ゲゲゲの鬼太郎
『ゲゲゲの鬼太郎』(ゲゲゲのきたろう)は、水木しげるの日本の漫画作品。また、それを原作とした一連の作品群の総称。妖怪のイメージを世間に浸透させた水木の代表作であり、「妖怪漫画」を一つのジャンルとして確立させた作品である。水木しげるの貸本漫画である『墓場鬼太郎』(はかばきたろう)についても取り上げる。
概要[編集]
墓場から生まれた幽霊族の少年・鬼太郎が多種多様な妖怪たちと繰り広げる物語。1954年の紙芝居から始まり、漫画、アニメ、映画、小説、ドラマ、ゲーム、舞台など、半世紀以上に亘って様々な関連作品が作られ続けている。
漫画作品は、貸本を経て1965年から数多くのシリーズが描かれ、幼年誌から青年誌まで幅広く掲載された。連載当初のタイトルは『墓場の鬼太郎』であったが、アニメ化に伴い改題。怪奇色の強かった内容も鬼太郎と妖怪の対決路線へと徐々に変化し、鬼太郎は正義のヒーロー然としての側面が強くなっていった。なお、「ゲゲゲ」の由来は、水木が幼いころに自分の名前を「しげる」と言えずに「ゲゲル」「ゲゲ」と言っていたことから着想したものである。単行本はこれまで幾度も出版されているが、出版社ごとに収録内容が異なっており、『水木しげる漫画大全集』で初めて全ての作品が収められた。
テレビアニメ版はこれまでに4回のリメイク・6度のアニメ放映をしており、特に1回目(第1シリーズ)のアニメ化は初の「妖怪ブーム」を巻き起こした。
漫画作品は第25回(1996年度)日本漫画家協会賞・文部大臣賞を受賞。また、テレビアニメ第6シリーズは第57回ギャラクシー賞にて、アニメ史上初となる特別賞を受賞した。
作品・ストーリー解説[編集]
原作の鬼太郎作品には、第1話から「異形の存在」は描かれているが、当初は「妖怪」という呼称での存在としては登場しておらず、「妖怪漫画」として定着するまでには幾つかの経緯が存在する。作中で明確に「妖怪」として現れてくるのは、1961年の貸本版『鬼太郎夜話』の第2巻からである。ここでは柳田國男の『妖怪談義』に収録された「妖怪名彙」に載る妖怪が現れるが、名前だけで姿はほとんど描かれていない。
やがて、1965年から『週刊少年マガジン』に「墓場の鬼太郎」の掲載が始まるが、この段階でも「妖怪」としてはほとんど明確に言及されておらず、戦う敵の吸血鬼や夜叉も、怪奇的フィクションのキャラクターや怪物などを元のイメージとして描写されている。完全に「妖怪」として登場し始めるのは「妖怪大戦争」の回を経た1966年から、テレビアニメ化を翌年に控えた1967年に掛けてである。水木しげるは、この時期に藤沢衛彦の『妖怪画談全集』や鳥山石燕の『画図百鬼夜行』に出合ったとされる。そして、鬼太郎は徐々に妖怪との対決路線へ変化し、「ゲゲゲの鬼太郎」改題後はより顕著となる。また、その際に先の「妖怪名彙」に載っていた妖怪に姿を与え鬼太郎の味方に、『画図百鬼夜行』の妖怪に物語を与えて敵役の妖怪へと登用していった。
一方で、水木はこのころについて「まだ妖怪といったものが、皆さんに分かっていなかったから大変だった。もっぱらヒーローの敵として御登場願うしかなかった」と回想しているように、連載当初は、日本古来より漠然と表現されてきた「妖怪」という言葉も概念も、一般的には余り知られてはいなかった。妖怪が本格的に浸透し始めたのは、鬼太郎より前にテレビ化を果たした『悪魔くん』や当時の怪獣ブームなどの下地を経て、大伴昌司により『少年マガジン』を中心にして展開された「妖怪画報」などの影響が大きかったともされている。
鬼太郎のヒットとメディア戦略の足並みが揃ったことで、従来の伝承にあった「妖怪」の概念は波及し、妖怪ブームや鬼太郎の長期シリーズ化へと繋がっていった。
作品のストーリーの多くは、鬼太郎が毎回新たな妖怪と対決するという話であり、前後の話や別シリーズとの繋がりは余り意識されていない。時には大きく矛盾する展開もあるが、鬼太郎や妖怪の基本設定は概ね一貫している。
登場キャラクター[編集]
ここでは主要キャラクターのみを紹介する。なお、各キャラクターの設定は作品ごとに大きく異なる場合がある。
- 鬼太郎(きたろう)
- 本作品の主人公。幽霊族の生き残り。隻眼を長く伸びた髪で隠している。先祖の霊毛で編んだ黒と黄色の横縞模様のちゃんちゃんこ(袖無し羽織)である「霊毛ちゃんちゃんこ」を羽織り、足にはリモコン下駄を履いている。髪の毛針、体内電気、指鉄砲など、様々な超能力の持ち主。
- 目玉おやじ(めだまおやじ)
- 鬼太郎の父親。幽霊族の生き残り。元々は人間と変わらない外見の大男であったが、病に侵されて死亡した。しかし、ひとり残された生後間もない鬼太郎を案じるあまり、朽ち果てようとする肉体から左の目玉だけが蘇り、その目玉に手足が生える姿となった。博識者で、幅広い"人脈"もある。茶碗風呂に入るのが好き。
- ねずみ男(ねずみおとこ)
- 人間と妖怪の間に生まれた半妖怪。鬼太郎の友人であるが、保身や金のためなら平気で裏切ることもある。非常に不潔で口臭や放屁は武器にもなる。ビンタ(本人いわくビビビンタ)も得意で「ビビビのネズミ男」の異名も。猫娘が苦手。
- 猫娘(ねこむすめ)
- 人間と妖怪の間に生まれた半妖怪。鬼太郎の幼馴染で魚や鼠を見ると猫のような性質になる少女。鬼太郎を慕い恋心を抱いている。俊敏な動きと鋭い爪と牙が最大の武器。「ニャニャニャのネコ娘」の異名も。ねずみ男とは腐れ縁の天敵同士。
- 砂かけ婆(すなかけばばあ)
- 砂を使った攻撃が得意な、和装姿の老婆の妖怪。短気であるが、根は優しく母性的な性格で面倒見がよく、妖怪アパートを経営している。
- 子泣き爺(こなきじじい)
- 赤ん坊の格好をした翁の妖怪。敵にしがみつき赤ん坊の声で泣くと石に姿を変え、体重を増加させることで動きを封じる。呑気な性格で酒が大好き。砂かけ婆とは長い腐れ縁の関係で茶飲み友達でもある。
- 一反木綿(いったんもめん)
- 長い布状の妖怪。鬼太郎や仲間を乗せて空を飛行することができる。火やハサミに弱い。ひょうきんな性格で、九州弁らしい訛りで話し女性に甘い。
- ぬりかべ
- 巨大な壁の妖怪。頑強な体を活かした攻撃が得意で、巨体を活かして敵の攻撃を防御したり、敵を体に塗り込むこともできる。無口でおとなしいが心優しい性格。
映像化作品[編集]
本作品は過去から現在に至るまで不定期的に映像化されているが、テレビ番組として製作された作品は一貫してフジテレビで放映されており、フジテレビと東映が製作している。2007年4月には松竹によって初めての劇場版実写映画化が成され、全国ロードショーされた。
アニメ[編集]
1960年代・1970年代・1980年代・1990年代・2000年代・2010年代と、各年代ごとに6つのシリーズ作品が製作されている。2000年代には別枠で原点となるシリーズ作品も製作されている。
テレビアニメはいずれもフジテレビ系列で放送、東映アニメーション(旧・東映動画)が製作。これまでに4回のリメイク・7度のアニメ放映をしている。そのうちで、第2シリーズは第1シリーズの続編である。また、『墓場鬼太郎』は深夜枠放送の別枠で、直接『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズとしてのリメイク作品扱いではないが、その原典・前身作のため、エピソードの一部はリメイク的な関係(原作も『墓場鬼太郎』での描写が元祖・オリジナル)ともなっていて、物語は鬼太郎の誕生から始まり、第1シリーズより前の時代・年代が舞台である。第4シリーズ以降の放送枠は日曜9:00からが続いている。一部作品では映画も製作された。また、貸本版の『墓場鬼太郎』を原作としたアニメが、フジテレビ系深夜アニメ枠「ノイタミナ」にて放送された。
アニメ | 放送期間 | 放送回数 |
---|---|---|
第1シリーズ | 1968年1月3日 - 1969年3月30日 | 全65回 |
第2シリーズ | 1971年10月7日 - 1972年9月28日 | 全45回 |
第3シリーズ
地獄編 |
1985年10月12日 - 1988年2月6日
1988年2月8日 - 3月21日 |
全108回
全7回 |
第4シリーズ | 1996年1月7日 - 1998年3月29日 | 全114回 |
第5シリーズ | 2007年4月1日 - 2009年3月29日 | 全100回 |
第6シリーズ | 2018年4月1日 - 2020年3月29日 | 全97回 |
累計 | 1968年 - 2020年 | 計536回 |
アニメ | 放送期間 | 放送回数 |
---|---|---|
墓場鬼太郎 | 2008年1月10日 - 3月20日 | 全11回 |
アニメ化の経緯[編集]
東映が水木しげるの『悪魔くん』を実写でテレビ化して成功したことで、東映動画は「墓場の鬼太郎」を、資本系列が同じNET(現・テレビ朝日)系列放送用にアニメ化を企画。しかしこの時は、“墓場”というタイトルを持つ作品をアニメ化することに尻込みしたスポンサーによって立ち消えとなった。
その後アニメ化の企画はフジテレビへ移ることになったものの、制作初期は「墓場の鬼太郎」(仮題)で進行していたため、NETと同じようにスポンサーから“墓場”に対する忌避反応が起こったが、原作のタイトルを無難なものに変えるという、当時としては大胆なアイデアが提案される。水木がこの提案を受けた際、どのような反応を見せたかは判然としていない。なお、水木の自伝的漫画「私はゲゲゲ」の中では、水木が自ら「『ゲゲゲの鬼太郎』はどうです」と提案している。またNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』では、困惑しながらもタイトルを考え、最終的にオープニング主題歌の「ゲ ゲ ゲゲゲのゲ」から着想を得た描写がなされている。結果的に原作はアニメ化の直前に「ゲゲゲの鬼太郎」と改題した。また“ゲゲゲ”というフレーズは、水木の子供のころのあだ名「ゲゲ」から名付けられたものだという。「ゲゲ」の由来については幼少時の水木が自分の名を上手く言えず「げげる」と発音していたことに起因する。
“墓場”というタイトルでのアニメ化は、第1シリーズ放送から40年後に深夜枠放送として実現する。
初アニメ化〜シリーズ化[編集]
1968年1月、アニメの第1シリーズが放送開始される。このシリーズのみモノクロである。それまでNET向けにアニメを制作していた東映動画が初めてフジテレビで放映したアニメでもある。
1971年10月、カラーアニメ作品として第2シリーズが放送開始される。この時より猫娘がレギュラーに加わる。第1シリーズの続編として製作されたため、中盤で原作に追いつき、以降は水木の他作品を鬼太郎エピソードに脚色して使用した。後半では児童向けらしからぬ非常に怖いストーリー展開や、社会性のある重厚なエピソードも誕生した。
2度のアニメシリーズがいずれも好評だったことから、その後も1970年代後半ごろまで度々新シリーズの企画が出たが、実現に至らなかった。1980年代に実写連続ドラマでのリメイクが企画され、1985年8月に「月曜ドラマランド」枠の単発作品としては実現したが、当初の連続ドラマ化の予定はフジテレビの反対により頓挫する。これがアニメ企画へ変わり、前作から14年後の1985年に第3シリーズが開始。以降の新作は全てリメイクとなる。第2シリーズと比較してエンターテイメント性重視のリメイク版となっている。視聴率は20%を超える回も多く、一部は30%に迫る高視聴率となる。
1996年に第4シリーズが放送される。過去3作品と違い各局で放送枠が不安定だったが、全編にわたり安定した人気を得て長寿番組となった。
2007年に第5シリーズが放送される。日本のテレビアニメ史上最多となる4回目のリバイバルを達成した。2008年にアニメ版鬼太郎は40周年を迎え、それに合わせて第52話から冒頭に「TV ANIMATION 40th ANNIVERSARY ゲゲゲの鬼太郎」のロゴが表示されるようになった。同作の劇場版にも同じく表示されている。
2018年、1月3日にアニメ第1作放送開始から50周年を迎えたことを記念し、「新プロジェクト」が告知され、同年4月1日から第6シリーズが放送開始された。放送終了後の2021年3月7日に行われたオンラインイベント「まんが王国とっとり 生誕99年 水木しげる生誕祭」にて、翌2022年に水木しげる生誕100年を迎えるのを受けて立ち上げられた「水木しげる生誕100周年記念4大プロジェクト」の一環として、新たに同作劇場版の製作が発表された。
主要キャラクター声優のシリーズ変遷[編集]
出演シリーズ | 鬼太郎 | 目玉おやじ | ねずみ男 | 猫娘 | 砂かけ婆 | 子泣き爺 | 一反木綿 | ぬりかべ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第1シリーズ | 野沢雅子 | 田の中勇 | 大塚周夫 | 山口奈々 | 小串容子 | 永井一郎 | 山田俊司 | |
第2シリーズ | 小串容子 | 山本圭子 | 矢田耕司 | |||||
第3シリーズ | 戸田恵子 | 富山敬 | 三田ゆう子 | 江森浩子 | 永井一郎 | 八奈見乗児 | 屋良有作 | |
第4シリーズ | 松岡洋子 | 千葉繁 | 西村ちなみ | 山本圭子 | 塩屋浩三 | 龍田直樹 | 龍田直樹 | |
第5シリーズ | 高山みなみ | 高木渉 | 今野宏美 | 龍田直樹 | 八奈見乗児 | |||
第6シリーズ | 沢城みゆき | 野沢雅子 | 古川登志夫 | 庄司宇芽香 | 田中真弓 | 島田敏 | 山口勝平 | 島田敏 |
コラボ出演[編集]
2017年12月16日公開『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』に、鬼太郎(声 - 野沢雅子)、目玉おやじ(声 - 島田敏)、ねずみ男(声 - 大塚明夫)、ねこ娘(声 - 皆口裕子)、砂かけばばあ(声 - 江森浩子)、子泣きじじい(声 - 塩屋浩三)、一反もめん(台詞なし)がゲスト出演している。
テレビドラマ[編集]
- 月曜ドラマランド ゲゲゲの鬼太郎
- 1985年8月5日19時30分 - 20時54分フジテレビ系放映。
- ラスボスとしてのぬらりひょんや人間のヒロインの登場などテレビアニメ3作目以降の要素を最初に盛り込んだ作品である、また原作に先駆けて砂かけ婆が砂太鼓を使う(ただし、劇中で説明がなく唐突だったため、原作での登場まで詳細は不明だった)。監督の小林義明を始め、当時のメタルヒーローシリーズを手掛けていたスタッフが全面的に参加しており、霊界での戦いは採石場を異世界に見立てて表現するなど、全体的にメタルヒーローシリーズを意識した作風となった。
- 妖怪役には原作のイメージに合った配役を行っている。子なき爺役の赤星昇一郎は、本作品以前から深夜番組「ウソップランド」のコントで子なき爺を演じていた縁で起用された。
- 連続ドラマ化を前提としており、視聴率も好調であったが、諸般の事情により実現しなかった。
- 長らく市販ソフト化されず、2007年8月3日にDVD化された。
キャスト(テレビドラマ)[編集]
- 鬼太郎:六浦誠
- ねずみ男:竹中直人
- 子なき爺:赤星昇一郎
- 砂かけ婆:由利徹
- 目玉おやじの声:田の中勇
- 一反木綿の声:増岡弘
- 関京子:秦暎花
- 京子の父:石山律雄
- 京子の母:木村有里
- ぬらりひょん(人間態)夏樹陽子
- ぬらりひょんの声:桑原たけし
- 吸血鬼エリート:佐渡稔
- おっかむろ:汐路章
- あみきり:うえだ峻
- おっかむろ・あみきりの声:西尾徳
- 生命接着係:高橋利道
- 霊界郵便配達夫:水木しげる
- 泉福之助、長江英和、加門良、庄司浩和、ほか
スタッフ(テレビドラマ)[編集]
- 企画:前田和也(フジテレビ)、吉川進
- 原作:水木しげる
- 脚本:山崎晴哉
- 音楽:馬飼野康二
- 撮影:瀬尾脩
- 照明:上原福松
- 美術:北郷久典
- 助監督:大井利夫、近藤杉雄
- 録音:太田克己
- 編集:菅野順吉
- 選曲:秋本彰
- 音響効果:原田千昭(原田サウンド)
- 記録:佐々木禮子
- アクション監督:金田治(ジャパンアクションクラブ)
- 装置:金子光夫
- 装飾:装美社
- 操演:羽鳥博幸
- 人形製作:スタジオ・ノーバ
- 衣裳:東京衣裳
- 特殊メーク:ビアンコ
- 美粧:佐藤泰子
- キャラクター制作:レインボー造形企画
- 合成:チャンネル16
- ビデオ合成:東通ecgシステム
- 現像:東映化学
- 協力:横浜シネマ
- 進行主任:井口喜一
- 制作デスク:田辺史子
- 制作担当:鈴木勝政
- プロデューサー補:日笠淳
- プロデューサー:西村政行
- 監督:小林義明
- 制作:フジテレビ、東映
主題歌[編集][編集]
- 「ゲゲゲの鬼太郎」
- 作詞 - 水木しげる / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 大柿隆 / 歌 - 熊倉一雄
- 「カランコロンの歌」
- 作詞 - 水木しげる / 作曲 - いずみたく/ 編曲 - 親泊正昇 / 歌 - 加藤みどり、みすず児童合唱団
フジテレビ系列 月曜ドラマランド | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
結婚ゲーム(1)
(1985年7月22日) |
ゲゲゲの鬼太郎(ドラマ)
(1985年8月5日) |
一休さん
(富田靖子版) (1985年8月12日) |
ビデオ映画[編集]
- ゲゲゲの鬼太郎 妖怪奇伝・魔笛エロイムエッサイム
- 1987年ビデオ発売。『悪魔くん』との映像でのクロスオーバーが実現。鬼太郎と悪魔くんは親友という設定となっている。
- 元々、東映の吉川進プロデューサーにより、『TVオバケてれもんじゃ』の後番組として鬼太郎の実写のテレビシリーズが企画され、山崎晴哉をメインライターに実現を図っていたが、アニメ化を主張し続けるフジテレビの反対により、テレビシリーズは頓挫し、月曜ドラマランドで3作製作する予定へ変更され、結局テレビシリーズとしてはフジの意向通りにアニメ3作目が放映開始されたため、それと平行する形で最終的にこの作品に結実する。軍服を着てサーベルを刺したぬらりひょんや朱の盆の登場など、当時の原作やアニメ3作目を意識した部分もみられる。
- 当初の脚本段階ではメフィストは登場しない予定であった[要出典]。
- 月曜ドラマランド版同様、DVDが2007年8月3日に発売された。
キャスト(ビデオ映画)[編集]
- 鬼太郎:和田求由
- 目玉おやじの声:田の中勇
- 悪魔くん(山田真吾):加瀬悦孝
- ねずみ男:うえだ峻
- 砂かけ婆:奥村公延
- 子なき爺:不破万作
- 一反木綿の声:西尾徳
- メフィスト:市川勇
- 桜の精・桜子:若村麻由美
- 濡女:余貴美子
- 星(真吾の担任):吉田淳
- ぬらりひょん:汐路章
- 夜道怪の声、ナレーション:加藤精三
- 鉄鼠の声:桑原たけし
- 鳥天狗の声:山崎猛
- 朱の盆の声:上田敏也
- ぬっぺっほふの声:神山卓三
- 川猿の声:森篤夫
- 家鳴りの声:篠田薫
- 河童の声:小金澤篤子
- 童の声:平辻朝子
- 高月忠
- 渡辺実
- 蜂須賀昭二
- 庄司浩和
- 関光雄
- 山本貴浩
- 山中雅和
- 阪上富男
- 吉岡秀仁
- 上田保
- 堀尾幸子
- 保利昌子
- 霊界郵便配達人:水木しげる
ほか
スタッフ(ビデオ映画)[編集]
- 企画:吉川進、吉田達
- 原作:水木しげる
- 脚本:大原清秀
- 音楽:馬飼野康二
- 撮影:瀬尾脩
- 撮影助手:石山信雄、岸本勝則
- 照明:磯山忠雄
- 照明助手:成田龍雄、井上卓之、寺崎裕次
- 美術:高橋章
- 装置:江田豊
- 装飾:装美社
- 衣装:東京衣装
- 美粧:サンメイク
- 記録:甲斐哲子
- 録音:太田克己
- 編集:菅野順吉
- 現像:東映化学
- 選曲:秋本彰
- 音響効果:原田千昭
- 特撮監督:矢島信男
- (株)特撮研究所
- 操演:鈴木昶、尾上克郎
- 撮影:高橋政千
- 美術:三池敏夫
- 照明:加藤純弘
- 特殊造型:レインボー造型企画(株)
- ビデオ合成:東通ECGシステム
- アクション監督:金田治(ジャパンアクションクラブ)
- 特殊メイク:ヘアメイクピアンコ
- 特殊効果:羽鳥博幸、國米修市
- 光学合成:チャンネル16
- マットペインティング:野口竜
- 助監督:北村義樹、石毛好夫、大関実
- 制作進行:藤沢克則、富田幸弘
- 制作担当:鈴木勝政
- 制作デスク:小貫繁子
- スチール:高岩震
- 宣伝協力:とよしま式典、実相会館
- プロデューサー:西村政行、日笠淳、加藤和夫
- 監督:小林義明
- 製作協力:東映(株)テレビ事業本部
- 製作:東映ビデオ
映画[編集]
通番 | 題名 | 公開日 | 監督 | 脚本 | TVアニメシリーズ | 原作 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1作 | ゲゲゲの鬼太郎 | 1968年7月21日 | 第1シリーズ | |||
第2作 | ゲゲゲの鬼太郎 地相眼 | 1980年7月12日 | 第2シリーズ | |||
第3作 | ゲゲゲの鬼太郎 | 1985年12月21日 | 白土武 | 星山博之 | 第3シリーズ | 妖怪軍団 |
第4作 | 妖怪大戦争 | 1986年3月15日 | 葛西治 | 妖怪大戦争 | ||
第5作 | 最強妖怪軍団!日本上陸!! | 1986年7月12日 | 芹川有吾 | 妖怪反物 | ||
第6作 | 激突!!異次元妖怪の大反乱 | 1986年12月20日 | 芝田浩樹 | 武上純希 | 朧車 | |
第7作 | 大海獣 | 1996年7月6日 | 勝間田具治 | 星山博之 | 第4シリーズ | 大海獣、妖怪軍団 |
第8作 | おばけナイター | 1997年3月8日 | 佐藤順一 | 島田満 | おばけナイター | |
第9作 | 妖怪特急! まぼろしの汽車 | 1997年7月12日 | 吉沢孝男 | 大橋志吉 | オリジナル | |
第10作 | 日本爆裂!! | 2008年12月20日 | 古賀豪 | 三条陸 | 第5シリーズ | |
第11作 | 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 | 2023年11月17日 | 吉野弘幸 | 第6シリーズ |
通番 | 題名 | 公開日 | 監督 | 脚本 |
---|---|---|---|---|
第1作 | ゲゲゲの鬼太郎 | 2007年4月28日 | 本木克英 | 羽原大介
本木克英 |
第2作 | 千年呪い歌 | 2008年7月12日 | 沢村光彦 |
その他[編集]
- 『鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜』 2007年8月12日放送 - 鬼太郎、目玉おやじ、ねずみ男が狂言回しとして登場。
- 『水木しげるのゲゲゲの怪談』 2013年8月31日放送 - 猫娘(森川葵)、目玉おやじが狂言回しとして登場。
ラジオドラマ[編集]
1978年に「ラジオ劇画傑作シリーズ」(TBSラジオ)にて放送された。「鬼太郎の誕生」「白山坊」「妖怪大戦争」「幽霊電車」など原作に準拠した内容で、水木しげると親交のあった田辺一鶴が語りを担当している。
- 脚色:佐藤信
- キャスト:野沢雅子(鬼太郎)、田の中勇(目玉おやじ)、大塚周夫(ねずみ男)
- 語り:田辺一鶴
2006年の特別番組『ゲゲゲの鬼太郎のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)内でも、同様の主演キャストでラジオドラマが放送されている。
小説[編集]
- 小説ゲゲゲの鬼太郎
- 1985年に講談社より全3巻で刊行された、水木しげる自らによる小説作品。『少年マガジン』に掲載された初期の作品を基にしているが、一部のストーリー展開がテレビアニメ第1シリーズに基づいた内容となっていて、また第1話「鬼太郎の誕生」終盤は後に鬼太郎ファミリーとなる仲間たちとの出会いが小説オリジナルで描かれる。長らく絶版状態だったが、週刊少年マガジン創刊50周年記念の一環として、全2巻に改訂したものが2008年に刊行された。
- 『小説ゲゲゲの鬼太郎』 講談社
- 上巻、2008年10月、ISBN 978-4-06-364736-5。
- 下巻、2008年10月、ISBN 978-4-06-364737-2。
- 『小説ゲゲゲの鬼太郎』 講談社
- ゲゲゲの鬼太郎おばけ塾
- 2009年に角川書店より2冊刊行された、東亮太による小説作品。水木しげるによる描き下ろしイラストも多数収録されている。『少年マガジン』初期の作品から『鬼太郎国盗り物語』まで幅広い年代の原作を基に、全体的に平易な文章で書かれている。
- 『ゲゲゲの鬼太郎おばけ塾』 角川書店〈角川つばさ文庫〉
- 豆腐小僧の巻、2009年7月、ISBN 978-4-04-631033-0。
- 妖怪大相撲の巻、2009年12月、ISBN 978-4-04-631062-0。
- 『ゲゲゲの鬼太郎おばけ塾』 角川書店〈角川つばさ文庫〉
舞台[編集]
演劇[編集]
- ゲゲゲのげ 逢魔が時に揺れるブランコ
- 渡辺えり主宰の「劇団3○○」による舞台劇。1983年、第27回岸田國士戯曲賞を受賞。
- 公演:1982年9月23日 - 10月3日(シアターグリーン)、1985年1月11日 - 23日(本多劇場)、2011年8月1日 - 23日(座・高円寺)
- 出演:菅野久夫、新谷一洋、中進、東銀之介、白石禎、前野修、稲垣広貴、聖あやみ、もたいまさこ、光永吉江、村田ユチコ、竹内久美、渡辺えり子、藤堂貴也、小野正隆
- 作・演出・作曲:渡辺えり子
- 美術:松野潤
- 照明:森田三郎
- 音響:原島正治(舞台音響・囃組)、堀江由美子
- 編曲・演奏:福島一幸
- 振付:菅原鷹志
- 舞台監督:武川喜俊 / 助手:井原陽子
- スタイリスト:久我山もえ
- 奇想天外痛快爆笑劇ゲゲゲの鬼太郎
-
- 公演:1988年(新宿コマ劇場)、1988年8月5日(神戸文化ホール)
- 出演:ゲゲゲの鬼太郎:渡辺典子、ねずみ男:アゴ勇、死神:賀川雪絵、猫娘:菊田ひろみ、子なきじじい:すわしんじ、砂かけばばあ:重山規子、ドラキュラ:大久保了
- 脚本・演出:田村隆
- 音楽:井上尭之
- 舞台「ゲゲゲの鬼太郎」
- 水木しげる生誕100周年プロジェクトの一つとして上演が決定。舞台をより深く楽しむためのトークイベントも開催された。
- 公演:2022年7月29日 - 8月15日(東京・明治座)、8月19日 - 8月28日(大阪・梅田芸術劇場メインホール)
- 出演:ゲゲゲの鬼太郎:荒牧慶彦、ねこ娘:上坂すみれ、ねずみ男:藤井隆、天邪鬼-リン:七海ひろき、砂かけばばあ:浅野ゆう子、タケル:立花裕大、子泣きじじい:矢部太郎(カラテカ)、目玉おやじ:野沢雅子(声の出演)
- 脚本・演出:田村孝裕
- 美術:土屋茂昭
- 照明:佐藤公穂
- 効果:秦大介
- 映像:栗山聡之
- 衣裳:加藤佑里恵
- ヘアメイク:松前詠美子
- 特殊造形:湯田商店
- ステージング:下司尚実
- 演出助手:荒井遼、石川大輔
- 舞台監督:山本圭太
- 主催:舞台「ゲゲゲの鬼太郎」製作委員会
ミュージカル[編集]
- 後楽園ファミリーミュージカル「ゲゲゲの鬼太郎」
-
- 公演:1996年7月21日 - 9月1日(東京ドーム前 プリズムホール)
- 出演:遠藤美郎、秋野太作、佐藤舞、実田江梨花、大和なでしこ、宮川雅彦、大橋忠弘、清水昌史、鈴木淳也、川口直人
- 脚本・演出:原勲夫
- 作曲:淡海悟郎
- 振付:田村連
- ゲゲゲの鬼太郎 〜十万億土の祈り唄〜
- いずみたくが創立した劇団「ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズ」によるミュージカル作品。
- 公演:2014年3月26日 - 30日(俳優座劇場)、7月27日(サンシティ越谷市民ホール)、2017年3月28日 - 31日(俳優座劇場)
- 出演:明羽美姫、大塚庸介、井上一馬、歌納有里、勝部祐子、堀内俊哉、大浴ちひろ、竹浪歩、田中愛実、吉村健洋、四條久美子、築出静夫
- 脚本・作詞・演出:ラサール石井
- 音楽:玉麻尚一
- 振付:明羽美姫
- 殺陣:野添義弘
- 舞台監督:岩戸堅一
- プロデューサー:土屋友紀子
人形劇[編集]
人形劇団ひとみ座による人形芝居。
- 人形芝居ゲゲゲの鬼太郎(1996年 - 2003年)
- 250地域・500ステージ以上の公演をし、2000年には北米、2001年には香港での公演を実施。
- 脚本、音楽:朝比奈尚行
- 人形美術:片岡昌、ほか
- 人形芝居ゲゲゲの鬼太郎 決戦!竜宮島(2010年 - 各地を巡演)
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- 脚本:伊東史朗
- 演出:知念正文(劇団鳥獣戯画)
- 人形美術:片岡昌
- 舞台美術:乗峯雅寛(文学座)
- 音楽:佐藤謙一
- 照明:坂本義美(龍前正夫舞台照明研究所)
ゲーム[編集]
作品によっては原作、アニメ(3期、4期、5期)をベースにしている。
- ゲゲゲの鬼太郎(PC-8801・FM-7・X1、1985年、バンダイ)
- ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境(ファミリーコンピュータ、1986年、バンダイ)
- ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪軍団の挑戦(ファミリーコンピュータ、1987年、バンダイ)
- ゲゲゲの鬼太郎 復活! 天魔大王(スーパーファミコン、1993年、バンダイ)
- ゲゲゲの鬼太郎 妖怪創造主現る!(ゲームボーイ、1996年、バンダイ)
- ゲゲゲの鬼太郎 幻冬怪奇譚(セガサターン、1996年、セガ)
- ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ドンジャラ(スーパーファミコン、1996年、バンダイ)
- ゲゲゲの鬼太郎(PlayStation、1997年、バンダイ)
- 必殺パチンコステーションnow5 ゲゲゲの鬼太郎(PlayStation、2000年、サン電子)※パチンコの移植。
- ゲゲゲの鬼太郎 妖怪花あそび(Windows、2003年、アンバランス)
- ゲゲゲの鬼太郎 異聞妖怪奇譚(PlayStation 2、2003年、コナミ)
- ゲゲゲの鬼太郎 危機一髪!妖怪列島(ゲームボーイアドバンス、2003年、コナミ)
- ゲゲゲの鬼太郎 逆襲!妖魔大血戦(PlayStation、2003年、コナミ)
- ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大運動会(Wii、2007年11月22日、バンダイナムコゲームス、開発:ベック〈チームアカネコ〉)
- ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大激戦(ニンテンドーDS、2008年、バンダイナムコゲームス)
ブラウザゲーム[編集]
- ゲゲゲの鬼太郎 妖怪横丁(Yahoo!モバゲー、2013年。フジテレビ★プラネッツ、2016年。ゲソてん、2017年。mixi、2017年。ハンゲーム、2017年。TSUTAYA オンラインゲーム、2022年。ヤマダゲーム、2023年。いずれもフジテレビジョン)
- アメーバピグ「ゲゲゲの鬼太郎」エリア(アメーバピグ、2014年)
- ゲゲゲのケイバ(JRA、2018年)
- 『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪横丁』スピンオフミニゲーム(Yahoo!ゲーム、2020年)
- 鬼太郎 妖怪二角取り
- 鬼太郎 ようがめ
- 鬼太郎 妖怪けしけし
- 鬼太郎 パタパタップ
- 鬼太郎 妖怪ソリティア
携帯アプリ[編集]
- ゲゲゲの鬼太郎 地獄大決戦(講談社モバイルコンテンツ、2003年、スペースアウト)
- ゲゲゲの鬼太郎 妖怪お絵かきロジック(講談社モバイルコンテンツ、2007年、ナツメ)
- ゲゲゲの鬼太郎(フジテレビゲームセンターCX、不明、フジテレビ)
- ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境(バンダイコレクション、2007年、バンダイネットワークス)
- ゲゲゲの鬼太郎 全国妖怪大戦(GREE、2013年、ONE-UP)
- ゲゲゲの鬼太郎 妖怪横丁(Mobage、2015年、フジテレビジョン)
- ゆる~いゲゲゲの鬼太郎 妖怪ドタバタ大戦争(iOS/Android、2018年、ポノス)
関連・ゲスト出演作品[編集]
鬼太郎らが出演している作品のみ掲載する。
- 水木しげるの妖怪百鬼夜行(スーパーファミコン、1995年、ケイエスエス)
- 水木しげるの妖怪武闘伝(PlayStation、1997年、ケイエスエス)※鬼太郎は登場しないが砂かけ婆や子泣き爺が出演。
- 水木しげるの妖怪写真館(ネオジオポケット、1999年、SNK)
- ポップンミュージック アニメーションメロディ(PlayStation、2000年、コナミ)※ゲスト出演。2期をベースにしている。
- ポップンミュージックGB アニメーションメロディ(ゲームボーイカラー、2000年、コナミ)※ゲスト出演。2期をベースにしている。
- 水木しげるの新・妖怪伝(ゲームボーイカラー、2001年、プライムシステム)
- 妖怪花あそび(PlayStation、2001年、アンバランス)
- めっちゃ!太鼓の達人DS 7つの島の大冒険(ニンテンドーDS、2008年、バンダイナムコゲームス)※ゲスト出演。5期をベースにしている。
- 妖怪ウォッチ ぷにぷに(iOS/ Android、2015年、レベルファイブ)※2018年に期間限定イベントとしてゲスト出演。
- 妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている/4++(Nintendo Switch・PlayStation 4、2019年、レベルファイブ)※鬼太郎と目玉おやじがゲスト出演。
モバイルコンテンツ[編集]
- ゲゲゲの鬼太郎【花鳥風月篇】 時計付ライブ壁紙(Android向け)
- ゲゲゲの鬼太郎【浮世絵篇】 時計付ライブ壁紙(Android向け)
- HOME DECO鬼太郎きせかえ(Android向け)
- 鬼太郎Apps!(auスマートパス)
- ゲゲゲの鬼太郎(LINEスタンプ)
- ゆる〜いゲゲゲの鬼太郎(LINEスタンプ)
パチンコ・パチスロ[編集]
- CRゲゲゲの鬼太郎(2000年、藤商事)
- CRおいっ鬼太郎(2003年、藤商事)
- CRゲゲゲの鬼太郎3(2006年、藤商事)
- CRゲゲゲの鬼太郎 妖怪頂上決戦(2011年、藤商事)
- CRゲゲゲの鬼太郎 地獄からの使者(2013年、藤商事)
- CRゲゲゲの鬼太郎 墓場からの招待状(2014年、藤商事)
パチスロ[編集]
- ゲゲゲの鬼太郎(2000年、サミー)
- ゲゲゲの鬼太郎SP(2000年、サミー)
- ゲゲゲの鬼太郎 ブラック鬼太郎の野望(2014年、藤商事)
広告・CM[編集]
古い広告やCMも数多く存在するが、確認できる情報は極めて少なく、ほぼ記載できていない。
- マルハ(現・マルハニチロの一角) 商品CM「ゲゲゲの鬼太郎ソーセージ」(1986年 - 1季)
- 商品は、子供向けテレビ番組とのタイアップが多い同社の魚肉ソーセージのテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(第3期)バーション。
- 森永製菓 商品CM「森永アイスバー ゲゲゲの鬼太郎」(1986年 - 1季)
- 商品は、同社の棒状アイスクリーム「森永アイスバー」と『ゲゲゲの鬼太郎』(第3期)のタイアップ・バーション。
- 桃屋 商品CM「江戸むらさき ごはんですよ!」(2007年7月15日 - 2008年4月13日 - 2009年3月29日)
- 3年前から食育啓蒙活動に取り組んできた桃屋が、朝食離れの進む子供世代に向けてのプロモーション活動の一つとして企画した。このCMでは、三木のり平をモデルにした桃屋独自の名物キャラクターである「のり平」(声:小林のり一)と子供が大好きな鬼太郎たちがコラボレーションしており、ともに戦後(第二次世界大戦後)の昭和時代を長く生き抜いてきたキャラクター同士の共演となった。
- 第1弾は「鬼太郎と目玉おやじ」篇と「鬼太郎とネコ娘」篇。2007年(平成19年)4月1日に始まったテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(第5期)の放送枠で、7月15日から訴求され始めた。桃屋の海苔佃煮「ごはんですよ!」が美味しすぎて、朝ご飯のおかずとして口にした鬼太郎・目玉おやじ・猫娘(アニメ画)が、丸眼鏡を掛けたコミカルなおじさん「のり平」の顔つきになってしまうというもの。このころ既に美少女キャラクター化がかなり進んでいた猫娘までもが"のり平顔"(頭のリボンと服は猫娘のまま)になってしまうのは、視聴者はもちろん、担当声優たちにとっても衝撃的であった。鬼太郎たちの顔がのり平に変化してゆく演出は、新技術のデジタル・ムーブメント(モーフィング)で表現された。
- 明くる2008年(平成20年)の4月13日から流され始めた第2弾「妖怪会議」篇は、第1弾が視聴者から好評を博し、他のキャラクターも見せてほしいという要望が多数寄せられたことに応える形で実現した。テレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(第5期)の放送枠に加えてテレビアニメ『ちびまる子ちゃん』の4月13日放送枠でも訴求されている。第1弾の3名に加えて、ねずみ男、砂かけ婆、子泣き爺、一反木綿、傘化け、河童の6名(後2名は端役)が出演し、のり平顔になっている。ねずみ男の「人間社会に今必要なものは…」という台詞で始まる「妖怪会議」篇は、「飽きたろう」と「鬼太郎」を掛けた「外食ばかりじゃ あきたろう」がキャッチコピーであった。
- 対象番組の終了後は、後継番組として2009年(平成21年)4月5日に始まったテレビアニメ『ドラゴンボール改』にコンセプトが引き継がれた。
- ネオファースト生命保険 商品CM「ネオdeいりょう」「ネオdeとりお」(2015年10月3日 - 1季)
- 妻役で主役の二階堂ふみが『仮面ライダー』のショッカー戦闘員(夫役)とコラボしたシリーズ第1弾「ショッカーの妻(誕生篇)」「ショッカーの妻(治療篇)」に続くシリーズ第2弾として、目玉おやじが夫役で共演する「目玉のおやじの妻(誕生篇)」「目玉のおやじの妻(ノンスモーカー篇)」がオンエアされた。ずっとテレビを観ていて後ろ姿だけで台詞も無い鬼太郎はふたりの子供という設定。目玉おやじも鬼太郎もCG。時代設定は、花柄の炊飯器もある白黒テレビのころ。「ノンスモーカー篇」は、茶碗風呂に浸かっている時にまで煙草を吸うほどのヘビースモーカーであった夫が、鬼太郎が生まれてくるのをきっかけにキッパリとやめてくれた、そのような優しい夫の当時を妻が思い出すという話になっている。
- ZOZO 商品CM「ZOZOTOWN」(2015年10月14日 - 1季)
- 「ゾゾゾの鬼太郎 登場篇」。ファッションECサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」が約2年半ぶりに打ったCMで、「ゾゾ」と通称されるZZOTOWN側が、音の響きに通じるところがあってインパクトも十二分に期待できる「ゲゲゲの鬼太郎」にコラボ企画を持ち掛けて実現させた。ゲゲゲの鬼太郎ならぬゾゾゾの鬼太郎(隻眼ではなく、両眼を曝している)、ZOZO版のねずみ男(左右に長く真っすぐに伸びる鼻ピアスを付けている)、猫娘ならぬ猫むすめ(カーリーヘアーで、大きく上に伸びた真っ赤な髪飾りをしている)、ZOZO版の目玉おやじ(茶碗に乗って空を飛ぶ)、一反木綿、ぬりかべが登場するが、ゾゾゾの鬼太郎・ZOZO版ねずみ男・猫むすめは大島優子・浅野忠信・土屋アンナがそれぞれに扮している。他の3名はCG。大島は鬼太郎役に適う親しみやすさと知名度を、浅野と土屋はファッション性の高さを理由にキャスティングされた。『ゲゲゲの鬼太郎』の主題歌「ゲゲゲの鬼太郎」の「ゲ ゲ ゲゲゲのゲー」を「ゾ ゾ ゾゾゾのゾー」と言い換えたバーションが背景に流れるおどろおどろしい暗闇に紛れて浮遊霊たち(演じているのはバレリーナ)が輪になって妖艶に踊り、その中央から現れ出た主役の3妖怪が全面リニューアルした「ZOZOTOWN」アプリを紹介する。衣装は凝りに凝っており、鬼太郎の着る霊毛ちゃんちゃんこが全てビーズで仕立てられているほか、猫娘の衣装の刺繍とタッセルは手作りである。なお、水木プロダクション(あるいは水木しげる)が描いた「ゾゾゾの鬼太郎 登場篇」のイメージボードがある。
- 全国自治宝くじ 商品CM「ビンゴ5」(2018年1月20日 - 1季)
- 「鬼太郎と目玉おやじ篇」「鬼太郎と砂かけばばあ篇」。1985年(昭和60年)から1988年(昭和63年)にかけて放送されたテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(第3期)をベースにしているが、目玉おやじを担当していた声優・田の中勇はすでに亡くなっていたことから、2017年(平成29年)公開のアニメ映画『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』で目玉おやじの声を担当した島田敏がキャスティングされた。
- 日本水産(ニッスイ) 商品CM「境港サーモン」(2018年03月末日 - 1季)
- ニッスイのグループ会社である弓ヶ浜水産(鳥取県境港市)が生産する養殖ギンザケ「境港サーモン」の販促で、テレビアニメ放送開始50周年を迎えた『ゲゲゲの鬼太郎』の妖怪たちがPRした。キャッチコピーは「おばけもおどろくおいしさ!」。
- 株式会社メタボリック 商品CM「イースト×エンザイムダイエット」(2018年6月24日 - 1季)
- 2018年6月24日放送のテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(第6期)第13話「欲望の金剛石! 輪入道の罠」それ以降で打たれたCM。同じ時期には、列車内広告に加え、同月の18日から24日まで、特大コラボ広告が地下鉄渋谷駅構内の各路線から田園都市線・JR線への連絡通路に設置された。
- 明治 商品CM「即攻元気ゼリー」(2018年半ば - 1季)
- 栄養補給食品「即攻元気」シリーズとテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』のタイアップPR企画で、キャッチコピーは「元気が、きたろう。」。当該商品は2018年(平成30年)9月18日に発売された。CM第1弾では鬼太郎が紺色の背広姿(ネクタイはストライプ柄)のサラリーマン役で登場。第2弾では同じく鼠色の背広姿のサラリーマン役で当該商品のアンバサダーとしてねずみ男が登場し、当該商品を口にした途端イケメンに変身するというものであった。
- 明星食品 商品CM「チャルメラカップ」
- 「ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎の香味醤油」および「ゲゲゲの鬼太郎 ねこ娘の旨辛味噌」(2018年10月22日直前 - 1季)
- テレビアニメ放送開始50周年を迎えた『ゲゲゲの鬼太郎』と、同じくロングセラーの「明星 チャルメラ」のコラボレーション記念商品のCM。縦型カップ麺「チャルメラカップ」の『ゲゲゲの鬼太郎』バージョンで、描き下ろしオリジナルパッケージ商品2種類を2018年(平成30年)10月22日に全国発売するのに合わせ、CMは直前から訴求され始めた。パッケージに描かれた猫娘は、第6期バージョンをメインに、過去5作品の各バージョンが網羅されていた。