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PlayStation VR

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PlayStation VR(プレイステーション ヴィーアール、略称: PS VR)は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(略: SIE)が2016年10月13日に発売したPlayStation 4 (PS4) とPlayStation 5 (PS5) 用バーチャル・リアリティヘッドセット。

概要[編集]

有機EL (OLED) 1920×1080ディスプレイ、RGB部分画素配列で、コンテンツを最大120fpsで表示できる。

2016年、第3回Yahoo!検索大賞 プロダクトカテゴリ 家電部門賞を受賞。

全世界累計売上台数が2019年の時点で500万台を達成。

マーケティング[編集]

最初にデモンストレーションされたのは『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』で『ザ・キャッスル』がプレイされた時で2014年のE3の間もプレイできた。2014年11月にラスベガスで開催された『ソニー・プレイステーション・エクスペリエンス・エキスポ』にも登場した。

セット内容[編集]

PlayStation VR (CUH-ZVR1/CUH-ZVR2)
VRヘッドセット
プロセッサーユニット
ステレオヘッドホン
VRヘッドセット接続ケーブル
HDMIケーブル
USBケーブル
ACアダプター(CUH-ZAC1)
電源コード
PlayStation Camera (CUH-ZEY1J/CUH-ZEY2J)
DUALSHOCK 4 (CUH-ZCT1J/CUH-ZCT2J)
PlayStation Move モーションコントローラ (CECH-ZCM1J/CECH-ZCM2J)

歴史[編集]

PlayStation VRの歴史を、その実現へと繋がった技術や、それを念頭に開発した周辺機器も含めて解説する。

ソニーのヘッドマウントディスプレイの技術は1990年代に遡る。1997年、ソニーはヘッドマウントディスプレイの世界初の商品化であるグラストロンを発売した。

2014年の早い時期のことだが、(旧)ソニー・コンピュータエンタテインメント(略: SCE)の研究開発技術者のアントン・ミハイロフは『自分のチームは " プロジェクト・モーフィアス" の仕事をかれこれ3年以上している』と語った。なおアントン・ミハイロフによると、" PlayStation 3向け周辺機器 " であったPlayStation Moveというのは、その公表は(PS4のPS VRの公表よりずっと以前の)2009年6月であったにもかかわらず、当時まだこの世に存在していなかった「未来のヘッドマウント・テクノロジー」のことを念頭に置きつつ設計されたのだという。「VRは当時まだコモディティ化していなかったが、我々はMoveがVRのコントローラとなるように仕様を決定し、そして製作した。我々は技術者であるので、これが正しいんだ、とだけ言った。当時、コンシューマ(一般消費者)向けの(VRの)プロジェクトで(MoveのVR機器としての動作検証の)作業をできるようなものは存在しなかったが、我々は、それ(未来に実現させるであろうコンシューマ向けVR装置)をまさに思い描きつつ、Moveを設計したのだ」とミハイロフは述べた。

プロジェクト・モーフィアス Project Morpheus」は2014年3月のGame Developers Conference(GDC)において正式に発表され、その試作機も披露された。旧SCEワールドワイド・スタジオ代表取締役会長の吉田修平はプロジェクト・モーフィアスについて「PlayStationから提供させていただく次段階のイノベーションであり、これはゲームの未来となるものだ」と述べた。

旧SCEは2015年のGDCでも新情報を発表し、公式サイトに今後の公式予定と更新された仕様を掲載した。

2015年9月15日(日本標準時)、『SCEJA Press Conference2015』において、正式名称が「PlayStation VR」に決定したことが発表された。

2016年3月15日(太平洋標準時)、GDCにおいて、全世界(日・欧・北米)で2016年10月に発売予定であることが発表された。

2022年1月5日、後継機となる『PlayStation VR2』を発表した。

システムソフトウェア[編集]

PS VRにもPS4本体と同様にシステムソフトウェアが存在する。2023年時点ではバージョン5.0が最新。



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