Amazon.co.jp
Amazon.co.jp(アマゾンドットシーオードットジェイピー)は、アメリカの会社「Amazon.com, Inc.」の日本の現地法人アマゾンジャパン合同会社(Amazon Japan G.K.)が運営する、ECサイトである。
2000年11月1日にAmazon.comの日本語版サイト「Amazon.co.jp」としてオープンして以来、事実上1社が独占的に提供する電子商取引としては、日本最大を誇るECサイトである。
開設当初は書籍のみの取り扱いであったが、取り扱い品目を増加している。
沿革[編集]
- 1998年9月、「アマゾンジャパン株式会社」を設立。当時はまだ、Amazon.comは赤字の状態であり、規模拡大のための投資として日本への進出を行っている段階であった。
- 2000年11月1日、Amazon.comの日本版サイト「Amazon.co.jp」として開業。サイトオープン時の代表取締役社長は長谷川純一。
- 2001年1月、北海道札幌市でカスタマーサービスセンターを開業。
- 2001年4月、ジャスパー・チャンがアマゾンジャパン代表取締役社長に就任。
- 2001年5月9日、「Amazonアソシエイト・プログラム」を開始。(アソシエイト・プログラムとは成果報酬型のアフィリエイトである。)
- 2002年11月6日、「Amazonマーケットプレイス」を導入。(マーケットプレイスとは、第三者である出品者と購入者が売買するためにアマゾンが提供する場所である。)
- 2005年11月1日、物流センター「アマゾン市川FC」を千葉県市川市で開業。これまで利用していた物流センターの約4倍。
- 2006年6月12日、「Amazon e託販売サービス」を開始。e託販売サービスは、販売権を持つ出版社・メーカー(おもな客は小規模の出版社やインディーズレーベルなどが多い)など向けにアマゾンで委託販売を行う。年会費が必要で、仕入掛率は基本的に商品カテゴリごとに決められており、60パーセントまたは63パーセント一律となっている。
- 2007年4月24日、「マーチャント@amazon.co.jp」を開始。マーチャント@amazon.co.jpは法人向けのサービスで、企業がアマゾンの持つプラットフォームを利用して商品を販売する仕組みである。Amazon.co.jpの中に企業独自の専用ウェブサイトを持てる、独自の配送料金や返品ポリシーの設定ができるなどの特徴がある。
- 2007年10月、物流センター「アマゾン八千代FC」を千葉県八千代市で開業。
- 2008年4月14日、オープン以来のサイトデザインの変更試運用を開始。日本と欧米での試運用を経て、レイアウトを正式に変更した。
- 2008年4月24日、「フルフィルメント by Amazon」を開始。フルフィルメント by Amazonは、マーチャント@amazon.co.jpを利用している企業の商品をアマゾンの倉庫で保管・管理し、カスタマーから注文を受けるとアマゾンの商品と同様に梱包し直接出荷するサービスである。フルフィルメント by Amazonを利用する場合、保管されている間は保管手数料が、発送される際には配送代行手数料が発生する。
- 2008年11月27日、靴とバックを扱うサイト「Javari.jp」を開始。
- 2009年7月5日、アマゾン・ドット・コム インターナショナル セールスが「本社機能の一部が日本にある(日米租税条約で定める恒久的施設にあたるものが日本にある)」として東京国税局から140億円前後の追徴課税処分を受けたことが報じられる。アマゾン側は「アメリカ合衆国に納税している」と主張し、日本国政府とアメリカ合衆国政府との2国間協議を申請。アマゾンジャパンも「課税は不適切」とし、日本での納税義務は無いという立場である。
- 2009年8月、物流センター「アマゾン堺FC」を大阪府堺市で開業。商品の在庫状況にもよるが、西日本への配達時間が短縮される。なお、開設後第1号の商品の発送先は東京都であった。
- 2009年10月16日、「FBAマルチチャネルサービス」を開始。FBAマルチチャネルサービスは、アマゾンに出品していない販売業者の在庫商品を在庫保管・商品配送代行するサービスである。
- 2010年6月17日、「Amazon Vine(ヴァイン) 先取りプログラム」を開始。Amazon Vineとは、Amazon.co.jpより招待され登録したベストレビュアーが、商品のサンプルを利用しレビューするものである。
- 2010年7月12日、物流センター「アマゾン川越FC」を埼玉県川越市で開業。
- 2010年11月1日、Amazon.co.jpが販売・発送する全商品の通常配送料を完全無料化(なお、1月より販売促進のために通常配送料無料となっていた)。ただし、Amazonマーケットプレイスで出品者が発送する場合や、通常配送・コンビニ受取ではない場合を除く。
- 2010年11月2日、物流センター「アマゾン大東FC」を大阪府大東市で開業。
- 2010年11月9日、DRMフリーの音楽配信サービス「Amazon MP3ダウンロード」を開始 。
- 2011年4月1日、物流センター「アマゾン常滑FC」を愛知県常滑市で開業。
- 2011年8月16日、「PCソフト ダウンロードストア」開業。
- 2011年9月12日、物流センター「アマゾン芳野台FC」を埼玉県川越市で開業。
- 2011年、物流センター「アマゾン狭山FC」「アマゾン川島FC」を開業。
- 2012年2月24日、宮城県仙台市でカスタマーサービスセンターを開業。
- 2012年4月1日、本社を東京都目黒区に移転。
- 2012年5月30日、物流センター「アマゾン鳥栖FC」(佐賀県鳥栖市)を本格稼働。
- 2012年秋、サイトのデザインを刷新。特に商品画像の拡大表示の部分を大きく変更した。
- 2012年10月25日、電子書籍サービス「Kindleストア」を開始。
- 2012年11月15日、「Amazon Cloud Player」を提供開始。「Amazon Cloud Player」は、Amazonの「MP3ストア」で購入した音楽をさまざまな端末で再生できるサービス。
- 2012年11月、新物流センター「アマゾン多治見FC」を岐阜県多治見市で開業。
- 2012年11月、「あわせ買いプログラム」を開始。「あわせ買いプログラム」導入により、アマゾンから対象の低額商品は単品で購入ができなくなった。
- 2013年、物流センター「アマゾン小田原FC」(神奈川県小田原市)を開業。
- 2013年、物流センター「アマゾン常滑FC」と「アマゾン芳野台FC」を閉鎖。
- 2013年7月8日、大阪支社を大阪府大阪市北区に開業。
- 2013年8月21日、Kindleオーナー ライブラリーを開始。Kindle端末を持つAmazonプライム登録者は、対象の電子書籍を無料で毎月1冊利用できる。
- 2013年9月3日、物流センター「アマゾン小田原FC」を本格稼働。
- 2013年11月26日、動画配信サービス「Amazonインスタント・ビデオ」を開始。
- 2014年2月20日、法人販売事業者向け融資サービス「Amazon レンディング」を開始。
- 2014年4月8日、Amazon.co.jpが「Amazon FB Japan」を設立し、酒の取り扱いを開始。酒類直販にあたり取得した酒販免許は、すでに廃業した埼玉県内で経営していた法人酒屋から、国分の仲介で取得したと報じられた。
- 2014年6月、ファッション通販「javari.jp」を終了。amazon.co.jp内にリニューアル。
- 2014年11月4日、Amazon.co.jp商品のローソン店頭注文、取り寄せサービスを開始。
- 2015年1月21日、Windows向け電子書籍閲覧ソフト「Kindle for PC」アプリを提供開始。
- 2015年2月13日、Macintosh向け電子書籍閲覧ソフト「Kindle for Mac」アプリを提供開始。
- 2015年5月11日、アカウント]・決済機能連携サービス「Amazonログイン&ペイメントサービス」を開始。導入したサイトにおいて、Amazonアカウントを用いてログイン・決済できる。
- 2015年6月3日、「Amazon 本買取サービス」を開始。買取代金はAmazonギフト券で支払われる。2012年5月7日から実施してきた買取サービスでは、株式会社ティーバイティーが査定し買取していたが、Amazon.com Int’l Sales, Inc.(古物許可証番号:愛知県公安委員会 第542521400700号)が直接査定し買取するように変更された。
- 2015年9月24日、「プライム・ビデオ」を開始。スタート時点の登録作品数は1,500だった。、7割が日本の作品である。
- 2015年10月、物流センター「アマゾン大田FC」(東京都大田区)を開業。
- 2015年11月19日、注文から1時間以内または2時間以内で配達する「Prime Now」開始。
- 2016年4月1日、「プライム・ビデオ」で"Amazon ORIGINAL"の日本法人版「Amazonオリジナル」の第1弾作品『仮面ライダーアマゾンズ』の配信を開始。以降、日本法人独自コンテンツが拡充される。
- 2016年4月6日、通常配送料無料サービスを終了。非プライム会員は商品の注文金額が2,000円未満の場合には350円の配送料が発生するように料金の改定を発表した。
- 2016年5月1日、アマゾンジャパンとアマゾンジャパン・ロジスティクスが合併し、株式会社から合同会社に移行。
- 2016年8月3日、電子書籍の定額読み放題サービス「Kindle Unlimited」開始。
- 2016年8月、物流センター「アマゾン川崎FC」(神奈川県川崎市)を開業。
- 2016年9月、物流センター「アマゾン西宮FC」(兵庫県西宮市)を開業。
- 2017年5月、HTTPからHTTPSへ完全移行。それにともない、TLS非対応のウェブブラウザでは閲覧不能となった。
- 2017年10月、物流センター「アマゾン藤井寺FC」(大阪府藤井寺市)を開業。
- 2018年1月6日より放送開始のテレビ東京系アニメーション『ポチっと発明 ピカちんキット』に全面協力。作中で本社の小包が小道具として使用される。
- 2019年4月12日に会員制プログラム「Amazonプライム」の会費を改定した。
- 2019年4月、個人事業主のドライバーを活用した自社配送サービス「Amazon FLEX(アマゾンフレックス)」を開始した。東京・神奈川・千葉・愛知・宮城・北海道の1都4県で展開している。
- 2019年、アマゾン茨木フルフィルメントセンター(FC)の本格稼働開始
- 2020年、玄関への「置き配」を30都道府県で標準に
- 2021年、Amazonとバロー、Amazon.co.jp上に「バローネットスーパー」をオープン
- 2022年、Amazonフレッシュ単独物流拠点として初となる「Amazonフレッシュ 葛西FC」を開設
- 2022年、西日本最大となる物流センター「尼崎FC」を開設
- 2022年、Amazon Hub デリバリーパートナープログラムを発表
- 2022年8月10日、アマゾンプライムの年会費を1000円引き上げ5900円にすると発表
売上高と流通総額[編集]
売上高[編集]
Amazonの日本における売上高は、2010年50.25億ドル、2011年65.76億ドル、2012年78億ドル、2013年76.39億ドル、2014年79.12億ドル、2015年82.64億ドルであり、2015年の対前年比成長率は為替を勘案すると約20パーセントとなる。Amazonの売上高は、Amazon直販分とマーケットプレイス(サイバーモール)出品者のAmazon手数料分をあわせた金額である。
流通総額[編集]
Amazonの日本国内の流通総額は公開されていないが、対前年比成長率や、日本国内売上高の全世界売上高に占める割合から推測できる。2015年の日本国内の年間流通総額は、ネットショップ担当者フォーラム編集部が1兆5,500億円、通販新聞が1兆6,000億円程度と報じている。
- 2015年1月 - 6月対前年比成長率は、売上高は20パーセント増だが、Amazon国内流通総額では対前年比成長率は40パーセント増であったとAmazon.co.jp自身が発言している。
- 2015年のAmazon全世界売上高が約1,070億ドルであったことから、流通総額は約2,256億ドルと消費コンサルタント会社(ChannelAdviser社)が推測している。
ChannelAdviser社は、決算書上の「マーケットプレイス上で販売する流通総額が約40パーセントであったが、売上高換算では約20パーセントであること」などから、実際の全世界流通総額は売上高の約2.1倍と推測している。国内流通総額対前年比や国内売上高対前年比が世界の状況と近似していることから、2015年日本国内売上高は約82億ドルに対し、国内流通総額は172億ドルと推測できる。
Kindle書籍の売上状況[編集]
2013年7月4日に開催された「第17回国際電子出版EXPO」において、Kindle書籍(電子書籍)の売上状況が報告された。アマゾンジャパンディレクターの友田雄介によると、
- 集英社のマンガ『アド・アストラ』第3巻のKindle版発売は紙版の92日後、第4巻は紙版とKindle版が同時発売され、売上は第3巻の紙版100に対しKindle版は39であったが、4巻は紙版128に対しKindle版は331となった。
また、2013年7月12日に開催された「製・配・販連携協議会 総会/フォーラム」において、Kindle書籍の売上状況が報告された。アマゾンジャパン代表取締役社長のジャスパー・チャンによると、
- 講談社のマンガ『グラゼニ』第8巻の紙版(590円)は2012年11月22日に発売されたが、Kindle版(525円)の発売は43日後の1月4日だった。電子版発売により、紙の売上が落ちるカニバリゼーション(共食い)が起こることを懸念しての措置であったが、発売後7日間の紙版の売上100に対しKindle版の売上(販売冊数)比が23であったことから、「グラゼニ」第9巻では紙版(590円)とKindle版(525円)を2013年2月22日に同時発売したところ、発売後7日間における売上は第8巻を100とした場合、第9巻の紙版は112、Kindle版は106となり、合計で第8巻の1.8倍も売れたという。
両方とも、Kindle書籍の価格はAmazonではなく出版社による設定である。
拠点[編集]
- (アマゾン ジャパン合同会社、アマゾン データ サービス ジャパン株式会社)
- 本社 - 東京都目黒区下目黒1丁目8番1号(Amazon Gift Cards Japan株式会社本社、アマゾン・キャピタル・サービス合同会社)
- 東京都江東区枝川1-15-9-538https://www.amazon.co.jp/sp?_encoding=UTF8&asin=&isAmazonFulfilled=&isCBA=&marketplaceID=A1VC38T7YXB528&orderID=&seller=ANNLLU4HTZVX9&tab=atoz&vasStoreID=
- 大阪支社 -大阪府大阪市北区3丁目3番3号 中之島三井ビルディング
- 本社 - 東京都目黒区下目黒1丁目8番1号(Amazon Gift Cards Japan株式会社本社、アマゾン・キャピタル・サービス合同会社)
- アマゾン ファーマシー - 東京都江東区塩浜二丁目4番3号
倉庫・配送拠点[編集]
2016年12月時点でアマゾンの物流センターは、フルフィルメントセンター(FC)が13か所、Prime Now専用倉庫(Prime Now FC)が5か所である。
2013年9月3日付プレスリリース時点では、小田原FCが9か所目となっていた。小田原FCが開業する2013年3月以前は他社との共同倉庫を含めると13拠点あったが、一部メディアでは他社との共同倉庫を除いた12拠点と報じていた。
専用倉庫 自社倉庫[編集]
- フルフィルメントセンター
- アマゾン市川FC (NRT1) - 千葉県市川市塩浜2-13-1
- アマゾン八千代FC(NRT2) - 千葉県八千代市上高野2036
- アマゾン川越FC(NRT5) - 埼玉県川越市南台1-10-15
- アマゾン川口FC(TYO1) - 埼玉県川口市領家5-14-35
- アマゾン久喜FC(TYO2) - 埼玉県久喜市上清久字桟敷1000-1
- アマゾン府中FC(TYO3) - 東京都府中市四谷5-23-62
- アマゾン青梅FC(TYO4) - 東京都青梅市末広町2-9-14
- アマゾン坂戸FC(TYO6) - 埼玉県坂戸市西インター1-2-1
- アマゾン上尾FC(TYO7) - 埼玉県上尾市大字堤崎字前谷85
- アマゾン相模原FC(TYO8) - 神奈川県相模原市中央区田名字白雨台3532-10
- アマゾン狭山日高FC(TYO9) - 埼玉県狭山市広瀬台4-5
- アマゾン狭山FC(HND2) - 埼玉県狭山市青柳915
- アマゾン川島FC(HND3) - 埼玉県比企郡川島町かわじま2-1-1
- アマゾン川崎FC(HND6/HND9) - 神奈川県川崎市高津区北見方3丁目14
- アマゾン小田原FC(FSZ1) - 神奈川県小田原市扇町4-5-1
- アマゾン流山FC(QCB1) - 千葉県流山市西深井字早稲田1603-1
- アマゾン多治見FC(NGO2) - 岐阜県多治見市旭ヶ丘 10-6-136
- アマゾン堺FC(KIX1) - 大阪府堺市堺区築港八幡町138-7
- アマゾン大東FC(KIX2) - 大阪府大東市緑が丘2-1-1
- アマゾン茨木FC(KIX3) - 大阪府茨木市松下町2-1
- アマゾン藤井寺FC(KIX4) - 大阪府藤井寺市津堂4-435
- アマゾン京田辺FC(KIX5) - 京都府京田辺市松井宮田1
- アマゾン尼崎FC(KIX6) - 兵庫県尼崎市東海岸町20-1
- アマゾン鳥栖FC(HSG1) - 佐賀県鳥栖市弥生が丘3-1-3
- Prime Now専用倉庫は下記の通りだったが、2021年3月末を持って撤退しライフのみ継続販売中。
- アーバンFC世田谷 - 東京都世田谷区等々力5丁目2−14
- アーバンFC大阪 - 大阪府大阪市淀川区田川3-12-10
- アーバンFC横浜 - 神奈川県横浜市神奈川区恵比須町1-1
- アーバンFC江東 - 東京都江東区枝川2丁目4-11
- アーバンFC豊島 - 東京都豊島区要町2-16-1
- アーバンFC三鷹 - 東京都三鷹市新川
- 店舗
- アマゾンファーマシー‐東京都江東区塩浜2-4-3
サポートセンター[編集]
- カスタマーサービスセンター
- 北海道札幌市中央区北2条4丁目1 札幌三井JPビルディング
- 宮城県仙台市青葉区青葉区一番町1丁目9-1 仙台トラストタワー
- 福岡県福岡市博多区綱場町9-20長府博多ビジネスセンター
閉鎖・移転・計画が取りやめになった拠点[編集]
- オフィス
- アマゾンジャパン本社(旧) - 渋谷区渋谷2丁目15番1号渋谷クロスタワー 2012年4月、目黒に移転
- 倉庫・配送拠点
- アマゾン市川FC(旧) - 千葉県市川市塩浜1-9-2 アマゾン市川FC(新物流センター)開業にともない2005年閉鎖
- アマゾン常滑FC - 愛知県常滑市セントレア4-11-3 アマゾン小田原FC開業にともない2013年閉鎖
- アマゾン名取FC - 宮城県名取市 東日本大震災の影響により閖上の建設予定地に建てることができなくなったため、計画中止
- アマゾン芳野台FC - 埼玉県川越市芳野台3-5-1 アマゾン小田原FC開業にともない2013年閉鎖
- アマゾン岡山FC - 岡山県総社市 西日本地域の物流体制の見直しのため、2021年8月閉鎖。
- ケンコーコムとのフルフィルメントサービス契約
- アマゾンが販売する健康食品や医薬品の一部はケンコーコムから商品供給されていた(2005年(平成17年)11月2日付契約締結、2013年(平成25年)1月1日付契約解除)。
- ニッセンとのロジスティクスに関する協業
- アマゾンが販売する大型商品の一部は、ニッセンHDと共同で在庫管理を行っていた。
Amazon.co.jpの特徴[編集]
レコメンデーション[編集]
Amazonの特徴は、ポータルサイトを通じて商取引を行うことにある。そのポータルサイトのエンジンであるには強力なレコメンデーション機能があり、これもAmazonの特徴になっている。レコメンデーションとは、顧客の趣味・嗜好、場合によっては思想信条・性的嗜好などを購入履歴に基づいて割り出し、同様の傾向を持つほかの顧客の購買傾向を踏まえたうえで商品をサイト上やダイレクトメールによって推奨するなどの、営業・宣伝活動を自動で行う機能を意味する。この機能については、米Amazon.comによって行われているサービスと基本的に同じであるため、詳細はAmazon.comの項の「レコメンデーション機能」の節を参照のこと。
カスタマーサービス、サポート[編集]
Amazon.co.jpは24時間体制で問い合わせの受付を行っている。後述の機能追加までは、Amazon.co.jpへの問い合わせ先は非常に入り組んだ場所、あるいは領収書にしか書かれていなかったため、電話による問い合わせが難しく不評であった。2006年後半以降「電話でのお問い合わせ」という機能が新たに作成された。これは各ヘルプページなどにある「電話でのお問い合わせ」というリンクをクリックして表示される画面に「電話番号」と「呼び出しのタイミング」(いつ電話をかけてきてほしいか)を入力すると、Amazonから折り返し電話がかかってくるという機能である。従来通りの「Eメールによるお問い合わせ」もそのまま残されている。さらに、2011年後半以降、サポート担当とリアルタイムに文章で会話することのできる「チャットで問い合わせ」も追加された。
商品の売主[編集]
Amazon.co.jpが取り扱う商品の販売主は、アマゾンジャパン合同会社である。また、デジタルビデオ等の販売業者はAmazon.com Int'l Sales, Inc.(アマゾン・ドット・コム インターナショナル セールス インク、(本社所在地はアメリカ合衆国ワシントン州シアトル市)、Kindle(電子書籍)などの販売業者はAmazon Services International, Inc.(本社所在地は前述会社と同一)などとなっている。ただし、マーケットプレイス、Merchants @ amazon.co.jp(出店型出品とも呼ぶ)、および一部出版社の電子書籍について、売主はこれらの限りにあらず、商品ページや注文確認時にそれぞれの売主が表示される。
書籍の仕入れ[編集]
従来、日本の書籍流通においては、出版取次会社が出版社と書店をつなぐ役割を果たしてきた。アマゾンジャパンは、2017年以降、この出版取次を経由しない取引を拡大している。『日本経済新聞』の報道によると、アマゾンジャパンと直接取引する出版社は2018年1月時点で約300社である。Amazon.co.jpは「あらゆる書籍を2日以内に届ける体制」を目指しており、印刷会社から自社倉庫への直接納入も導入しつつある。
POD[編集]
特注本や個人著者による本、絶版となった本をアマゾンジャパンが印刷・製本・出荷するオンデマンド印刷サービス「プリント・オン・デマンド(POD)」を提供している。
Amazonマーケットプレイス[編集]
Amazonマーケットプレイスとは、第三者である出品者と購入者が売買するためにAmazonが提供する場所である。Amazonが販売する商品が在庫切れでも、アマゾン・ジャパン以外の法人や個人がマーケットプレイスで販売している場合もある。ただし、出品者がほぼ自由に価格を設定できるため、出回り量が多かったり状態が悪かったりする古本などが1円で販売されることもあれば、希少性や初版、著者署名といった条件などにより発売時より高値で売買される場合もある。ほかにも人気のある品薄なゲームソフトやフィギュアなどが、発売元の希望小売価格より高値で販売されることもある。ほかのインターネット販売や中古品を扱う実店舗を含めて、生産や新品販売が終わった各種製品や絶版書籍が発売時より高く売買されることは一般にある。マーケットプレイスでは参考価格欄に希望小売価格が表示されるものの、一時的に品薄な商品を早く入手したいと考える人だけでなく、適正価格を知らない買い手が、いわゆる転売屋から高く価格で購入してしまうこともある。
Amazonマーケットプレイスへの出品から入金まで[編集]
Amazonマーケットプレイスへ出品するには、クレジットカードの登録や電話による本人確認が必須となっている。出品された商品が購入されると、購入者はアマゾンペイメントにより支払いを行う。その後、アマゾンより手数料を控除後の代金が出品者へ支払われる(14日ごとの支払日を設けている)仕組みとなっている。
カスタマーレビュー[編集]
カスタマーレビューとは、購入した商品に対して星1 - 5つの評価やコメントができるものである。客はレビューが参考になったかどうか投票することができ、投票を基にベストレビュアーのランキングが表示される仕組みとなっている。発売前の商品に対するレビューは、アニメDVD・BDなどの一部を除いてできない(カスタマーレビューに関連する諸問題についてはAmazon.co.jp#カスタマーレビューに関する問題の節を参照)。レビューは「○人中○人のお客様がこれが役に立ったと考えています」と表示され、有用と考える人の割合を知ることができたが、2016年3月にレビューの分母が非表示になり「○人のお客様がこれが役に立ったと考えています」に変更された。個々のレビュータイトルをクリックすると、詳細ページで分母が表示されるダブルスタンダードの状態になっている。組織的にアンチ評価を行う客の封じ込め目的とも言われるが、一般の客の利便性も損なわれている。
- Amazon Vine
- Amazon Vineとは、優れたレビューをしている客に商品のサンプルを利用させ、レビューしてもらうというサービスである。もともとはAmazon.com限定のサービスであったが、2010年6月から日本のAmazon.co.jpでもサービスが開始された。
- 購入者の名前
- カスタマーレビュー時に掲載される購入者の名前は変更可能である。初期設定では、新規登録時に入力された姓名がそのまま表示される。
- 「アカウントサービス」の「サービス設定」項目内にある「プロフィールを作成・編集する」をクリック選択し、右上の「プロフィールの編集」を選択。このあとに出てくる画面のうち、左下あたりにある「公開名」が、カスタマーレビューとともに表示される名前である。公開名を変更すると、過去のレビューの名前欄も変更される。
Amazon Prime[編集]
Amazon Prime とは、日本では2007年6月から開始された有料の会員制プログラムである。Amazon Prime無料体験に申し込むと、有料会員への自動切り替えの停止をしない限り、体験期間終了後は自動的に有料会員として正式登録され、体験したプランによって年会費、もしくは月会費が請求される。2019年4月12日にサービス開始以来初の会費改定を行った。
なお、Amazon Primeの配送特典はAmazonの送料・手数料・お急ぎ便が追加料金なく利用可能になるものであり、配達日時は保証していない。また、配達予定日時に万が一遅延しても受け取り側への遅延連絡サービスはない。
- Prime Student
- Prime Studentとは、学生向けの有料会員制プログラムである。書籍を3冊以上同時に購入すると、購入額の最大10パーセント分がAmazonポイントとして還元されるなどの特典がある。日本出版者協議会(出版協)は、この書籍のポイント還元が再販契約違反にあたるとし、2013年8月に加盟社が要望書をアマゾン、日販、大阪屋に要望書を送付した。2014年4月、出版協会員社の数社がアマゾンへの出荷停止を決め、11月には出荷停止措置の延長を決めた。
- Amazonファミリー
- Amazonファミリーとは、子どもをもつ家族向けの有料会員制プログラムである。対象商品は「Amazon定期おトク便」で価格割引などの特典がある。
- Amazon Prime会員向けサービス
-
- 配送特典
- Amazon Prime対象商品の「お急ぎ便」・「お届け日時指定便」の配送料と、飲料などが対象の「特別取扱商品」の取扱手数料が不要となる(すべての商品が対象となっているわけではない)。
- Kindleオーナーライブラリー
- 2013年8月21日サービス開始。Kindle端末を持つAmazonプライム会員は、対象の電子書籍の中から毎月1冊を利用できる。
- Prime会員限定先行タイムセール
- 2015年7月29日サービス開始。プライム会員限定先行タイムセール対象商品を、通常のタイムセールより30分早く注文できる。
- Amazonプライムデー
- 2015年7月15日に初開催。毎年7月(2021年は6月)に開催している、プライム会員限定のタイムセール。
- Amazonパントリー
- 2015年9月15日サービス開始。食品や日用品を任意の数量で購入できる「Amazonパントリー」を利用できる。
- Prime Video
- 2015年9月24日サービス開始。Amazonプライム会員向けの定額制映像配信サービス。Amazonプライムの年会費に追加料金なしで「Amazonビデオ」の中の「プライム・ビデオ」対象作品が見放題となる。自社制作の独占番組を含むドラマや映画などが提供されている。深夜アニメに関してはフジテレビ『ノイタミナ』およびMBS『アニメイズム』各作品が2019年1月期まで独占配信となっていた。
- 「Amazon Prime Video」も参照
- Prime Music
- 2015年11月18日サービス開始。Amazonプライム会員向けの定額制音楽配信サービス。Amazonプライムの年会費に追加料金なしで「Prime Music」対象の楽曲が聴き放題となる。
- Prime Now
- 2015年11月19日サービス開始。専用アプリを用い注文、注文から1時間以内または2時間以内で配達されるサービスである。1時間便はおもにバイクで、2時間便は車で配送される。
- Prime Photo
- 2016年1月21日サービス開始。Amazonプライムの年会費に追加料金なく容量無制限で写真を保存できる。
契約成立時点[編集]
売買契約の「成立時点」の定義が、通常の社会通念とは異なる。Amazon.co.jpが販売する商品(ダウンロード商品以外)の売買契約成立時点は、注文時の発送メール(確認メールではない)が電子メールで送信された時点であると、利用規約の「契約の成立」の項目内に記載がある。さらに、注文後に送付される確認メールには「本メールは、当サイトがご注文を受領したことを確認するものにすぎません」との注意書きが記されている。
この方式は、公式ウェブサイトで注文作業が完了した時点では、まだ契約は成立しておらず、契約の申し込みをしたにすぎない。Amazonが商品を手配できなければ、客の注文を取り消す(申し込みの不承諾)ことができる。一方、発送手続き前であれば、客も注文の取り消しが無料でできる。
商品の予約[編集]
Amazonでは、たとえば、人気シリーズのハリー・ポッターシリーズの1冊であるハリー・ポッターと不死鳥の騎士団が発売された際、発売日の午前中届けを確約するなどのアピールをしていた一方で、アマゾンヘルプには、入荷状況によりキャンセルされる旨が記されている。
また、アマゾンで注文すればOKと信じていてもなかなか発送されないことを揶揄し、「amazon OK」をひっくり返した「konozama(このざま)」というネットスラングとアスキーアートが生まれている。
購入制限[編集]
音楽用CDの場合、DVDが付属していれば、再販売価格維持制度対象外のため、一部を除いてメーカー希望小売価格より値引きされるため、客1人あたりの注文数が制限されることがある。
定期おトク便[編集]
定期的に購入する日用品などを一定間隔(1か月から6か月)で自動配送するシステム。2010年9月に開始された。通常購入に比べて10パーセント安い価格で購入できる。ただし支払い・配送方法が限定され、マーケットプレイスの商品は対象外。次回の発送準備に入る前であれば自由にキャンセルできる(1回のみの注文に利用することも事実上可能)。また、同じ商品がすぐに欲しい場合はスケジュールを繰り上げることもできる。
あわせ買いプログラム[編集]
2012年11月に「あわせ買いプログラム」が開始された。あわせ買い対象商品は、対象商品を含むAmazonが発送する商品の合計金額が2,500円以上の場合に限り注文可能となる。その後、2016年3月に2,000円以上に改定されている。
配送手法・配送業者の指定[編集]
宅配便で発送された場合には発送時期が(商品確保の困難などから)遅れ、長期の不在時に重なるなどのことがなければ運送業者側の再配達のサービスを用いることで調整が可能である。メール便やゆうメールで配送される際には、原則郵便受けや新聞受け投函となる。それらに入らない場合にはAmazonのヘルプには手渡しと記載がある。なお、荷物1個あたりの発送コストは約152円と分析もある。
通常配送[編集]
通常配送では配送方式や配送業者、配送予定日時を客側から明示的に指定することができない。Amazonが発送する商品を「できる限り商品をまとめて発送」(旧名称:一括発送)で注文した場合、商品がそろったとき、あるいは商品の一部がそろい残りの商品の確保に時間がかかるとAmazonが判断したときに発送される。
店頭受取[編集]
Amazonが発送する商品をローソン・ファミリーマート・ミニストップ、ヤマト運輸営業所にて受け取れるサービスである。2012年10月31日よりファミリーマート店頭、2014年11月20日よりミニストップ店頭でサービスの取り扱いを開始している。また、2014年11月13日よりヤマト運輸営業所でも受取できるサービスとなり、店頭受取と改称された。
お急ぎ便・当日お急ぎ便[編集]
Amazonが発送する在庫のある商品の注文時、追加の配送料金を支払うことで、商品の配達日を確定できるサービスである。当日お急ぎ便は注文当日、お急ぎ便は注文翌日から3日後までの配送としている。ただし、配送先や注文時間帯、商品により、当日お急ぎ便とお急ぎ便のどちらかのみ表示され、客が指定することはできない。
当日お急ぎ便は、配送センターが置かれている地方でのみ利用可能である。また、お急ぎ便サービスを利用した場合でも、諸般の事情で配達確約日に到着しないことも起こりうる。その場合はお急ぎ便配送料が全額返金される。
お届け日時指定便[編集]
Amazonが発送する在庫のある商品の注文時、一定の料金を支払うことで商品の配達日時を指定できるサービスである。なお、お届け日時指定便は、メール便で配送されることはない。
配送業者[編集]
以下は、2017年1月29日現在の配送業者である。
- 「通常配送」(宅配便・メール便)
- ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便株式会社、カトーレック(千葉県内のみ)、摂津倉庫、TMG(西日本の一部および東京都の一部のみ)、ファイズ(デリバリープロバイダ)、SBS即配サポート(デリバリープロバイダ)、札幌通運(デリバリープロバイダ)、ジャパンクイックサービス(デリバリープロバイダ)
- 「店頭受取」(旧称「コンビニ受取」)
- ローソン・ミニストップ:日本郵便株式会社
- ファミリーマート・ヤマト運輸営業所:ヤマト運輸
- 「当日お急ぎ便」・「お急ぎ便」(宅配便・メール便)
- ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便株式会社、カトーレック(千葉県内のみ)、摂津倉庫(近畿圏の一部のみ)、TMG(西日本の一部および東京都の一部のみ)、ファイズ(デリバリープロバイダ)、SBS即配サポート(デリバリープロバイダ)、札幌通運(デリバリープロバイダ)、ジャパンクイックサービス(デリバリープロバイダ)
- 「お届け日時指定便」
- ヤマト運輸、日本郵便、ファイズ
- 「特別配送商品」
- SGムービング、ヤマトホームコンビニエンス
- 「海外配送」
- DHL、ECMS
返金方法[編集]
2012年11月下旬までは、不良品・手違い品の理由によらず、クレジットカードによる支払いを除いて、返金は原則としてAmazonギフト券などAmazon内でしか通用しない方法で行われていた。現在では、コンビニ決済や代金引換で支払いした商品の返金が、銀行振込でも可能となった。
ポータルサイトの操作性[編集]
インターナショナルサイト(国外のAmazon)と同様のインターフェイスを持つ。
購入履歴や商品の評価を元に自動的にパーソナライゼーションを行い、読書傾向・趣味・思想信条・性的嗜好などに合致していると思われる商品を推奨する機能があり、目的外の購買意欲をそそる商品が見つかる可能性が高い(詳細はAmazon.comの項の「Amazon.comのレコメンデーション機能」の節を参照のこと)。
1-Click注文[編集]
Amazonの1-Click注文は、ボタン1回のクリックのみにより注文できる機能で、日本でも特許が認められている。ワンクリック注文では、注文確認画面は省略されるため、画面表示などが問題となった。
サインアウト[編集]
後述のサイトデザイン変更までは、ログアウト(サインアウト)の方法がほかの会員制サイトに比べて分かりにくかった。通常の会員制サイトでセッションを終了するにはログアウトまたはそれに類する名称の特定のリンク、またはボタンを押すことで終了処理ができる。現在、Amazonでサインアウトするには、サイト右上の名前表示部にカーソルを合わせると表示される「サインアウト」をクリックするか、アカウントサービス画面右側の「サインアウト」をクリックすることでできる。2012年のサイトデザインのリニューアル以前は、「本人でない場合はこちら」との表示部にあるリンクを開くか、ヘルプにアクセスしページ右側にあるサインアウトをクリックするとサインアウトできた。
提供番組[編集]
テレビ[編集]
- 現在
- 世界の果てまでイッテQ!(日テレ系)2020年10月 - 、イオンの後任。
- サザエさん(フジテレビ系)
- 世界一受けたい授業(日テレ系)2020年10月 -
- 秘密のケンミンSHOW極(日テレ系)
- 過去
- 1億人の大質問!?笑ってコラえて!(日テレ系) 日産自動車から引き継いだ、現在は京セラ→アフラック生命に交代。
- ポチっと発明 ピカちんキット(テレ東系)
ラジオ[編集]
- 過去 (ブランドは「Amazon Flex」)
- ラジオ時報CM(JFNC系)
- ※ 平日:午後2:00(2023年6月6日 - 7月5日)・週末B枠 午前:10:00〜13:00(2023年6月11日 - 7月1日)をそれぞれ担当していた。