佐藤しのぶ

佐藤しのぶ（さとうしのぶ、英:Shinobu Satou、1958年〈昭和33年〉8月23日^[1] - 2019年〈令和元年〉9月29日^[2]）は日本のソプラノ歌手。^[3]^[4]

東京都出身。少女時代は大阪府高槻市で過ごす。大阪音楽大学付属高等学校、国立音楽大学を経て1984年に文化庁オペラ研修所を修了。田原祥一郎^[5]、島田和子^[6]、中山悌一^[7]の各氏に声楽を学ぶ。1984年に二期会のオーディションを経てフランツ・レハールの《メリー・ウィドウ》のハンナ役及びジュゼッペ・ヴェルディの《椿姫》のヴィオレッタ役を歌ってオペラ歌手としてデビュー。文化庁派遣の芸術家在外研修員としてミラノへ留学し、1985 年帰国。1987年に指揮者の現田茂夫と結婚^[8]。1987年にNHKの紅白歌合戦に初出場し、以後1990年まで毎年出場した。1989年にブラチスラヴァ国際フェスティヴァルの80周年のオープニングでジャコモ・プッチーニの《トスカ》でタイトルロールを歌ってヨーロッパ・デビューを飾った^[9]。1997年には団伊玖磨による新国立劇場開場記念オペラ《建》に乙橘姫役として出演。

東京都内にて死去^[10]。