Crunchyroll
Crunchyroll(クランチロール)は、ソニーグループが所有するアメリカ合衆国の定額制ビデオ・オン・デマンドのストリーミングサービスである。このサービスは主に日本のアニメを含む東アジアのメディアが制作した映画やテレビシリーズを配信しており、本社はカリフォルニア州サンフランシスコにあり、日本支社は東京都渋谷区にある。日本動画協会(AJA)の会員。
概要[編集]
カリフォルニア大学バークレー校の卒業生グループによって 2006年半ばに開始されたこのサービスには、世界中で 1 億 2,000 万人以上の登録ユーザーがいる。このサービスは、世界中の1億人を超える登録ユーザーにコンテンツを配信しており、AT&Tのオッター・メディアの子会社であった。 2016年から2018年にかけてファニメーションと提携し、2021年にソニーがCrunchyrollを買収した後、最終的に2022年に同社のブランドに統合されることになった。
Crunchyrollでは、1,000,000以上のアニメ番組、15 以上の言語200 以上の東アジアのドラマ、約80タイトルのマンガを Crunchyrollマンガとして提供しているが、ライセンスの制限により利用できる番組の数は各国により異なる。 Crunchyrollは2017年2月に有料会員数100万人を突破し、2024年時点で有料会員数は1,300万人を超えている。
沿革[編集]
- 2006年
- 5月 - サイト立ち上げ。
- 2008年
- 9月 - 日本法人設立(代表取締役 ビンセント・ショルティーノ)
- 11月 - テレビ東京と提携を発表。
- 2009年
- 2月 - 日本動画協会に加入。
- 2012年 - 有料会員数が10万人を突破。
- 2013年
- 3月 - 有料会員数が20万人を突破。
- 10月 - 漫画配信を開始。
- 2014年
- 11月 - 有料会員数が40万人を突破。
- 2015年
- 10月 - 有料会員数が75万人を突破。
- 2016年
- 2月 - 住友商事と共同で、アニメ作品に投資する投資ファンド・クランチロールSCアニメファンドを設立。
- 4月 - KADOKAWAと海外向けアニメ配信権の包括許諾を締結。
- 2017年
- 2月 - 有料会員数が100万人を突破。
- 4月 - 日本法人代表取締役ビンセント・ショルティーノが退任。以後、米本社CEOクン・ガオが兼任する。
- 7月 - Twitchがクランチロールと提携し19本のアニメの全話一挙放送を行った。視聴は無料だった。ゲーム配信専用サイトであるTwitchがアニメを放送したのはこれが初である。また期間限定でクランチロールのマスコットキャラクターである「Crunchyroll-Hime」がスタンプとして使用できた。
- 2018年
- 4月 - リタ・ワンが日本法人代表取締役に就任。
- 9月 - ジョアン・ヴォガがクランチロールGMに就任。
- 2019年
- 3月 - 有料会員数が200万人を突破。
- 12月 - VIZ メディア・ヨーロッパ(フランス、ドイツ、スイスにまたがるグループ各社VIZ メディア・ヨーロッパ、VIZ メディア・スイス、AV Visionen、KAZÉ、KAZÉManga、Anime on Demand、Anime Digital Network)との資本提携手続き完了。また、クランロールのEMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)部門のトップに、新たにジョン・イーサムが就任し、クランチロールのヨーロッパ事業、VIZ Mediaヨーロッパを統括する。
- 2020年
- 4月 - VIZメディア・ヨーロッパが、社名やサービスブランドを刷新し、親会社「クランチロール」に合わせて、Crunchyroll EMEAに変更。
- 5月27日 - 同日からアメリカにてサービス開始の定額制動画配信サービス「HBO Max」に人気作品を配信開始。
- 12月10日 - ソニーはクランチロールの運営会社であるイレーションを、1222億円で買収すると発表。
- 2021年
- 2月 - 有料会員数が400万人を突破。登録者数1億人を突破。
- 8月9日 - ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが傘下のファニメーションを通して、約1300億円で買収を完了。
- 9月23日 - フジテレビとスロウカーブとの3社でフジテレビの深夜アニメ枠である『+Ultra』を共同制作することを発表。
- 2022年
- 3月1日 - ファニメーションとの間でブランド統合を行うことを発表。一部残るファニメーションのサービスも、やがて完全にクランチロールへ統合された。
- 2023年
- 7月 - 有料会員数が1200万人を突破。
- 10月 - 一部の国において、Amazon Prime Video追加チャンネルでの提供を開始。
- 12月 - 有料会員数が1300万人を突破。
- 2024年
- 8月 - 有料会員数が1500万人を突破。
マスコット[編集]
「Crunchyroll-Hime」、通称「ひめ」は、クランチロールの公式マスコットである。
アニメ作品[編集]
クランチロールオリジナル[編集]
- 2020年
-
- 虚構推理
- 神之塔 -Tower of God-
- THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール
- ジビエート
- トニカクカワイイ
- NOBLESSE -ノブレス-
- 2021年
-
- 怪病医ラムネ
- EX-ARM エクスアーム
- 蜘蛛ですが、なにか?
- トニカクカワイイ 〜SNS〜
- 海賊王女
- ブレードランナー:ブラック・ロータス
- 2022年
-
- Shenmue the Animation
製作参加作品[編集]
殆どの作品では日本法人及びクランチロールSCアニメファンドが製作委員会の一社として参加していることが多い。
- 2015年
-
- 旦那が何を言っているかわからない件 2スレ目 - (プロデューサー - 斉田秀之)
- うーさーのその日暮らし 夢幻編 - (企画 - Vincent Shortino(ビンセント・ショーティノ)、プロデューサー - 斉田秀之)
- だんちがい - (プロデューサー - 斉田秀之)
- おくさまが生徒会長 - (プロデューサー - 斉田秀之)
- 小森さんは断れない! - (製作委員会 - 斉田秀之)
- 不思議なソメラちゃん - (プロデューサー - 斉田秀之)
- 2016年
-
- 大家さんは思春期 - (製作委員会 - 斉田秀之)
- おじさんとマシュマロ - 海外協力(プロデューサー - 斉田秀之)
- 宇宙パトロールルル子 - (企画 - ビンセント・ショーティノ、プロデューサー - 斉田秀之、アソシエイトプロデューサー - 杉多久磨)
- 少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん - (企画 - ビンセント・ショーティノ・斉田秀之)
- あんハピ♪ - (企画 - ビンセント・ショーティノ、プロデューサー - 斉田秀之)
- キズナイーバー - (企画 - ビンセント・ショーティノ、プロデューサー - 斉田秀之)
- 腐男子高校生活 - (プロデューサー - 秋尾浩史)
- 魔法少女育成計画 - 製作協力
- にゃんぼー! - (企画 - ビンセント・ショーティノ、プロデューサー - 斉田秀之・杉多久磨)
- おくさまが生徒会長!+! - (プロデューサー - 秋尾浩史)
- バーナード嬢曰く。 - (プロデューサー - 秋尾浩史)
- ナンバカ - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 杉多久磨)
- 2017年
-
- アイドル事変 - (企画 - ビンセント・ショーティノ、プロデューサー - 斉田秀之、製作委員会 - 茂田美穂)
- 政宗くんのリベンジ - (企画 - ビンセント・ショーティノ、プロデューサー - 斉田秀之、アシスタントプロデューサー - 杉多久磨)
- ピアシェ〜私のイタリアン〜 - (企画 - ビンセント・ショーティノ、プロデューサー - 斉田秀之、アシスタントプロデューサー - 杉多久磨)
- けものフレンズ - (企画 - ビンセント・ショーティノ、プロデューサー - 秋尾浩史)
- 恋愛暴君 - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 杉多久磨)
- 南鎌倉高校女子自転車部 - (企画 - ビンセント・ショーティノ、プロデューサー - 芦立春貴、アソシエイトプロデューサー - 茂田美穂)
- セントールの悩み - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 秋尾浩史、アシスタントプロデューサー - 茂田美穂)
- THE REFLECTION - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 秋尾浩史、アシスタントプロデューサー - 茂田美穂)
- 異世界食堂 - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 黒須信彦、アソシエイトプロデューサー - 杉多久磨)
- ようこそ実力至上主義の教室へ - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 芦立春貴)
- Dies irae - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 芦立春貴、アソシエイトプロデューサー - 茂田美穂)
- URAHARA - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 杉多久磨・茂田美穂、アソシエイトプロデューサー - 桑山ゆかり・桑原誠)
- キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 芦立春貴、アソシエイトプロデューサー - 宋世昊 ※Sae-Ho Song)
- ネト充のススメ - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 杉多久磨、海外ライセンス - リタ・ワン)
- 2018年
-
- ラーメン大好き小泉さん - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 黒須信彦、アソシエイトプロデューサー - 杉多久磨)
- ミイラの飼い方 - (エグゼクティブプロデューサー - 斉田秀之、共同プロデューサー - 杉多久磨)
- citrus - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 秋尾浩史、アシスタントプロデューサー - 杉多久磨・桑山ゆかり)
- 伊藤潤二『コレクション』 - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 茂田美穂)
- 宇宙よりも遠い場所 - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 芦立春貴)
- ゆるキャン△ - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 杉多久磨)
- みっちりねこ - 協力
- 刀使ノ巫女 - (プロデューサー - 芦立春貴・黒須信彦、製作 - 斉田秀之、アシスタントプロデューサー - 宋世昊)
- 京都寺町三条のホームズ - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 秋尾浩史、アシスタントプロデューサー - 桑山ゆかり)
- 魔法少女 俺 - (企画 - 斉田秀之→クン・ガオ、プロデューサー - 黒須信彦、アシスタントプロデューサー - 茂田美穂)
- 踏切時間 - (プロデューサー - 秋尾浩史)
- ISLAND - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 黒須信彦、アソシエイトプロデューサー - 茂田美穂)
- 百錬の覇王と聖約の戦乙女 - (企画&プロデューサー - 斉田秀之、プロデューサー - 桑原誠、アシスタントプロデューサー - Sae-Ho Song・杉多久磨)
- 閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇- - (企画&プロデューサー - 斉田秀之、アシスタントプロデューサー - Sae-Ho Song)
- ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 - (企画&プロデューサー - 斉田秀之、プロデューサー - 黒須信彦、アシスタントプロデューサー - 茂田美穂)
- RErideD-刻越えのデリダ- - (製作 - 斉田秀之、プロデューサー - 黒須信彦、協力 - Sae-Ho Song)
- 2019年
-
- みにとじ - (製作 - 斉田秀之、プロデューサー - 黒須信彦、アソシエイトプロデューサー - 宋世昊、海外ライセンス - 芦立春貴)
- 盾の勇者の成り上がり - (製作 - 斉田秀之、プロデューサー - 黒須信彦、アソシエイトプロデューサー - saechan、宣伝 - Christie Leu)
- けものフレンズ2 - (企画 - 斉田秀之、プロデューサー - 秋尾浩史)
- ガーリー・エアフォース - (企画&プロデューサー - 斉田秀之、アシスタントプロデューサー - 杉多久磨)
- 2020年
-
- ソマリと森の神様 - (製作 - リタ・ワン、プロデューサー - 杉多久磨、アソシエイトプロデューサー - 鹿毛朋子)
- 啄木鳥探偵處 - 「啄木鳥探偵處」製作委員会(リタ・ワン・臼井久人・鹿毛朋子)
- ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。 - (企画 - 王宛菁、プロデューサー - 黒須信彦、アシスタントプロデューサー - 鹿毛朋子)
- 2021年
-
- 俺だけ入れる隠しダンジョン - (企画 - 王宛菁、プロデューサー - 黒須信彦、アシスタントプロデューサー - 桑山ゆかり、制作協力 - Christie Leu)
- 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω - (企画 - 王宛菁、プロデューサー - 黒須信彦、アソシエイトプロデューサー - 桑山ゆかり)
- オッドタクシー - (企画 - 王宛菁、プロデューサー - 黒須信彦、アソシエイトプロデューサー - 桑山ゆかり)
- 精霊幻想記 - (企画 - 王宛菁、プロデューサー - 黒須信彦、アシスタントプロデューサー - 杉多久磨)
- チート薬師のスローライフ〜異世界に作ろうドラッグストア〜 - (企画 - リタ・ワン、プロデューサー - 臼井久人、アシスタントプロデューサー - 杉多久磨)
- 異世界食堂2 - (企画 - 王宛菁、プロデューサー - 黒須信彦、アソシエイトプロデューサー - 杉多久磨)
- 世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する - (エグゼクティブプロデューサー - 王宛菁、プロデューサー - 黒須信彦、アソシエイトプロデューサー - 桑山ゆかり)
- マブラヴ オルタネイティブ - (アシスタントプロデューサー - 鹿毛朋子)
- さんかく窓の外側は夜 - (企画 - 王宛菁、プロデューサー - 臼井久人、アシスタントプロデューサー - 鹿毛朋子)
- 2022年
-
- オリエント - (企画 - 王宛菁、エグゼクティブプロデューサー - 黒須信彦、プロデューサー - 桑山ゆかり、海外ライセンス - ソジョン・リー)
- リアデイルの大地にて - (エグゼクティブプロデューサー - 王宛菁、プロデューサー - 黒須信彦、アシスタントプロデューサー - 桑山ゆかり、海外ライセンス - ソジョン・リー)
- 殺し愛 - (エグゼクティブプロデューサー - 王宛菁、プロデューサー - 黒須信彦、製作協力 - 杉多久磨、海外ライセンス - ソジョン・リー)
- エスタブライフ グレイトエスケープ - (製作 - 末平アサ、企画協力 - 山口貴也・キムリリ)
- トモダチゲーム - (企画 - 末平アサ、プロデューサー - 黒須信彦、アソシエイトプロデューサー - 桑山ゆかり、海外ライセンス - ソジョン・リー、宣伝 - 中村笑子)
- 史上最強の大魔王、村人Aに転生する - (エグゼクティブプロデューサー - 王宛菁、プロデューサー - 黒須信彦、アソシエイトプロデューサー - 桑山ゆかり、宣伝協力 - 中村笑子、海外ライセンス - ソジョン・リー)
- 盾の勇者の成り上がり Season 2 - (エグゼクティブプロデューサー - 王宛菁、プロデューサー - 黒須信彦、アシスタントプロデューサー - 杉多久磨、セールスプロモーション - 中村笑子、海外ライセンス - ソジョン・リー)
- 骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 - (企画 - 王宛菁、プロデューサー - 臼井久人、アソシエイトプロデューサー - 鹿毛朋子、宣伝プロデューサー - クリスティ・ルー)
- 魔法使い黎明期 - (企画 - 王宛菁、プロデューサー - 黒須信彦)
- 可愛いだけじゃない式守さん - (企画 - 末平アサ、エグゼクティブプロデューサー - 飯島江美子、プロデューサー - 黒須信彦)
- このヒーラー、めんどくさい - (エグゼクティブプロデューサー - 末平アサ、プロデューサー&協力 - 飯島江美子、アシスタントプロデューサー - 高橋佳那子、海外宣伝 - Alexandria Norado)
- カッコウの許嫁 - (エグゼクティブプロデューサー - 王宛菁、プロデューサー - 黒須信彦、宣伝協力 - 中村笑子、海外ライセンス - ソジョン・リー)
- オリエント 第2クール
- シュート!Goal to the Future
- マブラヴ オルタネイティヴ 第二期
- ブルーロック
- ヒューマンバグ大学 -不死学部不幸学科-
- 勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う
- 咲う アルスノトリア すんっ!
- ユーレイデコ
- 2023年
-
- 大雪海のカイナ
- トモちゃんは女の子!
- シュガーアップル・フェアリーテイル
- 冰剣の魔術師が世界を統べる
- 英雄伝説_閃の軌跡
- 最強陰陽師の異世界転生記
- 老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます
- 神達に拾われた男2
- ノケモノたちの夜
- 虚構推理 Season2
- 文豪ストレイドッグス 第4シーズン
- トニカクカワイイ 第2期
- AYAKA_-あやか-
- 実は俺、最強でした?
- 政宗くんのリベンジR
- アンデッドガール・マーダーファルス
- 聖者無双〜サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道〜
- シュガーアップル・フェアリーテイル 第2クール
- レベル1だけどユニークスキルで最強です
- てんぷる
- トニカクカワイイ 女子高編
- 文豪ストレイドッグス 第5シーズン
- 白聖女と黒牧師
- 盾の勇者の成り上がり Season 3
- デッドマウント・デスプレイ
- カミエラビ
- MFゴースト
- め組の大吾 救国のオレンジ
- スキップとローファー
- 事情を知らない転校生がグイグイくる。
- 転生貴族の異世界冒険録〜自重を知らない神々の使徒〜
- 2024年
-
- 俺だけレベルアップな件
- 百千さん家のあやかし王子
- 魔女と野獣
- ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する
- ゆびさきと恋々
- 黒執事 -寄宿学校編-
- 喧嘩独学
- ただいま、おかえり
- Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ
- 魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?
- アストロノオト
視聴と会員制[編集]
配信されるアニメは全て日本語音声+字幕という形をとっている。英語、スペイン語、ポルトガル語の字幕に対応しており、それらから字幕言語を選択することとなる。作品によっては字幕はON/OFFの設定が可能であり、日本語音声のみでの再生も可能となっている。PC、スマートフォン、インターネットテレビ、PS3やXbox 360の様なゲーム機などのセットトップボックスからも視聴が可能である。
当初は日本のアニメのみを提供していたが、現在ではドラマ、J-POPやアニメソング歌手のPVなども配信している。日本だけではなく、東アジア圏のコンテンツも配信している。作品コンテンツ数は5,000タイトル以上に上る。
北米、欧州、東南アジア(シンガポール、フィリピンといった英語圏)、中南米(メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、ペルー、ベネズエラ、コロンビア)で正式なサービスが行われており、今後も順次配信国・地域を増やす予定としている。
日本からの接続はIPによって弾かれてしまい通常は視聴することはできない。また、日本でのサービスも「日本のインターネットはクローズな印象があり、海外とはビジネスが全然違う。そのまま展開できるとは思えない。」とショーティノ社長が述べている。ただし、作品によっては視聴できることもある。
クランチロールでの配信が始まって以来、海賊版のダウンロード数は74%も減ったという。利用者の年齢層としては14歳から25歳がメインで高校生・大学生が多い。フランスのみ市場が特殊で日本のアニメのDVDやマンガなどが売れる為、ライツホルダーからフランスでのサービスを控えるよう指示されている。新作・旧作は7:3の割合で新作を見る利用者が多い。
無料と有料(月6.95ドル~11.95ドル)のプランが存在している。
無料会員の場合でも全作品、全話を視聴することが可能であるが、200kbps程度のSD画質のみ、15秒間のCMが3回ほど挿入される。サイマル配信は一週間後に視聴ができる。
有料会員では、有料プランのみの専用コンテンツへのアクセス、最大で1080PまでのフルHD画質での視聴、広告なし、日本で放送された作品は約一時間後に視聴できるサイマル配信に対応などのサービスを得られる。英語とポルトガル語では30作品以上がサイマルキャスト配信(日本での放送と同日配信)に対応している。
有料会員数は、2012年に10万人を突破し、2013年3月には20万人を突破した。
2012年9月時点では無料視聴を含めた毎月の視聴者数は約700万人(北米が7割)と推定されている。
有料会員収入は月1億円を超える。
2020年5月の時点で6000万人の無料会員と200万人の有料会員が本サービスを利用していると言われている。
2020年5月27日、同日から親会社であるAT&Tとワーナーメディアが開始予定の動画配信サービス「HBO Max」に参加すると発表。自社が配信権を保有する人気作品を同サービスに提供し、四半期ごとに作品を追加する予定となっている。
漫画配信[編集]
2013年10月30日から講談社の一部漫画作品を、日本国内での雑誌発売日に英語訳版を配信する。
Crunchyrollアニメアワード[編集]
Crunchyrollは毎年日本のアニメを対象とした賞「Crunchyrollアニメアワード」を開催している。