Xbox 360
Xbox 360(エックスボックス サンロクマル)は、マイクロソフトが2005年に発売した家庭用ゲーム機。
Xboxの次世代機種で、開発コード名はXenon。名称の「360」は360度全方向のエンターテインメント体験を意味するとされる。北米では2005年11月22日、欧州では12月2日、日本では12月10日に発売。略記には「X360」などがある。
歴史[編集]
2005年5月12日にXbox 360の発表がMTVを通じ、世界各国で放送された。その後も世界的にMTVとのタイアップを行っている。
日本国内での流通はハピネットが手掛け、日本マイクロソフトのオフィス内にハピネットの営業所が設置された。ハピネット幹部はXbox 360の販売について「前機種よりも遥かに良い感触を得ている」と語っていた。その後2016年にハピネットは流通を撤退しているため、海外ではまだ発売されていた期間である2016~2018年はXbox 360用ディスクソフトが日本で全く発売されず、2015年の「モンスターハンター フロンティアG9 プレミアムパッケージ」が日本においての最終作品となった。
2006年8月、マイクロソフトはXbox 360及びPC用ゲーム開発キットとして「XNA Game Studio Express」の無償提供を発表。これは同社の「Visual Studio C# Express」に、Xbox 360用にコンパイルする機能を付加したもの。実際にXbox 360で実行するにはXNA Creators Clubの会員になる必要がある(日本では4ヶ月4,800円、年間9,800円)。会員同士は独自のネットワークを通じてソフトを配布・共有でき、後にはインディーズゲームとして会員以外にも販売できるようになった。なお、すでにアメリカでは10以上の大学で授業への採用が決まっている。
エントリーモデルとしてハードディスクなどを省略したコアシステムが、欧米ではスタンダードモデルと同時に発売され、日本ではスタンダードモデル発売から約1年後の2006年11月2日に発売された。エントリーモデルは後にメモリーユニットと数本のゲームソフトを同梱したXbox 360 アーケードに切り替えられ、アメリカでは2007年11月18日に発売、日本でも2008年3月6日に発売された。
2007年3月28日にはHDMI端子と120GBのハードディスクを搭載した上位モデルXbox 360 エリートが発表され、アメリカでは同年4月29日に、日本では2007年10月11日に発売された。エリートはスタンダードモデルやコアシステムと異なり、本体やコントローラーが黒を基調としている。このモデルとその後登場された改良型モデルはRRoD問題がほとんど対処された。
2007年8月6日、米国で本体値下げが発表。スタンダードモデルは$50の値下げの$349.99、Eliteは$30値下げの$449.99、コアシステムは$20値下げの$279.99に。日本でも10月22日に11月1日からの値下げが発表された。
2008年9月11日に、日本国内でも60GBハードディスク搭載のスタンダードモデルが発売され、値段も3万4800円から2万9800円へと値下げされたほか、Xbox 360 エリートは4万7800円から3万9800円へ、Xbox 360 アーケードは、2万7800円から1万9800円へと値下げされた。
2009年11月17日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス「Facebook」と「Twitter」へのXbox Live上での対応を開始すると発表された。
2010年6月24日には250GBのハードディスクを搭載した新型モデルXbox 360 Sを発売。プロセッサをJasper CPU65nm GPU65nmからValhalla CPU/GPU統合45nmに変更、本体とアダプターが小型軽量化されている。これらの変更に加え、Xbox 360 S以前の機種で問題となっていた熱暴走対策のためにヒートシンクの変更等も行われている。エリート同様、黒を基調としたデザインであるが、つや消しマットブラックから、光沢あるピアノブラックに変更されている。新型機発売により従来のXbox 360 エリートが29,800 円(税込)から24,800円(税込)に、Xbox 360 アーケードが19,800円(税込)からオープン価格にそれぞれ価格改定された。
同年9月8日に行われた「Xbox 360 Media Briefing 2010」で、日本市場に向けたKinect(キネクト)の発売日と、ローンチタイトル10本が発表された。
同年9月9日には4GBのデータ保存機器が内蔵されているXbox 360 4GBを発売。Xbox 360 S本体は、250GBハードディスクモデルのものと同じ性能で、価格は19800円[税込]となっている。本体のデザインは250GBモデルとは異なり、Xbox 360 エリートと同じつや消しマットブラックとなっている。
同年11月1日より、Xbox Live上でXbox 360用オンラインサービス「ZUNEビデオ」による映像配信サービスが開始された。ワーナー・ホーム・ビデオ、パラマウントピクチャー、ユニバーサル・ピクチャーズ、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー、20世紀フォックス、バンダイビジュアルが、映像提供をすることが発表された。主に、ハリウッド映画、アニメなどが配信されている。
同年11月20日、Kinectが全国一斉発売。東京・秋葉原のヨドバシカメラマルチメディアAkibaにて「Xbox 360 Kinect 発売記念イベント」が行われた。
2013年6月11日に行われた『E3 2013』でXbox 360 Eを発表。北米では同日に発売を開始した。Xbox 360 E本体はXbox Oneのデザインを準じると共に、サイズや動作音などを改良。従来のモデルと価格は変更せずに販売。日本では同年9月19日に発売。ラインナップは『Xbox 360 250GB』、『Xbox 360 4GB』、『Xbox 360 4GB + Kinect』の三つとなっている。
2016年4月20日、マイクロソフトはXbox 360 Eの生産終了を発表。本体や周辺機器は在庫がある限り販売をし、サポートやXbox Liveのサービスについては継続するとしている。Xbox 360本体のバージョンアップは2019年で打ち切られた。また、海外のソフト供給は2018年発売の「FIFA 19」まで続いた。
2023年2月17日、Xbox 360 ストア(ゲーム機内蔵ストア),Xbox 360 マーケットプレイス(Webストア)から一部の作品が購入できなくなった。ただし購入できなくなる作品は国によって異なる。
2023年8月17日、Xbox 360 ストア(ゲーム機内蔵ストア),Xbox 360 マーケットプレイス(Webストア)が2024年7月29日をもってサービスを終了すると発表した。これにより、ゲームやDLC、ビデオ コンテンツ等の購入が出来なくなり、「Microsoft 映画 & テレビ」アプリも同日にサポートが終了し、アプリ内で購入したビデオ等もXbox 360上では見られなくなる。ただし、購入済みのゲームは引き続きプレイ可能で再ダウンロードも可能。Microsoftストア(XB1、XSX/S、PC)で販売している後方互換対応タイトル(DLC等含む)、クラウドセーブやオンラインマルチプレイなどは2024年7月以降も影響は無く、引き続き販売やサービスは継続される。後方互換における注意点は、後方互換対応タイトルのゲーム内のメニューでDLCを直接購入できなくなり、Microsoft Storeで購入しなければならなくなる。
詳細はこちらで確認。
出荷台数の推移[編集]
2005年11月22日に北米で発売、品薄状態の人気となった。テレビCMではローリング・ストーンズの「Jumpin' Jack Flash」が使われていた。一方2005年12月10日に発売した日本ではエンターブレインの調査によると2日間の売上は約6.2万台と、初代Xbox(3日間で約12.4万台)と比して低調なスタートとなった。同時発売のキラーソフトとして期待された『デッド オア アライブ4』の発売延期が原因と言われたが、同作を購入予定だったユーザはソフトの発売延期にかかわらず発売日に本体を購入したと見られ、同作の発売後に本体の売上が大きく伸びることはなかった。2006年1月28日に米マイクロソフトが発表した2006年度第2四半期の決算の中でも、2005年末時点のXbox 360の世界累計出荷台数が150万台(北米90万台、ヨーロッパ50万台、日本10万台)と、日本での不振が際立つ発表となった。
2006年6月末の発表では、世界累計出荷台数は500万台を突破している。内訳は北米330万台、欧州130万台。
2006年10月26日、世界累計出荷台数が2006年9月末で600万台と発表されたが、日本では16万台前後と低迷していた。だが同年12月に『ブルードラゴン』の発売に伴い1ヶ月で10万台を超える売上げを記録、2007年初週に30万台を突破。2006年12月末日時点で世界累計出荷台数は1040万台を突破。
2007年6月10日までのファミ通の調査では、日本の累計台数は40万台を突破。その一方、6月末での世界出荷台数は1160万台と、目標に若干及ばなかった。
2007年11月、『エースコンバット6 解放への戦火』やバリューパックの発売などの影響により本体の日本における販売台数が50万台を突破、初代Xboxの本体日本国内販売台数を上回った。値下げ、およびPS3が翌週に廉価モデル発売を控えていた事もあって、11月第1週の出荷台数ではPS3を上回った。
2008年8月、『テイルズ オブ ヴェスペリア』の発売週に約2万5千台の売上を記録し、各地で本体の品切れが発生したため公式サイトにお詫びを掲載した。
2008年6月末日までに世界累計出荷台数は2000万台を突破。8月24日の時点で日本国内推定累計販売台数は68万4695台となった。
2008年末までで世界累計出荷台数は2800万台を突破。また日本における推定累計販売台数は86万6167台となった。
2009年3月末には日本国内累計販売台数は100万台を突破。これにともないマイクロソフト株式会社は「ありがとうキャンペーン」を実施した。
2010年末には日本国内累計販売台数は140万台を突破。
2011年6月末日までに世界累計出荷台数は5500万台を突破。Xbox 360本体やXbox LIVE デジタルコンテンツの好調に支えられて過去最高を記録している。その後は売上が減少傾向になった。
2012年頃から、ディスクパッケージ裏面のUIが後のXbox Oneに近いデザインに修正され始め、本体のメインメニューのUIが最終版にリニューアルした。
2013年3月末日までの日本国内累計販売台数は約159万台。
2013年6月 ソニー・コンピュータエンタテインメント ワールドワイドスタジオ(SCE WWS)プレジデント吉田修平のインタビューにより7000万台突破している模様。
2013年6月末 マイクロソフトの決算発表によると世界累計出荷台数は7,820万台。
2013年10月に マイクロソフトの決算発表によると世界累計販売台数は8000万台を突破したことが分かった。また、Xbox Oneの登場により、この頃から「XBOX 360」のロゴの緑色がより濃いものに修正され、ディスクパッケージの裏面のデザインもXbox Oneと同じものに変更された。
ハードウェア[編集]
ハイビジョンに対応し、1920×1080までの解像度、走査方式はインターレースに加えてプログレッシブでの出力が可能となった。また、ゲームサウンドにおいてはドルビーデジタル5.1chサラウンドとリニアPCM2.0chステレオに対応する。
Xbox 360 S以降は新たに起動、ディスク排出の際に本体から電子音ではない特殊な効果音が流れるようになった。ディスクの印刷方式はPS2のようにシルク印刷とオフセット印刷が混在しているが、後年になるにつれてシルク印刷のディスクは少なくなったものの、PS2のように販売地域に応じてどちらか片方に偏ることはなかった。従来の家庭用ゲーム機に多い「横置き」と、発売時点では他にはPS2の例である「縦置き」が可能となっている。
仕様[編集]
- CPU
- マイクロソフトとIBMが共同開発した対称型マルチコアプロセッサ PXを採用。グラフィックチップはATIと共同設計したカスタム仕様のGPU Xenosを搭載。ストレージには着脱可能なハードディスクを搭載(「コアシステム」ではオプション扱い)。ゲーム開発環境も配布されており、アルファ版の動作環境はPowerPC 970FXを2つを搭載したPower Mac G5にATI Radeon X850 XT(初期は9800 Pro)。マイクロソフト製としては珍しく、WindowsOSはWindows2000を大幅にカスタムしたものであり、ほぼ独自OSに近いものが使用されている。そのため、Xbox OneとはCPUの周波数で差が生じたことで直接的なハードウェアの互換性を付与できなくなったり、360とOneの周辺機器に互換性を持たせるのが難しくなる問題が発生してしまった。
- IBM PowerPCカスタムのXenon 3.2GHz(コードネーム「PX」)
- 対称型3コア
- 各コアごと2ハードウェアスレッド(合計6スレッド)
- 命令実行はインオーダ式(アウト・オブ・オーダー実行には非対応)
- 各コアごとにレジスタがGPR(汎用レジスタ)とFPR(浮動小数点演算レジスタ)ともに64本
- バイエンディアン(エミュレーションのため)
- 各コアごとにVMX-128 ベクトルユニット(合計3つ)
- ハードウェアスレッドごと128個のVMX-128レジスタ
- L1キャッシュは各コアに64kB、L2キャッシュは1MBで各コアで共有
- フロントサイドバス転送速度は毎秒21.6GB
- GPU
-
- ATIカスタムグラフィックプロセッサ(Xenos)500MHz
- 10MB 混載DRAM(32GB/秒の転送速度、2GHzバス)
- シェーダーパイプラインへの動的割り当て可能な並列48基の浮動小数点演算器
- 統合型シェーダーアーキテクチャ(世界初)
- 毎秒5億トライアングルのポリゴン描画能力
- MSAA(マルチサンプルアンチエイリアシング)4X使用時に毎秒16Gサンプルのピクセルフィルレート
- 毎秒480億回のシェーダー演算
- メモリ
-
- 512MB GDDR3 RAM 700MHz DDR(CPU、GPU共用)
- メモリ転送速度
- メモリインターフェースバス: 22.4GB/秒
- EDRAM: 256GB/秒
- フロントサイドバス: 21.6GB/秒
- システム全体の浮動小数点演算性能
-
- 1T(テラ)FLOPS
- オーディオ
-
- ウォルフソン・マイクロエレクトロニクス社製ステレオコーデックを搭載
- ほとんどのソフトはDolby Digital 5.1ch対応
- S/PDIF、またはHDMI端子によるDolby Digital 5.1ch出力に対応(DTS Digital SurroundはS/PDIFのみ)
- 5.1ch非対応ソフトはLinear PCM 2.0chでゲームサウンド収録
- DVD-VideoでのみDTS Digital Surroundもサポートする(360Eは非対応)
- 48kHz/16ビット対応
- CD-DAでは44.1kHz/16ビットもサポート
- CD-DAの取り込みに対応(インデックス情報は自力で記入)
- DVD-Videoでは48kHz/24ビットもサポート
- 320チャンネルの音声を同時デコード
- 256チャンネル以上のオーディオチャンネル
- S/PDIF端子搭載(Xbox 360 S)
- 記憶装置
-
- 12倍速 DVD-ROM(CD-ROM速度は非公表)
- 2.5インチ ハードディスク(容量は20GB・60GB・120GB・250GB。Gears Of War 3、KINECT Star Warsエディションのみ320GB、360Eスペシャルエディションのみ500GB)
- 2つのメモリーユニットスロット(容量は64MB・256MB・512MB)初期モデルの2010年までのバージョンはメモリーユニット、HDD以外を記録媒体に使用できない
- 2008年12月末より出荷された「アーケード」には、256MBメモリーユニットを内蔵
- 2010年4月のアップデートによりUSBメモリをストレージ機器として利用可能(上限16GB)
- 2011年9月9日より出荷された「Xbox 360 S 4GB」および「Xbox 360 E 4GB」には、4GBメモリーユニットを内蔵
- 2015年4月のアップデートによりUSB拡張ストレージ、外付けHDDをストレージ機器として利用可能(上限2TB)
- デジタルのメディア対応
-
- 対応メディア(フォーマット):DVDビデオ、DVD-ROM、DVD-R/RW、DVD+R/RW、音楽CD(CD-DA)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、WMA CD、MP3 CD、JPEG Photo CD
- 対応音楽ファイル(フォーマット):MP3、WMA、AAC(Xbox Liveからの拡張機能ダウンロードが必要、保護されていない物のみ)
- 対応画像ファイル(フォーマット):JPEG
- 対応動画ファイル(フォーマット):WMV(WMV7、8、9、9AP、VC-1対応)、AVI、DivX、MPEG4 Part2(WMV以外のフォーマットの再生、YouTubeの使用についてはXbox Liveからの拡張機能ダウンロードが必要)
- 携帯音楽プレーヤーやデジタル カメラ、Windows XP対応PCに保存されているデータの再生
- Xbox 360ハードディスクへの音楽CDの取り込み
- 全てのゲームで使用可能なカスタム再生リスト
- Windows Media Center Extender 機能内蔵(2023年現在は実質使用不可能)
- 音楽再生時の3D視覚エフェクト
- コントローラ
- ワイヤレスコントローラーを標準装備。追加コントローラーとしては無線版と有線版があり、合計4台まで接続可能。無線は独自規格。
- Xbox Oneと360の間でコントローラー・メディアリモコン・KINECTは互換性なし
- メディアリモコンは赤外線タイプ
- 接続端子
-
- 3つのUSB 2.0ポート(前面×2、背面×1)(Xbox 360 Sは5つ (前面2、背面3)、Xbox 360 Eは4つ(全面2、背面2))
- イーサネット接続端子 (RJ-45)(Xbox 360 SはWi-Fiも標準装備)。ブロードバンド接続でXbox Liveに接続可能。
- USB経由の本体のオフラインシステムアップデートに対応
- サイズ
-
- 外形寸法:309×258×83 mm
- 重量:約3.5kg
内蔵機能[編集]
販売する地域のレイティング基準に応じた年齢制限機能を搭載。起動できるゲームやXbox Liveの利用を保護者が制限できる。制限機能は本体側から設定できないため、ブラウザーかスマートフォンでインストールしたXbox用セーフティアプリケーション上で親がサインインしたアカウントから設定する必要がある。また、一部ゲーム(ほとんどは日本でしか登場していないゲームか、初期のゲーム)にはリージョンロックが存在する。
ディスクの一枚当たりの容量はPlayStation 3用BD-ROMに劣るため、一部作品では二枚組のDVD-ROMが同梱されて販売される場合がある。その場合は二枚目がインストール専用ディスクとして扱われたり(HALO 4など)、一部のディスクによる部分的なインストールを必要とする(バトルフィールド3など)。インストールディスク、および一部作品はOS側のディスクの取り込み機能を利用できないが、インストールに使用しない側のディスクは取り込みが可能である。OS側で取り込んだディスク容量の部分を他のディスクの部分から切り替えて遊ぶ場合は、セキュリティ上の問題から該当するディスクに交換する必要がある。ゲーム内のデータインストールはXbox 360本体に内蔵された専用フォーマットの2.5インチHDDが必要であり、内蔵HDDを搭載しないと遊べない作品も2013年以降わずかに存在する。スターオーシャン4のような三枚組、ロストオデッセイのような四枚組のDVD-ROMを使用する作品も存在。HDDは初期モデルの場合専用の形状のものを装填することになるが、専用のHDDケースの中に2.5インチHDDが埋め込まれている。
Xbox 360は専用メモリーユニット(56MBまたは256MB)、一部モデルの内蔵メモリー(4GB)、外付けUSB、内蔵HDD、クラウドストレージなどのデータの保存先の種類が豊富に存在するが、内蔵HDDのフォーマットはバイナリ単位で特殊な処理が施されているため、非公式のハードディスクに交換する場合は、Western Digital製の2.5インチHDDを用意したうえで特定の手順を踏む必要がある。初期型のXbox 360では特殊なケースにHDDが取り付けられているが、360S以降ではHDDに小型のケースを付けて直接本体に装填ができるようになっている。しかし、初代Xboxのゲームをプレイするためのデータはどのモデルでもマイクロソフト純正の内蔵HDDにしか存在せず、この方法を使って交換した場合は非公式ツールを使用してエミュレーターデータを追加した場合でも、初代Xboxのゲームは遊べない。また、内蔵HDDを外した本体でも初代Xboxのゲームは遊べない。本体の起動中にハードディスクを外したり、AVケーブルの切り替えスイッチを操作すると、本体は強制的に再起動する。一部のAVケーブルはただのコンポジットケーブルではなく、S/PDIF、コンポジット、D端子(海外製ケーブルの場合はコンポーネント端子)を同時に搭載したものも存在し、D映像端子、またはアナログ信号によるHD出力でXbox 360をプレイする場合はこのケーブルが必要になる。(360EではAV端子が接続できないため、D端子に非対応。)
ゲーム機としては珍しく、RGB端子によるPC用ディスプレイへの画面出力も対応。この場合、音声ケーブルはコンポジットになるが、ケーブルに同梱されたアダプターで3.5mm端子に変換することも可能。
データのキャッシュ機能も有する。長い期間ゲームをしているとキャッシュが溜まり、キャッシュは自動削除されないため、処理落ち・コマ落ち等が目立ってきたら、ストレージ機器のクリーンアップを要する。キャッシュ削除には2種類の方法があり、キャッシュのみクリアする物と保存されている全てのタイトルアップデートもクリアする物がある。
内部のOSは2005年に初出した後、2008年、2010年、2012年にほぼすべてのUIを変更した大規模アップデートが行われている。最初はメニュータブが極端に大きく表示されていたが、2008年ではUIが縦向きになり、2012年ではUIが横向きになった。2019年で本体のアップデートは事実上打ち切られているため、2023年時点ではXbox Liveの名称がXbox ネットワークに変更されていない。2010年では起動するときに出る「XBOX 360」ロゴの演出と音楽が変更された。2013年では一部のパッケージに表記されるXbox 360のロゴがXbox One用ディスクジャケットに近いデザインに変更され、ディスクジャケット裏面の注意書きの表記もXbox Oneと同じものが追加された。2024年以降のXbox 360向けXbox Marketplaceのサービス終了以降は、無料DLCがダウンロードできないことで一部作品の新規オンラインゲームのマルチプレイに支障が出るリスクがある。
一部の特別版のソフトに内蔵される特典ディスク(ゲーム本編が含まれていないディスク)は、本編ディスクを先に本体に挿入し、一度本編のゲームを起動しないと利用できない場合がある。主にHALO3などでこのような規制が行われている。
デバイス・ソフトウェアとの連携[編集]
PCとの連携[編集]
Windows XP Media Center EditionやWindows XP SP2搭載PC内の画像・映像・音声ファイルが再生でき、映像再生はWMV形式を、MCE環境ではMPEG形式もサポート。PCをホームサーバとして、Xbox 360をそのクライアントとする形態である。またMicrosoft XNAで開発されたプログラムは、PC、Zune HD、Windows Phone 7でも動く。
コントローラーはUSB接続であり、一部制限はあるがWindows XPとWindows Vista、Windows 7のPCでも使用可能。有線コントローラ用のデバイスドライバはマイクロソフトのサイトでダウンロードでき、無線コントローラーについても、受信機であるワイヤレスゲームアダプターが2007年5月24日に日本でも発売され、ワイヤレスヘッドセットやワイヤレスレーシングホイールとともに利用が可能に。この他Xbox LiveビジョンカメラもWindows Live Messenger等で使うWebカメラとして利用可能。のちのNintendo Switch用ライセンス品コントローラーもXbox 360用コントローラードライバーをあらかじめPCにインストールすることで同様に使用可能な仕様となっている。
また、有線コントローラのデバイスドライバを個人で作った者もおり、Windows 98やWindows Me等でも使用可能。
Xbox SmartGlass[編集]
Xbox SmartGlassは、Windows 8/iOS/Android/Windows PhoneデバイスをXbox 360のサブスクリーンとして使う機能。情報表示やリモートコントロールが行える。
2013年3月現在、日本で対応しているゲームソフトは『Halo 4』や『Forza Horizon』など15タイトル。
2018年5月18日でサービス終了となった。
Internet Explorer[編集]
2012年10月16日にIEのアプリの無料配信が開始され、全体的なUIは当時登場していたWindows 8に近いものになった。ただし、IEの全体的なサービス終了に合わせ、2022年6月15日以降は起動しても全てのサイトで「インターネットに接続できませんでした」のエラーが表示されるようになり、事実上使用不可能となった。
YouTube[編集]
2011年ごろからアプリケーションが無料で配信開始された。全体的なUIは後にWii U版と統一されているが、Wii U版Youtubeが先にサービスを終了している。最大画質はPS3以降と異なり720p。
Kinect(Xbox 360 Kinect)[編集]
初期型の場合は専用のUSBアダプターを経由した噛ませ接続、360S以降はkinect用AUX端子を直接本体に接続することで、kinectが使用可能になる。Kinectには大量の設定項目が存在する上、キネクト本体を常に水平な場所に設置する必要がある。また、カメラの角度は内蔵のモーターによって若干自動調整が可能。設定項目は以下の種類が存在。Kinect内蔵のマイクをボイスチャットに使用することも可能。
- トラッキング プレイヤーのトラッキング認識を補正する。カメラの角度が床などを参照にして自動的に調整された後、プレイヤーの顔と両手を検知させる。
- オーディオ テレビやアンプから流れる音響の判定を正しく行う。最初にノイズ音を判定し、次に専用のSEを流して音量の判定を行う。その後、三回連続で特殊な効果音をテレビ・アンプから流して音響効果を調整する。マイクの音量判定は最後に行われる。
- センサーの調整 Kinect アドベンチャー!などに同梱されている「KINECT センサー調整カード」を使い、2~3メートル離れた場所からカードに書かれた顔の絵柄を、画面に表示されている眼鏡マークに合わせることでプレイヤーの距離の補正を行う。カードがない場合の代替は不可能。
- Kinect IDの登録 Xbox 360のホーム画面上でもKinectがプレイヤーの顔を認識できるようにするために顔のIDを登録する機能。2~3メートル分Kinectとプレイヤーを離した位置にし、何度も画面が示す特定の距離にカメラを見ながら移動することで顔を登録できる。
後方互換性[編集]
Xbox 360では、Xboxに対応したソフトの一部をプレイすることが可能となっているが、両者にはアーキテクチャの互換性が無い。そのため、ソフト個別に対応したエミュレーターソフトをハードディスクにインストールする必要がある。互換性の都合上セーブデータはハードディスクに保存しないといけないことから、エミュレーターのデータ自体はXbox 360内のHDDに同梱されている。
エミュレーターソフトはXbox Liveより自動的にダウンロードおよびインストールされる。接続していない場合は、パソコンでダウンロードしてCD-R等に保存するか、郵送でエミュレーターソフトを取り寄せる必要がある。
2007年11月28日時点でXbox 360での動作に対応しているXboxソフトは日本国内で122本あり、売り上げが高かったタイトルを中心に対応作業を進める一方、マイナーなタイトルでもメジャータイトルの対応作業の結果、対応するようになったケースもあった。なおリージョンプロテクトされていないタイトルは日本国内版の本体で動作可能。
- ボタン対応表
Xbox 360用ソフト | Xbox用ソフト | |
---|---|---|
左右スティック | 左右スティック | 左右スティック |
十字ボタン | 十字ボタン | 十字ボタン |
B | B | B |
A | A | A |
Y | Y | Y |
X | X | X |
LT | LT | L |
LB | LB | DUKE |
RT | RT | R |
RB | RB | SELECT |
START | START | START |
BACK | BACK | BACK |
バリエーション[編集]
本体は縦置き、横置きともにスタンド無しで可能である。
発売時期により大きく3つの型がある。
- 無印型:Xbox 360、HDMI搭載型Xbox 360 (2005,2007年)
- S型:Xbox 360 S (2010年)
- E型:Xbox 360 E (2013年)
以下にXbox 360のバージョンを発売順に挙げる。
スタンダードモデル[編集]
スタンダードモデル特有の特徴もいくつか存在し、「無線LANを搭載していない」、「メモリーカードスロットの搭載」、「Kinect用端子を搭載していない」事が挙げられる。コアシステム以前のモデル、アーケードのみ2010年あたりまでに出たファームウェアのバージョンアップに256MB以上のメモリーユニットが必要になることがある。逆に、2010年以降のファームウェアではUSBメモリに対応しているのでこのような事態は発生しない。最初の基板コードネームは「Xenon」であったが、2008年の「Jasper」モデルまで頻繁に基板が改良された。
20GBモデル[編集]
2005年12月10日より発売。希望小売価格は日本では39,795円(税込)で、2007年11月1日に34,800円(税込)に値下げされた。アメリカでの価格は399.99$(後に349.99$に値下げされた)。現在は販売を終了している。
日本でのパッケージ内容は以下の通り。
- Xbox 360 本体
- 記憶装置(ハードディスク 20GB)
- ワイヤレスコントローラー(1個)
- メディアリモコン
- D端子 HD AVケーブル
- LANケーブル
- ACアダプタ
- 取り扱い説明書
- 単三乾電池 4本(ワイヤレスコントローラとメディアリモコン用)
日本以外では映像出力用のケーブルがコンポーネント HD AVケーブルとなっている。また欧米ではメディアリモコンとそれ用の乾電池2本は初回出荷分にしか同梱されなかった一方、それらの地域では初回出荷分以外でもヘッドセットが含まれている(オーストラリアやメキシコ等、日本と同様に「ヘッドセットなし、初回出荷分以外でもメディアリモコン同梱」という地域もある)。
HDMI搭載 20GBモデル[編集]
アメリカでは2007年8月頃より、Premium System(スタンダードモデル)のHDMI端子搭載のスタンダードモデルの出荷が始まっている。Eliteとの差はHDDの容量と本体等の色だけである。このモデルで発熱対策が進んだため、RRoDはほとんど発生しなくなった。
日本でも「Xbox 360バリューパック」(2007年11月1日発売)や「Xbox 360 デビルメイクライ4 プレミアムパック」(2008年1月31日)に関してはHDMI端子搭載を公式に発表しており、バリューパック終了後のスタンダードモデル本体もHDMI搭載型になっている。
なお、将来的にスタンダードモデルの内部がHDMI端子搭載などエリートの物になることはエリートの発売前から予定されていた。
60GBモデル[編集]
2008年9月11日からはHDDの容量を60GBに増やしたスタンダードモデルを29,800円(税抜28,381円)で発売。20GBモデルはオープン価格に改定し、在庫が無くなり次第販売終了。さらに2009年9月10日に、エリートのマイナーチェンジモデル(エリートからHDMI AVケーブル等を省略したもの、詳細は後述)が発売され、スタンダードモデルは在庫限りオープン価格に移行。在庫が無くなり次第発売終了。
Xbox 360 コアシステム[編集]
2006年11月2日より発売。希望小売価格は29,800 円(税込)で、2007年11月1日に27,800円(税込)に値下げ。アメリカでの価格は299.99$(後に279.99$に値下げ)。 ハイビジョン出力には別途D端子 AV ケーブル等が必要。アメリカでは後述のアーケード発売後に販売終了となった。日本でも販売終了。
パッケージ内容は以下の通り。スタンダードモデルと異なり、地域によって映像出力ケーブルの違いはない。
- Xbox 360 本体
- コントローラー(1個)
- コンポジット AVケーブル
- ACアダプタ
- 取り扱い説明書
ゲームのデータ保存には別売メモリーユニット(64MB、512MB)やハードディスクが必要。別売ハードディスク(20GB、60GB、120GB、250GB)を取り付ければスタンダードモデルと同等の性能になる。
Xbox 360 エリート[編集]
2007年10月11日より発売。希望小売価格は日本では47,800円(税抜45,524円)、アメリカでの価格は479.99$(後に449.99$に値下げ)。2008年9月11日より39,800円(税抜 37,905円)に改定された。
パッケージ内容は以下の通り。欧米におけるスタンダードモデルのパッケージ内容をベースに、HDDを120GBに変更しHDMI出力用のケーブル類を追加した(ただし日本では非HDMI環境用のケーブルはスタンダードモデルと同じくD端子ケーブルである)。
- Xbox 360 本体(黒)
- 記憶装置(ハードディスク 120GB)
- ワイヤレスコントローラー(1個、黒)
- ヘッドセット(黒)
- D端子 HD AVケーブル(日本以外ではコンポーネント HD AVケーブル)
- HDMI AV ケーブル
- LAN ケーブル
- AC アダプタ
- 取り扱い説明書
- 単三乾電池 2本(ワイヤレスコントローラ用)
単品の120GB HDDに付属しているデータ移行用のケーブルとディスクは付属していないが、120GB HDDに同梱されている物がそのまま利用でき、またエリート購入者向けにユーザーサポートでも提供する。
2009年9月10日に、新型エリートが発売になった。新型エリートとの違いはHDMI AVケーブルとD端子 HD AVケーブルが非同梱と価格の値下げ。旧エリートも、同価格の29,800円(税抜28,381 円)で発売され、在庫限りで終了。Xbox 360 Sの発売に伴い、価格は24,800円へと変更された。
Xbox 360 アーケード[編集]
先述したコアシステムと同じカラーリングの本体(HDMI端子搭載、同梱のケーブルはコアシステムと同様)に、無線コントローラを同梱したパッケージ。コアシステムに替わるエントリーモデルとして位置づけられている。アメリカで2007年10月18日発売、日本でも2008年3月6日に発売。2008年9月11日より19,800円(税抜 18,857円)に改定された。出荷時期により、256MBのメモリーユニットとXbox Live Arcadeタイトル5本(後述)を収録したディスクを同梱している物と、256Mメモリーユニットに相当する物を内蔵している物がある。Xbox 360 Sの発売に伴い、オープン価格へと変更された。
ディスクに収録されているXbox Live Arcadeタイトルは以下の5本(3600MSP相当)。『UNO』のみ400MSP、他は各800MSPで配信されている、または、していた物である。※UNOは2014年12月末に配信終了している。
- UNO
- パックマン チャンピオンシップ エディション
- フィーディングフレンジー
- Boom Boom Rocket
- Luxor 2
また日本では同ディスクに以下の5本の体験版も収録している(『Marble Blast Ultra』体験版は配信終了している)。
- Zuma
- 3D Ultra Minigolf Adventures
- Soltrio Solitaire
- フロッガー
- Marble Blast Ultra
価格についてはコアシステムと同様であるため、上記のXbox Live Arcadeタイトルで約5400円、256MBのメモリーユニットはこのパッケージ独自の物なので単純な比較はできないが、改定前の本体の価格としては8500円程度の値下げとなる。2008年12月末頃から出荷されているアーケードには省電力化された基板「Jasper」に256MBのメモリーユニットが内蔵され、HDDを装填していない場合にゲームをほとんどまともにプレイできなくなったり、特定の状況下で本体をバージョンアップできなくなるような事態を防いでいる。ただしメモリユニットは付属しない。このため、パッケージに注意を促すシールが貼られている。また、さらに後には先述のディスクの添付もなくなっている。
Xbox 360 S 250GB[編集]
新型Xbox 360第一弾として2010年6月24日より発売。価格は29,800円。「Xbox 360 S 4GB」の上位モデルとして販売されていた。当初、本体外装に光沢のある「プレミアム リキッド ブラック」として販売されたが2011年初夏に一旦販売終了し、2012年2月23日からは、4Gモデルと同じマット加工の「リキッド ブラック」の販売が開始された。他、従来より以下の点が変更されている。
- 大きさが一回り小さくなり、軽量化されている。
- 別売の専用ハードディスクドライブの装着が、外付型から内蔵型に変更。これにより、分解・改造を行わない場合は従来機のハードディスクの取付が出来なくなったためデータ転送ケーブルが同日に発売された。Xbox 360専用HDDは特殊な処理がかかっているために、そのHDDを直接PCに装填しても認識しない。
- ネットワーク接続に関しては、従来機から搭載されていた有線LAN端子に加えて、新たに802.11b/g/n Wi-Fiを内蔵している。
- USBポートは3(前面2、背面1)から5(前面2、背面3)、プロセッサはJasper CPU65nm GPU65nmからValhalla CPU/GPU統合45nmにそれぞれ変更。
- ACアダプタDC出力は203Wから135Wに省電力化、二つの小型ファンから一つの大型ファンに変更。従来機より静粛化が図られているが、発熱量は据え置きとなったためその後のモデルで解消された。アダプタソケットの形も変更されたため従来のアダプターとの互換は不可。
- Kinect接続用ポート、光デジタル端子が追加。
- 無線コントローラーの「Microsoft」の(旧)ロゴが「XBOX 360」に変更され、電池ケースが外れにくくなり、コントローラーの接続用ボタンも押しにくくなった。
- 電源ボタン・イジェクトボタンがタッチ式ボタンになる。また、本体からエラーが発生した際にサイドリングのLEDが点灯しなくなったため、死の赤リングの症状かどうかをエラー時に本体を見るだけで判別できなくなる。
パッケージ内容は以下の通り。
- Xbox 360 S 本体(プレミアムリキッドブラックからリキッドブラックに変更)
- 記憶装置(内蔵ハードディスク 250GB)
- ワイヤレス コントローラー(リキッドブラック)
- ヘッドセット(リキッドブラック)
- コンポジット AV ケーブル
- ACアダプター
- 取扱説明書一式、試供品の乾電池
- Xbox Live 1ヶ月 ゴールドメンバーシップ
Xbox 360 S 250GB + Kinect[編集]
2010年11月20日よりKinect発売の初回限定生産パックとして発売されたが、2011年6月2日より通常モデルとして販売。価格は39,800円。当モデルの通常販売に伴い販売終了となった「Xbox 360 S 250GB」(プレミアムリキッドブラックモデル)に、ゲームデバイス「Kinect」と、Kinect専用ソフト『Kinect アドベンチャー! 』が同梱されたパック。
Xbox 360 S 4GB[編集]
新型Xbox 360のベーシックモデルとして、先に発売された250GBモデルに続いて、2010年9月9日より発売。価格は19,800円。 従来のXbox 360 アーケードに相当するモデルで、「Xbox 360 S 250G」との違いは、記憶装置がハードディスクではなく4Gバイトの内蔵メモリ。ヘッドセット別売。
パッケージ内容は以下の通り。
- Xbox 360 S 本体(リキッドブラック)
- 記憶装置(内蔵型メモリ 4GB)
- ワイヤレス コントローラー(リキッドブラック)
- コンポジット AV ケーブル
- ACアダプター
- 取扱説明書一式、試供品の乾電池
- Xbox Live 1ヶ月 ゴールドメンバーシップ
Xbox 360 S 4GB + Kinect[編集]
2010年11月20日より発売。価格は29,800円。「Xbox 360 S 4GB」に、ゲームデバイス「Kinect」と、Kinect専用ソフト『Kinect アドベンチャー!』が同梱されたパック。
Xbox 360 E[編集]
2013年9月19日より発売。前機種S(slim)モデルからデザインが変更。後継機のXbox Oneに準じたものとなっており、更なる省電力化や静穏化もなされていた。初期のEモデルはCoronaのマザーボードを使用していたが、その後Winchester(ウィンチェスター)基板を使用。2019年に全てのモデルが生産終了済み。360Sからは以下の変更。
- 本体の電源ランプが一つだけになり、本体からコントローラー番号の判別ができなくなった。
- USB端子が4つになった。
- D映像端子、RGB端子、コンポーネント端子、S端子、SCART端子が廃止され、コンポジット端子は入力が一端子のタイプのケーブルのみ接続できる。
- 光デジタル端子も削除。
- ボタンが全て物理式に統一。
- 500GBモデルが青カラーの本体で初登場。
Xbox 360 E 250GB[編集]
パッケージ内容は以下の通り。
- Xbox 360 E 本体(リキッドブラック)
- 記憶装置(内蔵ハードディスク 250GB)
- ワイヤレス コントローラー(リキッドブラック)
- ヘッドセット(リキッドブラック)
- コンポジット AV ケーブル
- ACアダプター
- 取扱説明書一式、試供品の乾電池
- Xbox Live 1ヶ月 ゴールドメンバーシップ
発売当時の価格は29,800円(税込)。2014年12月1日に23,600円(税別)へと価格改定。
Xbox 360 E 4GB[編集]
パッケージ内容は以下の通り。
- Xbox 360 E 本体(リキッドブラック)
- 記憶装置(内蔵型メモリ 4GB)
- ワイヤレス コントローラー(リキッドブラック)
- コンポジット AV ケーブル
- ACアダプター
- 取扱説明書一式、試供品の乾電池
- Xbox Live 1ヶ月 ゴールドメンバーシップ
発売当時の価格は19,800円(税込)。
Xbox 360 E 4GB + Kinect[編集]
上記、Xbox 360 E 4GBにKinectを同梱したパッケージ。 発売当時の価格は29,800円(税込)。
Xbox 360 E 500 GB(ブルー)[編集]
2014年12月4日よりAmazon限定発売。ゲームが二本同梱されている。
- Xbox 360 E 本体(ブルー)
- 記憶装置(内蔵ハードディスク 500GB)
- ワイヤレス コントローラー(ブルー)
- ヘッドセット(リキッドブラック)
- コンポジット AV ケーブル
- ACアダプター
- 取扱説明書一式、試供品の乾電池
- Xbox Live 1ヶ月 ゴールドメンバーシップ
上記、Xbox 360 E 4GBに大容量500GBHDDと『Gears of War 3』(または『Call of Duty Ghosts』)と『Call of Duty Black Ops II』を同梱したパッケージ。 発売当時の価格は29,980 円(税抜)。