THE SECRET LIVE
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『THE SECRET LIVE』(ザ・シークレット・ライブ)は、SMAPのメンバーである中居正広、草彅剛、香取慎吾の3人による企画コントユニット「スマシプ」(注:本来の“シ”の文字の表記は小文字)」によって行われたコントライブの名称、及び、1999年9月29日に発売が予定され、その後発売が中止となったビデオテープのタイトル。 現在でも未発売のままの幻の作品である。 予定されていた発売元はビクターエンタテインメントだった。
- SMAPの中居正広が以前からずっと「コントライブをやりたい」と思い続けており、草彅と香取を強引に誘った事でその念願が叶い、コントユニット「スマシプ」を結成。1999年7月1日 - 7月4日に「紀伊國屋サザンシアター」にて計7回の公演が行われた。 脚本は鈴木おさむ。
- ユニット名の由来は「スマップ」の「ッ」を「シ」に変え、スマップのライブと勘違いさせ客を来させようという中居の狙いから。
- 当初は1998年に予定されており、チケットぴあの「ぴあエントリーボックス」にて「SMAP」の情報希望登録を行っている会員に向けてのみ告知されたが、一旦は中止となった。
- チケット発売は公演日1週間前に雑誌「ぴあ」紙上にて告知、公演日4日間前に販売されており、厳密にはシークレットライブではない。
- この公演の準備期間は1週間しかなく、他の仕事も行いながら公演準備を行ったため、出演した3人は、準備期間中はほぼ徹夜でリハーサルを行った。
- その後の年末の「1999年で一番印象に残っている事」というインタビューにて、中居はこのコントライブを挙げ、「念願叶ってやっと実現できた公演。自分の芸能生活の中でも3本指に入る出来事」と語った。
- 「スマシプ」は2003年に行われたSMAPのコンサートツアー「MIJ」の中のコントコーナーにて、一度だけ再結成している。しかし、発売予定であったビデオテープの最後に「これが、最初で最後です。」との表示がある。
公演解説[編集]
このコントライブを行うに当たって、以下のコンセプトが設定された。
- 「スマシプ勢揃い」
- このお話は今をときめく(大ブームの)アイドルグループSMAPのリーダーの「ある強い憧れ」(お笑いに対する敬意)によって始まった、今をときめくアイドルグループSMAPにとって最も不幸で(大ブーイングの)最も面白い物語です。
- 「アイドルの禁止7ヵ条」
- 自分の家とか見せてはいけない。
- 人の死とかで遊んではいけない。
- 「犯すぞ!」とか言ってはいけない。
- 他人の批判とかしてはいけない。
- 裸とかになってはいけない。
- 乞食の真似とかしてはいけない。
- お笑いライブとかしてはいけない。
- 以上のコンセプトを基にコントを展開。そのストーリーは以下の3編。
- 「死刑執行人」
- 「懸賞生活~なすびとAD」 (中居は最後にのみ出演)
- 「サラリーマンとホームレス」 (草彅は最後にのみ出演)
- その後さらに下記が行われた(いずれも歌詞の1小節のみで終了)。
- そして「蛍の光」をBGMに、ADの格好をした草彅と、ホームレスの格好をした香取が、舞台で使用した買物カートに中居を乗せ、共にステージを去る、という内容であった。
発売予定であったビデオテープの詳細[編集]
- 公演後、このコントライブの模様はビクターエンタテインメントからビデオテープとして1999年9月29日に発売すると告知された。レコード店へも実際に販売告知ポスターが配布されたが、発売日前日になり急遽発売が中止となってしまった。品番は「VIVY-69」。収録された公演は、7月4日2部の最終公演。購入者への予約特典は、公演の告知ポスターであった。
- 販売元のビクターエンタテインメントは、「今回の発売中止への経緯については、諸般の事情としか申し上げられない」と通達した。 公演内容(「死刑執行」や「乞食」、「うんこ」といった内容)が問題になったとも言われている。
- 発売日前日まで発売が決まっていたため、製品のマスターテープからダビングしたビデオテープが流出し、製品版の内容がそのまま収録された海賊版が多数出回っている。
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