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竜脚下目

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竜脚類(りゅうきゃくるい、学名: Sauropoda)は、竜脚形類に属する恐竜の一群である。カミナリ竜とも呼ばれる。

概要[編集]

ディプロドクス、アパトサウルス、ブラキオサウルスなどに代表される、主に長い頸を持った非常に大型の植物食恐竜の分類群であり、プラテオサウルスに代表される原竜脚下目とともに竜脚形亜目を構成する。

生息地域[編集]

全ての大陸で発見例が報告されている。

生息年代[編集]

中生代ジュラ紀前期から白亜紀後期(ただし地域によってはより早い時期に絶滅)。主な化石が見つかるのはジュラ紀からだが、断片的な化石や原竜脚類との系統関係から三畳紀後期には既に出現していたとされる。

恐竜時代の極めて早い段階に発生し、ジュラ紀後期に全盛期を迎えた。この時期全長30メートル超級の超大型種が現われている。

しかし白亜紀に入ると北半球では鳥盤類の新しいタイプの草食恐竜が台頭し、入れ替わるように竜脚類は衰退し、一部の地域では一旦は絶滅した(近年、化石が発見されたことで実は絶滅していなかったことが判明した地域も出ている)。

しかし特に南半球(ゴンドワナ大陸各地)ではティタノサウルス類が繁栄を続け、多様な進化を遂げた。ジュラ紀後期のものに匹敵するような超大型種も棲息していた。中には北半球(ローラシア大陸)に再進出したものもある。

恐竜時代の早い段階からその終末まで繁栄した稀有なグループである。また、アラモサウルスなどのごく一部の属はK-T境界を生き延び、白亜紀直後のダニアン期まで生存していた可能性が化石証拠から示唆されている[1]。竜脚類は実に1億数千万年にわたり最大級の体躯を誇る大型陸棲動物のグループとして地球の全大陸に君臨し続け、その期間の長さは他の時代の大型陸棲動物のグループと比較しても特出している。

形態[編集]

体長30m超の史上最大級の陸上動物を含むグループであるが、中には5メートル以下の小型の種もいた。

Sauropoda(トカゲの足)という名称だが、どちらかというとゾウのような大型哺乳類に似ている。指は5本あり、これは恐竜としては最も原始的な特徴になる。

大小長短の度合いを別にすれば四足の身体に長い首という形態は共通であり、その繁栄ぶりと生息期間の長大さを鑑みても草食動物として完成度の高いデザインであったと言える。

  1. 読売新聞、2011年2月5日22時8分配信


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