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ミドリツチイナゴ

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Chondracris rosea

分類

ミドリツチイナゴ

Chondracris rosea

Chondracris属

ツチイナゴ亜科

テンプレート:Speciesbox

ミドリツチイナゴ(Chondracris rosea)は、 Cyrtacanthacridinae (Cyrtacanthacridini族)の大型バッタの一種。記録によるとインド、中国、インドシナ、マレーシア [1]台湾などに分布する[2]

本種ミドリツチイナゴとツチイナゴの近縁性を示したものはツチイナゴとミドリツチイナゴでご覧ください。

形態

 大型で緑色。ツチイナゴのように複眼から下にかけて深緑のスジがある。メスはとても大きく腹部も長い。オスはメスよりは比較的小型で翅が長く、後翅には鮮やかな朱色がある。アジアでは最大のバッタでもある。

生態

 ツチイナゴなど、近縁のバッタなどに近い生態とされるが、日本ではみられない超大型のバッタになるため日本ではほぼ同じ生態のバッタはいないとされる。  基本的にイネ科の植物やクズなどを食べる。本種は飛蝗をする。そのため稀にサバクトビバッタと勘違いされることがある。しかし、飛蝗するからといって決してサバクトビバッタと近縁なわけではなく、ツチイナゴに近いとされる。しかし、ツチイナゴ自体サバクトビバッタに近いため広い目で見ると近いとも言える。飛蝗になった場合基本的になんでも食べ稀に肉食にもなる。

日本との関わり

 日本はかつて台湾やタイが日本の領土だった時代があり、その時期には必然的に本種の分布域が重なるため、戦前では本種は日本の種でもあった。本来ならば今はもう日本の種ではないはずだが、海外の文献では戦前のなごりか、今でも本種の分布域が日本とされることもある。  最近では移入とされる本種が日本で見つかったことがあり、月刊むしでも取り上げられた。

和名の由来

 本来本種はタイオオバッタと呼ばれることが多いが、本文ではそれを否定し、ミドリツチイナゴとする。本種は飛蝗するバッタでありそのような害を与えるものに国名などの地名をつけるのは相応しく無い。それに加え、オオバッタというものは既に絶滅したものである為緑色のツチイナゴ。つまりミドリツチイナゴとした。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

  • ウィキメディア・コモンズには、Chondracris roseaに関するカテゴリがあります。

脚注[編集]

[脚注の使い方]


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