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東北新幹線

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東北新幹線(とうほくしんかんせん)は、東京都千代田区の東京駅から青森県青森市の新青森駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の高速鉄道路線(新幹線)およびその列車である。

首都圏と東北地方を結び、ビジネスや観光などの交流を活発にしてきた東日本の交通の大動脈である。北海道新幹線と相互直通運転を実施しているほか、秋田新幹線、山形新幹線として在来線との直通運転が、それぞれ田沢湖線や奥羽本線との間で行われている。

概要[編集]

東北新幹線のうち、東京都 - 盛岡市の区間は1971年(昭和46年)1月に全国新幹線鉄道整備法第4条第1項の規定による『建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画』により公示された3路線のうちの1つである。同年4月に整備計画が決定され着工された。日本国有鉄道(国鉄)によって建設され、1982年(昭和57年)に大宮駅 - 盛岡駅間が開業し、1985年(昭和60年)3月には東京都区部へ延伸され、上野駅 - 大宮駅間が開業した。国鉄分割民営化後、東北新幹線は東日本旅客鉄道(JR東日本)の路線となり、1991年(平成3年)6月に東京駅 - 上野駅間が開業した。

一方、盛岡市 - 青森市の区間は1972年(昭和47年)に、基本計画が公示され、1973年(昭和48年)11月に整備計画が決定された5路線(いわゆる整備新幹線)の路線の1つである。国鉄の財政悪化により建設が一時凍結されたが、1991年(平成3年)に沼宮内 - 八戸間が標準軌新線(フル規格)、盛岡 - 沼宮内間および八戸 - 青森間が新幹線鉄道直通線(ミニ新幹線)として着工された。その後、全区間がフル規格で建設され、2002年(平成14年)12月に盛岡駅 - 八戸駅間が、2010年(平成22年)12月に八戸駅 - 新青森駅間が開業した。これにより東北新幹線は整備計画の決定から39年を経て全線開業となった。2016年3月以降は、北海道新幹線との直通運転も実施されている。

当新幹線は唯一、同じ路線で整備新幹線区間と整備新幹線ではない区間が混在している。全区間が東日本旅客鉄道(JR東日本)により運営されているが、盛岡~新青森間は整備新幹線として建設された区間は鉄道建設・運輸施設整備支援機構が鉄道施設を保有している。

寒冷な積雪地域を高速走行するため、車両および地上設備に冬季対策が施されている。また、開業以来高速化が図られ、2013年のダイヤ改正時より、日本国内の鉄道の営業運転速度としては最速の320 km/h運転が一部区間で行われている。

日本最長の鉄道路線(営業キロ713.7 km、実キロ674.9 km)であり、線内の白石蔵王駅 - 仙台駅間にある 25.7 km の直線区間は、日本最長の線路の直線区間である。

ラインカラーは上越新幹線とともにJR東日本のコーポレートカラーとなった緑(■)。

なお、東北新幹線は国鉄時代からの「線路名称」及びJR発足以降の「JR線路名称公告」上では並行在来線である東北本線の無名枝線という扱いである。ただし、国鉄分割民営化時に当時の運輸省に提出された事業基本計画や国土交通省監修『鉄道要覧』では東北本線とは別の路線として掲載されている。

路線データ[編集]

  • 営業主体:東日本旅客鉄道(JR東日本)
  • 建設主体
    • 東京駅 - 上野駅:新幹線鉄道保有機構
    • 上野駅 - 盛岡駅:日本国有鉄道
    • 盛岡駅 - 八戸駅:日本鉄道建設公団
    • 八戸駅 - 新青森駅:独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構
  • 路線距離:東京駅 - 新青森駅間(実キロ)674.9 km(営業キロは713.7 km)
  • 軌間:1,435 mm(標準軌)
  • 駅数:23(起終点駅含む)
    • このうち他のJR線に接続がない東北新幹線単独駅は6駅。ただし、いわて銀河鉄道線と接続しているいわて沼宮内駅、二戸駅を除いた純粋な単独駅は白石蔵王駅、くりこま高原駅、水沢江刺駅、七戸十和田駅の4駅である。
  • 信号場数:1(鷲宮信号場)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(交流25,000 V・50 Hz)
  • 保安装置:DS-ATC
  • 車両基地所在駅:上野駅、小山駅、那須塩原駅(ただし駅電留線)、仙台駅、盛岡駅、新青森駅
  • 運転指令所:新幹線総合指令所
  • 列車運行管理システム:新幹線総合システム(COSMOS)
  • 構造種別延長割合
    • 東京駅 - 盛岡駅間:路盤 5%、橋梁 16%、高架橋 56%、トンネル 23%
    • 盛岡駅 - 八戸駅間:路盤 14%、橋梁 3%、高架橋 9%、トンネル 73%
    • 八戸駅 - 新青森駅間:路盤 15%、橋梁 5%、高架橋 18%、トンネル 62%
  • 最高速度
    • 東京駅 - 上野駅間:110 km/h
    • 上野駅 - 大宮駅間:130 km/h
    • 大宮駅 - 宇都宮駅間:275 km/h
    • 宇都宮駅 - 盛岡駅間:320 km/h
    • 盛岡駅 - 新青森駅間:260 km/h
  • 架線吊架方式
    • 東京駅 - 東京新幹線車両センター(尾久基地)分岐間:シンプルカテナリ式(耐荷速度100 km/h)
    • 東京新幹線車両センター(尾久基地)分岐 - 盛岡新幹線車両センター(みたけ基地)分岐間:重コンパウンドカテナリ式(耐荷速度320 km/h)
    • 盛岡新幹線車両センター(みたけ基地)分岐 - 八戸駅間:CSシンプルカテナリ式(耐荷速度300 km/h)
    • 八戸駅 - 新青森駅間:PHCシンプルカテナリ式(耐荷速度350 km/h)

駅施設管理、営業業務を除きJR東日本の新幹線統括本部が管轄している。

駅施設管理、営業業務は沿線の2本部・2支社が行っている。各本部・支社毎の駅の管轄割り当ては以下の通り。

  • 東京駅 - 上野駅間:首都圏本部
  • 大宮駅 - 那須塩原駅間:大宮支社
  • 新白河駅 - くりこま高原駅間:東北本部
  • 一ノ関駅 - 新青森駅間:盛岡支社

かつてJR東日本の新幹線では、全体の運行管理業務を本社内の新幹線運行本部が統括する一方、保線管理や駅営業業務等の現業機関については地方支社が新幹線と在来線の双方を一体管理する組織体系を採っていたが、新幹線統括本部の発足により、首都圏・東北の2本部、大宮・盛岡の2支社は新幹線において駅の施設管理・営業業務ならびに工務関係の支援のみを担うようになった。



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