BLEACH (アニメ)
『BLEACH』(ブリーチ)は、久保帯人による同名の漫画作品を原作とした日本のテレビアニメシリーズ。「ジャンプフェスタ・アニメツアー'04」にて上映されたオリジナルアニメを経て、2004年10月から2012年3月までテレビ東京系列ほかにて放送された。アニメ独自のオリジナルシリーズを織り交ぜつつ、原作漫画の「死神代行篇」から「死神代行消失篇」の内容を基にアニメ化された。また、2006年から2010年にかけて4作の劇場アニメが公開された。
前シリーズから約10年ぶりの続編となるテレビアニメ『BLEACH 千年血戦篇』(ブリーチ せんねんけっせんへん)では、原作漫画の最終章「千年血戦篇」が分割4クールでアニメ化される予定となっている。第1クールはテレビ東京系列ほかにて2022年10月から12月まで放送された。
第2クール『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』(ブリーチ せんねんけっせんへん けつべつたん)は2023年7月から9月まで同系列ほかにて放送された。
第3クール『BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-』(ブリーチ せんねんけっせんへん そうこくたん)は2024年10月より同系列にて放送中。
スタッフ[編集]
BLEACH | BLEACH 千年血戦篇 | |||
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第1クール | 第2クール | 第3クール | ||
原作 | 久保帯人 | |||
総監修 | — | 久保帯人 | ||
総監督 | — | 田口智久 | ||
監督 | 阿部記之 | 田口智久 | 村田光 | |
チーフ演出 | — |
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陳達理 | |
シリーズ構成 | 十川誠志(過去篇まで)
きだつよし(斬魄刀異聞篇) 下山健人(護廷十三隊侵軍篇から) |
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シリーズ原案 | きだつよし(護廷十三隊侵軍篇) | — | ||
キャラクターデザイン | 工藤昌史 | |||
プロップデザイン | — | 宮川治雄 | ||
美術監督 | 高木佐和子 | 谷岡善王 | ||
美術設定 | — | 天田俊貴 | ||
色彩設計 | 上谷秀夫 | 合田沙織 | ||
編集 | 植松淳一 | 三嶋章紀 | ||
撮影監督 |
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山田和弘 | ||
CG監督 | — |
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録音演出(BLEACH)
音響監督(千年血戦篇) |
阿部記之 | 長崎行男 | ||
音楽 | 鷺巣詩郎 | |||
音楽制作 | アニプレックス | |||
音楽プロデューサー |
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山内真治 | ||
佐藤成俊 | 足立和紀 | |||
プロデューサー | 小林教子→青木俊志→小林教子→奈良初男
杉山豊→吉村行夫→溝淵絢→長井舞→杉山豊 萩野賢 |
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アニメーション制作 | studioぴえろ | PIERROT FILMS | ||
製作 |
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studioぴえろ |
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制作[編集]
BLEACH(制作)[編集]
2004年7月12日発売の『週刊少年ジャンプ』33号にて「ジャンプフェスタ・アニメツアー'04」でのオリジナルアニメ化が発表され、8月2日発売の36号にてテレビアニメ化とアニメーション制作スタジオが発表された。同月23日発売の39号にて制作スタッフおよび主要キャラクターの声優陣が、同月30日発売の40号にてオープニング・エンディングテーマを担当するアーティストがそれぞれ発表された。
スタッフィング[編集]
アニメーション制作はstudioぴえろが担当した。監督には、プロデューサーを務める萩野賢とのコンビで『幽☆遊☆白書』『NINKU -忍空-』など数多くの作品を手掛けてきた阿部記之が起用された。シリーズ構成には『テニスの王子様』などを担当した十川誠志が、音楽には『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる鷺巣詩郎がそれぞれ起用された。キャラクターデザインは、複数人のコンペティション参加者の中から、工藤昌史を原作者の久保が指名した。久保は工藤を指名するに至った理由として、工藤による本作の登場人物・井上織姫のデザインが「可愛かった」ことを挙げており、自身が苦手としていた「肉感っぽい織姫」の表現を評価しての採用となった。工藤は『プラネテス』などで作画監督を務めた経験を持つが、キャラクターデザインとしては本作が初の担当作品となる。また、メインの作画スタッフにも若手が起用された。
2009年にはかねてよりぴえろと縁のあったきだつよしをシリーズ構成に迎え、アニメオリジナルシリーズの斬魄刀異聞篇が制作された。きだは護廷十三隊侵軍篇においてもシリーズ構成として制作に携わる予定であったが、『ROCK MUSICAL BLEACH』の脚本執筆と作業時期が重なったため、シリーズ原案として全体のストーリー案を提供するにとどめ、下山健人が同篇以降のシリーズ構成を担当した。
脚本・構成[編集]
『アニメディア』は本作の特色について、原作沿いのストーリーの合間に、バウント篇や新隊長天貝繍助篇、斬魄刀異聞篇などの独立したアニメオリジナルシリーズを織り交ぜながら放送を続けたこととまとめている。
シリーズ構成の十川は、本作におけるこだわりとして、「男子にも女子にも配慮した脚本作り」と、アクションシーンを細部にわたり想定して書いた「殺陣」を挙げている。
バウント篇では、阿部から十川に対し、先の展開は決めずに脚本を作ってほしいという要望が示された。これは「ジャンプ的な面白さ」を念頭に置いたものであり、尸魂界・救出篇が佳境に向かう中にあっても、スタッフの誰も新シリーズの結末を知らない状態で制作が進められた。阿部はバウント篇での戦いはこれまでと違うものにしたいとし、剣で戦えない状況にあってもチームプレイで敵の弱点を突く頭脳戦をその一例として挙げた。また、同篇について、「バウント篇は尸魂界篇と違い、一護が皆を引っぱっていく戦いではなく、むしろ『仲間』の戦う理由が一護を引っぱる群像劇になっています」と述べている。
斬魄刀異聞篇でシリーズ構成を担当したきだは、東映まんがまつりのようなイベント性のあるオリジナルストーリーを意識して同篇を構成したという。きだは自身の掲げた「斬魄刀の反乱」というテーマに加え、朽木白哉を敵に配すなど、原作サイドから示されたアイデアによってストーリーの幅が広がったとし、「一本の大筋の中でサブストーリーとキャラ立てがうまく機能した」と同篇を振り返っている。また、『アニメディア』の取材を受けたアニメスタッフは、「アニメ独自のオリジナルは、試行錯誤の連続でいろいろ作ってきました」と振り返ったうえで、同篇が特にファンの間で話題となった理由について、「原作にあるアイテムを上手く活用できたからでしょう」と考察している。
本作では上記シリーズのほかにも、久保が原案を担当し、阿部が「いつもは見られない隊長格の一面が見られる」と話す日番谷先遣隊を扱ったエピソード、『週刊少年ジャンプ』に扉絵として掲載されたイラストから着想を得た「扉絵シリーズ」、幕間として放送された「お正月スペシャル」などの「季節モノ」、『劇場版BLEACH 地獄篇』との連動企画として放送されたエピソードなど、多様なアニメ独自のエピソードが制作された。また、「グランドフィッシャー編」では、久保のデザインによるオリジナルキャラクターを登場させたことに伴い、原作漫画や「ジャンプフェスタ・アニメツアー'04」での上映作品(後述)とは異なる独自の展開が構想された。
演出[編集]
ぴえろ社内の商品パッケージを手掛けるデザイナーにより制作されたタイトル画面には、放送中の話数を示す数字のみが表示される。毎回デザインが異なるこの画面について、阿部は原作漫画のデザイン性を求めた演出であると述べており、オープニング・エンディングまで随所にわたりクールでスタイリッシュなテイストに仕上げられた作風は、男性ファンだけでなく女性ファンからも支持を集めた。
キャラクターデザイン[編集]
久保の絵柄が連載時期によって変化していることもあり、工藤はコンペティションに際して久保の「新しい絵」に似せることを意識したという。久保は「最初のころはものすごく直しとかがあったけど、だんだん、工藤さんの絵が僕側に近づいてからは、逆に僕が工藤さんの影響を受けたりしてます」と語り、服のなびき方や体の肉感的な表現などをその例に挙げた。
一方で、工藤は初のアニメオリジナルシリーズであるバウント篇より登場するキャラクターに関し、久保によるキャラクターとのすり合わせは常に頭に置いているとしつつ、『BLEACH』の世界観から少し外れたデザインで制作をしてみたことも明かしている。
久保も制作に参加したメノスの森編では、久保がデザインを手掛けたオリジナルキャラクターのアシド、物語の舞台となるメノスの森・アジューカスの巣・アシドのアジトの設定資料が、同編の放送に先駆けて原作単行本に収録された。また、新隊長天貝繍助篇でもシナリオの初期段階に参加した久保が一部オリジナルキャラクターのデザインを手掛けており、同篇の放送に合わせ、原作単行本には久保による霞大路瑠璃千代・犬龍・猿龍のキャラクターデザイン表が収録された。
斬魄刀異聞篇に登場する実体化した斬魄刀のデザインは、久保の意向により、久保が工藤にイメージを伝え、そのイメージを基に工藤が具現化していくという作業の中で生みだされた。久保は実体化した斬魄刀を全員人型にしてほしいとの要望を示し、雀部長次郎忠息の卍解など、原作において未登場であった設定類なども工藤に伝えられた。工藤は実体化した斬魄刀のデザインに際して、男性キャラクターと女性キャラクターのバランスを意識したという。「名前からのイメージ」や「形状からのイメージ」などの情報が豊富なキャラクターはデザインしやすかったと語っている。仕上がったデザインについて、久保は「ぴったりでした。だから、ほとんど直してない」「すごくイメージ通りにできた」と高く評価しており、同篇のシリーズ構成を担当したきだも、工藤によるデザインから逆に物語を発想することがずいぶんあったと述べている。工藤は同篇について「本当に“キャラおし”」であると表現し、久保も「僕の『BLEACH』の漫画の描き方が、キャラクターありきで描くので、そっちに近い」と同意している。
音楽[編集]
本作の音楽 (BGM) は作曲家の鷺巣が一環して手掛けており、レコーディング・セッションは、鷺巣が活動の拠点とするロンドン・パリ・東京のスタジオで行われた。
2005年に発売されたオリジナル・サウンドトラック (OST) 第1弾『TV Animation BLEACH Original Soundtrack 1』のセルフライナーノーツ冒頭で、鷺巣は以下のように記している。
コミックを最初に読んだときにヒシヒシと感じた、このBLEACH特有の「新しさ」と「時代性」を何よりも大切にしよう……それが今回BGM(劇中音楽)制作するうえで僕がまず心掛けたコト。
本作のサウンドは「切れ味するどい」ことが大切であるとし、初回レコーディング・セッションは、ギター・ドラムス・ヴァイオリン、そして先鋭的な打込みというごくシンプルな編成により、テレビシリーズの放送が開始される3か月前に東京のスタジオで行われた。ロンドンセッションでは、ヴォコーダー・サウンドだけでなく、良い意味で挿入曲らしくない完全な「唄モノ」をBGMに加えるという新しい試みを課し、本作の主人公・黒崎一護のテーマ"Number One"、さまざまな空間の歪みを表現した"Nothing Can Be Explained"という長年にわたり本作で使用されることになる楽曲が誕生した。
2006年に発売されたバウント篇のOST『TV Animation BLEACH Original Soundtrack 2』では、レコーディングにストリングス・オーケストラが参加している。これはテレビシリーズがいったん原作から離れ、オリジナルのストーリーであるバウント篇にさしかかったところで、重厚なサウンドもそれなりに必要になってきたためであると鷺巣は述べており、落合徹也率いる弦一徹ストリングス・オーケストラを迎え、「切れ味するどいストリングス・オーケストラ」をテーマに掲げたレコーディング・セッションが行われた。
破面篇のロンドンセッションは、2006年12月にヴァイオリニストのギャヴィン・ライト(英語版)率いるLondon Session Orchestra、フラメンコ・ギタリストのスティーヴ・ホルムズを迎えて行われた。2008年に発売された破面篇のOST『TV Animation BLEACH Original Soundtrack 3』では、スティーヴによるギター・ソロをフィーチャーした楽曲が前半8曲に配置されており、鷺巣は同作のセルフライナーノーツにおいて、「破面篇の音楽は、もう彼のギターに尽きる」と賛辞の言葉を残している。
『劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ』では大合唱団をフィーチャーした重厚な楽曲を登場させるなど、鷺巣は本作のサウンドの幅を拡大し続けてきたが、斬魄刀異聞篇より新たに加わることになった楽曲は、「初期BLEACHの強靭でアヴァンギャルドなロックに回帰」をスタッフ全員の合言葉として、2004年の初回レコーディング・セッション同様、ごくシンプルな編成により制作されている。2009年に発売された斬魄刀異聞篇のOST『TV Animation BLEACH Original Soundtrack 4』のセルフライナーノーツから、その背景について鷺巣が記した文章を抜粋して以下に掲げる。
嬉しいことに、BGMにかぎって言えば、TVシリーズと劇場版の垣根はすでに崩壊している。阿部監督が、劇場版BGMをTVシリーズでも実に有効に活用しているからだ。TVとは思えないほど「贅沢なサウンド」が毎週ふつうに流れているのだ。「こうした満たされた日常」もまた、今回ここらへんで「回帰しようか」という良きトリガーになってくれたのだと思う。
鷺巣は斬魄刀異聞篇に使用されているBGMについて、劇場版を含めた過去5年間からのセレクト・ミクスチャーであるとも述べており、そのような経緯から、斬魄刀異聞篇のOSTには、さまざまな制作背景と幅広い音楽性を持つ楽曲が多数配置されている。
コーナー[編集]
スタッフ間で「予告コント」と称される次回予告は、さまざまな登場人物がギャグ調の掛け合いを見せるコミカルな内容となっており、プロデューサーの萩野がネタ作りを担当した(久保 2006, p. 250)。
MOVIE GUIDE (2008)、MOVIE GUIDE (2009)では、本作の脚本を手掛けるぴえろ文芸スタッフの大久保昌弘が次回予告を担当していることが紹介された。大久保は次回予告の制作コンセプトについて以下のように語っている。
あまり「次回の内容を伝える」という予告にはなってないんですけどね(笑)。プロデューサーの萩野さんから「普通の予告にはしたくない」なんて無茶なリクエストがありまして(笑)。今は「15秒で1ネタやる」というスタイルなんですが、その中でネタを完結させるのは結構難しいんですよ(笑)。でも次週の内容に必ず触れるようにはしているんです。予告を見て、次の週を見ていただければ「ああ、そういうことだったのね!」と分かってもらえるようには作ってます。かなりディープな見方をしないとわかんないと思うんですけど(笑)。
また、次回予告後には、「死神図鑑」「死神図鑑ゴールデン」をはじめとするさまざまなコーナーが配置された。放送トラブルやアニメオリジナルシリーズの挿入に際しては、このコーナーにおいて「大人の事情」によるものであるとの説明がしばしばなされた。死神図鑑ゴールデンを担当する大久保は、本作ではキャラクターが確立しているため、「それを『どう崩してストーリーを作っていくか』という部分が難しい」と述べている。
BLEACH 千年血戦篇(制作)[編集]
本作より登場するキャラクターの声優は、スマートフォン・PC・PlayStation 4向けゲーム『BLEACH Brave Souls』の声優陣が続投する。
評価[編集]
売上[編集]
BLEACH(売上)[編集]
テレビ東京は2008年に自社の業績に貢献度の高い作品として、『ポケットモンスター』、『NARUTO-ナルト-』、『遊☆戯☆王』とともに本作の名前を挙げた。本作はテレビアニメの放送終了後も海外向けの配信やゲームライセンスなどが好調であり、同社のアニメ事業において重要な収益源のひとつとなっている。
日本国外では、2006年3月にビズメディアが南北アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア地区でのテレビ放映およびビデオグラム化権、商品化権のマスターライセンスを獲得し、各国において作品・商品展開が行われた。北米におけるDVDの累計販売枚数は、2012年2月時点で180万枚を超えている。
オープニングテーマに起用された楽曲のほとんどは、オリコン週間シングルランキングにおいてトップ10入りを果たした。なかでも本作の主題歌としてリリース前から注目を集めたORANGE RANGEのシングル「*〜アスタリスク〜」は、ORANGE RANGEにとって自己最高となる32.8万枚の初動売り上げ枚数を記録し、2005年のオリコン年間シングルランキングにおいて第4位を獲得するヒット作となった。また、UVERworld、HOME MADE 家族、ユンナ、SunSet Swish、Lil'B、ステレオポニーなど、本作の主題歌に起用されたアーティストが次々とブレイクを果たしたことにより、本作とのタイアップは「ヒットの鉄板枠」や「ヒットへの登竜門」とも言われた。
批評[編集]
BLEACH 千年血戦篇(批評)[編集]
ライターのキットゥン希美はリアルサウンド 映画部のコラムにて、これまでのTVシリーズに比べ、作画のクオリティが大幅に向上していると評している。また、戦闘シーンの迫力は劇場アニメと遜色なく、スタイリッシュな戦いが忠実に再現されていると述べている。
ライターのあんどうまことは第1クール『BLEACH 千年血戦篇』について、原作漫画のストーリーが凝縮されテンポよく描かれており、「1話1話が非常に濃密なものとなっている」と評している。
アニメイトタイムズ編集部の岩崎航太は第2クール『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』について、「原作では描かれなかった要素が数多く盛り込まれた、これぞ理想的な脚本・脚色の形と言えるアニメ化作品」と評し、「何度も原作を読み返した『BLEACH』なのに、画面で繰り広げられるのは初めて見る『BLEACH』」と続けている。岩崎は第26話「BLACK」において描かれた零番隊の修多羅千手丸の卍解「娑闥迦羅骸刺絡辻(しゃたつ からがら しがらみのつじ)」の演出を「圧巻の一言」と特筆し、同作を『アニメイトタイムズ』が選定する「2023夏アニメおすすめランキング」に推薦した。
受賞・ノミネート等[編集]
BLEACH(受賞・ノミネート等)[編集]
年 | 賞 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
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2007年 | 第21回日本ゴールドディスク大賞 | アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤー | BLEACH THE BEST | 受賞 | |
American Anime Awards(英語版) | Best DVD Package Design | Bleach, Vol. 1 | ノミネート | ||
Best Anime Theme Song | *〜アスタリスク〜 | ノミネート | |||
2008年 | 2008 SPJA Industry Award(アニメ・エキスポ) | Best Male Character | 黒崎一護 | 受賞 | |
2009年 | 第23回日本ゴールドディスク大賞 | アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤー | BLEACH BEST TUNES | 受賞 | |
2009 SPJA Industry Awards(アニメ・エキスポ) | Best Backround Design | 中村実(studioぴえろ) | 受賞 | ||
Best Original Song | TONIGHT,TONIGHT,TONIGHT | 受賞 | |||
Best Mascot Character | コン | ノミネート |
BLEACH 千年血戦篇(受賞・ノミネート等)[編集]
年 | 賞 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
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2023年 | 2022 Anime of the Year Awards (Anime Corner) | Anime of the Year | BLEACH 千年血戦篇 | 2位 | |
Action Anime of the Year | 2位 | ||||
Best Animation of the Year | 3位 | ||||
Best Adaptation of the Year | 受賞 | ||||
/r/anime Awards 2022 (Reddit) | Best Action(審査員) | BLEACH 千年血戦篇 | 3位 | ||
Best Action(一般) | 5位 | ||||
第9回 Anime Trending Awards | ACTION OR ADVENTURE ANIME OF THE YEAR | BLEACH 千年血戦篇 | 7位 | ||
SUPERNATURAL ANIME OF THE YEAR | 6位 | ||||
BEST VOICE ACTING PERFORMANCE - MALE | 森田成一 | 5位 | |||
2024年 | 2023 Anime of the Year Awards (Anime Corner) | Anime of the Year | BLEACH 千年血戦篇-訣別譚- | 3位 | |
Action Anime of the Year | 3位 | ||||
Fantasy Anime of the Year | 3位 | ||||
Best Animation of the Year | 5位 | ||||
Best Adaptation of the Year | 7位 | ||||
/r/anime Awards 2023 (Reddit) | Best Action(審査員) | BLEACH 千年血戦篇-訣別譚- | 7位 | ||
Best Action(一般) | 4位 | ||||
クランチロール・アニメアワード2024 | 最優秀アクション作品賞 | BLEACH 千年血戦篇-訣別譚- | ノミネート | ||
第10回 Anime Trending Awards | BEST IN CHARACTER DESIGN | 工藤昌史 | 7位 |
年 | ランキング | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
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2022年 | Fall 2022 Anime of the Season Rankings (Anime Corner) | — | BLEACH 千年血戦篇 | 1位 | |
Douban(英語版)2022年度映画ランキング(豆瓣2022年度电影榜单) | テレビアニメ部門 | BLEACH 千年血戦篇 | 1位 | ||
2023年 | Best Boy of the Fall 2022 Anime Season (Anime Corner) | — | 黒崎一護 | 1位 | |
Top Anime From 2022 (MyAnimeList) | — | BLEACH 千年血戦篇 | 1位 | ||
2022年秋アニメ ランキング (Filmarks) | 満足度ランキング | BLEACH 千年血戦篇 | 2位 | ||
Top Male Anime Characters of 2022 (Anime Corner) | — | 黒崎一護 | 5位 | ||
Filmarksアニメ満足度ランキング | 2023年夏アニメ 満足度ランキング | BLEACH 千年血戦篇-訣別譚- | 1位 | ||
Best Boy Ranking: Summer 2023 Anime Season (Anime Corner) | — | 黒崎一護 | 4位 | ||
Best Girl Ranking: Summer 2023 Anime Season (Anime Corner) | — | 朽木ルキア | 3位 | ||
Summer 2023 Anime of the Season Rankings (Anime Corner) | — | BLEACH 千年血戦篇-訣別譚- | 2位 | ||
2023夏アニメおすすめランキング(アニメイトタイムズ) | — | BLEACH 千年血戦篇-訣別譚- | 4位 | ||
2024年 | Anime Corner: Best Boy of 2023 Ranking | — | 黒崎一護 | 5位 |
ジャンプフェスタ・アニメツアー[編集]
2004年・2005年・2008年・2010年に開催されたジャンプフェスタの関連イベント・アニメツアーでは、『BLEACH』のアニメーション作品が上映された。
BLEACH memories in the rain[編集]
2004年9月23日から11月21日まで、全国5都市を巡回して開催された「ジャンプフェスタ・アニメツアー'04」にて上映された。『BLEACH』初のアニメーション化作品であり、テレビシリーズ放送前のプロトタイプとして製作された。本作ではコンの声を原作者の久保が演じている。
イベント上映後、『週刊少年ジャンプ』誌上で本作を収録したDVDの誌上限定通販が実施された。DVDのジャケット画には久保による描き下ろしイラストが使用され、ポストカード2枚が封入された。また、映像特典として『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』スペシャル映像などが収録された。
2010年11月24日には本作を収録したDVD『BLEACH ジャンプアニメツアー 2004&2005』(ANSB-3844) が発売された。同DVDには描き下ろしの三方背BOXや改訂版縮刷パンフレットが付属された。オリコンの調査によれば、同DVDは発売初週に3,430枚の推定売上を記録した。
あらすじ(2004)[編集]
6年前の6月17日、降りしきる雨の中、黒崎一護の母・真咲は、一護に覆いかぶさるようにして原因不明の死を遂げた。
真咲の命日、黒崎一家は真咲の墓参りに向かう。その日、一護は死神代行業を休むつもりでいたが、霊園では朽木ルキアが先回りして一護を待ち構えていた。前日の夜、一護から母は殺されたと聞かされたルキアは、真咲の死に虚が関与していた可能性を指摘するが、一護はルキアの言葉を打ち消してその場を走り去る。自分が母を殺したも同然であり、家族から母を奪ってしまったのだと自責の念に苛まれる一護の前に、在りし日の真咲の姿をした何者かが現れる。同じころ、墓参りをしていた遊子と夏梨が虚の襲撃に遭い、駆けつけたルキアがふたりを守るべく必死に戦っていた。
自らは姿を隠し、首から生えた疑似餌を人の形にして動かし、それに釣られた霊的濃度の高い人間を襲う虚・グランドフィッシャー。ルキアと妹たちの窮地に駆けつけた一護は、その疑似餌の姿を見て、目の前にいるグランドフィッシャーこそが6年前に母を殺した仇敵であることを理解する。怒りにまかせてグランドフィッシャーに飛びかかった一護をルキアは助けようとするが、一護はそれを拒み、これは自分の戦いだから手を出さないでほしいと訴える。やがて降りだした雨の中、一護はグランドフィッシャーとの死闘を繰り広げる。
スタッフ(2004)[編集]
- 原作 - 久保帯人
- 監督 - 阿部記之
- 脚本 - 十川誠志
- キャラクターデザイン - 工藤昌史
- 美術監督 - 高木佐和子
- 色彩設計 - 上谷秀夫
- 撮影監督 - 福島敏行
- 編集 - 植松淳一、濱宇津妙子
- 音楽 - 鷺巣詩郎
- プロデューサー - 萩野賢
- アニメーション制作 - studioぴえろ
- 製作 - 集英社
BLEACH The Sealed Sword Frenzy[編集]
2005年に全国5都市を巡回して開催された「ジャンプフェスタ・アニメツアー'05」にて上映された。『アニメディア』によれば、本作には「護廷十三隊の中から人気投票で選ばれた10人の死神(おまけ付)」が登場するという。また、オリジナルキャラクター・梅針のデザインを久保が手掛けている。
イベント上映後、『週刊少年ジャンプ』誌上で本作を収録したDVDの誌上限定通販が実施された。DVDのジャケット画には久保による描き下ろしイラストが使用され、ポストカード2枚が封入された。また、映像特典としてノンクレジットバージョンのエンディング映像が収録された。
2006年6月2日には本作をアニメコミックス化した『JF・AT版 BLEACH The Sealed Sword Frenzy アニメコミックス』が発売された。
本作は前述のDVD『BLEACH ジャンプアニメツアー 2004&2005』にも収録された。
あらすじ(2005)[編集]
ある寺院で、鬼道衆による結界が破られ、立ち上る炎の中に降り立った死神・梅針が、「我は刃なり」と告げるところから物語は始まる。
日曜日の昼下り、黒崎一護のもとを阿散井恋次が訪ねてくる。恋次が特命を伝えようとしたその矢先、突如姿を現した梅針が一護たちを襲撃する。一護たちは苦戦を強いられるが、尸魂界から派遣された日番谷冬獅郎の介入により、梅針はその場から去っていく。その後、日番谷は梅針について明かす。400年ほど前、護廷十三隊の死神であった梅針は、あるとき突然狂気に走り、副隊長を含む63名の席官を葬り現世へ逃亡。隊長格2名の犠牲を払い山中に封印されたが、その封印を破いて出てきたのだという。一護は新たに派遣された護廷十三隊の隊長たちとともに梅針の捜索を開始する。梅針の霊力に引き寄せられた無数の虚を倒すさなか、一護は梅針の狙いが自身の霊力にあると気づく。霊力を解放して自ら梅針を誘いだした一護は、ふたたび梅針と対峙することとなる。
やがて一護の霊力を吸収して卍解した梅針であったが、戦いの中で一護は梅針が斬魄刀と一体化していることに気づく。梅針は技を究極まで磨こうとし、斬魄刀と一体化をしたものの、斬魄刀から離れることができなくなっていたのである。梅針はもとの体に戻るため、一護から奪った霊力を起爆剤代わりにして斬魄刀と分離しようとしていた。しかしその望みが叶うことはなく、卍解した一護に敗れたあとには1本の斬魄刀のみが残されたのであった。
声の出演(2005)[編集]
- 梅針 - 中田譲治
スタッフ(2005)[編集]
- 原作 - 久保帯人
- 監督 - 阿部記之
- 脚本 - 十川誠志
- キャラクターデザイン - 工藤昌史
- 美術監督 - 高木佐和子
- 色彩設計 - 上谷秀夫
- 撮影監督 - 福島敏行
- 編集 - 植松淳一、濱宇津妙子
- 音楽 - 鷺巣詩郎
- プロデューサー - 渡辺直樹、萩野賢
- アニメーション制作 - studioぴえろ
- 製作 - 集英社
BLEACH カラブリ!護廷十三屋台大作戦![編集]
2008年9月21日から11月23日まで、全国10都市を巡回して開催された「ジャンプ・スーパーアニメツアー」にて上映された。『Vジャンプ』で連載された『BLEACH』の番外編カラー漫画『カラブリ!』のエピソードがアニメ化された。
イベント上映中の2008年11月1日より、ローソンのLoppiにて『劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ』スペシャルオリジナルDVD付き前売券の予約販売が開始され、『スペシャルオリジナルDVD -BLEACH カラブリ!護廷十三屋台大作戦!-』としてパッケージ化された (TGBS-4339)。また、2009年7月29日に発売された『TV Animation BLEACH 5th Anniversary BOX』にも特典DVDとして同梱された。
あらすじ(2008)[編集]
女性死神協会の副会長・伊勢七緒は、護廷十三隊が現世にて開催されるジャンプフェスタに参加するための出店用企画を各隊が考案し、早急に提出するよう求める。それを受け、各隊が計画案を練る様子を、黒崎一護とコンが取材して回り、その一部始終をVTRとして紹介していく。
各隊を代表するような商品が企画され、一番隊は特製抹茶、二番隊はねこ形べっこうあめ、三番隊はきつね饅頭、四番隊は特製滋養強壮スープ、五番隊はメガネクッキー、六番隊はわかめ大使人形焼き、七番隊は狛村印のポークリブ、八番隊は特製花ちらし寿司(飲み物つき)、九番隊は檜佐木副隊長の特製にぎりめし、十番隊は日番谷隊長特製かき氷、十一番隊は特製みたらし団子、十二番隊は毒キャンディー(りんご味)、十三番隊は護廷十三隊集合わたあめを販売することになる。
スタッフ(2008)[編集]
- 原作 - 久保帯人
- 監督 - 阿部記之
- 脚本 - 大久保昌弘
- キャラクターデザイン - 工藤昌史
- 美術 - 高木佐和子
- 撮影監督 - 福島敏行
- 編集 - 植松淳一、奥野英俊
- 音楽 - 鷺巣詩郎
- プロデューサー - 萩野賢
- アニメーション制作 - studioぴえろ
- 製作 - BLEACH製作委員会(集英社、テレビ東京、電通、ぴえろ)
ジャンプスーパーアニメツアー2010[編集]
2010年10月23日から11月21日まで、全国5都市を巡回して開催された「ジャンプスーパーアニメツアー2010」にて上映された。地デジ化を題材としたショートアニメ。2011年8月24日に発売されたDVD『劇場版BLEACH 地獄篇』完全生産限定版に映像特典として収録された。
あらすじ(2010)[編集]
ある日、朽木家に大型の薄型テレビが送られてくる。『BLEACH』の放送を尸魂界で見るために白哉がテレビ局に話をつけて手配したものであった。しかし、スイッチを押しても映像が映らない。そこへ日番谷冬獅郎がやってくる。
劇場版[編集]
劇場アニメは、以下の4作品が公開された。
- 『劇場版BLEACH MEMORIES OF NOBODY』(2006年12月16日公開)
- 『劇場版BLEACH The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸』(2007年12月22日公開)
- 『劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ』(2008年12月13日公開)
- 『劇場版BLEACH 地獄篇』(2010年12月4日公開)