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Grimoire Hearts

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グリモアハーツ
Grimoire Hearts
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 Microsoft Windows2000/7
開発元 太郎2
人数 1人
メディア ダウンロードゲーム
最新版 1.0/ 2011年9月26日
エンジン RPGツクールVX
その他 フリーウェア
要RPGツクールVX RTP
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Grimoire Hearts』(グリモアハーツ)は、太郎2によるRPGツクールVX製のロールプレイングゲーム2011年9月26日ベクターにおいてDisk1『bargain is a bargain』がフリーウェアとして公開された。

概要[編集]

本作は全四章で構成される予定であり、各章はプレイステーションのRPGに見立ててDiskと称されている。公式サイトにはDisk2『The die is cast』の紹介ページも存在する。

作者である太郎2によると、高校時代に制作し未完のままであった作品『Beginning』を、現在の自分にできる形で完成させようとした結果が本作であるという[1]コメディタッチのファンタジーRPGであるが、「キャラクター達の日常や人間関係を丁寧に描くことで、台詞に単なるお約束を超えたリアリティと説得力を与えてくれている」[2]「きちんと見せ場も用意され、読み応えのあるシナリオとなっている」[1]と評価されている。

ストーリー[編集]

Lua エラー package.lua 内、80 行目: module 'Module:Message box/configuration' not found 悠久の世界「ユ・オルセル」。 かつて、この世界では女神の加護により繁栄を遂げた人類が平穏に暮らしていた。 しかし、突如として現れた一匹の強大な"魔"によって人々は脅かされ、人類は絶滅の危機に瀕してしまう。 魔物を生み出す霧とともに現れたその魔神を人々は"霧の王"と呼んで恐れ、畏怖し、絶望した。

だが、人類を救うことを選択した女神によって、光の魔力を与えられた神子ランディの活躍により、霧の王は討伐され世界には平和が戻ったかに見えた。 しかし、魔物を生み出す霧は無くならず、人々は生活圏に結界を敷くことで霧の侵入を防ぎ、仮初の平和を手に入れた。

それから300年。 女神はいずこかに姿を消し、光の神子もはるか昔にこの世を去った世界で、今再び魔が蠢き始める。 霧の王の復活を願い暗躍する者たち、断罪の名の下に世界各地で人々を虐殺する粛清会、そしてあらゆる願いを叶えるという禁忌の魔法グリモアハーツ。 交錯する陰謀と秘められた過去、世界の存亡を賭けた争いの先に果たして真実を見つけ出すことは出来るのか。

主な登場人物[編集]

主人公と仲間達[編集]

ユウリ
18歳、男性。
本作の主人公。インフェリア王国騎士団長デュクスの一人息子。非常に小市民的なごく普通の青年で、剣術への興味も薄く父の跡を継ぐ気は一切無い。専ら魔術の勉強に明け暮れているが、魔力を持たないために術を発動させることができず、体力もないため扱える武器は短剣と杖のみという典型的なもやしっ子。幼馴染のカノンのことは良きパートナーであり大切な親友だと思っている。
ある時を境に度々不思議な夢を見るようになった彼は、夢の世界で女神アズールの神託を受け、やがては過酷な運命に巻き込まれていくこととなる。
カノン
19歳、女性。
本作のヒロインであり、勝気な性格の少女。むしろ彼女の方が一般的な主人公像に近い。霧の町ミストブルグの雑貨屋の一人娘でユウリの幼なじみ。彼の父親であり、騎士団長でもあるデュクスから剣術の手解きを受けているため、腕前はかなりのもの。その腕っ節の強さからゴリラ女と評されることも。乙女な部分もあり、特にユウリのことは一途に想いすぎて赤面することもしばしば。
幼い頃は病弱で内向的な性格だったが、ユウリによって外の世界へ連れだされ精神的に救われた過去を持つため、彼に依存している。
イリア
15歳、男性。
とある事件を機にユウリ達と出会う、変態の皮を被った紳士。もしくは逆。見た目は白馬の王子様だが、その言動は非常に奇抜で周囲からは「頭のネジが緩い」「厚顔無恥が服を着て歩いているような人」などと酷評されることもある。性癖はバイでありドMである。純情でニアにぞっこん。実は光の神子ランディの子孫であり、彼自身も光の神子の魔力を行使できる。本作のキーパーソン。
光の神子としての立場や責任に悩み、時折苦悩するも自らの宿命を自覚してひたむきに前へと進もうとしている。
ニア
22歳、女性。
三大大陸の一つ、西のダアト大陸にある知識の町ブックレイクの魔科学者。長い黒髪を持つ美女であるが、女っ気の無い性格とメカオタクな変人のため、周囲には認識されにくい。平均年齢が高く、男社会でもある魔科学者の世界において最年少で技術者の資格をとった異例の存在。いわゆる天才肌であり、好奇心旺盛で年齢に似合ない純粋無垢な少女のような感性を備えている。
一般的に魔科学者は自分の工房に篭り、研究に没頭するものがほとんどだが、そんな中で彼女は世界各地を巡り、困っている人々を助けて回っている。
シキ
28歳、男性。
三大大陸の一つ 西のダアト大陸にある知識の町ブックレイクの魔科学者ニアの実の兄。ニアの保護者を自称し、彼女に同行して身の回りの世話を色々と焼いているため、実質的にニアの生活はシキの存在の上に成り立っている。しかし、周囲からはヒモと呼ばれることも。ノリの軽い青年で、時折年配の女性のような口調で話す。重度のシスコン。家事全般が得意であり、料理の腕前もなかなかのものだがデュクスには及ばない様子。
戦闘では役立たずと本人は宣っているが、遠く離れた敵の気配を察知し、人数まで把握出来るほどの研ぎ澄まされた感覚を持っている。

主人公らを支える者達[編集]

オニキス
43歳、男性。
インフェリア国王にしてイリアの父親。飄々とした態度と奇特な言動は息子であるイリアにも受け継がれているが、彼の場合そこへ更に腹黒さが加わる。他人をからかって愉悦に浸ったり、色々とちょっかいを出す性格。騎士団長のデュクスとは気のおけない間柄であり、良く軽口の応酬をしている。彼もまた光の神子の血を引いている模様。ユウリの秘密をある程度把握しており、世界の危機に対して彼を"切り札"として扱い、旅立たせた。
過去に多くの謎を持ち、粛清会の長でもあるボルギドとは顔見知りの様子。
デュクス
44歳、男性。
インフェリア王国騎士団長にしてユウリの父親。"人のよい中年のおっさん"といった風情で息子やカノンを時にはからかいつつも温かく見守っている。カノンの剣の師匠であり、その腕前はティファレト大陸で右に出るものはいないと言われ、契約者とも互角以上に渡り合うことが出来る。主君であるオニキスに対しては一般的な主従関係とはかけ離れており、まるで悪友のような間柄。人里離れた山間の森に庵を構え、ユーリと二人で住んでいる。料理が得意。
オニキスの過去についてある程度把握しており、彼を気遣う素振りも見せる。ボルギドのことも知っている様子。

脚注[編集]

外部リンク[編集]

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