京都芸術大学
京都芸術大学(きょうとげいじゅつだいがく、英語: Kyoto University of the Arts)は、日本の私立大学である。京都市左京区に本部を置く。略称は瓜芸(うりげい)、KUA(ケーユーエー)。 開校から2020年3月31日までの大学名は京都造形芸術大学。
概観[編集]
大学全体[編集]
旧名称は京都造形芸術大学。1977年に京都服飾芸術学院、京都造形芸術学院を短大に改組し「京都芸術短期大学」を開設。1991年に現在の4年制大学を開設し、2000年には短大を吸収合併しているほか、こども芸術大学や通信教育部の開設などの大学経営なども行っている。
2008年には京都造形芸術大学の大学院院長(現在では同ポストは廃止されている)に、かつてニュー・アカデミズムで一世を風靡した浅田彰が就任した。なお、浅田彰は、2022年現在、大学院学術研究センター所長(教授)である。
2021年現在、学長は、京都大学名誉教授の𠮷川左紀子。理事長は創設者の徳山詳直の実子の徳山豊。学園長は元内閣総理大臣の細川護煕が務め、その後2014年の東京都知事選後の細川の辞任に伴って徳山詳直が就任したが、徳山詳直の死後、そのポストは空席のままになっている。
学生と学外の企業や自治体との協業による実践的なプロジェクトが盛んであり2014年にオープンした「D&DEPARTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学」ではナガオカケンメイ率いるD&DEPARTMENTとの協業の元、京都のロングライフデザインのリサーチから商品発掘、生産者との出品交渉、売場準備、ギャラリー企画の立案から実行まで、開店にむけた全ての作業が学生とともに進められ、約30坪の和合所を改装した店内では食品や書籍なども含めた約400のアイテムの商品がラインナップされた。
2016年、アニメショップアニメイトのグループ企業、株式会社ムービックとの協業プロジェクトが発表され学内の瓜生館での専門のショップの開店、人間館内にあるギャルリ・オーブで漫画家の天野明の展覧会の開催がアナウンスされた。
開学30年目となる2020年4月1日付で、大学名を京都芸術大学に変更した。
沿革[編集]
略歴[編集]
年表[編集]
- 1934年(昭和9年) - 藤川延子が藤川洋裁研究所を創設。
- 1947年(昭和22年) - 財団法人藤川衣服研究所が認可される(京都府公認)。
- 1948年(昭和23年) - 藤川女子専門學院に名称変更。
- 1951年(昭和26年) - 学校法人の認可。
- 1959年(昭和34年) - 学校名を藤川服飾学院に、学校法人名を藤川学園に改称。
- 1964年(昭和39年) - 藤川デザイン研究所を設立。
- 1967年(昭和42年) - 藤川デザイン研究所を藤川デザイン学院に変更。
- 1975年(昭和50年) - 藤川服飾学院を京都服飾芸術学院に、藤川デザイン学院を京都造形芸術学院に改称。
- 1977年(昭和52年) - 京都芸術短期大学開学(造形芸術学科)。京都服飾芸術学院、京都造形芸術学院を廃止。
- 1979年(昭和54年) - 法人名を学校法人瓜生山学園に変更。専攻科を設置(「学士」学位が取得可能になる)。
- 1991年(平成3年) - 京都造形芸術大学開学(芸術学部芸術学科、美術科、デザイン科)。
- 1996年(平成8年) - 大学院芸術研究科芸術専攻(修士課程)開設。
- 1998年(平成10年) - 通信教育部(芸術学部)3学科8コース設置。
- 2000年(平成12年) - 京都造形芸術大学と京都芸術短期大学を統合・再編(芸術学部芸術学科、美術科、デザイン科、京都芸術短期大学を、芸術学部芸術文化学科、歴史遺産学科、映像・舞台芸術学科、美術・工芸学科、空間演出デザイン学科、情報デザイン学科、環境デザイン学科とする)。大学院芸術研究科芸術専攻(修士課程)を芸術文化研究専攻(修士課程)、芸術表現専攻(修士課程)に再編。大学院に芸術専攻(博士後期課程)を設置。
- 2001年(平成13年) - 東京都中央区日本橋人形町に東京サテライトキャンパスを開設(通信教育部のスクーリング拠点)。京都芸術劇場を開設。京都芸術短期大学廃止認可。
- 2002年(平成14年) - 通信教育部(芸術学部)を3学科11コースへ改組。
- 2003年(平成15年) - 通信教育部(芸術学部)を3学科12コースへ改組。
- 2004年(平成16年) - 芸術学部の芸術文化学科を芸術表現・アートプロデュース学科に改組。芸術学部の芸術文化学科を廃止。通信教育部芸術学部の3学科11コースを3学科12コースに改組。
- 2005年(平成17年) - 大学院の研究領域として小学校就学前幼児教育機関であるこども芸術大学を設置。同年康耀堂美術館が寄附され京都造形芸術大学附属康耀堂美術館となる。
- 2006年(平成18年) - 芸術学部の芸術学科、美術科、デザイン科を廃止。
- 2007年(平成19年) - 芸術学部に映画学科、舞台芸術学科、こども芸術学科、キャラクターデザイン学科を設置。映像・舞台芸術学科の学生募集を停止。美術・工芸学科を美術工芸学科に改称(10学科29コースとなる)。通信教育部大学院芸術研究科芸術環境専攻(修士課程)を設置。社会芸術総合研究所を開設。
- 2009年(平成21年) - 10学科29コースを10学科31コースへ改組。通信教育部(芸術学部)の3学科12コースを3学科13コースへ改組。
- 2010年(平成22年) - 東京都港区北青山(神宮外苑)に外苑キャンパスを開設(東京サテライトキャンパスを移転)。
- 2011年(平成23年) - 芸術学部に文芸表現学科、プロダクトデザイン学科、マンガ学科を設置し、10学科31コースから13学科34コースへ改組。通信教育部芸術学部の3学科13コースを3学科14コースへ改組。
- 2013年(平成25年) - 芸術学部映像・舞台芸術学科を廃止し13学科34コースを13学科21コースに改組。通信教育部(芸術学部)に芸術教養学科を設置し、4学科13コースになる。学校法人京都国際観光文化学院と法人を統合し、京都芸術デザイン専門学校(旧・京都国際文化専門学校)、京都文化日本語学校が併設校となる。
- 2014年(平成26年) - 芸術表現・アートプロデュース学科をアートプロデュース学科に改称。芸術教養センターを創造学習センターに改称。京都造形芸術大学創立者・徳山詳直が永眠(10月20日)。
- 2015年(平成27年) - 大学院芸術研究科芸術文化専攻(修士課程)、芸術表現専攻(修士課程)を芸術専攻(修士課程)に改組。島根ものづくりセンターを島根県松江市に開設。
- 2017年(平成29年) - 芸術学部13学科21コースを13学科22コースへ改組。
- 2018年(平成30年) - 芸術学部13学科22コースを13学科23コースへ改組。
- 2019年(平成31年) - 京都造形芸術大学附属高等学校を開校。
- 2020年(令和2年) - 京都芸術大学に名称変更。附属高等学校を京都芸術大学附属高等学校に改称。
- 2024年(令和6年) - 情報デザイン学科を4コース(ビジュアルデザイン・イラストレーション・ゲームクリエイション・映像クリエイションコース)化。クロステックデザインコースをプロダクトデザイン学科へ改組。
基礎データ[編集]
所在地[編集]
- 京都・瓜生山キャンパス(京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116)
- 東京・外苑キャンパス(東京都港区北青山1-7-15)
- 大阪・サテライトキャンパス(大阪府大阪市北区小松原町2-4 大阪富国生命ビル5階)
教育および研究[編集]
学部[編集]
2014~2022年度1年次入学者の学部・学科・コース[編集]
- 芸術学部(通学)
- 美術工芸学科
- 日本画コース
- 油画コース
- 写真・映像コース(2017年度~)
- 染織テキスタイルコース
- 総合造形コース
- 基礎美術コース(2017~2022年度)
- マンガ学科
- ストーリーマンガコース(~2020年度)
- マンガコース(2021~2022年度)
- キャラクターデザイン学科
- キャラクターデザインコース
- マンガコース(2023年度~)
- 情報デザイン学科
- ビジュアルコミュニケーションデザインコース(2017年度~)
- イラストレーションコース
- クロステックデザインコース(2018年度~)
- プロダクトデザイン学科
- プロダクトデザインコース
- 空間演出デザイン学科
- 空間デザインコース
- ファッションデザインコース
- 環境デザイン学科
- 建築・インテリア・環境デザインコース
- 映画学科
- 映画製作コース
- 俳優コース
- 舞台芸術学科
- 演技・演出コース
- 舞台デザインコース
- 文芸表現学科
- クリエイティブ・ライティングコース
- アートプロデュース学科
- アートプロデュースコース
- こども芸術学科
- こども芸術コース
- 歴史遺産学科
- 文化財保存修復・歴史文化コース
- 美術工芸学科
- 芸術学部(通信教育部)
- 芸術学科
- 芸術学コース
- 歴史遺産コース
- 文芸コース
- 和の伝統文化コース
- アートライティングコース(2023年度には存在)
- 美術科
- 日本画コース
- 洋画コース
- 陶芸コース
- 染織コース
- 写真コース
- 書画コース(2023年度には存在)
- デザイン科
- グラフィックデザインコース(2023年度には存在)
- 建築デザインコース
- ランドスケープデザインコース
- 空間演出デザインコース
- イラストレーションコース(2023年度には存在)
- 情報デザインコース(2023年度には存在せず)
- 芸術教養学科
- 芸術学科
かつての学部・学科・コース(通学)[編集]
2007~2010年度の入学者
- 芸術学部(通学)
- 芸術表現・アートプロデュース学科
- 芸術表現・アートプロデュースコース
- クリエイティブ・ライティングコース
- 歴史遺産学科
- 文化遺産コース
- 文化財保存修復コース
- 映画学科
- 映画監督コース
- 映画技術コース
- プロデュースコース
- 映画俳優コース
- 舞台芸術学科
- 舞台芸術コース
- 演技演出コース
- ダンスコース
- 舞台デザインコース
- 美術工芸学科
- 日本画コース
- 洋画コース
- 立体造形コース
- 陶芸コース
- 染織テキスタイルコース
- こども芸術学科
- こども芸術コース
- キャラクターデザイン学科
- アニメディレクションコース
- キャラクターデザインコース
- CGデザインコース
- 情報デザイン学科
- コミュニケーションデザインコース
- イラストレーションコース
- 映像メディアコース
- プランニングディレクションコース
- 先端アートコース
- 空間演出デザイン学科
- 空間デザインコース
- ファッションデザインコース
- プロダクトデザインコース
- 環境デザイン学科
- 環境デザインコース
- 建築デザインコース
- インテリアデザインコース
- ランドスケープデザインコース
- 芸術表現・アートプロデュース学科
2011~2012年度の入学者
- 芸術学部
- 美術工芸学科
- 日本画コース
- 油絵コース
- 染織テキスタイルコース
- 現代美術コース
- 総合造形コース
- 写真コース
- マンガ学科
- マンガコース
- キャラクターデザイン学科
- アニメディレクションコース
- キャラクターデザインコース
- CGデザインコース
- 情報デザイン学科
- コミュニケーションデザインコース
- イラストレーションコース
- 映像メディアコース
- 先端表現デザインコース
- プロダクトデザイン学科
- 生産デザインコース
- くらしプロダクトコース
- 空間演出デザイン学科
- 空間デザインコース
- ファッションデザインコース
- ジュエリー&アクセサリーコース
- 環境デザイン学科
- 建築コース
- インテリアデザインコース
- ランドスケープデザインコース
- 映画学科
- 映画監督コース
- 映画技術コース
- プロデュースコース
- 映画俳優コース
- 舞台芸術学科
- 演技演出コース
- 舞台デザインコース
- ダンスコース
- 文芸表現学科
- クリエイティブ・ライティングコース
- 芸術表現・アートプロデュース学科
- 芸術表現・アートプロデュースコース
- こども芸術学科
- こども芸術コース
- 歴史遺産学科
- 文化財保存修復コース
- 文化遺産コース
- 美術工芸学科
2013年度の入学者
- 芸術学部
- 美術工芸学科
- 日本画コース
- 油絵コース
- 染織テキスタイルコース
- 現代美術コース
- 総合造形コース
- マンガ学科
- ストーリーマンガコース
- キャラクターデザイン学科
- キャラクターデザインコース
- 情報デザイン学科
- 情報デザインコース
- イラストレーションコース
- プロダクトデザイン学科
- プロダクトデザインコース
- 空間演出デザイン学科
- 空間デザインコース
- ファッションデザインコース
- 環境デザイン学科
- 建築・インテリア・環境デザインコース
- 映画学科
- 映画制作コース
- 俳優コース
- 舞台芸術コース
- 演技・演出コース
- 舞台デザインコース
- 文芸表現学科
- クリエイティブ・ライティングコース
- 芸術表現・アートプロデュース学科
- 芸術表現・アートプロデュースコース
- こども芸術学科
- こども芸術コース
- 歴史遺産学科
- 文化財保存修復・歴史文化コース
- 美術工芸学科
2014年度の入学者
- 芸術学部
- 美術工芸学科
- 日本画コース
- 油絵コース
- 染織テキスタイルコース
- 現代美術コース
- 総合造形コース
- マンガ学科
- ストーリーマンガコース
- キャラクターデザイン学科
- キャラクターデザインコース
- 情報デザイン学科
- 情報デザインコース
- イラストレーションコース
- プロダクトデザイン学科
- プロダクトデザインコース
- 空間演出デザイン学科
- 空間デザインコース
- ファッションデザインコース
- 環境デザイン学科
- 建築・インテリア・環境デザインコース
- 映画学科
- 映画制作コース
- 俳優コース
- 舞台芸術学科
- 演技・演出コース
- 舞台デザインコース
- 文芸表現学科
- クリエイティブ・ライティングコース
- アートプロデュース学科
- アートプロデュースコース
- こども芸術学科
- こども芸術コース
- 歴史遺産学科
- 文化財保存修復・歴史文化コース
- 美術工芸学科
2015~2016年度の入学者
- 芸術学部
- 美術工芸学科
- 日本画コース
- 油絵コース
- 染織テキスタイルコース
- 現代美術・写真コース
- 総合造形コース
- マンガ学科
- ストーリーマンガコース
- キャラクターデザイン学科
- キャラクターデザインコース
- 情報デザイン学科
- 情報デザインコース
- イラストレーションコース
- プロダクトデザイン学科
- プロダクトデザインコース
- 空間演出デザイン学科
- 空間デザインコース
- ファッションデザインコース
- 環境デザイン学科
- 建築・インテリア・環境デザインコース
- 映画学科
- 映画制作コース
- 俳優コース
- 舞台芸術学科
- 演技・演出コース
- 舞台デザインコース
- 文芸表現学科
- クリエイティブ・ライティングコース
- アートプロデュース学科
- アートプロデュースコース
- こども芸術学科
- こども芸術コース
- 歴史遺産学科
- 文化財保存修復・歴史文化コース
- 美術工芸学科
2017年度の入学者
- 芸術学部
- 美術工芸学科
- 日本画コース
- 油絵コース
- 染織テキスタイルコース
- 写真・映像コース
- 総合造形コース
- 基礎美術コース
- マンガ学科
- ストーリーマンガコース
- キャラクターデザイン学科
- キャラクターデザインコース
- 情報デザイン学科
- ビジュアルコミュニケーションデザインコース
- イラストレーションデザインコース
- プロダクトデザイン学科
- プロダクトデザインコース
- 空間演出デザイン学科
- 空間デザインコース
- ファッションデザインコース
- 環境デザイン学科
- 建築・インテリア・環境デザインコース
- 映画学科
- 映画制作コース
- 俳優コース
- 舞台芸術学科
- 演技・演出コース
- 舞台デザインコース
- 文芸表現学科
- クリエイティブ・ライティングコース
- アートプロデュース学科
- アートプロデュースコース
- こども芸術学科
- こども芸術コース
- 歴史遺産学科
- 文化財保存修復・歴史文化コース
- 美術工芸学科
かつての通信教育部[編集]
2012年度 - 2013年度の通信教育部
- 芸術学部
- 芸術学科
- 芸術学コース
- 文芸コース
- 歴史遺産コース
- 和の伝統文化コース
- 美術科
- 日本画コース
- 洋画コース
- 陶芸コース
- 染織コース
- 写真コース
- デザイン科
- 情報デザインコース
- 建築デザインコース
- 空間演出デザインコース
- ランドスケープデザインコース
- 芸術学科
2014年度以降
- 芸術学部
- 芸術学科
- 芸術学コース
- 文芸コース
- 歴史遺産コース
- 和の伝統文化コース
- 美術科
- 日本画コース
- 洋画コース
- 陶芸コース
- 染織コース
- 写真コース
- デザイン科
- 情報デザインコース
- 建築デザインコース
- 空間演出デザインコース
- ランドスケープデザインコース
- 芸術教養学科
- 芸術学科
大学院[編集]
- 芸術研究科(2018年度)
- 芸術専攻(修士課程・博士後期課程)
- 芸術文化領域
- 歴史遺産研究流域
- 総合造形領域
- ペインティング領域
- ビジュアルクリエーション領域
- デザイン領域
- 建築・ランドスケープデザイン領域
- 映画領域
- 舞台芸術領域
- 文芸表現領域
- 芸術環境専攻(修士課程/通信教育)
- 芸術環境研究領域
- 美術・工芸領域
- 環境デザイン領域
- 超域プログラム
- 芸術専攻(修士課程・博士後期課程)
2011年度
- 芸術研究科
- 芸術文化研究専攻(修士課程)
- 芸術表現専攻(修士課程)
- 芸術環境専攻(修士課程/通信教育)
- 芸術環境研究領域
- 芸術学分野
- 歴史遺産分野
- 文芸分野
- 芸術環境計画分野
- 美術・工芸領域
- 日本画分野
- 洋画分野
- 陶芸分野
- 染織分野
- 環境デザイン領域
- 日本庭園分野(2011年度以前は庭園・ランドスケープデザイン分野)
- 芸術環境研究領域
2012年度~2014年度の入学者
- 芸術研究科
- 芸術文化研究専攻(修士課程)
- 芸術文化研究領域
- 歴史遺産研究領域
- 芸術表現専攻(修士課程)
- 総合造形領域
- ペインティング領域
- 映像メディア領域
- ビジュアルクリエーション領域
- デザイン領域
- 建築・ランドスケープデザイン領域
- 映画領域
- 舞台芸術領域
- 芸術教育領域
- 文芸表現領域
- 芸術環境専攻(修士課程/通信教育)
- 芸術環境研究領域
- 美学・芸術理論分野
- 西洋美術史分野
- 日本美術史分野
- 日本芸能史分野
- 日本文化史分野
- 喫茶文化史分野
- 文芸研究分野
- 創作文芸分野
- 芸術計画・教育普及分野
- 美術・工芸領域
- 環境デザイン領域
- 芸術環境研究領域
- 芸術専攻(博士後期課程)
- 芸術文化研究専攻(修士課程)
2015年度 - 2016年度
- 芸術研究科
- 芸術専攻(修士課程・博士後期課程)
- 芸術文化研究領域
- 歴史遺産研究領域
- 総合造形領域
- ペインティング領域
- ビジュアルクリエーション領域
- デザイン領域
- 建築・ランドスケープデザイン領域
- 映画領域
- 舞台芸術領域
- 文芸表現領域
- 芸術環境専攻(修士課程/通信教育)
- 芸術環境研究領域
- 美術・工芸領域
- 環境デザイン領域
- 芸術専攻(修士課程・博士後期課程)
2017年度
- 芸術研究科
- 芸術専攻(修士課程/博士後期課程)
- 芸術文化研究領域
- 歴史遺産研究領域
- 総合造形領域
- ペインティング領域
- ビジュアルクリエーション領域
- デザイン領域
- 建築・ランドスケープデザイン領域
- 映画領域
- 舞台芸術領域
- 文芸表現領域
- 芸術環境専攻(修士課程/通信教育)
- 芸術環境研究領域
- 美術・工芸領域
- 環境デザイン領域
- 超域プログラム
- 芸術専攻(修士課程/博士後期課程)
附置機関[編集]
- 研究センター
- 舞台芸術研究センター
- 芸術教育研究センター
- 大学院学術研究センター
- 日本庭園・歴史遺産研究センター
- アート・コミュニケーション研究センター
- 文明哲学研究所
- 京都伝統文化イノベーション研究センター(KYOTO T5)
- SDGs促進室
- 附属機関
- 認可保育園こども芸術大学
- 藝術学舎
- 和太鼓教育センター
施設[編集]
- 京都芸術劇場
- 大劇場「春秋座」
- 小劇場「studio21」
- 楽心荘(能楽堂)
- ギャルリ・オーブ
- 芸術館
- 京都芸術大学附属康耀堂美術館(長野県茅野市)
- 芸術文化情報センター(大学図書館)
- ピッコリー(こども図書館)
- ULTRA FACTORY
- ARTZONE
- BREATH KUAD
- カフェ・ヴェルディ
- D&DEPARTMENT KYOTO by京都造形芸術大学
キャンパス[編集]
京都・瓜生山キャンパス[編集]
- 使用学部:芸術学部
- 使用研究科:大学院芸術研究科
- 使用附属施設:
- 交通アクセス:叡山電鉄叡山本線・茶山・京都芸術大学駅(駅から東へ徒歩7分程度)
- 京都市バス・京都バス「上終町・瓜生山学園 京都芸術大学前」バス停すぐ。
キャンパスは、白川通り沿いの東山三十六峰の一つ、瓜生山の裾野から斜面一帯に位置し、既存樹木との共存が図られている。校舎は白川通り沿いから、瓜生山のかなり上の方まで広範囲に建てられており、高低差が激しい。だがエレベーターを乗り継げばかなりの場所に行くことができるようになっている。キャンパスの移動は極力バリアフリー化するようにしているものの、物理的な制限もあることからすべての場所がこのように整備されているわけではない。松麟館の屋上は展望台となっており、京都市街が一望できる。五山送り火のうち大文字を除く4山を同時に望むことができ、一部の場所からは大文字も望めるが、五山送り火の当日は抽選に当選した関係者だけが立ち入りを許される。
大学の改編に伴い、キャンパスの拡張・建替えが盛んで、歌舞伎やオペラなどにも対応した劇場「春秋座」をはじめ、大小様々な建物が建ち並んでいる。ランドスケープデザイン領域を擁する環境デザイン学科がキャンパス内の樹木のケアをしており、キャンパス内の赤松群は、東山のなかでは唯一に近い群生をみせている。2008年3月には建築家、隈研吾による新校舎「至誠館」が完成している。
ほかにも、東京・外苑キャンパス(東京都明治神宮外苑 /東北芸術工科大学との共同設置)、大阪サテライトキャンパス(大阪府大阪市北区小松原町 /大阪富国生命ビル内)がある。
対外関係[編集]
地方自治体との協定[編集]
- 避難所における簡易間仕切りシステムの提供に関する協定(2015年締結)
- 京都市
他大学との協定[編集]
- 学生交流協定締結校(交換留学が可能な協定校)
- 弘益大学校(韓国・ソウル)
- 韓国芸術総合学校(韓国・ソウル)
- 国立台北芸術大学(台湾・台北)
- ウィーン美術アカデミー(オーストリア・ウィーン)
- チューリッヒ芸術大学(スイス・チューリッヒ)
- ジュネーブ造形芸術大学(スイス・ジュネーブ)
- プラハ美術工芸大学(チェコ・プラハ)
- 国立芸術アカデミー映画学部(チェコ・プラハ)
- ヴァイセンゼー美術大学(ドイツ・ベルリン)
- サヴォニア応用科学大学デザイン学部(フィンランド・クサピオ)
- ヘルシンキ・メトロポリア応用科学大学(フィンランド・ヘルシンキ)
- 国立高等装飾美術学校(フランス・パリ)
- 国立高等写真学校(フランス・アルル)
- グラスゴー美術学校(イギリス・グラスゴー)
- ボーンマス芸術大学(イギリス・ボーンマス)
- ノッティンガム・トレント大学(イギリス・ノッティンガム)
- ロンドン芸術大学チェルシー、キャンバーウェル、ウィンブルトン・カレッジ・オブ・アーツ(イギリス・ロンドン)
- ボゼン・ボルツァーノ自由大学(イタリア・ボルツァーノ)
- ミラノ新美術アカデミー(イタリア・ミラノ)
- コンストファク/国立芸術工芸デザイン大学(スウェーデン・ストックホルム)
- マサチューセッツ造形芸術大学(アメリカ・ボストン)
- スクール・オブ・ヴィジュアルアーツ(アメリカ・ニューヨーク)
- 学術交流協定締結校
- 西安文理学院(中国・西安)
- 西北大学(中国・西安)
- 西安欧亜学院(中国・西安)
- 延世大学校(韓国・ソウル)
- 啓明大学校(韓国・テグ)
- 桂園造形芸術大学(韓国・儀旺)
- 韓国国際大学校(韓国・晋州)
- 韓国伝統文化学校(韓国・扶余)
- 国立台湾芸術大学(台湾・新北)
- 実践大学(台湾・台北 高尾)
- 国立芸術文化遺産アカデミー(マレーシア・クアラルンプール)
- ラサール芸術大学(シンガポール)
- ロンドン芸術大学ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(イギリス・ロンドン)
- 国立ラ・エスメラルダ美術学校(メキシコ・メキシコシティ)
- モンテレイ大学(メキシコ・モンテレイ)
- パーソンズ・ザ・ニュー・スクール・フォー・デザイン(アメリカ・ニューヨーク)
併設校[編集]
- 京都芸術デザイン専門学校
- 京都文化日本語学校
姉妹校[編集]
- 東北芸術工科大学
社会との関わり[編集]
韓国・北朝鮮との関わり[編集]
高原キャンパス内には朝鮮民族の詩人・尹東柱がかつて生活した下宿の跡地が存在している。2006年にはその尹東柱の作品『序詩』の詩碑がキャンパス内に設置され、毎年彼の命日には追悼法要が行われている。
創設者である徳山詳直は、尹東柱との「不思議な縁」について度々語っている。詩碑が立つ高原校舎は、京都造形芸術大学発祥の地で、現在の瓜生山キャンパスが建設される以前の本校舎であった。戦後、徳山はかつて下宿があったこの土地を購入したが、尹東柱が生活していたことを知ったのは後のことだった。徳山は1950年に朝鮮戦争にへの反対運動に参加し、戦争で使用される爆弾の搬送を阻止しようとしたため逮捕された。「尹東柱先生が民族独立の闘いの途上で獄死してから5年後、私の闘いは朝鮮との関連で始まった。そして、この地に大学を創立し、芸術を通じて平和を追求している。私の青春がこの地で始まり、人生のすべてになった。運命的なものを感じる」と述べた[要出典]。彼は尹東柱の精神を顕彰し、詩碑に祈りをささげた。そして、日本の歴史的責任、すなわち植民地支配と戦争加担について言及したうえで、「日本人は朝鮮の統一と世界平和のために闘う義務がある。東アジアの平和と安定、それこそが日本の生きる道だ」と主張した。徳山は朝鮮の大学との提携や学生の交換などにも意欲を示していた。
1986年には、日朝関係史学者で、現在は一般社団法人在日コリアン・マイノリティー人権研究センター (KMJ) 理事長を務める仲尾宏が旧京都短期芸術大学の教授に就任した。その後、2002年からは京都造形芸術大学客員教授を務めている。
また、2001年からは元立憲民主党幹事長、民主党日韓議員交流委員会幹事の福山哲郎が政治学客員教授として就任し、2003年には京都造形芸術大学の母体である学校法人瓜生山学園の理事にも就任している。
2007年には元文部官僚で、学校法人コリア国際学園 (KIS) 理事であるとともに映画評論家の寺脇研が芸術学部映画学科客員教授に就任し、2011年からは同学部マンガ学科客員教授として活動を続けている。
2008年には卒業制作展において北朝鮮を題材とした映像作品が展示され、2019年にはSDGsの実践をテーマとして京都朝鮮中高級学校の学園祭を取材し、執筆活動も行っている。
2011年にはコリア国際学園 (KIS) との間で連携協定が締結され、その調印式が行われた。
2019年2月15日、大学主催の詩人尹東柱追悼会及び交流会が、キャンパス内の詩碑前で開催された。この日は、理事長の徳山豊や学長の尾池和夫をはじめ、在日同胞など関係者ら約80人が参加した。駐大阪大韓民国総領事館の吳泰奎総領事も出席し、「今年は、我が民族が日本の植民地支配に立ち向かい、平和的に自主独立を叫んだ3.1独立運動100周年として、より意味深い」と述べ、「韓日関係が政治的に厳しい時こそ、非暴力、平和、人道主義という共通性を持つ3.1独立運動と尹東柱詩人の精神を振りかえながら、葛藤を乗り越え、友好と協力関係を深めて行きたい」と述べた。
AKB48との関わり[編集]
女性アイドルグループ「AKB48」を立ち上げた音楽プロデューサーの秋元康が2005年に本学の教授に迎えられた後、2007年に副学長に就任した。さらに、大学20周年の校歌を制作し、それを歌唱するAKB48メンバーの衣装を学生が手がけるなど、2013年3月に退任するまで関係が続いた。
バス停名称[編集]
最寄りバス停は「上終町・瓜生山学園 京都芸術大学前(京都市営バス3・5・204系統、京都バス18系統)」である(徒歩0分)。本部棟前の白川通南行きバス停は、京都造形芸術大学の寄付によりバス停としては凝った造りとなっている。なお、一部の系統は東鞍馬口通交差点を挟んだ南側の停留所に停車する。
最寄りのバス停の名称は、2022年3月18日までは「上終町京都造形芸大前」であった。2022年3月19日の京都市営バスおよび京都バスのダイヤ改正により「上終町・瓜生山学園 京都芸術大学前」に変更された。2020年の、大学名の変更に伴い、バス停の名称変更を大学は京都市交通局に要望したが、大学名称を巡り京都市立芸術大学との紛争があったため見送りになっていた。名称問題が2021年7月に和解で決着後、京都市交通局は2021年11月に、京都芸術大学側に最寄りのバス停名を「上終町・瓜生山学園京都芸術大学前」にする意向を伝達した。京都市交通局は2023年に京都市立芸術大学が京都駅近くに移転すれば、最寄りとなるバス停「塩小路高倉」を市立芸大を冠する名前に変える可能性があるためだと強調。「『瓜生山学園』がなければ同じ大学が違う場所にあると誤解される恐れがある」と説明した。これに対し、京都芸術大学は、「瓜生山学園京都芸術大学」という表記は国が認める正式名称ではなく、大学名の前に運営法人の名前を記したバス停が市バスでは他に例がないと困惑。2021年12月には「(新名称は)間違いであるにとどまらず、不自然に長い」「和解で合意した『名称に関して誹謗中傷を行わない』の項目に該当する」などと、“抗議”にも近い通知書を交通局に送ったが、決定は覆らなかった。
附属学校[編集]
- 京都芸術大学附属高等学校(2020年4月1日以前は京都造形芸術大学附属高等学校)
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