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水木しげる

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水木 しげる(みずき しげる 、本名:武良 茂〈むら しげる〉、1922年〈大正11年〉3月8日 - 2015年〈平成27年〉11月30日)は、日本の漫画家、妖怪研究家、紙芝居作家。

大阪府大阪市住吉区出生、鳥取県境港市入船町育ち。ペンネームは、紙芝居作家時代に兵庫県神戸市の水木通り沿いで経営していたアパート「水木荘」から名付けた。1958年に漫画家デビュー。代表作となる『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』などを発表し、妖怪漫画の第一人者となる。

概要[編集]

1922年(大正11年)に大阪で生まれ、鳥取県境港市で育つ。幼少時、神仏に仕える拝み屋の妻でまかない婦として家に出入りしていた景山ふさ(のんのんばあ)が語り聞かせた妖怪の話に強い影響を受ける。

高等小学校卒業後、画家を目指して大阪で働きながら学ぶ。やがて徴兵年齢に達し1943年に召集され、大日本帝国陸軍軍人として第二次世界大戦下のニューギニア戦線・ラバウルに出征。過酷な戦争体験を重ね、アメリカ軍やオーストラリア軍の攻撃で左腕を失う。一方で現地民のトライ族と親しくなり、ニューブリテン島に残ることも希望したが、周囲の説得で日本へ復員した。

復員後は貧窮により画家の修行を諦め、生活のために始めた紙芝居作家を経て上京。1958年、貸本漫画『ロケットマン』で貸本漫画家としてデビュー。1960年から断続的に『墓場鬼太郎』シリーズを発表し始める。

1961年、飯塚布枝と見合い結婚。1963年、『悪魔くん』を貸本の東考社から出版。1964年、『ガロ』で商業誌デビュー。

1965年に『テレビくん』で講談社児童まんが賞を受賞し、貸本時代に描いていた『ゲゲゲの鬼太郎』や『河童の三平』といった作品が『週刊少年マガジン』『週刊少年サンデー』にそれぞれ掲載され、妖怪を扱った作品により人気作家となった。1966年には『悪魔くん』がテレビドラマ化。

最大のヒット作となった『ゲゲゲの鬼太郎』は1968年より6度テレビアニメ化されている。

1993年、幼少期を過ごした境港市に町おこしとして水木しげるロードが建設され、2003年には水木しげる記念館が開館した。

長年の漫画と妖怪文化への功績が称えられ、1991年に紫綬褒章、2003年に旭日小綬章を受章。2007年、『のんのんばあとオレ』によりフランス・アングレーム国際漫画祭で日本人初の最優秀作品賞を受賞。また1973年に執筆した『総員玉砕せよ!』がアングレーム国際漫画祭遺産賞、米アイズナー賞最優秀アジア作品賞をそれぞれ受賞している。

妖怪研究家として、世界妖怪協会会長、日本民俗学会会員、民族芸術学会評議委員などを歴任。

調布市名誉市民、東京都名誉都民、鳥取県名誉県民。2010年に文化功労者にも選ばれた。2013年から『水木しげる漫画大全集』が刊行。

2015年11月30日、多臓器不全により死去。93歳没。

受賞・栄典[編集]

  • 1965年 『テレビくん』で第6回講談社児童漫画賞
  • 1989年 『コミック昭和史』で第13回講談社漫画賞一般部門
  • 1991年
    • NHK鳥取放送局製作『のんのんばあとオレ』で平成3年度文化庁芸術作品賞
    • 紫綬褒章 - 南方熊楠が昭和天皇に「ご進講」をした際と同じ、「モーニングとシルクハット」姿で授賞式に臨んだ。
  • 1996年 「『ゲゲゲの鬼太郎』他一連の妖怪漫画」に対して第25回日本漫画家協会賞文部大臣賞
  • 1998年
    • 第37回児童文化功労賞
    • 第29回星雲賞アート部門
  • 2003年
    • 第7回手塚治虫文化賞特別賞
    • 旭日小綬章
  • 2005年 織部賞グランプリ
  • 2007年 Non Non Bâ(『のんのんばあとオレ』仏訳)で第34回アングレーム国際バンド・デシネ・フェスティバル オフィシャル2007 最優秀コミック賞。日本人が同賞を受賞するのは初。
  • 2008年 調布市名誉市民
  • 2009年
    • 2008年度朝日賞
    • Opération Mort(『総員玉砕せよ!』仏訳)で第36回アングレーム国際バンド・デシネ・フェスティバル 遺産賞
  • 2010年
    • 鳥取県名誉県民
    • 文化功労者
  • 2011年 東京都名誉都民
  • 2012年 Onward Towards Our Noble Deaths(『総員玉砕せよ!』英訳)で2012年度アイズナー賞最優秀アジア作品賞
  • 2015年 Showa A History of Japan(『コミック昭和史』英訳)で2015年度アイズナー賞最優秀アジア作品賞
  • 2016年 東京アニメアワードフェスティバル2016 アニメ功労部門

作品[編集]

代表作[編集]

ゲゲゲの鬼太郎[編集]

  • 墓場鬼太郎(1960年 - 1964年、兎月書房 - 貸本漫画)
  • 墓場の鬼太郎(1965年 - 1967年、週刊少年マガジン)
  • 鬼太郎夜話(1967年 - 1969年、月刊漫画ガロ)
  • ゲゲゲの鬼太郎(1967年 - 1969年、週刊少年マガジン)
  • 鬼太郎のベトナム戦記(1968年、月刊宝石)
  • ゲゲゲの鬼太郎(1971年、週刊少年サンデー)
  • 鬼太郎とねずみ男(1973年、いんなあとりっぷ)
  • 死神大戦記(1974年、学研劇画文庫)
  • 鬼太郎の世界お化け旅行(1976年、少年アクション)
  • 続ゲゲゲの鬼太郎(1977年、週刊実話)
  • ゲゲゲの鬼太郎挑戦シリーズ(1977年、週刊漫画サンデー)
  • 新ゲゲゲの鬼太郎 スポーツ狂時代(1978年、週刊実話)
  • 新ゲゲゲの鬼太郎(1978年、週刊実話)
  • 大ボラ鬼太郎(1980年、DONDON)
  • 雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎(1980年 - 1981年、月刊少年ポピー)
  • 最新版ゲゲゲの鬼太郎(1985年 - 1987年、コミックボンボン)
  • 新編ゲゲゲの鬼太郎(1986年 - 1987年、週刊少年マガジン)
  • ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎地獄編(1987年、月刊少年マガジン)
  • 鬼太郎国盗り物語(1990年 - 1993年、コミックボンボン)
  • 鬼太郎霊団(1996年・1997年、ビッグゴールド、漫画サンデー)

河童の三平[編集]

  • 河童の三平(1961年 - 1962年、兎月書房 - 貸本漫画)
  • カッパの三平(1966年、月刊ぼくら)
  • 河童の三平(1968年 - 1969年、週刊少年サンデー)
  • カッパの三平(1993年 - 1994年、小学一年生)

悪魔くん[編集]

  • 悪魔くん(1963年 - 1964年、東考社 - 貸本漫画)
  • 悪魔くん(1966年 - 1967年、週刊少年マガジン)
  • 悪魔くん復活 千年王国(1970年、週刊少年ジャンプ)
  • 悪魔くん 世紀末大戦(1987年 - 1988年、コミックBE!)
  • 最新版悪魔くん(1988年 - 1990年、コミックボンボン)
  • ノストラダムス大予言(1993年・1994年、辰巳出版)

貸本漫画[編集]

シリーズ物や、長編作品を中心に記載。

  • ロケットマン(1958年、兎月書房) - 漫画デビュー作。
  • 戦場の誓い(1958年、兎月書房)
  • 怪奇猫娘(1958年、緑書房)
  • 0号作戦(1958年、緑書房)
  • プラスチックマン(1958年、綱島出版社)
  • スポーツマン宮本武蔵(1958年、綱島出版社)
  • 怪獣ラバン(1958年、暁星書房)
  • 地獄の水(1958年、暁星書房)
  • 恐怖の遊星魔人(1958年、暁星書房)
  • 暁の突入(1958年、兎月書房)
  • 空中爆雷(1958年、兎月書房)
  • 水木しげる作戦シリーズ(1959年 - 1960年、兎月書房)
  • 水木しげる秘話シリーズ(1959年 - 1960年、兎月書房)
  • 鬼軍曹シリーズ(1959年 - 1960年、兎月書房)
  • ベビーZシリーズ(1960年、兎月書房)
  • 墓場鬼太郎シリーズ(1960年 - 1964年、兎月書房・三洋社・東考社・佐藤プロ)
  • 壮絶!特攻(1961年、曙出版)
  • 駆逐艦魂(1961年、曙出版)
  • 零戦総攻撃(1961年、曙出版)
  • 墓の町(1961年、曙出版)
  • 河童の三平(1961年 - 1962年、兎月書房)
  • 怪奇鮮血の目(1961年、曙出版)
  • 化烏(1961年、いずみ出版)
  • 人魂を飼う男(1962年、曙出版)
  • 墓をほる男(1962年、曙出版)
  • 地底の足音(1962年、曙出版)
  • 鈴の音(1962年、やなぎプロ)
  • 火星年代記(1962年、やなぎプロ)
  • 妖棋死人帳(1962年、セントラル文庫)
  • 呪いの谷(1963年、全漫プロダクション)
  • 怪談 嘆き川(1963年、セントラル文庫)
  • 花の流れ星(1963年、セントラル文庫)
  • 怪談 幻行燈(1963年、セントラル文庫)
  • 悪魔くん(1963年 - 1964年、東考社)
  • 怪談 かえり船(1964年、東考社)
  • 怪談 夜の草笛(1964年、東考社)
  • 深雪物語(1964年、東考社)
  • 地獄流し(1964年、東考社)
  • 古墳大秘記(1964年、東考社)
  • 猫姫様(1965年、東考社)
  • 呪われた村(1965年、東考社)
  • 青葉の笛(1965年、東京・日の丸文庫)
  • ゴマスリ二等兵(1965年、東京・日の丸文庫)
  • 地獄(1965年、佐藤プロ)

連載漫画[編集]

『ゲゲゲの鬼太郎』、『河童の三平』、『悪魔くん』は前述。

  • 新講談 宮本武蔵(1965年、ガロ)
  • 子供の国(1965年、ガロ)
  • なまけの与太郎(1966年、中一コース)
  • 日本の民話(1967年 - 1969年、漫画アクション)
  • 世界怪奇シリーズ(1968年、ビッグコミック)
  • 妖怪百物語(1968年、週刊少年キング)
  • サラリーマン死神(1968年 - 1969年、ビッグコミック)
  • 水木氏のメルヘン(1969年 - 1970年、ビッグコミック)
  • 河童千一夜(1969年 - 1970年、漫画アクション)
  • 現代妖怪譚(1969年、小説エース)
  • SILENT SHOCK(1970年、現代コミック)
  • 妖怪水車(1970年、週刊ぼくらマガジン)
  • コロポックルの枕(1970年、週刊プレイボーイ)
  • コケカキイキイ(1970年、週刊漫画サンデー)
  • 怪奇幻想旅行(1970年 - 1971年、漫画アクション)
  • 星をつかみそこねる男(1970年 - 1972年、ガロ)
  • コケカキイキイ外伝(1970年 - 1971年、週刊漫画サンデー)
  • 東スポまんが展(1971年 - 1972年、東京スポーツ) - 4コマ漫画
  • 野坂昭如原作 異色文芸シリーズ(1971年、漫画アクション)
  • 劇画ヒットラー(1971年、週刊漫画サンデー)
  • 公害戯評(1971年 - 1973年、公害新報) - 1コマ漫画
  • 新・春雨物語(1973年、潮)
  • 新・雨月物語(1973年、潮)
  • 魔女モンロー(1973年、コミック&コミック)
  • フーシギくん(1974年、テレビマガジン)
  • のんのんばあ(1975年 - 1976年、週刊少年チャンピオン)
  • 縄文少年ヨギ(1976年、週刊パワァコミック)
  • 水木しげるの妖怪めぐり(1977年、どっかんV)
  • 水木しげるの幻想劇画(1977年 - 1978年、DONDON)
  • ぽけっとまん(1978年、週刊少年キング)
  • 沖田総司(1978年 - 1979年、週刊実話)
  • おばけのムーラちゃん(1979年、テレビマガジン)
  • 猫楠(1991年 - 1992年、ミスターマガジン)
  • 妖怪博士の朝食
    • 不思議シリーズ(1992年 - 1993年、ビッグゴールド)
    • 妖怪変化シリーズ(1993年 - 1995年、ビッグゴールド)
  • ようかい百ものがたり(1994年、小学一年生)
  • 東西奇ッ怪紳士録(1996年 - 1997年、ビッグゴールド)
  • 神秘家列伝(1997年 - 2004年、怪)
  • 木槌の誘い(1998年 - 1999年、ビッグゴールド)
  • カランコロン漂泊記(1999年、ビッグコミック)※活字エッセイは97年から
  • 妖怪大戦争(2004年 - 2005年、怪)
  • 神秘家 水木しげる伝(2006年 - 2007年、怪)
  • 水木しげるの異界旅行記(2008年 - 2009年、怪)
  • 水木しげるの遠野物語(2008年 - 2009年、ビッグコミック)
  • ゲゲゲの不思議草子(2010年 - 2012年、怪)
  • ゲゲゲの家計簿(2011年 - 2012年、ビッグコミック)
  • 水木しげるの日本霊異記(2012年 - 2014年、怪)
  • わたしの日々(2014年 - 2015年、ビッグコミック)

長編描き下ろし漫画[編集]

  • 総員玉砕せよ!(1973年、講談社)
  • 東海道四谷怪談(1974年、学研劇画文庫 - 日本の妖異)
  • 死神大戦記(1974年、学研劇画文庫 - 日本の妖異)
  • 耳なし芳一(1975年、学研劇画文庫 - 日本の妖異)
  • コミック昭和史 全8巻(1988年 - 1989年、講談社)
  • のんのんばあとオレ 全2巻(1992年、講談社)
  • ノストラダムス大予言 全2巻(1993年・1994年、辰巳出版)
  • 今昔物語 全2巻(1995年・1996年、中央公論社 - マンガ日本の古典)
  • ボクの一生はゲゲゲの楽園だ 全6巻(2001年、講談社)
    • (改題)完全版 水木しげる伝 全3巻(2004年、講談社漫画文庫)
  • 水木しげるの古代出雲(2012年、角川書店)
  • 方丈記(2013年、小学館 - マンガ古典文学)
  • 水木しげるの泉鏡花伝(2015年、小学館)

短編読み切り漫画[編集]

  • 不老不死の術(1964年、ガロ)
  • 勲章(1964年、ガロ)
  • ねこ忍(1964年、ガロ)
  • 神変方丈記(1965年、ガロ)
  • 幸福の甘き香り(1965年、ガロ)
  • テレビくん(1965年、別冊少年マガジン)
  • はかない夢(1965年、ガロ)
  • マンモスフラワー(1965年、ガロ)
  • 宇宙虫(1965年、別冊少年キング)
  • 福の神(1965年、ガロ)
  • 怪物マチコミ(1966年、漫画天国)
  • 河童(1966年、少年サンデー増刊) - 貸本版のリメイク
  • 猫又(1966年、週刊少年キング) - 貸本版のリメイク
  • 未来をのぞく男(1966年、ガロ)
  • 古道具屋の怪(1966年、週刊漫画サンデー)
  • 丸い輪の世界(1966年、ガロ)
  • 合格(1966年、文春漫画読本)
  • 釣り落とした魚(1966年、漫画娯楽読本)
  • 錬金術(1967年、ガロ)
  • 「幸福」という名の怪物(1967年、週刊アサヒ芸能増刊)
  • 最初の米・よみのくに(1967年、週刊少年サンデー)
  • 星をあやつる男(1969年、サンデー毎日)
  • 化木人のなぞ(1969年、週刊少年キング)
  • 原始さん(1969年、文春漫画読本)
  • 一番病(1969年、ビッグコミック)
  • 終電車の女(1970年、週刊女性)
  • 敗走記(1970年、別冊少年マガジン)
  • ベーレンホイターの女(1970年、漫画アクション)
  • 糞神島(1971年、漫画アクション)
  • 偶然の神秘(1971年、COM)
  • ヘンラヘラヘラ(1971年、希望の友)
  • 血太郎奇談(1972年、希望の友)
  • 不思議な手帖(1973年、コミックミステリー)
  • 姑娘(1973年、リイドコミック増刊)
  • 突撃!悪魔くん(1973年、月刊少年ジャンプ)
  • 快傑くまくす(1973年、週刊漫画サンデー)
  • 落第王(1974年、週刊漫画サンデー)
  • 漫画狂の詩-池上遼一伝-(1975年、週刊少年サンデー増刊号)
  • 死神マボロシちゃん(1976年、マンガ少年)
  • キンドコング(1977年、週刊パワァコミック)
  • 花町ケンカ大将(1978年、週刊少年キング)
  • 地獄と天国(1979年、月刊少年ワールド)
  • レーモン河畔(1980年、ビッグゴールド)

他、多数。

著作[編集]

エッセイ[編集]

  • 娘に語るお父さんの戦記 小さな天国の話(1975年、河出書房新社 / 2022年、河出文庫)
    • (改題)娘に語るお父さんの戦記(1982年、河出文庫 / 1985年、河出書房新社)
    • (改題)水木しげるの 娘に語るお父さんの戦記(1995年、河出文庫)
    • (改題)娘に語るお父さんの戦記 南の島の戦争の話(1999年、社会批評社)
  • のんのんばあとオレ(1977年、筑摩書房・「ちくま少年図書館」 / 1990年、ちくま文庫)
  • ほんまにオレはアホやろか(1978年、ポプラ社 / 2002年、新潮文庫 / 2004年、ポプラ社・「私の生き方文庫」 / 2010年、ポプラ社・新装版 / 2016年、講談社文庫)
  • 水木しげるの不思議旅行(1978年、サンケイ出版) - 1977年から1978年にかけて『月刊小説』で連載。
    • (改題)不思議旅行 (1984年、中公文庫)
    • (改題)怪感旅行(2001年、中公文庫)
    • 水木しげるの不思議旅行(2016年、中公文庫)
  • ねぼけ人生(1982年、筑摩書房 / 1999年、ちくま文庫)
  • 妖怪天国(1992年、筑摩書房 / 1996年、ちくま文庫)
  • 水木しげるのラバウル戦記(1994年、筑摩書房 / 1997年、ちくま文庫)
  • トペトロとの50年(1995年、扶桑社)
    • (改題)ラバウル従軍後記 トペトロとの50年 (2002年、中公文庫)
  • 水木しげるのカランコロン(1995年、作品社)
    • (分冊・改題)妖怪になりたい(2003年、河出文庫)
    • (分冊・改題)なまけものになりたい(2003年、河出文庫)
  • カランコロン漂泊記(2000年、小学館文庫 / 2010年、小学館・新装版) - 1997年、1999年に『ビッグコミック』で連載。
  • 生まれたときから「妖怪」だった(2002年、講談社 / 2005年、講談社+α文庫)
  • 水木サンの幸福論(2004年、日本経済新聞社 / 2007年、角川文庫) - 2003年に『私の履歴書』(日本経済新聞)で連載。
  • 水木しげるのんのん人生 ぼくはこんなふうに生きてきた(2004年、大和書房)
  • 本日の水木サン 思わず心がゆるむ名言366日(2005年、草思社) - 大泉実成・編の名言集。
    • (改題)水木サンの迷言366日 (2010年、幻冬舎文庫)
  • 水木しげる 人生をいじくり回してはいけない(2010年、日本図書センター・「人生のエッセイ」) - 再録エッセイ・インタビュー集。
    • (改題)人生をいじくり回してはいけない(2015年、ちくま文庫)
  • ちゃんと食えば、幸せになる 水木三兄弟の日々是元気(2012年、保健同人社)
    • (再構成・改題)よく食べ、よく寝て、よく生きる 水木三兄弟の教え(2016年、文春文庫)
  • 戦争と読書 水木しげる出征前手記(2015年、角川新書) - 荒俣宏との共著。
  • ゲゲゲのゲーテ(2015年、双葉新書)
  • 水木サンと妖怪たち 見えないけれど、そこにいる(2016年、筑摩書房)

画集・図鑑[編集]

  • 水木しげる妖怪画集(1970年、朝日ソノラマ)
    • 水木しげる妖怪画集 改訂版(1985年、朝日ソノラマ)
    • 水木しげる妖怪画集 愛蔵復刻版(2017年、復刊ドットコム)
  • 妖怪なんでも入門(1974年、小学館)
    • (改題)水木しげる 妖怪大百科(2004年、小学館)
  • 東西妖怪図絵(1975年、読売新聞社)
    • 東西妖怪図絵 愛蔵復刻版(2017年、復刊ドットコム)
  • 水木しげるの妖怪事典(1981年、東京堂出版)
  • 水木しげるのあの世の事典(1983年、東京堂出版)
  • 水木しげるの続・妖怪事典(1984年、東京堂出版)
  • 水木しげるの世界妖怪事典(1985年、東京堂出版)
  • 妖怪世界編入門(小学館 1986年)
  • 水木しげるの中国妖怪事典(1990年、東京堂出版)
  • 水木しげるの続・世界妖怪事典(2000年、東京堂出版)
  • 日本妖怪大全(1991年、講談社)
    • 図説 日本妖怪大全(1994年、講談社+α文庫)
  • 続・日本妖怪大全(1994年、講談社)
    • 図説 日本妖怪大鑑(2007年、講談社+α文庫)
  • 決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様(2014年、講談社)
  • 妖怪画談(1992年、岩波新書)
  • 続 妖怪画談(1993年、岩波新書)
    • 愛蔵版 妖怪画談(2002年、岩波書店) - 上記、妖怪画談2冊を再編集したもの。
  • 幽霊画談(1994年、岩波新書)
  • 水木しげるの憑物百怪(1995年、学習研究社) - 1991年から1995年に掛けて『月刊ムー』で連載。
    • 水木しげるの憑物百怪 上・下(2005年、小学館文庫)
    • 愛蔵版 水木しげるの憑物百怪(2016年、学研プラス)
  • 妖精画談(1996年、岩波新書)
  • 妖鬼化(むじゃら) 全8巻(1998年 - 1999年、Softgarage)
    • 妖鬼化(むじゃら) 全6巻(2003年 - 2004年)
    • 妖鬼化(ムジャラ)完全版 全12巻(2008年 - 2010年)
  • 水木しげる 妖怪道五十三次(2003年、やのまん)
  • 水木しげるの日本全国神様百怪(2010年、小学館)
  • 妖怪 水木しげる画集(2019年、講談社)

絵本[編集]

  • のんのんばあ カッパの水(1975年、文研出版)
  • のんのんばあ おばけどろぼう(1976年、文研出版)
  • 水木しげるのおばけ学校 全12巻(1980年 - 1983年、ポプラ社)
  • ゲゲゲの鬼太郎おばけのくに 全8巻(1987年 - 1988年、ポプラ社)
  • 絵巻えほん 妖怪の森(1995年、こぐま社)
  • 絵巻えほん ゲゲゲの鬼太郎 妖怪島へ(1996年、こぐま社)
  • 水木しげるのふしぎ妖怪ばなし 全8巻(2007年 - 2009年、メディアファクトリー)
  • 水木少年とのんのんばあの地獄めぐり(2013年、マガジンハウス)
  • 水木しげるの妖怪なぞなぞめくり 家の中の巻(2015年、こぐま社)
  • 水木しげるの妖怪なぞなぞめくり 山里の巻(2015年、こぐま社)

監修[編集]

  • 妖かしの宴 わらべ唄の呪い(1999年、PHP研究所)
  • ゲゲゲの鬼太郎 謎全史(2002年、JTB 、著:村上健司、佐々木卓)
  • こんなに楽しい!妖怪の町(2006年、実業之日本社、著:五十嵐佳子)

作詞[編集]

  • 「悪魔くん」- 山下毅雄の作曲、ボーカル・ショップの歌唱。
  • 「ゲゲゲの鬼太郎」(主題歌) - いずみたくの作曲で、熊倉一雄が歌唱した。
  • 「カランコロンの歌」(ゲゲゲの鬼太郎 第1期・第2期のエンディングテーマ) - いずみたくの作曲で、加藤みどり&ひばり児童合唱団が歌唱した。

論文[編集]

  • 国立情報学研究所収録論文 国立情報学研究所

ゲーム[編集]

「ゲゲゲの鬼太郎」関連作品についてはゲゲゲの鬼太郎#ゲームを、「悪魔くん」関連作品については悪魔くん#ゲームを参照。

  • 水木しげるの妖怪百鬼夜行(1995年、ケイエスエス、スーパーファミコン)
  • 水木しげるの妖怪武闘伝(1997年、ケイエスエス、PlayStation)
  • 水木しげるの妖怪図鑑 総集編(1998年、講談社、セガサターン)
  • 水木しげるの妖怪写真館(1999年、SNK、ネオジオポケットカラー)
  • 妖怪花あそび(2001年、アンバランス、PlayStation)
  • 水木しげるの新・妖怪伝(2001年、プライムシステム、ゲームボーイ)
  • 四八(仮)(2007年、バンプレスト、PlayStation 2) - シナリオ提供

その他[編集]

  • 映画『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年、高畑勲監督) - 井上ひさしらとともに資料提供などに協力しておりエンドロールの「協力」にクレジットされている。この映画に登場する水木先生のモチーフともなっている。
  • 『てれび絵本 えほん寄席 死神』(NHK教育) - アニメーションの原画を担当。死神のデザインは「サラリーマン死神」のものと酷似。落語家のデザインはねずみ男に似ている。目玉おやじもゲスト出演。

出演・関連作品[編集]

テレビ番組(出演)[編集]

  • 新世界紀行(TBS、1988年8月、1989年6月4日)
  • ETV8「妖怪たちはどこへ行った 〜水木しげるのねぼけ人生」(NHK、1989年5月4日)
  • 妖怪博士水木しげるの夢探検シリーズ(テレビ東京、1990年:日本編、1991年:台湾編、1992年:タイ・スリランカ編)
  • 世界・わが心の旅 パプアニューギニア 精霊がうたう森(NHK BS2、1996年1月20日)
  • いのちの響(TBS、1998年7月5日)
  • いつみても波瀾万丈(日本テレビ、2000年1月30日)
  • たけしの誰でもピカソ(テレビ東京、2004年7月30日、2008年10月24日)
  • グレートマザー物語「水木しげるの母・琴江〜神様になった鬼太郎」(テレビ朝日、2005年8月14日)
  • 妖怪・水木しげるのゲゲゲ幸福論(BSジャパン、2006年3月18日)
    主演:水木しげる 朗読:和久井映見(悦子役)
    出演:荒俣宏、呉智英、南伸坊、京極夏彦、佐野史郎、武良幸夫(水木しげる弟・マネージャー)、武良布枝(水木しげる夫人)、武良悦子(次女・悦子)、村沢昌夫(水木しげるアシスタント)
    第43回ギャラクシー賞テレビ部門選奨受賞。
  • 知るを楽しむ〜人生の歩き方。「百歳まで生きるでしょう」(NHK教育テレビ、2008年6月、全4回)
    水木夫妻のこれまでの人生を松本和也とのインタビュー形式で綴った講義。
    2010年にBShi「プレミアム8」で「水木しげるのなまけ者になりなさい〜ゲゲゲの女房とののほほん人生〜」と題して、未収録・新規の撮り下ろしのインタビューを交えた再編集版を放送。
  • ハイビジョン特集 鬼太郎 幸せ探しの旅 〜100年後の遠野物語〜(BShi、2010年3月13日)
  • 衝撃速報!アカルイ☆ミライ(TBS、2012年6月3日)- 水木三兄弟で出演。
  • 水木しげる93歳の探検記〜妖怪と暮らした出雲国〜(2015年9月、山陰放送、JNN中四国ブロック(9月5日)・BS-TBS(9月6日))

『ゲゲゲの女房』がヒットした2010年には『あさイチ』(NHK総合、2010年5月19日)、『ボクらの時代』(フジテレビ、2010年8月15日)などに夫妻で出演。

ドラマ・映画(出演)[編集]

  • 月曜ドラマランド ゲゲゲの鬼太郎(1985年) - 霊界郵便配達夫役
  • 月曜ドラマランド 悪魔くん(1986年) - 先生役
  • 妖怪天国(1986年) - 巡礼者役
手塚眞監督のVシネマ。手塚治虫や楳図かずおも出演。
  • ゲゲゲの鬼太郎 妖怪奇伝・魔笛 エロイム エッサイム(1987年) - 霊界郵便配達夫役
  • 京極夏彦 「怪」 第4話「福神ながし」(WOWOW、2000年9月15日) - 鳥山石燕役
  • 妖怪大戦争(2005年) - 妖怪大翁役
  • 水木しげるの妖怪ワールド 恐山物語 (2006年)- ナレーター

水木を扱った作品[編集]

テレビ番組[編集]

  • BSマンガ夜話「悪魔くん千年王国」(NHK BS2、1998年8月27日)
    出演:大月隆寛、いしかわじゅん、夏目房之介、岡田斗司夫、北野誠、清水ミチコ
    夏目房之介は、水木しげるの作品に通底するテーマを世界に対する不合理と不可思議であると指摘し、前者が『悪魔くん』に代表される革命漫画、後者が『鬼太郎』に代表される妖怪漫画の系譜に至っており、1970年代以降は後者の作品が残っていった点を指摘している。また、絵柄の特徴として細密な背景と単純な線で描かれた人物キャラクターの対比され、これが「卑小な人間」と「革命」や「偉大な自然」などテーマの対比にもなっている点を指摘している。
    また、夏目やいしかわじゅん、岡田斗司夫らは、『悪魔くん』の革命思想は1960年代の左翼運動や白土三平の影響がありつつも、水木自身は上記の「卑小な人間」の観点から革命の成就に関して諦観をもっている点を指摘している。
  • 驚きももの木20世紀(ABC、1996年7月26日)
  • 知ってるつもり?!(日本テレビ、2000年8月20日)
  • 20世紀の遺伝子(フジテレビ、2002年6月1日)
  • 生活ほっとモーニング(NHK総合、2005年8月30日)
  • マンガノゲンバ(NHK BS2、2010年1月11日、1月15日)
  • しげると布枝〜漫画家夫婦の旅路(NHK総合、2010年3月24日、25日)- 戸井十月によるドキュメンタリー
  • ぴったんこカン・カン(TBS、2010年8月20日、9月3日、9月10日)
  • 中居正広の金曜日のスマたちへ「ゲゲゲの女房 大ヒットの真相」(TBS、2010年9月24日)
  • ゲゲゲを発掘した男 〜奇の編集長・内田勝〜(CSファミリー劇場、2013年1月12日)
  • ザ・ドキュメンタリー「“ゲゲゲの鬼太郎” 水木しげる〜妖怪漫画家が見た天国と地獄〜」(BS朝日、2016年11月10日)
  • クローズアップ現代+「オイ鬼太郎!ワシの幸福論を聞いてくれ 〜未公開 水木しげるの日記〜」(NHK、2017年1月5日)
  • THE LAST STORY 〜マエストロたちの遺言〜(BS日テレ、2018年10月7日)
  • ザ・プロファイラー 〜夢と野望の人生〜「水木しげる ゲゲゲの夢見た幸福人生」(BSプレミアム、2018年12月6日)
  • 池上彰の戦争を考えるSP 終戦75周年特別企画〜感染症の悲劇〜(テレビ東京、2020年8月15日)
  • 歴史探偵「妖怪大国ニッポン!」(NHK総合、2022年6月8日)
  • 日曜美術館「水木しげるの妖怪画」(Eテレ、2022年7月31日)
  • 水木しげるの妖怪バンザイ!(BSプレミアム、2022年8月26日)
  • 100分de水木しげる(Eテレ、2022年8月27日)
  • ブラタモリ「境港・米子」編(NHK総合、2022年8月27日)

ドラマ・映画[編集]

  • 『のんのんばあとオレ』(NHK、1991年8月19日 - 23日・1992年8月24日 - 28日)
  • NHKスペシャル『鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜』(NHK、2007年8月12日)
『総員玉砕せよ!』を原作としたドラマ。
  • NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』(NHK、2010年4月 - 9月)
  • 『ゲゲゲの女房』(映画、2010年)
妻の自伝を原作としたドラマ・映画。

舞台[編集]

  • 『ゲゲゲの女房』(2011年)
  • 『ゲゲゲの先生へ』(2018年)
水木の世界観を表現した舞台作品。脚本・演出は前川知大。

DVD[編集]

  • 水木サン大全 - 水木しげると荒俣宏の対談(2004年)
  • 妖怪水木しげるのゲゲゲ幸福論(同テレビ番組のDVD版)

CM[編集]

  • ユニクロ「フリース」(2000年)
  • フンドーキン醤油(2010年)- 夫妻で出演


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