TurboWarp
Lua エラー package.lua 内、80 行目: module 'Module:Message box/configuration' not found
TurboWarp(ターボワープ)は、ScratchのMODで、スクリプトの実行をより高速化させるためにプロジェクトをJavaScriptにコンパイルさせるものである。
forkphorusを作成した、GarboMuffinによって作成された。
概要[編集]
"https://turbowarp.org/<ScratchのプロジェクトID>/"で、Scratchのプロジェクト[注 1]を実行することができる。
用途[編集]
TurboWarpでは、このようなプロジェクトが実行されることが多い。
- スクリプトが多く、Scratchで開くと読み込みが長いプロジェクト。(プログラムが複雑なプロジェクト)
- ペン機能を使ったプロジェクト・100%Pen[注 2]のプロジェクト。
- 比較的重い、イントロなどのプロジェクト。
機能[1][編集]
Lua エラー package.lua 内、80 行目: module 'Module:Message box/configuration' not found プロジェクトをJavaScriptを使用することで高速化させている。
それ以外の機能は、自分で選択することが可能となっている。
ここでは、例として基本的な機能を挙げる。
カスタムFPS[編集]
通常ScratchでのFPSは30だが、1FPSから250FPSの自由指定でスクリプトを動かすことができる[2]。
ただし、この機能を有効にすると、一部を除きほとんどのプロジェクトが正しく動作しなくなってしまう[2]。
補完機能[編集]
スプライトの動きを補完することで、プロジェクトをよりなめらかに動作させることができる。
しかし、3Dのプロジェクトやレイトレーサー、ペンを使ったプロジェクトや重いプロジェクトに使用しても、なめらかになるどころか、動作が遅くなってしまう[3]。
60FPSとは異なり、2倍の速度で動作することはない。
ペンできれいに描写する[編集]
ペンをより高い解像度とすることが可能。
また、レンダラーでの丸め処理が一部無効になる。
これは、描画する必要があるピクセルが非常に多くなるため、パフォーマンスが大幅に低下する可能性がある。
また、高品質のペンを有効にしても、すべてのプロジェクトの見栄えが良くなるわけではない。
しかし、ペンの3Dプロジェクトの場合かなり画質が良くなるため、有用な機能。
Warpタイマー[編集]
スクリプトが長いループに陥っているかをチェックする。
ループが終了するまで動けなくなることを避け、低いFPSで実行することで、ほとんどのクラッシュを修正する。
しかし、度を超えて重いプロジェクトは、それでもクラッシュすることはある。
Scratchのクローン制限を解除[編集]
Scratchの、クローン数(上限300)の制限を解除する。
スプライトをスクリーンの外に出すことができるようにする。
また、大きさを制限なしに設定できるようにする。
音量などの、プロジェクトを壊す可能性の低い様々な制限をなくす。
ステージの大きさを変える[編集]
ステージの大きさ(アスペクト比)を、好みのサイズに変更することが可能。
コンパイラを無効にする[編集]
TurboWarpのコンパイラを無効にする。
アドオン[編集]
Scratch用のブラウザ拡張機能として配布されているScratch addonsの一部が組み込まれており、インストールせずに使うことが可能。
ペイントエディターの機能[編集]
半透明な図形を描いたり、16進数(カラーコード)で色を決めたりすることができる。
アドオン設定[編集]
画面上で表示されていない拡張機能の追加の有無について設定し、細かい内容を定めることができる。
アドオン設定は、全てリセットしたり、設定の保存や設定を読み込むことができる。
TurboWarp Desktop[編集]
TurboWarpをデスクトップ上で利用できる。オフラインでも動作する。
また、TurboWarp Packagerを内蔵している[4]。
TurboWarp Packager[編集]
ScratchのプロジェクトをURLやファイル指定して、ファイルをhtmlやElectron (ソフトウェア)に変換することが出来る。[5]変換したソフトウェアはGNUソフトウェアライセンスやElectronのライセンス上で自由に配布が可能[注 3]。
Special cloud behaviors (特別なクラウドの動作) というパラメータがあり一つずつ役割がある
- ☁ url 現在のページのURLを取得できる。 読み取り専用のため変更しても何もならない。
- ☁ redirect ページからリダイレクトするページを設定できる。
- ☁ open link 現在のページから新しいタブでリンクを開く。
- ☁ username ユーザーネームのブロックが返す値をコントロールできる。
- ☁ eval (安全でない特別なクラウドの動作 が有効になっている場合のみ) クラウド変数「eval」を変更するとJavascriptとして評価される。正常に評価されると、その出力はに保存され、☁ eval outputに代入する。 エラーが発生した場合は ☁ eval error に保存される。
共有されていないプロジェクト[編集]
2022年11月9日までのTurboWarpでは共有されてないプロジェクトを閲覧・編集することが可能だが、現在では、閲覧できなくなった[6][注 4]。
埋め込みコード[編集]
TurboWarpでは、Scratchと同様に埋め込みコードがある。コードは下記の通りである。
<iframe src="https://turbowarp.org/ScratchのプロジェクトID/embed" width="499" height="416" allowtransparency="true" frameborder="0" scrolling="no" allowfullscreen></iframe>
脚注[編集]
注[編集]
出典[編集]
- ↑ “Intro | TurboWarp Documentation” (英語). docs.turbowarp.org. 2023年2月24日閲覧。
- ↑ 2.0 2.1 “60 FPS (Custom FPS) | TurboWarp Documentation” (英語). docs.turbowarp.org. 2022年3月3日閲覧。
- ↑ “Interpolation”. 2023年2月15日閲覧。
- ↑ “TurboWarp Desktop” (日本語). 2022年7月31日閲覧。
- ↑ “TurboWarp Packager | TurboWarp Documentation” (英語). docs.turbowarp.org. 2023年2月24日閲覧。
- ↑ “Unshared projects are no longer visible | TurboWarp Documentation” (英語). docs.turbowarp.org. 2023年2月24日閲覧。
外部リンク[編集]
- TurboWarp
- Turbowarp(ミラー版サイト)
- GarboMuffin - 開発者のScratchアカウント
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