静岡駅
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静岡駅(しずおかえき)は、静岡県静岡市葵区黒金町にある、東海旅客鉄道(JR東海)の東海道新幹線・東海道本線の駅である。東海道本線の駅番号はCA17。
東海道本線の運行形態の詳細は「東海道線 (静岡地区)」を参照。
概要[編集]
静岡県中部の中心駅であり、新幹線・在来線間の乗換駅としても機能している。静岡市葵区と駿河区の両区の代表駅である。
新幹線は、毎時2本の「こだま」と毎時1本の「ひかり」が停車し、当駅発着の「こだま」も設定されている。一部の「ひかり」は上下とも当駅で「のぞみ」の通過待ちをする。
在来線は、寝台特急サンライズ瀬戸・サンライズ出雲を含んだ全旅客列車が停車し、特急「ふじかわ」の始終点となっている。当駅で長時間停車する普通列車があり、停車中に別の列車に接続を取って先行させる、あるいは後続列車の到着待ちをしてから発車する等の運用が見られる。また、2017年3月ダイヤ改正時点で、普通列車が同方向の普通列車に追い抜かれる事例が17時台にある。
JR静岡駅の事務管コードは、▲520116となっている。
歴史[編集]
- 1889年(明治22年)
- 2月1日:官設鉄道の駅として、東海道本線 国府津駅 - 静岡駅間の開通時に開業。一般駅。
- 開業日には盛大な式典が開催される予定であったが、この日に市街地13町・1,100戸を失う大火が発生し、式は簡素なものとされた。用意されていた酒や餅は被災者に提供された。
- 4月16日:官設鉄道が当駅から浜松駅まで延伸し、豊橋方面への既存線と直結。途中駅となる。
- 2月1日:官設鉄道の駅として、東海道本線 国府津駅 - 静岡駅間の開通時に開業。一般駅。
- 1895年(明治28年)4月1日:線路名称制定。東海道線(1909年に東海道本線に改称)の所属となる。
- 1907年(明治40年)10月:2代目の駅舎に改築。
- 1935年(昭和10年)10月10日:3代目の駅舎に改築。
- 1940年(昭和15年)1月15日:静岡大火により駅舎焼失。
- 1957年(昭和32年)10月12日:跨線橋の使用を開始して、構内踏切を廃止する。
- 1964年(昭和39年)10月1日:東海道新幹線の駅が開業。
- 1967年(昭和42年)10月1日:東静岡駅(現在の静岡貨物駅)に貨物取り扱い業務の一部を移管。
- 1970年(昭和45年)3月15日:新幹線のホームが16両対応に延伸される。
- 1971年(昭和46年)4月1日:旅行センター開業。
- 1973年(昭和48年)6月1日:貨物取り扱いを全廃。
- 1977年(昭和52年)10月17日:下り線が高架化。
- 1979年(昭和54年)
- 2月15日:上り線が高架化。
- 10月12日:高架駅舎が完成。
- 1981年(昭和56年)10月8日:静岡駅ビル「パルシェ」オープン。
- 1983年(昭和58年)春:東海道本線下りホームと東海道新幹線にエスカレーターを設置。
- 1984年(昭和59年)3月31日:東海道本線上りホームにエスカレーター設置。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東海の駅となる。
- 1991年(平成3年)7月13日:駅高架下に「ASTY静岡」が開業。
- 1992年(平成4年)12月12日:在来線改札口に自動改札機を導入。
- 1997年(平成9年)
- 4月15日:新幹線改札口に10日間のみ自動改札機を試験設置。
- 6月11日:新幹線改札口に自動改札機を導入(新幹線では全国初)。
- 2006年(平成18年)10月26日:東海道新幹線下り通過線上でJR東海社員が通過中の東京発広島行き「のぞみ61号」に飛び込み自殺する事故が発生。上下合わせて38本が運休し、11万人の乗客に影響が出た。
- 2008年(平成20年)3月1日:在来線改札口でICカード「TOICA」の利用が可能となる。
- 2012年(平成24年)3月17日:当駅発着で東京駅へ直通する普通列車が前日の列車を最後に廃止。