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Agraph

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agraph(アグラフ)は、牛尾 憲輔(うしお けんすけ、1983年3月1日 - )によるソロユニットである。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。

agraph名義での活動のほか、牛尾憲輔名義で電気グルーヴのサポートメンバーやLAMAのメンバーとして、劇伴制作なども手掛けている。

来歴[編集]

音楽教室の家に生まれ、幼稚園の頃からピアノを習う。中学ではピアノと並行して、ヤマハのEOS-B900にて打ち込みを始めた。

大学では、音楽と現代芸術を専攻。そこでPro Toolsに触れ、在学中よりPro Toolsのオペレーターとして活動する。2003年、20歳の頃、渋谷「WOMB」にて石野卓球がホストを務めるテクノイベント「STERNE」に行った際、偶然バーにいた本人に直接話しかける。ファンである・Pro Toolsのオペレーターである・音楽業界に入りたいことなどを話すと、石野がちょうどスタッフを欲していたためタイミングが合い、その1ヶ月後より音源制作にスタッフとして迎え入れられる。

その後石野個人の制作サポートのほか、電気グルーヴやDISCO TWINS、RYUKYUDISKOらのテクニカル・エンジニアとして音源制作のキャリアを積む。

ソロアーティストとしては、2007年、石野卓球が主宰するレーベル『platik』からリリースされたコンピレーション・アルバム『Gathering Traxx Vol.1』にkensuke ushio名義の初の楽曲『colours』が収録される。

2008年12月3日、1stアルバム『a day, phases』がキューンミュージックよりリリース。2010年11月3日には、2ndアルバム『equal』がリリースされた。同年行われたアンダーワールドの来日公演では、オープニングアクトに抜擢される。

2011年、中村弘二(iLL)、フルカワミキ、田渕ひさ子とともに新バンド『LAMA』を始動。2012年以降は、電気グルーヴのライブメンバーとして、ステージ上でのサポートも行っている。2014年には、湯浅政明監督作『ピンポン THE ANIMATION』にて音楽を担当。以降、アニメ作品も手掛けるようになった。

2016年2月3日、3rdアルバム『the shader』が発売。同年9月公開の山田尚子監督作『映画 聲の形』では、自身初となる映画作品の劇伴を手がけた。

人物・特徴[編集]

『agraph』名前の由来は『グラフィック』という文字をユニット名に入れたく石野卓球と川辺ヒロシに相談したところ「グラフィックじゃなくてグラフって言い方にすれば、頭でっかちのグラフととれる」、という話からagraph(アグラフ)となったという。アグラフとはピアノの部品の弦押さえという意味もある。テクノをジャンルとしているが四つ打ちを使用した楽曲はほとんどなくレイ・ハラカミのようなエレクトロニカに近い。

アニメ好きでもあり、同趣味のクラムボンのミトとは、アニメオタクDJユニット2ANIMEny DJsとしても活動。特に好きなアニメに『銀河英雄伝説』『新世紀エヴァンゲリオン』『少女革命ウテナ』『ココロ図書館』などを挙げている。

主な使用機材 ・ ソフトウェア[編集]

Cubase 6
スタインバーグ社製 デジタル・オーディオ・ワークステーション
ThinkPad T520
レノボ社製 ノートブック型パーソナルコンピュータ

ディスコグラフィー[編集]

発売日 タイトル 規格品番 収録曲
1st 2008年12月3日 a day, phases KSCL-1330 全9曲
2nd 2010年11月3日 equal KSCL-1649 全11曲
3rd 2016年2月3日 the shader BRC-497 全10曲

アナログシングル[編集]

発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2022年1月5日 unified perspective PCKG-00001
  • A.unified perspective(variation) / agraph feat.ANI
  • B.unified perspective / agraph
『平家物語』エンディングテーマ

オリコン最高178位

配信限定シングル[編集]

発売日 タイトル レーベル
2010年11月22日 silvery white Sony Music Entertainment

参加作品、リミックスワーク[編集]

リリース日 曲名 アーティスト 収録された作品
2007年7月27日 Colours Kensuke ushio a.k.a. agraph Gathering Traxx Vol.1
2009年2月25日 マイストーリー (variation by agraph) PUFFY 日和姫
2009年8月7日 Sabbath -agraph remix- Mirai Sabbath - Single
2009年9月2日 drive (agraph Remix) 環ROY × NEWDEAL the klash
2010年8月18日 Roulette (agraph REMIX) TETSUYA LOOKING FOR LIGHT
2011年5月18日 10(1+2+3+4) agraph Remix NYANTORA White EP
2011年8月31日 DEAR FUTURE (kensuke ushio agraph Remix) COALTAR OF THE DEEPERS DEAR FUTURE
2012年11月14日 Dry Aesthetic [agraph remix] mergrim Intersect Landscape
2012年11月21日 脱走のシーズン (agraph remix) Prague 脱走のシーズン
2012年12月5日 ChaOs GrAdatioN (External Re-Sync) access Re-sync Cluster
2014年8月13日 double pendulum ピエール中野 Chaotic Vibes Orchestra
2014年10月29日 Super Star (Re-boot) 電気グルーヴ 25
2014年12月17日 eye 木村カエラ MIETA
2015年2月25日 Raga Mishra Kafi/U-zhaan x Babui x agraph U-zhaan Tabla Rock Mountain
2015年8月5日 夜の踊り子(agraph Remix) サカナクション 懐かしい月は新しい月 〜Coupling & Remix works〜
2016年12月21日 Cradle -L'Acoustic version- L'Arc〜en〜Ciel Don't be Afraid
2016年12月21日 Fana-Tekk (agraph Remix) 石野卓球 EUQITANUL
2019年1月23日 Shangri-La feat.Inga Humpe 電気グルーヴ 30
Flashback Disco (is Back!)
2024年8月30日 in the pocket Mr.Children in the pocket

劇伴作品[編集]

2014年
  • スペース☆ダンディ - 音楽 ※スペース☆ダンディバンドの一員として参加
  • ピンポン THE ANIMATION - 音楽
2016年
  • 映画 聲の形 - 音楽
2018年
  • DEVILMAN crybaby - 音楽
  • サニー/32 - 音楽・主題歌
  • リズと青い鳥 - 音楽
  • モリのいる場所 - 音楽
  • 青と僕 - 音楽
  • フェイクニュース あるいはどこか遠くの戦争の話 - 音楽
2019年
  • ブギーポップは笑わない - 音楽
  • 麻雀放浪記2020 - 音楽
  • そばへ -日照雨- - 音楽
2020年
  • 日本沈没2020 - 音楽
2021年
  • サイダーのように言葉が湧き上がる - 音楽
  • 子供はわかってあげない - 音楽
2022年
  • 平家物語 - 音楽
  • チェンソーマン - 音楽
2023年
  • MAKE MY DAY - 音楽
  • 僕の心のヤバイやつ - 音楽
  • 天国大魔境 - 音楽
2024年
  • きみの色 - 音楽
  • ダンダダン - 音楽
  • チ。-地球の運動について- - 音楽
時期未定
  • 違国日記 - 音楽


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