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一条楽

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ニセコイ > 一条楽

一条 楽(いちじょう らく)は、古味直志漫画作品及びそれを原作としたテレビアニメ作品『ニセコイ』に登場する架空の人物で、主人公。

概要[編集]

本作品の主人公。紺色の髪に十字のバレッタ(髪留め)を着け、右こめかみに傷がある。

地元でも有名なヤクザ「集英組」組長の一人息子で、組員たちからは「坊っちゃん」と呼ばれている。家柄上、"男たる者かくあるべし"の精神で育てられた。

真面目で面倒見が良く、困った人を放っておけない行動派。気が利いたことをできるが、神経質な面もあり、周りからは「細かい」と言われてしまうこともある。大の動物好きだが、楽のつける名前が酷いうえに硝煙の匂いがついているため、1度しか懐かれたことがない。

集英組とビーハイブとの諍いを鎮めるため、ビーハイブのボスの娘・桐崎千棘と形式上は許嫁となり、恋人役を演じる。当初は千棘と性格が合わず、千棘から「もやし」と呼ばれことあるごとに喧嘩していたが、トラブルを乗り切った経験や過去の境遇から徐々に共感し合い、互いに本人から促されて下の名前で呼ぶようになる。以降は千棘を何かと気にかけるようになり、千棘に好きな人いると分かった時にはかなり動揺するようになる。

将来の夢は一流大学を出て公務員になること。そのために勉強に励んでいるが、自分や組員の食事作りに忙しく、成績は平均より高い程度(7巻第56話時点で学年207人中63位)にとどまっている。平和主義者でガタイも良くないため喧嘩は弱く、ヤクザには向いていないと自覚している。一方で料理の腕前は小咲の母(和菓子職人)から認められる水準。射的、金魚すくいなどの腕前もかなりのものであり、屋台に関しては無敵だと思っている。

千棘・小咲・鶫・春から好意を抱かれているが、そのことに気付いていない。また、偶然知り合った「ノンビ〜リ国王女」マルーシャからも好意を抱かれる。普段から女性に囲まれているため、集を除く他の男子生徒からは嫉妬される。

行事に多く参加しており、千棘、小咲、鶫、万里花、集、るりの7人、2年進級後は春、ポーラ、風ちゃんも加え行動している。1年の夏休みで小咲とメールアドレスを交換し、それ以降いつも行動しているメンバーと電話番号・メールアドレスの交換をする。着メロは演歌。

幼いころ、「天駒高原」にて両思いになった「約束の女の子」と「ザクシャ・イン・ラブ(愛を永遠に)」「大人になって再会したら、鍵でペンダントの中身を取り出して、結婚しよう」という言葉を交わして結婚を約束し、その女の子との再会を望む。「約束の女の子」からもらった、彼女が持つ対になっている鍵で開くようになっている、鍵穴があるロケット型のペンダントを肌身離さず所有し、大切にしている。中学生になってからクラスメイトの小咲と両想いになるが、互いに「相手も自分が好きなわけない」と思い込み、関係が発展しないまま同じ高校に進む。しかし「約束の女の子」の名前や、一緒に入れたペンダントの中身は思い出せず、彼女への意識は薄らぎつつある。

物語終盤では、行方不明になっていた千棘のいる天駒高原に向かう。その最中、楽と一緒に千棘を探しに来ていた小咲から思いがけない愛の告白を受け、自分も小咲が好きだったことを告げるが、小咲から「今は別に好きな人がいるんだよね」と問われ肯定し、小咲を振る。小咲から託された鍵で自身のペンダントを開いたことで10年前の記憶と「約束の女の子」が小咲であったことを思い出すが、決意が揺らぐことはなく、その後山頂で再会した千棘に先に告白され、自分も告白を返す形となる。千棘と両思いになった後に、遅れて山頂にやって来た小咲、千棘と三人で楽のペンダントと小咲の鍵を、楽と小咲が結婚の約束をした場所で土に埋める。

高校卒業後は大学に進学する。その数年後、市役所職員になった上に「集英組」の二代目を次ぎ、街を表と裏から守ることを決意する。海外でファッションデザイナーとして大成功を収めて、楽との結婚準備のために日本へ帰ってきた千棘と、想い出の天駒高原山頂で再会する。楽と千棘は新しく二人で作ったペンダントと鍵を取り出し「ザクシャ・イン・ラブ」と永遠の愛を誓い合う。

最終巻のおまけ漫画では、千棘と結婚した後、長男・佰の父親となっているようである。

読切版では千棘とは幼馴染という設定。また本編以上の優等生(テストは全教科満点)だが、見栄っ張りで自信過剰。本編ほど恋愛に興味を示さず、クリスマスを嫌う。

人気投票では、1回目は6位、2回目では7位、3回目は11位。

脚注[編集]

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