測位
測位(そくい、英:Positioning, Navigation and Timing 又は PNT)とは、位置の決定、及び当該位置に係る時刻に関する情報の取得、並びにこれらに関連付けられた移動の経路等の情報の取得をいう。すなわち、位置測定、航法、時刻配信の包括する用語である。
測位とは何か[編集]
法律に基づく定義[編集]
地理空間情報活用推進基本法(平成19年法律第63号)の第ニ条4項に「衛星測位」[1]が定義されている。これによれば、「人工衛星から発射される信号を用いてする 位置の決定 及び当該位置に係る時刻に関する情報の取得 並びにこれらに関連付けられた移動の経路等の情報の取得をいう」と規定されている。
このことから、「測位」とは、「位置の決定、及び当該位置に係る時刻に関する情報の取得、並びにこれらに関連付けられた移動の経路等の情報の取得をいう」と規定される。
すなわち、「衛星測位」の定義が「測位」を規定することになるが、これは「衛星測位」が位置測定の基盤であることを示している。このとき、位置とは地球上の位置のことをいう。これは、相対位置とは区別される。
英語の表現[編集]
法務省が運営する日本法令外国語訳データベースシステムによれば、基本法における「衛星測位」は、Satellite Positioning,Navigation and Timingと翻訳されている[2]。この翻訳に基づくと「測位」は、Positioning, Navigation and Timingと規定される。
米国政策との調和[編集]
米国では大統領が2004年に Space-based Positioning, Navigation and Timing Policy(宇宙型測位政策)を発表した。20世紀の後半からGPSを民生サービスとして世界に提供してリーダーシップを発揮してきたアメリカの政策は、世界各国に影響を与えている。日本では、2007(平成19)年に成立した地理空間情報活用推進基本法(平成19年法律第63号)において、衛星測位(Satellite Positioning, Navigation and Timing)が定義された。
測位の方法[編集]
距離-距離 測位法[編集]
座標が既知である2点からの距離を計測できると、位置が計算できる。
距離-角度 測位法[編集]
座標が既知である1点からの距離と角度を計測できると、位置が計算できる。
角度-角度 測位法[編集]
座標が既知である2点からの角度を計測できると、位置が計算できる。
出典[編集]
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