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G-SHOCK

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G-SHOCK(ジーショック)は、カシオ計算機が1983年(昭和58年)から販売している腕時計のブランドである。一般には「Gショック」とも表記される。「G-SHOCK」の『G』とは英語で『重力』を意味する Gravity(グラビティ) から名付けられた。

概要[編集]

1981年(昭和56年)に、カシオ計算機の伊部菊雄が、腕時計を落として壊してしまったことがきっかけとなり、増田裕一(商品企画担当)と伊部菊雄(設計担当)、二階堂隆(デザイン・ネーミング担当)の3人が中心となり、落としても故障しない「常識を覆す腕時計の開発」が開始される。当時、この3人はいずれも20代であった。開発チームは「PROJECT TEAM Tough」と名付けられた。

建物3階の便所の窓(約10m)からの落下実験等、数々の失敗と試行錯誤を重ねた末に発売されたのが「DW-5000」で、1983年(昭和58年)のことである。その後、G-SHOCKはアメリカ合衆国にも輸出されるようになったが、この時のテレビCMでは、「アイスホッケーのパック代わりにしても壊れない」というキャッチコピーが使用された。

ところが、このテレビCMが『誇大広告ではないか?』との意見が寄せられ、テレビ番組の中で検証されることとなった。検証の結果、ナショナルホッケーリーグのプロホッケー選手によるシュートによっても、機能を喪失しないことが証明され、これをきっかけとして、アメリカ合衆国で人気に火がついた。

また、検証番組ではトラックで踏み潰したらどうなるか?という実験までしたが、それでも壊れなかった。

日本では、1994年(平成6年)公開の映画『スピード』において、キアヌ・リーブスが演じる主人公がG-SHOCKを着用していたことから、人気が高まった。

また、G-SHOCK の模倣品として、C-SHOCKS-SHOCKなど紛らわしい腕時計が、日本を含むいくつかの国々で出回っていたりしたため、カシオ計算機は、新たに従来の “G-SHOCK”(1992年(平成4年)に商標登録)を除き、 “A-SHOCK”から "Z-SHOCK" までの「アルファベット全部」を、1998年(平成10年)に、日本で商標登録している。

2019年(令和元年)に国立科学博物館の重要科学技術史資料(未来技術遺産)に登録された。

カシオ計算機にとっては売上高の30%を占め、利益率が20%という経営を支える存在である。

特徴[編集]

堅牢性

G-SHOCKの最大の特徴は、どんな衝撃にも耐える堅牢性である。研究開発は、1981年(昭和56年)に、「トリプル10」(落下強度10m、防水性能10気圧、電池寿命10年)を目標にして始まった。この目標は、外殻から独立した内部機構やポリウレタン製の衝撃吸収材を採用することで達成され、1983年(昭和58年)に初登場した『DW-5000C』以来、全てのG-SHOCKシリーズはこの性能をクリアしている。外殻のポリウレタンは弾性に優れ、耐摩耗性や耐油性にも優れるが、材質の性質上空気中の水分による加水分解などにより劣化が避けられない。しかし1996年頃以降のモデルは品質向上により、加水分解が起きにくくなっている。

2018年、カシオは初代の『DW-5000C』発売35周年記念の一環として、同型及び『DW-5600C』に限ってベゼルとベルトのリペアサービスを期間限定で行うと発表した。ベルトは現行品で対応できるが、ベゼルについてはオリジナルの金型が残っていないため、現物から型取りしたシリコン樹脂製の型にオリジナルと同じウレタン樹脂を入れ、近赤外線で加熱して成型するという「光成形技術」を採用した。ただし、今後継続するか、他の機種でも行うかは未定である。

軍人とG-SHOCK

こうした特徴は、戦場で活動する兵士達に好まれ、アメリカ海軍特殊部隊Navy SEALsによって採用されている。

また、世界中の特殊部隊隊員、パイロット、消防士の人々が愛用している。

映画におけるG-SHOCK

多数のアクション・戦争映画などでも俳優や、カニエ・ウェスト、エミネム、ジャスティン・ビーバーなどが着用している。

アメリカ映画『スピード』で使用されたDW-5600C-1V(白文字モデル)は、主人公でロサンゼルス市警察SWATの隊員ジャック・トラヴェンを演じたキアヌ・リーブスの私物だった。また、この映画の大ヒット以降、DW-5600系は『スピードモデル』の別名でも呼ばれるようになった。

機能[編集]

G-SHOCKの特徴として耐衝撃機能をはじめ多様な機能を持っている点が挙げられる。具体的には、ストップウォッチやタイマー機能、アラーム機能といったデジタルウォッチの定番機能の他、製品によっては、高気圧防水や防塵、防泥、気圧計、水深測定器、温度計、電波時計、タフソーラー、Bluetooth、超硬質コーティング、ワールドタイム表示機能などが採用されている。

SHOCK RESIST
耐衝撃機能。G-SHOCK全てに搭載されている。
WATER RESIST
G-SHOCKは基本的に20気圧の防水性能を有する。かつての日本国外向け製品には "200m Water Resist" と記載されていたが、本格的な潜水時計はFROGMANシリーズのみ。
MUD RESIST
防塵、防泥機能。主に、後述のMUDMANシリーズに搭載されている。
RUST RESIST
防錆機能。主に、後述のGULFMANシリーズに搭載されている。
MULTI BAND 5/MULTI BAND 6/GPS時刻補正
世界各地の電波時計での、時刻修正機能である。電波時計の電波を受信できる地域では自動で時刻補正され、時間が狂わずに使用できる。一部のモデルでは、GPS腕時計機能を搭載し「GPSの受信」で、標準電波が受信できない世界では、GPS衛星の電波を受信し、地球上のタイムゾーンを選んで時刻補正する。
Tough Solar
太陽電池充電機能。
TOUGH MVT.
一部のアナログ時計に搭載される。


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