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滋賀愛荘同居男性餓死事件

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滋賀愛荘同居男性暴行餓死事件(しがあいしょうどうきょだんせいぼうこうがしじけん)とは、2019年10月に滋賀県愛知郡愛荘町で発生した傷害致死事件

事件[編集]

アパートの一室で、女X1と女の実子である男X2は当時25歳の男性Aに同居を持ちかけ、Aと同居していたものであるが、2人はAに対し暴力を振るい続けたり食事を与えないなどして監禁に近い状態にし、やがてAを飢餓状態にした。そして2019年10月、Aの呼吸が止まっているのを見た2人は救急車を呼び、Aは心肺停止で病院に搬送されたが、翌日に死亡が確認された[1]

また、X1とX2は、Aとの同居中に、Aの兄と父に、Aの生活費を名目にしたり、「Aから妊娠させられた」などと嘘をついたりして、金銭を要求した。こちらはAの兄と父が金銭を交付しなかったため未遂に終わっている。

逮捕・捜査[編集]

2020年11月25日滋賀県警察は、X1(55歳)とX2(19歳の少年)を、殺人罪などで逮捕送検した。大津地方検察庁は殺人の故意の立証が困難であるとして、2020年12月16日にX1を傷害致死罪などで起訴し、X2を傷害致死罪などで大津家庭裁判所に送致した。

家庭裁判所はX2について、「Aの尊い命が失われ結果は重大。実母(X1)からAへの暴力を強要されていたなどの事情はない。X2も単独で憂さ晴らしやAへの立腹のためにAに暴力を振るったことがある。動機にも酌量の余地はない」として、2021年1月8日に大津地方検察庁に逆送致する決定を出した。

大津地方検察庁はX2を、2021年1月16日に傷害致死罪などで起訴した。

脚注[編集]


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