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AGC

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AGC株式会社(エイジーシー、英: AGC Inc.)は、東京都千代田区丸の内に本社を置く、世界最大級のガラスメーカー。1907年創立。三菱グループの一員であり、三菱金曜会及び三菱広報委員会 の会員企業である。2021年現在の主力製品は、建築用ガラス、フッ素化学製品。日経平均株価の構成銘柄の一つ。

旧商号は旭硝子株式会社(あさひがらす、英: Asahi Glass Co., Ltd.)。2018年7月に従来略称およびブランド名として用いてきたAGCを正式社名に変更した。

ブランドステートメントは「Your Dreams, Our Challenge」。

概要[編集]

日本板硝子と並ぶガラスメーカー。建築材料、自動車向けなどのガラスを中心に、電子部材やその他の化学関連素材を製造・販売している。特に、ガラスについては、世界における最大手である。建築用ガラス、フッ素化学製品などを主に取り扱う。

2007年9月8日に創立100周年を迎えた。これを機に、単体の略称であった「AGC」を全世界的な統一ブランドとして定着させる旨を発表、世界的な広告展開を実施中である。社名ロゴは年初に発表した新しいものへと正式に変更され、大多数の連結子会社・系列会社がこの新ロゴを用いるようになった。なお、2018年の社名変更時にロゴマークは微修正されている。

2016年8月にはドイツのバイオ医薬品会社バイオミーバを買収、2017年にデンマークのバイオ医薬品会社CMCバイオロジックスを買収。

なお、商号の似ていた旭化成および旭化成グループ、また「PENTAX」ブランドのカメラなどで知られた光学機器メーカーの旭光学工業(現在はHOYAに吸収)とは全く無関係である。

沿革[編集][編集]

  • 1907年 - 兵庫県尼崎で岩崎俊彌(三菱財閥の2代目総帥・岩崎彌之助の次男)が創業。
  • 1909年 - 尼崎工場(2016年現在の関西工場)で板ガラスの製造を開始。
  • 1914年 - 牧山工場(2016年現在の北九州工場。現北九州市戸畑区)竣工。
  • 1917年 - ソーダ灰の製造を開始(牧山工場)。
  • 1918年 - 現在の東京都千代田区に本社を移転。
  • 1939年 - 昭和化学工業(昭和人絹(後のクレハ)と鈴木商店(後の味の素)が設立した会社)を吸収合併。
  • 1944年 - 日本化成工業株式会社と合併し、三菱化成工業株式会社に商号変更。
  • 1950年 - 企業再建分割法により三菱化成工業が3分割され、旭硝子株式会社設立。東京証券取引所、大阪証券取引所上場。(名古屋・福岡・札幌証券取引所にも上場していたが、2003年9月に上場廃止となった)
  • 1987年 - 創業80周年を機に「AGC」のシンボルマークを導入。
  • 1997年 - ロシアのガラス市場に参入。
  • 2002年 - グループビジョン"Look Beyond"を策定。カンパニー制を導入。
  • 2007年 - 創立100年を機にグループブランドを「AGC」に統一、シンボルマークをリニューアル。
  • 2013年 - “南米で最も環境にやさしい”ブラジル工場が竣工。ブラジルの板ガラス市場に参入、東南アジア地域での事業拡大を見込みシンガポールに地域統括拠点を設置。
  • 2015年 - 経営方針AGC plusがスタート。
  • 2018年 - AGC株式会社に商号変更、シンボルマークを微修正。ブランドステートメント「Your Dreams, Our Challenge」策定。

歴代社長[編集][編集]

名前 任期 役職名
初代 岩崎俊彌(いわさき としや) 1907年9月 - 1930年10月 社長1 6
2代 山田三次郎(やまだ さんじろう) 1931年3月 - 1939年6月 会長2 6
3代 大野政吉(おおの まさきち) 1939年7月 - 1943年12月 社長7
4代 池田亀三郎(いけだ かめざぶろう) 1943年3月 - 1946年3月 社長3 7
5代 森本貫一(もりもと かんきち) 1946年3月 - 1946年12月 社長3 7
6代 森規矩夫(もり きくお) 1946年12月 - 1950年4月 社長3 7
7代 桑田時一郎(くわた ときいちろう) 1950年4月 - 1950年6月 社長3 7
8代 渡辺喜市(わたなべ きいち) 1950年6月 - 1952年2月 社長7
9代 森本貫一(もりもと かんきち) 1952年2月 - 1967年8月 社長7
10代 倉田元治(くらた もとはる) 1967年8月 - 1973年2月 社長7
11代 山下秀明(やました ひであき) 1973年2月 - 1981年3月 社長7
12代 坂部武夫(さかべ たけお) 1981年3月 - 1987年1月 社長7
13代 古本次郎(ふるもと じろう) 1987年1月 - 1992年3月 社長7
14代 瀬谷博道(せや ひろみち) 1992年3月 - 1998年6月 社長
15代 石津進也(いしず しんや) 1998年6月 - 2004年3月 社長→社長執行役員4 7
16代 門松正宏(かどまつ まさひろ) 2004年3月 - 2008年3月 社長執行役員
17代 石村和彦(いしむら かずひこ) 2008年3月 - 2014年12月 社長執行役員
18代 島村琢哉(しまむら たくや) 2015年1月 - 2020年12月 社長執行役員5
19代 平井良典(ひらい よしのり) 2021年1月 - 社長執行役員
  • (旧)旭硝子株式会社時代を含む。
  • 1 ・・・ 創業者
  • 2 ・・・ 社長空席
  • 3 ・・・ 1944年4月~1950年5月は(旧)三菱化成工業株式会社
  • 4 ・・・ 2002年6月から社長執行役員
  • 5 ・・・ 2018年7月からAGC株式会社
  • 6 ・・・ 在職中に死去
  • 7 ・・・ 退任後に死去

関連会社[編集][編集]

日本[編集][編集]

  • 伊勢化学工業
  • エルナー
  • AGCアメニテック(旭硝子アメニテックから変更)
  • 旭トステム外装
  • AGCエンジニアリング(旭硝子エンジニアリングから変更)
  • AGCグリーンテック(旭硝子グリーンテックから変更)
  • AGCコーテック(旭硝子コートアンドレジンから変更)
  • AGCエレクトロニクス(旭硝子郡山電材と旭ファインマテリアルズが合併)
  • AGCサンスマイル(旭硝子サンスマイルから変更)
  • AGCセラミックス(旭硝子セラミックスから変更)
  • AGC硝子建材
  • AGCグラスプロダクツ
  • AGC総研(旭硝子総研から変更)
  • AGCディスプレイグラス米沢(旭硝子ファインテクノから変更)
  • AGCポリマー建材(旭硝子ポリウレタン建材から変更)
  • AGCマテックス(旭硝子マテックスから変更)
  • AGCテクノロジーソリューションズ(旭グラス・マシナリーから変更)
  • AGCテクノグラス(旭テクノグラスから変更)
  • AGCプライブリコ
  • AGCマイクロガラス
  • AGCファイナンス(エイ・ジー・ファイナンスから変更)
  • AGCロジスティクス(AG物流から変更)
  • AGCポリカーボネート(エスピー・パシフィックから変更)
  • 鹿島ケミカル
  • 鹿島バース
  • 鹿島南共同発電
  • 共栄商事
  • 京葉モノマー
  • AGCセイミケミカル(セイミケミカルから変更)
  • ディー・エー・ピー・テクノロジー
  • 東海工業
  • AGCエスアイテック(旭硝子エスアイテックから変更)
  • 日本真空光学
  • 日本カーバイド工業
  • 日本ビルダー
  • 北海道曹達
  • ラフォーレエンジニアリング
  • AGC若狭化学(若狭エイ・ジー・シー・ファインケミカルから変更)
  • AGC保険マネジメント(旭硝子保険マネジメントから変更)
  • AGCファブリテック(旭硝子ファブリテックから変更)

主な取引先[編集]

  • トヨタ自動車
  • 本田技研工業
  • 日産自動車
  • 三菱自動車工業 - AGCと同じく三菱グループの一員で三菱金曜会及び三菱広報委員会の会員企業だが、現在は日産の傘下となっている。
  • スズキ
  • ダイハツ工業
  • いすゞ自動車
  • 三菱ふそうトラック・バス - AGCと同じく三菱グループの一員で三菱金曜会及び三菱広報委員会の会員企業だが、現在はダイムラーの傘下となっている。
  • 日野自動車
  • UDトラックス
  • 日本車輌製造
  • 川崎重工業
  • 総合車両製作所
  • 近畿車輛
  • 日立製作所
  • シャープ
  • パナソニック
  • 京セラ

宣伝活動[編集]

  • 旭硝子の時代からCMを放映している。
  • 2014年 FIFAワールドカップ ブラジル大会では12の競技場に置かれる「ガラス製ベンチルーフ」を開発・製作しスポンサードした。
  • 2018年7月から2019年初頭まで社名変更を知らせるCMを放映。
  • 2022年12月現在、AGC単体で提供している番組はないが、関連団体である公益財団法人旭硝子財団が2022年10月から12月末までの期間限定ながら「地球環境問題への挑戦者たち~ブループラネットの未来へのために」に提供している(関連団体での提供であるためAGCのCMの放映はなし。)。

提供スポンサーであった番組[編集]

  • 水曜ドラマ (日本テレビ)
  • 水曜グランドロマン(日本テレビ)
  • THE・サンデー(日本テレビ)
  • 真相報道 バンキシャ!(日本テレビ)
  • ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)
  • FNSの日(フジネットワーク・2018年。)
  • 森本毅郎・スタンバイ!(TBSラジオ)

メディア放送・掲載[編集]

  • 2017年5月7日 Story 〜長寿企業の知恵〜 #012 AGC旭硝子 18代目 島村琢哉

著名な社員[編集]

  • 江頭2:50
    芸人デビュー前の千葉県在住時代、旧・船橋工場にてアルバイト勤務。効率的ながら奇妙な作業姿勢「取って、入れて、出す」が工場内に浸透。芸人としての持ちネタにもなった。
  • 熱田五郎
    当社に勤務しながら作家としても活動していた
  • 鈴見健夫
    芝浦工業大学理事長。同校を卒業後入社。関連会社社長などを歴任。

CM出演者[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ それに伴い旭硝子の社名とロゴはその前日となる2018年6月31日をもって使用終了(廃止)となった。「注1」AGC千葉工場の合同肥料踏切前の施設には残存していたが、2020年10月では取り外された。ホームページやCM上での社名は、旧ロゴと共に廃されており、AGC関連印刷や、各物や看板のロゴ、デザイン等はこれまで旧ロゴが使用されていた箇所からも、今後順次廃されていく予定であるヒストリー - AGC

出典[編集]

  1. ^ “三菱金曜会”. 三菱グループホームページ. 2020年12月6日閲覧。
  2. ^ “三菱広報委員会の活動”. 三菱グループホームページ. 2020年12月6日閲覧。
  3. ^ a b c “三菱グループに「落ちこぼれ企業」続出、最強エリート集団の大ピンチ”. 週刊ダイヤモンド公式サイト. 2021年7月15日閲覧。
  4. ^ a b c “三菱広報委員会の加盟会社”. 三菱グループホームページ. 2020年12月6日閲覧。
  5. ^ 構成銘柄一覧:日経平均株価 Nikkei Inc. 2021年10月8日閲覧。
  6. ^ a b ブランドステートメント - AGC
  7. ^ “AGCデータブック”. 2022年6月3日閲覧。
  8. ^ W杯“初出場”旭硝子製「ガラスベンチ」
  9. ^ “Story ~長寿企業の知恵~ #012 FRESH!(フレッシュ)”. サイバーエージェント. 2017年5月21日閲覧。
  10. ^ “旭硝子子会社、実験器具で品質不正 保証書偽り出荷”. 日本経済新聞 (2018年1月10日). 2023年5月30日閲覧。
  11. ^ “学校法人芝浦工業大学理事長に鈴見健夫を選任しました”. 芝浦工業大学. 2022年6月3日閲覧。
  12. ^ “理事長挨拶・プロフィール|芝浦工業大学”. www.shibaura-it.ac.jp. 2022年6月3日閲覧。
  13. ^ “鉄人の団らん 鈴見健夫”. 日本経済新聞 (2022年6月3日). 2022年6月3日閲覧。


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