ネタニア・ダヴラツ

ネタニア・ダヴラツ（Netania Davrath, 1931年 8月13日^[1] - 1987年^[2]4月11日^[3]）は、ポーランド出身のソプラノ歌手。^[4]

ポーランド共和国領ロヴネにて、ソーニャ・リフシッツ(Sonya Lifshitz)として生まれる。第二次世界大戦中はバクーに疎開し、戦後ポーランドに戻ったが、1948年にイスラエルに移住。イスラエルでは工場で働きつつ経理を学んでいたが、1950年には文部省主催の声楽コンクールで優勝し、イェルサレム音楽院でエディト・ボロシェクに師事。1958年から１年間ジュリアード音楽院でジェニー・トゥーレルに師事するまでに、イスラエル国内でマルク・ラヴリーのオラトリオ《歌の歌》の上演に参加したり、アメリカ・イスラエル財団主催のコンクールで優勝して奨学金を勝ち取り、イタリア留学をしたりして経験を積んだ。1956年には帰国して独唱コンサートを開いて成功している。1960年代にはイスラエル・オペラに所属。1970年代から1980年代にかけて、テル・アヴィヴ音楽院で教鞭を執った。

テル・アヴィヴにて病没。