斎藤茂八
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斎藤 茂八（さいとう もはち、1885年 - 1964年8月19日）は、日本の地方政治家、薬剤師、俳人。埼玉県熊谷町長・熊谷市長を務めた。
俳号は「紫石」[1]。
来歴・人物[編集]
埼玉県大里郡熊谷町鎌倉町（現・熊谷市）に生まれる[1]。実家は薬種商だった[1]。
旧制埼玉県立熊谷中学校（現・埼玉県立熊谷高等学校、1902年卒業）を経て[2]、旧制千葉医学専門学校薬学科（現・千葉大学薬学部薬学科）を卒業した。[要出典]
1921年、熊谷町長に当選する[1]。1922年に熊谷町に熊谷町史跡名勝保存会が発足するとその会長となる[3]。1925年5月には熊谷大火に見舞われ[4]、その復興に携わった[1]。この大火では以前に代表者を務めていた公会堂施設「櫻雲閣」も焼失している[4]。
その後埼玉県会議員を歴任する[1]。1939年、熊谷市長となる[1]。
俳人としては同人誌『鮎』を主宰し、政界引退後には「紫石巣」と名付けた家で句想を練る日々を送った[1]。戦前より「紫石叢書刊行会」「紫石出版社」といったレーベルで著書を刊行した（下記参照）。
著書[編集]
- 『別の視角から埼玉を語る』紫石叢書刊行会、1936年（「斎藤紫石」名義）
- 『武蔵野百話』紫石叢書刊行会、1940年（「紫石斎藤茂八」名義）
- 『面白史話 俳人篇』紫石出版社《埼玉文化叢書 第1篇》、1951年（「斎藤紫石（茂八）」名義）
- 『埼玉の笑ひ』紫石出版社、1953年（「斎藤紫石」名義）
- 『画人晴湖』紫石叢書刊行会、1958年（「斎藤紫石」名義）
- 『苔の花』清水正吉、1960年（「斎藤紫石（茂八）」名義）
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 林有章『名勝熊谷桜』西村徳太郎、1928年11月30日。
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