NHK BS
NHK BSは、2023年12月1日から日本放送協会（NHK）が開始する予定の衛星基幹放送であり、テレビジョン放送であり、国内放送である。
概要[編集]
NHKは「肥大化」の是正を度々求められていて、その中で衛星放送の超高画質化に伴い、衛星基幹放送のチャンネルを画質別に縮小整理するよう求められていた。 このため2022年10月11日に、NHKは衛星放送再編の修正案を発表し、2011年4月1日から放送されているBSプレミアムを2024年3月末をめどに停波、それに先駆けて2023年12月1日にチャンネル再編を実施するとした。その際に仮の名称として、BS1を下地とした「新BS2K」と、BSプレミアム・2018年12月1日から放送されているBS4Kを下地として統合する「新BS4K」という2つが示された。
そして再編まで8か月を切った2023年4月19日、再編後のチャンネル名が正式発表され、このチャンネルは2K画質で放送されることからNHK衛星放送の“エントリーチャンネル”として「NHK衛星放送といえばまず、これ!と認識してほしい」という思いから「NHK BS」という名称となった。チャンネルの色はBS1を引き継ぐ。
日本政府の方針として、衛星テレビジョン放送は海外の事例も踏まえ更なる高画質化を進めることになっていて、このチャンネルは24時間放送を続ける予定だが、NHK衛星放送のメインチャンネルとしての役割は同日に再編開局となる「NHK BSプレミアム4K」に移され、編成は従前の2K画質放送2チャンネルの内容から厳選されたものになる予定である。
一連の再編をPRするメインパーソナリティーには、再編年の大河ドラマ『どうする家康』で主演を務める松本潤が起用された。
ジャンルはドラマ・教養番組・ドキュメンタリー・紀行番組・国際情報・スポーツなどであるが、再編前のBS1・BSプレミアムの番組の大半はそのまま残る予定で、例として朝にワールドニュースを放送したのち、連続テレビ小説の過去作のアンコール（7:15 ‐ 7:30）→新作の先行放送（7:30 ‐ 7:45）を放送し、土曜日には週間総集編（全5本をノーカット再放送）を継続、大河ドラマも日曜18時枠で先行放送、プレミアムシネマまたは大相撲中継（平日13 ‐ 15時台）などを編成する。
時間帯ごとの編成（案）[編集]
- 5:00 - 6:00 フリーゾーン（主にアンコールアワー）/スポーツ中継他
- 6:00 - 7:15 ワールドニュース/NHK BSニュース
- 7:15 - 7:45 連続テレビ小説（前半15分：過去作のアンコール、後半15分：現在放送中の最新作の先行生放送）
- 7:45 - 8:00 にっぽん縦断 こころ旅などの紀行もの
- 8:00 - 10:00 ワールドニュース/NHK BSニュース/連続テレビ小説週間総集編（土曜日 9 - 10時台：現在放送中の最新作、日曜日 9 - 10時台：過去作アンコールのそれぞれ当該週全5 - 6話の再放送）
- 10:00 - 12:00 フリーゾーン（主にアンコールアワー）/スポーツ中継他
- 12:00 - 13:00 ワールドニュース/NHKワールドTVで放送されたテレビ国際放送の再編集番組
- 13:00 - 16:00 プレミアムシネマ/大相撲中継（本場所期間中）
- 16:00 - 17:00 ワールドニュース/NHK BSニュース
- 17:00 - 18:00 フリーゾーン（主にアンコールアワー）
- 18:00 - 19:00 大河ドラマアンコール（月曜）、ヒューマニエンス（火曜）、ザ少年倶楽部、世界ふれあい街歩き、世界猫歩き他（水-金曜）、スポーツ中継（NHKプロ野球・Jリーグ中継など）を含む単発特集枠（土曜 -24:00）、大河ドラマ最新作の先行生放送、BS時代劇、BS日本のうた他（日曜）
- 19:00 - 22:00 にっぽん縦断 こころ旅とうちゃこ/クラシック、ワイルドライフ、世界ふれあい街歩き、美の壺、BS時代劇、球辞苑、ザ・プロファイラー、プレミアムドラマ（日曜）他日替わり
- 22:00 - 23:00 国際報道20xx（平日）
- 23:00 - 24:00 BS世界のドキュメンタリー、BS1スペシャル、、Jリーグタイム（日曜）など
- 翌0:00 - 5:00 フリーゾーン（主に映像散歩などのフィラー）/スポーツ中継他
