村越伊知郎
むらこし いちろう 村越 伊知郎 | |
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本名 |
村越 義一 (むらこし よしかず) |
生年月日 | 1930年12月2日 |
没年月日 | 2007年5月23日(76歳没) |
出生地 | 日本・東京府(現・東京都) |
民族 | 日本人 |
ジャンル | 俳優・声優 |
活動期間 | 1950年代 - 2007年 |
村越 伊知郎(むらこし いちろう、本名:村越 義一(むらこし よしかず)[1][2]、1930年12月2日[1][2] - 2007年5月23日[3])は、日本の男性俳優、声優、ナレーター。テアトル・エコーに所属し、後に同劇団の放送映画部に移籍した[3]。
人物[編集]
東京府(現・東京都)出身[2]。早稲田大学卒業。特撮作品のナレーションや開始当初分(波野ノリスケの初登場は1969年12月14日放送分)からの『サザエさん』のノリスケ役で長年親しまれたが、病気のため1998年7月をもって降板。ノリスケ役は荒川太郎(二代目)及び松本保典(三代目)に受け継がれた。それ以降は舞台俳優としての活動が多かった。
2007年5月23日他界[3]。76歳没。
後任[編集]
- 荒川太郎、松本保典(『サザエさん』:波野ノリスケ役)
- 村松康雄(『銀河英雄伝説』:シュターデン役)
- 小形満(『わんわん物語II』:野良犬収容員役)
- 田中亮一(『仮面ライダー 正義の系譜』:シードラゴン役)
- 石井隆夫(『宇宙大作戦 地底怪獣ホルタ』:ジョットー少佐役)※デジタルリマスター版DVD追加収録部分の代役
- 石田圭祐(『宇宙大作戦 宇宙からの使者 Mr.セブン』:ゲリー・セブン役)※デジタルリマスター版DVD追加収録部分の代役
- 田原正治(『バンデットQ』:ナポレオン・ボナパルト役〈イアン・ホルム〉)※35周年Blu-ray版追加収録部分の代役
出演作品[編集]
テレビドラマ[編集]
- 俺たちの朝(第27話、ホテルの支配人)
- ガッツジュン(第13話以降のナレーション)
- 金曜日の妻たちへII 男たちよ、元気かい?(刑事)
- 刑事くん(予告ナレーション)
- 太陽にほえろ!(第176話「狼の街」、刑事)
- 飛び出せ!青春(第21話「学園の子連れ狼」、司会者)
- 花は花よめ 第2シリーズ(第27話、先生)
- 不毛地帯(毎日放送版・ナレーション)
- 魔拳!カンフーチェン(ナレーション)
テレビアニメ[編集]
1963年
- 鉄腕アトム (アニメ第1作)(おもちゃの猿、ダイヤ強盗、救出宇宙船の船長)
1964年
1965年
- 遊星少年パピイ(キリトビ)
1966年
- 遊星仮面(地球防衛軍ビッツ大佐)
1967年
1969年
- 海底少年マリン(ギャングC)
- 忍風カムイ外伝(ホテリ)
- ひみつのアッコちゃん(第1作)(パパ[2]、ドラ、医者他)
- サザエさん(波野ノリスケ〈初代〉[2]、裏のおじいちゃん〈代役〉)
- 妖怪人間ベム(スミス)
1970年
- 赤き血のイレブン(松木天平)
1971年
1972年
- アニメドキュメントミュンヘンへの道
- 正義を愛する者 月光仮面(シャバナン殿下、宇宙丸船長、柳木博士)
1973年
- 荒野の少年イサム(ネッド)
- 空手バカ一代
- ど根性ガエル
- ドラえもん(日本テレビ版)(野比のび助)
1974年
- グレートマジンガー(超人将軍ユリシーザー〈初代〉[2])
- 小さなバイキングビッケ(ノーグッド)
1975年
1976年
- 母をたずねて三千里(フォルゴーレ号船長)
1977年
- 一発貫太くん(猿丸、ケントの父)
- 激走!ルーベンカイザー(ナレーター)
- 若草のシャルロット(アンドレ[2]、アルベール[2])
1978年
1979年
- ベルサイユのばら(メルシー伯[2])
- ルパン三世 (TV第2シリーズ)(警察署長)
1980年
- 鉄腕アトム (アニメ第2作)(神田博士)
- トム・ソーヤーの冒険(エドワード・サッチャー)
1981年
- ダッシュ勝平(天王山高校バスケ部コーチ)
- ハロー!サンディベル(カーン・ロンウッド)
- ヤットデタマン(太田道灌、平賀源内)
1982年
- 怪物くん
- フクちゃん
- 魔法のプリンセス ミンキーモモ(プリンストン)
1984年
- 特装機兵ドルバック(ハイデン)
1985年
1986年
- 青春アニメ全集(忠助)
1992年
- スペースオズの冒険(ドクター・オズ)
1994年
- 勇者警察ジェイデッカー(水島四郎)
1995年
- オズ・キッズ(ドクター・オズ)
OVA[編集]
1987年
- To-y(加山プロ・専務)
1988年
1993年
- 創竜伝(ユージン・フォレスター大統領[2])
- 魔神英雄伝ワタル 終わりなき時の物語(老人)
1998年
- 銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光(シュターデン〈初代〉)
劇場アニメ[編集]
1970年
1978年
- さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち(ゲーニッツ[7])
- ルパン三世 ルパンVS複製人間(科学者[8])
1980年
1982年
- 象のいない動物園(池田さん)
1983年
- ゴルゴ13(E・ヤングCIA副長官)
1985年
- オーディーン 光子帆船スターライト(アナウンサー)
1986年
- ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大戦争(ドラキュラ)
1987年
- 王立宇宙軍 オネアミスの翼(空軍士官A、男性記者)
1993年
- 銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲(シュターデン〈初代〉)
ゲーム[編集]
2000年
- さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち(ゲーニッツ)
吹き替え[編集]
洋画[編集]
- アイガー・サンクション(ジャン=ポール・モンテーニュ/ジャン=ピエール・ベルナルド)
- アウター・リミッツ(リンコリン・ラッセル、ベン・フィールズ、カイバン遊星人ブリーチ、ジム・ダーシー)
- インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(ブロディ/デンホルム・エリオット)※ソフト版
- 緯度0大作戦(ペリー・ロートン/リチャード・ジャッケル)
- 宇宙への旅立ち(ピータース教授/マヌエル・ザルゾ)
- SF超人ヘラクレス(キャムデン教授)
- 黄金のランデブー(コンウェイ/デヴィッド・ジャンセン)
- オズ(ヘンリーおじさん/マット・クラーク)
- オフサイド7(マン/マイケル・シェアード)※TBS版
- ガルシアの首(クイル/ギグ・ヤング)
- がんばれ!ベアーズ(ホワイトウッド/ベン・ピアッツァ)※テレビ朝日版
- ガンマー第3号 宇宙大作戦(ヴィンス・エリオット/リチャード・ジャッケル)
- 吸血鬼の接吻(ジェラルド・ハーコート)
- キングコング ※フジテレビ版
- グロリア(ジャック/バック・ヘンリー)
- 決死圏SOS宇宙船(ポンティーニ博士)
- 絞殺魔(テレビナレーション)
- ゴーストバスターズ(レニー市長/デヴィッド・マーギュリーズ、学部長)※フジテレビ版(日本語吹替完全収録版Blu-ray BOX収録)
- ザ・デプス(オズボーン)
- 花のスチュワーデス(ビーチャム課長)
- 新・大草原の小さな家(モンタギュー)
- セルピコ(ジェリー・バーマン/ルイス・J・スタッドレン)※テレビ朝日版(思い出の復刻版ブルーレイに収録)
- ダイヤルMを廻せ!(スワン/アンソニー・ドーソン)※テレビ朝日版2回
- 脱出(医師)※テレビ朝日版
- 007 ゴールドフィンガー(フェリックス・ライター/セク・リンダー)※日本テレビ版
- 地上最強の美女バイオニック・ジェミー(ルディ・ウェルズ博士/マーチン・E・ブルックス)
- 超音速ヒーロー ザ・フラッシュ(ウィンターズ/コールド/マイケル・チャンピオン)※日本テレビ版
- トップガン※フジテレビ版
- トップ・ハット(フレッド・アステア)※日本テレビ版
- ナバロンの嵐(シュローダー少佐/マイケル・バーン)※テレビ朝日版
- 人気家族パートリッジ(ルーベン・キンケード)
- ノストラダムスの大予言(アフリカ代表/ウィリー・ドーシー)
- バルジ大作戦(プリチャード大佐/ダナ・アンドリュース)※フジテレビ版
- バンデットQ(ナポレオン・ボナパルト/イアン・ホルム)
- バトルトラック(ラスティ/ジョン・ラッツェンバーガー)
- ハンター(スポッタ/リチャード・ヴェンチャー)
- 復讐の用心棒(エディ/ルイ・カッセル)
- ブレードランナー(セバスチャン/ウィリアム・サンダーソン)※TBS版
- 誇り高き戦場(ヴィクター・ライス/レスリー・ニールセン)※新TBS版
- ポセイドン・アドベンチャー(ジェームズ・マーティン/レッド・バトンズ)※LD版
- 鷲は舞いおりた(フィリップ・ヴェレッカー/ジョン・スタンディング)
- 夜の大捜査線(市長/ウィリアム・スカーレット)※NET版(BD収録)
- リーサル・ウェポン2/炎の約束(カバナフ)※DVD・ビデオ版
- ルーキー(ユージン・アッカーマン(トム・スケリット))※DVD版
- レナードの朝※ソフト版
- ロシア・ハウス(ダンテ/クラウス・マリア・ブランダウアー)
- ロッキー2(ストゥ・ネイハン)
- ロンドン指令X
海外ドラマ[編集]
- 紅い旋風ワンダーウーマン(ジョー・アトキンソン)
- 鬼警部アイアンサイド(ジョニー・セヴン)
- シャーロック・ホームズの冒険 (テレビドラマ)(ブラッドストリート警部)
海外アニメ[編集]
- オリビアちゃんの大冒険(ヒーラム・フラバーシャム)
- コルドロン
- まんが宇宙大作戦(レナード・マッコイ[2]/デフォレスト・ケリー)
- わんわん物語(野良犬収容員)
邦画[編集]
- ゴルゴ13(ジョンソン)
人形劇[編集]
- サンダーバード(マクガイヤ、男B、パワー)
特撮[編集]
1964年
- 宇宙大怪獣ドゴラ(予告篇ナレーション)
1967年
- 光速エスパー(予告ナレーション)
1968年
- ウルトラセブン(宇宙海底人ミミー星人の声)
- マイティジャック(ハインツの声)
- 戦え! マイティジャック(ナレーター〈第23・25・26話〉)
1970年
- ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣(ナレーター、宇宙生物の声)
- チビラくん(パパゴンの声[2]、ハッタリーの声)
1971年
- 帰ってきたウルトラマン(第18話のウルトラセブンの声)
- 仮面ライダー(アリガバリの声[9])
1972年
- ウルトラマンA(第24話の早川健太の父の声)
- 帰ってきたウルトラマン(第50話のウルトラマンの声)
- 仮面ライダー(シードラゴンの声[9])
- 超人バロム・1(バロム・1の声[2]〈第12話以降〉)
- 突撃!ヒューマン!!(キングフラッシャーの声[2]、グランドフラッシャーの声[2])
- トリプルファイター(ナレーター)
1973年
- イナズマン(ナレーター[2])
- 仮面ライダーV3(第9話と第17話のアナウンサーの声)
- 恐怖劇場アンバランス(予告ナレーション)
- ゴジラ対メガロ(ラジオアナウンサーの声)
- ファイヤーマン(ナレーター[2]、第21話の電波星雲第三惑星司令の声)
1974年
1975年
- 冒険ロックバット(ナレーター、黒雲ワルジャンの声)
1976年
1979年
- 仮面ライダー(新)(コウモルジンの声)
1980年
- 仮面ライダー(新)(ハエジゴクジンの声、ムササベーダー(兄)の声、サイダンプ2世の声、トリカブトロンの声)
- 仮面ライダースーパー1(カマギリガンの声)
1981年
- 仮面ライダースーパー1(ロンリーウルフの声、レッドデンジャーの声)
1984年
- 超電子バイオマン(ナレーター[2])
- 超電子バイオマン(劇場版)(ナレーター)
1985年
- 兄弟拳バイクロッサー(マグナムの声、ロビンダーの声、ベンキョーダーの声、シシキバラーの声)
ドラマCD[編集]
- オーディオ・ドラマCD ヴァーチャルサウンドムービー 沈黙の艦隊
ラジオ[編集]
- ラジオドラマ版『マカロニほうれん荘』(後藤熊男)
その他[編集]
- SHARPワールドクイズ・カンカンガク学(前期出題ナレーション)
出典[編集]
- ↑ 1.0 1.1 『声優名鑑』、651頁、成美堂出版、1999年、ISBN 978-4415008783
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 2.14 2.15 2.16 2.17 2.18 2.19 2.20 2.21 2.22 2.23 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、291 - 292頁。モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 4-87376-160-3。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 “訃報”. テアトル・エコー稽古場日誌. 2017年5月13日閲覧。
- ↑ “決断”. メディア芸術データベース. 2016年9月8日閲覧。
- ↑ “原始少年リュウ”. 東映アニメーション. 2016年6月1日閲覧。
- ↑ “海底3万マイル”. メディア芸術データベース. 2016年10月27日閲覧。
- ↑ “さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち”. バンダイビジュアル. 2016年6月13日閲覧。
- ↑ “ルパン三世 ルパンVS複製人間”. 金曜ロードSHOW!. 2016年6月5日閲覧。
- ↑ 9.0 9.1 岩佐陽一編「ショッカー&ゲルショッカー 全怪人声優&鳴き声リスト)」『仮面ライダー大全』双葉社、2000年、114 - 115頁。モジュール:Citation/CS1/styles.cssページに内容がありません。ISBN 4-575-29121-8。
外部リンク[編集]
- 村越伊知郎 - 日本映画データベーススクリプトエラー: モジュール「WikidataCheck」はありません。
- 村越伊知郎 - allcinemaスクリプトエラー: モジュール「WikidataCheck」はありません。
- 村越伊知郎 - KINENOTEスクリプトエラー: モジュール「WikidataCheck」はありません。
- Ichirō Murakoshi - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- 村越伊知郎 Movie Walker
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