 本作のヒロイン[5]。ミルネージュの社長令嬢で、育人の高校のクラスメイト。
- ルックスとスタイルは良いが、身長は158センチメートルとファッションモデルとしては小柄である[6]。負けん気が強く、意地っ張りな性格の持ち主[3]。
- 柳田 一(やなぎだ はじめ)
- ファッションブランド「HAZIME YANAGIDA」を主宰する、デザイン専門のファッションデザイナー。服は縫えないがデザインの腕は確かで[5]、作中には木崎など彼に憧れを抱く後輩も登場する。また、独立する前はミルネージュで働いており、千雪の父親とも面識がある。
- 長谷川 心(はせがわ こころ)
- 服飾芸華大学の1年生。モデル事務所「ボン・ルージュ」に所属するモデルで、身長は181センチメートルあり、事務所からは有望株と目されている。しかし本人はファッションデザイナーを志望しており、HAZIME YANAGIDAの先輩である育人のことを慕っている。
- 綾野 遠(あやの とお)
- 服飾芸華大学の4年生。コマンドール章を受章したデザイナーを祖母に持ち、自身も大学史上屈指の実力を有する。育人の才能を評価しており、自身のブランドを立ち上げる際は彼をスタッフに加えようと考えている。
- 木崎 香留(きざき かおる)
- 服飾芸華大学の2年生。柳田に憧れており、東京コレクションではHAZIME YANAGIDAにフィッターとして参加したが、千雪がモデルを務めた結果、柳田のコレクションが台無しになったと腹を立てており、服の直しを担当した育人にも敵愾心を抱いている。
- 新沼 文世(にいぬま ふみよ)
- ファッション雑誌『MODE JAPAN』の編集者。本が好きだが、中学生のときにファッションで苦い経験をしており、初登場時点では文芸部への転属を希望していた。しかし、東京コレクションで千雪がランウェイを歩く姿を見て考えを改め、『MODE JAPAN』編集部に残ることを決意する。
- 五十嵐 優(いがらし ゆう)
- 心のマネージャー。心のモデルとしての才能を高く評価しており、心がファッションデザイナーを目指すことに否定的な態度を取る。
登場用語[編集]
- ミルネージュ
- 千雪の父親が社長を務めるモデル事務所。アパレル産業や化粧品業界にも進出しており[7]、柳田は独立する前、ミルネージュでデザイナーとして働いていた。
- 服飾芸華大学(ふくしょくげいかだいがく)
- 作中世界有数の服飾学校。毎年、学園祭でファッションショーを開催しており、優勝者には豪華な賞品が与えられる。
作風[編集]
本作では、「友情」や「努力」といった少年漫画らしい要素を上手く取り入れつつ、デザイナーとモデルの成長過程が描かれている[8]。作者は、ファッションに興味がない読者でも主人公に感情移入できるよう、ヒューマンドラマを本作の軸としていると発言しており[8]、ライターの徳重辰典は本作について「ファッションが題材だが、ストーリーの構造は王道の少年漫画」と評している[5]。
また、本作の第1話は、ヒロインの千雪の視点で描かれ、最後に主人公が育人だと明かされるという構成になっているが、作者によると、これは読者の意表を突くと同時に、はじめに千雪の視点で描くことで読者が千雪に強い思い入れを持ってくれることを狙ったものであるという[5]。
制作背景[編集]
作者によると、もともと「スポーツ漫画の友情や熱い感じ」が好きで、また周囲からは女子の描写を褒められることが多かったという[8]。その後、様々なジャンルの読み切りを描く中で、男子と女子が平等に戦えて、スポーツ漫画のような熱さがあり、あまり漫画の題材になっていないという理由から、ファッションを題材とすることを思いついたという[5]。
作者は、本作を執筆する前からファッションは好きだったが服飾は学んでいないといい、担当編集者の協力の下、ファッション業界の関係者に取材を行った上で本作を執筆していると語っている[8]。
賞歴・ノミネート歴[編集]
発表年 | 賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
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2018 | マンガ大賞2018 | ランウェイで笑って | 6位[9] |
書誌情報[編集]
- 猪ノ谷言葉 『ランウェイで笑って』 講談社〈講談社コミックス〉、既刊6巻(2018年8月17日現在)
- 2017年9月15日第1刷発行(同日発売[講 1])、ISBN 978-4-06-510130-8
- 2017年11月17日第1刷発行(同日発売[講 2])、ISBN 978-4-06-510370-8
- 2018年1月17日第1刷発行(同日発売[講 3])、ISBN 978-4-06-510758-4
- 2018年3月16日第1刷発行(同日発売[講 4])、ISBN 978-4-06-511073-7
- 2018年5月17日第1刷発行(同日発売[講 5])、ISBN 978-4-06-511413-1
- 2018年8月17日第1刷発行(同日発売[講 6])、ISBN 978-4-06-511796-5
出典[編集]
- ↑ “身長158cmのヒロインがパリコレデビューを目指す成長物語がマガジンで”. コミックナタリー. ナターシャ (2017年5月31日). 2018年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月23日閲覧。
- ↑ “《視点》明るい業界に”. 繊研電子版. 繊研新聞社 (2017年7月26日). 2018年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月23日閲覧。
- ↑ 3.0 3.1 “目指せスーパーモデル、158センチだけど 『ランウェイで笑って』跳ねっ返り娘・藤戸千雪の戦い”. ねとらぼ (2017年10月9日). 2018年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月23日閲覧。
- ↑ 猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って 3』講談社、2018年、182頁。モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-06-510758-4。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 徳重辰典 (2017年12月16日). “「鳥肌モノ」「久々に痺れる」 少年誌で異例のファッション漫画、なぜ生まれた?”. BuzzFeed. BuzzFeed Japan. 2018年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月23日閲覧。
- ↑ 宮﨑雄 (2017年11月18日). “他人の夢に「無理」って言うとき、自分の夢も否定してない? 『ランウェイで笑って』”. マンガ新聞. 2018年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月23日閲覧。
- ↑ 猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って 1』講談社、2017年、13頁。モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 978-4-06-510130-8。
- ↑ 8.0 8.1 8.2 8.3 “「ランウェイで笑って」作者が語る服の世界の魅力とは”. 繊研電子版. 繊研新聞社 (2017年12月11日). 2018年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月23日閲覧。
- ↑ “マンガ大賞2018:大賞受賞作・板垣巴留の「BEASTARS」は78ポイント 順位とポイント発表”. MANTANWEB. 毎日新聞社 (2018年3月22日). 2018年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月26日閲覧。
講談社コミックプラス[編集]
以下の出典は『講談社コミックプラス』(講談社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。
- ↑ “ランウェイで笑って (1)”. 2018年5月26日閲覧。
- ↑ “ランウェイで笑って (2)”. 2018年5月26日閲覧。
- ↑ “ランウェイで笑って (3)”. 2018年5月26日閲覧。
- ↑ “ランウェイで笑って (4)”. 2018年5月26日閲覧。
- ↑ “ランウェイで笑って (5)”. 2018年5月26日閲覧。
- ↑ “ランウェイで笑って (6)”. 2018年8月17日閲覧。
外部リンク[編集]
- ランウェイで笑って - マガメガ
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