You can edit almost every page by Creating an account. Otherwise, see the FAQ.

黒部峡谷鉄道

提供:EverybodyWiki Bios & Wiki
移動先:案内検索

黒部峡谷鉄道株式会社(くろべきょうこくてつどう、英語: THE KUROBE GORGE RAILWAY CO., LTD.)は、富山県黒部市に本社を置く鉄道会社である。同県の黒部川沿いを走る黒部峡谷鉄道本線を運営する。略称は、黒鉄(くろてつ)。

概要[編集]

元々は日本電力、日本発送電による黒部川電源開発のための資材運搬用鉄道であり、旅客は便宜的に扱っていたが、この鉄道を継承した関西電力(関電)が1953年(昭和28年)から一般旅客営業を開始した。1971年(昭和46年)5月4日に関西電力の完全子会社として、黒部峡谷鉄道が設立され、同年7月1日に関西電力からこの鉄道の地方鉄道事業を譲り受けて発足した。

軌間762 mmの特殊狭軌による鉄道路線で、トロッコ列車(公式愛称は「トロッコ電車」)を運行している。

鉄道事業のほか、宇奈月駅や欅平駅などで売店やレストラン、駐車場を経営している。

社紋は緑色の関西電力社紋の中心に黒色のレール断面を組み合わせたデザインである。このほかオレンジ色のトロッコ電車のイラストに、緑色の文字で「No.1 V-Shaped Gorge in Japan」と、黒い文字で「黒部峡谷トロッコ電車」と書かれたロゴマークがある。

沿革[編集]

  • 1923年(大正12年):日本電力が発電所建設のための資材運搬用の専用鉄道として、宇奈月 - 猫又間 (11.8 km) の軌道敷設工事に着手。路線は、元は主に黒薙温泉などに通じる林道であった。
  • 1926年(大正15年)10月23日:宇奈月 - 猫又間の運転を開始。
  • 1929年(昭和4年)12月26日:猫又 - 小屋平間の運転を開始。
  • 1931年(昭和6年)7月30日:小屋平 - 小黒部間の運転を開始。
  • 1937年(昭和12年)6月30日:小黒部 - 欅平間の運転を開始。
  • 1941年(昭和16年)
    • 1月23日:欅平 - 欅谷間の上部軌道開通。
    • 9月3日:欅谷 - 仙人谷間の上部軌道開通。
    • 10月1日:日本電力が日本発送電に発送電設備などを現物出資し、宇奈月 - 欅平間、欅平 - 仙人谷間の専用鉄道を譲渡。
  • 1951年(昭和26年)5月1日:日本発送電が関西電力に発送電設備のほか、宇奈月 - 欅平間、欅平 - 仙人谷間の専用鉄道を譲渡。
  • 1953年(昭和28年)
    • 11月5日:関西電力が宇奈月 - 欅平間について地方鉄道法の免許取得。
    • 11月16日:関西電力が宇奈月 - 欅平間を黒部鉄道として営業開始。
  • 1971年(昭和46年)
    • 5月4日:関西電力が鉄道専業の子会社として黒部峡谷鉄道を設立。
    • 7月1日:黒部峡谷鉄道が関西電力から宇奈月駅 - 欅平駅間を譲り受け営業開始。
  • 1981年(昭和56年)12月:宇奈月ダム建設に伴う新ルートへの付替え工事に着手。
  • 1988年(昭和63年)4月29日:宇奈月ダム建設に伴い、宇奈月 - 柳橋間約1.8 kmの区間を新山彦橋を通る現在のルートに変更。
  • 2011年(平成23年)5月1日:3100形客車を導入。
  • 2013年(平成25年)4月:台湾の阿里山森林鉄路と姉妹提携。
  • 2019年(令和元年)6月1日:3100形客車のレトロ車両を導入。

路線[編集]

  • 本線 宇奈月駅 - 欅平駅 20.1 km

関西電力黒部専用鉄道(上部軌道)とは欅平駅で繋がっているほか、黒薙駅で分岐する支線がある。上部軌道は関西電力や工事関係者のための鉄道であり、原則として一般の乗客は乗車できないが、2024年度からは上部軌道を含む黒部ルートが「黒部宇奈月キャニオンルート」として旅行商品化(一般開放)される予定である。2023年までは、毎年春から夏にかけて募集のある「黒部ルート見学会」に応募して当選すれば乗車可能であった。



Read or create/edit this page in another language[編集]