ビッグウィッグ
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ビッグウィッグはタミヤから1986年7月に発売された電動RCカーの4WDバギーである。
このマシンは、タミヤRCカーの10周年記念モデルとして発売された。デザインは、由良拓也氏が担当。その為、ホットショット系とは違い、シャーシやボディの形が変わっている。
メカニズム[編集]
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- シャーシ構造:ABS樹脂製バスタブ・モノコック構造
- ステアリング:ラックとピニオン式
- フロントサスペンション:ダブルウィッシュボーン独立懸架、CVAオイル封入式ショートタイプダンパー装備(2本独立式)
- リヤサスペンション:ダブルウィッシュボーン独立懸架、CVAオイル封入式ロングタイプダンバー装備(コイルオーバー)
- フロントタイヤ:中空ラバー、オーバルブロックパターン
- リアサタイヤ:中空ラバー、オーバルブロックパターン
- 駆動方式:シャフトドライブ4WDフルタイム(プロペラシャフト、カップジョイントはブーメランと共通)
- モーター:ミッドシップ、後部ギアボックス左に装備(RX-540VZテクニゴールドモーター付属)
- デファレンシャルギア:フロントおよびリア…ベベルギア式、センター…無し、常時直結
- 搭載バッテリー(別売り):7.2Vストレートパックを横置きで搭載。※ノーマルで8.4Vバッテリーにも対応。
- ボディ:ポリカーボネート製(レキサン)※樹脂パーツあり
長所、短所[編集]
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長所[編集]
- ボディ:ビッグウィッグのボディは、ムーンクラフトの由良拓也氏がデザインし、空力を考慮している為、標準のテクにゴールドモーターのパワーでも安定して走る事ができる。
- ステアリング:ビッグウィッグのステアリングは、ラックとピニオン式を採用し、ホットショットやスーパーショットで問題だったバンプステアを解消し、アンダーステアを減らすことが出来た。また、更に、ステアリングにブーツを装着し、ステアリングの防塵対策もされている。
- モーター:ビッグウィッグは、バスタブシャーシの幅が広く、車体に重量があるが、オフロード用の新モーターであるテクにゴールドモーターを標準装備する事によって力強く走る事が出来る。
- ベアリング:ビッグウィッグは、キット標準でフルベアリングであり、駆動ロスを減らしている。
短所[編集]
- ステアリング:ビッグウィッグは、ラックとピニオン式を採用し、バンプステアを解消したものの、サーボでピニオンを回している為、最大の舵角が減少してしまう。また、標準装備されるタイヤのグリップ力不足、センターデフおよびトルクスプリット機構を持たないフルタイム4WD(当時、田宮模型からはまだトルクスプリット機構が出ていなかった)の影響もあり、コーナリングにおいて相変わらずホットショット同様慢性的なアンダーステアに悩まされるケースが多かった。
- 駆動ロス:ビッグウィッグのギアは、ギアボックスと共にホットショットと同じである為、フルベアリングを標準装備してもホットショットと同じ駆動ロスが出てしまう。
- フロントサスアーム周りの強度:これは、グリップの強い路面で走らせると、フロントサスアーム周りの強度が足りず、フロントサスアームが割れてしまう事がある。なお、この弱点は、サンダーショット系まで続き、アバンテ系ではフロントにスプリングを入れて保護するなどしていた。そして、マンタレイ系でフロントのサスシャフトをU字型シャフトにする事によって解決出来た。
復刻[編集]
Lua エラー package.lua 内、80 行目: module 'Module:Message box/configuration' not found ビッグウィッグは、生産終了したものの、2017年にブーメラン(ブーメランは2回目)と共に再販された。モーターは、テクにゴールドモーターが生産終了していた為、似た性能のGTチューンモーターに変更されている。
脚注[編集]
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