文藝同人無刀会
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文藝同人無刀会（ぶんげいどうじんむとうかい）は、富山県に本拠を置く文学同人[1][信頼性要検証]
発足[編集]
第十九回文学フリマ東京に、富山の文筆愛好家大坪命樹が参加した「命樹直販」が前身。大坪命樹は、第十九回文学フリマのあとに、販売を有利にする目的で、複数人の文学サークルを、2014年に故郷富山で起こした。発足当時のメンバーは4人で、大坪命樹のほかに、進藤伐斗、トート、ろりみたんが在籍した。[2][信頼性要検証]
沿革[編集]
文学フリマに出店するために作られた会ではあったが、その後の文学フリマ百都市構想により、地方最初の文学フリマとして、文学フリマ金沢が開催された。大坪命樹の所在地の富山の隣であったために、このあと、文藝同人無刀会は、文学フリマ金沢が第五回で休止になるまで、出店することになる。ただ、客数がかなり少ないため、併せて客数の多い文学フリマ東京および文学フリマ大阪にも出店するようになる。出店するための同人誌として、年2回「空華」を発行しており、現在にいたる。
2016年からは、当時山口に在住だった藍崎万里子も参加し、その後メンバーを入れ替えつつ空華を発刊し、空華掲載の作品群の私家本や同人誌空華を、東京・大阪・金沢の文学フリマで販売し続ける。
2021年からは、空華文学賞を起こし、同人でネット公募した小説を選び始める。受賞賞品は、作品のKindle化とペーパーバック化、同人誌記載であった。また、同年からとやま同人誌会の会員である深井了も加盟する。
命名[編集]
表向きには、” The pen is mightier than the sword ”の訳としての「ペンは刀よりも強し」から取ったと公言されているが、実際は発起人大坪命樹のハンドルネームから来ている。大坪命樹の2014年当時のハンドルネームは、Pearswordと言って、用無し剣という意味である。そこから、剣を刀と言い換えて、無刀会とした。
命名は、発足当時のメンバーでの合議で決まったもので、初めは「無刀着花会」としていたが、呼びにくいので「無刀会」となった。[3][信頼性要検証]←個人ブログですが、信憑性が問題であれば、そのブロガーの人間性を見なければなりませんが、いたずらにそのブロガーを疑うのも失礼ではないかと。このような嘘をつくことで、そのブロガーにどれだけの利益が及ぶのかを議論した方が、近道では？
また、正式には、swordは刀ではなく剣であり、諺の訳も「ペンは剣より強し」が正しいが、そのあたりの誤謬は、発足当時の同人メンバーの学歴の低さを端的に示しているのかもしれない。
同人のロゴは何度か作り直されたが、現在は以下の図案が使用されている。上述の諺の理念を図式化したデザインは、大坪命樹が考案したものをろりみたんがパソコンで描いたものである。
同人誌[編集]
文藝同人無刀会は、年二回『空華』（くうげ）を発行している。初めは4月と10月の末日発行であったが、第五号からは3月と9月末日の発行に変わった。この誌名は、発足当時のメンバーで話し合って決められた。[4][信頼性要検証]←これも同上です。 選んだときの基準は、同人所在地の富山に因んだ御当地らしいものということで、蜃気楼のように空華は幻のようだという理由であるが、同時に、『正法眼蔵空華巻』から引いて、誌名空華に真実の花の意味も持たせている。[5]
『空華』は、旧来の同人誌ような同人メンバーの著作が主体であったが、第一三号に歌人の黒瀬珂瀾のインタビューを載せたのち、第一四号からは、ネットにて一般公募した空華文学賞の選考とその受賞作を掲載したほか、第一五号には、小説家の風見梢太朗のエッセイを載せるなど、雑誌化した内容にシフトしてきている。
このほか、『空華』掲載の作品から同人が選んで、ZINEの形にしたものも多く出版している。同人誌に載せる際に、同人で校正をしているため、これらの著作は文藝同人無刀会刊となっている。
脚注[編集]
- ↑ “[第二十七回文学フリマ東京・小説|純文学 文藝同人無刀会]” (日本語). 文学フリマWebカタログ+エントリー. 2022年4月24日閲覧。
- ↑ “第一回文学フリマ金沢Webカタログ”. 文学フリマ事務局. 20200408閲覧。
- ↑ “富山七方街涙岳笑”. Seesaaブログ. 20200408閲覧。
- ↑ “同人誌の名前。: 富山七方街涙岳笑”. pearsword.seesaa.net. 2022年4月28日閲覧。
- ↑ 大坪命樹 (2015/10/31). “誌名の由来について”. 空華 2: 4.
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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