神田愛花
神田 愛花(かんだ あいか、1980年〈昭和55年〉5月29日 - )は、日本のフリーアナウンサー。
セント・フォース所属。元NHKアナウンサー。本名:日村 愛花(ひむら あいか、旧姓:神田)。夫はお笑いコンビバナナマンの日村勇紀。
経歴[編集]
学生時代[編集]
大妻中学校・高等学校、学習院大学理学部数学科卒業。中学・高校時代には生徒会長を務めた。
1993年、中学受験を終えた後に通っていた進学塾が開催した祝賀会に出席した際にその塾とたけし・逸見の平成教育委員会がタイアップしていたことから逸見政孝が司会をしていた。逸見が「初めて見たプロ(のアナウンサー)」であり、それまでざわついていたその場を一瞬で掌握して鎮めて話を始め、子供たちが真剣に話を聞いていたのを見て「アナウンサーという職業ってすごいな」と思い、アナウンサーになりたいと思い始めたきっかけの一つであったと話している。
大学時代は理学部数学科教授の飯高茂研究室に在籍した。また、大学在学中には女性ファッション雑誌に読者モデルとして登場したことがあるほか、3年生時にはミスキャンパスコンテストで、「ミス学習院」に選ばれた。サッカーサークル『アル中』のマネージャーを務めていた。
NHKアナウンサー時代[編集]
大学卒業後、2003年にNHKに入局。初任地は福岡放送局であった。
同局時代、特に2005年以降は度々全国区の番組に出演、2005年には青山祐子の代役で『サタデースポーツ』、『サンデースポーツ』のキャスターを務めたほか、第56回NHK紅白歌合戦『スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜』のお披露目隊として先輩の高山哲哉とともに主に東日本を担当し日本全国を走り回った。2006 FIFAワールドカップ放送では、総合テレビで日曜日の朝に放送されていたウィークリーハイライトのサブMCも務め、このこともあり期間中は毎週上京していた。
2007年春の東京異動後、2年間務めた塚原愛の後任として「愛から愛花へ」のキャッチフレーズで『爆笑オンエアバトル』6代目司会とBS hiの番組『にっぽん力検定』の司会となった。2007年11月25日には、全国高等専門学校ロボットコンテストの全国大会の司会を担当した。
2008年にフジテレビで放送された『FNS27時間テレビ!! みんな笑顔のひょうきん夢列島!!』内「さんま・中居の今夜も眠れない」では、明石家さんまが選ぶ「さんまのラブメイト10」の4位とされた。
2012年1月にNHKを退職する意思を伝え、3月31日付で退職。
フリーアナウンサー時代[編集]
NHKを去った後にフリー転身を目指して複数の芸能事務所と所属契約の交渉を行い、2012年7月、セント・フォースに所属することが決まる。
同年10月2日よりフリーとして活動開始。TBSラジオの『ザ・トップ5〜リターンズ』の火曜パーソナリティ などを担当。
2013年4月から1年間フジテレビ『めざにゅ〜』のメインキャスター(月曜 - 水曜)を務めた。
2015年4月17日発売の写真週刊誌フライデーにて、お笑いコンビバナナマンの日村勇紀との交際を報じられ、双方の事務所も恋人交際を認めた。ただし、神田と日村の双方の母親は二人の交際に反対していた。
2018年4月7日、日村との婚姻届を役所に提出し、結婚。日村が当日のTBSラジオ『バナナマンのバナナムーンGOLD』で報告した。結婚後も旧姓で活動している理由について「神田だと神の字が付いているから、『神』を失いたくない」と言ったことがその一つであると語っている。
人物[編集]
ハッキングが怖いという理由などでネット通販には消極的。
子供の頃は駄菓子の他に、「色が濃すぎる」「味が刺激的」という理由からカレーやキムチが親から禁止され、ニンニクやラー油も自宅に置いてなかった。
お気に入りのアニメは『シティーハンター』。本人によると、子供の頃はテレビ鑑賞は1日30分までと決められていたため、その視聴時間を『シティーハンター』のために費やしていたとのこと。
3歳上の兄と弟がいる。
趣味・嗜好[編集]
趣味は、海釣りと歌舞伎鑑賞。
資格・免許[編集]
- 一級小型船舶操縦士
出演番組[編集]
NHK勤務時[編集]
情報ワイド福岡いちばん星(2006年1月4日 - 2007年3月30日) - ニュース担当
- お元気ですか日本列島 ぐるっとニュース(- 2007年3月20日) - 当初は小郷知子と、小郷の転勤後は守本奈実・野尻あかねと交替で担当
- 爆笑オンエアバトル(2007年度) - 司会
- 海外安全情報(NHKワールドTV、NHKワールド・プレミアム、BS1)※
- 午後5時のNHKニュース ※
- NHKニュース7 - ニュースリーダー ※
- ※印の番組は、2007年度の同一日に担当。
- 双方向クイズ にっぽん力
- にっぽん力検定
- BSベストスポーツ(2008年度)
- とくせん(2008年度)
- 科学大好き土よう塾(2008年度)
- EYES・アレ今どうなった?(2009年6月 - 7月27日)
- 地頭クイズ ソクラテスの人事(2009年4月 - 9月17日)
- 激♡恋…運命のラブストーリー… 第2部(2010年4月8日 - 5月27日) - お便りコーナー担当
- すイエんサー(2010年度・2011年度上期) - ナビゲーター
- 土ようマルシェ(2011年4月 - 2012年3月17日) - 司会
- クイズでGo! ローカル線の旅(2008年12月 - 2012年1月、不定期) - 進行
- ワンダー×ワンダー(2009年4月 - 2011年、SPで不定期) - 司会
- こんなステキなにっぽんが(不定期) - ナレーション
- NHK紅白歌合戦
- 第56回(2005年)『スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜』 - お披露目隊、その他関連番組等への出演
- 第59回(2008年12月31日) - ラジオ実況
- 第60回(2009年12月31日) - ラジオ実況
- 第62回(2011年12月31日) - テリー伊藤と共にテレビ副音声担当
- 2006 FIFAワールドカップ・ウィークリーハイライト - サブMC
- 九州沖縄スペシャル『ふるさとチャンピオン大集合』(2007年3月)
- 全国高等専門学校ロボットコンテスト(2007~2009・2011年度全国大会)
- 2010 FIFAワールドカップ・南アフリカ大会(2010年6月17日・18日・22日) - 鳥海貴樹と共にスタジオ進行
フリー転向後[編集]
〇:出演中
テレビ[編集]
- 土曜の夜は!おとななテレビ(TVQ九州放送/2014年1月11日 - )
- ニュースザップ(BSスカパー!/2014年10月6日 - )月 - 木曜日MC
- 2015年3月30日~2016年3月25日は月 - 水曜日MC
- 未来予想クイズ(BSスカパー!/2015年9月20日 - 〇)MC
- ワラッタメ天国(フジテレビ/2012年10月28日 - 2013年3月24日、毎週日曜日)
- キラキラきれい わたしのレシピ(BS朝日/2013年)
- めざにゅ〜(フジテレビ/2013年4月1日 - 2014年3月、毎週月 - 水曜日担当)
- BSニュース 日経プラス10(BSジャパン/2013年4月3日 - 2014年3月26日、毎週水曜日担当)
- めざましテレビ アクア(フジテレビ/2014年4月2日 - 9月25日、毎週水・木曜日担当)
- スッキリ(日本テレビ、2022年 - 2023年3月20日)隔週月曜日コメンテーター
- ぽかぽか(フジテレビ/2023年1月9日 - 〇) - MC
- きらきらアフロ(テレビ東京、2023年1月19日、26日) - 体調不良の松嶋尚美の代理。
- 出川哲朗の充電させてもらえませんか?(テレビ東京、2023年2月4日) - 第119弾 番組初! ヤバいよ<生放送>3時間SP
ラジオ[編集]
- ザ・トップ5〜リターンズ(TBSラジオ/2012年10月2日 - 2013年3月26日、毎週火曜日担当)
- スキマから聴こえてくるラジオ ~平野啓一郎の“そろそろいい時間”~(JFN12局ネット)(2015年3月降板)
- ジェーン・スー相談は踊る(TBSラジオ/2015年2月28日・5月2日・2016年2月13日) - 代行MC
- ONE MORNING(TOKYO FM/2019年9月16日 - 18日) - 代理パーソナリティ
ウェブテレビ[編集]
- 亀田興毅に勝ったら1000万円(2017年5月7日、AbemaTV) - 進行
- ドキュメンタル番外編 女子メンタルfromまっちゃんねる(2021年、Amazonプライム・ビデオ)- シーズン2出演
配信ドラマ[編集]
- 最愛のひと 〜The other side of 日本沈没〜 第8話(2021年、Paravi)- ニュースキャスター 役
映画[編集]
- 望み(2020年10月、KADOKAWA) - アナウンサー役
連載[編集]
- わたしとピンクと、時々NY(講談社・FRIDAY)
NHK在籍時の同期女性アナウンサー[編集]
- 一柳亜矢子(秋田→仙台→東京アナウンス室→大阪)
- 首藤奈知子(松山→東京アナウンス室→日本語センター出向→東京アナウンス室→松山→東京アナウンス室)
- 西堀裕美(山口→大阪→東京アナウンス室→名古屋→東京アナウンス室)
- 橋本奈穂子(金沢→名古屋→東京アナウンス室→宇都宮)
- 古野晶子(長野→東京アナウンス室→甲府→東京アナウンス室→さいたま→人事局)
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ この番組には夫である日村もバナナマンとして出場経験があるが、バナナマンが出場した年は1999年度から2003年度までであるため、ここで神田と日村が共演したことはない。
- ^ その後『双方向クイズ にっぽん力』に改題
- ^ 『スキウタ』で共演した高山はかつて『オンエアバトル』の3代目司会者であった。
出典[編集]
- ^ a b c “神田愛花 日村ではなく、神田で活動し続けるワケ「失いたくない」”. スポーツニッポン (2020年2月2日). 2020年2月2日閲覧。
- ^ “サイエンスインタビュー 第3回 「挑戦し、極める」”. 学習院大学理学部. 2015年4月21日閲覧。
- ^ “久しぶりに 学習院大学理学部数学科時代のサッカーサークル『アル中』が集合しましたー”. twitter. 2021年6月10日閲覧。
- ^ “さんま・中居の名物番組 今年は放送無し 歴代“ラブメイト10”を振り返る”. モデルプレス (2017年8月6日). 2019年10月17日閲覧。
- ^ NHK神田アナ退社、フリーに転身へ 日刊スポーツ 2012年2月13日閲覧
- ^ 元NHKアラサー美人 神田愛花アナがフリー転身 スポーツニッポン 2012年7月5日閲覧
- ^ TBSラジオ 秋の新番組情報! アーカイブ 2012年9月21日 - ウェイバックマシン TBSラジオ
- ^ 元NHK神田愛花「めざにゅ〜」で早朝の顔に アーカイブ 2013年3月9日 - ウェイバックマシン (リンク先から見られる2ページ目も参照)2013年3月7日閲覧。
- ^ 『バナナマン日村とあの元NHK美人アナ仰天の半同棲中』フライデー 2015-04-17 アーカイブ 2016年9月14日 - ウェイバックマシン。2015年4月18日閲覧
- ^ 『バナナマン日村 8歳下・神田愛花アナと熱愛、ともに認める』(スポニチアネックス 2015年4月17日配信) 2015年4月18日閲覧
- ^ バナナマン日村の母激怒!神田愛花との結婚は「絶対ない!」(2015年7月4日)、女性自身公式サイト。
- ^ アナウンスルームブログ:神田愛花 NHKオンラインアナウンスルームブログ 2011年10月13日付(web魚拓による保存措置)
- ^ ntv_sukkiriのツイート(1637681532025581569)
- ^ “「亀田興毅に勝ったら1000万円」対戦相手決定”. ナリナリドットコム (2017年5月2日). 2017年5月7日閲覧。