Billboard JAPAN
Billboard JAPAN(ビルボード・ジャパン)は、アメリカ合衆国の音楽チャート『ビルボード』の日本版。
『ビルボード』の刊行会社より独占ライセンスを得て阪急阪神東宝グループの株式会社阪神コンテンツリンク(阪神電気鉄道の子会社)により運営されている。
Hot 100(楽曲総合チャート)やHot Albums(アルバム総合チャート)、Artist100(アーティスト人気チャート)といった代表的なものからTikTokやアニメソング、ボーカロイドなどの専門的なものまで、各種音楽チャートを発表している(後節参照)。
各チャートは毎週水曜日に発表される(Billboard.com(アメリカ版)では毎週木曜日に更新)。また、海外における日本楽曲のチャートは毎週木曜日に発表される。
歴史[編集]
2006年、アメリカの週刊音楽雑誌『ビルボード』の刊行会社と阪神コンテンツリンクが、日本におけるライセンス契約を締結。
2007年夏、ライブハウス「Billboard Live」(ビルボードライブ)が東京・大阪・福岡でオープンした(「阪神コンテンツリンク#ビルボード」も参照)。同時にウェブサイト「Billboard-japan.com」を開設した。
また、阪神コンテンツリンクはアメリカのビルボードチャートを日本向けに販売するビジネスも展開していた。しかし、日本の音楽業界においてアメリカのチャートのニーズは低く、売上は不振となり、日本版チャートを立ち上げる方向になる。
2008年2月28日からは日本版チャートの公開を開始した。なお、アメリカ国外でビルボードの名を冠したチャートを発表する国はカナダ(2007年6月7日開始)に続いて世界で2ヶ国目となった。
2009年8月、福岡の音楽興行マーケットの縮小などを理由にライブハウス「ビルボードライブ福岡」が閉店。
2010年代からは、ライブコンサート「ビルボードクラシックス」の全国展開も行っている。
2018年3月、カフェ「ビルボードカフェ&ダイニング」が東京ミッドタウン日比谷に開店したが、2020年8月2日に閉店した。
2019年11月より、チャートの内容や音楽に関するニュースを解説するポッドキャストの配信が開始された。
2020年7月、ライブハウス「Billboard Live」(ビルボードライブ)が横浜にオープン。
2021年9月より、チャートデータにビデオリサーチの視聴率データとエム・データのTVメタデータを紐づけた新サービス『CHART insight Plus』を提供開始。
2023年9月より、日本市場を除くグローバルチャート「Global Japan Songs Excl. Japan」と世界各国の日本楽曲の人気チャート「Japan Songs(国名)」の発表を開始した。